棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

富岡英作

王将戦最終局は挑戦者の郷田九段が勝利!新王将に

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第7局は、
フルセットの末4勝3敗で郷田九段が勝利し、王将位を奪取しました。

注目の封じ手は△4二金上。昨日の及川六段が見つけた手でした。

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先崎九段とにせんざきこと加藤さんの豪華?共演。

ニコニコ生放送では9時から、解説に富岡英作八段、
聞き手に本田小百合女流三段で大盤解説会が始まりました。

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春の装い。

富岡八段「角換わりの将棋が多かったですから、
決勝も角換わりで勝負をつけるのかと思いましたが、外れました」
本田女流「角換わりを富岡先生に解説していただけると思ってました」

富岡八段
現在の状況は先手が1歩得。先手の角が働くと優勢になる。
後手は先手の角を働かせない展開にすればいい。
急戦にしていくか持久戦にして圧迫していくか。
今角がいるせいで6二にいる銀が動けない。
昨日及川さんが言っていた金で角を圧迫していく順は非常に有力。
もうひとつ△4四歩から△4三金にするのも形がいい。
封じ手の△4二金上は持久戦を目指した手で、
他の候補で挙がっていた△9五歩は、
飛車を切っていく順も見据えた激しい急戦を目指す手。
なので例えば△9五歩を突き捨てて△4二金上と指すとちぐはぐになってしまう。
この辺の呼吸がわかると皆さん将棋がもっと上手くなります。

リレー質問
富岡先生の旅行に行きたい場所はどこですか。
※富岡八段はデビュー当時伊豆大島に住んでいたことがあります。
富岡八段「昔島暮らししていた時は自然の中でトレーニングしてました。
島といえば王将戦は佐渡でやってましたね。
私は自然派なんで北海道の利尻島とか行ってみたいな。
四段の頃は対局が多かったんで、下北沢に狭い部屋を借りてたんですけど、
対局じゃないときに大島に行って、
ジョギングしたり三原山に駆け登ったりして体を鍛えてました」
本田女流「研究会とかはどうされていたんですか?」
富岡八段「研究会は下北沢や東京で、
大島では自分ひとりで古典将棋を研究していました。
平日は走ってましたよ。景色が良くて気持ちいいんですよね。
あの辺りだと相模湾越しに夕日に沈む富士山を見て、
今考えれば将棋に悪影響なかったですよね。
負けた後も船に乗って海をボーっと見てると新鮮な気持ちになって、
だから勝率もよかったですよ。ちなみに第1位にもなりました。今じゃあれですけど。
今好調な人は行く必要ないと思いますけど、
一生懸命やってだめならリセットする方法もあるわけですね。
利尻島には利尻岳っていう山があって登ってみたいですよ。
小林先生は私に山を始めさせた人です」

安食女流から本田女流へ
電王戦ニコファーレの解説について、アドバイスや裏話を教えてください。
本田女流「永瀬先生の意外な結末で、みなさんご覧になられましたかね。
解説してたらいきなり止まっちゃって永瀬さんが話しはじめて、
審議の最中に伸ばすのに苦労しました。
練習で不成りをやったら10回中10回認識できなかったって」
富岡八段「研究家だよねぇ」
本田女流「山口さんのレポート面白かったですよね。
ドローンカメラっていうモーターでちっちゃい飛行機が上がって撮影するやつがでて、
恵梨子ちゃんが工事の音がしますって言って、
すいませんドローンカメラの音でしたって言ってたのが面白かったです」
富岡八段「最新の技術ですからびっくりしますよね。
私は時代遅れの人間なんでついていけなくてびっくりします」

勝利者予想アンケート
先手・郷田九段53.2%、後手・渡辺王将37.4%、千日手・持将棋9.4%。
引き分けマニアが9.4%。

富岡八段「本田さんちなみにどうですか。
応援とかそういう気持ちじゃなくて公平な判断で」
本田女流「▲1五歩から攻めれるなら先手を持ちたい気もするんですけど」
富岡八段「私は微妙なんですけどちょっと後手持ちかな。
角を手持ちにしてるのと、持久戦にする楽しみがあるので」
形勢判断を話すときに具体的な手順を話す本田女流と、ぼんやり方針を話す富岡八段。
ということで郷田九段が考えているので初手から解説。

富岡八段「ニコ生は時間がたくさんあるからねえ」
ということで水面下の駆け引きや、江戸時代の頃からの駒の配置の変遷など、
いろいろ面白い解説をしてもらえました。
1手ずつ解説が入ると、例えば郷田九段の▲6六角は打たされた角なのかもしれない、
といったように見方も変わります。

ようやく郷田九段が▲8六銀と指して角の逃げ道を作り、
△7六歩に▲1五歩と端から開戦しました。
本当は王様を固めたいが、角を圧迫される手が間に合ってしまうので、
方針変更で攻めさせられているような気もすると富岡八段。
富岡八段の解説通り、郷田九段が端から攻めて歩を垂らしたところで、
渡辺王将は一旦席を外しました。
リフレッシュしてから読みを入れなおすのかな?

富岡八段の解説では歩を成ってと金で桂馬を取る順は、
▲5四桂の金銀両取りを見て大きい手なので、
△2二角と守るのは渡辺王将の好みではないけど仕方ないかなあと話していると、

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富岡八段「お”~」
渡辺王将は△5三角。

富岡八段「かっこよくないですかこの△5三角というのは。
やっぱり手の見え方が違うねえ。
△5三角っていう手は見えてたけど、ただ今見て気づいたことがあって、
この瞬間先手が歩切れになったでしょ?
△8六角▲同歩△同飛って進んだとき歩切れだから飛車筋が止められないでしょ。
私は角を切る手は見えなかったから。この一瞬歩切れになったから生じたんだ。
渡辺王将は押したり引いたりごちゃごちゃしながら良くするというより、
すっきりした手を発見できるっていうね、正確に局面を捉えてるというか。
一瞬パニクりました私も」
と言いつつ手を進めると、意外に先手もいい受けがあって、
富岡八段「もっと切れのいい攻めがあると思うんだけどなあ」
渡辺王将は何を用意しているのか。

質問メール
大内一門は大柄で一堂に会していたらすごい迫力だと思います。
何か一問で集まるという事はありますか。
ありますよ。
鈴木大介が弟子の梶浦三段が四段になったんで、本当によかったなあというか、
それで集まりました。
全員集まるのは最近は祝賀会くらいで、何人かだと教室とかでも集まりますけど。
鈴木田村のイメージが強くて、私は特別大柄なわけではないですから、
あとは飯田さんが大学のコンピュータの偉い人になってたんですけど、
一門だけで集まるということはあんまりないですかね。
ファンの方もいて話すということはあるんですけど。
師匠は普通にぴしっと。師匠の前だと弟子はきおつけです。師弟関係です。
冗談は言いますけどね。
鈴木、田村、彼らはね、天才的ですよ。両方小学生名人ですから。
子供の頃からばっと早指しで強かったですよ。
こっちも2枚落ちとか飛車香落ちとかもやりましたけど、強くなるのが早かったです。
鈴木君のほうが年上ですからずっと先行してたんです。
でも田村君も才能があってついていったんですけど。
私の立場からいうと早見えですごいというのはあるんですけど、
性格的には人懐っこいでしょ、誰にでも好かれるところがありますね。

本田先生は棋界では数少ない茨城出身者です。
茨城は魅力度ランキング最下位で歯がゆい思いをしています。
食べ物も観光もよいところがたくさんあると思うのですが、
本田先生の郷土自慢をお聞かせください。
本田女流「そうなんですよ魅力度ランキング最下位なんですよ」
富岡八段「私茨城好きですよ。おいしいものいっぱいあって海も綺麗で。
アンコウが好きでね、北茨城のアンコウ何度も行きましたよ。魚うまいですよね。
山的には高いのはあんまりないけど、海いいところはたくさんあります。
釣り人にはたまらないです」
本田女流「あと牛久の大仏ありますし、B級グルメ何がありますかね、納豆?」
富岡八段「私B級グルメいっぱいお世話になってますよ。干し芋私大好きなんで」
本田女流「茨城は丸干しというのもあって、1本丸ごと干しているのもあるんですよ」
富岡八段「それじゃ本田さん今度対局中に丸干し食べて、
持将棋千日手でもう1局というときに栄養補給で」
本田女流「マラソン大会とか干し芋がたくさん干してあります」
富岡八段「冬でも凍らないでしょなかなか。ポケットの中入れてハイキングとか。
カロリーメイトとかもおいしいんですけど、干し芋相当おいしいんですよ。
対局も地域性出すの面白いかもしれないですよね。
相手は青森だからアップルチップかなんか食べてね、山形はさくらんぼとか」
本田女流「先生は出身はどちらですか」
富岡八段「私は横浜なんで、中華街とか有名ですよね。
でも名物ってあるんですか?シュウマイ?
神奈川県っていうのはいいとこなんですよね。海あり山あり箱根みたいな温泉地もあって。
北海道とかの雄大な自然と比べるとあれですけど、
三浦半島、湘南海岸、小田原湯河原、
そのうえで横浜の大都市があって一通り揃ってるんですよね」
本田女流「茨城といえば最近ねばーるくんっていうのが、
納豆の妖精って言ってました」
富岡八段「将棋にもねばーるくんいっぱいいますよ。粘るの」
本田女流「棋士がみんなゆるきゃらみたいなもんですよね」
その結論でいいのか。

長らくアマ初段レベルなのですが、なかなかレベルアップできません。
中盤の考え方、終盤の考え方が上位の人と劣っているように感じます。
身に着けるべき感覚を教えてください。
富岡八段「今日まさに初段の壁を突破するための解説をね。
朝から考え方を解説してるので、初段の方だとそっかーと思ってるんじゃないですかね。
初段くらいだと見よう見まねで定跡を覚えていますから、
手の意味を解説するとなるほどって。
聞いたり読んだりしても忘れちゃうけど実戦で指してみると覚えるでしょ。
それで自分のものになるんじゃないですかね。
指してみて自分のものになって初段の壁を突破できると。
解説時間が短いと要点だけ言うことになってしまって、
時間が長いといろんな角度から話せるし、
聞いてるほうが疲れないと何箇所もそうだと思うところがあるんですよ。
こういうトッププロの対局は、
我々プロが見てもゆっくり見ればゆっくり見ただけのエキスがあります。
適当に並べて分かった気になっても、いざやってみると抜けがいっぱいあります。
1局プロの将棋をじっくり並べる方が身につくというのもあるんじゃないですかね。
会話をしながら、僕一人だと頭にあんまり入らないけど、
会話をしながらだと頭に入っていきますよ」
本田女流「初段の壁を破れなかったらまた富岡先生にご連絡ください」
※イギリスのハイスクールでは3つのタイプ別学習法というのが導入されています。
視覚タイプ、聴覚タイプ、運動タイプというのがそれです。
なかなか覚えられないという人はタイプの違う学習方法をしているのかも? 
富岡八段は聴覚タイプですかね?らばQのリンクでよければこちらが詳しいです。

角換わりの富岡流を是非解説してください。
何で升田賞をとれないのか不思議です。新手を発見した時のエピソードなども是非。
富岡八段「後で時間があればやりましょうか。
角換わり同型というのはすごく重要な、将棋の分水嶺かもしれない。
この形はこっちがいいので、じゃあこうしようみたいな、
プロ棋士はみんな知ってるんですけど最も重要な定跡なんですね。
ここがこうなってるから後手にバリエーションがでてくると。
私も結構貢献してるんですよ将棋の進歩に。ふふふ。
初めて指したのが5、6年前なんで、
それだけ破られないということはおそらく決定版なんだろうなと。
知りたいじゃないですか将棋って何だろうなと。
そこで答えがひとつ出たら嬉しいじゃないですか」
本田女流「これを語るとなると何時間必要ですか?」
富岡八段「1時間なら1時間、30分なら30分、3日なら3日ですかねえ」
本田女流「3日コースがいいですか?みなさん」

羽生名人はチェスの元世界チャンピオンのカスパロフさんと対戦していました。
森内先生もチェスやバックギャモンが有名で、
渡辺王将も競馬の研究がものすごいと聞きます。
棋士の先生は凝り性なのでしょうか。お二人はのめりこんだことがありますか。
富岡八段「いやあ羽生森内っていうのは頭の出来が違うんですよ。
我々から見ても天才なんです。
規格外なんでやっぱりそういう人もいるんだなくらいでいいんです。
何やっても強いでしょ?そういう資質があるんですよ。
彼らの何かはプロレベルというか、ゲーム的な資質というのはあると思いますよ。
渡辺さんの競馬がどれくらい強いか知らないですけど、
多分強いなとは思うんですけど儲かってるのかな?
私なんかはアウトドア系の趣味にのめりこみましたけど、プロとはかけ離れてますよ。
私は楽しい、初段になるみたいなレベルでね。
山もね何十年もやったんで、沢登りとかもやったんで楽しい世界なんですけど、
山の中のジャンルのひとつなんですけどね。谷筋から頂上を目指すのが沢登りで。
将棋の勝利を頂上に立つと例えると、
将棋にいろんな戦法があるように山にもいろんな登り方があるんですね。
将棋はインドア派が多いですね。羽生さん森内さんはインドア派。
頂点に立つのはインドア派なのかな。あ、でも水泳とかはいるかもしれない。
本田さんなんかやってないの?」
本田女流「私はスポーツは全然。運動音痴なんで散歩とか自転車とかくらいで。
ボール使わせるとつき指しちゃうし、何やってもだめなんですよ。
ゲームも苦手なんですよね」
富岡八段「棋士でも、将棋だけじゃなくて麻雀でも囲碁でも、
何でもすぐ上手くなる人もいますけど、
将棋以外は駄目という人も中にはいますよ。私もそのくちですかね」
本田女流「今日の立会いの先崎先生も麻雀とか囲碁とか得意ですよね」
富岡八段「彼は何でもできるね。物書きもできるし」
本田女流「女流もゲームが得意な人がいますね。綾ちゃんとか桃子ちゃんとか」
富岡八段「それじゃ女流の方と仲良くなるにはゲームを覚えていけばいいんですかね?」

まだまだ考えている郷田九段。
本田女流「昼食休憩入りますかねえ。アンケートしますか?」
このまま昼食休憩82.2%、休憩までに指す17.8%。

富岡八段「一本道になったら雌雄を決する場面になりますから、
勝てば王将がかかってるでしょ?
このレベルに当たり前なんでありえないんだから紙一重なんですよ」

電王戦について
富岡八段「私は希望的観測では稲葉さんに勝ってほしいですね。
今まで1勝ずつしかしてないから。このまま負け越し3連発はきついよねえ」
本田女流「先生はコンピューターとかは使ってるんですか?」
富岡八段「私は音痴なんでしません。研究もしないです。
でも連盟に行った時に一度くらいはありますよ。
対戦してくれみたいな感じで企画があって、
これ昔の奴で非公式なんで内緒なんですけど、
私何も知らなくて3連勝するかと思ったら1勝2敗でしたけど」
本田女流「その時はどうでしたか。人間との違いみたいなのはありましたか」
富岡八段「我々が考えている常識にとらわれない手とか、
こっちが飛車先交換して喜んでると、桂馬がぽんぽん飛んできて、
それで手になるの?みたいな感触がありましたね。
ただ読んでみると手になってるんです。
あと終盤きっちりくるっていうか、将棋の棋士だと息遣いが聞こえてくるから、
コンピュータは違和感がありますよね。
相手との無言のやり取りがなくて、考えてないみたいな感じで。
明日はまあ稲葉勝ちということで。まあプレッシャーかかんないでしょ?
リアルタイムっていうのが大きいんだね。
結果を見るのとリアルタイムで見るのと違うでしょ?
この瞬間にどっちが王将になるかわかんないというか、ドキドキしますよね。
あと、感想戦っていうのは面白いんですよ」
本田女流「先生素直に言われます?」
富岡八段「素直に言ったり言わなかったり、大抵は素直に言いますけど。
いつもこうだっていうのは無いような気がしますね。
そんなもんですよ人間なんで。
この二人?正統派なんで素直だと思いますよ。渡辺さんなんてストレートでしょ。
郷田さんもだって将棋がそうでしょ。おおむねみんな棋士はいい人が多いよ。
あ、今そうでもないって顔したでしょ」
本田女流「いやいやいや」
富岡八段「若手も素直な人が多いし。癖のある人も多い?やっぱ変なのが多いのかな?」

昼食アンケート
パスタ23.5%、定食屋28.8%、おすし23.3%、うなぎ24.3%
本田女流「納豆食べに行くかもしれない(ニヤリ」

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本田女流「ということで素晴らしいゲストが」

田中Jr.「今日は田中寅彦先生という人が感想戦にゲストで来るんですが、
何か質問とかはありますか?」
富岡八段「居飛車穴熊の先駆者で、将棋界に革命を起こしたわけですから、
その辺を聞きたい」
本田女流「え?私にも来るの?水泳ですかね。どれくらい泳がれるのか、距離とか」

来月は女流棋士の月ということで、
女流棋士親睦会の様子とかも放送するんで銀河将棋チャンネルぜひとのこと。

本田女流「もういいんですか?何かご自身のことも」
田中Jr.「彼女募集中です是非ってこんなこと言わせるんですか?」

本田女流「素晴らしいゲストにお越しいただきましたね(棒」

昼食休憩明けに指し手がばたばた進みました。
お互い激しい順を時間をかけずに進めて、どちらが読み勝っているのか。

あっさり斬り合うと長い手順ながら先手玉が先に詰む模様。
ということで別の手を探しますが、
富岡八段「わーおって感じだね…一目は後手が勝ちなんだけど…ひゃー」
本田女流「先生とりあえず並べてみましょう」
少し進めて、
富岡八段「ちょちょちょちょちょ、ちょっと」
富岡先生は読みを進めてから並べるタイプ。
何か後手にいい手があるのはわかるんだけどなあとのこと。
その後ため息までついて本気モードで読み始めた富岡八段に、
本田女流「先生仕事ですからしゃべるのも(笑」

渡辺王将は角を取って、その角を即座に飛車取りに打ちます。
将棋は飛車を取ったらだいたい勝ちパターンか。
富岡八段「決めに行った手だねこれね」

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決めに行った手といいつつ決まらなくて困る富岡八段。
富岡八段「いやー麻痺してきました。私が何か間違ってるんだろうか」
その後検討を進めて、
富岡八段「私先ほど△3九角を決めに行った手と言ったんですけど、
決めに行ったのではなくて先手の8七角を働かせないようにしたのかもしれない」
ということでひと段落。

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昼食アンケートの答えはパスタ。リストランテ マツオ

郷田九段は局面を落ち着かせようという渡辺王将の裏をかこうとしているのか、
馬を取らずに、桂馬も取らずに、▲5四桂と攻め合いに行きました。
富岡八段「頭脳が違うのかなあ。桂馬取る手しか見えないですけど」
ということで馬も桂馬も取れる状況であえて違う手を探す解説に。
富岡八段「わぁお」
いろんな手があるものですね。大盤では郷田王将誕生の流れになりました。

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渡辺王将の姿勢評価関数もちょっとやばいという感じ。

ここでティロフォン先崎九段から。
先崎九段「こんにちはーどうも先崎です」
富岡八段「急に激しい展開になって、お互いイケイケで、
でも郷田さんの方も指し手が早いですね」
先崎九段「本譜はなんか8七の角の悪い形を残す指し方なのかなと思いました。
形が先手が2一のと金がいい位置で、8七の角が悪いから、
先手がちょっといいような気がしますけどねえ」
富岡八段「こちらも▲6五歩と桂馬を取らないで▲5四桂で先手がよさそうかなと」
先崎九段「こちらもそうなんですけど、でもまだまだなんじゃないですか。
前局でもあんなすごいことがありましたから。
私も中継を見てて、入力ミスだと思ってたら本当だということで驚きました」
本田女流「現地の様子はいかがでしょうか」
先崎九段「快適な控え室でゆったりと検討させていただいています」
本田女流「両対局者はいかがでしたか」
先崎九段「流石に昨日の夜は疲れた感じでいました」
本田女流「先崎先生順位戦昇級おめでとうございます」
先崎九段「あーいえいえたまたま上手くいきました。
お客さん来てるんですけどホールが1000人以上入れるところなんで、不思議な感じです。
凄い立派なホールなんですよ。ちょっと前は井上陽水さんがコンサートやったとかで。
来る途中に市役所に垂れ幕がかかってました。ものすごい目立つんですよ。
行方さんはこちらではすごい有名人みたいですよ」
本田女流「それじゃ悪いことできないですね」
先崎九段「いやいや、でも地元はありがたいものだなと思いました」
ということで現地控え室もニコニコも先手の郷田九段が少しいいのではないか、
との検討でした。

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そしておやつタイムに。記録係りの熱いまなざしが渡辺王将のおやつを襲う。


ジュース
本田女流「濃厚です」
富岡八段「調和の取れた味だね」

アップルパイ
富岡八段「並みのアップルパイじゃなくて、
パイを食べてるよりはリンゴを食べてるみたいなね」
食レポも完璧。

昼食休憩の詰め将棋の回答に。

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富岡八段「本田さんだったら何分で何段とかつけますか」
本田女流「5分で初段?二段?」
富岡八段「5分じゃ甘いかなあ。3分で初段でちょっと甘いくらいかな」
私は2分ほど考えて、諦めて昼食を食べに行ってしまいました。
正解は▲4二銀△同玉▲3三飛成り△同桂▲6四角まで。

盤上の解説に戻って
富岡八段「こういう大駒が使えてない将棋は、
いいように見えても違う場合も多いんですよね」
富岡八段は先手が桂馬で金を取ってから銀が成り込む順を解説していましたが、
郷田九段は取らずに銀を成りこみました。
富岡八段「私の終盤と何かが違うね」
先手の方に8七角と3八飛車の遊び駒があるので、
後手の金桂損ながら駒得ほど有利ではないらしい。

アンケートどちらが優勢だと思いますか?
先手・郷田九段52.7%、後手・渡辺王将19.7%、形勢不明・互角27.6%
富岡八段「郷田優勢?おー」

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本田女流「少し離れて本気モードで先生お願いします。角度が斜めになりましたからね」
富岡八段「将棋って面白いよね。40年間将棋やってわからなくて面白いわけだから」

富岡八段のガチ読みのため解説が一旦休憩に。そして
本田女流「先生どうぞよろしくお願いします」

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ここで後手番でいい手があるらしい。
△5二金がガチ読み休憩中に見つけた手らしいのですが手を進めると…
富岡八段「あぶねーなこれ。将棋ってすげーなあ」
ニコ生なので時間があるからということで、たっぷり変化を並べるモードになりました。

といったところで郷田九段は▲4七金。
富岡八段「初手から外れましたね。
対局のときも詰みまで読んで勝ったぞというところで外れてね。
それが面白いんだよね。
郷田九段はこの辺の変化を読んで負けたとみたから変えたんだね」
コメントで▲5六金が狙いと流れて、
それは後手から攻めがありそうだけど、
何があるのか見えないなあとなったところで休憩に。

そして休憩明け。
本田女流「富岡先生休憩中に本気モードで考えた手を」
富岡八段「▲5六金言った人強いなと思いました」
そして渡辺王将は△6二歩。
富岡八段「あ、本田さんの△6二歩でしたね。私は当然△5二金だと思ったんですけど」
先手の攻めが細くて後手玉をなかなか寄せきれないという評価。

しかし郷田九段は▲5六金と指さずに斬りこむ手を選択しました。
そして渡辺王将が受けの手を指してから▲5六金。
難解な局面になり、

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富岡八段「みなさん一緒に頑張りましょう。
先ほど初段の壁なんて言ってましたけどこれはA級の壁ですかね」
△6七馬▲5五桂で魔法の終盤になったらしい。

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魔法の終盤戦の両対局者。姿勢評価関数は郷田九段の優勢か。

控え室は郷田九段が勝勢で検討が打ち切られたらしいです。
後手の6七にいる馬を取る手が後手玉への詰めろになっているとのこと。
郷田九段は渡辺王将の勝負手を見切ったか。

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観戦記者の加藤さんが入室して、
室岡八段「この瞬間に対局者が何かを感じちゃうんだろうな」
渡辺王将は△3二玉を指して席を外しました。郷田九段はノータイムで▲4三桂成り。
△2一玉は棋譜が汚れるから取るんじゃないかなという富岡八段の解説をよそに、
渡辺王将は△2一玉から最後の抵抗を試みましたが、
郷田九段が冷静に寄せきってほどなく渡辺王将の投了となりました。

富岡八段
いやこれは面白かったですよ。
渡辺さんが良かった局面もあったと思うんですけど、
郷田さんが攻めを一手ずつ我々が考えているより遅らせるんですよね。
それが全部成功してますよね。
8七の角とか3八の飛車とかお世辞にもいい形とは言えないんですけど、
それでまとめてしまって、今期の王将戦の郷田さんの強さを感じました。

ということでフルセットまでもつれた第64期王将戦は、
挑戦者の郷田九段が王将位を奪取ということで幕を閉じました。
中継ブログを読む限り郷田新王将は感無量といったところですね。
ニコニコ生放送では、富岡八段が手を並べまくったり止まって考え込んだり、
楽しんでいるのがこちらにも伝わってくるいい解説でしたね。
ただ富岡八段はいろいろ手は進めてくれるのですが、
こうなったら渡辺王将が悪いから、何か別の妙手があって渡辺王将がいいんだろう、
みたいな流れに途中からずっとなっていましたね。
過去に渡辺王将相手にひどい負け方でもしたんでしょうか。
それとも渡辺王将の将棋に惚れ込んでいるのでしょうか。 
昔羽生さんが羽生マジックを連発していた頃は、
相手はみんなこんな感じで疑心暗鬼になってたのかなあと思いました。

ハワイでの第27期竜王戦第1局初日が終わる

森内俊之名人に糸谷哲郎七段が挑戦する第27期竜王戦七番勝負第1局は、
糸谷七段の封じ手で初日が終わりました。
第1局は海外のハワイでの対局ということで、
普段とは違った雰囲気のタイトル戦になっています。写真は竜王戦中継ブログより。

記者会見に挑む森内竜王と糸谷七段
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地元ラジオ局に出演する谷川会長と森内竜王と糸谷七段
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ワイキキ・ビーチで記念撮影
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なかなかリラックスムードです。
また、関西の棋士達が糸谷七段の応援に駆けつけています。
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※応援しています

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※応援しています
※写真の西川和宏五段は新四段になったときに、
総会に集まった200人近い先輩達の前で「酒が好きです」と挨拶した剛の者です。

前夜祭では挑戦者の糸谷七段が一神教とシャーマニズムについてスピーチしていました。
初のタイトル戦のスピーチでこれはなかなかの怪物ぶりですね。
糸谷七段は大阪大学文学部から大阪大学大学院文学研究科に進んだ、
棋士としては変わった経歴の方ですが、哲学専攻の棋士らしい挨拶ですかね?
新人王戦で優勝した時は、中学時代に「資本論」を読破したという話をして、
主催紙「赤旗」の皆さんが大いに喜んだとか、
第一声が「将棋は斜陽産業ですので」だったので、
当時の米長邦雄会長が怒って帰ったとか、
エピソードには事欠かない怪物棋士です。香川女流には弱いですが

そんなわけでハワイで開催されている竜王戦の第1局ですが、
同行している野月浩貴七段、関西若手棋士主催の西遊棋、関東若手棋士主催の東竜門
それぞれがハワイからTwitterで様子を伝えてくれていますので、こちらもどうぞ。

さて対局は振り駒で糸谷七段の先手番となり、角換わり腰掛け銀の定跡型になりました。
ニコニコ生放送では朝の4時から対局場の生中継、
8時半から解説富岡英作八段、聞き手山口恵梨子女流初段で大盤解説会が始まりました。
富岡八段はこの二人ならどちらが先手でも角換わりかなと思っていたそうです。
富岡八段は角換わり腰掛け銀の同型から富岡新手を発見した棋士で、
この手でどうも先手が勝ち、
という結論を出してしまったようなインパクトを残した棋士です。
今の角換わりが手待ち合戦になっているのも、
普通に組み合ったら富岡新手で先手が勝ちなんでしょう?となっているせいで、
角換わりの解説にピッタリ、角換わりの大家ですな。

そして解説が始まりましたが、角換わり特有の手を待ちながら隙をうかがう展開になり、
糸谷七段が飛車を▲4八飛車から▲2八飛車と戻した手について
富岡八段「実は私もよくわかりません」

今日はponanzaの評価値や候補手も見れるということで、
ponanzaの△5九角から角金交換で攻めていく手順も解説してくれました。
結構うるさい攻めかもしれない、人間にはなかなか思いつかない手、
違う場面での△5九角はある手だが、この場面で指すのは人間には無い感覚で、
最近プロの若手がコンピュータを使って研究しているのもわかるとのこと。

この後森内名人のインタビューが放送され、
長いシリーズになるが対局が盛り上がるように全力で挑みますとのこと。
アロハ着てました。
富岡八段「嬉しそうな顔してましたね。目じりがさがっているかんじ」

糸谷七段はインタビューで、初タイトル戦だが普段と変わらずに挑む、
ハワイの景色を楽しんで帰りたいとのこと。余裕があるなあ。

記録係りの石田四段もインタビューがあり、
立候補で記録係りになった、寝ないように頑張るとのこと。
立候補制だったのか…。
富岡八段「動きが無いと眠気が襲ってくる。人間の生理現象で仕方ない」

富岡八段の色紙「好手は歩から」
安定のぐらぐら机などとコメントされてましたが、さらさらっと書いていました。
ずいぶん書きなれている…
好手を指したいのであればまずは小さい駒で細工しようということらしい。

糸谷七段の色紙は「自由」、絵みたいに自由に書いていて富岡八段感動。
富岡八段「ただもんじゃない気がしてきました」
森内竜王は「安詳」。
運営は2時から仕事しているらしい。お疲れ様です。

初手から解説になり、先手の糸谷七段が定跡手順ではなく工夫して指しているとのこと。
右の銀を3八に置いたまま、棒銀、早繰り銀、腰掛け銀の態度を保留して、
相手の駒組を見ながら決める工夫をしているとのこと。後だしジャンケンですな。
結局角換わり腰掛け銀の定跡型に合流しましたが、
この後の後手は△7三桂を跳ねるタイミングを見きわめるのが重要らしい。
早いと桂馬の頭を狙われて形勢を損なうとのこと。

他にもこの対局では出ませんでしたが、先手が▲2八角と打つ定跡を解説し、
郷田九段が後手で好手を発見して一時下火になったが、
最近だと羽生王位がタイトル戦で採用して圧勝していて、
森内竜王は糸谷七段の▲2八角を誘ったのかもしれないと解説。

また、手待ちの▲6八金に後手の手待ちの△2四銀と指す手順は、
豊島七段が最初に丸山九段相手に指して、王位戦第3局でも出たとのこと。
この時は羽生王位が先手番で先に仕掛けたが、後手が優勢になったらしい。
富岡八段「しゃべりだすと一時間くらいしゃべっちゃうからね。
面白いんだよね角換わりの将棋はね」
本当に楽しそうに定跡の解説をしていました。

糸谷七段は▲9八香と穴熊に囲う手を見せ、
山口女流「先生穴熊組めますかね?」
富岡八段「穴熊…組めないと思うなあ」
ponanzaは先手-200の評価。
攻め好きponanzaは穴熊なんか嫌いじゃってことなのか、
この瞬間攻められるだろということなのか。

コンピュータについて富岡八段
「若手はみんな使ってるって聞いてる。
我々の世代だとあまり使ってないような気がする。違和感がある。
自分で考えるっていう面白みが減ってくる気がするから。
なおかつ将棋が好きで楽しめるなら導入する価値があると思う」

次の一手アンケート
△1二香29.5%、△6五歩24.9%、それ以外45.6%。
富岡八段もニコニコ生放送でコメントしたことがあるらしい。
答えてもらったこともあるとか。
富岡八段「私はその他が有力だと思います(キリッ」
そして休憩に入った直後にその他の△3五歩。

休憩後はponanzaの攻め好き予想手を解説し、
富岡八段「野獣攻めだったよ?今の?」
興奮気味にそんな手あるの?みたいな手が出てくるので、
研究になるよと褒めていましたが、
この後買ってしまいそうなくらいの食いつきっぷりでした。

質問メール
富岡八段はB級1組で故村山聖九段と2度指していますが、
その時のエピソードを教えてください。
富岡八段が当時27歳か8歳くらい、村山九段が22歳か3歳くらいだった。
自分が勝てばA級だったが、その将棋は負けてしまい、後で並べなおしたら完敗だった。
その後村山新八段になった。自分は力不足。
村山さんはその時から天才的な冴えがあって、考えていることがこいつは違うなと思った。
序盤もうまかったが中終盤の怪力がすごく、普通に力でぐーっと持って行かれた。
村山さんとは2局とも矢倉。

ちなみに富岡八段が角換わりを指すようになったきっかけは、
40近くなってから新しいことにチャレンジしたくなったからとのこと。
角換わりは江戸時代から原型があって、
その頃の将棋、昭和初期、大山升田時代、ときてその進歩の延長上に今の新手がある。
ここに何かありそうだなというところを突っ込んで調べて、
無くても勉強になるわけだから、俺があると思うから考えるんだ、
という精神でいくとたまにある。
大きな通りの真ん中に大きな穴があるんだけど、
何でみんな素通りしていくんだろう、おかしいな、
と思って調べたり、それで角換わりは面白い。
それが勝率に繋がらなかったりして悔しいところなんですけどね。
新しい手を見つけるのは楽しい。

バックギャモン世界選手権で森内竜王が4位になった。
数々の逆転勝ちをして4位になったらしいが、富岡八段は何かゲームをしますか。
森内さんはどのゲームをやってもそのゲームの特徴、本筋を捉える力が優れていて、
すぐに強くなっちゃう。ゲームの達人なんじゃないかな。
羽生さんなんかだとチェス。
全員そうかというかどそうでもなくて、意外と不器用な棋士もいる。
自分は登山が好きで、仕事で地方に行くと一日休みをもらう。
こないだ岩手で仕事があったので、一日休みもらって登山に行き、
紅葉がすごく綺麗だった。
将棋を室内でさして、休みはアウトドアが私としてはそういうバランス。
中川さんは登山研を開いている。メンバーは渡辺竜王とか。
歩くと脳が活性化されるんですか?
それが糸谷ペース。歩きながら考えることでリズムをとっていく。

棋士に向いている性格はありますか。
几帳面で整理整頓が好きな人が向いていると思うんですが。
几帳面な人も向いている。整理整頓能力が早い、美しい将棋の方が強い、
駒があちこち散らばっている将棋はなかなか勝ちにくい。
綺麗に駒が捌けていく将棋の方が勝ちやすい。
この銀無くていいなとか思えると、その駒を捌いていくという感覚がでる。
私はものがたくさんあるとパニクるので、迷いたくないので単純に単純にいく。
最近は物を増やさないように心がけている。
なるべく少なく少なくしていくように。
将棋の手も狭く狭くかもしれないな。私の場合はね。

電王戦で座布団や駒台をまわしているのを見たが、向きが決まっているのか。
これはある。座布団の向きがあるかないか。
私の勘なんだけど棋士は縦縦に入っているのがすき。
将棋の盤も縦に線が入っていて、
駒台も縦に線が入っている方が美しいと感じるようにできている。
これを横にすると盤が縦、駒台が横の木目になってしまう。
これを記録係りが間違えるとぱっと棋士が直す。そろえるのが癖になっている。
座布団も縦系の座布団と横系の座布団がある。
窪田六段が研修会で60枚もある座布団を、全部同じ目になるように並べなおしていた。

ここで立会人の佐藤九段の前日インタビュー。
立会人と解説としてきたんですけど他の棋士に申し訳ないな、とのこと。
ハワイいいのぅ。

その後はponanzaの読み手順を解説後に、
富岡八段「既に形勢に差がついている恐れはあるね」
ただしponanzaは後手持ち、富岡八段はponanzaの読み通りに進んだら先手持ち。

形勢判断アンケート
森内竜王34.4%、糸谷七段28.4%、Nyan37.1%。
ハワイということでにゃんがアルファベットに。

ここで糸谷七段の考慮中に定刻5分前になり、谷川会長と佐藤九段が入室。
富岡八段「さすがにここで指すだけの根性はないでしょう」

封じ手予想として▲3六歩、▲3六角、▲2八飛を解説後に、
コメントに▲5八角という受けの手登場。
解説を進めるとなかなかありえる手とのこと。

封じ手アンケート
▲3六歩21.6%、▲3六角19.2%、▲2八飛6.0%、▲5八角35.3%、その他17.8%。

どれを指しても良くなりそうな順がありそうで、糸谷七段もかなり迷っていました。
富岡八段「将棋はいい手がたくさんあるときに間違える。
一手しかなければそれが細い道でも間違えない。
初めてのタイトル戦でいい手がいくつかあるのでこれは迷うでしょうね」

ずっと考え続ける糸谷七段 
アンケート
10分以内に封じる20.2%、30分以内に封じる28.3%、1時間以内に封じる9.0%、
1時間以上7.8%、うっかり指しちゃう34.7%。
うっかり指すとそれが封じ手になり、反則負けにはならないらしい。
森内竜王は定刻を25分過ぎたところで席を立つ。
対局者としてこれは長くなるなと感じたのだろうか。
富岡八段はこのくらいの局面だと本筋に見える手を20手30手ほどの深さまで読み、
それ以外の手はあまり読まないとのこと。
深さで30手だと枝葉入れたら何手になるんだ…。

定刻を30分過ぎたところで、
封じ手の封筒にサインするシーンまでばっちり生放送されて終了となりました。
が、ここでちょっとしたハプニング。
前日に谷川会長に封じ手のやり方を教わっていた糸谷七段ですが、
取材陣がカメラを構えて待っているのを忘れて封筒を会長に手渡ししてしまったので、
一旦封筒を糸谷七段に戻してから、
両手でおじぎしつつ立会人に渡すシーンを撮影しなおしていました。
封じ手って難しい。 

img_9987
封じ手を渡すシーンの再現に笑いをこらえる森内竜王

こうしてハワイでの対局となった1局目の初日は終わりました。

20141016_58
富岡八段「わからない…私は…▲3六角かな」

明日2日目もニコニコ生放送では4時から生中継、
8時半から解説藤井猛九段、聞き手飯野愛女流一級で大盤解説が始まります。
タイトル初挑戦の糸谷七段が、
哲学挨拶、封じ手シーン再現に続く伝説を残してくれるのか、
勝負の行方以外にも注目です。

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