棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

貞升南

第73期名人戦七番勝負第1局初日が終わる

羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期名人戦七番勝負第1局初日は、
羽生名人の封じ手で初日が終わりました。
行方八段といえば新四段になった時のインタビューで、
「羽生さんに勝っていい女を抱きたい」と語ったことでも有名ですね。

振り駒の結果行方八段が先手となりました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に田丸昇九段、
聞き手に貞升南女流初段で大盤解説会が始まりました。

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おはようございます。

注目の初手は▲7六歩。
田村九段「私は△8四歩を予想しますが、仮にそうなったとしても、
まだ矢倉になるか角換わりの将棋になるかはわかりませんね」
羽生名人は△8四歩。

田村九段「振り駒は誰がやったのかな?
3年前は徳川宗家18代目の方とか、他には時の文部科学大臣とか、
ゲストが振り駒をする時があります。
羽生名人は名人戦8年連続でね、振り駒は前回までは表が3回で裏が4回、
でも羽生名人の先手は1回だけでね、今回も後手で7回後手というのは偏ってるよね」
行方八段は▲6八銀で矢倉模様に。

羽生行方戦は過去15局。羽生名人の12勝3敗で全部相居飛車の将棋とのこと。

田丸九段「大山先生なんかはね、
1局目四間飛車、2局目中飛車、3局目三間飛車みたいに変えてきてね、
今は横歩とかでも、同じ局面で先手と後手両方持つ人がいて、不思議な感じがするよね。
昨日前夜祭ちょっと顔を出して、200人くらいいたのかな。
7時半くらいに会場を後にしたんですけど、
最後に両対局者が挨拶というか豊富を語ったんですけどね。
挑戦者ね、今までいつも会場の奥のほうで見てて、
今ここにいるのが不思議だとか言ってましたよ。いつも後方で酒ばかり飲んでたとか。
来年もこの場にいたいって、会場じゃなくてステージの方に。勝利宣言。
勝ちたいって言ったのは確かなんですよ。
普通は胸を借りたいとかね、それが普通だけどね。
羽生名人はいつも通りね、淡々と、この場に立てるのは名誉ですとかおっしゃって。
今年の3月に引退された内藤九段がこられて乾杯の音頭をとって、
あと羽生名人は挨拶で内藤九段と加藤一二三九段のことに触れられてね、
お二人の共通点は猫が好きだって。
名人戦の挨拶で猫の話っていう昨日の前夜祭で。
内藤九段すごく元気良さそうでかっこよかったですよ」

ここで振り駒は大和証券グループの社長さんらしいとの情報が。
日比野隆司執行役社長とのこと。

田丸九段「2011年に突然米長会長が、
文部科学大臣に突然どうぞって言って、振り駒をしたんです。
翌年には名人400年ということで徳川宗家18代目の方がされました。
行方さんはタイトル初挑戦が38歳五ヶ月で、3番目に遅いんですね。
一番遅いのが本間爽悦八段で44歳で棋聖戦、
二番目が加藤博二九段の42歳で王将戦、
ふたつとも50年くらい前の記録なんですね。
41歳3ヶ月での名人戦初挑戦は2番目の年長記録で、
45年前に灘蓮照九段が43歳で大山名人に挑戦したのが一番遅い記録です。
名人戦は過去50年で初挑戦した棋士が18人。第1局の戦績は9勝9敗です。
勝った棋士は有吉九段、中原九段、大内九段、森けい二九段。
有名な坊主で来た対局で、その時の記録が私だったんですよ。
特別立会人が大山先生で立会人が花村九段で、
大山先生は一瞬ぎょっとした感じだったけど坊主が3人いるなととっさに言いました。
あと谷川九段、高橋九段、羽生さん、丸山九段、郷田九段。
第1局は結構初挑戦者が頑張ってるんですね」

ここで行方八段がプロデビューした翌年、
竜王戦挑戦者決定戦まで勝ち上がった時の写真を大公開。相手は羽生名人でした。

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田丸九段「これ行方さん19歳だよ?羽生さんが24歳で。羽生さんあんまり変わらない?」

貞升女流「先生は記録係りで印象に残っていることはありますか」
田丸九段「僕はやっぱり中原名人に大内八段が挑戦した名人戦で、
3勝3敗の後の局面で、
大内さんが必勝になったのに、もつれにもつれて持将棋になった時のことかな。
終わった瞬間対局者どたっと倒れるようになりました。
8局目まであると思ってなくて、対局日程が決まってないから、
翌週か翌々週かで両対局者でもめてね。
記録係りの私が振り駒で決めることになりました。結局翌々週になりました。
初めて記録をとった対局は私が中学生の時で終局が午前2時半で、
今なら問題になるよね。
途中で眠くなっちゃってね、対局者に『君指したよ』って起こされてね。
入りたての子がね、そろそろ終電に間に合わないって言ったという笑い話もあります」

質問メール
田丸先生は升田先生と和服で対局されてましたよね。
升田先生との逸話などを教えてください。
1975年だからちょうと40年前に、王位戦の2回戦で当たったんです。私五段時代で。
真正面だとやっぱりオーラがありましたね。
升田先生の向かい飛車で私が急戦で、一方的に攻められてたんだけど、
私が粘ってたら升田先生が攻め疲れて短気になっちゃって、
そのうち形勢が逆転して勝っちゃったんですけど。
とても向き合って会話するという機会はなかったね。
感想戦もしたのかなあ?あんまり覚えて無いですね。夢中でやってたせいか。
升田先生はそれからしばらくして休場しちゃったんですよね。
その後は10局くらいしか指してないんじゃないかな。だからいい時に指せました。
対局中はいろんな雑談をされて、ちょっとエッチな話もしてました。
中原名人と対局したときなんか中原名人も笑いだしちゃって、
そのうちポカもでて作戦だったのかもしれない(笑)。
升田先生のお宅にも2回くらい行った時があって、
鷺ノ宮駅から南にいくと左に米長宅、その向かいに升田宅、すぐ近くに囲碁の藤沢秀行宅、
あの近くにすごい豪傑が3人も集結してました。
升田先生はお湯で割った焼酎をちびちびなめながらいつも囲碁を打ってましたね。

最初の駒を並べるところから見ていましたが、とてもよい音を鳴らしていました。
いい音をたてるコツとかはありますか。
行方さんの方かな。ぱしっとね。ぺちゃっじゃなくてね。
サウスポーでかっこいいですよね。
行方さんは確かにいい音でね、加藤九段はびしっばしっ。
将棋が上手くなると手つきも上手くなるのか、
手つきが上手くなると将棋もうまくなるのか。
連盟道場で子供たちが指しているとね、みんないい手つきでびっくりしちゃうの。

先日先生のお弟子さんが小池重明さんと指したことがある、五番勝負で3勝1敗だった、
とニコニコ生放送で聴きました。当時のエピソードを教えてください。
櫛田六段と、伝説的な真剣師と言われた小池重明さん、
本名はしげあきさんだったかな、我々はじゅうめいさんって呼んでました。
まあ小池さんは普通に強かったんだけど、だんだんそっちの方の世界にね、
真剣師ってようは賭け将棋で、でもちょっと違うんですよ。
30年ほど前に新宿将棋センターで私が指導していたら、横に小池さんがきて、
そうそうたるアマチュア四段五段の人と指してるんですよ。
でもそれが真剣だったんですね。
でも本人がお金持って無いんで、応援してる人がお金出して、
負けたら払うかわりに勝ったら半分もらうみたいな、競馬のオーナーみたいなもんですね。
見てると四段五段クラス相手で飛車落ちなの。
普通の人で2枚落ち。そうしないと相手も相手に来ないんだけど、見てると勝っちゃうの。
弟子の櫛田もね、小池さんのような人生に憧れた時もあったんだけど、
早く奨励会に入りなさいって言って、そういういきさつがありました。

水戸の天才先崎九段エピソード
田丸九段「昔先崎さんが子供だったときに、
君は初段になるまでどのくらいかかったのって聞いたら、
先崎君は2時間くらいかなとか答えてた。フフフ」

以前野月先生が、行方八段は思いのほか遅刻が少ないと言ってました。
地元民としては、イベントを二日酔いで遅刻等やらかしてましたが、
棋士の中にも酔うと明るくなる人や暗くなる人いますか。
田丸九段「昔の雑誌でね、その時の奨励会幹事が、
行方さんは遅刻や不戦敗ばかりで困った奴だとか書いていました」
貞升女流「青森での仕事のときに、
行方先生と新幹線が同じのに乗れなかったことがあって、
行方先生から連絡があったんですけど、
『東京のが無理そうだから大宮に向かってます』とか意味不明なことを言ってて、
でも地元の方は『いつものことです。多分遅刻って意味です』っていってました」
田丸九段「普段は大人しいのにお酒を飲むと威張りだすっていう先輩はいましたね。
誰とは言いませんけど」
貞升女流「先生コメントでヒントって流れてますけど」
田丸九段「まあ本人も認めてるからいいかな?森内さんの師匠」
貞升女流「大丈夫なんですか?」
田丸九段「でもその後昨日は言いすぎたごめんとかフォローするから。
升田先生?升田先生はお酒はあまり飲んでなかったですよ。
でもタバコをね、ハイライトを1日200本くらい吸ってました。
ただ1本一口か二口くらいで捨てちゃうんですけどね」

昔から将棋界はかぶき者が盛り上げていると思っています。
現在では橋本先生などがその立場ですが、
棋士の出で立ちや立ち振る舞いについてどうお考えでしょうか。
みんな優等生ってわけじゃつまらないから、そういう人がいてもいいと思うけどねえ。
橋本さんはまあ根暗な世界じゃないよというアピールの意味もあるんじゃないかな。
暗いというか真面目というか。中には変わった人がいるんだよってね。
まあそういう私も一番最初に長髪にしたのは私だったから人のこと言えないんですけど。
だからライオン丸ってね。師匠に切れ切れ小言言われてました。
私も将棋界にもいろんなタイプがいるんだっていう主張をしたかったんじゃないかな。
全体的にはみんな真面目というかね。
昔伊藤果七段がジーンズ調のジャケットで行ったら先輩に怒られたとか。
もうちょっとラフでもいいんじゃないかと思うけどねえ。
僕自身若い頃勝手なことやってたから人のこと言えないけど、
若い子はみんな優等生で同じに見えちゃうんだよね。
だから何人かは変わった子がいてもいいんじゃないかと思うけどね。
でもこの世界は成績がよくないと変わってるだけが目立っちゃうんで。
そういう意味じゃハッシーはね、上位棋士でね、続けて欲しいよね。

盤上では行方八段が矢倉の早囲いへ。藤井流とコメントが流れて
田丸九段「一時期藤井九段が得意にしてたんでね」

どちらを応援していますか?
田丸九段「1局目だから行方さんが6:4くらいで多いんじゃないかな。
羽生さんが多いのは分かってるんだけど、最初は盛り上げてくれみたいな」
羽生名人63.1%、行方八段36.9%。
貞升女流「私も何度かアンケート見てますけど、
羽生名人に勝った方っていらっしゃるんですかね?」
コメントによると達人戦で加藤一二三九段が羽生名人にアンケートで勝ったらしい。

そんなことを話していたら羽生名人がいきなり△7五歩と歩をぶつけました。

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田丸九段「あれ?のんびり構えてたらちょっと」

そして田丸九段の資料コーナー。

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羽生名人の昼食はピザやサンドイッチといった軽めが多い。

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行方八段の昼食は初日と二日目で連投する傾向がある。

貞升女流「ちなみに先生は羽生名人の昼食は何と予想しますか」
田丸九段「やっぱりピザじゃないですか?」
貞升女流「行方先生は?」
田丸九段「ビーフカレー」
ビーフカレーは直感らしい。

昼食アンケート
田丸九段「最近はCHACOでステーキを食べてるんですけど、
今回は貞升さんのお好みに合わせますから」
ステーキ53.4%、けんぽ15.2%、陳記(中華)18.4%、その他12.9%。

昼食休憩明けの行方八段の手は▲3五歩。激しい展開になるか。

昼食アンケートの正解はステーキ。

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田丸九段「僕はチャコは30年前から行ってますけどね、ヒレ専門です」

羽生名人はクラブハウスサンドイッチで行方八段はビーフカレー。
田丸九段「お!当たった!」
行方八段の明日の昼食は、
少しひねってポークカレーとかハヤシライスと予想してました。

詰め将棋の解答の後初手から解説に。

質問メール
私の父親は行方先生のご実家で仕立てた服を、
30年以上前に作った服なのですがまだ着ています。
将棋指しにならなかったらご実家継いでたんですかね?でも似合わないな。
確か大内九段の実家も服屋なんじゃないかな。

僕は最近将棋を始めた初心者です。
棋士の名言集という本を読んで、山田道美先生にひかれました。
どのような人だったのかエピソードを教えてください。
一口じゃ語りきれないですけど、そうですねえ。
非常に理論派、山田道美九段はついに大山棋聖に3勝1敗で勝ったんです。
3度目の挑戦で。
そのときの有名な言葉が、たどり来て未だ山麓。
山田先生は死ぬまで勉強の日々であると自分に言い聞かせて。
でもその言葉は前に升田先生が言ってた言葉なの。
升田先生が大山名人を破って三冠王をとったときに使った言葉らしいんだけど、
それをあえて拝借したと。
私が17歳だから山田先生が32歳で、当時の奨励会の幹事になったことがありました。
A級でタイトル戦に出てる棋士なのに、何故か奨励会の幹事になった。
今で言うと誰になるんでしょうね。すごいでしょう。
補佐に大内九段がついたんですけど、
山田先生は若い頃骨格か何かの病気で休場したことがあって、
若い人たちの健康が心配なんでという理由で幹事に立候補して、
奨励会の幹事に就任した日に、健康状態はどうかとアンケートをとったんです。
そのぐらい後輩思いでした。
将棋指すだけじゃダメなんで、山登ったりテニスやったり、そういうこともしていました。

将棋界は礼儀作法しきたりを重んじると思いますが、
昼食後に両対局者が戻らない時もあるのは何故ですか。
これはタイトル戦のときということですよね。
まあ気持ちを整理するとかね、それぞれ個室がありますから、
対局室よりその方がしやすいというのがあるんじゃないですかね。
どっかの竜王は一手ごとに席を外すんですけど、自分独自のリズムでね。
休憩終わったら対局盤の前にいるというのは正しい姿ですけどね。
食事終わった後は結構だるいからね。
今はこうやって最初から最後まで放送されてるからわかっちゃうけど、
無かった時代は適当に席についていました。

王将戦第7局で、
記録係りが眠ってしまい起こされたシーンが生中継されたのは驚きでした。
貞升おやつ名人は生中継で記録や読み上げをされていますが、
寝てしまったことがあるかこっそり教えてください
貞升女流「ここで言っちゃうとこっそりじゃなくなっちゃうんですけど、
流石に無いですね。
ただ年末年始のリベンジマッチで、朝10時から元旦の5時半までしたときは、
ちょっと寝そうになりましたけど、おせんべい食べて頑張りました。
それぐらいですかね。先生もありますか?」
田丸九段「むしろ対局者のときのほうが(笑)、1時半とか眠いんでね。
ただ対局者は席を外して控え室でごろんとできるから。
最初から飛ばしちゃうともたないから、多少のんびりしてた方がいいんですよ」

奨励会について質問があります。
現在三段リーグが40人くらいいますが、
プロになる確率は前と比べて厳しくなってるんでしょうか。
今の制度が出来てから28年くらいなんですね。
同じ制度でも次点は昇段点1とか、多少制度が緩和されてるけど、
上位2人に入らないと基本だめですからね。
奨励会は昨年度末で7人の方が辞めていきましたからね。
15年前くらいかなんか結構意外な確率で棋士になってきましたよ。
奨励会6級で入った人を含めると2割3割だけど、
三段までくるともうちょっと確率があがると思います。
昔は三段以下は12勝4敗以上で上がれたんです。
ただいっぱいになっちゃって、それでリーグができたんです。
東西でリーグを作って、決勝で勝った方があがる。年2人。
そのうち負けたもの同士も戦って勝った方も棋士になれる。年3人。
でもまた年2人になって、
僕はその時優勝して東西決戦で負けて棋士になれなかったことがあります。
でもその後12勝4敗でいいようになって、羽生さん森内さんはそれで上がったの。
1987年度から今の三段リーグができて、
途中でいい成績を残しているのに年齢制限で退会というのはおかしいとなって、
勝ち越しなら制限が伸びるようになって。
でも三枚堂さんみたいに一期で上がっちゃう人もいますから。
私の弟子も一人いるんですけどもう10期目くらいかな。

田丸先生は今年度で引退されると伺っております。そのことでメッセージを。
田丸九段「引退メッセージ?
今年で棋士になって44年目なんで、まあ44年現役でもったんで自分としてはもう満足です。
本当はもう負けてばっかりいるから潔くやめても良かったんですけど、
個人的な理由でまだ現役ですけど。
ただフリークラスなんで、会社員でいうと嘱託なんです」
貞升女流「最後に指したい人は誰ですかってコメント流れてきましたけど」
田丸九段「粘らない人がいいです」

ここで参考として羽生王位対行方八段の王位戦の将棋の紹介に。

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この局面で羽生さんは▲9一とと香車を取りましたが、
記録の鈴木三段が打ち上げの席でぼそっと言った手で、
実は羽生さんの勝ちだったらしいです。
打ち上げの時に▲6五桂という手はどうだったんでしょうかと言われて、
普通の手なのに両対局者が気がつかず、控え室でも気がつかず、
感想戦でも気がつかず、結果は後手の行方八段が勝ちました。

田丸九段「昔対局者が大山升田で記録が米長三段で、升田さんが勝ったんだけど、
最後ぎりぎり詰みそうなところで両対局者わからなくて、
終わった後に大山先生が『米長君詰んでたかね』と言って、
米長さんがこうすれば詰みですと言って、
大山先生が『あ、そうか』と言ったということがありました。
いきなり対局者が聞いたっていうのがね、いかに将来を嘱望されていたかというね」

おやつトーク
田丸九段「私が奨励会の頃はおやつはイチゴショート、
おせんべい、みかん、夏はスイカ、これが定番でした。
対局者は食べない人もいるんで、君食べていいよと言われるのが楽しみでしたね。
こないだ加藤一二三九段、ひふみんと久しぶりに対局したんですよ。
どんな様子かなと思ってたんですけど、よく食べるんですよ。
カマンベールチーズ、みかんのゼリーみたいなの、そば茶、コーラ、
なんかずっと口動かしてました」

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おやつの時間だ!

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二人とも同じおやつ。

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ニコ生はドラ焼き。

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空手の角田さんや、将棋の中川八段に似ている人がきたとコメントがざわつきました。

田丸九段「この方は去年の直木賞作家の黒川博行さんですね。
将棋界とは昔からかかわりが深くて、
例えば糸谷竜王の師匠森信雄七段先生の仲人をつとめています」

ここから怒涛の田丸九段の持ち込み資料のターン

将棋年鑑

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田丸九段「羽生さん犬年だから犬はわかるんだけど、イルカって何だろうねえ」
貞升女流「父親ハンドブックって何ですかね」
田丸九段「ちょうど子供が産まれた時なんじゃないのかな」

行方八段の紹介

★小学校4年生で将棋を覚える
僕は野球少年でしたが、故郷の青森では冬はできない。
それで将棋を始めると、すぐにプロになろうと思った。

★1986年10月。大山康晴十五世名人の門下で奨励会6級で入会。
12歳の時に上京して独り暮らしをした。
青森の中学で坊主頭にさせられるのが嫌だった。

★1991年11月三段に昇段。
奨励会時代の思い出はろくなもんじゃない。
競馬やプロレスとか、他愛もないことに情熱を傾けた。
対局で負けたら相手を呪い殺し、自分も死ぬ。そんな覚悟で指した。

★1993年10月19歳で四段に昇段。
これからしたいことは、まずは将棋の勉強。
それからこの先、何十年も将棋を指すので体づくり。

★1994年9月竜王戦挑戦者決定戦に進出して羽生善治名人と対戦
羽生さんとの三番勝負は、間違いなく面白くなります。

★1998年
ロックは大好きです。あと4歳若かったら、絶対ミュージシャンになりますよ。

★1999年
大事な対局の前には、必ずミッシェルガンエレファントの『GEAR BLUES』を聴く。

★2001年3月順位戦でB級2組に昇級。
255手もかけて負けた。午前3時まで戦うって一体なんだろう。
自分の将棋で泣いたのはいつ以来か思い出せなかった。
※00年9月C級1組順位戦で杉本昌隆六段との対局で敗れた。
3時過ぎに終わって外に出ると真っ暗で、千駄ヶ谷駅が開いてなかった。
東京体育館のベンチで泣いた。翌日も翌々日も泣いた。
何故かバーテンダーになろうと思った。すぐにあきらめた。

★2007年4月順位戦でA級棋士に。
升田幸三先生や囲碁の藤沢秀行先生の自由で破天荒な人生に感化された。

★2013年7月39歳。王位戦でタイトル戦初挑戦。
若い世代の棋士たちは自分の将棋を持っている。
自分はいい年こいて寝業ばかりでダサイ。
彼らといい勝負がしたいと思い、将棋をシビアに考えるようになり、
一手ずつ自分の意志を持った。

★2015年4月41歳。名人戦初挑戦。

おまけ
★2011年
若島正さんの詰将棋の素晴らしさを熱心に説明してくれ、
『君にもこの美しさをわかってほしかったんだ』と言われたことがあります。
普段の生活がどれだけ適当でも、自分の仕事に美を見いだし、
本能的に惹かれている人なら間違いないと思いました。
by行方夫人

次の一手アンケート

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▲6八金上30.1%、▲2五歩23.1%、▲7六金11.2%、その他35.6%。

質問メール
田丸先生を見ると未だに藤森女流との将棋講座を思い出します。
当時のエピソードを教えてください。
ずいぶん古い話ですね。1983年ですから32年前です。
今のNHK講座は半年単位でしょ?当時は1年だったの。
一応定跡講座なんだけど、真面目な講座じゃなくて変わった戦法のね、
石田流三間飛車の超急戦、初級者向きの中飛車、筋違い角戦法、
1年間で6個の戦法を解説しました。
今コメントにでたけど3手目にいきなり角交換してね、▲4五角とか。
でも未だにあの講座を見ましたよってずいぶん古い話を覚えているなと。
藤森さんかわいらしくてね、
ちょうど講座の1年後くらいかな?息子さんが産まれてね、それが藤森哲也四段です。
単に解説するだけじゃなくて、2月単位なので後半の月は質問を受けて答えたりね、
テキストは講座の前に作らないといけないので、
質問の内容は作ったのもあります(笑)。しょうがないよね間に合わないから(笑)。

ということで筋違い角の解説に。

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作った手順なんで先手に都合よくなりますけどね。

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こんな感じで飛車角銀桂で玉頭を睨んで行くことを目指すといいです。
基本線を解説して、後半質問に答えると。
相手が振り飛車が得意な人にやるといいですよと言いました。

奨励会入会に男女差別はないと思いますが、何故将棋界で男女差があるのでしょうか。
女性でも決して男性に劣ることはないと思いますが。
うっかり言って男女差別って言われちゃうとね。しっかり答えないとね。
去年で女流棋士会40周年で、実際は蛸島さんがいたんですけど、
それでもたかだか50年なんですよ。男性は江戸時代からありますから。
実力で競うとなるとでも100年以上かな。
よく比較されるのは囲碁界との比較がありますよね。囲碁界は女性棋士なんです。
囲碁は女性棋士の歴史があるんです。江戸時代からいっぱいいたんです。
大御所として坂田栄男さん、本因坊もとった棋士ですけど、
大御所の棋士も師匠は女性棋士なんです。
将棋界でいえば升田幸三の師匠が女性棋士と考えれば、歴史の違いがわかるでしょ?
だから違うのは仕方ないんです。
でも今は優秀な棋士がいっぱいでてますから、
今後女性棋士が出るかもしれないですね。
ただ根本的に頭脳とか違うのかと言われると私はわかりませんけどね。
里見さんが一番近い場所にいますけど、早く体調を整えて頑張って欲しいですね。
西山さんも奨励会二段ですけど、お姉さんは囲碁棋士なんですよ。珍しいですよね。
次回連勝で昇段?そんなとこまで上がってたんだ。すごいねえ。

先生は珍しい戦型の講座をされていましたが、
プロでは何故みなさん指さないのでしょうか。
相手の研究を外して自分の土俵に持ち込めると思いますが。
私はたまに指しますけど、まあ結果がね。
前は結構個性的な戦法を指す棋士がいましたけど、それで勝てればいいんです。
でもなかなかね。
羽生さんも2手目△6二銀とかそういう将棋指してたよね。
でも変わった戦法は大変なんだよね。
あ、そうだ変わった戦法といえばこないだ奨励会やめちゃったけど小泉君っていう、
ああいうタイプの人こそ棋士になったら面白いなと思ってたんですけど。
▲5七玉とかさ。本人はそういうの楽しみにしてる人が多いんでやってますって。
初手▲1八香とかね、それで▲9八香とか両方上がったり。
他は誰だろう、引退されたけど児玉さんね。カニカニ銀とか。
A級にもいる?ああ佐藤康光九段ね。
一時期みんなに変わってるって言われて、自分としては普通なんだって反論してましたね。
ただこの世界はそれなりの実績を上げないと、ただ風変わりだで終わっちゃうからね。
女流棋士でも一時期竹部さんが面白い将棋指して感心してたけどね。

自分は41歳で医療関係の仕事をしていますが、
後輩からベテランと言われて動揺しています。
田丸九段「バリバリじゃないですか!
ベテランっていうのは褒めてるのか年寄りと言われてるのか微妙ですね。
でも41っていったらベテランというよりは壮年というか、
私もその頃は将棋頑張ってた時期だったけど、
41歳でA級棋士になったんですからね。
指し盛りが少し過ぎてはいるけどまだまだっていう感じだったけどなあ。
行方さんも41歳で名人初挑戦ですからね」
貞升女流「私も20代前半のときに結構後輩が入ってきて、
中堅って言われてびっくりしましたけど、自分では気がつかないもんですね」
田丸九段「僕31で若手って言われてたよ」

対局者はホテルに泊まるのは勿論ですが、
立会人報道関係者もただで泊まれるのでしょうか。
ただで泊まれませんから立会人も記録も。
報道陣も近い人は帰る可能性がありますけどね、地方へ行けば泊まりますね。
1局あたりこれこれって金額で契約するんです。
だから何人泊まっても関係者なら一緒なんです。

といったところで塚田九段からティロフォン
塚田九段「こんにちは塚田です」
貞升女流「今指し手が止まっていますが、先生予想は」
塚田九段「▲6八金上、▲2五歩、▲4六角とかその3つかなと。
変わった手としては▲6三歩成りがあります。同銀は取りにくいので。
ただ同金と取られたらわからないです」
田丸九段「塚田さん田丸です。
今日午前中に紹介したエピソードなんですけど、
新四段になってお祝いの会開きましたよね。
同じ塚田のよしみで塚田正夫先生の着物を奥様から送られたと聞いているんですが」
塚田九段「袴を記念としていただきました。
袴に合わせた着物を買って着ましたよ」
田丸九段「どうしても塚田さんというと娘さんの話が」
塚田九段「そういう質問多いです。不安と楽しみですね」
貞升女流「いつごろからプロを目指されたんですか?」
塚田九段「こっちはその気が無かったんですけど、本人がその気になったので」
貞升女流「急に強くなられましたよね」
塚田九段「まだ弱いですけどね」
小学校5年生のときに駒姫のために勉強するとかいって、
そのあたりから急に勉強するようになりました。
5年生なので早くはないんですけど」
田丸九段「塚田さんといえば、
塚田スペシャル升田幸三賞特別賞受賞おめでとうございます」
塚田九段「ありがとうございます」
田丸九段「当時はたくさん勝たれてましたよねえ」
塚田九段「22連勝の原動力になった戦法です」
貞升女流「現地はどんな棋士の方がいらしてますか」
塚田九段「飯島栄治七段や、藤森哲也四段がきてます」
田丸九段「塚田さんも確かサウスポーでしたよね。他にいますかね」
塚田九段「ああ、大内一門は多いですよ。
左じゃないといけないってことなのかな?」
行方八段が大長考をしていて、
田丸九段「塚田さんは最高でどのくらい考えました?」
塚田九段「85分とかですかね。1時間くらいがいいと思うんですよね長考はね。
迷ってる感じもあるので」

田丸九段「2011年のね、羽生王将対豊島七段かな、
東日本大震災の翌週の月火が王将戦で、陣屋でした。
日曜日に移動したんだけど、まだ小田急線が運転してたんで行けたんだけど、
その時点でもこういう時勢に対局をしていいのかと関係者で話していて、
私は立会人といってもそういうのに意見を言う立場じゃなかったんでね。
ただ計画停電っていってね、もし夜になって電気が落ちたらどうしようかとか、
そういうことは話しましたね。
1日目封じ手終わった後に、1回電源を落としてどうなるか試して、
その時は自家発電の盤側を3つならべてやろうってことになって、でも暗いよね。
あ!」

meijin1-16
行方八段は▲6八飛車!
田丸九段「6八飛車指すなら考えますよ。2時間考えるわけがあります。
これは羽生さんの長考返しがあるんじゃないですか」

meijin1-17
羽生名人はこの態度。

次の一手アンケート

meijin1-18
△6四角(普通の手)31.9%、△5三金(田丸九段)12.4%、
△3四歩(貞升女流)16.1%、その他39.5%。
田丸九段「放送中に指してくれるとね、答えが出るんだけど」

アンケートどちらを持って指してみたいですか?
先手・行方八段20.4%、羽生名人35.8%、ニャンとも(何とも)言えない43.8%。

meijin1-19
封じ手時刻直前の圧力団体?の皆様。
名人挑戦者決定プレーオフで敗れた広瀬八段はどんな心境か。

羽生名人は定刻を2分ほど過ぎた時に戻ってきて、すぐに封じました。

最後に対局室が眼鏡率100%空間だったとのことで、緊急アンケート。
眼鏡かけてますか?
かけてます62.1%、かけてません30.2%、コンタクト7.7%。
眼鏡率高し。

ということで名人戦の初日が終わりました。
田丸九段は流石に手を読むのは大変そうでしたが、
裏話とたくさんの資料で楽しませてくれました。
行方八段が優等生とは違ったタイプの魅力溢れる棋士なので、余計に面白かったです。
今日は語られませんでしたが、
行方八段が2008年の朝日杯将棋オープン戦で優勝した時は、
決勝戦の前夜眠れずに朝5時まで焼酎を飲んでしまい、
眠くて仕方ない状態で優勝して一千万円ゲットしてしまった、
なんでエピソードもあります。
明日は無事に起きてこれるかから注目?かもしれません。

電王戦FINAL第4局はponanzaが村山七段に勝利!

人間の2勝1敗で迎えた電王戦FINAL第4局、村山慈明七段対ponanzaの対局は、
ponanzaが勝利して2勝2敗となりました。
山本さんおめでとうございます。

タイムシフトで視聴できます。

今日の対局は序盤の研究家である村山九段がどういう戦型を目指すのか、
というのが最初の注目ポイントだったのですが、
何とponanzaの初手が▲7八金!

denou4-1
山口女流「あのー康光先生これは予想していたでしょうか」
佐藤九段「これはとりあえず村山さんの表情を見てればわかりますね」

denou4-2
山口女流「あの天を仰いでいますけど」

その後相横歩取りの激しい展開になりましたが、
ここで応援に奈良市観光協会の嶋田さんとしかまろくんが登場。

denou4-3
嶋田さん「大好物は何だと思いますか?」
香川女流「…おせんべい?」
嶋田さん「正解です!」
しかまろくんも鹿せんべいを見せると目の色を変えて奪いに来るんだろうか。

denou4-4
盤上ではponanzaが馬を作って持久戦になりました。
激しい流れにしたかった村山七段にとっては嫌な展開に。そして…

denou4-5
じわじわponanzaの評価値が良くなります。
そこで村山七段は勝負手を放ちますが

denou4-6
ponanzaは慌てない。
そのままひたすらじわじわ流でponanzaが押し切り、村山七段無念の投了となりました。

対局後インタビュー
山本一成さん
勝ててとっても嬉しいです。
あと、コンピュータが追い込まれてて今1勝2敗で、
ここで負けてしまうとコンピュータの負けということで、
ちょっとイベントとしてもどうかなと思ったので、
そういった意味でも勝ててやっぱり嬉しかったですね。
ponanzaが力が出る将棋だったというのも嬉しいです。

村山七段
相横歩取りという奇襲のような戦法を選んだんですけれども、
ponanza相手に正攻法で後手番で堂々と受けにまわるというのは、
練習していて厳しいと思ったのでこういった作戦を選んでいました。
激しい変化を中心に研究していたんですけれども、
本局はponanzaが飛車を引く手を指して力戦の将棋になったんですけれども、
力戦になってしまうとponanzaの中盤終盤の力がでるような展開になってしまうので、
厳しい勝負になると思いました。
本日のponanzaは意外とバランス型というか、
攻めてくるのかなと思ったところでしっかり受け止められてしまって、
また違ったponanzaの力を見ることが出来ました。
内容的には完敗だったと思います。

この将棋は相横歩取りという戦型でしたが、
ponanzaが指した▲7七歩は森下九段の記憶によると、
40年前に故米長永世棋聖が指して以来、公式戦では指されていなかったそうです。
しかしその後飛車交換を避けるのがponanzaの新構想で、
佐藤九段もプロ棋士的には衝撃的な一手と解説していました。
村山七段も手が止まり、ponanzaが確率の低い手を選んだことが伺えましたが、
その後ponanzaが飛車を▲2六飛と回って村山七段に△2五歩を打たせ、
一旦▲5六飛と途中下車してから▲8六飛と周り、
馬を作ってじわじわ優勢を拡大するというちょっと異次元な将棋を見せてくれました。
私もたまーーに相横歩取りを後手番で指すので、序盤から定跡講座が勉強になりました。
また午前中から佐藤九段が、後手玉が詰む順を数通り解説しているのを聞いて、
1億と3手読む男って凄いなあと思い、とても楽しめました。

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第64期王将戦第1局初日が終わる

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第1局の初日は、
郷田九段の封じ手で初日が終わりました。

第1局ということで振り駒が行われ、渡辺王将の先手で対局が始まりました。
ニコニコ生放送では9時から、解説に飯島栄治七段、聞き手に貞升南女流初段で、
大盤解説会が始まりました。

飯島七段
渡辺王将の先手ということで、矢倉か角換わりかどちらかだと思います。
郷田九段は後手番ですと先手の注文を受けて立つことが多いです。

渡辺王将の▲7六歩に郷田九段は△8四歩と、何でも来いの手を指しました。
飯島七段は囲碁将棋チャンネルで王将リーグの解説をしていて、
王将リーグは矢倉がダントツで多く、相掛かりも4局くらいあって多かったらしいです。
ただし後半は矢倉より角換わりが指されていて、
渡辺王将が後手の場合はゴキゲン中飛車の可能性もあったようです。
郷田九段はタイトル戦2年ぶりくらいで、
2年前の棋王を郷田棋王からとったのが渡辺王将なので雪辱戦になる、とのこと。
渡辺王将は横歩取りではなく角換わりを選択。

アンケートどちらを応援してますか
郷田九段56.3%、渡辺王将43.7%。

貞升女流「将棋界でも流行があるんですか?」
飯島七段「流行に私もついていけなくて、
矢倉が流行ったと思ったら角換わりになったりします」

郷田九段は角換わりを受けて立ちました。
飯島七段は横歩や相掛かり党なので角換わりは困るらしい。
ここで郷田九段の王将リーグの道のりの解説に。

飯島七段
今回非常に厳しい王将リーグで、開幕が羽生名人対豊島七段で1ヵ月半に7局やった。
昔に1人が4-2、1人が2-4、残り全員3-3ということもあったが、
今回は4-2が2人、2-4が2人で激戦になった。
2回戦の羽生郷田戦とかは郷田九段の会心譜だった。
郷田九段は4連勝の後2連敗して流れが悪い中でのプレーオフを勝ち上がった。
せっかくなので王将リーグで郷田九段が勝った対局を並べて解説することに。

どの対局の棋譜を解説するかアンケート
郷田九段対深浦九段7.7%、羽生名人対郷田九段64.0%、
郷田九段対佐藤九段22.4%、屋敷九段対郷田九段5.9%、
ということで2回戦の羽生名人対郷田九段を並べることになりました。

相掛かりの将棋でしたが、羽生名人は1回戦も豊島七段と相掛かりだったようです。
飯島七段「郷田九段は後手番では何でも受けるんですけれども、
相掛かりの後手番では独特な対策を持っています。
郷田九段は受け将棋なので他の人とは違う相掛かりになります」
そして解説を進めて羽生名人の▲6六角が問題だったかもしれないとのこと。
最初に▲6六角を指したのは実は飯島七段で、その対局に敗れ、
他に指した棋士も誰も勝ってないらしい。
すごく大技がかかる変化を並べて
飯島七段「相掛かりは強い弱い関係なくて1発入れば終わっちゃうんです」
飯島七段が郷田九段の会心譜と言っていましたが、流石すごい鮮やかな将棋でした。
この対局も70分くらい長考する場面もあったので、
長時間は郷田九段にとってプラスが多いとのこと。
そして本局に戻って初手から解説に。

角換わり腰掛け銀の定跡に進んで
飯島七段「流石にこれは前例がありすぎてコメントも出ないんですけど」
王将リーグでは羽生名人対三浦九段が角換わり同型で、同型も復活傾向らしい。
郷田九段は△7四歩と突く。
これは先手は飛車を4筋に回って隙を突いて仕掛けるくらいしかなく、
方針にバリエーションがないとのこと。郷田九段が誘導したか?
王将リーグ戦で郷田九段は△3三銀から穏やかに指し、
負けたとはいえ内容が悪くなかったので、この対局もそうなのではないかとのこと。
郷田九段は飯島七段の予言通り△3三銀。
ただし今の将棋界は1ヵ月後には△3三銀なんて誰も指してない、
みたいに流行が激しいから怖いらしい。
飯島七段「王将リーグは厳しい。みんな強くてリーグ表見ても勝てそうな人がいない」
※飯島七段は2012年に王将リーグ入りし、
久保利明九段、豊島将之七段、渡辺明竜王、羽生善治三冠、
郷田真隆棋王、深浦康市九段を相手に6戦全敗でした。そらぼやくっす。
長手数の将棋は少なく、振り飛車は1局しかなかった。
横歩取りも1局、先手が端歩突いて後手の横歩みたいになっているのが1局、
後手番で矢倉や角換わりの対策が増えて、
横歩にしなくてもいいようになったかららしい。

大晦日の森下卓九段対ツツカナのリベンジマッチの話題に。
※貞升女流は朝の5時半くらいまで記録と読み上げをしていました。
貞升女流
私は眠くなるとたちが悪くなる。
私いなくてもよかったんですかねとか絡んでた。
家でやってても大丈夫だった説がありますよねとか、中村六段や金井五段に絡んでた。
そしたらコメントでも(貞升女流の読み上げが)ロボットじゃないか説が流れてた、
と言われて、何で否定してくれないんですかとさらに絡んでた。
コメントで誰かが否定してくれてたんでいいかなと思ったとか言われたが、
中村六段に5時半の休憩明けに必ず言いますからと言われた。
でも一言も出なかった。ひどい。
ロボットなので真上に腕が入るので何が動いたのか一瞬わからなかったりもした。
眠くなってきたので飲み物をいっぱい飲んでたらトイレに行きたくなったりして、
ツツカナが指した瞬間にだーっと走って行った。
飯島七段「僕もロボットなのかなーと思った」
昼と夜はお弁当、30分の休憩は下で絡む。
たまに差し入れとか話しかけてくれたりして復活した。
佐藤九段のファンなので、来た時は大復活した。
これやばいでしょとか神でしょとか一人でぶつぶつぶつぶつ話しててやばかった。
※佐藤康光九段は18時くらいまで解説してから一旦帰りましたが、
まだ続いているのを見て深夜1時に戻ってきました。
次の手指したら中断だからと急に言われた。
初詣は忘れた。
終わったのが5時半で、駅に着いたのが6時半くらい。
でも結構楽しかった。
長考してるときって何考えてるんだろうと思ってたので、
並べてくれていたのはよかった。

飯島七段「中盤のねじりあいを森下九段が制したので、
人間もまだ勝てると証明してくれたと思う。
森下九段の独特のぼやきも聞けてよかった。
定跡の隙をついて嵌めて勝ったのではなく、矢倉でじりじり押して勝ったのがよかった」
一昨年のリベンジマッチは、
飯島七段は朝長野で仕事して、新幹線に乗って帰ってニコ生に出て、
朝終わったら竹部女流に誘われて競艇に行って、
会った方みんなに何でここにいるんですかと突っ込まれて、
自分でも何でここにいるんだろうと思ったらしい。
リサリサ先生は仕事で朝帰りの人を競艇場に拉致ってしまう無敵のお方。
棋士は理系か文系かという話題で、先生はどっちですかと振られた中川大輔八段が、
「体育会系です」と答えたことは有名ですが、
なるほど将棋の棋士は体育会系なのかもしれない。

飯島七段は150個くらい扇子を持っているらしく、レア扇子を持ってきました。
戸辺誠「四段」昇段の直筆扇子「気力」。
販売されてないレア品とのこと。
加藤桃子女流王座の「一意攻苦」。
研究会が一緒なので書いてくれませんかと頼んだら書いてくれたらしい。
怖くて使えない。
木村一基八段の「楽勝」。紫の紙に白の文字。これも未発売のレア品。
木村八段が自分で作って親しい人に配ったやつらしい。

ここで王将戦前日の写真コーナーに。
鎧が重く、フル装備だと20キロあるとのこと。
 
img_0709
渡辺王将が徳川家康で、郷田九段が山内一豊。

などと話していたら角換わり同型になりました。
ヒフミンアイをしても駒がちょっとずれるみたいなことも無く完璧に一致していました。
ただし金が6八、7八にいて王様も8八に入城しているので、
普通の同型とは意味合いが違うとのこと。
前例は3局しかないらしい。

その後ここに至るまでの手を並べて、
手の流れからするとここで渡辺王将が仕掛けるのではないかと飯島七段。
しかしその後解説をして、仕掛けはあまり上手くいかなさそうとのこと。
飯島七段「仕掛けが難しいから渡辺王将が考えてるのかなあ。
でも仕掛けないとしても駒組が飽和してますからねえ。
千日手にされると私たちも困るじゃないですか。
郷田九段は序盤作戦うまく指したと思います」
ところがさらに解説を進めて
飯島七段「渡辺王将がうまく誘導したと思います」
どっちや!

そして先手の▲4五歩に後手は△4六歩の一手と予想して、
その後の斬り合いを何通りも並べる飯島七段。解説も棋風がでるなあ。

飯島七段「郷田九段が長考派で渡辺王将が早指しなので、
時間の差が出るのかなと思っていたんですけど、昼食休憩まで指さないかもしれません」
休憩まで40分以上あるがそれくらい難しいとのこと。

質問メール
リベンジマッチの読み上げはお一人でされてたと思うが大変だったんじゃないですか。
貞升女流「事前に交代しますと決まっていればいですけど、
途中で声が変わるのは変じゃないですか?」
飯島七段「打ち上げとか無かったんですか?」
貞升女流「ありそうな雰囲気もあったんですけど、流石に無かったです」
対局終了が朝の5時半ですからねえ。

リベンジマッチで大変だったエピソード
眠気にどう対応するかが課題だった。
朝はひたすらせんべいを食べてた。
時間を見てそろそろ食べてちゃだめだと思ったりした。
音声は自分でオンオフできる。
みんな眠い中でばりばり食べてたので一人でうるさかったかもしれない。
最後は周囲がごみだらけになっていた。
1手10分で5分、3分、1分のときは言うがそれまでは休める、
ツツカナの手番のときは言わなくていいので休憩になる。
普通の電王戦の記録のときは、ずっと映っているのでおかしを食べるタイミングが難しい。
タイミングを計って今がチャンスとがつがつ食べてたら、
記録の安食女流に後で笑われてしまったことがある。

MVPは貞升さんじゃないですか。読み上げ感動しました。
あの日から貞升さんのファンになりました。
貞升女流「あの後放送に出ることになっていたら相当おかしなことになってたので、
いろいろ変なこと言っちゃってたかもしれないです。
映ってないので動けるというのは大きいですね」

ここでトイレで思い出したんだけどということで、
飯島七段が佐々木慎六段のトイレ事件について話しました。
トイレ事件とは、朝日オープンでアマチュアと対戦していた佐々木六段(当時四段)が、
アマチュアの方が席を外した時に手を指し、時間切れで勝った事件のことです。
トイレ佐々木慎事件のときに飯島七段は隣で対局していたらしく、
アマチュアがリードしていると、
隣で見てるからああやばそうだなーとか思ってしまって、
こっちにも伝播してきて不利になったとのこと。
佐々木四段が指した瞬間に飯島七段は隣で「えっ」と思ったらしい。
そして佐々木四段が時間切れで勝ったら、
隣の飯島七段の将棋にもそれが伝播して逆転して勝ったらしい。
飯島七段「貞升さんは何か対局でのハプニングはありますか?」
貞升女流「後ろの対局が手番を間違えたときに指してしまって、
指した時に対局者が私の番なんですけどと言って終わってしまったことがあります。
朝に今日は私自戦記書かなきゃいけないんだよねー、とか言ってた対局だったので、
自戦記どうなったのかなあ」

視聴者アンケート引き角君ハンカチ人気色
ピンク17.2%、黄色10.8%、緑20.0%、青17.5%、どれもちょっと…34.6%。
飯島七段「まずいじゃないですかこれ。でも4色足せば勝てますから」
ポジティブ飯島。
飯島七段は最近の公式戦で引き角君ハンカチを使いながら引き角戦法を指したらしい。
それを聞いた貞升女流がつぼに入って笑ってしまい収集困難に。

引き角君バッチどれが一番売れているか
1種類だけすぐに無くなってしまうらしい。
引き角ジャンプ6.2%、ピアノを弾く5.2%、ギターをひく20.6%、引き角大盤解説20.6%、
あたりをひく9.6%、おやすみくん23.3%、弓を引く11.3%、綱を引く3.1%。
実際に売れている引き角君は引き角大盤解説らしい。
公式戦で引き角君ハンカチを使った時は、
ほんとに自分で引き角戦法使いながら引き角ハンカチ使ってるよと、
対局中に驚いてしまったらしい。

そして渡辺王将が指さないまま昼食休憩に。
飯島七段「意外な手が飛んでくるのかなあ」
休憩に入ってすぐに棋譜用紙を確認する郷田九段。持ち時間のチェックかな?

昼食アンケート
和食40.7%、洋食32.3%、中華26.9%。
日曜日でやっていないお店がどこなのかわからず、具体的な選択肢はさけられた。

休憩あけの解説になると
飯島七段「あれ?後手がいいような。渡辺王将は何を考えているのか…。
まあそれがわかってたらこういう状況の棋士になってないんですけど」

昼食アンケートの答えは中華。坦々面。
渡辺王将はうな重。郷田九段がビーフカレー。

本のプレゼントのコーナーになると、マイ筆ペンを取り出す飯島七段。
かなり几帳面な性格か。書いた文字は「行雲流水」。

貞升女流も色紙に何か書くことに。
貞升女流「女って漢字難しいですよね。女流初段だけ先生が書いてくださいよ」
飯島七段「僕女流になれないですから」
やだーとか震えてるよーとか言いながら書く貞升女流。
普段は夢に向かって一歩ずつとかを、
字が小さければ下手なのがばれずにすむからという理由で書いているらしい。
貞升女流「すごいっすね緊張半端ないっすよこれ」
色紙の文字は「希望」
貞升女流「これ欲しい人いるっすかね」
飯島七段は1日100冊くらい書いたこともあって慣れたらしい。
貞升女流は初段になって100枚も書いていないとのこと。

今日のおやつはboccaの「牧家の白いプリン
まるい風船に入っているということでおそるおそる割る飯島七段。
飯島七段「プリンなんですけど、アイスクリームのプリンみたいな感じ。
バニラのアイスみたいな」
貞升女流「ああおいしい。牛乳プリンみたいな感じ」
スタッフの奥様が選んだらしい。
貞升女流「あ、指しましたよ△8六歩」
飯島七段「ふぅん(むしゃむしゃ)」

飯島七段は子供を昨日レゴランドに連れて行った。
貞升女流はサンリオピューロランドに株主優待で行くらしい。
飯島七段「株やってるんですか!?」
桐谷先生の影響で優待の株を買っているらしい。株歴7年か8年くらいとのこと。
タカラトミーは限定のトミカをくれて、
貞升女流「タカラトミーは今6万5千円くらいですかね」
8月中旬くらいにトミカが送られてきて、
お子さんいらっしゃる方はお勧めとのこと。
1000株買うとリカちゃん人形がもらえてそれが結構レア品らしい。
飯島七段「今年の目標軌道修正します。株も確かにありますね」
※飯島七段は不動産の財テクが有名

局面は後手の郷田九段が勢い良く踏み込んで攻めかかる。
飯島七段「いろんな要素が絡まって後手がいける」

まだ西尾六段対金井五段の対局が前例としてあるらしい。
金井五段が郷田九段のファンだということは書きましたが、
郷田九段が金井五段が勝った将棋と同じ手順をなぞってくるとは。
そこで渡辺王将が前例から変化し研究手をくりだしました。
飯島七段「へー。こういう手が…あるのか…」
西尾六段が研究会で見たことがある手順だったらしい。
後手が切り返す手段がないか解説する飯島七段。
数手進めて棋士によって好みが分かれる局面らしく、
飯島七段は後手の方が好みとのこと。
その後の解説で後手がわざと飛車と成り銀の両取りをかけさせる変化も有力となり、
どうも後手の方がたくさんの局面を選べるようです。

質問メール
先日ようやく引き角君シリーズをコンプリートしました。
引き角君の布盤があるとうれしいです。
飯島七段「クリアファイルも作ろうかなと思ったんですけど、確かに布盤もいいですね」

引き角戦法について、できた経緯を教えてください。
7六歩をつかないっていうのがこの戦法で一番の肝。
普通は最初に角道を開けましょうと教えるが、
開けなくても将棋ができるんだ、将棋は自由なゲームなんだ、
戦法に縛られなくていいんだ、というのが考えの趣旨。
振り飛車を相手にするとだいたい角道ついて穴熊にすることが多いが、
相手も研究していて乗り切るのが難しい。
これをやっていれば経験値の差で勝てることもあるし、
今は角交換の振り飛車もあるので、
角道を開けない引き角戦法は時代に救われている部分もある。

今までにプロ棋士になってよかったと思う対局はありますか。
僕は飯島流と出会えたことが一番よかったです。
飯島七段「やっぱり引き角戦法をやってというのが、独自性を見せれたというのがある。
あんまりこういうことを続けるのは厳しいじゃないですか。
貞升さんは何かありますか?挑戦者決定戦って全然違いましたか?」
貞升女流「対局が近くなると緊張して、周囲の人にも応援してもらって、
プレッシャーがすごかった。
準決勝まではあまり緊張もなく、まあ次負けるだろみたいな気楽な感じで指せた。
挑戦者決定戦まで20日もあったが、仕事をいっぱいいれてたので、
行くとこ行くとこ応援してますとか言われて緊張した。
先生は今年の目標とかありますか」
飯島七段「そういう流れになっちゃいますか?
去年は守りの1年になってしまったんですけど。
王将はリーグ入りの前くらいまでは行きたいなと。
去年は出だし5戦が1勝4敗だったので、厳しい時代だなと。
謙虚に、去年よりいい成績を残せればなとか」

飯島七段は昨日石田和雄九段の新年会に行ったようで、その写真も放送されました。
猪口邦子参議院議員が隣に写っていて、隣の席だったらしいです。
※小泉政権の時の少子化・男女共同参画担当大臣です。
将棋の議員連盟があって、中心の方とのこと。
他に大盤解説をしている写真もあり、
新年会なのに将棋と大盤解説で盛り上がったらしい。
100人規模くらいで、石田門下以外にも佐藤康光九段、岡崎洋六段がきていた。
飯島七段「昼間は家族でレゴランドだったのに、
夜は大臣の隣とか落差が大きくて濃密な1日でした」
貞升女流は昨日は子供相手に指導していた。
貞升女流「いつもはみんなうるさいんですけど、昨日は甲斐さんが来てくれて、
みんなおとなしくてやりやすかったです。
女の子が3人固定できてくれているのが嬉しいです。
女の子に指導するのに心がけていることはありますか?
私は女の子はやめてしまうこともあるので、
8枚落ちで成り駒を作らせて上げてほぼ負けてあげるようにしています。
強くなったら男の子と同じような手を指しますけど」
飯島七段「僕は上の子が5歳なんですけど、
どうぶつ将棋で結構負けちゃうんですよねえ」
貞升女流「私もどうぶつ将棋買ったんですけど子供が頑固で、
ここの部屋に象を置いて、と言っても象はこっちだからとか言われるんですよ」
そして何故か動物将棋を指すことに。
貞升女流は10月末の将棋ウォーズの番組に出る時に覚えたらしい。

貞升女流対飯島七段のどうぶつ将棋三番勝負

第1局
先手貞升女流
飯島七段「いや待って待って。まだ手離してないから」
貞升女流「10秒…」
読み上げ攻撃を始める貞升女流。
そして貞升女流が瞬殺。

第2局
先手飯島七段
飯島七段「まじかよこれちょっとわかんないよ」
飯島七段「大盤よりもガチでやってるんですけど」
貞升女流「えーそう言われると勝ちたい」
飯島七段「あれ?そんな手があったんですか?」
千日手で引き分けに。

こうして三番勝負は貞升女流が1勝1分けで勝ちということに。
貞升女流「あ、罰ゲーム」
飯島七段「これ僕負けなんですか?」
その後どうぶつ将棋での最善の初手は何かを検討し始める飯島七段と貞升女流。
飯島七段「さっき何か悪い手指したかなあ」

そして将棋の解説に戻るも郷田九段はまだ指さず。もうすぐ2時間になるらしい。

どうぶつ将棋から大盤解説に戻って
飯島七段「すごい楽。全部ちゃんと見えるもん」
貞升女流「こっちの方が楽なんですか?」
郷田九段が52対48くらいでリードなんじゃないかと飯島七段。

どうも△5五同銀▲4七銀までは確実なので、
その局面で何を指すかを一晩考えるのが郷田九段の意図のもよう。
と言うのは簡単ですが、15時34分に指された手に18時まで時間を使って、
さらに一晩考えるんですねえ。
そして図面を書くのが間に合わなかった記録係の吉田五段。
まさか指さないとは思わず油断したか。

明日の見所を説明した後に
飯島七段「どうぶつ将棋やらなきゃよかったですよ。マイナスですよマイナス。
今の解説信頼性ありましたかね?」
かなり敗戦を引きずっているもよう。
飯島七段「流石に僕に勝ったのが初勝利ってことはないですよね?」
これはリベンジマッチあるか。
といったところで郷田九段の封じ手で初日が終わりました。
消費時間は渡辺王将2時間30分、郷田九段4時間54分。

飯島七段「郷田九段のスタイルは前からこういうスタイルなので、
持ち時間の差は気にしないでいいです。
特にこの戦い方を七番勝負でつらぬくんじゃないかと思います。
将棋の考え方を曲げないのが郷田流なので、崩すと返ってよくないと思います」

飯島七段「結局ロボット説はどうだったんですか?」
貞升女流「ちゃんと別室にいてロボットではなかったんで」

飯島七段
私が考えていた予定の1日とは違ってしまいました。
準備してきたのが全部できたのも想定外でした。
最後はどうぶつ将棋でしめくくりましたけど、1年ぶりの解説楽しめました。
明日解説の木村八段は大変だと思います。

15011159

ということで初日が終わりました。
封じ手クイズはこんなの△5五同銀しかないじゃないかとのことで割愛となりました。
郷田九段は△5五同銀、▲4七銀の時に何を指すかを、
一晩かけて考えるという選択をしました。
十段戦で加藤一二三九段が大山康晴十段を相手に一手で7時間考え、
ついに妙手を見つけてその対局に勝ってタイトルも奪取した、という逸話がありますが、
はたして郷田九段の長考は実るんでしょうか。

明日はニコニコ生放送では9時から大盤解説会があり、
解説は木村一基八段、聞き手が安食総子女流初段です。
木村オンステージを楽しみましょう。

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感想(32件)

行ってきました京急将棋まつり

ひーとだかりー人だかりー。

そんなわけで京急将棋まつりに行ってきました。
開会式が10:45ということでだいたい10:40くらいに着いたのですが、
もう既にここが最後尾とか書いてあるプラカード掲げている人がいてびびりました。
どうも羽生さんのサイン会の抽選カードに並んでいる列と、
藤田女流の指導対局に並んでいる列だったようで、いやはや驚きです。
開会式では出演者の欄にはありませんが中村修九段が挨拶していて、
すべての対局の審判長とのこと。4日全部そうなんですねきっと。
その後も中村九段は取材を受けていましたが、
出番がきて司会の鈴木女流に
「中村修さま。いらっしゃいましたらステージまでお越しください」
と迷子のアナウンスみたいに言われてました。かわいそうすぎる。

11:00から豊川七段と上野五段の席上対局と、
一般参加の将棋大会でしたが、将棋大会はA級(三段以上)が53人、
B級(二段以下)が78人と結構な人数が参加していて、
席上対局も100人くらいが見ているといった状態でした。
他にも指導対局があるので最初から200人オーバーという大盛況でした。
席上対局は解説永瀬六段で聞き手が貞升女流、
みんなで決める次の一手という題名がついていましたが、
これは対局者、解説者、お客さんそれぞれ手を考えて、
3種類の中からお客さんの多数決で決めるということだったようです。
将棋は豊川七段が横歩取り模様から取らずに飛車を下げるという力戦で、
お客さんが手を言うのはちょっと厳しかったです。
ですが上野五段が穏やかに行くか激しく行くか変化球で行くかという選択肢のところでは、
多数のお客さんが激しく行けと手を挙げて、
その後の展開もなかなか盛り上がりました。上野五段攻め切って勝ったし。

昼食は10階がレストランということで覗いてきましたが、
あんな綺麗なとこにおっさん一人じゃじゃアウェイ感がぱねぇ、
ということで地下1階の食事エリアでラーメン。
京急が初めてだったのと方向音痴が重なってプチ迷子になりました。
エスカレーターが3個くらいあるんすよ!
さっきエスカレーター見たなと思って違う道に進んでどんどん迷子になりました。
エスカレーターとは違うものを目印にしましょう。

午後は羽生さんの出番まで京急をぶらぶら。
お茶屋さんで「一二三」というお茶が売っていてずるいよずるいよと心で叫びつつ購入。
その後催事場に戻るとものすごい人数の行列ができていて、
どうも羽生さんのサイン会の抽選に260人が並んでいる状態だったようです。まじぱねぇ。
羽生さんのトークショーでは300人くらいの人だかりになりました。まじやべぇ。
羽生さんは小学校2年生から将棋道場に通いましたが、
最初の2ヶ月くらいはほとんど勝てなかったとのこと。
勝って嬉しいから続いたというよりは将棋が面白くて続いたということなのでしょう。
また、ちびっこからおじいちゃんは将棋が強かったのかという質問には、
おじいちゃんはアウトドア派で将棋は教わらなかったとのこと。
質問したちびっこのおじいちゃんは孫相手に勝ちまくっているのかもしれない。

女流対局では藤田女流対貞升女流の予定でしたが、
2日後に公式戦で対局するということで、
急遽鈴木女流対藤田女流の対局になりました。
聞き手が貞升女流になりましたが、解説の上野五段が
「貞升さんならどう指しますか?あ、こういうこと聞いちゃだめなんだ?」
と、いつもとちょっと変わった解説会に。
将棋は先手の藤田女流の三間飛車に鈴木女流の穴熊となり、
飛車角総交換の大捌きになったかと思ったら、
一瞬で鈴木女流が藤田女流の王様を即詰みにしてしまいました。
即詰みルートに入ってからの鈴木女流のノータイム指しが怖かったです。
ちなみに感想戦は…。
鈴木女流「穏やかな棋風ってそれ褒めてないでしょー」
貞升女流「私そんな性格悪くないんでー」
上野五段「早くここから離れたい」

今日のメインイベントは羽生名人対永瀬六段の席上対局でした。
解説は豊川七段で聞き手が藤田女流と超豪華布陣です。
豊川七段「みなさん今日の最後、ファイナル、大鳥圭介」
永瀬六段といえば千日手が多いことでも有名ですが、
今日の将棋も相矢倉から羽生名人が攻撃を仕掛けて永瀬玉周辺で千日手模様になり、
永瀬六段のカウンターと思ったら羽生玉周辺で千日手模様になり、
感想戦で別の変化を掘り下げたら千日手模様になり、
今日は永瀬六段の千日手デーでした。
しかし席上対局では永瀬玉周辺の千日手は羽生名人が打開し、
羽生玉周辺の千日手模様は永瀬六段が打開し、結果永瀬六段が攻め切って勝利!
永瀬六段の角のただ捨てからの猛攻がかっこよく決まりました。

私は観る方での将棋イベントは初参加でしたが、
席上対局を見ているのはやっぱり面白いですね。
永瀬貞升コンビは、
豊川藤田コンビは豊川七段が遅刻して、
藤田女流が名人戦の解説を1人でしなければならなくなって困ってたなーとか、
そんなことも思いつつ観てました。

明日は将棋大会に級位者クラスもあるので、指す方でも楽しんできたいと思います。

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郷田九段が故村山聖九段について語る

郷田真隆さんが村山聖さんについて語る


故村山聖九段は羽生世代の一人で、東の羽生、西の村山と並び称された棋士です。
広島出身ということで関西に所属していましたが、
東で羽生さんが七冠を取り、自身がA級になった時期に関東にやってきます。
動画で郷田九段は村山九段の将棋を、
「野性味溢れる、生きていたらどういう将棋を指すかなと時々思う」
と述べていますが、
順位戦で173手の死闘を演じた丸山九段や羽生さんは次のように述べています。

大崎善生著「聖の青春」より

「この将棋は負けを覚悟していました。
あの局面で桂を打たれれば勝てないことも知っていました。」と丸山は言う。
しかし、丸山は最後まで諦めなかった。
村山には村山の順位戦があるように、丸山にも丸山の順位戦があるのである。
「ひらめきをあやつるような将棋」と丸山は村山の将棋を表現する。
どんなに自分が深く読んでいたつもりでも、それは必ず村山の読みの範疇にある
というジレンマと丸山はいつも闘っていた。
驚異的な勝率をあげ無敵といわれた丸山の先手腰掛け銀に、
後手番を持ちながらも真っ向勝負を挑まれ、歯が立たない相手が村山であった。
丸山にとって村山こそが超えなければならない、
倒さなければならない相手だったのである。

───────────────

「本能的な感覚のよさに加え、20代になってからは序盤が非常にうまくなりました。
研究に基づいた理論的な面と、感覚の鋭さがうまくかみ合って強さとなっていました。
村山さんが少し悪いかなと思うような局面での、勝負手を見つけ出す本能的な嗅覚は、
真似できない独特の凄さがありました」と羽生は言う。
村山には見えない海を見ていた羽生は、
羽生に見えない海を見る村山に畏敬の念を抱いていた。
センス、感覚、本能。
羽生が語る村山将棋の特徴は経験や努力では埋められないものばかりである。


動画で郷田九段は病気のことは最初から知っていたと述べていますが、
村山九段は5歳の時に、
ネフローゼという腎臓の病気にかかっていることが判明していました。
同じ部屋で入院している自分より年下の女の子が死んでしまう、
という環境の中で、何か気晴らしにと父が教えたゲームのひとつが将棋で、
病院のベッドでひたすら本を読んで勉強したそうです。
「ひらめきをあやつる」ってどんな事なんですかねえ。
丸山九段の言うことは面白いけど難しいです。

※2015年1月29日追記
ネフローゼをフロネーゼと書いている 箇所があったので訂正しました。
コメントでのご指摘ありがとうございました。 
また、動画がリンク切れだったので修正しました。

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