棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

勝又清和

大山十五世名人のすごい受け

大山の受け 第13回‐ニコニコ動画(ββ).flv


大山康晴十五世名人といえば、
助からないと思っていても助かっていると言う受けが特徴ですが、
この動画の最初の問題図は投了したいくらい自玉の周囲に味方がいません。
この対局は1985年の棋聖戦で、棋譜データベースにもあります。
内藤九段は1984年の名将戦で優勝していますのでまだ油が乗っている時期だったのですが、
すごい受けで凌ぎきってしまうものです。
安心・安全の大山建設というタグがついていますが、どんどん王様の周囲が堅くなっていきます。
大山十五世名人は1950年の九段が初タイトル、1952年に名人位を獲得。
木村義雄十四世名人を破り初めて名人位を獲得した時に、こんなエピソードがあります。

加藤一二三著「将棋名人血風録 奇人・変人・超人 (oneテーマ21)」より

大山さんが木村義雄名人から、名人位を奪ったときのことである。
木村名人は、終局後に新聞社からコメントを求められ「よき後継者を得た」と、
笑顔で語った。
そして、まだ47歳とこれからが指し盛りかと思えたが、突然引退を表明した。
感想戦も終わり、打ち上げも終わった後、大山さんは木村さんに会いたくなったらしい。
深夜、木村さんの部屋を訪ねたのである。
入り口からのぞくとそこには目を真っ赤に泣き腫らした木村さんのファンである稲垣九十九さん、
そして蒼ざめた表情で天井をじっとみつめている木村さんがいた。
大山さんは、見てはいけないものを見てしまったと、
そっとふすまを閉めて自室に戻ったという。


名人位が実力制になった直後の重みが伝わってきます。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

史上初三冠同士の決戦は羽生棋聖が渡辺三冠を下し防衛する

羽生棋聖の2勝1敗で迎えた第84期棋聖戦五番勝負第4局は、
100手で後手の羽生棋聖が勝利しました。
史上初の三冠同士の激突となり注目されたタイトル戦でしたが、
羽生三冠の防衛という形で幕を閉じました。

今日の解説は教授こと勝又清和六段、聞き手は竹部さゆり女流三段でした。
横歩取りの出だしでしたが、羽生棋聖の24手目で、
解説の勝又六段が前例ないんじゃないかと言うような局面になり、
調べてみたところ25年前の棋聖戦までさかのぼるとのことでした。
ここから最近の将棋では珍しく、
お互いが序盤から時間をこまめに使うという将棋になりました。

おやつの後は解説の勝又六段の弟弟子、渡辺大夢四段がきて、
中盤の難所でばしばし手をあてていきました。
あまりの当たりっぷりに次の一手アンケートで、
渡辺四段が言った候補手の支持率が40%とすごい記録も飛び出しましたが、
正解は2位のその他。あらら。
中盤の難所と言えるはずの局面になったとたんお互いの指し手が早くなり、
俺の方がいいはずだという意地の張り合いみたいに見えて面白かったです。

それにしても勝又六段は対局者が指した手の意味を説明するのが上手いですね。
棋は対話なりといいますが、指し手に隠れた対話を詳しく説明してくれました。
手の予想はあまり当たらなかったけど。

加藤一二三九段は対局中の動きが羽生さんが一番大きいと言ってましたが、
渡辺三冠も相当大きいと思いました。
突如自玉に手を入れる勝負手の後に席を外したり(戻ってきたら羽生三冠が席を外した)、
終盤劣勢のときに下を向いてうつむいたり、
羽生三冠、加藤九段、佐藤九段の後の4位に渡辺三冠がくるかもしれません。

羽生善治と現代より羽生三冠の話

うーん……梅田さんとは以前、
競泳のバサロスタート(潜水泳法)の話をしたことがありましたよね?
あれと同じです。
つまり、バサロスタートで潜行して一気に進むと、
浮き上がったときには目指すゴールまでの残り距離が縮まっているから、
そこからは追いつけない。
序盤の研究を進めるというのは、
ひたすらこのバサロ泳法の練習をしているようなものです。
スタート時点で決定的な差をつけて、
後からの勝負ではもう挽回できなくするという方法なんですよ。


勝又六段は今日の解説で、最近の将棋は手数が少なくなったと述べていました。
大山升田名人戦などは長手数の将棋がありましたが、
現代は優勢の局面から勝ちにするまでの技術が進歩したということです。
ということは水泳の例えで言うと、ゴールまでの距離が短くなったということです。
背泳ぎの競技なのに背泳ぎの力ではなく、
バサロスタートで勝負が決まるようになったように、
現代の将棋も将棋の力ではなく研究で勝負が決まるということも増えてきています。

ところが今回の棋聖戦は将棋の力で勝負をしようとお互いが意識しているように思いました。
第1局は横歩取りから羽生棋王が趣向を見せ、
第2局は羽生棋聖の24年ぶりの相横歩取り、
第3局は角換わりで両者経験のある局面から渡辺三冠が趣向を見せました。
今日の第4局でも羽生棋聖の24手目で、
25年前までさかのぼらないと同一局面がないという局面になりました。
未知の局面で手探りで100点の手を選ぶ、三冠同士の見ごたえのあるタイトル戦でした。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

NHK杯羽生マジックの解説動画

将棋 終盤の大逆転 羽生善治二冠vs中川大輔七段


昨日の動画で出た羽生マジックの解説動画です。
解説の勝又清和六段は別名教授と呼ばれ、
アマチュアの方にも分かりやすく噛み砕いて説明してくれます。
将棋世界という雑誌でも、勝又教授の勝手に戦法ランキングと言うコーナーで、
例えばゴキゲン中飛車は6勝11敗2千と振るってないですよとか、
横歩取りは22局もあって先手後手共に11勝11敗の五分で大ブーム中ですよとか、
どの戦法で先手と後手どっちが勝っているのかも解説されています。
それにしてもぱっと見中川七段が大優勢に見えるのですが、
ずいぶん長くて難しい手順じゃないと勝てないんですね。
勝つまでの道のりがいかに険しいかよく分かる動画だと思います。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

藤井九段の迷解説?

スーパーコメンテーターF


解説の藤井猛九段は藤井システムと呼ばれる独自の戦法を引っさげて、
竜王位を3連覇した実力者です。
序盤の研究家で、自身が指さない戦型でも明快な解説をしてくれますが、
中終盤でのうっかりも多い棋士です。
自身の将棋も序盤でリードを奪う鮮やかな手順、
たまに迷走を始める中終盤、どんなにリードしてても油断できないうっかり癖と、
非常にファンをやきもきさせる、魅せる将棋を指してくれる棋士です。
この動画でも、この戦型は藤井九段は指さないのですが明快な解説で、
中盤にちょっとうっかり、終盤に逆転したかもしれないと言って盛り上げてくれました。
それにしても聞き手の矢内女流は手が見えますね。
7分過ぎからの解説で藤井九段がうっかりするのですが、
その後4二に飛車を打って王手馬取りになる手を指摘してくれます。
実はよく見ると、その前からちらちら4二のあたりに視線が動いていて、
流石に見えるのが早いなーと思いました。

ブログランキング・にほんブログ村へブログランキングならblogram

第45回東急東横店将棋まつり

佐々木勇気 × 門倉啓太 (解説:勝又清和) 1/3


佐々木勇気 × 門倉啓太 (解説:勝又清和) 2/3


佐々木勇気 × 門倉啓太 (解説:勝又清和) 3/3


両対局者、解説者ともに石田和雄九段門下の兄弟弟子なので、
解説、感想戦が気楽さも手伝って冴え渡っています。
佐々木勇気四段は小学生将棋名人戦を4年生で優勝し、
渡辺明竜王と同じ最低学年での優勝記録を打ち立てた後に奨励会に入り、
史上5番目となる16歳1ヶ月の若さでプロ棋士になった天才です。
小学校1年生で四段だったとか。
次世代の羽生候補と目される逸材のはずですが、
動画では同門の勝又清和六段や門倉啓太四段にいじられまくってます。

 門倉四段(先手)
流石にここの局面は少し(先手が)良いと思います。

勝又六段(解説)
これを後手良しというのは流石なかなかね。

佐々木四段(後手)
これで後手がよか・・・あっ違うか。先手が良かったら・・・
まあ、革命でも起きると思うんですけど。

<中略>

佐々木四段
このなんか正方形、いや長方形堅すぎるんですよね。

勝又六段
いや愚痴はいいから(笑)

師匠譲りのぼやきも見せてくれました。



ブログランキング・にほんブログ村へ

記事検索
ブログランキング
棋士はカワイイ!
将棋の動画を紹介したり、
コラムを書いたりしています。
by teneropi

ブログランキング参加中です。
動画や記事が面白かったときに
ポチッと押してくれると励みになります。

ブログランキング・にほんブログ村へ

将棋アンテナサイトといったらここ
将棋アンテナ棒銀くん
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

将棋観戦のお供に
将棋アイテム

チェコ製将棋セット

価格:6,264円
(2015/1/7 13:56時点)
感想(0件)

どうぶつしょうぎ

価格:1,543円
(2015/1/7 13:44時点)
感想(11件)

クリアファイル (羽生/森内) 2枚組

価格:540円
(2015/1/7 13:46時点)
感想(0件)

クリアファイル (加藤一二三)

価格:216円
(2015/1/7 13:47時点)
感想(0件)


羽生善治のこども将棋 序盤の指し方 入門-1手目からの指し方と戦法を覚えよう!
¥1,026


永瀬流 負けない将棋
¥1,620


人間における勝負の研究―さわやかに勝ちたい人へ
¥576


羽生と渡辺 -新・対局日誌傑作選-
¥1,663
  • ライブドアブログ