棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

竜王戦

糸谷新竜王爆誕!!

森内俊之竜王に糸谷哲郎七段が挑戦している第27期竜王戦七番勝負第5局は、
糸谷七段が大逆転で森内竜王を破り、糸谷新竜王誕生となりました。

注目の封じ手は△8七銀成。その他が正解でした。
ニコニコ生放送では9時から、
解説に高橋道夫九段、聞き手に飯野愛女流一級で大盤解説会が始まりました。
ちなみに高橋九段は昨日解説の加藤九段が好きではないので、
それを知っているとより楽しめます。

高橋九段
このシリーズはお互い受け将棋で、第1局は先手が勝ったが後の3局は後手が勝っている。
私は後手持ちだが、控え室は受けの名手中村九段がいるので、
受けている先手持ちらしい。

ponanzaの評価値は森内竜王の+325。それを見て
高橋九段「昨日見たときは500とかもあったし、まあ。でも終始後手持ちだったみたい」

その後の解説では森内竜王有利もまだまだ長そうという解説でしたが、
森内竜王は馬を切って突撃。
高橋九段「行っちゃった。これはもう私が勝ちましたというような手。
良さそうな手が多いから迷っちゃった。
このまま行っちゃうと終わっちゃいますね。私たちの仕事が…」
その後解説を進めるも
高橋九段「これだと終わってしまう。終わらないようにするにはどうするか…。
森内竜王丁寧な棋風なんですが、すごい手できましたね」
ponanzaは森内竜王の+529。

質問メール
加藤九段から高橋九段へ
糸谷さんの腰掛け銀からの穴熊という作戦をどうお考えですか。
飯野女流「昨日見てたんですか」
高橋九段「一応どんな質問がくるかなと心構えを」
昨日見てたんですよね。お話は聞いてないんですけど藤田さん大変だなと。
すごい記憶力で、何年何月のあの将棋はこうやってたら私の方が良かったんじゃないか、
とか来られると調べなきゃいけないので。
高橋九段「角換わりの将棋は飯野さん指しますか」
飯野女流「角換わりはちょっと」
高橋九段「最初から振り飛車党なんだ」
角換わりでも穴熊、何でも穴熊という考え方があって、
穴熊はすごく遠いんで、一手違いになると一手遠いのがきいてくる。現代感覚ですかね。
私も矢倉か横歩取りなので、角換わりはやらないのですけど、
穴熊は攻撃目標になりやすい。広い方に逃げていけないので。
現代将棋なので、これは認めて、有力な作戦なんだなあと。
僕は元々3段目にいた駒が4段目5段目と進んで相手を圧迫していく、
という方が好きなので。
手詰まりになったような時に穴熊になるという考え方は昔もあった。
それでじっとしているわけですよね穴熊に入るって。
一人で千日手模様になってもじっとしていられる人がやっていた。

藤田女流から飯野女流へ
女流棋士になって良かったことは何ですか。
良かったこと…たくさんありすぎて。
私女流棋士になるのに時間がかかっているんですけど、
途中はあきらめていたこともあったので、今は何をしても楽しくて。
すごく人との出会いとかも、将棋を通じて出会えることも嬉しいです。
飯野女流「先生はどうですか?」
高橋九段「なんか困ったら人にふるという手筋で来たね。
その後の成績というか戦績というかがね、上がれないと」
飯野女流「先生つい先日800勝で」
高橋九段「もう長くて長くて。
5年位前に通過してないといけないなと自分では思いつつでした。
羽生世代の子達は10年後輩なんですよね。
でもその子達が先に行っちゃうんで苦しいなと思っていたんですけど」
※飯野女流と藤田女流は同学年ですが、
藤田女流が1998年に11歳6ヶ月でプロデビューの一方、
飯野女流は去年プロデビューと、かなり時間がかかりました。

糸谷七段の早指しについて、
高橋九段「現代の棋士はこの手をやるとなったら決断が早いんですよね。
序盤の作戦とかもね。ここで使っていかないと後で使えないじゃないですか。
将棋が終わったら使えないんで」
糸谷七段が銀を8八に埋めて
高橋九段「いやいやいやいや、これは現代感覚ですね。堅さが正義。
穴熊に慣れてる人はよく自陣に駒を埋めていくんですよ、ぺたぺたと。
ただ後手は不満はないんですよ。後穴熊を押し切れるかなんで」

森内竜王の香車が走る手を解説して、
高橋九段「一度勝又教授に香車の使い方上手いですねと言われて、
香車の使い方って何だろうと思ったんですけど、
走るタイミングがいいということみたい」

次の一手アンケート、の前にヒフミンアイ。
飯野女流「先生対局中に逆さまに見ることはありますか?」
高橋九段「え、無いです。失礼だし(引き気味)」
6七歩32.5%、4八飛17.1%、7七銀11.9%、8六桂19.6%、その他18.8%。
高橋九段「1が多いですけどなかなか割れてますね」
森内竜王は眼鏡モードに。
高橋九段「昨日初めて見たんですよね」
飯野女流「森内竜王はどんな人ですか?」
高橋九段「人柄はですね、すごい明るくてすごい親しみやすいです。
未だに私を先生って言うんですよね。名人や竜王になっているときでも。
名人や竜王って人に先生って言われると困りますよね(照)」

10時のおやつタイムの直前に糸谷七段が激しく咳き込み、対局場から退室。
入れ違いで仲居さんがおやつを持ってきました。
劣勢だし咳き込むしおやつの味なんて分かるんだろうか。

昨日の歩が斜めになった事件について
高橋九段「相手側が直すのはもっと失礼になっちゃうんで。
それは森内竜王は寛大な人なんで、何でそのままになっちゃうのか。
ちょっとだけカチンと来ちゃったかなと心配になっちゃったんですけど。
でもその後立ち直った風があって」
※23の歩は森内竜王の歩なので、
相手側の糸谷七段が直すのはもっと失礼になっちゃうということらしい。

そして森内竜王は△7七銀。
高橋九段「これはある意味一番剛直な手。勝ってやるって感じの。
でも穴熊は意外にこういう手が効いたりするんですよねぇ」
と言いつつ攻め合いの手を検討すると、先手も意外とやれる展開に。
これが穴熊の理不尽さか。
と解説していたら糸谷七段はあっさり▲同桂。
高橋九段「ここは1時間2時間考えてもいいはずなんですけどねえ。
こんなに取る駒がいっぱいあって、手を抜くのもあるのに」

ここでティロフォン
中村九段「もしもし↑愛ちゃんこんにちは」
飯野女流「お疲れ様です」
中村九段「いえいえ何もしてないですけど」
高橋九段「お疲れ様です高橋です」
中村九段「控え室の評判ですか。後手が勝ちを決めています」
高橋九段「中村君だから何か受けの手をひねり出してないかなと」
中村九段「5六角がちょっとどうだったのかなと。馬を切る手にどうするのかなと。
コンピュータがそう言ってたんで(キリッ」
飯野女流「現局面はいかがでしょうか」
中村九段「8五歩くらいで後手がいいと思ってたが、7七銀はかなり怒ってるというか、
強引な感じでこれから非常に楽しみな、こんな簡単に決まるのかな。
ここをどうやって糸谷さんが凌ぐのか」
高橋九段「中村先生的にはここをどうやって凌ぐんでしょうか」
中村九段「昨日2三歩が動いてしまいまして、
今日は角成ったときにすごく丁寧だったんですよ。
それで安心したのか3三桂と取ったときに3四歩がまがってたんですよ。
毎日いろんなことがあって楽しいです」
飯野女流「昨日ちょっと卓球で盛り上がってるときいたんですが」
中村九段「もう大変なことになって富岡さんがはしゃいじゃって。
長谷川さんが卓球は生まれて初めてだと言ってました。
金沢遠いですけど長谷川さんと卓球したい若手棋士は是非来てください」
高橋九段「まあ温泉行ったら卓球だよねということで」

その後解説に戻るも、
高橋九段「ここで中村君ならどう受けるのか聞いたはずなのに、
上手く交わされてしまった」
不思議流の受け炸裂である。

現地映像になるとアニメ花咲くいろはのモデルと書いてあって
高橋九段「あ!ここだったのか。偉大な…
一応全部見ました。劇場版は全部買いました。ここだったのかー。
しかしここの場所は行ってみたかったですね。何で立会いで呼んでくれなかったのか。
ここはひとつの聖地です」
ロビーに入るとアニメのグッズが映っていて、
高橋九段「ああ…いろいろあるんだねぇ。ロビーに入るとあるんだ。
こういうほうが私も生き生きとしゃべれるので↑↑。
こういうのは立会人の中村君とか見てもわかんないじゃないですか。
だからわかる人間を行かせればいいんですよ。たまりませんよ」
その後とうとうライブに行くという話しに。
高橋九段「当たったっていったら山口恵梨子ちゃんがすごい驚いて。
ラブライブのチケットなんですけど娘と行ってくるんですよ」
急に前後に揺れてそわそわしながら話し始める高橋九段でした。楽しそうだ。

盤上では森内竜王が飛車銀交換の駒得に。
そのかわり糸谷七段の王様も安全になり、先の長い将棋になりました。
解説中に糸谷七段はさらに穴熊にぺたぺた駒を足して
高橋九段「え!?目眩しますね」
金金銀銀銀桂香の穴熊に。
高橋九段はこの穴熊は崩しにくいから入玉に行く方針もあるとのことでしたが、
森内竜王は入玉ではなく穴熊を倒しに行く手を選択。
高橋九段「あくまでも喧嘩ということで」

アンケートどっちがイイの?
初手から解説41.8%、メール(アニメ等)紹介58.2%。
意外に接戦もメールに。

質問メール
ずばり、今期のアニメのおすすめは。
おすすめ…それほどはないというか。
飯野さんにおすすめしたいのはSHIROBAKO。
女の子のアニメを作る製作現場の話。
あ、そうそう今日ニコ生で「結城友奈は勇者である」が9時から一挙放送があるんですよ。
これが見れないくらいに熱戦になって欲しいなと。
見たいけど見れないくらいになる熱戦を期待しています。

先生は世界で一番将棋が強いラブライバーとして知られていますが、
好きな曲や、闘志を掻き立てられるアニメソングを教えてください。
一番好きなのはそのなかでは(肝心なところが聞き取れず。ソーリー!)
今は虹色ミラクルが一番好き。毎日歌う練習をしている。
自分が歌えるかどうかがその曲がいいかどうかの基準だから。
いま流行ってる歌で妖怪ウォッチの曲も練習はしている。

ブログでふれていたヤシの実サイダーの感想を聞かせてください。
先ほどおすそわけをしました。スタッフの感想も聞きたいんですけど。
御坂美琴のヤシの実サイダー。作品の中の自動販売機とかで並んでるんですよ。
これもねーとても大好きなアニメ。ジュースはなかなかおいしかったですね。
自分としては3本くらいでよかったんですけど、
箱でしか売ってなかったんで24本になっちゃって。
飯野女流「大人買いってやつですね」
高橋九段「まあやむなく」

黒沢怜生新四段の大逆転昇段のサクセスストーリーが聞きたいです。
※高橋九段のお弟子さんです
また、黒沢新四段はアニメを見たりやテニスをしたりされますか。
後半の部分はまるでないですから。
名前が怜生(れお)だからねぇそうっぽいんだけれども。サッカーをやってるみたい。
大逆転昇段だった。本人から聞いてびっくりしちゃった。
最終日七番手でしたから、順位を上げて来年頑張って欲しいなと思ってた。
今まで全然絡んでなかった。昇級候補に全くなってなかった。
小学生名人戦で準優勝していたから、
おそらく18くらいで四段になると思ってたんだけれども、みんな頑張って強いですからね。
前は奨励会に何人かいましたがことごとく辞めてしまって、
その前に中村亮介君がさーっと四段になった。
ただ一人奨励会に残っててがんばって、でも少なくとも4年は遅いなあ、
これから頑張って取り戻して欲しい。
NHKで記録係りをやっているので知られているのか、
いろんな場所で黒沢君よかったですねと言われます。
ほっとしますね四段になってくれると。
まだ対局はないんですよね。12月になってからぼちぼち。
新四段は最初アマチュアの方とか女流棋士との組み合わせになる。
弟子はなかなかドキドキさせてくれないので、
タイトル挑戦とかドキドキさせて欲しいなあと思ってる。
飯野女流「公式戦で対局とか」
高橋九段「それねえいらないです。恩返しっていうんですよね公式戦で勝つっていうのは。
こちらとしてはたまったもんじゃない。面倒見たうえで負かされて。
中村亮介君は私がA級で頑張っているうちにあがってきてくれて、
A級で師弟対決がしたいなと思って4年頑張ったんですけどね。
A級はねえ2回上がって2回落ちて、今3回目なんですけど、
流石に3回目上がるエネルギーがねえ」

盤上の解説に。森内竜王はあくまで穴熊を攻略する方針とのこと。
その後も森内竜王はじっと香車を補給したり、
糸谷七はも桂馬2つに香車も取る手があるという状況で、じっと底歩で固めたり、
森内竜王が攻め潰すのか糸谷七段が耐え切るのかという状況に。
ponanzaは森内竜王の+906。
高橋九段曰く、
対局者は相手との持ち時間の差よりも、局面と自分の持ち時間を気にするらしい。

高橋九段「飛車が2つに銀桂香が王様に向かっていて角銀が持ち駒にあるんで、
普通は先手壊滅なんですけどねえ」
後手の王様は金銀銀銀桂香に底歩の穴熊である。
しかし検討するとやはり先手の王様はもたないようで、
どこかで攻めあいに行くしかないとのこと。
そして糸谷七段も攻め合いに行ったところで、激しく咳き込み退室。
高橋九段「咳と言えば昔は加藤九段だけ有名だったんですけど。
勝ち負けがはっきりしたら出なくなるので、
咳をしていたら形勢が難しいと判断しているなあとか」

解説に戻ると、高橋九段が後手の王様を攻めつつ飛車と馬を自陣に効かせる手を並べ、
飯野女流「これは先手が…?」
高橋九段「めんどくさい」
ということで変化手順を並べ、どうも後手の王様は詰まないのではという解説。
高橋九段「最終的にはどうも後手の王様が詰むかどうかという勝負になるんですね」
これが穴熊の理不尽さというやつか。

昼食アンケート
飯野女流「先生好きな食べ物は何ですか」
高橋九段「子供が好きそうなのは大体好き。嫌いそうなのは大体嫌い」
オムライス12.7%、カレー10.4%、ハンバーグ14.2%、UNAGI62.6%。
高橋九段「その他は無いんだ。これで中華に行っちゃったら…」
昼食休憩に。

その後午後の解説再開を前にして、ponanzaの評価値は森内竜王の+1480に。
後は着地で転ばないようにといったところ。

解説再開。お昼アンケートの答えはUNAGI。
高橋九段「本命に行かないとね」
森内竜王と糸谷七段ははカツカレー。
糸谷七段は昨日はカツ定食ということでげん担ぎ。
高橋九段「私も若い頃はカツをよく食べました。
対局の前日になると母親にチキンカツを作ってもらって、
でも流石に飽きてきて普通にしてもらいました。
対局前日になるともう無言でチキンカツを出してくれるようになってたんですけど、
流石にもういいよみたいな」

解説に戻ると後手玉の頓死筋も見つかり、
高橋九段「ずーっと後手が良さそうに見えるし点数も離れてるんですけどねえ」
糸谷七段が苦しいなりによく耐えているとの評価。
ponanzaは森内竜王の+1351。
とはいえ間違うかもしれない複雑な局面には持って行ったか。

この後は宣伝タイム。駒ひびき第2巻が含まれるのは高橋九段らしい。
高橋九段曰く 
いろいろ面白いんです初めてのことで。
ストーリーとかキャラとか口出したくて出したくて仕方ないんですけど、将棋だけで。
裏の帯にですね、竹俣紅ちゃんのコメントがあるんですけど。
飯野女流「私も仲間になってみたくなった青春将棋物語」
帯ってね、自分もやったことあるけど結構難しいんです。
単行本に特別に私の観戦記がついています。
まだ2巻ですけど先にアニメ化しちゃってくれてもいいのに。ストーリーすごくいいから。

盤上では糸谷七段が劣勢ながらもうまくもたれて指していて、
桂馬や香車をこちらに渡したら、後手玉が詰みますよ、
というプレッシャーをかけて手を渡しました。
ponanzaはここで後手が一旦受けに回って、
先手の攻め駒を後手の持ち駒にすればいいという読み筋で、評価値は後手の+1700↑。
しかしこのシリーズの森内竜王は積極的な手を選ぶんだよなあと思っていたら、
△6七角と先手の穴熊にぶっこんでいきました。
糸谷七段は穴熊にさらに駒を足して、銀銀銀銀桂に底歩の穴熊に。
少しずつ剥がされていますが徹底抗戦。
それでも△8六桂と攻める森内竜王。
糸谷七段はすぐに取ろうとして手を戻し、桂馬ではなく角を取ります。
解説の高橋九段は先手玉の詰み手順がなかなか見けられませんでしたが、
森内竜王は糸谷玉を詰ませに行きました。
しかしponanzaは森内竜王の+530。
詰まないということでここからもう一勝負になるんだろうか。
森内竜王も頭を抱えました。
そして桂馬を渡してしまったので、後手玉に詰めろがかかってしまいました。
ponanzaの評価値は森内竜王の+80に。
高橋九段「うおー!下がった」
そして糸谷七段の容赦無いノータイム指しに、
ponanzaの評価値もとうとう糸谷七段の+231。
その後森内竜王の飛車が取れるという状態になると、
ノータイム指しがぴたっと止まって熟考する糸谷七段。
正確に指せば勝ちと思っているようだ。
高橋九段は先手が飛車を取る変化で先手玉が詰む手順を解説。
飯野女流「先生、ということは?」
高橋九段「いや、作っちゃった↑。でも変な手順じゃなかったよね?」
プロの終盤は罠だらけ。でも糸谷七段は時間がすごく残っているからなあ。
高橋九段「だから飛車を取る手は少し危ないと覚悟しないと」
と言っている間に糸谷七段は飛車を取らない手を選択。
どうも先手の勝ちと解説し、
高橋九段「いやー対局者はやっぱりね、保険かけるような手を指しますよね」
そしてほどなく森内竜王が投了し、糸谷新竜王が誕生しました。
飯野女流「161手を持ちまして糸谷七段の勝ちとなりました」
これで関西の怪物が初タイトルの竜王位を獲得しました。

高橋九段
あのー森内さんの方もタイトルを取られるよりも、
こういう将棋を負かされてしまったという方が大きいんじゃないでしょうか。
鉄板流と言われて逆転負けの少ないタイプでしたから。
これで糸谷竜王ということですけれども、
竜王というのは偉いわけで、
いろんな場所で挨拶とかもしなければいけなくて、そういう点が心配かなと思います。
私はずっと最後の方まで後手持ちで、第6局まであるんだなあと楽しみに思っていました。
ところが最後はあれよあれよと逆転してしまって、
それだけ糸谷新竜王の方がぴたっとくっついて行ったということです。
攻め方も直接的な手じゃなくて少し遠まわし気味に進めていました。
森内さんは、方針は一定して入玉ではなく詰ませることを目指していて、
そこはタイトルホルダーとしての矜恃というか。
ですが最後力が上手く出し切れなかったかな。
第3局はすばらしかったので、これからエンジンかかっていくのかなと思っていました。
これはすごい後輩なわけですよね森内さんからすると。
同年代の将棋は立ち上がっていけるんですけど、
すごい後輩にやられると、時代が変わっていくのかなとか考えてしまうので、
後輩に負けだすのはちょっとつらい。
立ち直りの早い人なので、負けた時はすごいつらい顔してますけど、
負けた後のほうが勝率が上がったりする人なので。

ということで竜王戦は、糸谷七段が新竜王となって幕が下りました。
森内九段の積極的な手が、最後の最後で裏に出るという第4局と同じパターンでしたが、
そこにたどり着くまでにも森内九段は積極策を採用していたことが印象的でした。
森内九段は去年、名人戦で羽生さんの挑戦を受けて鉄壁の防御で防衛し、
竜王戦でも渡辺三冠をやはり鉄壁の防御で下しています。
しかし今年は去年よりも積極的に指してきた羽生さんに防御が崩され、
タイトル戦で羽生さんに7連敗。
その積極性を自分にも取り入れようと、
竜王戦では積極策をとっている印象がありました。
糸谷七段については、昨日兄弟子の片上六段が、
インターネット将棋で強くなった最初の世代と表現していましたが、
インターネット将棋は早指しが主流で、
竜王戦でも持ち時間が8時間あることなど忘れているような早指しでした。
そして時間に追われて森内竜王が間違いを犯すということが第4、第5局と続きました。
こういった時間の使い方の違いは世代の違いを感じます。
羽生世代の前は作戦の幅が狭い時代でしたが、
羽生さんが初めての名人挑戦の時に、普通の定跡形は指さないと宣言したように、
実戦の場でこれまでとは違う作戦を試してきたのが森内九段も所属する羽生世代です。
そのため序盤から趣向を凝らして時間を使い、実戦の場で定跡を創ってきました。
しかし現代の若手棋士は、定跡の勉強方法や研究方法、
またその定跡手順が整っている状態で強くなった棋士達です。
そのため序盤や中盤は家や研究会で準備してくるもので、
時間は勝負所までとっておくという考え方になっています。
特に糸谷新竜王は将棋倶楽部24で指しまくってましたから、
インターネット将棋特有の早指しによって磨かれた勝負勘があります。
1手30秒の早指しですとどうしても形勢に差がつくのが早くなることが多いですから、
不利な時にどう相手についていくか、有利なときにどう安全に勝つか、
という感覚を何万局も指して磨いています。
普通はこういった勝負勘はベテランが優れているものですが、
将棋は若くても経験豊富だということが起こるんですな。
この辺りはコーチがいない、監督もいない、練習メニューは自分で決めるという、
完全な個人スポーツの将棋ならではだと思いました。

師匠の森信雄七段も喜んでいますね。
最初の弟子である故村山聖九段のデビューが1986年で、
2014年にようやく弟子がタイトルを取ったのですから喜びもひとしおでしょう。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

駒ひびき (2)
原作:むらさきゆきや、さがら総 作画:水鳥なや 監修:高橋道雄
¥626






第27期竜王戦第5局初日が終わる

森内俊之竜王に糸谷哲郎七段が挑む第27期竜王戦七番勝負第5局は、
森内竜王の封じ手で初日が終了しました。

ここを勝てば竜王になる糸谷七段の初手は▲7六歩。
加藤九段「初手は▲7六歩だと思っていました。矢倉はないと思います。
森内さんは矢倉も得意なんですけれど、糸谷さんはどうなんでしょうか。
多分腰掛け銀だと思います」

加藤九段はスーツではなくカジュアルなスタイル。
普通のおじいちゃんじゃねえかとコメントで突っ込まれてました。

加藤九段「七番勝負で3勝は勝っている方は大分気が楽ですよねー」

第4局は金沢のかなや青巒荘と聞いて、青巒荘のエピソードを語る加藤九段。
中原さんとのタイトル戦で4勝2敗で防衛した時の第1局がこの場所だったらしい。
また、米長さんとの対局もあり、加藤九段がチーズを頼んで食べていたらいい手が指せて、
米長さんも負けじとチーズを頼んだら違うチーズが出てきて、加藤九段が勝ったらしい。
昔の十段戦(竜王戦の前身)は7人くらいで、関東の各地を廻ったらしい。
加藤九段「第1局ハワイ行ったんでしょ?うんうんハワイ、ハワイねえ」
棋王戦の第1回が最初のハワイ対局らしい。この記憶力は何なのか。
渡辺六段と森内竜王の竜王戦で、一緒に焼肉食べたらしい。
加藤九段「僕の将棋結構知ってる↑」嬉しそう。
昭和54年の中原さんとのタイトル戦も研究しているらしい。
郷田九段も加藤九段の将棋を研究しているらしい。
加藤九段「彼も長考する。長考すると普通意表の手を指すが、
僕も郷田さんも普通の手がいいと思ったらそれを指すところが一緒。
先輩では升田先生も将棋を観ていてくれて、感想も言ってくれたり、激も飛ばしてくれた。
升田先生は感想戦も熱心で、朝の7時くらいまで感想戦もやって、
その後にこんないい将棋をを指せた、見てくれ、と言われて並べてもらったりもした。
本気で感想戦をやった棋士は大山名人。
二上さんとの感想戦は後日第二次感想戦が始まる。
今は研究会の時代だから、気のあった仲間とやればいいやという感じ。
昔は感想戦が研究会のようなものだった」
※渡辺明著「明日対局」に、加藤先生に「渡辺さんは僕の▲6二歩は知っていますか」
と聞かれ、大山全集を並べていたので「もちろんです」と胸を張って答えることが出来た、
と書いてあります。
韓国での竜王戦第1局のことで、焼肉も韓国で食べたのでしょう。

12月3日はひふみのひ。とのコメントで12月3日のエピソードを語る加藤九段。
昭和43年の12月3日から4日にかけて、大山十段と十段戦第4局を指した。
▲4四銀に7時間考えて指して、それがいい手で勝った。
直感でこの先に何かあると思ったから、どう考えても▲4四銀なんだけど先を考えていた。
加藤九段「これ負けてたらしゃべらないけどね」
谷川さんは負けてもいい将棋なら評価するが、自分は負けたら評価しないとのこと。
腰掛け銀は加藤九段が奨励会に入ったくらい、終戦直後に大流行した。
ただし短期決戦型なので、研究の量で勝とうという将棋で、
研究が進んだ後は一時廃れて矢倉が大流行した。
その後角換わり腰掛け銀の定跡の歴史講座に。
最初は後手が△7三桂馬と指していたが、△4三金が発見されて千日手模様になり、
先手から打開が難しく、後手は戦えるということで、
数年くらいほとんど腰掛け銀が指されない時期があったらしい。
※すぐ上の渡辺二冠がもちろんですと答えた▲6二歩というのが、
▲4四銀の先にあった妙手です。
大山十段の封じ手が△5二歩であろうと予想した加藤九段が、
初日が終わって19時から0時まで5時間考え、
さらに封じ手開封後に2時間考え、そして見つけた手でした。

そして独演会のまま50分が過ぎ、質問メールに行こうとする藤田女流でしたが、
加藤九段はかまわず話を続けて藤田女流の仕掛け失敗。
囲碁の先生と話すのも魅力的らしい。
例えば感想戦は、囲碁の場合はご飯を食べて、お風呂に入って、
それから時間をとってじっくりとやる、ということもあるらしい。
58分過ぎにようやく現地の写真に。
10時過ぎ、斜めになっていた2三歩を森内竜王が直しました。
角を交換した際に糸谷七段が触って曲げてしまったらしいのですが、
糸谷七段が席を立った後に直す気配りの竜王。
ponanzaも後手の森内竜王の+197。
ponanza予想手の△6五歩の仕掛けは加藤九段も解説していたので、
やっぱり仕掛けたいよねとご満悦。
そして質問メールの回答がないまま休憩に。怒涛の1時間でした。
森内竜王は△6五歩を選択。初日の午前中から早くも戦いに。

加藤九段曰く
森内竜王の将棋は、柔よく剛を制すとあるが、森内竜王は剛、羽生さんは柔。
若い頃の森内さんと指したが、居玉で指されて負かされて、森内竜王の剛が分かった。
大山先生は柔、升田さんは剛、自分は剛、郷田さんも剛、渡辺二冠も剛、
こうしてみると将棋の棋士はだいたい剛なんだ、柔で勝つのは大変ですよ。
局面は糸谷七段の手番ですが、加藤九段は指したい手は▲2五桂とのこと。
後手としては仕掛けたところなので、ずっと守っていてくれる方がいいらしい。
それが突如私は私と攻めてこられると困る、と解説していると糸谷七段も▲2五桂。
加藤九段「ああ▲2五桂ね。当たった当たった。
僕は一目で言ったわけだけど、糸谷さんは研究範囲なんだここまで」
研究の手を一目で言い当ててご満悦の加藤九段。
藤田女流「それではここでヒフミンアイを…」
加藤九段「ヒフミンアイね。うふふふふ」
その後はこう進めば糸谷さんがいい、こう進めば森内さんがいいと、
解説も止まらない加藤九段。駒を動かすのは藤田女流ですが。
糸谷七段の10時のおやつはゆずジュースと練りきり(椿)。
加藤九段「いいですねーいい色してますねー」
11時にようやくリレー質問に。

リレー質問
佐藤九段から加藤九段へ
私は現在40代ですが、40代50台の将棋の勉強の仕方を教えてください。
元々佐藤さんは棋士の中でも研究量は1、2を争う。意欲的に研究している。
意欲的というのは、ものすごく新しいことに挑戦している。なのでリスクは高い。
そんなことまで考えてるのかというとこまで研究している。
私の実体験でいいますと、ライバル棋士の実戦集、
大山升田の100番指しなんかを読んで勉強した。
中原米長の100番指しも読んで勉強したが、図面が入っているものがいい。
マイナビから出ている本は大山先生が率直明快に書いていて、
将棋に対する哲学や取り組み方も書いてあって面白かった。
大山先生が晩年病気を直して順位戦に復帰した時に、
ファンが大山先生に大変ですねと言って、大山先生も大変ですよと答えた。
ファンは落ちる可能性があるから大変だと言っているが、
大山先生は全部勝てば名人挑戦だという意味で大変だと答えている。
そういうのがいっぱい出てくる。あと「意地」という言葉もいっぱい出てくる。
気持ちの持ち方が大きい。抽象的になるんだけれども。
私は30歳のときに将棋に行き詰まりを感じて、
33歳のときに中原名人と名人戦を戦って4連敗で負けたが、
今回は負けたがいずれ名人になれると神様からメッセージを頂いた。
限界は突破できるものだと思っている。
突破するには人生観で考えてみると言う必要は絶対にあると思う。

※英レディング大学院で地政学や戦略論を学び、
博士号をとられた奥山真司さんのブログより、戦略の階層。

宇宙観(死生観、哲学・宗教観、魂、アイデンティティー)
世界観(人生観、歴史観、地理感覚、心、ヴィジョン)
政策(生き方、政治方針、意志、ポリシー)
大戦略(人間関係、兵站・資源配分、身体、グランドストラテジー)
軍事戦略(仕事の種類、戦争の勝ち方、ミリタリーストラテジー)
作戦(仕事の仕方、会戦の勝ち方、オペレーション)
戦術(ツールやテクの使い方、戦闘の勝ち方、タクティクス)
技術(ツールやテクの獲得、敵兵の殺し方、テクニック&テクノロジー)

加藤九段は行き詰まりを感じたという30歳の時にキリスト教の洗礼を受けています。
宗教観は宇宙観の階層になりますが、
限界を突破するにはより上の階層で考えてみることが重要だとのことでしょう。

糸谷七段の早指しについて、
加藤九段「糸谷七段の早指しは将棋の歴史上ナンバーワン」

その後藤田女流へのリレー質問の紙をもらったが、
しゃべりたいのでと突っぱねる加藤九段。無敵すぎである。
旅行は気分転換に行くもの。
私はタイトル戦の前に御祈りの旅に行ったこともある。エルサレムにも行った。
人間は楽しいことが先にあると原動力になるので、そういうのを持っているといい。
当時は30代だけど今は74歳になって、
旅行に行くというよりは内面を引き締める時期かなと思っている。

室谷女流から藤田女流へ
旅行好きと言ってましたが、予定の場所はありますか。
加藤九段「どこいったの?」
藤田女流「ヨーロッパにも行きました。
イタリア、フランス、スウェーデン、フィンランド」
9月にシンガポールに行ってきたのでしばらく予定は無いとのこと。
その後加藤九段は、
旅行の話→旅行の記事を書いた話→記事といえばキリスト教の記事を書いたよ→
アウト×デラックスは打ち合わせ15分→ハヤブサ打ち上げ成功するといいね、
という怒涛の進行でした。
ハヤブサは理系的な興味ではなく、
宗教家なので神様が御創りになった神秘的な意味で興味があるらしい。

盤上では糸谷七段は穴熊のハッチを閉める▲8八銀。
加藤九段「いやー渋いですね。関心した。よく将棋知っているな。
驚きました。相当これ研究してるんだ。冷静な人だな。こんな冷静な人なんだっけ?」

第1局の前夜祭で糸谷七段が哲学の話をからませて挨拶をしたと聞き、
加藤九段「彼は哲学の話がしたいんだ。若い若い。うふふふふ」
そして哲学トークに。
ひふみんニーチェとかも読んでいるらしい(ただしニーチェはばっさり斬られる)。

加藤九段は森内さんと対局したときに、
森内さんの和服の色のモスグリーンは平和の色なので、闘志が失せて負けたらしい。
昔は紺色が主流だったのこと。そして2回目の休憩に。
ponanzaは早くも森内竜王の+312。
初日の午前中なのにもう中盤になっています。

休憩後直感で30手くらい進める加藤九段。そして「一目森内竜王の方が良さそうですね」
違うパターンを30手くらい進めて「これだと糸谷さんが良さそうですね」
とにかく手を進めて変化をつぶしていくスタイル。そして
加藤九段「次の対局はどこの場所だっけ?」
神武以来の天才の中では森内竜王の勝ちになっているらしい。

アンケートどちらを持って指したいか
森内竜王50.3%、糸谷七段11.6%、ニャンとも言えない38.1%。

後から読む手はこんなバカに上手くいく?っていう手が多くなってしまうらしい。
直感は無心で後から読む手は都合の良いように考えてしまうからとのこと。

昼食アンケート
うなぎ79.8%、それ以外20.2%。
25歳前後はラーメンだった。
ふじもとさんは将棋会館から歩いて5分なので、よく食べていた。
天ぷら定食もたまに食べるらしい。
加藤九段「うなぎはご飯と食べるといい。うな重が一番。
NHKのためしてガッテンで言ってた」

昼食休憩中にponanzaの評価値は森内竜王の+518に。
まだ初日の午後の解説が始まってないんですがそれは。

再開直後に森内竜王が▲4八角成りと指し、
加藤九段「なるほどなるほど、これはいい手だと思います」
その後検討を進めて
加藤九段「感動しました」

昼食アンケートの答えはもちろんふじもとのうな重。
うなぎはスタミナがつくし、一年中安定しておいしいとのこと。
対局の日は昼と夜と食べるが、それ以外の日ではあまり食べないらしい。

森内竜王と糸谷七段の昼食の写真を載せている間に、森内竜王が眼鏡に。
と思ったらすぐに外す。森内竜王の眼鏡はレアシーンですね。

将棋史上の謎。
羽生さんと渡辺さんの竜王戦で、ここでこう指せば羽生さんが勝っていたのに、
指せないで負けたというのがある。具体的には▲6二銀成りと指せなかった。
私が名人になったときに、
私の必敗の将棋だったのに中原さんが間違って勝ったのも不思議。
羽生さんも渡辺さんも▲6二銀成りに気づいていなかったのが不思議、
と渡辺二冠に言ったら、将棋というのはそういうものです、
と言われて終わってしまった。
加藤九段が森内竜王に、
持将棋は苦手だから持将棋を打開してほとんど負けているといったら、
そんなことありませんよ、○○○手で負かされていますよと返されて、
驚いて後日調べたら手数まで合っていたらしい。森内竜王も謎記憶力。
加藤九段と違って負けた将棋を覚えているのも森内竜王らしいか。

質問メールに行こうとしたらトイレか何かで席を立つ加藤九段。フリーダムはここにある。

質問メール
藤田さんに質問です。カスパロフさん対羽生さんのチェスについて。
チェス対局の聞き手はもちろん初めてで、本当にカスパロフさんの緊張感がすごくて、
空気がぴりぴりしていた。
チェスアプリダウンロードして結構やっています。
そして戻ってくる加藤九段。

加藤先生に質問です。
将棋の天才達に米長先生が加藤先生に仕掛けたいたずらについて書いてありました。
当時はどんな気持ちでしたか。
そうですねー覚えてるよーな覚えてないよーな話なんですけど。
うーんとですね、えーとですね、
タイトル戦になると真面目に考えてくれるんですよ。
真面目になってしまった米長さんだと勝ちやすいの。
タイトル戦の米長さんは与し易かった。
普段はいい意味でふざけている部分があるからやりにくかった。
タイトル戦はほとんど五分になる。タイトル戦以外は負け越している。
予選の将棋は彼にとっては軽く指せるの。
※ある対局で夕食休憩に入ったときに、
米長先生が加藤九段が入ってくる部屋に先に入り、
明かりを消して座禅を組んでじっとしていた。
入ってきてスイッチを入れた加藤九段は米長先生を見て、
すぐに電気を消して隣の部屋に入り、お祈りを始めた。
驚いてうな重を落とすことを期待していた米長先生は、
これでは張り合いが無いとがっかり。 

盤上では加藤九段が終盤の入り口と表現するような局面に。
まだ初日のおやつ前なんですが。

森内竜王の将棋を並べて研究してみると、
羽生さんを相手に寄せ付けずに勝つ将棋もあるが、
その一方で全然頑張らないで負けてしまう将棋もある、とのこと。

加藤九段「40歳前後の頃のタイトル戦ではチョコレートを食べていたので、
NHKの番組にチョコレート派で出たことがある。
チョコレートは今でも食べるし太らない。
洋菓子はモンブランとかイチゴショート、エクレア、シュークリームも好き」

おやつ休憩を明けると何故か加藤九段に変わって片上大輔六段が解説に。
片上理事は糸谷七段の兄弟子でもあります。

片上六段「糸谷七段なんかこうねー、独特なんですよね。
どこで将棋を覚えたんだというか。
インターネット将棋で強くなってプロになった初めての世代なのも影響してると思う。
目の前に座っていると伝わるものが普通はあるが、
その予想と全然違う手が飛んでくる。
普通指すなっていうのは空気でわかるが、指すなと思ったのに指さなかったり、
油断しているとぱっと指したり」
初手から解説に。
片上六段「これは必修手筋、いわゆる味付け海苔ですね」

糸谷七段が▲2九飛と逃げた局面について
片上六段「こういうところって考え甲斐のあるところなんですよね。
そういうところで早いというのは決断が早いというのか勝負に辛いというのか」
その後も変化の解説でたらちゃんもでてきました。
将棋界には豊川先生のおやじギャグが伝播しているのか。
そして森内竜王の△7六銀に、
片上六段「怒ってるんですかね?負けじと早指しで」
糸谷七段はすかさず▲3五歩。「彼は何時間の持ち時間を持って帰る気なのかな?」
森内竜王の語録で時間は持って帰れないというのがある。
もう詰みのような局面でもすごい慎重で、
石橋を叩いて渡るみたいなところがあると言われた時の言葉らしい。
ニコニコ動画は普段どのくらい見ているのかについては、
片上六段「発表会とかちゃんと失言が無かったか見てるんですけど」
糸谷七段とは竜王戦についてはそれほど話していない。
挑戦者決定戦が羽生名人だったので、それほど勝つとも思ってなかった。
ただ1番勝ったんでもしかしたらと思った。
3局目見ていて、本当に勝っちゃうんだーと思った。
次の日に頑張ってねとか簡単に話した。
彼は彼なりに緊張するところがあって、西遊棋イベントで挨拶で緊張して、
豊島七段に緊張しすぎやと突っ込まれたこともあるとのこと。
藤田女流「今後はどういった展開になるんでしょうか」
片上六段「最近話す方はアドリブでなんとかなるんですけど将棋の話は難しいんですよ」
理事職は挨拶大変ですからねえ。

単純に先手の攻める手を3手進め、後手の攻める手も3手進め、
これなら後手の方が早いんじゃないですかね、ざっくりですけどと片上六段。
こんな考え方もあるのか。片上六段は若干後手持ちらしい。
片上六段「糸谷七段は残り6時間半?5時間残して負けたら前代未聞ですけどね」
解説が終わると片上六段の出番終了ということで休憩に。

現地カメラでは森内竜王が眼鏡をかけ、すぐに外すパターン。
今日は眼鏡の日なんだろうか。

再び加藤九段の解説に。
糸谷七段の▲8七銀打はなかなか指せない、頑張っている手らしい。
次の一手で当てられるプロ棋士はほとんどいない、指されてみればうーんという手らしい。
森内竜王は金銀を攻める直接手ではなく△7四桂と力をためる。
次の9六歩が厳しいので攻め合いは先手負けとのこと。
その後も違う変化を並べますが、どうも森内竜王がいい変化が多いようです。

現地の色紙の映像になり、長谷川女流が夢で井上九段が溢。
photo_42
加藤九段「溢れるいいなあ…。僕も使わせてもらおう。
希望があるから人間は生きていけるんだ、なんちゃって。ははははは」

現地の写真で写っていた高野六段について、
高野六段は子供のときにお父さんが加藤九段の本を買ってきて、
それを読んで勉強したって言ってた、偉いと加藤九段。
加藤九段お気に入りリストに入っていると思われます。
本と言えば、2年がかりで書いた振り飛車破りの棒銀の本が近々出版らしい。
加藤一二三棋士生活60周年盤と言ってもいいくらいの本にできたとご満悦でした。
実戦集で初手から終わりまで書いてある局が多いらしい。
例えば加藤九段が森内竜王とタイトル戦をやる、となったら、
1局8時間くらいかけて研究するらしい。プロの研究ってどこまで掘るんだろうか。

そして局面の解説を始めたと思ったらまた席を立つ加藤九段。
トイレかな?自由な加藤九段である。

局面の解説というところで手を渡された藤田女流は、奥義アンケートどちらを持ちたいか。
森内竜王50.6%、糸谷七段12.3%、ニャンとも言えない37.1%。
さっきとあまり変わらない割合でした。
ponanzaの評価値は森内竜王の+393。

△7四桂をさりげに指せるあたりは森内竜王が好調で、
表情からも自信が溢れているとのこと。
加藤九段「いやぁいい手だぁ(ため息)」
ため息をついている間にponanzaの計算が進み、森内竜王の+432に。
ponanzaもいい手だとため息をついたんだろうか。
しかし加藤九段が▲5五角という手を見つけて、
加藤九段「いやーいい手だなー▲5五角は。盤上この一手」
自分の手をこのべた褒めである。
しかし▲5五角に飛車を捨てて攻め合う順を並べてうっかり詰まされる加藤九段。
その後も検討を進めて、
加藤九段「どうも加藤流▲5五角は不成立ですね↓」
加藤九段の飲み物がお茶からポンジュースにチェンジ。

藤田女流「ここで一旦休憩に入りたいと思います」
加藤九段「はい、はい、将棋としてはとてもいい将棋で…」
無敵である。

休憩中に糸谷七段は▲9八桂。
これは守るだけの手なのでと加藤九段がさっき言ってた手でした。

盤上では糸谷七段の囲いが金金銀銀桂桂香飛というなんだかすごい穴熊に。
しかし進めると糸谷七段がやはり悪いらしい。
加藤九段「腰掛け銀は攻め合いの将棋。しかも先手番なのに攻められてる。
腰掛け銀の攻めはなかなか途切れない。
腰掛け銀と言えば廣津久雄先生との将棋で、腰掛け銀で僕が負けたんだけど、
廣津先生はその将棋に勝って九段になったの」
ひふみん独演会である。

藤田女流「これだけ進んでいると初日の夜はどうするんでしょうか」
加藤九段「初日の夜は戦いに入っているのが一番いい。戦いに入っていれば読める。
序盤の作戦段階はどうでも指せる状態だから。
相手がどうくるか分からないからやきもきして、時間かけて考えても仕方が無い。
駒がぶつかっていれば気楽でいい」

加藤九段の一番好きな駒は銀か角。
ただし金が3枚横に並んだ将棋が自身の名局集にあり、4枚並んだ将棋もあって、
そういう将棋は負け無しらしい。

加藤九段「例えば羽生さんや谷川さんに、
将棋で強くなるにはどうすればいいか子供たちが聞いたら、
勝つ努力をしましょうと言うと思う。
でも僕はそうは言わない。
将棋というものはいい手を指せば勝てるという哲学があるので、
いい手を指しましょうと言います」
※多分羽生さんや谷川さんは、
将棋は最後に悪い手を指した方が負けるという哲学があるためと思われる。

そして森内竜王の封じ手になりました。
75_2
封じ手アンケート
△6七歩43.9%、△9五香20.7%、△6六桂10.7%、その他24.6%。

加藤九段「とにかく森内竜王の将棋はね、良くなったら逃さないの」
前局は終盤に大逆転負けでしたが、
そんな展開に持っていっているということが復調の兆しだったのでしょう。
後は着地を決めるだけですな。

加藤九段
ずいぶん大いに張り切って、将棋の面白さを解説することができて、
この将棋面白いですよねー、一手指した方が良く見えますもんね。
ここまで来ればかなり読めるので、明日は大きな波乱もなく、
森内竜王が押し切りなんじゃないかと思います。

最後にリアル車将棋について話が及び、
加藤九段は将棋界は新世紀に入ったと大喜びでした。柔軟な74歳である。

明日はニコニコ生放送では解説に高橋道雄九段、
聞き手に飯野愛女流一級で大盤解説会があります。
森内竜王が踏ん張るのか、糸谷七段が一気にタイトルを取ってしまうのか、
加藤九段のコメントがフラグになるのかならないのか、
ニコ生スタッフへのおすそ分け(御坂美琴のヤシの実サイダー)まで準備している、
高橋九段の解説も含めて見所満載です。とても楽しみですね。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

負けて強くなる ~通算1100敗から学んだ直感精読の心得
加藤一二三著
¥840






竜王戦第4局は糸谷七段が大逆転勝利

森内俊之竜王に糸谷哲郎七段が挑戦している第27期竜王戦七番勝負第4局は、
後手番の糸谷七段が大逆転勝利を飾り、タイトル奪取に王手をかけました。

注目の封じ手は▲7八金。昨日のアンケートでは50.7%の一番人気の手でした。
糸谷七段は1分とたたずに△5四飛。流石の早指しで応じます。

ニコニコ生放送では解説に佐藤康光九段、
聞き手に室谷由紀女流初段で大盤解説会が始まりました。

佐藤九段
出だし糸谷さんが2連勝しましてこのままいくのかなという勢いだったが、
森内竜王が1番かえして天王山、大きな一番になった。
先手陣は王様が堅くまとまっているが、後手は王様が薄く神経を使う展開で、
糸谷さんがどのようにまとめていくのかが注目。

ここで初手から解説に。
森内竜王の3手目▲6六歩はたまに結構指している手らしい。
まれによくあるみたいな言い回しだ。
▲7五歩は強情な手だが、今期の森内竜王はそのような手を選ぶ傾向があるとのこと。
糸谷七段の△7四歩も強情な手で、お互い意地を張っているらしい。
▲7八飛~▲7六歩は、とても森内さんの手とは思えないとのこと。
読みが相当入ってないと指せない手順らしい。
後手は7筋と8筋の歩を交換したが、
室谷女流「この交換はどちらが得なんですか?」
森内竜王「普通は先手が得してます」
昨日の田丸九段は先手持ちでしたが、佐藤九段も先手持ちとのこと。
ponanzaの評価値も森内竜王の+290。

リレー質問 田丸九段から佐藤九段へ
ゴルフの腕は将棋の棋力で例えるとどれくらいですか。
アマチュアの自称2段くらいかな。
3段くらいだと県代表とかチャレンジできますよね将棋だと。
とてもそこまでじゃないので2段かな。
平均スコアが92、3くらいですかね、年間の。
ハンディで言うと18とか17とか、だからアマチュア2段くらいかな。
ゴルフの話は1時間くらいは平気でしゃべっちゃうんで、ちょっとまずいんですけど、
去年81出て、将棋盤の升目も81でこれくらいが最高かな、
と思っていたら80も出ちゃったんで、まあ100以上というのも結構あるんですよ。
対局場の葛城北の丸は近くにもゴルフ場が併設されていまして、
13年くらい前の王将戦でここで対局して、次の日ゴルフに行ったこともあります。
サッカーの日本代表が合宿をしたり、結構歴史的な場所です。
私も今年1回うかがったことがあって素晴らしい場所でした。

中村女流から室谷女流へ
普段どんなスポーツが好きですか。見るのでもやるのでもかまいません。
スポーツは全般が好きなんですけど、見るのは野球が好きです。
佐藤九段「どこが好きですか?聞くまでも無いですか」
室谷女流「もちろん阪神です」
やるのはフットサルが好き。
日本将棋連盟の部活動でもフットサル部があって、年1回合宿とかもある。
若手棋士、奨励会員、女流棋士もいる。サッカーは見ない。やるのが好き。
佐藤九段は野球は年に1回くらい見に行く。
将棋連盟81周年のときに大阪のホテルでパーティがあって、
神吉さん司会で今岡選手がゲストに来ていたんですけど、
最初谷川先生が阪神ファンですって言うんですよ。もちろん。
そしたら羽生さんも阪神ファンですって言うんですよ。
森内さんも阪神ファンって答えて、
私は巨人ファンっていったら、「どこですか?(大声)」と聞きなおされて、
3回くらい聞きなおされたので、阪神ファンですと答えました。
室谷女流は高校野球が元々好きでずっと見てたらしい。
バトミントン、テニスなども自分がするのが好きらしい。
ゴルフクラブも持っているが、全然やらずに家で防犯用みたいになってるとのこと。
佐藤九段も羽生さんや森内さんのようにヨーロッパのチェスの大会に出たことがあるが、
あまり気分転換にならない、どうしてこれが息抜きになるんだろう、
と思って、ゴルフに転向したらしい。

森内竜王のバックギャモンの話になり、
森内さんと3月にプライベートで食事をした時は、
バックギャモンそんなに強くないよと言っていたが、
一緒に居た観戦記者はこれは結構強いかもしれないと後で言っていたらしい。
チェスは定跡が将棋よりも体系だっていて、
定跡の勉強は将棋以上にしないといけないらしい。
どうしてチェスで息抜きとなるのか謎は深まるばかりである。

竜王戦第1局のハワイでの思い出
台風が来ていて、実は飛行機が飛び立つのか怪しかった。20分遅れくらいで出た。
他の便では6時間くらい遅れたのもあって危なかった。
そして佐藤九段がスマホで撮った写真大公開。
現地の将棋の記事や、初日のワイキキでのイベントの写真、
現地の方向けに野月七段と石田四段の模範対局をして、
青野九段と井道女流が解説と聞き手を務めている写真、
30社くらいきたらしい記者向けのプレス発表会の写真など。
ハワイはアロハシャツが正装でスーツを着ている人はいないらしい。
プレス発表会の写真では、森内竜王がアロハ、
谷川会長がブレザーの下にアロハ、糸谷七段がスーツでした。
そして1日目の指導対局の写真。
現地、日本、アメリカ本土からも人がきていたらしい。
後は糸谷七段と記者の笑顔な写真。記者3人はアロハで満面の笑み。
糸谷七段はスーツでしたが、
次からアロハにしますと言って次の日からアロハだったようです。
次は現地ポスターの写真。
日本だと賞金4200万と書くが、
42,000,000YENと書いてあったので思わず数えてしまったらしい。
駒箱にサインを書いた写真。
立会人と書いたが立会イみたいに見えて失敗したと佐藤九段。
糸谷七段は堂々としていて感心したらしい。
前夜祭で将棋盤の形をしたケーキの写真。
実は詰め将棋にもなっていて、駒も動かせて終わったあと食べられるというすごいケーキ。
駒台までケーキだったらしい。
最後に前夜祭の香川女流と井道女流のアロハの写真。
それを撮っている佐藤九段を記者の方が撮っていたらしい。
香川女流は関西棋士を率いるツアーの番長として行ったらしいです。やはり番長だった。
ハワイでは糸谷七段は席を外すと、廊下をうろうろしていたらしいです。

午前中から早くも終盤の詰む詰まないの計算まで始める佐藤九段。
まだお互い歩を1枚ずつ持っているだけの局面なんですが…。
漠然と有利不利を判断するのではなく、
一直線で斬りあったらどちらが早く相手の王様を詰ますのか、
というところを計算しているようです。

質問メール
先崎先生の功績でモテ光君というあだ名を持っている佐藤先生ですが、
ネットではモテ先生とも呼ばれています。
イベントで会った時にモテさんとか言ったらだめですか。
いやいやいやいや、どう呼んで頂いても大丈夫です。
何かでそういうあだ名を頂いて。言われたことはありません。

盤上の解説に。駒がばらけていた後手陣が整ってきて、盛り返したとの解説。

将棋における厚みの意味と作り方、注意事項を教えてください。
厚みは位、玉側の5段目に位をとって後ろから金銀を押し上げていく形が厚み。
注意事項は、位は普通は取れないものなので、飛車先の位は取れるけど、
そこを取っているということは何かしらのリスクを背負っているということ。
位は支える駒がないといけない。そして作った以上は取り返されてはいけない。
厚みは棋士によって基準が違う。
同じ局面でも厚いという人もいればそうかなという人もいる。

室谷女流曰く、糸谷七段はおやつが好きだが、みんなに振舞うのが好きらしい。
室谷女流も連盟から帰る時に糸谷七段と会い、
もう帰るのと聞かれたのでそうだと答えたら、おやつを渡されたこともあるらしい。
面倒見がいい兄弟子なのかもしれない。

佐藤先生と糸谷七段は、一手損角換わりの本を出しているところが共通点ですが、
一手損角換わりの狙いと指しこなすこつ、破るためのこつを教えてください。
破るためのこつはないですね。私困っちゃいますからね。
昔阪田三吉先生とかも指していて昔からある戦法。
一手損といってもいろいろある。振り飛車もあるが居飛車もある。
後手で一手損するから都合2手損をする。
一手損角換わりは自分から誘導できるのが利点。
四間飛車穴熊だったらかならず穴熊になるが、
一手損角換わりは相手の出方によっては玉が堅くなったり薄くなったりとギャップがあり、
それが楽しめる人は指せる。バランス感覚が大事。
自分だけの方を見て指すとバランスが崩れるので、相手を見るのが大事。

佐藤九段も室谷女流も関西から関東に移籍されていますが、
雰囲気など違いがありますか。また、関西弁の解説も聞きたいです。
関西弁ですか。もう忘れちゃいました。
中学校2年まで京都にいたんですけど、わかりま…へんなあとかそんな感じです。
でも大阪遠征に行ったりするとみんな関西弁なので懐かしい感じがします。
室谷女流は東京で関西弁を話したら言葉がきついと言われたらしい。
佐藤九段は師匠の関西弁は覚えていて、
これはあきまへんとかこれはあかんなとか言われたのを覚えているそう。
佐藤九段曰く、関西は奨励会で1年で関東移籍したが、だいぶ雰囲気が違った。
大阪の方が結構厳しい感じだった。必ず1時間前にきてみんなで駒磨きをした。
東京は自由で本人の意思にまかせてる感じで、だいぶ雰囲気が違った。
東京に来ても駒磨いていた。
磨いている人といない人と半々で、どうなんですかと石川さんに聞いたら、
それは本人の心がけだと言われて、なるほどと思って駒を磨いていた。
小倉七段が最初に声をかけてくれた。研究会にも誘ってくれておかげですぐになじめた。
室谷女流は2月で1年になる。ようやくなじめてきた。
勉強する環境がまず違う。研究会とかも連盟でやるわけではない。
関西は連盟の棋士室に人がいていつでも指せる。
東京は棋士室がないので、場所とか研究会を始めるまで先生にお願いしたり大変だった。
ようやくちょっとずつ勉強する環境が整ってきたかなということらしい。

視聴者アンケートどっちを持ちたいか
森内竜王45.1%、糸谷七段20.2%、ニャンとも言えにゃー34.7%。
ponanzaは森内竜王の+97。糸谷七段が持ち直していると考えているらしい。
佐藤九段は先手持ちだが、ひふみんアイを見ると
佐藤九段「こちらから見るとこれは振り飛車結構綺麗な形だなあ」

最近はひふみんアイのほかに千田アイというのがあり、
記録係りの位置から平等に見るのが千田アイらしく、ここで急遽千田アイの映像に。
佐藤九段「これはー…見づらい…ですねーやっぱり」
歩が横に進んでいく不思議なゲームでした。

アンケートどちらを応援しているか
佐藤九段「これ差がついちゃったら解説しづらいんですけど」
森内竜王66.2%、糸谷七段33.8%。

どちらかと言えば、どちらを応援していますか?
巨人45.7%、阪神54.3%。
佐藤九段「えっ!?(巨人ファン)」

質問メール
今年の電王戦第5局のときに結婚式をあげまして、
ずうずうしくもお祝いの言葉を佐藤九段からいただいてしまいました。
その後無事に第1子が誕生しました。
羽生先生の善治を頂きました。康光じゃなくてごめんなさい。
お名前ねえあるんですよ私も。手紙とかで康光とつけましたとか頂いて。

以前インタビューで、将棋において神の領域を目指していますといっていましたが、
もう少し噛み砕いてお願いします。
そうですねえ真理に近づきたいということですよねえ。
やっぱり自分が正しいと思う道を進んで行きたいということですね。
当時は血気盛んな頃ですから、今はそういうフレーズは使わないようにしていますけど。
おこがましいというか。でも近づいていきたいというのはありますね。

今でも京都に立ち寄られることはありますか。
哲学者の糸谷七段が哲学の道を歩かれることはありますか?
佐藤九段「京都に佐藤康光杯というのがありまして」
室谷女流「出てました!」
佐藤九段「え!?」
レベルが高くて県外からも来てアマチュアのタイトルを取った方もきたりするらしい。
哲学の道は銀閣寺の近くにあるらしい。
室谷女流は京都のお寺めぐりは好きで、朱印状を持ち歩いて集めているらしい。
人力車とかも乗ってみたいらしい。

消費時間は64手目までで森内竜王が5時間59分、糸谷七段が4時間5分。
すいぶん差が出ている。

次の一手アンケート
6六歩23.7%、3八飛12.6%、3七桂39.2%、その他24.5%。

昼食アンケート
蕎麦20.1%、うなぎ37.9%、カレー12.7%、ステーキ12.8%、イタリアン16.7%。

昼食休憩に入った時点での消費時間は森内竜王が6時間39分、糸谷七段が4時間18分。
ずいぶん差がついているけど大丈夫なんだろうか。

再開直後の森内竜王の一手は▲4五銀。その他の24.5%が正解。
2時から大盤解説再開直後、糸谷七段が忙しくなったという解説で、
ponanzaの評価値も森内竜王の+488。
ここで糸谷七段がうまく捌かないと大差になってしまうとのこと。
糸谷七段は角取りにかまわず歩を突き出す勝負手。

昼食アンケートの正解はうなぎ。
森内竜王の昼食のカレーの写真を見て
佐藤九段「ああーやはり」
糸谷七段は松花堂弁当。

初手から解説に。しかし解説中にも手が進み
佐藤九段「まだ1時間しかたってないですけど、もう終盤になってますよ」
そして糸谷七段が角取りに歩を突いた手に対して森内竜王も角を取り、
佐藤九段「これはもうまずいですね。終わっちゃうかもしれないですね」
ponanzaの評価値は森内竜王の+359。
佐藤九段はもっと広がっていると思ったらしく「あら?」と驚いていました。

アンケートどちらを持って指してみたいですか?
森内竜王63.5%、糸谷七段13.3%、ニャンとも言えない23.1%。

森内竜王が解説になかった▲5三歩を指して
佐藤九段「これは痛い…痛いですよー…」
飛車で取ると王手飛車取り、金で取ったり逃げたりするとと金を払われて銀損だけが残る。
ponanzaの評価値も森内竜王の+561。
佐藤九段「これはどうなるかと思ったけど、長くなりそうですね」
糸谷七段は銀損を甘受して粘る手順を選択。
森内竜王位がじわじわ優位を拡大する展開に持っていったようだ。

ジューシー紅玉りんごとほくほくおいものカスタードパイ
室谷女流「おいしーい…気の効いたことは言えないですけどおいしいです」

おやつ後の休憩中にponanzaの評価値が糸谷七段の+200に。大事件?
と思いきやまた森内竜王優勢に。
時間をかけて計算しないと評価値が安定しない複雑な終盤戦になりました。
さらに糸谷七段は森内竜王の手にノータイムで応酬して混沌とした終盤戦になります。
森内竜王は駒音を立てて▲6八銀。これを見て
佐藤九段「これは勝ちに行った手ですね」
数手進めてこれ詰めろなのかなあ→21手詰めでした。プロって怖い。
そこで糸谷七段が受けの勝負手を繰り出し、
森内竜王が決めないと負けと佐藤九段が解説する展開に。
そして森内竜王の寄せに
佐藤九段「これは糸谷さん座りなおして考えるでしょう。
このために時間残したようなものですから」
そして対局場の映像に変わると糸谷七段が席を外していました。
佐藤九段「これはひょっとすると逆転…逆転って表現は違うのかもしれないですけど」
その後も検討を進めて
佐藤九段「これは多分糸谷さんの勝ちになってると思います」
すごい大逆転きたー。
優勢になっても糸谷七段は他に分岐が無いと見れば徹底して即指し。
森内竜王は1分将棋なのでこれは厳しそう。
最後は糸谷七段が鮮やかに森内玉を詰ませて、糸谷七段の勝利となりました。

佐藤九段
両者の読みの深さがよく出ていた1局。
中盤は形勢が把握しきれないまま、二転三転してたかもしれない。
最後森内さんに何かあったかもしれないが、
糸谷さんの△7三歩から△6二金がすごい受けだった。

昨日解説していた田丸九段が、「明日は終盤相当ドラマがあるかもね」と言ってましたが、
糸谷七段が森内竜王相手に大逆転勝利という結末になりました。

羽生善治、岡田武史著「勝負哲学」より羽生さんの話

スポーツもそうでしょうが、ミスというのは連鎖しやすい性質をもっています。
それはミスが状況を複雑にしてしまうからです。
<中略>
そのときおもしろいのは、将棋には、
後でミスをしたほうが不利になるという法則があることです。
相手がミスをする。自分もミスをする。
ミスとミスで帳消しになってもよさそうなものですが、実際には、
先のミスのマイナス分も後のミスが背負わなくてはならなくなるのです。
当然、後のミスのほうが罪が重いというか傷が大きくなります。
それで終盤に大逆転が起こることもめずらしくありません。
こっちのミスがより大きな相手のミスを誘引して形勢が一気にひっくり返るんです。

直後の感想戦で糸谷七段は、銀損になって相当悪い、序盤も下手だったと述べています。
ところが上記の羽生さんの話のように、おやつ直前に銀損になるミスが出た後、
解説がおやつ休憩している間に、
ponanzaの評価値がふらふらし始めるような複雑な局面になり、
とうとう森内竜王がミスをしてしまいました。

升田幸三著「名人に香車を引いた男―升田幸三自伝」より

4六玉で5七桂と合い駒をすれば、私の玉に詰みはなく、
いかにねばり屋の大山君でも、投了のほかはなかった。
積み重なった疲労が、私の思考力を奪い、まだ一時間近くも残しながら、
ノータイムで敗着を指してしまった。
終局は午前二時三十分。観戦しとった人の話だと、じっと盤上を見つめとった私は、
「ああ、これまで。錯覚いけない、よく見るよろし」
不意におどけた顔でこういい、そのあと、急に顔色が蒼白になったという。


升田幸三八段(当時)と大山康晴七段(当時)が名人挑戦をかけて争った、
有名な高野山の決戦で、大頓死をした時のことを升田先生が上記のように書いています。
升田先生は疲労をミスの原因に挙げていますが、
今日の森内竜王は解説の佐藤九段が森内さんの手とは思えないと言うような、
妥協を許さない手を考え抜いて指し、優勢を築き、しかし最後にミスが出てしまいました。

dsc_0524
対局後の森内竜王。ここまでくたびれさせた糸谷七段が立派ということでしょう。
※写真は竜王戦中継plusより

ニコニコ生放送では最後にリレー質問をどうするか聞かれて、
佐藤九段「加藤先生に私が質問するんですか?」
加藤九段への質問はなかなか面白い(切実な?)質問になりました。
竜王戦第5局は12月3日、4日にかけて行われます。
ニコニコ生放送では初日の解説が加藤一二三九段、聞き手が藤田綾女流初段です。
ニューヒーロー誕生か、ベテランが踏みとどまるのか、質問も含めて楽しみです。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~
糸谷哲郎著
¥1,575






第27期竜王戦第4局初日が終わる

森内俊之竜王に糸谷哲郎七段が挑む第27期竜王戦七番勝負第4局は、
森内竜王の封じ手で初日が終了しました。

このシリーズでは糸谷七段の前夜祭でのスピーチも注目されていますが、
第4局は素晴らしい景色に負けないような将棋を指したいという、
普通の?スピーチになりました。

さて森内竜王の注目の初手は▲7六歩。
糸谷七段も△3四歩と角道を開け、角換わりかと思われましたが、
そこで森内竜王が▲6六歩と角道を止めました。
ここまで3局とも角換わりで糸谷七段の2勝1敗。
森内竜王は糸谷七段の得意戦法を回避したことになります。

ニコニコ生放送では9時から解説に田丸昇九段、聞き手に中村桃子女流初段で、
大盤解説会が始まりました。

田丸九段
今日の第4局は大きいよねえ。
糸谷さんが勝ったら3勝1敗で王手だからねえ。
森内竜王が勝てば2勝2敗に持ち直して、2連敗の後の2連勝は大きいよね。
第3局も大きかったけど、第4局も流れがきまる戦いになるよね。
大山さんや中原さんも挑戦者に出だし2連敗したことも結構あんだけど、でも防衛してた。
角換わり腰掛け銀は指し手が決まってるから、初日からどんどん進むんだけど、
今日は序盤から考える展開じゃないかな。

アンケート
森内竜王の作戦はどちらでしょうか
振り飛車42.7%、居飛車57.3%
田丸九段「僕は居飛車だと思うんだけどねえ」

リレー質問 先崎九段から田丸九段へ
中村女流「リレー質問が、先崎九段から…」
田丸九段「ああ、先崎(笑)」
ラーメンは何味がすきですか。
ははは。まあ豚骨とかねえ。あとは江戸風というかしょうゆ味ね。
ラーメンと言われればしょうゆ味。薄いやつね。
先崎さんも近くに住んでいて、一軒行列のできる店があって、
なかなか食べられないから開店一番でいってきたこともあります。

アンケート
ラーメンは何味が好きですか
豚骨21.4%、塩18.6%、味噌21.4%、魚介8.2%、つけ面7.1%、
二郎一択6.3%、その他16.8%。
田丸九段「渡辺二冠がね、仕事とかで地方に行くと必ずお店を探してラーメンを食べて、
浅草橋の素家って店に渡辺二冠がよく行っているみたいでね、
りんごをすったのをちょっと入れて風味がかかってておいしい。
元奨励会の方がやっている店で、新しい道で頑張ってて応援したくなるよね」

本田女流から中村女流へ
ドライブがお好きらしいですが、最近どこか行きましたか。
最近行ってないですね。車はトヨタ車です。
田丸九段「スポーツカーですか?」
中村女流「いやいや全然。
いろは坂とか行きたかったんですけど、
これから冬なんでウインタースポーツ好きなんで、出かけることになります」
田丸九段「高級車?」
中村女流「いえいえいえ普通の車です」
田丸九段もトヨタのビスタに乗ってたらしい。

森内竜王は10分くらい?考えて居飛車を選択。糸谷七段はどうするんだろう。
田丸九段「研究会でやってきましたというような、だだだだっと進む将棋が多いけど、
こういうのは一手一手駆け引きがあって、面白いよね」

アンケート糸谷七段の作戦は?
居飛車24.6%、中飛車36.8%、四間飛車6.4%、
三間飛車1.6%、向かい飛車22.2%、その他6.6%。
糸谷七段は早くも棋譜用紙をチェック。
森内竜王が居飛車と態度を決めるまでの考慮時間でも見たんだろうか。

ここでponanzaの読み筋も表示。糸谷七段の中飛車に森内竜王が右玉らしい
田丸九段「これは面白いよね。
昔糸谷七段が対振り飛車に右玉を指していたけど、
この対局は森内竜王が糸谷七段の振り飛車に右玉を指すと、
コンピュータは予想してるんだ」

今まで森内糸谷戦は6戦で3勝3敗。
ただし非公式戦の新人王戦記念対局が1局あり、
新人王をとった糸谷七段と森内名人が戦って、角換わり腰掛け銀で森内名人の勝ち。
公式戦は角換わりが竜王戦の3局で森内竜王の1勝2敗、
その他相振り飛車が森内竜王の勝ち、
矢倉模様から糸谷七段の右四間飛車が糸谷七段の勝ち、
横歩取りが森内竜王の勝ちとなっているとのこと。

先日の臨時総会で田丸九段が議長やったらしく、
新四段の紹介もやって、議長なのでなになに四段前に出てくださいとか言うが、
名前が読めなくて何て読むの?と本人に聞いてしまったらしい。
黒澤怜生(れお)新四段で、中村女流の弟弟子とのこと。
黒澤四段はNHKで記録をやっていたので、
田丸九段「NHKやると結構プロになれるんだよね。私の弟子も頼めばよかったなあ」

質問メール
ネット中継担当の記者はハンドルネームを持っていますが、何故ですか。
それと名前は誰がどのように決めているのですか。
それは私もちょっとわからないんだけど、
ハンドルネームのいわれはちょっと興味あるよね。
野辺記者がいるようで話を聞くと、野辺記者曰くのんべえだから野辺とのこと。
将棋中継モバイルにもいわれが書いてあるらしい。
田丸九段「もしあなたがハンドルネームつけるとしたら?私は干支でタイガーで」
中村女流「私は兎だからラビット?」

11手目で早くも前例が0になりました。
10手目までだと3例あり、田丸九段の将棋もあるらしい。
対局者と棋譜をもらい、
田丸九段「変わり者ばっかりだね。神谷八段とか、高田君も変わった将棋だし」

高田君というのは対振り飛車用に高田流左玉戦法を編み出した高田尚平六段のことです。
私はメンバーを聞いてずいぶん力戦スキーな面々が揃っているなあと思いました。
そして、渡辺二冠が著書「勝負心」で書いていたことを思い出しました。

渡辺明著「勝負心」より

当時の私は、後手番で必勝戦法があった。
「得意の『横歩取り8五飛戦法』が羽生さん相手にどこまで通用するか試すチャンスだ」
と意気込んでいたことを今も思い出す。
<中略>
羽生さんは、普段あまり指さない「振り飛車戦法」を採用してきた。
動揺した私は完敗した。
対局直後は、得意形を「避けられた」とばかり思い込んでいた。
それが残念でならなかった。自分の力を発揮できなかったと思ったからだ。
<中略>
しかし、そうではなかった。
「避けられた」のではなく「力勝負に応じてくれた」のである。
トッププロになって悟ったことがある。
それは、格上の対局者にとっても、
自分の得意形を避けるのには大きなリスクが伴う、ということだ。
相手の事前研究による作戦に嵌まって負けるのは、ある意味で仕方ない。
しかし、事前研究と無関係な土俵で負けることは、
それだけ地力で劣っていることを意味する。
だから、実績ある先輩が、明らかに格下の新人に地力勝負の場を提供するなど、
普通は考えられない。
しかし、羽生さんは手堅い道ではなく、
むしろご自身にとっても厳しい道を選んだということなのだ。
しかも結果を出し、貫禄を示されたのは、さすがとしか言いようがない。

この対局は森内竜王が3手目に角交換を拒否し、
11手目にして前例が無いという地力勝負の場になりました。
第3局で相手の得意戦法を破って一つ返した直後に、
自分から地力勝負にしたということで、
森内竜王にちょっと余裕がでてきたのかな?と思いました。

質問メール
今から弟子を取ってエリート教育をするならどのようにしますか。
また、子供の頃の自分にアドバイスするとしたら何ですか。
弟子の一人は若くして引退しちゃったし、一人は三段リーグで足踏みしているし、
こればっかりはうまくいかない。
当時は二人で研鑽していた。今は弟子のが強いから教えられないからね。
最近頑張ってるかとかそんなことを言うことはあるけど。
20前に三段になって期待してたんだけどなかなか成績がでなくて、
こないだ見かねて発破をかけた。
君はなんか女流棋士の対局ばっかりとってるみたいだけど、
三段で記録をとる対局が選べるのに何で女流棋士ばっかり選んでるの?
6時間とか長いのが嫌なの?と言った。そしたら初めてタイトル戦の記録をとった。
奨励会時代の自分にアドバイスするとしたら?
奨励会時代は変わり者だったんでね、もっと穏やかにというか、
特殊な戦法ばっかり勉強してたんで。
※田丸九段が言う若くして引退してしまった弟子とは櫛田陽一六段のことです。
中学生で将棋を覚えて3年で東京都名人優勝、アマ王将戦準優勝、支部名人戦優勝。
プロ入り後もNHK杯で優勝していますが、
30歳でフリークラス宣言をして7年後に引退されました。

高橋呉郎著「勝負という生き方 将棋棋士32人の肖像」より櫛田六段の話

酒の飲みすぎで、ノイローゼになっちゃったんですよ。
下にいたひとたちに、どんどん抜かれて、あせっていた。
やっぱり、佐藤、森内に抜かれたのがショックでしたね。
自分が遊んでいるときに、あのふたりは将棋の勉強をしていることに、
早く気がつかねばいけなかった。
そんなのはあたりまえのことなのに、それができなかったんですね。


中村女流に質問です。よく行くスキー場はどちらですか。
新潟よく行きます。新潟方面ですとかぐら、苗場。
最近若いこを増やすために、19歳とか20歳だとそのシーズンただになるとかやってる。
平日は大丈夫だが土日は混む。
立会人の大内九段もスキー1級指導員らしい。
田丸九段はテニスが趣味で、
中村女流の師匠の高橋九段とも年に7回か8回くらいは一緒にテニスしてるらしい。

アンケートどちらを応援していますか
森内竜王67.6%、糸谷七段32.4%。

質問メール
将棋の歴史には伊藤家、大橋家、大橋家分家が出てきますが、
それぞれの末裔の方々は今もいらっしゃいますか?
江戸時代に3家あったが、明治維新で将棋界はばらばらになった。
私は末裔の方は知らないけれど、歴史について研究している人がいるので聞いてみたいね。
大橋分家は都内のお寺にお墓があるって記事を読んだことはあるけど。

海外対局に応援に行くのに費用は自分持ちですか?
それと、海外対局での思わぬ出費エピソードとかあれば教えてください。
対局の関係者は当然旅費は経費。応援は自費。
思わぬ出費?ラスベガスとかに行かない限りは無いと思うけど。
僕はタイのバンコクに立会人でいって、結構土産店に寄らされて、
また土産店かと思ったけど、付き合いでしょうがないから買ったりした。

※ラスベガスというと1985年、
米長邦雄棋聖に勝浦修九段(当時八段)が挑んだ棋聖戦で、
ロサンゼルスで対局した後にラスベガスツアーに行ったという出来事があります。

米長邦雄著「将棋の天才たち」より

対局後に、ラスベガスへのツアーをした。団長は大山康晴。
棋界一のギャンブラー森けい二が副団長。
森は1万ドルほど負けてしまって持ち金ゼロになった。今の金額にして250万円相当だ。
夜遅くに大山会長の部屋へ押しかけ、
「お願いします。金を貸してください」と土下座した。
「森君。冷静になりなさい」という返答は将棋界の流行語大賞になったが、
1円も借りられずに森は部屋の外でうずくまる。好手を思いついた。
午前3時頃、勝浦の部屋のドアを激しく叩く。起こされた彼は有り金を残らず貸した。
帰国する日だった。午前6時に勝浦がカジノへ行くと阿佐田哲也先生も居る。
阿佐田先生が100ドル貸してくれたが、勝浦はそれをじっと持っていた。
結局、森と阿佐田は無一文になったが、先ほどの100ドルが命綱。
その金で空港にたどり着くことができた。


※勝浦先生は弟子に森内竜王、王位をとった広瀬章人八段、野月浩貴七段、
金沢孝史五段、久津知子女流初段がいます。

糸谷七段が席を外すのが話題ですが、
対局中に変わった行動をする棋士はいますか?
そしたらあの先生しかいないじゃないですか。あははははは。
僕は加藤九段とも10局以上対局してますけどね、
あるとき咳払いがすごいね、思ったより大きく聞こえて、
でもしょっちゅうするわけじゃなくて、形勢がこっちが悪くなったらしなくなって、
もう勝ったと思ったら必要ないのかな?
最近の若い人の傾向はみんな行儀がいいから、変わったエピソードは探すのが大変。
昔は雑談が多かった。ここでは言えないようなね。
将棋会館でやるときは、気分転換に席を立って他の対局を見ることもある。
あと、やたらとぼやく人ね、有名なところだと石田和雄。
ほんとに苦しくてぼやくのかは別ですよ?
困ったなーとか言ってる時はあまり困ってないからね。

街中で声をかけられたりしますか。写真とかとってもらってもいいですか。
中村女流はたまに声をかけられるらしい。
田丸九段は街中や飲み屋で、
将棋の先生ですよね、名前はなんですかとか言われることはある。
遠くからじーっと見られることもある。
女性に見られたことは一度もないけどおじさんに見られる。
写真は状況にもよるんでね。
今は携帯があるから気楽にとれるけど、
一言よろしいですかとか言ってくれるとね、とられる方も気持ちがいいから。
電車に乗るとかで時間が無いと断るかもしれないけど、普通の時ならね。

先日山田久美女流が正会員になりましたが、正会員とその他で何か違いますか。
今年の秋に山田女流三段が規定の成績で三段から四段に昇段して、
3年前に将棋連盟が公益社団法人になって、
男性と女性の差別をしてはいけない、男性は四段以上がプロで正会員、
女流も四段なら正会員にしようということになった。
正会員とそうじゃない人の違いは、連盟の総会で発言できるし、投票もできるし。
後は何だろう?そのかわり会費を納めないとね。ふふふ。

昼食アンケート
ステーキ23.4%、定食21.7%、ラーメン11.4%、
けんぽ14.5%、イタリアン9.9%、蕎麦18.9%。

森内竜王の次の一手アンケート
3五歩18.8%、3七銀23.6%、6七金27.7%、8六歩14.4%、その他15.4%。

昼食休憩明けの森内竜王の一手は▲3七銀でした。
昼食アンケートの正解はステーキ。CHACO あめみやというお店らしい。
某太地六段が入れ違いで出て行ったとのこと。
昼からステーキ食べてるのにあんなにやせてるのか…。

3時になり対局場で両者おやつタイムに。
ニコニコのおやつはLibertable(リベルターブル)
田丸九段「一昔前から考えると信じられないよね、この光景ね」
両対局者、解説、聞き手4人でおやつを食べるグルメ番組に。
加藤九段はみかんかごにいっぱいとか、板チョコ3枚とか、
カルピスをジャーにいっぱいとか、数々の伝説を残したらしい。

盤上では森内竜王が飛車を最初の2八から3八、7八と大転換する構想を見せ、
糸谷七段が▲7八飛に大長考していました。

将棋年鑑にはアンケートがあって、各棋士が答えているのですが、
田丸九段が糸谷七段がデビューした年からの答えを調べてきました。

2006年アンケート:好きな花
森内竜王:桜
糸谷七段:黒ダリアと青バラ
少し暗い赤が黒ダリアらしい。糸谷七段はさすが凝っている。

2007年アンケート:好きな動物
森内竜王:牛
糸谷七段:猫
田村九段「彼は広島の実家で猫を飼っていて、その猫に癒されて四段になった。
私もちなみに猫が大好き」

2008年アンケート:対局後の過ごし方
森内竜王:お風呂に入って休む
糸谷七段:水を飲んで寝る

2009年アンケート:好きな映画
森内竜王:アクション映画
糸谷七段:タランティーノ監督の映画

2011年アンケート:自分の将棋を動物に例えると
森内竜王:狸
糸谷七段:ビーバー
森内竜王は何でしょうの問いにコメントでハブと流れて、
田村九段「ハブ?ハブにはかなりやられてる、ふふふ」

2012年アンケート:深いと感じる将棋の格言
森内竜王:両取り逃げるべからず
糸谷七段:と金の遅早

2013年アンケート:旅行したい場所
森内竜王:スペイン
糸谷七段:北海道、沖縄

2013年アンケート:好きな言葉
森内竜王:一期一会
糸谷七段:自由・平等・友愛
森内竜王の答えは、茶道で接待するときに、
今の時間は二度と巡ってこない一度きりのものだから、
この一瞬を大切に思い、今できる最高のもてなしをしましょうという意味らしい。
糸谷七段の答えは、フランス共和国の標語らしい。
田丸九段「糸谷さんは哲学を習っているから、
何かフランスの哲学者が好きなのかもしれないね」

2014年アンケート:ここ1年で心に残ったドラマ
正解発表の前にアンケート、森内竜王がこの1年で心に残ったドラマ
みんなエスパーだよ17.1%、半沢直樹19.9%、あまちゃん39.1%、
リーガル・ハイ14.6%、その他9.3%。
正解は
森内竜王:あまちゃん
糸谷七段:アナと雪の女王

2014年最も影響を受けた棋士
正解発表の前にアンケート、森内竜王が最も影響を受けた棋士
羽生善治51.7%、加藤一二三11.8%、大山康晴10.0%、
佐藤康光5.3%、長岡裕也11.2%、その他9.9%。
こちらもアンケート、糸谷七段が最も影響を受けた棋士
升田幸三13.7%、豊島将之27.1%、阪田三吉4.9%、
香川愛生45.6%、室谷由紀8.7%。
田丸九段「その他ないの?」
中村女流「これ正解無いですよ?」
選択肢に正解が無いだと…。正解は
森内竜王:羽生善治
糸谷七段:山崎隆之

ここで室谷女流がゲストで登場。明日の聞き手も務めます。

糸谷七段は森信雄七段門下で、室谷女流も森信雄門下の妹弟子。
一門は普段はやさしいが、将棋はそれぞれみんな個性的とのこと。
糸谷香川ラインは仲がよすぎて、どうなんですかね?
室谷女流と香川女流も仲がよくて、香川女流はもう大阪弁がばっちりだったらしい。
室谷女流「私ももう標準語もばっちりです(キリッ」
中村女流「たまにイントネーションが違う…」
地理に苦戦しているらしい。
実家から食べ物がどんどん送られてきて、食べきれない、
シャンプーとかが1回に3袋くらい月に1回とか来るとのこと。
田丸九段「親は心配なんですよ(ニコニコ」

田丸九段が調べてきた糸谷怪物伝説
2006年当時18歳(高校3年生)のインタビュー
幼稚園時代の愛読書:
アガサ・クリスティー、エラリー・クィーン
田丸九段「普通は絵本とかさ、ドラえもんとかさ」
奨励会時代の変わった反則:
取った駒を相手の駒台に乗せた、相手は佐藤天彦七段。
棋士になって2年目の2007年、相手の7八の馬を王様で取って、
何故か王様を8七に置いた。
7八玉に飛車で王手されて、8七に逃げるという読みだったが、
3手先の手を間違って指してしまった。
四段に昇段したときの感想:
今日の昇段に特に感じるところはありません。
自分の将棋について:
受け将棋で終盤が得意。
将来は谷川九段のような魅せる将棋を指したい。
振り飛車対策に右玉を採用したきっかけ:
牧野光則四段が級位者時代に指しているのをみて、自分なりに仕立てた。
田丸九段曰く、灘蓮照先生が振り飛車相手に右玉を指していたとのこと。
新人王戦の決勝の対局の昼休みでしたこと(高校3年生のとき):
翌日のテスト勉強をしたが、マナーが悪いと思って途中で止めた。
中原十六世名人との対局の感想戦で言い放った言葉:
中原名人の読み筋に「それは意味が無いですよ」
中原名人の振り飛車に糸谷七段が右玉を指した対局らしい。
対局で席を立つことが多い理由:
体重が重いので、長く座っているのがつらいんです
好きな女優:
栗山千明さん。見た目だけでなく、不気味な雰囲気に興味があります
大学の哲学科を目指す理由:
人生の究極の心理や指針を見つけたい。

質問メール
将棋で10分切れ負けはそこそこ指せますが、3分切れ負けや10秒は苦手です。
どう指せばよいのでしょうか。
私も苦手です。ネット将棋も将棋倶楽部24で30秒なら指すんですけど。
結局ねえ、昔米長さんがいってたけどねえ、強い人は早指しでも強い。
勘の字を分けるとおびただしい力と書く。直感で見える人は強い人なんです。
自分の直感を鍛える練習だと思って指すといいんじゃないかな。

田丸先生のブログを楽しく拝見させていただいています。
ブログのタイトル、と金横歩きの由来を教えてください。
と金というのは歩が出世するいい言葉。
と金ゼミナールとか書いているから、統一しようかなと。
普通はまっすぐ歩くんだけど、裏話や雑談を話しますということで横歩き。
横にふらふら歩くという意味で、
なかなかそういうブログがないんで、自分の持ち味が出るかなと思って。
中村先生のツイッターも楽しく見ています。
家に着いたら鍵が無いとつぶやいていましたが、大丈夫でしたか。
そうなんです。こないだ帰ったら鍵が無くて入れないということがあったんですよ。
朝一緒に出まして、夕方に家について誰も居なくて入れなかった。
車の鍵はあったので、上田初美女流が家が近いので、
はっちゃんの家に遊びに行きました。お世話になりました。見てるかなあ。

僕はタバコを吸っていますが、棋士の方でタバコを吸っている方はいますか。
少ないよねえ。田中寅ちゃんは吸うけど、若い人はどうかなあ。
古い話だけれども升田幸三先生は1日に100本以上吸ってましたからね。
吸ってふたつくらいで捨てるから数が増えちゃうんです。
大山先生も若い頃は吸ってたんです。
対局室は禁煙じゃないんですけど、こういう時代なんで、中座して遠慮して吸ってます。

よく居飛車党の本格派と言いますが、本格派とはどういう意味ですか。
なんとなく使ってるけど、振り飛車党で本格派って言わないよねえ。
居飛車が本流っていう時代の名残なのかなあ。
今はあんまり定跡通りにやるとみんな調べてるからねえ。
堂々としてるとか、せこくないっていうと言葉があれだけど。

クリスマスの思い出があれば教えてください。
田丸九段
あんまり僕はいい思い出が、あはははは。
ケーキは毎日食べてるから別に今更ね。
子供の頃はデコレーションケーキが楽しみだったけどね。
枕元に朝起きたらあったというのはありましたね。
中村女流
朝起きるのを楽しみしてた記憶がありますね。
あ、そうだ。クリスマスフェスタあります。
中村修九段や佐藤康光九段なんかがいろいろ準備してるらしい。

どちらを持ちたいかアンケート
森内竜王39.4%、糸谷七段22.8%、ニャンとも言えニャイ37.7%。
その後表示されたponanzaの評価値は森内竜王の+317。

定刻の18:00の15分ほど前に、対局場で何か会話がされる。
立会人の大内九段と森内竜王が少し会話。封じ手の封筒に書く漢字の確認らしい。

20141120b
次の一手アンケート
6六歩23.1%、7八金50.7%、9八玉7.1%、その他19.0%。

定刻通りに森内竜王が封じて、初日が終わりました。
封じ手を書くために森内竜王がふすまを閉めると、
対局中継の映像がふすまで見えなくなるハプニング。
この竜王戦は封じ手ハプニングが多いですな。封じ手って難しい。
三浦九段の封じ手のやり方研究に、
対局カメラの位置やふすまの位置なんかも考慮に入れられるのかもしれない。

田村九段
面白かったねえ。今日は角換わりはあまり見たくないなと思って。
でも糸谷七段の中飛車は意外だったね。
明日の午前中くらいまでは出たり入ったりの神経戦になるんじゃないかな。
明日は終盤相当ドラマがあるかもね。

田丸九段は主導権を持っているということで若干先手持ちらしい。

明日はニコニコ生放送で9時から、
解説佐藤康光九段に聞き手室谷由紀女流初段で大盤解説会があります。
森内竜王と佐藤九段は同じ羽生世代で、
お互いがお互いをライバルと言っている仲ですから、
どんな話が飛び出すのかも楽しみですね。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

勝負という生き方 将棋棋士32人の肖像
高橋呉郎著
¥1,575






竜王戦第3局は森内竜王が勝利

森内俊之竜王に糸谷哲郎七段が挑戦している第27期竜王戦七番勝負第3局は、
後手番の森内竜王が勝利し、星を一つ返しました。

注目の封じ手は▲2四歩。
何故か立会いの森下九段が5分前に封じ手を開けてしまい、
手持ち無沙汰のまま対局室の関係者が定刻まで待つ不思議な展開になりました。

ニコニコ生放送では解説に先崎学九段、
聞き手に本田小百合女流三段で大盤解説会がありました。
先崎九段「厳密には森内竜王が5分くらい得したんだ。
夜中の終盤なら大きいけど将棋界は朝はゆったりしてるのが伝統だからね」

これまでのシリーズについて先崎九段
今日は2日目で、挑戦者の2連勝。
1勝1敗だとなんとなくのんきなんだけど、
糸谷さんの連勝なうえに森内竜王の出来があまりよくない。
ここで勝てないとずるずる行ってしまう。
相性というか、まだ糸谷さんの強さが何かをわかっていない。
森内さんの強さもわかりにくい。羽生さんは瞬発力があって分かりやすい。
糸谷さんが森内さんの強さを分かる前に、
七番勝負が終わっちゃうんじゃないかと心配している。
ハワイに行く1週間前に糸谷君に会って、誰が来るんだろうなとか、
ビーチに行くんだろうなとか楽しそうな感じだった。

封じ手の▲2四歩に森内竜王は△同歩。
矢倉だと銀で取ることが多くて、角換わりだと歩で取ることが多いらしい。
糸谷七段はさらに▲2三歩と垂らし、
先崎九段「これは欲張った手。歩を突いた一手を無駄にさせようという手」
鈴木大介八段と昨日話していて、
森内竜王の△3五歩が、攻めたいところで受けに戻った手なので、
この手しかないんじゃまずいんじゃないかと言っていたらしい。
昨日の解説では中村六段が△3五歩について、
糸谷七段が2筋の歩を突き捨てなかった手を直接とがめに行った手と表現していましたが、
お互いお前の手は芋手だとやりあってるってことですな。
ponanzaは先崎九段と違って森内竜王の+604。
読み筋は森内竜王から攻めかかる△6五桂を候補手に挙げてました。

どちらを持ちたいかアンケート
糸谷七段47.9%、森内竜王52.1%。
ponanzaの+600↑アピールも効果は薄いようで、
先日の電王トーナメントでの逆転負けが響いてるかな?

糸谷七段は明るくて話好きで周りに気を使うタイプらしい。
お酒を飲んでいるときは大学で習っている哲学の話は全然しないらしい。
先崎九段「難しいこと言うとこっちもごちそうしなくなっちゃうからね」

リレー質問 中村六段から先崎九段へ
先崎先生と森内竜王は同世代ですが、
今まで出一番印象に残っているエピソードを教えてください。
若い頃は一緒に海外旅行とか、九州ぐるっと廻ったりもした。
どこいってもずっとトランプをみんなでやってた。
みんなゲームが好きなんだけど羽生さんと森内さんは特に好き。
将棋以外のゲームを何でこんなに一生懸命やるんだろうと思ったりもする。
勝負事じゃなくてゲームが好き。
今年の正月からキャンディークラッシュというゲームをずーっとやってる。
ステージ480くらいまでいってもう飽きたんだけど、
製作者の方には申し訳ないんだけど一切課金せずにやった。
今は2048というゲームをやっている。
自分の性分はわかってるからロールプレイングゲームは絶対手を出さないようにしてる。
あれやるとさらに駄目になるんじゃないかと思うから。
森内さんと羽生さんはほんとにゲームが好き。
森内さんはバックギャモンに凝ってるらしいですよ。海外の専門誌とか読んでるらしい。

鈴木女流から本田女流へ
水戸のお酒のポスターになったと聞きましたが、水戸について語ってください。
先崎九段と一緒に水戸でイベントをした。
水戸のお酒のポスターになってるんですよ。
先崎九段「強いんですよ、僕より全然つよい。あの日よく飲んだねぇ」
他に戸辺六段がいたらしい。
水戸といえば偕楽園、納豆。
最近納豆のゆるキャラが非公式で出てテレビにでてる。伸びるやつ。
茶色くてふなっしーに似ててふなっしーの茶色版。
目とかももようがかわったりとか、名前なんですかね?ねばーる君?
水戸はみとちゃんっていうかわいいのがいるんですよ。
髪型がわら納豆で梅祭りが有名なので梅の髪飾りのやつで。
みとちゃん本当にかわいいんで宣伝お願いします。ゆるキャラ大好きなんですよね。
有名なのが一品というお酒、副将軍っていうお酒も結構おいしい。
震災以降飲食店が低下気味になったので乾杯条例を作って盛り上げていこうということで。

盤上では森内竜王が△3六歩。先崎九段は実に意外ですとのこと。
先崎九段「3筋の歩を伸ばしていったのは僕は賛成できないけどものすごい勝負手」
糸谷七段が席を立つのは、日頃の対局だともっと多いらしい。
ものすごく早見えで手が見えて見えてしょうがないくらい。でもちょっとそそっかしい。
最近はそういう凡ミスが少なくなってようやく将棋がまとまってきた。
ここで大輪の華を咲かせるというのも、いいタイミングではある。
席を立つのは先崎九段は全然気にならない。
棋士によって全然違うと思うけど、向こうのしぐさが自然だから。
不自然で挑発的だというタイプは嫌とのこと。

先崎九段「糸谷さんの将棋は将棋界の中でもちょっと変わった将棋。
森内竜王は1局目2局目振り回されちゃったからつらい。
森内さんはじっと構える、糸谷さんは風が舞う、相手を翻弄するタイプ。
1回鎮めちゃえば、何だ風も怖くないやとなって七番勝負が変わってくると思う。
そういう風になる前に4番負けちゃうんじゃないかというのが問題。
1回でいいから相撲でいうとまわしを引いたような感覚になればと思うんだけど、
今のところそうなっていない。
森内さんは構えをしっかりして、どこからでもかかってこいという横綱のような将棋。
羽生さんは相手に対して変化する、
相手がこういう考え方なら自分はこうしようと変化できるタイプ」

引き角君について
先崎九段「飯島君こんなのつくってんの?彼はなかなかユニークなやつだから」

その後初手から解説&先崎九段の角換わり講座に。
形に明るい先崎九段らしく、角換わり5筋の歩を突くと形が悪いのはどうしてか、
といった定跡のわき道も解説。

10:30過ぎには早くも詰む詰まないの変化の解説に。角換わりは終盤になるのが早い。
糸谷七段は感覚で捌いていく感じらしい。
ponanzaは森内竜王の+218。
読み筋の▲2四飛からの手順はいかにもコンピュータらしい手だが、
人間的には一番怖い▲2三歩が無くなり後手が安心するので、
先手もやりたくない手とのこと。
先ほどの糸谷七段の▲2三歩は包囲に行く手だったが、
その後の▲2二銀で王手をしたのは突破の手で、
さっきは包囲なのに今度は突破なのかというのが糸谷七段の読みにくいところらしい。
森内竜王や先崎九段は流れ重視なのでこういう手は読まないし、
こういう将棋のつくりもしないとのこと。なるほど。
羽生さんがサッカーの岡田監督との対談で、
トッププロは対局する相手が限られるので、こんな将棋がいい将棋だとか、
こんな手がいい手だとか、こういう考え方がいい考え方なんだとか、
価値観が一緒になりやすいので、若手の将棋はよく並べると述べていたことや、
郷田九段がNHK杯で糸谷七段に負けたあとの感想戦で、
読みが合わないなあとぼやいていたことなどを思い浮かべながら聞いてました。
しかし森内竜王の手も先崎九段が当たらないのは意外で、
先崎九段の感覚では自然じゃない手を森内竜王が指しているらしく、
この辺りはどうも不調ってことなのかな?と思いました。

ponanzaは森内竜王の+502。
先崎九段はこの局面は大局観ではなく、理屈で桂馬で取って大丈夫かという局面で、
取れるのなら後手がいいし取れないならわからないとのこと。
さらに詰む詰まないまで解説して
先崎九段「他にもいっぱいある変化の一例なんですけど、
これでどっちが勝ちかはわかんないんだ」

質問メール
先崎先生といえば監修されている3月のライオン10巻が発売されました。
今回はバンプオブチキンとコラボレーションです。
3月のライオンの監修の裏話があれば教えてください。
先崎九段は盤面を見るだけ。羽海野チカさんは完ぺき主義なところがある。
将棋はそんなに上級者ではないけど、勝負の世界を描きたがっている。
初めに担当の方から話があったのは連載開始よりかなり前。
そういうふうにやるんだーと思って感動した。
子供の同級生の奥様にも好評で声をかけられることもあるらしい。
控えめな方というか遠慮がちな方というかあまり派手なところには出演しないとのこと。

先崎先生は大の中島みゆきファンですが、
先月発売されたシングルの感想を聞かせてください。
また、今年の東京での夜会は見に行かれますか。
そんなに昔ほどは聞かないがファン。
夜会はなかなか、どうしようか考え中。ご本人と話したこともある。
NHKの中島みゆき特集でゲストに呼ばれて、ご本人が来て楽屋でお話させていただいた。
本田女流「カラオケとかで歌ったりはするんですか」
先崎九段「それはもうとんでもない恐れ多くて」

相手の弱点を突く将棋の勉強のため、先崎九段の最強の駒落ちを読んでいますが、
うちにいるGPS先生は定跡を指してくれません。
機会があれば将棋道場で指導対局を受けたいのですが、
受けるに当たって心がけておくべきことなどあれば教えてください。
また、手合いは厳しめのほうがいいとかありますか。
あまり緊張しないで、自分の力をぞんぶんに。
手合いは2枚落ちで初段くらい。
6枚落ちとか4枚落ちとかは、6枚落ちだと上手からの攻撃はまったくない。
厳しい方がいいか緩い方がいいか、
厳しいと当然勝てないことが多いが、
緩くしてもらって勝つ喜びを味わうか、厳しくしてたまに勝つ喜びを味わうか。
上手が何を考えているかを教えて、対策を教えて、
一人でも多く勝って欲しいというのが本のコンセプト。
行くときは全部負けようと思っていくが、やると半分以上勝ってしまう。
できることならみなさんに笑顔になってもらって、楽しくやってもらって、
みなさんは趣味でやってるんだから楽しくないと。

先崎先生への質問といえば羽生世代の棋士の裏話がど定番ですが、
阿久津渡辺広瀬先生の若手時代の裏話を教えてください。
裏話って言われると話しづらい。
その3人は指す手がぴかぴかに光っている。奨励会時代から絶対棋士になると思った。
今A級で昨日対局があって、これからタイトルとったり名人とったりは分からないけど、
これくらいは来るだろうなと思っていた。
感性がいいっていう感じがある。瞬発力が大事。
よくなってから勝つまでが早いとかが奨励会だと才能。
ポテンシャルは阿久津さんが一番あると思う。
まあ渡辺さんはね、もう竜王いっぱいとって、
結構将棋を若くしてあれだけ勝って、分かりやすく言えばお金持ちになったんだけど、
人間が全然ぶれなくて、私家が近いんだけど庶民的な感じで、
ものすごくさっぱりしててよくしゃべって。
才能はねぇそれなりの棋士ならみんなあるから。
数年前から新四段になる確率が関西の方が多くて、関西は家族的で。
関東もこれから巻き返すっていうのは変だけどでてくるんじゃないかな。
阿部光瑠っていうのはね、糸谷的な将棋観があって、ちょっと普通じゃない。
そういう人間を天才と言うなら天才。人と違うことが考えられるというのを言うなら天才。
人間は変わってない愛想のいい奴なんだけど、将棋は感覚が違う。
佐々木勇気っていうのは保守本流というか王道、正統派の将棋。

昨日の1日目で席を立っていた糸谷七段が昼食休憩の合図に間に合わなかったが、
休憩には2人そろっていないといけないとかありますか。
その他対局規定に面白いものがあれば教えてください。
休憩明けにいなければいけないというのは別に無い。
面白い規定…なんだろう。
最近は持将棋とかで規定がかわった。遅刻も変わってたような気がする。
遅刻しなきゃいいんだよ。だからよく知らない。
携帯はややこしいんだ。今は電源をけしておけばいい。
そういうのは細かいのを上げたらきりがないから、将棋連盟は性善説でやるんだけど。

将棋を指さなくなって40年、見る将棋ファンとして楽しんでいます。
先崎九段は自分のことは書かないと述べていましたが、
一番嬉しかった対局と悔しかった対局、エピソードなど教えてください。
自分に関することは書かないというのは何かの誤解かなと思う。
一番嬉しかったのはB級2組からB級1組にあがったことかなあ。あれが一番嬉しかった。
田中魁秀先生との対局。調子が悪い年だったがその中で上がれたのはよかった。
A級に上がったときも調子は悪かった。
悔しいのはいっぱいあるから何が一番とかは嫌だよねぇ。
頭に血が上ってっていう感覚は自分でもわかる。
次の日どうしても血が降りなくて、献血にいったら落ち着いたこともある。
自分が順位戦の2日後で、佐藤康光九段が前の日対局で、
車の中できついよなーって話しもした。
今は持ち時間の多い対局の後はお酒を飲みに行かない。
最近彼の車の助手席に乗るのが楽しみ。みんな忙しくて顔を会わせる機会が無いから。
仕事やゴルフなんかで一緒になることが多い。

先崎先生はボクシング将棋をやりましたが、
将棋と組み合わせて面白そうなものはありますか。
ボクシング将棋は洒落でやった。
井岡さんが素人相手にやっちゃいけないようなパンチだして負けた。
あれは純粋な遊び。将棋は娯楽だからそんな形でやれればいいと思います。
ボクシングはうまくなっても試す機会がないから不思議。
試合とか危ないからやれないし。
スパーリングは僕のレベルじゃまだ怖くてできない。
3人で将棋やったらどうなるかということで、3人でぐるぐる回って指したことはある。
するとさっき先手だったのに今度は後手になる。
そうするとぐるぐる回って誰も負けないっていう世界が新鮮だった。
3人ともこれは不思議な世界だという感想になった。
3人の中で一番弱い人が一番勉強になる。
自分で指した手を自分が対策たてないといけなくなったりもする。

電王戦FINALの予想を聞かせてください。
後、コンピュータ将棋への思いもあれば教えてください。
予想を聞かれるとねえ、希望的予想と、イギリスのブックメーカーがやって、
自分がかけるときの予想が違うんだよね。だからそういうことだ。だいたいわかるでしょ。
僕はそんなにコンピュータ使うとかは無い方だけど、
コンピュータを活用しないと日常生活は送れないし、抵抗はないんだけど、
でも面白そうだなと思う。結構ファン目線なんですよ。
僕が将棋の勉強に使うには大変だなという感じがします。
これからの棋士は徐々にコンピュータを使うように変わっていくんだろうなと思う。
面白いですよコンピュータ。

12:20に現地では休憩に。
コメントで昼食候補が流れて
先崎九段「千駄ヶ谷の店が出るは出るは。どうなってんだろいったい」

昼食アンケート
うなぎ42.9%、ステーキ17.5%、中華20.0%、パスタ19.5%。
先崎九段「これ当たると何かいいことあるの?」
本田女流「当たると…嬉しい?」

昼食休憩明けに森内竜王が突いた3筋の歩がと金になって3八まで進出。
先手玉には詰めろがかかるまで一手の余裕があるので、
後手玉にどこまで迫れるかの勝負とのこと。

及川六段から電話。
先崎九段「どっちがいいの?どっちが勝ちなの?」がっつきすぎである。
画面の局面をやってまして、後手持ちの方が多いように思う。
その後も検討手順を大盤に並べて、
及川六段「人間的には…」
先崎九段「最近将棋界の得意のジョークだよね」
現地は戸辺先生、片上先生、勝又先生がいるらしい。
イベントは朝からだったがたくさんの方にきていただいて大盛況だった。
本田女流「ご夫婦でご出演されているとのことなんですけど」
及川六段「さすが詳しいですね、一緒の出番はないので分担されています。
大盤解説とかも今日は一緒ではないです。
これから佳境に入っていくので詳しい解説ができればと思います」

電話が終わって
先崎九段「現地が森内勝ちって言ってたんだ」
本田女流「勝ちとまでは言ってなかったと思うんですけど」
先崎九段が控え室は森内勝ちって言ってたと力強く断言。

昼食クイズの正解はうなぎ。
森内竜王の昼食もうなぎで、写真が映されて
先崎九段「ちょっと俺達のうなぎよりうまそうじゃない。悔しいなあ。
4100円のやつ頼んでどうだって言えばよかったかなあ、領収書落ちないかな?
帝国ホテルのうなぎ凄いなあ。ずるい」

一気に後手玉を寄せる手を解説で探していましたが、なかなか見つからないまま、
糸谷七段も受けの手を指しました。
先崎九段「これは竜王が勝ちになったと思う。
△4九角と▲6七金の手の流れは後手の勝ちな流れ」
ponanzaの評価値は森内竜王の+1046。

ここで初手から解説に。
角換わりでは▲2四歩や△8六歩のような突き捨ては歩で取る方がよく、
矢倉は銀で取る方がいい。
理由は角換わりは桂馬が入りやすいので銀で取ると▲3四桂の傷があり、
矢倉は歩で取ると▲2五歩の継ぎ歩攻めがあるから。

おやつタイム。
銀座マカロン / SEIYO GINZA 西洋銀座
最近若手棋士の間ではそば茶がブームらしい。

おやつ休憩の後に宣伝タイム
11月24日に女流棋士会ファンイベント2014・秋をやるのでよろしくとのこと。
出演者は本田小百合女流三段、安食総子女流初段、室谷由紀女流初段、
飯野愛女流1級、ゲストに田丸昇九段、広瀬章人八段。
協賛しているスポンサーの中に精神科のお医者さんがいて、
女流棋士の精神を鑑定しるみたいなイベントもあるらしい。

森内竜王が△7五桂と決めに行きましたが、ponanzaの評価値が下がり、
先崎九段も手堅い決め方かどうかはちょっととのこと。
桂馬が先手に入ると、後手の王様が詰む変化がでてきたとの解説。
対局室映像には糸谷七段は映っていませんでしたが、森内竜王は頭を抱えるポーズ。
大丈夫かな?
その後もずーっと大盤で並べて、後手玉が詰み、
先崎九段「いやぁー(ため息)、詰みだ」
糸谷七段も勝負手を指し、
ponanzaはここにきて森内竜王の+51ともうどうなるかわからない展開に。

次の一手アンケート
5一玉26.3%、8七歩成29.1%、3五歩12.6%、その他32.1%。
先崎九段は△5一玉で勝てないと△7五桂との関連がおかしいとのこと。

その後も難しいといいながら詰んだり詰まなかったりを並べ続ける先崎九段。
先崎九段「何言ってるかわけわかんなくなってきた」
本田女流「じゃあメールコーナーにでも」

質問メール
3月のライオンの個性豊かなキャラクター達は本物の棋士のモデルがいるのですか。
糸谷七段を見て、あ、すばるくんだと感激しました。
先生の中で最も個性が輝いていると思う棋士はいますか?
サブキャラみたいな感じでそういう棋士は個性がある。
具体的に現実のモデルでやっているというわけではなく、
はっきりとこの人イコールこの人みたいなことではないとのこと。

対局中のぼやきについて、将棋界のぼやきというのはどんな感じですか。
本日の糸谷七段のぶらつきもなかなかのレベルだと思うのですが、
先生方は気にしないものなのでしょうか。
囲碁の棋士はぼやくけど将棋はあまりない。
終盤で残り時間がかなりなくなって一番緊張しているときに、無意識にでてることはある。
相手が席を外してる時に正直な感想が出ることはある。
先崎九段は相手のことはあまり気にしないから癖とかはよくわからないらしい。
先ほど糸谷七段が席を外している時に、
森内竜王が頭を抱えてたのを思い浮かべながら聞いていました。

以前先生のエッセイで、師匠の米長先生と真部先生宅に行って、
囲碁の勝負に巻き込まれて大変になったと書いてありました。
当時のエピソードがあれば教えてください。
米長先生も真部先生もむちゃくちゃ強くて、
先崎九段が囲碁六段なんだけどそれより強いらしい。
二人がお酒を飲んで自分の方が強いと言い合って、
お酒の席の一言一言がユーモアがあって辛辣さもあって個性があって面白かった。
単純に後輩から見ると将棋以外でも面白かった。

先崎先生ずばり小説執筆のご予定はありますか。
ありません。週刊現代でエッセイを書いていたけど。
小説はエッセイと全然違うのでそんなややこしいことは。
将棋指しは面白いし、それを書くのはこの業界に生きているものの役目かなと思うけど。

詰む詰まないを考えすぎて回転が鈍くなってきた先崎九段。
先崎九段「あ、これは詰みだ」
本田女流「詰みですね」
先崎九段「じゃ、後やって」
詰みまでぺたぺた並べる本田女流。先崎先生お疲れ様です。
ponanzaは糸谷七段の+374。その後▲3三銀打を指して席を立つ糸谷七段。
激しく咳き込む音が聞こえて、だにー大丈夫かとのコメントも流れてました。
加藤九段や佐藤九段などは緊張で咳き込むことで有名ですが、
糸谷七段も傍から見ると自然体ですが緊張で咳き込むタイプのようです。

飯島七段から電話。
飯島七段「非常に恐ろしい終盤になっていて」
先崎九段「これ先手が勝ちでしょうか」
結構長期戦じゃないか。▲3三角で糸谷七段勝ちだったんじゃないかという検討だった。
現局面は森内竜王が勝ちそうという意見も出てきた。
控え室では糸谷さんが勝ちを逃したという空気がでている。
早い終局かと思っていた。宮田君にずっと意見を聞いている。
▲3三角で先崎九段が後手の勝ちがわからなかったと言うと、
飯島七段もしらみつぶしに検討をして後手の勝ちがなかったと答えました。
その後検討手順を聞いて
先崎九段「ははは。それはもう大混戦だ」
現地解説会は昼間でも150人くらいきていた。
大熱戦で素晴らしい一局じゃないかとのこと。
本田女流「引き角君のハンカチ色違いが出たと聞いたんですけど」
飯島七段「それこういう空気の時に言って大丈夫なんですか?」

長期戦になりそうということで一旦休憩になりましたが、
休憩中にponanzaの評価値が糸谷七段の+3に。もうどうなってるのか誰も分からない。

休憩明けの先崎九段曰く、
森内竜王の方が金を渡したら自玉が詰むのか等考えることが多くて、
局面の善悪はともかく、ものすごく読んで正しく指さないといけなくて大変な局面らしい。

先崎九段「あ、これ詰みだ」
本田女流「冴えてきましたね先生」
その後解説を進めて
先崎九段「こんな感じになるんですね。あとは運がいい方が勝つんです」
棋譜コメントにあった、王手金取りを糸谷七段がかける変化も解説。
これはどうも糸谷玉が詰むようです。金が落ちている上手い話はそうそう無いんですな。
そんな解説をしていると対局室から糸谷七段が「あ、そうかあ…」とぼやきました。
森内竜王は席を立っていたので本音が出たか。
その後本田女流が妙手順を言ってスパーク。
先崎九段「君天才だなあ」

森内竜王の手に即指しで応じる糸谷七段。
本田女流「糸谷さんすごい早かったですね」
先崎九段「いやいやこれはまあ時間攻めも含めた総合的な勝負なんですけど」
その後も何故か糸谷玉が詰まないと先崎九段が悩んでいましたが、
森内竜王は冷静に糸谷玉に必死をかけて、森内竜王の勝ちになりました。

いやー今日は大熱戦で、先手玉後手玉共に詰む詰まないの変化が多数あって、
解説の先崎九段お疲れ様ですといった終盤戦になりました。
疲れつつも先々の詰むや詰まざるやを並べる先崎九段を見て、
プロの棋士はこんなに先の変化をこんなに短時間で考えながら指してるんだなーと、
感心しながら見ることができました。
まだ糸谷七段の強さが何かをつかめて無い感じの森内竜王ですが、
一つ返して次は先手番、相手はほぼ後手一手損角換わり、
日にちも13日後の11月20日ですから一息ついて第4局を迎えることが出来ます。
風のように相手を翻弄する糸谷将棋を、森内竜王の鉄板流が捕らえることができるのか、
そろそろお互いの将棋がかみ合ってくると思うので、第4局の将棋は内容にも注目です。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

覆す力
森内俊之著
¥778






記事検索
ブログランキング
棋士はカワイイ!
将棋の動画を紹介したり、
コラムを書いたりしています。
by teneropi

ブログランキング参加中です。
動画や記事が面白かったときに
ポチッと押してくれると励みになります。

ブログランキング・にほんブログ村へ

将棋アンテナサイトといったらここ
将棋アンテナ棒銀くん
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

将棋観戦のお供に
将棋アイテム

チェコ製将棋セット

価格:6,264円
(2015/1/7 13:56時点)
感想(0件)

どうぶつしょうぎ

価格:1,543円
(2015/1/7 13:44時点)
感想(11件)

クリアファイル (羽生/森内) 2枚組

価格:540円
(2015/1/7 13:46時点)
感想(0件)

クリアファイル (加藤一二三)

価格:216円
(2015/1/7 13:47時点)
感想(0件)


羽生善治のこども将棋 序盤の指し方 入門-1手目からの指し方と戦法を覚えよう!
¥1,026


永瀬流 負けない将棋
¥1,620


人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ
¥576


羽生と渡辺 -新・対局日誌傑作選-
¥1,663
  • ライブドアブログ