棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

竹部さゆり

棋聖戦第3局は羽生棋聖が勝利し、タイトル防衛に王手!

羽生善治棋聖に豊島将之七段が挑戦する第86期棋聖戦五番勝負第3局は、
後手番の羽生棋聖が勝利してタイトル防衛に王手をかけました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に飯島栄治七段、
聞き手に竹部さゆり女流三段で大盤解説会が始まりました。

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竹部女流「先生戦型予想などいかがでしょうか」
飯島七段「難しいんですけど羽生棋聖後手番ですから、
横歩取りもあるのかなと思ってますね、最近後手が盛り返している戦型なので。
1勝1敗ですからね、この1局が大きいんですけど、
決着局ではないのでそれは安心ですけど、しかも後手番で勝ってるんですよねどっちも」

豊島七段の注目の初手は▲7六歩。
飯島七段「▲7六歩は予想の手で、豊島七段は相掛かりは少ないですよね。
羽生棋聖の2手目に注目ですね」

羽生棋聖△8四歩。
飯島七段「あ、横歩取りじゃないわ、いきなり外れました、角換わりですねこれ」

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おはようございます。
飯島七段「竹部さん気合入ってますね。声も違うし。
僕2日酔いなんで竹部さんが映るように」

豊島七段は矢倉を目指す▲6八銀。
竹部女流「あ、先生来ましたよこれ」
飯島七段「一番最悪のを引いちゃったっていう。
まあ矢倉は僕矢倉の方が良かったですね解説なら。
矢倉じゃなかったら私何しに来たんだって感じですよね」

リレー質問
松尾七段(※現八段)から飯島七段へ
引き角君グッズの売り上げはどうですか。
印税率など具体的な数字を教えてください。
竹部女流「朝からですか」
飯島七段「朝からお金の話でいいんですか、あれ?
見たときは売り上げの話だけだったような。まあ答える前に」

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早速持ってきた引き角君を貼ってみる。
飯島七段「引き角君マグネット200円」
竹部女流「はいはい分かりました局面が動いたので」
大盤を動かして
竹部女流「印税率?とのことですが」
飯島七段「作ったのは70円80円くらいかな、やめましょうこれ」
竹部女流「対局料が50だとしたら引き角君の収入は?」
飯島七段「それ僕の年収が分かっちゃうじゃないですか。
作ったきっかけは、いろんな角度で将棋を楽しんでもらえるかなっていう。
将棋って見た目が難しいじゃないですか。なのでゆるい感じで…。
竹部さんもあるじゃないですかあれ」
竹部女流「メカ女子バッチありますけど、
メカ女子将棋部をみんなに知ってもらおうと言う。
コンピュータ将棋は男性が多いので、
女性の方にもコンピュータ将棋面白いなと思って欲しいな、
と言うようなことを聞いています」
飯島七段「今多いじゃないですか棋士のグッズ。豊川先生もTシャツありますから。
だから全然珍しい事じゃないです。作って2年くらいかな?
売れ行きはそこそこです」

藤田女流から竹部女流へ
よくニコニコ動画を見られているそうですが、お勧めの動画はありますか。
竹部女流「いろいろな動画準備したんですけど、
朝運営さんに言われて、いろいろ言えません」
運営コメントで「お察し願います」
飯島七段「何かタイトル戦の動画も見てるんでしょ?」
竹部女流「それもグレーゾーンで。綾ちゃんからもね、すごい先制パンチをもらって」
飯島七段「松尾さんもパンチをね。
松尾さん結構ね、こんな感じで毒づくことがあるんですよ。
結構ああいう感じで毒を吐くんです。固まっちゃうこと多いんですけど」
竹部女流「朝ですからねえもうちょっとさわやかなね」
飯島七段「夜ならねえ。朝起きて動画つけてお金の話してるとねえ」

前局の話になり、
飯島七段「2局目はね、羽生棋聖が勝ちやすい局面になってるんですよね。
そこからねじ伏せたって言うのがでかいんですよねやっぱり。
1勝1敗と0勝2敗で負けたら終わりというのは違いますから」
竹部女流「決着局の時は符号以外は言うなと指令がありましたからね私。
今日はせいぜいオレンジくらいの危険度で」
飯島七段「かなり危険なんじゃないですかオレンジは。黄色くらいでお願いします」
竹部女流「いいですよアンケートで符号以外言わないでくださいってなったらそれで」
飯島七段「竹部さん今日衣装すごいですね。今日のコンセプトは」
竹部女流「家にあったのを着て、赤のリボンじゃないリボンだったんですけど、
出掛けに赤いリボンにしようかなと」
コメントで乃木坂みたいとか流れて
竹部女流「ありがとうございます。駒桜バッチもつけてます」
コメントでいくらするのと流れて
竹部女流「ユーザーの中に松尾先生いるんじゃないですか?
最近女流棋士で対局に相応しい洋服でって流れてきたんですけど、
これ私に言われてるのかな?とか。謎です」
飯島七段「対局に相応しくない洋服って何ですかね?」
竹部女流「一説ではジーパンとか。あれはいいんですかねカツラは」
飯島七段「僕の相方だってひどいじゃないですか。あれはいいと思います。
あんまり変なカツラだとね、相手は多分怒り心頭で、桂馬で攻めてやるみたいな」

豊島七段は飛車先不突きではなく早めに突く趣向になりました。
後手からの急戦を牽制している意味があると飯島七段。

飯島七段「豊島七段はじっくり組み合う矢倉にしましょうと問いかけてるんですね。
それに羽生棋聖はどう返答するかという」
その後竹部女流がどんどん変化を並べて飯島七段が暴走を抑える展開に。
豊島七段は早囲いの順を見せて、
すんなり組まれると後手が損だから羽生棋聖が動いていくんだろう、
と飯島七段が言ったところで羽生棋聖はじっと△5二金。
飯島七段「あれ?矢倉も結構情勢が変わってきたんだなあ。
最近の将棋界の情勢は矢倉が減って角換わりが増えてるんです。
矢倉は後手の対策が進んで角換わりに流れているんですけど、
棋聖戦は矢倉でしたっけ?第1局は角換わり?
そっかお二人の車将棋も矢倉でしたよね。お二人の将棋は矢倉になりやすいんだ。
(コメントを見て)あれ?棋聖戦の1局目は矢倉?車将棋は角換わり?あれ?」

質問メール
最近のプロの将棋は先手から見ると角換わりがかなり勝率がよくて、
矢倉が苦戦していると思います。
そんな中であえて矢倉を選ぶのはどういう意図があるのでしょうか。
メールの方相当強い方だと思います。
本当その通りで、3連続矢倉だとお互いの気があってるのかな、かなり珍しいと思います。
角換わりは2、3年前からかなり増えてきたのかな。
矢倉が増えると言う状況じゃないですね。謎です。

木村八段の好きなところを教えてください。
飯島七段「木村先生も結構お酒飲むんですよ。
木村先生の方がお酒強いんじゃないですか?」
竹部女流「尊敬するところは酒が強い?」
飯島七段「いやそういうわけじゃないですけど、やっぱり人柄とか、
僕は将棋を教わった奨励会からの弟子みたいなものですからね」
竹部女流「お酒が強い意外の人柄が伝わってこない…」
飯島七段「竹部さんは木村先生とお仕事された時どうですか」
竹部女流「ニコニコでもありますけど、その時もお酒をくださいって。
何でもいいんで何でもくださいとか。
まあそれはいいんです木村先生の好きなところですから飯島先生が」
飯島七段「やわらかい人柄の中で、
将棋盤に向かうとすごい視線でギャップがすごいじゃないですか。
木村さんは解説と盤上ですごいギャップがあると思います。
対局のときは鬼の形相でね、素晴らしい先生だと思います」
竹部女流「木村先生のこういうところを見て欲しい」
飯島七段「うーん…受けが真似できないですね。
それだけはやっちゃいけないような受けをするんですけど、
3、4手進むと攻めが寂しくなってるんですよ相手の。
僕はびびっちゃって安全を取るんですけど、王様で受けるとか怖いじゃないですか。
竹部さんはどうなんですか?将棋は攻め将棋ですよね?」
竹部女流「どちらかというと攻めですね」
飯島七段「尊敬されてる方は?攻めだと塚田先生とか?」
竹部女流「塚田先生は最近の将棋だとそんなに攻めじゃないような印象があります。
野月先生なんかは攻めっていう印象がありますけど。
戸辺先生は大破してるような、
大振りに行くんですけどすっころんでさくっと刺されるとか。
あれ、褒めてないですねこれ」
飯島七段「まあダイナミックな将棋で飛車角が飛び交うと面白いですよね」

飯島先生の横歩取り超急戦のすべてを購入して研究しています。
早速ネット将棋で△4五角を試したところ、相手の方は結構定跡を覚えていて、
(ここから符号がずらずら並ぶ)
本の宣伝もかねて後手優勢になる変化を教えてください。
飯島七段「これ分かってるの僕だけですよ多分」
竹部女流「私もちょっと分かりません。囲碁将棋チャンネルでやってるんですよね」
飯島七段「やってます。後言っちゃっていいのかな。
今書いてるんですよ本。横歩取り2冊目秋に出る予定です」
竹部女流「原稿落としたら秋に出ないんですよね」
飯島七段「将棋世界で連載していたやつを本にしてるんですよ。
1冊目は半分だけなので、2冊目がもう半分になります。
これ質問した人強い方ですよ。四段五段あるんじゃないですか?」
竹部女流「四段腹って書いてあります」
飯島七段「四段でしょ僕結構認定するの得意なんです。
竹部さんへの質問はありますか?僕読みますよ」

私は最近風邪を引いてしまいずるずる長引いていますが、
先生方は体調管理をばっちりされていると思います。
対局前に気をつけていること、健康法などを教えてください。
新しい棋戦も始まり、初心者将棋ファンもとても嬉しいです。
竹部女流「まずは飯島先生から、二日酔いしてこちらにくるという」
飯島七段「普通に見えます?大丈夫ですか?」
竹部女流「大丈夫です」
飯島七段「手は見えますから(キリッ。
体調管理はまったくやってないですよ。一応マッサージしてるかな?
足が悪くなるじゃないですか正座でずっとしてると。竹部さんは?」
竹部女流「今日仕込んできたんで、
沖縄物産展のノニジュースというのを持ってきました。
先日仙台に仕事で行ってお土産をと思ったんですけど、
東京で買えばいいかーということで」

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竹部女流「どなたか飲んでみませんか?」
ということで連盟のスタッフが犠牲に。匂いだけで咳き込んでました。
スタッフ「げほ!ごほ!すーはーすーはー。味噌とチーズを混ぜて腐ったような味です」
竹部女流「おいしそうですね↑じゃあ私も飲みますよ」

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ぐいっ!
竹部女流「うわお。それじゃ野菜ジュースもあるので飯島先生に」
飯島七段「あ、そうか。あ、混ぜたらうまくなりました。なるほど。
これノニジュースだけ飲んだら大変な事になりますよ。
連盟スタッフさんが演技してるのかと思ったら、全然演技じゃないんですね」
竹部女流「泣きそうな顔されてましたよね」
飯島七段「飲んだ瞬間にデットボール当たったような顔になってましたよね。
さっきの腐ったという表現?食レポうまいなと思いました。
午前中この調子だと1日大丈夫なんですかね?まだ1時間たってないですよ?
僕目覚めましたよ。全然大丈夫です」

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飯島七段「解説も調子でてきました」
竹部女流「いいことしたんですね私」
飯島七段「結果オーライってありますよね」
竹部女流「背中に殺気を感じませんか?」
飯島七段「感じます」

羽生棋聖も△7三銀とかだと急戦策が確定してしまい先手に対応されるが、
△4四歩でも持久戦になるので早囲いをされてしまいそうなので、
後手の指し手が難しいとのこと。
といったところで一旦休憩に。
休憩中に豊島七段は▲6八玉~▲7八玉と早囲いに組みましたが、
そこから脇システムに進んで手得がなくなりました。

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ヒフミンアイ。先後同型である。
しかし羽生棋聖と豊島七段は駒の置き方が一緒だった事が判明。
竹部女流「棋士の方は瞬時に急所のところが見えると思うんですけど、
何で見えるんですか?」
飯島七段「無意識で出てくるんですけどねえ。でも竹部さんも出てきますよね」
竹部女流「私は急所というよりは指したい手がでてくるという感じです」
飯島七段「僕もですよ。指してみたい手が瞬時に出てという感じですよ」

飯島先生は小学生で準名人をとられていますが、
決勝の棋譜などは今でも覚えていられますか。
また、全国放送などで反響も大きかったと思いますが、
同級生の女子からキャーキャー言われたりしましたか。
飯島七段「64手で負けましたよ。清水上徹さんと、何年前かな、24年前。
今でも覚えてますよ。いじめでしたよ64手。
記録用紙半分も埋まってないですから。
あれで奮起して勉強したんでよかったんですけどね、
勉強しなくても僕天才だからとか思っちゃうとだめだから。
僕竹部さんと小学生とかで当たった棋譜とかも、流れだけなら覚えてますよ。
あれもひどかったですね。
大山先生は勝った将棋しか覚えてないとか聞きますけど、
だから僕はダメな方なのかな。負けた将棋はあまり覚えてない方がいいんですよきっと。
勝った将棋のイメージを残して次を勝つみたいな」
竹部女流「同級生の女子からキャーキャーとか」
飯島七段「何もなかったです。でも放映日あるじゃないですか。
放映日の次の月曜日に朝礼で、
校長先生が『この中に成し遂げた人がいます。それは6年何組の飯島栄治君です』
とか言われて、お前何やったんだよとか言われたんですけど。
それで給食の時に僕が負けた将棋放送されちゃったんですよ。
当時結構ね、山崎八段がでていて勝ったんですよね。6年生と4年生だったのかな。
結構レベルが高かったんですね。まあ運がよかったんです。
それでとんとん拍子にうちの師匠に弟子入りになって。
それから奨励会8年半かかりましたけど」
竹部女流「女子からキャーキャーはなかったけど、
校長先生がキャーキャーしてたということで」

竹部先生の辛口のやり取りを心待ちにしていました。
某ツイッターにて女流棋士総会の際にどなたか後ろの席を…
というツイートを見たのですが、ずばり遅刻されたのでしょうか。
その時の総会の様子なども踏まえて辛口なコメントをお願いします。
飯島七段「遅刻したんですか?」
竹部女流「しました。
彩乃ちゃんが席をとってくださって、こっそり入っていったんですけど、
でも後ろの人は気がついたと思います。
でも、言い訳がましいんですけど、
その日左の親指の足を怪我してまして、思ったより走れなかったんですよ。
普段の道のりが30分以上かかっちゃいまして。
永田町の乗換えとかもばばっといくので、走れないと結構ロスしますからね。
太ったら走れないので」
飯島七段「竹部さんが気にされたら僕なんかどうなるんですか。
僕実は四段の時に今から10キロやせてたんです。
昨日とかの要因もあるんでしょうけど、ビフォーアフターみたいになってますよ、
昔の写真とか全然違いますよ。」
竹部女流「コメントで木村先生も飲んでるけど細いじゃんって」
飯島七段「木村先生は走ってるんですよ。
将棋をうちで指すんですけど、走って帰るんですよ。
距離も近いとはいっても6キロくらいあるんです。そこが木村先生の凄さですかね。
僕もやってるんですよツイッター。本名でやってるんで。
竹部さん結構危険な質問ばかりだから、遅刻とか。もうちょっとないんですか?」

盤上では脇システムから後手が角を引き上げて角交換を避ける形になりました。
脇システムの新しいヴァージョンと飯島七段。
角を引いたので先手からどのように攻めるのか、
お互いが理想形を作ってから駒がぶつかる事になるとのこと。

アンケートどちらを持ってみたいか
先手:豊島七段24.5%、後手:羽生棋聖31.5%、何とも(ニャンとも)言えない43.9%。
飯島七段「羽生棋聖というのと角を引いたインパクトが強いんですかね?
これ確かに後手は攻め合いが持てますよね。
今日メールもそうなんですけど強い人が多いんじゃないですか?」

アンケートみなさんの棋力は?
プロ・奨励会員5.8%、プロ級1.8%、高段者1.9%、有段者13.8%、
上級者8.5%、級位者25.9%、入門・初心者38.8%、ルールを知らない3.4%。
竹部女流「今日奨励会は例会なので奨励会員はいないはずなんです」
飯島七段「僕ゴルフやってるんですけど、プロの方と回ったときにすごい惨めでした。
普段僕がやってたのはゴルフじゃないみたいな。
プロのスイングって速くて見えないんですよ。
それなのに飯島さんこうスイングしてくださいとか言われて見えないじゃないかと。
その時に僕は将棋は優しく教えようと思いました」

ここで飯島七段の扇子や駒のコレクションの写真に。
積極的に値段を聞きにいく竹部女流。

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佐藤康光九段の字らしい。

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これが箱。

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カラスの声が聞こえてくる対局室。まったり風味。

アンケート持っている駒
盛り上げ駒5.6%、彫り埋め駒5.2%、彫り駒26.7%、プラ駒30.7%、持ってない31.8%。
竹部女流「先生は1ですか?」
飯島七段「僕全部持ってます」
竹部女流「あ、書き駒ってのもありましたね」
持っている人が多すぎるような。
盛り上げ駒の美しさを感じて欲しいと飯島七段。安くて10万らしい。

質問メール
矢倉は入玉含みになりやすいので苦手です。
そこで入玉になりにくい戦型を教えてください。
振り飛車党になるのがいいと思いますね。
それで相手が振ってきたら居飛車で対抗形にすると。

羽生棋聖は長い歴史を誇る将棋連盟でも、最強レベルの大棋士だと思いますが、
盤を挟んでオーラみたいなものを感じることがありますか。
飯島七段「僕は1勝4敗かな?1勝3敗か?
びっくりしません?50センチ前に羽生さんが座ってるんですよ?
誰でもちょっとすくみますよね。
ネット対局ならいいですけど盤を挟みますから。竹部さんはどうなんですか?
自分の尊敬している先生が盤を挟んでいたら勝つ気します?」
竹部女流「もううきうきしちゃう感じですかね」
飯島七段「記念対局みたいなパターンですね」
竹部女流「米長先生とか中原先生に教えてもらったときに、
中原流を盗むぞくらいの気持ちで練習させていただいて、
米長先生だったら米長玉見れるかなとか」
飯島七段「僕だったら写メ撮ってツイートしますよ。
それと相手尊敬したら勝てませんよ。それは羽生さんと4戦して思いました。
尊敬だと対決心が無いじゃないですか、融和じゃないですか。
僕は羽生七冠とかの残像が残ってるから、全然消し去って、
ただ盤の向こうに石が座ってるんだと思って」
竹部女流「あまり気にしてはいけないということですね。
オーラをあってもオーラを見ないと」
飯島七段「でもオーラすごいっすよやっぱり」

飯島さんは引き角君の宣伝はよくしてるけど、引き角は全然指されないよねと、
多くの棋士が言ってます。反論をお願いします。
飯島七段「戦法はあまりよくないと思いますよ。
でも対振り飛車で美野囲いやってくる人には面白いと思います。
僕がやらないのは振り飛車党と当たらないんですよ」
竹部女流「確かに飯島栄治で棋譜検索かけてもね」
飯島七段「将棋って最初に角道を開けないといけない、
みたいな先入観ってあるじゃないですか。うちの子供も5歳で教えてるんですけど」
竹部女流「あ、ちょうどいい質問ありました」

先日飯島先生のツイッターで、
先生のお子様がどうぶつ将棋大会で連勝したとありましたが、
どうぶつ将棋だけではなく将棋も教えているのでしょうか。
飯島七段「あの、将棋も教えてます。今日朝起きて3手詰め解かせました。
ちょっといいですか?これ感動的な話かもしれないんで」

kisei3-11
江戸時代の有名な詰め将棋
飯島七段「うちの子供に盤面置いて僕トイレ行ってたんですよ。
戻ってきたら解けたよーって示したんですよ。
それで▲5二角成だったんですよ。感動しません?」
竹部女流は初めて解いた時は、
角じゃなくて歩が持ち駒だったとかならすぐに分かるのに意地悪な人がいるんだな、
という感想だったらしい。無理やり詰め将棋解かされてたんだろうか。
飯島七段「最初僕解いたのが小学1年とかなのかな?
▲4二銀打とか▲5二銀打とか考えてたんですよ。
攻めイコールどんどん打ってくみたいな。
これを発見した瞬間に押したり引いたりを発見したみたいな。
うちの子供も最初そんな感じでうるっと来たんですけど、
これをやったら駒を捨てる問題もできるようになって、次のエリアに行ったかなと。
竹部さんはこれいつぐらいに解きました?」
竹部女流「私はこれはでも早かったですね。
もっと難解な詰め将棋があって大内先生の詰め将棋だったんですけど」

kisei3-12
竹部女流「私詰め将棋初めて解いたのがこれだったんですよ」
飯島七段「やべえちょっと解けないんですけど、あー分かった分かった」
竹部女流「私初めて出された問題がこれだったんですよ」
飯島七段「超エリートじゃないですか。何歳で解いたんですかこれ?」
竹部女流「3年生4年生くらいですかね。30分とかかかって。
これで詰め将棋嫌になりました。」
▲1四馬△同玉▲2四銀成が答え。
竹部女流「次に原田先生の問題を解いたらすごい優しくて、
原田先生とか二上先生とか大好きです。
浦野先生は震災があってから毎年50冊ほど東北の方に寄付しているそうです」
飯島七段は子供には角道を初手で突かせてるらしい。引き角君どこ行った。

プロ棋士の先生は振り飛車党なのに相居飛車の将棋を解説されたりしますが、
担当外の戦型も勉強されているのでしょうか。
飯島七段「昔は指してましたよ。10年くらい前まではずっと矢倉しか指してなくて。
角換わりも指してましたけど、そんなに指し方が新しくなってないから。
矢倉は局数が多くて革命的な部分は出尽くした部分もあるので」
竹部女流「金山がないみたいな」
飯島七段「相掛かりとかは金山が多いと思いますよ」
竹部女流「矢倉の将棋も並べているので大丈夫ということですね」
飯島七段「手が見えるかというと、感覚とかが横歩とは全然違うじゃないですか」

最近禁煙とダイエットを始めました。
お二人は健康のためにしていることはありますか。
竹部女流「あ、これはノニジュース」
飯島七段「いやいやいや。竹部さんはノニだけですか?」
竹部女流「ストレッチですかね。専門の方にもやってもらって」
飯島七段「僕も年男なんで気をつけないとね」

そして視聴者から絵が届きました。

kisei3-13
竹部女流「これですよ雑味の無い飯島先生。
あ!パトレイバーですねこれ!ありがとうございます。
実は女流棋士コラムを書いたんですけど、パトレイバーをばーっと書いて、
最後の3行だけこれからも頑張りますみたいな事書いたんですよ」
飯島七段「竹部さんそういうの多いですよね。
だから他のコラムより特徴があって面白いという。
今日決定局じゃなくてよかったです。今日決まるとなるとね、今の話できないし」

飯島先生昨年発売された横歩取り超急戦の本を購入しました。
しかし勉強していくうちに、先手を持って倒してみたいという気持ちが出てきて、
今では先手でも横歩取りを指せるようになりました。
竹部女流「このステマすごいですね。
あ、ステマとか言っちゃいけない、飯島先生のファンすごいですね」
飯島七段「かなり一発勝負に向いてるんですよ。
いきなり横歩で△4五角戦法とか困るじゃないですか。
竹部さんもやりますよね横歩取り」
竹部女流「相手が受けてくれないです」
飯島七段「ダイナミックさは一番でそこが魅力だと思います。
本は9月くらいになりますけど、相横歩取りも書いてあります。是非」

先日某プロ七段に指導対局を受けましたが、
アマ初段あるかないかと言われました。
私は将棋倶楽部24で五段くらい(最高で六段)で指していますが、
プロでもかけ離れていると判断しにくいのでしょうか。
飯島七段「某七段って私の事じゃないですよね?
将棋の段位ってインターネットとかだと棋力が微妙に変わりますよね。
例えば将棋ウォーズだと下から昇っていかないといけないですから、
僕がやると二段の僕と当たると運が悪いんですよ。
ただ道場とかだとそういうことが無いんですよ」
竹部女流「私は五段の方を初段と言うのはにわかには信じがたいんですけど」
飯島七段「ちょっとポカをやったとかだとそうなりますよね。
1局で認定とかは難しいです」

昼食アンケート
みろく庵11.0%、藤本9.9%、ほそじまや5.8%、
陳記7.9%、モスバーガー65.3%。
前回モスバーガーを飯島先生に断られた、
千駄ヶ谷のモスバーガーは緑モスで普通のモスと違う、
と熱弁を振るう竹部女流に押されてアンケートがこの結果に。

kisei3-14
昼食休憩明け。見学する子供たち。
 
kisei3-15
解説が再開されて、派手な順を解説する飯島七段。
羽生棋聖が△3四歩と大人しく打たずに端から攻めかかった順の例。
水面下ではこんな順も考慮に入っているとのこと。
現局面は後手で自分から攻めかかれそうなので、
飯島七段は後手の方を持ちたいとのこと。

kisei3-16
昼食アンケートの答えはモスバーガー

kisei3-17
こっちが竹部女流
竹部女流「どーモスバーガーって感じでした。
モスバーガーはトラウマがありまして、
説教されながら食べてポテトが砂のように感じたことがありまして、
今日は飯島先生と楽しく食べられました」

kisei3-18
竹部女流「カメラマンの悪意を感じる」

詰め将棋の答え合わせの後正解者の中から抽選で飯島七段の色紙をプレゼント。
筆記用具と紙の質が違う色紙を持参してきた飯島七段。
飯島七段「2枚書いていいほうをプレゼントでいいですか?
一発勝負って何か嫌じゃないですか」
飯島七段が書いている途中に
竹部女流「俺の方が上手いという方はいますか?」

kisei3-19
TAKE1

kisei3-20
TAKE2
1枚くださいという竹部女流の声は届かず、2枚ともプレゼントになりました。

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右上にも落款を押すのが飯島流。引き角って書いてある。

ティロフォン木村八段から
木村八段「あーあーあー」
竹部女流「木村先生」
飯島七段「聞こえてますよー」
木村八段「あーあーあー。誰かと思ったら栄ちゃんだよー」
飯島七段「先生どうでしょうか現地の雰囲気とか」
木村八段「どーもこーもってこれからだからねえ。9二の飛車がどうなるかですね」
飯島七段「△3四歩を打ったからおだやかな進行になるのでしょうか」
木村八段「打ちたくない歩を打ったとも言えるしねえ」
飯島七段「現地では検討はされてますか」
木村八段「検討はしてますよ仕事だもん。あんた解説してるの?」
竹部女流「引き角君の宣伝ばかりです」
木村八段「そうなんですよ竹部さん怒ってやってよ。
右上のあれは何?さりげなく宣伝してるんでしょ?」
飯島七段「いえいえ朝松尾さんから引き角君の話を振られまして」
木村八段「松尾君に何か渡して質問してって言ったんでしょ?」
竹部女流「まさかのステマ?」
飯島七段「現地はプロの先生はどんなかたが」
木村八段「副立会いが勝又さんで、中尾さんと佐々木勇気君がきて、
井道さんが聞き手で、香川さんがきて青野先生がきて、私はこれから出るところです。
何か引き角のはんこまで作ってるの?」
飯島七段「いやーそれでもうちょっと戦法をやらないといけないな、
と思っていたところです」
木村八段「戦法やって成績が上がるかが問題だからね。
あ、出た出た話題にすると出ちゃうからやめようやめよう。
竹部さんどうですか栄ちゃんは」
竹部女流「さっき漫画の雑誌を買ってもらいました」
飯島七段「財布持って無いから出してくださいとたかられました」
木村八段「財布持ってかないのは手筋ですからね。
私も今度飯島さんの家に行く時は財布持たないで行こうかな」
飯島七段「先生先ほどマラソンをしてるって話をしたんですけど」
木村八段「どうせ走っているときに死んでしまえとか言ってたんでしょ」
飯島七段「いやいやそうじゃないんですけど、どのくらい走ってるんですか?」
木村八段「6、7キロくらいかな。でも私の話してもしょうがないじゃない。
大丈夫?大盤を見てるとまだ初形だよ?やる気あるの?」
竹部女流「先生これから解説なんですよね」
木村八段「これで温まったからね。竹部さん栄ちゃんを操ってね」
飯島七段「もう終わりですか?対局者の昨日の様子とか教えてください」
木村八段「普通でしたよ。角番とかでもないし普通な状態です。
栄ちゃんはどうだったの?」
竹部女流「二日酔いだったみたいですよ」
木村八段「やる気あるのかな?」
飯島七段「喋る時はその方が」
木村八段「飯島さんはこれから3倍喋るんですね?」
飯島七段「もう3倍喋りました」
木村八段「これどっちかが勝ったらまたバッチ増えるってことですか?
僕今度解説立候補して全部外しちゃおうかな?」
飯島七段「それ外れてたら先生がやったってばればれじゃないですか」
木村八段「それじゃ次解説する人に頼んで外してもらおうかな」
飯島七段「先生もよければ引き角戦法やってください」
木村八段「あれいい戦法ですよ、あれで私も何局か勝たせてもらいました」
飯島七段「そうなんですよ木村先生の名局がありまして」
木村八段「もう褒めないこの話やめよう解説行かないといけないから。
竹部さんもうまく栄ちゃんを操ってください」

飯島七段「不意打ちに会ったような」
竹部女流「でもずいぶん長い時間喋ってましたよね」

といったところで初手から解説に。
解説中に羽生棋聖が端から△9五歩と攻めかかりました。

kisei3-22
▲同歩△同銀▲同香と普通に進めると後手がよくなりそうとのこと。
しかしヒフミンアイで見てみると、
飯島七段「こっちから見ると後手の攻めが細く見えるな…」

アンケートどちらを持って指してみたいか。
先手:豊島七段21.7%、後手:羽生棋聖36.6%、何とも(ニャンとも)言えない41.7%。

何故か竹部女流も色紙を書くことに。
竹部女流「私もちょっと我流でお恥ずかしいです」

kisei3-23
左馬
飯島七段「いつも書いてるんですか?」
竹部女流「最近はあまり書いてないんですけど。
あ、じゃあこれ(飯島七段の色紙)くださいよ。だめ?」

kisei3-24
羽生棋聖の昼食
飯島七段「あげがでかいじゃないですか」

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豊島七段の昼食
竹部女流「うわおー」

kisei3-26
対局場の沼津倶楽部

盤上では後手番の羽生棋聖が積極的に攻めていきました。

そして…おやつだ!

kisei3-27
対局者と同じおやつ。羽生棋聖が左、豊島七段が右。

kisei3-28
机も広くなってティータイムの装い。
豊島七段の方のほうじ茶のプリンはブールミッシュ銀座本店で限定発売中とのこと。
明日から12日までは本店、池袋で販売されるそうです。
竹部女流「また器もおしゃれで備前の」
担当の方「いえそれはプラスチック…」
流石の爆弾っぷりである。

kisei3-29
食べ方に戸惑う飯島七段
飯島七段「お茶入ってますね。甘さが程よくてこれは食べやすいです」
竹部女流「タルトがやわらかいですね。ほうじ茶の香ばしさが凄いです」
飯島七段「口の中にお茶が残って、今まで食べたプリン全然違いますよ」
問われる食レポ力。

kisei3-30
各地のフルーツが入ったゼリー。

kisei3-31
食レポ対決
竹部女流「さくさくとした食感の中に、
でもぱさぱさとした口の中が乾くというのがありませんね」
飯島七段「甘さ控えてるんで食べやすいです。いっぱい食べられます確かに。
すごく感触が、もちもち感もあって」
竹部女流「私は甘さ控えなくていいと思ってるんでこちらの方がいいです。
あとバターがすごくふわーっと」

kisei3-32
テーブルの上がお菓子だらけになったところで一旦休憩に。

休憩明けの解説では先手の入玉も視野に入ってきたと飯島七段。
竹部女流「豊島先生は入玉得意なんですかね」
飯島七段「まあ豊島七段は不得意な分野が少ないですからね。
序盤中盤終盤隙が無いと私の相方が言いましたけど、
うまく言い表せてるんじゃないですか。
でも僕の感じだと羽生棋聖の攻めが繋がってるんじゃないですか。
でも形勢判断は羽生棋聖の52:48とかそんな感じですけど」

どちらを持って指してみたいですか
先手:豊島七段20.0%、後手:羽生棋聖54.9%、何とも(ニャンとも)言えない25.1%。
飯島七段「増えてるなあ」
竹部女流「やっぱり攻めてるからですか」
飯島七段「攻めてるし飛車と銀2枚の2枚換えじゃないですか。
やっぱり2枚の方が得だと考えるんじゃないですか。
何かねえ攻め合いにならないんですよこれ。棒銀が残ってるのが心配です。
ちょっと2六の銀を使うタイミングが心配なんですよね」

kisei3-33
前傾姿勢の豊島七段。
飯島七段「豊島七段の強さって表情に出ないんですよ、不利になっても。
僕なんかすぐ出ちゃうんですよ頭かかえて」
竹部女流「何かはぁーってため息をついて」
飯島七段「良く見てますね竹部さん。
相手からもばれちゃうんですよねそういうことやってると」
竹部女流「トイレに行くとかもありますよね」
飯島七段「僕も結構勝ちになるとトイレに顔を洗いに行きます。
幻想じゃないだろうなって、勝手読みしてる可能性があるから冷たい水で」

豊島七段は▲7六金。
飯島七段「木村先生が得意そうな局面ですよね」
竹部女流「木村先生風にやれば見えるんじゃないですか?
成るでしょー?はい取る。全然寄りませんよ先手持ちですよ僕」
棋士は棋士の物まねが上手い。

kisei3-34
飯島七段「将棋の格言で4枚の攻めは切れないというのがあるんですけど、
この局面は常識外の局面なのかもしれないですね。
この一手目が私見えないんですよ」
攻め合いにはならないので羽生棋聖はゆっくり攻めればいい。
しかし入玉ならば攻め合いじゃないから2六の銀は残っていても関係ない、
攻めが切れてる可能性もあるなあとのこと。

そして▲同金の次の一手をアンケート行きますかということで選択肢を用意していたら、
豊島七段は▲同金と取らずに▲6六金と避けました。
飯島七段「仕方の無いところですよねこのレベルはね…」
※感想戦では▲6六金でも▲同金でもなく、▲8五金なら難しかったとのこと。

ということで次の一手アンケート
飯島七段「当たらないと大変だから言いまくりますかいろいろ」
竹部女流「9個までできるので9個あればいけますよ」
飯島七段「これで当たらなかったらどうしようかな」
竹部女流「ノニジュース一気飲みで」
△8五銀12.1%、△8一香17.4%、△6五香20.2%、△6四角7.4%、△7六銀21.1%、
△6五銀8.2%、△8三香2.7%、△8二香4.4%、△9七香6.4%。
飯島七段「△5五歩来たらどうしよう」
竹部女流「来たらノニジュースで」
羽生棋聖「△6四香!」
飯島七段「あれ!?△6四香言って無い!これは飲まないとだめですね。
これは愕然としたなあ僕も」

kisei3-35
運営の方も含めて3人で罰ゲーム。
飯島七段「口の中にまったく余韻が残るというか」
竹部女流「先生9択で当たらなかったらねえ」
飯島七段「えー何でだろ…。
これ感想戦で△6五香でも同じですとか言われたら噴きますよ」
といったところで一旦休憩に。
※感想戦では△6四香に▲6五歩と打つ変化が調べられ、
単に△6五香と打つよりも1歩取れていることが大きいとのこと。同じではなかった。

局面が進んでまた次の一手アンケート
飯島七段「流石にこれは当たりますよ。4つも言えば」
竹部女流「さすがに当たるでしょう」
と言いつつたくさん保険をかける飯島七段。
△5七銀成23.3%、△5七銀不成31.3%、△7五銀10.4%、△2四銀1.2%、
△8三桂1.7%、△9七香成0.9%、△9四桂1.5%、その他29.6%。
羽生棋聖「△5七銀成!」
飯島七段「当たった!ほらしかも1個目ですよ!」

盤上の解説に戻るとここ数手は羽生棋聖が得をしたとのこと。

飯島七段「豊島さんが飛車を打ったとして、羽生棋聖の手を。
それじゃ△1四歩か△6七香成か…」
竹部女流「2択?」
飯島七段「2択は勘弁してください」
飯島七段は後手持ちとのこと。

アンケートどちらを持って指してみたいですか。
先手:豊島七段14.0%、後手:羽生棋聖71.0%、何とも(ニャンとも)言えない15.0%。
竹部女流「すごいですね71%ですか」
飯島七段「うーん、そういう方多いんじゃないですか」

豊島七段が▲8一飛と打ったので急いで次の一手アンケート。
竹部女流「△1四歩でなかったらハブアタック飲んでくださいよ」
4択になかったらとなりましたが、
飯島七段「△2四銀入れとけばよかったとかあるかなあ。無いだろ…」
△1四歩37.7%、△6七香成15.2%、△9七香成2.4%、△4九角6.4%、その他38.2%。
竹部女流「△1四歩は飯島ファンですね」
飯島七段「棋士人生が一番かかってる…。
▲8一飛のタイミングで出しておけばよかった…そしたら当たってたのに…」

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飯島七段「確認してますよね何かをね。そういう雰囲気に感じます私は」
竹部女流「△4九角打ったらハブアタック飲んでくださいよ」
飯島七段「竹部さんそれはね…将棋っていろいろな手があるからね…。
僕は駒の損得を重視するので△1四歩を突いて銀を取りに行きたいですけど」

といったところで休憩に。
羽生棋聖「△1四歩!」盛り上がるコメント。

竹部女流「次の一手…」
飯島七段「いやーやっと、今日の仕事終わったって感じです」

kisei3-37
でもハブアタックは飲む。
飯島七段「手が見えてくる気がしてきました。全部当たるかもしれません。
外れて飲むよりは当たって飲んで嬉しさ2倍みたいな」
竹部女流「へー↓」
まずいのを期待していたのに外れてテンションが下がる竹部女流。

飯島七段「▲2三歩成で勝負するしかないと思います」
豊島七段「▲2三歩成」
飯島七段「あ、当たった。ハブアタック効果出てるんじゃないですか?」

豊島七段はと金をじっと▲6三とと寄って、
自玉の入玉ではなく羽生棋聖の王様に働きかける順を選びました。
しかし羽生棋聖が先手玉に迫り、入玉を目指さないと勝負にならないか、
といった展開に。
飯島七段「でもまあ将棋はいろいろな手がありますからね」
竹部女流「あれだけ当たりませんでしたからねえ(しみじみ」
しかしハブアタックを飲んだ飯島七段の解説通りの展開に。終局が近いか。
しかし△4九角からの手順を解説中に羽生棋聖は△2七歩。
飯島七段「ああそっちもあるかなと思ってたんですけど」
竹部女流「はい(笑」
ハブアタック効果5分くらいだったか。
豊島七段が▲同飛とすぐに取ったのを見て、これはすぐに終わると飯島七段。
ということで映像も対局室に。
▲同飛は粘るのではなく勝負に行った手なのでとのこと。
竹部女流「皆さん飯島先生を信じて」
飯島七段「え?僕もう信頼が篤いんじゃないですか?」
竹部女流「さっきの△2七歩くらいですよね外したの(笑」
飯島七段「いやーさっきの△6四香の局面は多分正解が一つしかないので、
当てられないのはきついんですけど、今は形勢が離れてるので、棋風ですよ棋風」
しかしハブアタック効果が切れたのかさらに外していく飯島七段。
竹部女流「棋風ですよね↑、棋風」楽しそう。
豊島七段は残り2分に。

飯島七段「これ今日罰ゲームありましたけど、今後も続く流れなんですか?
僕苦情来ても困るんですけど、次誰でしたっけ」
竹部女流「次鈴木大介先生なんですよねえ。多分結構当たらないんですよ」
飯島七段「そんなこと言っちゃっていいんですか!?」
流れ弾が鈴木八段にヒット。

といったところで豊島七段が投了し、羽生棋聖の勝ちになりました。

飯島七段
早囲いに序盤豊島七段がチャレンジしたんですけれど脇システムになって、
△4二角引いて端を狙った羽生棋聖の構想がよかったと思います。
印象に残るのは桂馬を捨てて十字飛車ですよね。
飛車銀交換で攻めが心細くなったんですけど、△6四香が名手でしたね。

ということで棋聖戦第3局は、
羽生棋聖が端から細い攻めを繋いで最後は圧勝という形になりました。
今日は竹部女流がいいところで暴走してくれてとても楽しかったです。
飯島七段に対局料を50としたら引き角君は?と聞いたところがなかなかよかったです。
答えは濁されましたが実は飯島七段は不動産の財テクが有名なので、
不動産が50オーバーになるんじゃないかと揶揄してみたり。
対局では飯島七段が△6四香が名手と感想を述べていましたが、
1手前の▲6六金に変えて▲8五金なら難しかったとのことで、
羽生棋聖が機敏に咎めた手ということになります。
プロ棋士はみんな勝負どころと思う局面が一致するんですねえ。
また、これで棋聖戦は後手が3連勝、名人戦は後手が4勝1敗と、
後手がだいぶ勝っているのも印象的です。
次は羽生棋聖が先手ですが、名人戦、棋聖戦と後手が押している展開なので、
先手でのまさかの振り飛車とかありますかね?

棋聖戦第4局は7月15日、ニコニコ生放送では9時から、
解説に鈴木大介八段、聞き手に長沢千和子女流四段で大盤解説会が放送されます。
羽生棋聖が防衛するのか、豊島七段が逆王手をかけるのか、
さらに羽生棋聖は7日、8日に広瀬八段との王位戦第1局もあります。
ニコニコ生放送では王位戦は放送されませんが、こちらも注目ですね。

王将戦第6局は大熱戦の末郷田九段が勝利!フルセットへ

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第6局は、
先手の郷田九段が勝利し、3勝3敗としてタイトル奪取に逆王手をかけました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に田中寅彦九段、
聞き手に竹部さゆり女流三段で大盤解説会が始まりました。

注目の封じ手は△2六歩
田中九段「あー△2六歩だった。
一晩考えてこれにはこうと決めてあると思いますけど、これはすぐには指さないですよ」

ousyou62-1
おはようございます。
田中九段「これは一番激しい手ですね。
ほっとけばと金ができますから、先手は激しく行くしかないです」

郷田九段はすぐに▲9五歩。玉側の端の歩をぶつけていきました。
飛車を取りに行く手?

ousyou62-2
混乱する解説陣。
竹部女流「ほっぺた叩き合ってるような」
田中九段「やっぱり生活かかったつもりで考えなきゃいけなかったか」
竹部女流が千日手の順を並べて
田中九段「それは解説泣かせだからやめましょう」

リレー質問
中田七段から田中九段へ
居飛車穴熊を組み上げるポイントを教えてください。
中田さんは居飛車穴熊を組み上げるポイントは熟知してますよ。
それに対してコーヤン流の三間飛車で知り尽くしてますよ。
でももっと勝ちたいと思ってるからこういう質問をね。
コーヤン流はほとんど端攻めだけっていうね。
昔も居飛車穴熊は早指しでやられてたし、昔の名人戦でも棋譜が残ってたんですが、
そればっかりやり始めたのは私が最初でした。
居飛車穴熊は序盤が命なんです。堅いだけじゃだめなんです。手を出せませんから。
伸びる場所を作りながら固めるのが急所なんです。
振り飛車って美濃に囲うのが常識だったんですけど、
厄介な人、F九段っていう人がいまして、それで困りました。
昔はこういう戦法を若いうちにやると強くならないって言われていて、
活字でも書かれていたものですが、
一応九段になったけどよく考えたらあんまり強くなってなかったかな?
ということでもしかしたら正しかったかもしれないですけど。
大山先生には11番教えてもらいました。
本当の振り飛車党は、若造相手でも対局のたびにちょっとずつ変えてくるんです。
本体眼中に無いはずの若造の手、覚えてないはずの手を覚えてるんです。
流石だなと思ったですね。
大山先生の最後のA級順位戦もなんですけど、コーヤンと大山先生の違いは、
コーヤンは陣形が全然変わらなくて、大山先生はいつも変えてきた。
私のポイントは出だし、相手との兼ね合い、そればっかり考えてた。
それで相手が居玉で来られて困った。
藤井システムでまったく違った流れを作られました。
角交換振り飛車も相当困りますね。穴熊という感じがしませんもんね。
昔は居飛車は角交換、振り飛車は飛車交換だったんですけど、
今は振り飛車が角交換、居飛車が飛車交換、
通貨の貨幣価値が変わってるようなもんですね。

山田女流から竹部女流へ
お休みの日はお子さんとどのように過ごしていらっしゃいますか。
今小学校3年生でして、背がなかなか伸びないんですよ。
欲を言うとあんまり伸びて欲しくないなーとか思ってるんですけど。
先日ニコニコ本社のリアル謎解きゲームに連れて行きまして、
ウォークラリーをしながら謎解きということで、
テーマは縄文時代にタイムスリップして、米を作って脱出するというやつなんです。
子供向けだと名探偵コナンがありまして、
殺人事件に巻き込まれてどうやって脱出するかとか。

質問メール
田中先生は先日佐渡での対局の立会いでした。
私は佐渡に以前住んでいましたが、この時期に荒れるのは異常気象です。
いろいろなトラブルもあったかと思いますが、第5局でのエピソードを教えてください。
いっぱいありすぎて困るんですけど。
前日、渡辺さんと隣で朝10時から深夜まで座ってたんです。
※ガン見の田中のやつですね。
渡辺さんは前日プレーオフで、本当に難しい将棋だったんですが、
あれうまいもんだなーと思ってたんです。
そしたら自分の将棋の方がおかしくなっちゃって、しくじったなーと思ったら、
渡辺王将が絶妙手を逃して何でかなと思って見てたんです。
そのシーンをガン見の田中って呼ばれました。
新潟までは順調だったんですけど、暴風雪っていうので、海見るとすごいんですね。
佐渡を見るともっとすごい荒れていたんです。
事前に本部からいろいろマニュアルを頂いていて、
前日行けなかった場合のシミュレーションがあって、
でもいざっていうときには、立会人、連盟、主催紙が協議をすると書いてあるんです。
対局者がちゃんと対局できるかどうか、注意して2人の様子を見てました。
船酔いする人もいるんですけど、
僕は大丈夫ですよという郷田さんと、薬持ってますよという渡辺さんで、
やっぱりちゃんとしているんだなと思いました。
まず前夜祭は間に合わないとなって、渡辺さんのスケジュール大丈夫?って聞いたら、
『幸いにもプレーオフ負けちゃいましたから』って。
次の日幸いにも朝動いたんですけど、
その後高速艇は動かなかったので運がよかったです。
今のタイトル争いに行く人っていうのは自分の立場をしっかりわきまえていて、
きちんと対応してくれます。
我々としてもなるべくいい将棋にしたいので、
なるべく持ち時間を減らさないようにしようと、
持ち時間が長くなるスケジュールにしました。
最後だけ本当の事件が起こったんですけど、
郷田さんのほうが上手くいってたと思ったんですが、最後は錯覚があったと。
その手を感想戦で指摘したらしばらく両者固まってました。
1日目は渡辺さんが酔い止めを飲んでたんですよ。
だから初日は眠くなっちゃってたかなーと感じてたんですが、
本人はそういうこと言いませんけど、乗り越えていい棋譜を作ってくれました。
後ね、食べ物がおいしかったー。佐渡牛がうまいです。
寒いところでひきしまって育ててるんです。
子供のときに松坂行ったら松坂牛になるとかで、
本籍佐渡っていう牛を皆さんもいっぱい食べてるかもしれない。

渡辺王将は△2七歩成り。
田中九段「あなたはあなた私は私と」
郷田九段もかまわず9筋の歩を取り込みました。
対する渡辺王将は解説に出ていた△2三歩を指して、
田中九段「おーやった△2三歩。強いね私ね」
そして郷田九段は▲4九飛。
田中九段「いい手でしたね。歩成りが入ったら郷田さん優勢なんで、
ここで渡辺さんなんとかしないといけないんですけど」
渡辺王将は△9六歩。郷田九段の9筋の歩の突き出しを逆用する形ですが、
田中九段「なんとなく見立ては先手を持ちたくなってきましたね」

ousyou62-3
みなさんはどっち持ちですか?

質問メール
私は現在求職中です。
今日も外に出なければならないので最後まで見ることが出来ません。
将棋にかかわる仕事は無いか教えてください。
生計をなすと言うのは相当大変ですね。
「ぱしっ(駒音)」
田中九段「あ、打った」
ここから急に数手ぱたぱたと進みだして解説に。
どちらを持って指してみたいか
先手・郷田九段32.8%、後手・渡辺王将26.6%、何とも(ニャンとも)言えない40.5%
圧倒的ニャンとも。
田中九段「ニャンともですねえもう私は」
竹部女流「途中になりましたけど将棋にかかわる仕事ということですが」
田中九段「将棋だけじゃないですからね。
観戦記者も将棋だけで食っていけるかはわかりませんね。
普通の就職と言う感じでは大変だと思います。
連盟職員も結構な人気で、アルバイトなら入れますけど正社員となると大変ですね。
職業と言う形では捉えにくい世界かもしれません。
その道に進むという形で考えた方がいいと思います。
コメントで駒師と流れましたけど、駒師も大変です。
作るのもさることながら、長い年月かかります。
ソフトも…将棋だけじゃないでしょうしね。
コンピュータ選手権でトップになれるかどうか。継続できるかというのも大変ですね。
まあ誠も道として修行してなれなかったんですけど、
別の道でそれがいきているというか」

竹部さんに質問です。今日の竹部さんの着物がお似合いです。
おしゃれ着でしょうか。どんなことを考えて選んでいるのか教えてください。
※竹部女流は照れているのか異様に早口で読んでました。
竹部女流「もうざっくり佐渡ですね。明るい海だと思ったら黒かったんですね。
帯なんですけど白滝呉服店で3月8日まで決算セールがありまして、
宝づくしといいまして、おめでたい柄がいっぱいで、3万円でございました。
安かったです」
田中九段「言わなきゃいいのに(笑」

将棋の中継を見ると、隣同士で対局しているのをよくみかけます。
プレーオフのときに、自らの対局よりも隣の対局をガン見していた田中九段のまなざしが、
タナトラ・アイと呼ばれております。
見ていたときの時の心境を教えてください。
あのー久々に4者プレーオフになって、
渡辺さんが一番確率が薄そうなのにすっと入ってきまして、
これはチャンスだと思っているだろうなと。そういう将棋が一番面白いんです。
それを特等席で見ることが出来るので非常に面白かったです。
渡辺さんが妙手に気づかなくて何でだろうと思って、
誰かが感想戦で言って、やってたと思うんですけどね。
もし指して勝っていたら佐渡の対局で大変なことになってたかもしれないですね。
佐渡の対局できなかったかもしれないです。
渡辺さんは負けても切り替えが凄い早いですね。
敗れた後っていうのは切り替えがもの凄く早いです。
もう全然引きずらない。それがタイトルを取る絶対条件ですね。
自分の将棋の方は、うわーこれだめにしちゃったなーと思ってたんです。
粘るしかないなと思ってました。

田中先生は昔長髪でひげを生やしていて、
どことなく升田先生みたいで迫力がありました。
もう当時の風貌にする予定はありませんか。
あの30くらいの棋聖をとるあたり、自然に、まあ無精ひげだったんです。
ある程度言ったら升田幸三みたいで、
この道に入ったのは升田先生の勝負という本で、中学2年生のときに読んで、
将棋の本ですけど人生観の本で、指し手なんて書いて無いんです。
女性の口説き方、別れ方、借金の仕方、返し方、
そういうのを一気に読んじゃって、この世界に生きたいというか、
升田先生の独特のひきつける魅力がある本でした。
後から将棋を勉強してという感じですね。
将棋は小学生の頃からやってましたけど、雨降ったらやるみたいな感じでした。
私は少年野球とスイミング倶楽部をやっていて、両方から案内がきてたんですね。
ところが当時は野球選手は肩冷やしちゃいけない時代だったの。
水泳は冷えるから、それでどっちか、両方は出来ない時代だったんです。
水着で女の子と入れるほうがいいから当然スイミングに行ったんですけど、
そしたらその新しい仲間に将棋が好きな奴が居たんです。
そのおかげで水泳をやることになって、将棋好きな人がいて、
同人誌作ってるような熱心な人で、全然勝てないの。
それでその人の地区にはいい本があるんじゃないかと思って、
本を立ち読みして、升田先生の本を見つけたんです。
水泳は最近また、去年かな、タイムがでるのに出て。
5歳単位で順位が出て、年取ると後2年で60歳枠になるとか思って嬉しいの。
水泳って世界的だから、
と言っていると何と映像が。
ousyou62-4
田中九段「個人メドレーをやるのに苦手なものを鍛えてるところです」
右側が田中九段で、佐渡に行った次の日とのこと。
水泳をまた始めたのはもう一度初心に帰りたいということらしい。

今期は名人位挑戦者決定プレーオフがありました。
行方先生が久保先生の本拠地の関西に乗り込んで指したのは何故ですか。
順位が上の行方さんの本拠地じゃだめなんでしょうか。
予定して無い日程だったので、
隣で変な奴が見ている中でやらないといけない、というようなスケジュールなんです。
両対局者のスケジュールの調整もあってああいう形になったんだと思います。
特に今の季節は集中するんですね。
とにかく対局をこなすというのが先ですね。
手合い係りは苦渋の決断をする係りなんです。
よく勝ってる人はそれでほとんど文句言わないです。文句言っちゃう人はだめですね。

ということで一旦休憩になりました。
田中九段「私先ほど郷田九段がいいと言ったんですけど、
この△8四角がぐっとこらえた手で、私もうわからないです」
受け止めてしまえばと金を活用したり、桂馬を取ったり、後手に楽しみがあるとの事。

再開後
田中九段「ここで郷田さんどうするのかなと思ってたんですけど、
一番激しい順で行きましたね」
その後先手が桂馬を打って守る手順を解説していましたが、郷田九段は▲5五桂。
田中九段「うわ攻め合いだ。手抜き合戦」

ousyou62-5
渡辺王将の姿勢評価関数は…微妙だ。
田中九段「この姿勢だけ見たらとても有利と思っているようには見えないですね。
郷田さんまた持ちたくなってきたなあ」
指した方がよく見える状態か。

質問メール
田中先生といえば元祖穴熊、飛車先不突き矢倉など、
序盤のエジソンとして知られています。
私自身クリエイティブな活動をしていますが、
その発想方法は他分野でも通じるものがあると思います。
戦法の発想はどこから来たのでしょうか。
まず私、人の将棋を並べると話しましたが、
あるとき芹沢さんに、寅早すぎる、覚えるだけでいいのか、何か思え、
思ってこれはいいと思ったら真似すればいいし、悪いと思ったら違う手を考えろ、
悪い手だと思ったのに勝っていたらそれを否定してみろ、
否定すれば新しいものが生まれる、そう言われました。
今までに無いものを求める、否定する気持ちが新しいものが出てくるきかっけだと。
プロの証、違うものを作れ、
作れないならプロに商売価値はないだろう、そう言われました。
芹沢さんは自分の行いは置いておいて、後輩に言うのはいい言葉が多かったですよ。
なかなか面白い方で、そうですね加藤先生にも影響を与えています。
よく滝を止めたという伝説が語られていますが、
加藤先生が滝を止めろなんていうわけ無いんですよ。
多分うるさいって言ったんですけど、それを加藤君生意気だなと上手い具合にやって、
それでまことしやかに言われるようになったんです。
米長先生の、兄貴が3人とも東大だから、
俺は頭がいいから将棋指しになったっていうのも、あれは芹沢さんが言ったんです。
本人が言ったとなってしまって、いろいろあるから否定できないじゃないですか。
私にとっては本当に憧れの言葉でしたね。
将棋の世界とは年配の方がやるものとか思われていて、
同窓会で将棋指しを目指していますとかい言ったら、
え?まだ若いのにねとか言われる時代でした。
その中で唯一、この言葉は有難かったんですよ。
芹沢さんが連盟に来ると笑いが起こるんですよ。
それを聞くとまずいって逃げ出そうとするんですけど、
そうすると目ざとく見つけて、こら待てと言われて、お前今日は開いてるかと。
そう聞かれると明日の朝まで開いておりますと言うしかないんです。

電王戦をきっかけに将棋を見るようになりました。
初心者の初歩的な質問で申し訳ないですが、
立会いの方というのは何が基準で選ばれるのでしょうか。
ここら辺はですね、阿吽の呼吸といいますかね。
いろいろ力関係があって、そのときの人気、対局場に合うような人、
スケジュールが合う人、だって羽生さんそんな出れませんからね。
そういう阿吽の呼吸がありますね。
四段に立会人させるわけにはいきませんから、主催紙との相性もありますし、
いろいろありますね。

そしてスペシャルゲスト?
田中Jr.「初めてかな一緒に出るのは」
田中九段「そうかもしれない」
銀河将棋チャンネルの宣伝に田中九段の息子さんが登場しました。

ousyou62-6
田中九段「こんな息子ですけどよろしく、彼女募集中、俺の孫を見たいな」
田中Jr.「助けてください」
そしたら竹部女流がどっちがかっこいいかアンケートしましょうと爆弾投下。
助ける気ゼロである。

どっちがかっこいい?
パパトラ89.0%、Jr11.0%。
竹部女流「善戦しましたよ」
※いろいろひどい。
田中Jr.「竹部さんには昔からいじられてるんですよ。ひどい姐さんで」
その後儲かってるの?からいろいろ込み入った話を始めた田中親子に、
竹部女流「楽屋で話して」

昼食アンケート
ステーキ20.4%、うなぎ22.4%、イケ麺系38.1%、寿司19.0%。
竹部女流「以前着物を着て出演させていただいたときに、
私ハンバーグが食べたいと言ったんですけど、
飯島先生に着物でがっつくのは見たくないと言われまして、
それで今日は普段着を用意してきたので何でも大丈夫です」

ousyou62-7
昼食アンケートの答えはうなぎ。

詰め将棋の答え合わせの後初手から解説になりました。
手を進めると先手が勝ったり後手が勝ったりよくわからない局面で、
竹部女流「こんな状態でお昼ご飯を食べるってどんな気持ちなんですかね」
ousyou62-8
この局面で昼食を食べる。わけがわからない。

質問メール
将棋ファン歴20年くらいになります。
昔の将棋界のような殺伐とした雰囲気も好きでした。
殺伐エピソードを教えてください。
田中九段「ライバル心っていうのがすごかったんですね昔は。
升田幸三という人が中心となって、
木村名人に戦争から帰ってきた升田先生が挑戦者になって、
また煽るんですよラジオ放送で。
それで升田先生が名人なんてごみのようなものだと言っちゃったんですね。
木村先生は名人位がごみならお前はなんだと言って、
升田先生はごみにたかるハエだと答えたというのがあります。
昔は正副立会いが必要だったんですよ。両対局者話さないんです。
間に入った人間に、片方が暑いから窓を開けろ、もう片方が寒いから閉めろ、
あの立会いはどっちに肩入れしたとか、
それで両方をたてられる人間が選ばれました。
周りの外野も含めて戦っていました。
私のときも殺伐としたというか、
何代目かの悪役を演じようかと思ったときがあったんですね。
あの程度で名人になったと言ったことがあったんですが」
竹部女流「現会長ですか?」
田中九段「当然なことをを言ったつもりなんですけど、
それが活字になるときついですねー。
じゃあなんなんだとうわーっとくるんですよ。
将棋が楽勝になっちゃったんですよ3局目、
それで何を言ってやろうかと思ったのがばかだった。
大山先生がちらっと言ってましたけど何か言うと終わりなんですよ。
タイトルマッチで勉強させてもらいますとかね、
一生懸命勝とうとして負けた人間がいるわけですから、
その人達は勉強したいとか言われると辛いんですね。
例えば今戦っている渡辺王将と郷田九段、どちら贔屓かみなさんあると思うんですよ。
渡辺さんの強さはヒールに完璧なものを備えてると思うんですけど。
大山先生は負かされた時に記事になるのが一人前だと言ってましたけど、
渡辺さんはそういうタイプのヒールになれると思うんだけどなあ」

将棋界にヒールは
必要68.5%、不要31.5%。

将棋のタイトル戦がやってくるとあって、佐渡の現地は大騒ぎなんだろうな、
私の町にもこうしたタイトル戦を誘致できないかな、と思っています。
どうすれば誘致することができますか。
支部や教室があり、天童や加古川のように、将棋の街になるのが夢です。
将棋のタイトルマッチ、一生懸命誘致されているところがいっぱいあります。
各新聞の色があって、各社違った形で選択しています。
佐渡のほうは地元の行政と佐渡汽船といろんなスポンサーの協力で誘致されています。
名人戦は公募をしてるんですね。
今回は間に合いませんけども、次回のために。
名人戦は共催ということになりますと、各社やりたいところが違ってくるんです。
それをどうするかということで公募になりました。
大山先生の倉敷や天童など、
行政予算の中に将棋予算が組み込まれているところもあります。
その中で情報交換し合って、
協力できるところは協力していくということが進んでいくと思います。
七番勝負だと4局で終わるとかもあるので、来ないと無駄になっちゃうんですけど、
7局目で来たら大当たりなんです。
早く終わっちゃうと来ないような、
わざと皆さんが嫌がるところを入れといてください、というところもあります。
ちなみに結構かかります。
そこら辺は行政と新聞の事業部とかかわると話せると思います。

ニコ生のおさんじは

盤上では渡辺王将の6三に打った香車を、郷田九段が▲同桂成り。
そして時間を使う渡辺王将に、ここですぐに指さないのは変と田中九段。

竹部女流「今日はティロフォンはあるんですか?」
今大盤解説中だというスタッフに、
田中九段「大盤解説中に電話とって話してくれればいいんですよ」
田中新手再びか。
しかし急な話なので無理っぽいというスタッフに、
田中九段「最初やった時ね、私無理やり電話しちゃったの知ってる?(ニヤリ」
そして野月七段と電話が繋がりました。

ティロフォン野月七段から
田中九段「もしもしー」
野月七段「もしもし野月です」
田中九段「野月さん後手持ちなの?」
野月七段「そうですね木村さんと一緒に解説してて、▲6三桂成りが意外だったです。
▲4三桂成り△同銀の形も先手がいいんじゃないかと検討してたんですけど。
そこから受けにまわるのが木村説で誰も勝てなかったです」
田中九段「受け師だもんなあ千駄ヶ谷から出張してる受け師だから」
パチッと駒音がして
田中九段「あー銀で取った銀で取った」
さらに駒音がして
田中九段「うわー全然違う手が出たよ」
郷田九段は▲9五香。
後手玉周辺をどう攻めるかという検討ばかりしてたので、意外な一着でした。
野月七段「昼休憩までは郷田九段がよくて、
それからの渡辺王将の手がいい手で形勢を戻したと見ています」
田中九段「両対局者はどうですか?
郷田九段は前局は△1三玉の話したら頭かかえてね、4時まで飲んでたんですけど」
対局前日は両者リラックスモードとのことでした。

形勢アンケート
先手・郷田九段45.1%、後手・渡辺王将22.0%、何とも(ニャンとも)言えない32.9%。

渡辺王将は飛車を見捨てて角を取りました。
将棋は飛車を取ったらだいたい勝ちだから。by渡辺王将
と言う言葉があるので、ちょっと苦しいと思っているのかな?
田中九段「生活かかってないですからやっちゃいましょうか」
ということで一直線で攻め合うと、先手が勝ちになりました。
一旦休憩に。

休憩中に郷田九段が猛攻。
再開後の解説では渡辺王将が入玉できるかどうかが争点との事。

ousyou62-10
田中九段「ここで上手くいなす手があるかどうか。
これで寄ってるならば話が早いんですよ、思いっきり早い。」
しかし渡辺王将が角金交換から粘りに行って、

田中九段「ちょっと待ってくださいね測量中です」
測量後局面を進めて、
田中九段「長年の経験でこれは詰みなんですが…」
更に進めると後手玉にするする逃げられてひっくり返ってましたが、
いろいろな後手玉が詰む筋を並べて
田中九段「いよいよかな?」
入玉将棋は詰む詰まないが大変ですが、
田中九段がいろんな手を並べてくれるので田中劇場になってました。
コメントの△1四銀という受けには、
田中九段「これ私の力じゃ寄せられません。2歩打っちゃいますね」
竹部女流「でもこれ冷静に考えれば寄せがありそうですけど」
田中九段「私冷静じゃないからここまできたんです」

ousyou62-11
渡辺王将の姿勢評価関数は…やや劣勢?

田中九段「郷田さんが指した▲2三歩成りは寄せにいった手なんです。
ところが渡辺さんの△3一金で止まってしまったんです。
まだ郷田さんがいいと思いますが、思い描いた展開ではないはずです。
これなんかしかし結構続きそうな気がしてきたなあ、嫌な展開になってきましたよ」

渡辺王将は△1四銀。
大盤ではなかなか後手玉が寄らず、飛車を渡すと千日手の筋も生じて、
田中九段「どうするんだろうこれ。千日手か?」
現地の青野先生は後手から△9八飛が出たら千日手ですねとのこと。
スタッフ「千日手の場合は1時間休憩して指しなおしとのことです」
竹部女流「嬉しいですねー↑」
田中九段「HAHAHA」
竹部女流「先生もね、体力には自信ありますから」
田中九段「体力に自信あってもねぇ」
この後何か寄らないかー何かありそうだけどーと、
千日手は勘弁してくれという感じの田中九段でした。竹部女流ははしゃいでました。
コメントで流れた△3七銀で後手玉に寄せがないようで、
田中九段「千日手でプレミアム会員が入ったらこっちに来るんですよね?」
ギャラアップを求め始めました。ところが郷田九段は千日手を避けて▲7七玉。
田中九段「あーやっぱり郷田さんに、千日手は美学に無いんだ」
渡辺王将は△3七銀。
田中九段「ほら打った!寄ってるかどうか」

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田中九段「やけに冷静なそぶりですね」

検討を進めると後手玉が寄りましたが、現地の木村八段は後手持ちと言われて、
どこかに読み抜けがあるのか田中九段は不安になってました。
田中説は▲2三角でしたが、郷田九段は▲2三銀。
田中九段「あああ!初手から外した!」
頭抱えてました。
しかしその後は、じゃあこれを狙ってるのかな?と言って示した手順に進みました。
飛車をと金に取らせて角を捌いて後手玉を詰ませる手順を竹部女流が示し、
田中九段「天才的な捌きだね」
ということで後手が受ける手順を検討するとまたわからなくなる、
という大熱戦になりました。
田中九段「いや今日は飲むぞ郷田さん、もし負けたら」

竹部女流「あ、棋譜コメント更新されてます」
しかし田中九段が言った事以外は書いてなく、
田中九段「もっと高度な棋譜コメが欲しい」
コメントで流れた▲3八桂を検討して、
田中九段「あ、やったじゃん!」
郷田九段が勝つのか、と思って解説を進めたら角を渡したせいで先手玉が詰んでしまい、
田中九段「だめじゃん」
その後歩の枚数をひとつ間違っていたことに気がついて、
田中九段「これは絶対詰み、必死!向こうは絶対詰まない!勝ちだ!」
田中九段の解説評価関数はカオスなことになってます。
確信を持った田中九段は
田中九段「控え室に聞いてみ?(ドヤ」
しかし後手の△9九飛成りという手が届いて、
田中九段「えー?まだかい、まだだめ?」
勝利宣言すると違う手が出てくるという展開になりました。
田中九段「もう一度やり直しだ、人生を(ため息」
竹部女流「深いですね(笑」
結局飛車成ったら飛車下がる、残ってる、残ってろという結論になりました。

ところが渡辺王将は検討に出なかった△2五歩。
郷田九段はあまり時間を使わずに▲5三桂右成り。
田中九段「えええぇぇぇぇ全然ちがったあぁぁぁ」
竹部女流「解説お願いしますというか」
田中九段「できないです」
しかし検討を進めると悪手で後手がよくなったとの評価になりました。
田中九段「今までの努力が水の泡、原野商売にひっかかった。
これはひどいねえ、これは飲むねえ相当」
しかし解説を進めると本日何回目かの手のひら返し。
田中九段「投了じゃなかったね、寄ってますね勝ちだこれ」
竹部女流「信じていいですね?」
田中九段「わかりません」

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ここで観戦記者の加藤さんが入室。
竹部女流「先崎先生ではありません」

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そんなことを言ってたら渡辺王将の鬼手△1七飛車。
これにはコメントもざわつきます。
田中九段「そんな手が世の中にあるの?」
少し苦しいと見て郷田九段が読んでない手を選んだのではないかとの事ですが…。

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渡辺王将の姿勢評価関数は…さっきより起きてるかな?

田中九段「ここまで来ても私の知恵じゃわかりません」
そして両者1分将棋になりました。
その後も
「ええぇ世の中にそんな手があったのおぉ?金が寄ると何が起こるんですか?」
「えぇ打つ?打って勝ちなの?」
「変だなあこれは一体どういうことだ?上がられたらまったく私はわかりませんね」
「一手やる方が悪く見えるよ?」
「あれ?おかしい。また勝ちになったか?」
「まだまだ続くねえ驚いたねえ何だこれは」
「王様で取った!何で?」
「これはやったかもしれないよ。何度目かのやったかも」
これが指運勝負というやつか。
藤井先生がNHK杯の解説をしていた時の名言、
「どっちがラッキーかですね」を思い出してしまいました。
最後は郷田九段が金を取る手を無理やり間に合わせて、
渡辺王将の投了となりました。

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投了直後呆然とする渡辺王将。

今日は難解すぎる中盤戦、終盤戦から1分将棋になっての泥試合、
田中九段の+9999と-9999を行ったり来たりする解説、
詰むや詰まざるやで頼りになる竹部女流、
鬼手ありポカあり絶叫ありのかなり面白い解説会になりました。
竹部女流は異様なテンションで最後笑いが止まらなくなってましたね。
終盤は渡辺王将に疲れが出たかな?

というわけでいよいよ最後となる王将戦第7局は3月26、27日です。
フルセットの対局は渡辺王将が2004年度、2006年度、2008年度の竜王戦、
2013年度の王将戦の4局あり、いずれも勝利しています。
一方郷田九段は1994年度の王位戦、2007年度、2009年度の名人戦の3局あり、
すべて敗れています。
という郷田九段にとっては嫌なデータもありますが、さてどうなりますか。

関連リンク
詰まなければ・・・ラッキー♪
NHK杯の中田功七段対阿久津主税八段の対局で終盤難解な局面になり、
中田七段も阿久津八段も解説の藤井九段も大混乱に陥る動画です。

王将戦第3局は郷田九段が激闘を制す

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第3局は、
後手の郷田九段が激戦を制し、星をひとつ戻して1勝2敗としました。

注目の封じ手は渡辺王将の飛車の退路を塞ぐ△4六歩でした。

ニコニコ生放送では9時から、解説に畠山鎮七段、
聞き手に竹部さゆり女流三段で大盤解説会が始まりました。

畠山七段「おはようございます。よろしくお願いします。
王将戦は渡辺王将の2連勝ですが、前局は大逆転勝ちで2連勝になりました。
内容は郷田九段の会心譜でもおかしくなかったので、
今日も熱戦が期待できると思います。
今の局面はもう行くしかない部分もあるので、同銀から考えたいです」

リレー質問
神谷八段から竹部女流へ
アウトデラックスに出演してから人生変わりましたか。
民法のバラエティ番組に出演しまして、結構反響がありました。
その数日後にニコニコの超会議にも出まして、
その後にご迷惑をおかけしましたということがありましたが、
後は何も無く過ごしています。
※絶対怒られたよね?というような恐縮っぷりでした。

といったところで渡辺王将は▲同銀。

質問メール
山口女流から畠山七段へ
矢倉の新刊を出されましたが、制作のエピソードや裏話なんかを教えてください。
これからの相矢倉という本を出させていただきました。
最新形がプロの対局では指されているんですけれども、
それは私がプロになってからでもいろいろな変節があってこの形になったんです。
例えば平成3年頃に、昨日指された△4五歩は後手の勝率が悪くて消えたんですけど、
最近指されるので急遽1章を追加しました。
プロの持ち時間が長い将棋では無理でも、
アマチュアの短い時間の将棋なら大丈夫な変化も書いてあります。
奨励会に15歳で入ったので、それまでアマチュアのリーグ戦にも出ていたので、
大会で使えそうな手を紹介しています。

関西控え室のエピソード
控え室ではネット中継とかがある日でも若手10人くらいが指しています。
昔は棋士が奨励会の遊び仲間を捕まえるような時代があって、
テレビで競馬がかかったりしてたのは私が怒ってなくなったんですけど、
研究会は私がやれって言ったのではなくて自然にそうなりました。
30歳くらいになるとみんな来なくなります。
10代20代がほぼ連日来ます。今だと糸谷竜王や山崎八段なんかが来ます。
練習将棋が終わったら気さくに検討していて、
関西の方が終わった後にわいわいやっている印象です。
ぜひ東京の女流棋士も、関西に来る機会があったら顔を出してみてください。
香川さんも前は怖がってたんですけど、今は一番強いです。
こないだ一緒に大盤解説をしたんですけど、
私番長と呼ばれてるんですよと言ったらお客さんに非常に受けまして、
次の一手問題で、普通○○金とか符号を書くんですけど、
番長の一手と書かれる人もいました。

解説に戻ると激しい順を並べて、
畠山七段「みなさんも一番激しい順を5秒でも10秒でも読む習慣をつけると、
チャンスを逃さなくなります」
そして一通り解説してもまだ指さない郷田九段。

質問メール
私は大分に住んでいて、
2013年の名人戦で畠山先生が将棋とスイーツの解説をしていました。
その中で岡本屋の地獄蒸しプリンを推していましたが、
先生はいろんな地方へ行かれると思います。
地元のおやつを食べるために、スイーツ王として何か調べていたりするんですか。
王になった記憶は無いんですけど、スイーツ対決ということで、
糸谷さんが竜王を取る前に能舞台でスイーツ王子対決をしたことがあります。
スイーツ王なんですが、普通に5分30秒で将棋を指して、
勝ったからスイーツ王ということになりました。
大分県ですと、ざびえるというお菓子があります。
プリンは別府の明礬温泉の地獄蒸しや、鉄輪の蒸しプリンもおいしいよと言われて、
富士町?のプリンもおいしいので3つ食べました。
アマ強豪の早咲さんとかもいらして、控え室で一緒に食べたりしました。
食べ物、お酒、観光全部やろうとすると中途半端になるので、どれかひとつがいいです。
私は九州いくと焼酎もビールも、ビール飲みながらプリン食べたりして、
家内にあきれられています。
お酒を飲むと塩気のものって言いますけど、
私はその土地のケーキやお菓子を食べたいですね。
体にはよくないけど。

関西ベテラン棋士の先生についてききたいです。
平藤七段は昼間に、
神崎七段や長沼七段は夜に連盟まで足を運んで検討していると伺っています。
みなさんは昔から来ていたのですか。それとも若手に触発されたのでしょうか。
神崎七段や長沼七段は感想戦を見るのが好きなんです。
長沼七段はモバイル中継の仕事をお願いしたら、
子供をお風呂に入れてから連盟にきて、
夜の2時3時に帰って朝子供に起こされて大変だと言っていました。
先ほど出た3人は感想戦も好きです。
井上慶太九段もよく昔はこられてました。
やっぱり勝負師なんで仲良くっていう意識はあんまりないんですけど、
どっちかというと東京の方がカスな手を言うと怒られるとか、
関西は歩が足りなくて詰まないじゃないかはははとかそういう空気です。

大雪なのですが仕事なので見れていません。
竹部さんといえばチーム遊び駒というユニットを組まれましたが、
どんな活動をしてるんですか。
駒桜のようなかっちりしたものではなくて、
フットワークの軽い、育児の傍らとかで活動していることが多いです。
今年最初は指し初め式をやりました。
連盟とは違うところで体験していただこうという形で、
駒の動かし方がわからないといった方には指導したり、
将棋以外で将棋のことを、邪魔ゴマではなく遊びゴマも活用しよう的なことを話したり、
指せない方にもこうしたらどうですかとアドバイスしたり、
そんな活動をしています。

指し初め式について
畠山七段「関西の指し初めは多面指しで、20手とかで終わらせるんですけど、
東京は1面を100人くらいでやるので、
詰む詰まないまで進んだりすると大丈夫かなと緊張します」

私は矢倉党です。居飛車を指すなら戦法を全部覚えた方がよいのでしょうか。
先手7六歩に3四歩をつかれたらどうすればいいのかわかりません。
他の居飛車の戦法は一切わかりません。角道を止める6六歩は勝率が悪いです。
私の時代は角道を止めるのは気合が悪い、2六歩とつけと教えられました。
6六歩とついて勝率が悪いのは、後手がいろんな戦法を選べるからか、
年齢的に私の世代なら気合悪いかなと思いつつ6六歩をついてるのかだと思います。
大会は矢倉一本でもいいので、
ネットで指す時とかはいろんな戦法を指すとかはどうでしょうか。
矢倉でじっくりの将棋ばかり指していると、
さあさあ戦いましょうという手しか見えなくなるので、
居飛車党といわれるなら練習でいろんな戦法を指した方がいいと思います。
私も横歩が3局続いてから矢倉とかになると、何か感覚がおかしかったりします。

最近は西遊棋、東竜門などプロの先生達の活動も活発ですね。
チーム遊び駒はどんな活動予定がありますか。
また、畠山先生はどんな活動をしていますか。
竹部女流
私はバレンタインしようと思って中止になって、結構きまぐれです。
畠山七段
イベントとかは今ネットの時代ですけど、
アマ強豪の方の知り合いで次の一手名人戦とか、指導対局して飲みにいったり。
25分切れ負けで、大阪代表のかたでも3段半くらいになるんですよ。
私七段なんでアマチュアの方と飛車香落ちとかでやらないといけないんですけど、
飛車香落ちだと勝率がいいんですけどそういうふれあいとか。
竜王戦の後に下平さんと大阪で会ったんですけど、
イベントというよりアマチュアの方がいるときに指したり飲んだり。
確かにネットがあるんで告知とか考えた方がいいかもしれないですね。
コメントで福崎先生と井上先生の将棋漫才が見たいと流れて、
福崎先生を大阪で止められるのは香川さんしかいないです。

僕は将棋ウォーズで2級くらいです。
どうしても受け将棋になってしまいます。
攻めが弱くて受け将棋になってしまいますが、攻めを強化する方法はありますか。
敵玉の周囲で戦う順を10秒でもいいから読む習慣をつけるといいです。
錯覚でもいいので、だめだと思ってから、
自分の王様の周りを見る習慣をつけるといいです。
相手の手に直ぐ反応しちゃうとそういう手になります。
互角のとき、優勢なときは、相手玉に向かう手を考えるといいです。
アマチュアの大会は1日5局6局指すので、相手の手に反応してると疲れちゃうんです。
指導していて、君強いけど4局目5局目に負けちゃうよと言うと、
どうしてわかるんですかと言われるのですが、こっちの手に反応しすぎなんです。
そうすると疲れて5局目とかになると負けちゃうんです。
自信を持って相手に向かっていくのがいいと思います。

大盤解説会には毎回来てる常連の方もいらっしゃると思いますが、
お客さんとのエピソードを教えてください。
大阪はよく歌手の方とかでも大阪の観客が一番怖いとかいいますけど。
シンポジウムとかですと大体同じレベルの人が来ますけど、
大盤解説は初心者から県代表から、ルールを知らない方も来ます。
なのでみんなを楽しませるのが難しいです。
大阪では盤の話ばかりしてると、お客さんに何か面白い話ないのとかつっこまれます。
東京はね、所司七段の解説会に行ったことがあるんですけど、
渡辺君の王様が詰んだら負けで、詰まなかったら勝ちですねとかで成り立ってて、
いいお客さんだなーと思いました。
大阪だと手順言えとかつっこまれます。

そしてまだまだ考え込む郷田九段。
その昔加藤一二三九段が、初日の封じ手が終わって寝るまでの間の5時間と、
開封されて当然進むであろう局面まで行ってから2時間の、
計7時間考えて、いい手がひらめいて勝ったという出来事がありましたが、
郷田九段のこの長考はどうなりますか。

どちらを持ちたいかアンケート
先手・渡辺王将52.6%、後手・郷田九段22.2%、
何とも(ニャンとも)言えない25.2%。

棋力アンケート
県代表3.9%、有段者20.6%、級位者41.3%、
動かし方がわかる程度26.1%、その他8.0%。
自称県代表が800人いる計算に。

休憩後まだ郷田九段が指さないので初手から解説に。

後手の△4五歩は電王戦タッグで菅井五段チームが船江五段チーム相手に出した手で、
それがきっかけで指されているそうです。
その後の△9四歩が出てきた手で、これがいい感じで△4五歩が復活したらしく、
△4五歩の位を△4四銀と支えに行く手は価値が低いというのが趣旨らしいです。

畠山七段「王様を攻めるときは王様の周りにいる金を攻めに行くといいんです。
私の世代だと、
好きな女の子に気に入られるためにはまず親に気に入られろと言ったんですけど、
それを若い世代に言ったら、
親に気に入られてるんだからもう女の子にも気に入られてるんじゃないか、
と言われて話が脱線しましたけど」
唐突な恋愛論

11時になってようやく郷田九段が△5四銀。
ほぼ2時間くらい考えて一番激しい順にいきました。
前述の加藤九段と同じ7時間コースですがはてさて。

畠山七段は名前は鎮(まもる)なのに攻め将棋として知られていますが、
解説でもどんどん攻める順を解説します。
畠山七段「こういう順を読む癖をつければ、将棋の切っ先といいますか、
攻めが鋭くなりますね。
あるプロ野球選手が、高校時代はど真ん中がくればホームランだったけど、
プロになったらど真ん中がきたら手がでなかったりすると言っていました。
将棋も一緒で相手の手を見て何が来るんだと思ってしまうと、
ど真ん中を逃してしまいます」

盤上では渡辺王将も激しい順になる対応。
そしたら郷田九段はさっと角を引き、これはなんだろうか。
ぱっと見こんな手が浮かびます、大ポカだったら笑ってくださいと畠山七段が言った、
銀をタダ捨てして突撃する順はなかなか面白い順でした。
ただし本当に成立するのか半信半疑でまだ先手持ちとのこと。

どちらを持ちたいかアンケート
先手・渡辺王将44.4%、後手・郷田九段40.3%、その他15.3%。
郷田九段持ちが22.2%から大幅アップ。
派手な手が成立するのは見てみたいですよね。

質問メール
私は将棋倶楽部24で三段から四段くらいです。
調子のいいときで瞬間的に五段に上がれますが、壁にぶつかっています。
序中盤で悪くして格下に負けたりして、
ノーマル四間飛車だけじゃつらいのでいろいろ覚えました。
だいぶ強いですね。
倶楽部24は奨励会やプロ棋士も参加してるので、
どうしても実際の段位より少ないということはあるんですけど。
人間ですと穴熊相手にノーマル四間飛車だと、
どうしても相手の手を見ないといけないので大変です。
道場だと五段でも通用すると思います。
互角なら上位者でも、序盤で悪くすると格下にも負けるということで、
序盤のなにげない局面を眺めるということもいいと思います。
今後の棋力向上を目指すならば居飛車も指すべきでしょうか。
振り飛車なのに居飛車感覚の手、
居飛車なのに振り飛車感覚の手というのがあります。
居飛車対振り飛車だと王様が相手と向かっているので、
縦方向の攻めは自分に跳ね返ってきますから横の将棋になります。
居飛車を指すと慣れないうちはレーティングが下がりますので、
うーん趣味でやっててそれは辛いと思いますけど…、
竹部女流「先生そこで宣伝じゃないですか」
畠山七段「ちょっと宣伝は恥ずかしくてね」
序盤のなにげない駒がぶつかってない局面を睨んで考えてみるとかどうでしょう。
かなり強いレベルなのでこれといったのはないですけど、
できるだけ楽しく、闘志がわくように。
振り飛車党の棋士でも居飛車側を持って棋譜を並べるとかはあります。

盤上では郷田九段が△6四銀。
畠山七段「これは当たりませんね」
その後の解説で、どうも後手の方から攻めていけそうだとのこと。

畠山七段「トップ棋士はひねりだしてきますね。
羽生名人は9割が自分が負ける順を読んでいるって言ってました。
脳の本には自分が失敗することやうまくいかないことを考えると普通はストレスになる、
計算を停止してしまうと書いてあったんですけどね。
特に40を過ぎるとそうだって書いてありました」

ousyou3-21
大田原は雪景色

大盤解説会現地に近い方は是非とのこと。
畠山七段は他の棋士の大盤解説を見るのも好きだが、
後輩の棋士に緊張するからやめてくれと言われたらしい。

そしてコメントの▲5三歩を絶賛。野生のプロがいたか。

次の一手アンケート
▲3七桂30.8%、▲4五銀21.4%、▲5三歩17.9%、
▲8三銀4.8%、▲2五銀5.3%、その他19.8%。
渡辺王将は▲4五銀。

畠山七段「私はプロの真似が出来るからすごいと思って棋士になりました。
野球は一本足打法をいくらやってもホームランにならないですが、
将棋はプロと同じように並べれば、飛車切って角切ってばーんと詰ませて、
それで勘違いしてプロを目指してしまったんですけど」
竹部女流「いやいやいやプロになってるじゃないですか」

盤上では▲4五銀から先手が攻める展開に。
こうなったら渡辺王将のパターンか。

昼食アンケート
対局モードのそばセット11.1%、がっつりと丼37.3%、ステーキ23.4%、うな重28.1%。

私が遅刻したのでお昼アンケートの答えは謎。
詰め将棋の答え合わせの後初手から解説に。
後手の歩切れについて、
畠山七段「歩は皮膚なんです。皮膚がないと」
こうして通してみると、
郷田九段が4四銀左と趣向を見せて、渡辺王将が対応して、
再度郷田九段が角を渡辺王将の王様のラインに設置する構想を見せて、
渡辺王将がその角を攻めて攻撃を根から取ろうとする、という展開かなあ。

ここでヒフミンアイに
竹部女流「加藤先生が逆から見て、100回やって100回見えないと思うが、
こうして1回見えてそれに勝って、タイトルを取ったんだからと」
畠山七段「加藤先生が勝ったと言ったということは、
加藤先生の名局ということですか」
冷静な突っ込み。

どちらを持って指してみたいかアンケート。
先手・渡辺王将80.4%、後手・郷田九段19.6%
畠山七段「まーでしょうね」
渡辺王将が攻める展開になりました。

質問メール
私の息子が将棋が好きで、小学校3年生で1級くらいです。
基本的に居飛車ですが、振り飛車に対して成績が悪いです。
穴熊が嫌いなので左美濃ばかり指しているのですが、うまく勝てていません。
小学校3年生ということなんで、
好き嫌いはあっても何でもやったほうがいいと思います。
相居飛車なら勝つということは、
相居飛車は縦からも横からも攻められるので、切り合いが得意なんだと思います。
振り飛車を相手にすると勝率が悪いというのは、
寄せが早く行きすぎなんじゃないかなと思います。
負けるのを恐れず指していたら、左美濃とか薄い玉で戦うのは勉強になります。

現在就職活動中です。
両先生はもしも棋士になっていなかったらどんな職業についていたと思いますか。
畠山七段
私は小学校2年のときに札幌から大阪にきて、
棋譜を並べて名人と同じことができると感動して、プロしか考えられませんでした。
奨励会員のときは、
プロ棋士にならなかったら生きてらんないくらい思いつめてました。
奨励会時代ですね、高校時代コンビニのバイトやってた時期があったんですけど、
全然ダメでした。
叱られてたんですけど半年くらいやってるとかわいがってもらって。
こっちは将棋の息抜き的だったのですが、
すごい真面目にやっているということで、もしだめなら来なよとか言われました。
自分が成長できているなと思えるような仕事を見つけられればと思います。
竹部女流
私はそうですね特に夢はなくて、
8歳くらいのときに、父に何になりたいんだと言われて、
マンガ読んでいたいと言ったら、無理やりいろんな習い事をやらされました。
それで勉強の習い事をやらされたら大変だということで将棋をやっていました。
父にマンガを書けるのかと言われて、書けないと答えたら、
マンガを読むことでどんな社会貢献ができるんだと言われたので、ええー…と。
遠山先生と同じ日に研修会に入りました。

盤上ではだんだんとスローペースになってきたと畠山七段。
中盤の捻り合いが長くなっています。

畠山先生の矢倉講座がわかりやすくて質問メールを書きました。
もしテレビやインターネットで、
1回15分、全12回の将棋講座を好きにやっていいと言われたら、
どんな講座をしたいと思いますか。
畠山七段
ネットでは指すんですけど大会に出ないという方も結構おられるんですが、
ちょっともったいないかなと思うんです。
なので大会で結構使えますよというような講座をやりたいです。
強くなるためか、勝つためか、翌日気分良く仕事にいくためか、
とかそんな基準で手を選んだりしてもいいと思っています。
技術論より気分が上がる指し方とかができれば。
竹部女流
昔まだ結婚前なんですが、
木村さゆりの奇襲伝説というのをやっていました。
収録を何回もやらされるんですよ。
泣きそうになりながらやった記憶があるのでもういいかなとか。
奇襲戦法はバリエーションがあまりなかったので、
勝手にアレンジしたり大変でした。

ousyou3-22
郷田九段が15時になる直前に指したので、
渡辺王将は自分の手番でおやつを迎えることに成功。
畠山七段「ティラミスにオレンジジュースで糖分2倍!これはまだまだですよ!」

そして…

ousyou3-23
スイーツ王のリクエストはずんだ茶寮「ずんだ餅」

畠山七段「若手がやばいって言ってて、
食べ物にやばいなんて使うなと怒ったんですけど、
これを初めて食べたら第一声が『やばい!』だったんですよ」

どうぶつ将棋女流トーナメントで、
サークルKサンクスのおやつが勝つたびに食べられると聞いて、
畠山七段「純粋に出たいんですけど、どうぶつ将棋できないんですよ」
竹部女流「大丈夫です教えますよ。
私は渡辺王将にどうぶつ将棋を教えてもらいましたから。
イベントで、え?どうぶつ将棋できないの?それじゃ教えてあげるからとか言われて、
すごい軽っと思ったんですけど教えてもらいました」
※渡辺王将と竹部女流には、
渡辺王将が奨励会に入会するときの試験官が竹部女流という縁があります。

質問メール
残りの持ち時間が勝負にかなり影響すると思いますが、
持ち時間の何かエピソードがあれば教えてください。
畠山七段「やっぱり減りますね6時間あっても。
盤に向かったらこの形の新手を出してやろうとか、
結論を出してやろうと思ったらあっというまに過ぎてしまいます。
3分の1は真理追究、残りは勝負と言う感じです。
堀口一史座七段が1手に5時間20分とか使ったことがありますね。
それで勝ってるからすごいですね。
渡辺王将とか山崎八段の世代は、30分考えたら決断するとか決めてる人も多いです」
竹部女流「私は渡辺先生が奨励会受験するときに試験官だったんですけど、
お互い早指しで2分くらいで終わってしまって、
幹事の小林宏先生に全部の対局が終わるまで正座してろと言われたことがあります。
感想戦でもこの手はないでしょとかすごい上から目線で言われました」
畠山七段「2分!?それはすごいね」
竹部女流「その時隣で阿久津先生が受験してたんですけど、
これが奨励会の空気かー緊張するなーと思ってたら、
隣の対局が終わってたと聞きました」
畠山七段「奨励会の受験は60分の秒読み1分なんですよ。
その時点でアマチュアの方は重いなと思うんですけど、
隣でそんなことしてくれたら気が楽になれますね」

盤上では郷田九段が渡辺王将の押さえ込みをうまくかわして、
再度盛り返したような展開になりました。

王将戦第2局で立会いだった畠山七段が見た限りでは、
大局観、読みともに郷田九段が上回っていて、本来郷田九段の会心譜になるはずだった。
郷田九段は金曜日の第2局負けた後の月曜日屋敷九段との対局は会心譜だったとのこと。
郷田九段は王将戦は2連敗中とはいえ好調のようです。

畠山七段「昼食休憩前は渡辺王将が大分指しやすいと思って、
優勢だと思ってたんですけど、今は縮まってきたのかなと。
急所が見えにくい局面になってきて、後手は先手の攻めをほぐす狙いが見えてきました」

どちらを持ってみたいかアンケート
先手・渡辺王将60.1%、後手・郷田九段39.9%。
畠山七段「2択で。いやーニャンともが欲しいですねえ」

再アンケート
先手・渡辺王将32.4%、後手・郷田九段20.2%、
何とも(ニャンとも)言えない47.4%。
ニャンともが多数派に。

質問メール
リアル車将棋が楽しみです。
豊島七段の応援のため関西から行く棋士はいますか。
豊島七段がもてもてですが、人気の秘密を教えてください。
もてもてかは分からないですけど、人柄もいいですし、
埼玉まで応援は行く若手がいるのかどうか。
日程さえ合えば私も見に行きたいくらいですよ。
人気の秘密は、実際誰が一番人気かは分からないですけど、
勝負師っぽくない温厚そうな人のほうがいいんですかね」

郷田九段が△4四銀。
畠山七段「あれ?△4四銀!いい感触ですね。嫌ですねこれ先手持って」
竹部女流「ここでしたかねアンケート」
その後解説を進めて
畠山七段「なんだか自信がなくなっちゃいましたね」

質問メール
10分切れ負けなどの将棋をやると勝率が上がりません。
余計なところで時間を使わないようにすると、時間ばかり気になってしまいます。
畠山七段
昔は10分切れ負けは対局時計がなかったんで無かったんです。
私はアマチュア時代にだいぶやりましたけど、もう反射神経ですね。
10秒将棋は10代20代が一番強いと言われます。
竹部女流
1分切れ負けというのを窪田先生が三段時代に教わっていました。
畠山七段「え!?それ将棋になるの!?」
竹部女流「普通に将棋になって詰みとかになりましたけど、
やってくれる人は窪田先生しかいなくて」
畠山七段「それなら5分でやってみるというのは手かもしれないです。
後はあんまり相手の時間を気にしないほうがいいと思います。
確かに切れ負けは好きじゃないというコメントもあるんですけど、
大会ですと会場の時間の都合があるので、切れ負けの方が時間が読めるんですよね」

将棋連盟モバイルで畠山先生は左に視線を向けていますが、
何か左にあったのでしょうか。
年取って体が左に歪んだんじゃないですかね。
私は正座をしていて、右手で左ひざに体重をかけて支える癖があって、
後輩なんかは右にずれる人もいて駒も右にずれたりします。
多分まっすぐ写真とってるつもりが、左にずれたんじゃないでしょうか。
実は左にスイーツがあったとかではないです。
特に序盤のスペシャリストは右を見ることが多くて、
イメージしているときは右を向くものらしい、って脳の本に書いてありました。

竹部女流に質問です。ゲーム好きという記事を読みました。
私はモンストを始め、スマホゲームにはまっていますが、
スマホゲームではまっているものはありますか。
また、明日の闘会議には参加しますか。
明日明後日の2日間ゲームの祭典といいますか、闘会議があります。
飯島栄治先生と山口恵梨子女流も参加して、
ガンホーのゲームをやることになっています。
昔渡辺王将の師匠の所司先生に、
そういえば僕もゲームにはまってまして、とか言われたことがあります。
オンラインのゲームでギルドを作って全国大会にでたと言ってました。
私はそこまでディープでは無いんですけど、きっちり買って楽しみたい派なんです。
マイナーなゲームだとサービスが終わっちゃうとできなくなるんで、
まず長くやれそうなもの、
あと無課金!無課金がいいですよ、配信停止になってもダメージないので。
実況動画とかで面白そうなもの、息の長そうなものを見つけて。
竹部女流「梅原さんもこられるって」
畠山七段「え!?梅原さん!?明日から!?今日帰るのやめようかな」
ここ食いつくんかい。
そして渡辺王将が指したので解説に戻ろうとする竹部女流に、
畠山七段「ちょちょちょっと闘会議が!?明日!?」

何故か畠山七段がすごい食いつきを見せたので、
梅原さんの一番有名であろうシーンを。
これのせいでレッツゴージャスティーン!が逆転フラグになりました。

盤上では後手が午前中よりは良さそうになってきて、
渡辺王将も小刻みに時間を使うようになってきました。

渡辺王将が飛車を2六から3六に展開。
畠山七段「ちょっとやり直しということですかね。決して感触のいい手ではないです」
渡辺王将は残り50分に。時間差もつまってきたもよう。
そして畠山七段がこうなると先手に手が見えないといっていた順に進みます。

機材トラブルもあり一旦休憩に。
再開後も現地映像が来たり来なかったり。

畠山七段「加藤先生が後何分?って言う時は劣勢の時なんです。
何分ですか?は互角の時で、残り何分ですかー?は優勢の時です」

貴重な残り時間を使って懇々と考え続ける郷田九段。
銀をかわす△4二銀、銀を取る△4五歩、飛車を押さえに行く△3五歩が候補でしたが、
郷田九段は△4二銀。そこから急に10手ほどぱたぱた進みました。
解説手順のひとつでしたが、
畠山七段「ちょっと渡辺王将としては仕方ない手順」

郷田九段は時間を使わず飛車角両取りから飛車をとって△4九飛車。
渡辺王将も時間を使わず▲5三歩成り。
竹部女流「これは読みきったんでしょうか」
渡辺王将は残り30分。
この後も解説通りに進みます。預言者みたいだ。でもどっち勝ってるんだろう。
感覚としては先手が苦しそうなんだけどと畠山七段。

畠山七段「奨励会でもそうですが、
悪い将棋を勝負勝負と迫っていく技術が必要なんです。
形勢が苦しい勝負だとどうあやをつけていくか、相手が何を嫌がっているのか、
そういうものが必要なので、真面目すぎる子は抜けるのが大変です。
銀を取られそうになったときは、渡辺王将の表情が後悔しているような感じで、
あれ?と思ってたんですけど、勝負勝負と迫っていくのは流石ですね」

そして渡辺王将は解説に出なかった勝負手。
郷田九段は残り10分に。
そして郷田九段も解説に出なかった手。いい手なんだろうか。
その後手順を並べて最善手だったのではと畠山七段。
どうも後手が勝ちになったような気がします。
そして渡辺王将がゲタをあずけましたが、
△9七金から長手数の詰みがある模様で、
郷田九段も△9七金から綺麗に詰まして、郷田九段の勝ちになりました。
投了まで146手。中盤のねじりあいが長かったです。

竹部女流「どこだったんでしょうね分基点というか」
畠山七段「渡辺王将の▲5三歩に△8二飛車と逃げるのは効かされで、
アマチュアの方でも高段者の方ほど指しにくい手なんですけど、
それで5五にいる銀が急に追い返せなくなって、実はいい手でした。
最後は渡辺王将が勝負勝負と迫ってなかなかの迫力だったんですけど、
郷田九段の△7七歩は、
タイミングが少しでも間違うと悪手になりやすい手なんですけど、
ぴったりのタイミングでした」

質問メール
畠山先生は、今回電王戦に出場する最強五段の師匠ですが、
弟子になる際に谷川先生に相談したと聞いています。
そのあたりのお話をお願いします。
また、斉藤先生はどういう少年だったのですか。
大阪のアマ強豪の団体があって、中学生で3位になったのが村山聖九段、
私もそうなんですけど、小学校4年で3位になった奴がいるということで、
すごく強い小学生がいると評判でした。
彼から手紙がきたんですけど、当時奨励会幹事の仕事もあって忙しくて、
彼は詰め将棋もものすごく早くて、
そんな彼を僕が弟子にとってしまってもいいものか、
ということで谷川先生に相談しました。
谷川先生からは、縁があるんだから大事にしなさい、
その手紙は子供なりに考えて出したんだからと言われました。
大体奨励会の子供は、やんちゃで才気爆発タイプと、
おとなしくじーっとしているタイプがあって、
斉藤五段は後者のタイプでしたが挨拶の声はよく通ってました。
不思議なことに、あの子は棋士になりそう、あの子は無理そう、
というのは棋士の間で一致します。何かが違うんですけど何なんですかね。
電王戦に出ますのでよろしくお願いします。

今日は畠山七段が丁寧なわかりやすい解説でとても楽しめました。
私も将棋大会に参加すると頭が疲れて4局目とかで負けてしまうので、
相手の手に反応しすぎると疲れてしまうという話はとても説得力がありました。
また、対振り飛車の勝率も悪いので、
同じ悩みの方の質問メールの答えがとても参考になりました。
早く寄せに行き過ぎなのか…。
将棋は中盤が長くて、終盤に入りそうになったり序盤に戻りそうになったり、
押し引きが続いてこれぞ矢倉という将棋でしたが、
畠山七段のおかげで分かったつもりになりながら楽しく見ることが出来ました。
竹部女流は聞き手の時はゲストの時より大人しいんですけど、
今日はいつもより慎重になっていて、かなーり怒られたのかも?

竹部女流露骨に負かしにいく

リサリサ師匠の本気①


リサリサ師匠の本気②


リサリサ師匠の本気③FINAL


リサリサこと竹部さゆり女流三段が、芸人のシャンプーハットてつじさんを相手に、
飛車落ちの上手ながらてつじさんを転ばそうと、あの手この手で罠を張る動画です。
竹部女流は頭にニコニコテレビちゃんをつけつつ、
真面目な顔で将棋を指していて面白いです。
頭を揺らして考えているせいか、盤上を写すカメラの映像にも、
ニコニコテレビちゃんがぴょこぴょこ動いて映っています。
解説の渡辺明二冠は奨励会に入る試験で竹部女流と対戦したらしく、
考慮時間ではなく全体で2分で終わったという対戦エピソードも語ってくれます。
そのせいか最初はノータイムの応酬で喧嘩しているみたいです。
駒落ちの上手が動き回って、ノータイム指しで時間攻めまでして、
落とし穴に落とそうとする対局は珍しいですし、真剣な表情の竹部女流が楽しめます。

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加藤一二三九段と竹部さゆり女流夢の共演

【将棋】ゲストに加藤一二三九段(王将戦 解説・村山慈明六段 竹部さゆり女流)1_2


【将棋】ゲストに加藤一二三九段(王将戦 解説・村山慈明六段 竹部さゆり女流)2_2


昨日放送されたアウト×デラックスで、
竹部さゆり女流三段がなかなかの暴れっぷりでしたが、
結局最後は加藤一二三九段が持っていくんですねえ。
加藤九段は竹部女流に初めてですよね?と聞いていましたが、
実はニコニコ生放送で共演しています。
動画は2013年の3月に対局された王将戦第5局を、
村山慈明七段(当時六段)と竹部女流三段がニコニコ生放送で解説したときに、
加藤九段がゲストとして登場した時の様子です。
加藤九段にうまく話を合わせる村山七段と、必死に笑いをこらえる竹部女流が面白いです。
また、竹部女流は明日、
聞き手として登場します。
解説は遠山雄亮五段で、開場13:50、開演14:00です。
ネットキャンプファイヤー流行るかな?

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