棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
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NHK杯

糸谷六段の悶絶解説

【将棋】読み筋に無い手に悶絶する糸谷哲郎六段


8月31日に放送された、第64回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦、
稲葉陽七段対大石直嗣六段の対局より、
リアクション芸人のように悶える糸谷六段の動画です。
糸谷六段は第59回、第60回のNHK杯で準優勝した実力者ですが、
近年では持ち時間の長い将棋でも力を発揮していて、
現在羽生四冠と森内竜王への挑戦権を争っています。
プロ棋士となってのデビュー戦では橋本崇載八段(当時六段)に勝利し、
対局後に橋本八段に「強すぎる。怪物だ!」と言われてあだ名が怪物君になりました。
そんな糸谷六段が解説ですが、
対局者の稲葉七段と大石六段は糸谷六段の読みにない手を指して、
その度に糸谷六段が悶えています。
放送では「怒りの端歩」、「位取りには玉を固めよ」といった発言も飛び出し、
楽しそうな糸谷六段につられてとても楽しく見ることができました。

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山崎八段「わかってんのにやらないって病気ですかね?」

【悲報】山崎隆之八段が病気かもしれない【NHK将棋杯戦】


8月24日に放送された第64回NHK杯テレビ将棋トーナメント2回戦、
屋敷伸之九段対山崎隆之八段の対局の、感想戦の動画です。
山崎八段は電王戦を見ていた方にはおなじみの、
横歩取りからのYSS新手△6二玉を、電王戦大将だった屋敷九段にぶつけてきました。
YSS新手には飛車を8筋に転換するひねり飛車を含みにする指し方が有力とされていて、
屋敷九段も▲7五歩と突いて飛車が8筋に行く道を作りましたが、
山崎八段の指し回しが見事で大優勢を築き上げました。
しかしそこから急転直下の大逆転負けで、感想戦ではぼやきっぱなしです。
そして巻き込まれる北浜係長。お疲れ様です。

動画の最後の音声は木村八段とのぼやき感想戦のもので、
山崎八段が大優勢になった後にぐだぐだになり、ようやく勝ったという将棋でした。
ちなみにこの時の解説も北浜係長。お疲れ様です。

乱戦気味の序中盤での見事な指し回し、一転終盤では大乱調という、
良くも悪くも山崎八段らしい対局でした。
どうしてこうなった。

この対局の棋譜 NHK 棋譜データベース

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考え込む香川愛生女流王将

香川愛生 ミニスカ女子大生女流王将 NHK杯一回戦


郷田真隆NHK杯が1回戦の注目カードとして取り上げた、
熊坂学五段対香川愛生女流王将の対局の動画です。
熊坂五段はデビュー後に理論上の最短期間でフリークラス落ちしてしまった棋士で、
10年以内に規定の成績を収めないと引退という状況で、
既に今年がラストチャンスとなっています。
NHK杯で優勝したら復帰できますけど、漫画の主人公でもそんな展開はなかなか…。
香川女流は去年初タイトルを獲得した上り調子の棋士で、
番長のあだ名が有名です。

さて将棋の方は香川女流の三間飛車に熊坂五段の左美濃という古めかしい戦型から、
好調の香川女流が攻めかかる激しい将棋になりました。
途中香川女流が正しく指せれば勝てそうという局面になりましたが、
熊坂五段が受けの勝負手△1二角から徐々に盛り返して逆転勝ち。
順位戦復帰に向けてまず1勝をあげました。

この対局は香川女流の師匠である中村九段の迷解説や、
ジョジョポーズ?で考え込む香川女流なんかも話題になりました。

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画像は続々・たそがれ日記より

確かに将棋大会でこんなポーズで考え込んでいる人はいなかったような。
一方の熊坂五段は勝負師な職業なのにいい人オーラが出まくりなのが面白かったです。

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わかりやすく困る山崎七段

【将棋】佐藤天彦七段の意表を突いた受けに困った山崎隆之七段


2013年のNHK杯テレビ将棋トーナメント、
佐藤天彦七段対山崎隆之七段(現八段)の対局で登場した、
佐藤七段の力強い受けとそれを見て困ったリアクションをする山崎七段の動画です。
佐藤七段は穴熊に囲って、攻め合いではなく相手の攻めに徹底抗戦、
という▲7八桂を指して、山崎七段は考慮時間を消費しつつ頭も抱えています。
実は佐藤七段は2008年の順位戦で、当時73歳だった有吉道夫九段と対局したときに、
有吉九段が▲9九玉と穴熊に組んで、▲8八香、▲7九桂と徹底的に受けられ、
221手という長手数で負かされた将棋があります。
その将棋は前例は無いながらも佐藤七段の研究範囲であったのですが、
その後の力強い受けについて次のように語っています。

高橋呉郎著「勝負という生き方 将棋棋士32人の肖像」より

「攻めたのが、よくなかったですね。▲8八香▲7九桂と辛抱されて、攻めがつづかない。
とくに桂馬は、ここまで辛抱されるとは思っていなかったんです。
腕力の強いベテランの先生らしい受けです。
若手どうしだと、腕力がないので、こういう組み立てにならないんです」


順位戦で大ベテランの先輩に見せつけられた力強い受けを、
5年後にNHK杯で魅せてくれる、というのも面白いですね。
有吉九段は大山康晴十五世名人の弟子で、
佐藤七段は大山十五世名人の弟子の弟子という、
師弟関係では伯父、甥の関係にあたります。
有吉九段と佐藤七段は所属が関東と関西に分かれ、
年齢も53歳差ですから一門といった感情は無いでしょうが、有吉九段から佐藤七段へ、
「腕力」と佐藤七段が表現したものが受け継がれたというのは因縁深いものを感じます。

佐藤天彦七段と言えば、
三段リーグ次点2回によるフリークラスでのプロ入りを蹴ったことでも有名です。

天野貴元著「オール・イン ~実録・奨励会三段リーグ」より「とりあえずプロ」を拒否した男

「信じられん話だ。アマヒコは三段リーグをナメてるな。ある意味凄いよ」
ある先輩棋士は、酒の入った席でこう話していた。
僕は何も言わなかったが、おおむね同じ思いだった。
いや、あのとき誰しもがそう思っただろう。
<中略>
彼ほどの実力があれば、フリークラスに入っても、
2、3年のうちに規定の成績をあげてC2級に昇級できたはずだ。
だがそうやって回り道をするよりも、あと、1、2期のうちに三段リーグで2着以内を取り、
表門からC2級に入るほうが名人への近道である、と彼はそう考えたのだろう。
少なくともそこに「とりあえずプロ」という思想がなかったことは確かだ。
<中略>
結局、彼が三段リーグをナメていたのではなく、
僕らが超大物だった彼をナメていたということがハッキリしたが、
彼のような真似のできる三段は今後、出てこない気がする。


佐藤七段は奨励会時代に、
フリークラスでのプロ入りを蹴ったこと以外にも大きな注目を集めたことがあります。
それは瀬川晶司五段のプロ入り編入試験のときに、
初戦の相手として登場し、瀬川頑張れという世間の注目の中で勝利したことです。
その時の舞台の袖で、佐藤七段は奨励会員に、
「奨励会の意地を見せてやってください」と言われてはっとしたそうです。
プロ入りを蹴った人ですから、
同じ奨励会員の中には佐藤七段を快く思わない人もいたでしょうが、
いつのまにか奨励会員の代表として大舞台に立つことになり、
大舞台で結果を出して翌年プロデビューということで、
超大物は何があっても収まるところに収まるように出来ているんですね。

佐藤七段は去年B級2組を全勝で駆け抜け、B級1組でも現在3勝0敗と好調です。
今後どこまで活躍するのか注目の棋士ですね。

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中原永世名人の妙手順

米長邦雄 VS 中原誠 (1995年)


1995年に争われた第44回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝戦、
米長邦雄永世棋聖対中原誠永世名人の対局を、羽生善治四冠が解説する動画です。
前年は加藤一二三九段が7回目の優勝、
翌年は羽生さんが七冠を取ってNHK杯でも3回目の優勝を達成、という時代の将棋です。

加藤一二三著「将棋名人血風録─奇人・変人・超人」より

中原さんに連敗を続けるなかで、気がついたことがあった。
中原さんの将棋は、いってみれば洒落ているのである。洗練されているといってもいい。
「中原さんという人は、そこに魅力を感じて将棋を指しているのではないか?」
私はそう感じたものだ。
つまり、泥臭くない、洒落た手順、
巧みな手順を組み合わせながら勝つことに魅力を感じている─
それが中原さんの特徴だと気づいたのである。


動画でも羽生四冠の解説の局面では、
米長永世棋聖の5二成桂、8八角、2五銀が中原永世名人の王様を取り囲んでいます。
しかしそこから中原永世名人の洒落た手順が炸裂し、
王様を取り囲んでいる3枚の駒をすべて取り払って必勝体勢を築いてしまいました。
こういうエレガントなものを朝のサッカーでも見たかったんですけどね。

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