棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

先崎学

名人戦第2局は挑戦者の行方八段が圧勝!

羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期名人戦七番勝負第2局は、
行方八段が羽生名人を破り1勝1敗としました。

ニコニコ生放送では解説に先崎学九段、
聞き手に藤田綾女流初段で大盤解説会が始まりました。

藤田女流「昨日は進まなかったですね」
先崎九段「昨日は無かったも同然ですね。今日1日の対局。
昨日私も携帯で見てて不思議でした。何考えてるのかねえ。歴史的に遅い進行ですね」

羽生名人の封じ手は▲3六飛でした。

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おはようございます。

藤田女流「ここまでの消費時間が羽生名人4時間20分、
行方八段3時間52分となっております」
先崎九段「お互いに使う分にはね、自分だけ使うのはあれだけど。
マラソンで言うと最後のラストスパート勝負を、
お互いが目指してやってるんでしょうね」

角交換後に△2八角と指すと激しい変化になるとのこと。
△2八角って最近話題になりましたな。
行方八段は羽生名人の封じ手を見て席を立ちました。

リレー質問
中村九段から先崎九段へ
参考にしたいので夫婦円満の秘訣を教えてください。
先崎九段「はい?どちらが円満なんでしょうか。
あんま喧嘩しないことでしょうか。それができたら苦労しないねははは。
僕は気が短いんですけど熱しやすく冷めやすいので直ぐ反省するんです」
藤田女流「奥様と囲碁はされるんですか?」
先崎九段「私囲碁はちょこちょこ打つんですけど教えてくれないんです」
藤田女流「コメントで喧嘩をしない方法を教えてくださいと流れました」
先崎九段「それが分かれば苦労しないハハハ。
あまり真面目に考えないことですよね」
藤田女流「どっちから謝りますかとコメントきました」
先崎九段「それはうちの夫婦の場合は僕が謝る。
僕は早いんですよ、すぐに怒って、向こうが怒った時には謝ってる。
だいたいね、喧嘩はつまんないことでしますから、早めに」
終盤にいかないうちに謝るのが秘訣とコメントが流れて、
先崎九段「そうそう寄せ合いにいかないようにね。うまいこというね」

鈴木女流から藤田女流へ
藤田さんは小さい頃から行方八段にあこがれていたと聞いています。
行方八段にあこがれたきっかけや、聞き手の秘訣を教えてください。
藤田女流「子供の頃に指導対局をお願いしたことがありまして、
それであこがれるようになりました。
小さい頃に師匠を頼んだことがありまして、
行方先生20代前半でまだ若いということで、
今の師匠の西村九段を紹介していただいたという経緯があります。
名人挑戦でメールをさせていただいたら、
中継で担当することがあると思うから洗いざらい言っていいよと言われまして、
何を言えばいいのか」
先崎九段「そういうこと言うってことは何か言いたいことがあるんだよね?
藤田さんがそういう振りをするというんだから。どんなねたがあるの?」
藤田女流「言って大丈夫かな。
以前名人戦で弘前対局があって、お仕事ご一緒させて頂いた時に、
部屋が隣だったんです」
先崎九段「隣で(ニコッ」
藤田女流「そんな変な話じゃないですよ。
多分行方先生酔っ払っていらっしゃって、
夜中にドアからかちゃかちゃカード差してる音が聞こえたんです。
酔っ払っていらっしゃらないときから部屋の番号間違えていたので、
怖い出来事がありました。
翌日行方先生お部屋を間違えてましたねって言ったら、覚えてなかったです」
先崎九段「まあそういうことにしておきましょうか」
藤田女流「言って大丈夫でしたかね?」
先崎九段「僕は大丈夫ですよハハハ。
だいたいがちゃがちゃされたら怖いじゃん男でも怖いもん」
藤田女流「戸締りはしっかりしてたので大丈夫です。
あと聞き手のコツは教えて欲しいですということですけど、
先生どういう聞き手がいいですか参考までに」
先崎九段「藤田さんが一番いいです」
コメントで元気さが一番と流れて
先崎九段「とりあえず明るくしておけばね。
これ番組終わった時にやるでしょ?リレー質問って。疲れてる時にやるんだよね。
疲れてる感がありありと感じる時あるよね。
夫婦円満の秘訣とかいかにも疲れてる(笑」

行方八段は△3三金と角交換を避けました。

先崎九段「指したよ指した、穏やかな手なんだ。前に▲5八玉って上がったでしょ?
これが▲6八玉だと△3三金は指しにくいんです。
ここは先手がいろいろ指し方があって困っちゃうなという。
ひねり飛車にすると一度▲5八玉と指してるのに▲4八玉にするので一手損なんだけど、
▲7五歩で銀を追えるのがセールスポイントです。
銀を▲2七銀と上がるのもあります。どうするんでしょうね。
角から歩は気持ちいいじゃないですか、銀を追うことができるから。
とりあえず保留するって考え方もありますよね▲9五歩で。
でも角か銀をどっちか指したいですね、わかんないけど。
大まかに言うと左側でひねり飛車にするか右側で居飛車にするか」

アンケート次の一手
▲9七角36.1%、▲2七銀20.8%、その他43.1%。
先崎九段「みなさんさすが次の一手慣れしてらっしゃる」
藤田女流「解説会だと結構その他が当たるんですよね」
先崎九段「いかに解説者が真面目に考えて無いかがばれるという」

行方八段は別行動で新宿からバスで5時間かけて対局場に行ったらしい。
相手と一緒は嫌ってことなのかな?

初手から解説の最中に羽生名人は▲9七角。

先崎九段「ひねり飛車というのは私や羽生さんが修行時代、
奨励会時代にすごく多くて、
その後何故か指されなくなったんですけどなかなかいい戦法なんですよね。
羽生さんも経験値が高いと思います。
まあ行方さんももちろん指したことがあるんでしょうけどね。
昔は多かったですねひねり飛車という戦法が。
数ある戦法の中でも多い部類だったんですけど」

質問メール
先日村山聖九段がテレビで特集されていました。
亡くなる直前に先崎先生に実戦集の執筆を依頼したことや、
亡くなられたときに寄せた先崎先生の文章も放送されました。
まだ発表されてないものがあれば教えてください。
先崎九段「村山さんねえ。面白い人で。
体が弱くて、でも体力がないかというと不思議で朝まで麻雀ができる、
でも階段が登れないんです。
階段登るって体がしんどい人にはものすごいきついことなんだって思いました。
びっくりするんですよ、すごい元気でいる人が階段登れない。
対局してる時は、体がつらいときとかはよく休んでましたよね。控え室で寝転がって。
3段くらいの簡単な階段が登れないんです。
手すりがあってもしんどいらしいんですけど。
麻雀はすごい元気、当時はバリアフリーなんて言葉なかったんですけど、
その後言われるようになるじゃないですか。
一見元気そうに見える人でも日常のことで辛いことがあるんだと、
自分の中で見えなかったものが一つ見えました」
藤田女流「将棋会館の隣の鳩の森神社で会って、握手してもらったことがあります」
郷田九段が故村山聖九段について語る

先崎先生は電王戦の観戦記で、来年もこの形式でやろうじゃないかといってましたが
谷川会長から出場依頼がきたらでますか。
やれって言われたらやりますよ。
こないだ電王戦見ててさ、
僕は阿久津さんがよくやったと思うけどいろんな意見があるよね。
確かにつまんないんだあれ。勝負だからしょうがないんですけどね。
自分みたいな研究する能力がない人間がやった方が面白いかもしれないね。
私もやっぱプロですから、勝たないと負けちゃいますからね勝負って。
阿久津さんも絶対勝ちたいというより、
勝たなきゃ負けるという論理で子供の頃から生きてるからしょうがないんですけど、
主催者の方とか視聴者とか面白い方がいいじゃない。
自分みたいな研究する能力のない、
気概の無いやつがやった方がいいんじゃないかと思いました。
かなり中盤のところまで予習してたんだね斉藤君もね。
プロが予習しないでやるとぼこぼこになるのは間違いないんですよ。
だから私みたいな予習しそうもない、実際しない棋士に頼んで、
ぼこぼこになるのを皆さんに楽しんでもらうというね。
私コンピュータとか分からないんですよ。
すごく頭いいと思ったら成らずで王手されたら分からないとか。
何百手詰めとか一瞬で読めるのに。
そらコンピュータの方が強いですよ、すごい読むじゃないですか。
魔法ですよ昔からしたら。スマホだって。
コンピュータと戦えるくらい将棋の棋士は強いんだって思ってもらわないと。

ここで行方八段は△4二銀。
先崎九段「これひねり飛車になるとまたしばらく駒組みになります」

先崎先生は王将戦第7局の立会人として郷田王将の誕生に立ち会われました。
同世代の棋士がタイトルを取るところを間近で見るのはどんな気持ちですか。
また、郷田王将の物まねタイムについてちょっぴり教えてください。
物まね?あった?それ。まあ機嫌が良かったんでしょうね。
打ち上げはやったんですけど、僕はその後は用事でいなかったんで。
誕生の瞬間は当たり前だけど嬉しそうでした。
まあでも同じ盟友って言葉あったけど、
我々の世代が頑張ってると嬉しいもんって感じになって。
若い頃は同じ世代が勝つとだいたい不愉快になって、今はそういう年齢になってきて。
すごいですよねタイトル取るなんて。

先崎先生はマンガ3月のライオンの監修、作品のコラムを担当されています。
私はそこで将棋に関心を持ち、どっぷりつかるようになりました。
監修をする上で考えていることや、気をつけてることを教えてください。
行方さんと登場人物の滑川さんのエピソードもあれば是非。
嬉しいねいやいやありがとうございます。
コラムあれね文字が小さいですよね。行方さんと滑川さんか。
実際の棋士をモデルにすることはないと先生は言ってましたけど、
そうは言ってもはっきりとは無いかな。
気をつけてること?何もありません。ヒットしてすごいってそんな感じです。
棋譜は編集者の方を通してこんな将棋が欲しいとかを言われて、
私がアドバイスしています。
すごく大変なこともあるし、ほとんど何もしないこともあるし。
私も本当にすごいって思います。
私マンガあんまり読まないんですけど、すごいなって。

名人戦第1局を見ていたら私も将棋が指したくなり、
近くの店で店員の方にのせられて、高級な将棋盤を買ってきてしまいました。
盤に駒を並べてはにやにやしてる毎日ですが、
格好つけて指そうとすると、盤を傷つけたり隣の駒をはじきとばしたりしてしまいます。
上手に指すコツはありますか。
先崎九段「いい駒と盤なんですよね。まあでもどんどん。
コツって何でしょうね。考えたことはないんだけど」
藤田女流「始めた時は練習されましたか」
先崎九段「ああ子供の頃は授業中にも練習しましたね。
今はパソコンとかゲームとかで将棋指す方が多いから、
実際に手つきが綺麗っていうのは大変なんですね。
昔はリアルな分しかなかったから、手つきと実力って比例したんです。
麻雀なんかもそうだよね、手つきが綺麗だと強い。
今麻雀もネットでできるから、手つきはぎこちないのに強い人っているよね。
本当ネット時代の面白いところだなと思います。
イベントでも指導対局を受ける方で、
実際に人と指すのは初めてという方もいます。
コツねえ。3本の指?」

解説に戻って
先崎九段「序盤でも考える内容があるときと無いときがあって、
この局面はないんです。形が決まってるんです。
これは1日制の対局で、
朝から対局していていいペースで進んでますねっていうくらいで、
でもそれにしてもこの将棋はスローペースですね。早く桂跳ねなさいっていう。
角と角がぶつかってる形っていうのは考えることがいっぱいあるんですよ。
今は向かい合ってなくてひねり飛車で形も決まってるから考えることないんです。
何考えてるんでしょうねえ」

棋力アンケート
入門者16.1%、初心者27.8%、級位者30.4%、有段者14.2%、高段者2.2%、
アマ強豪1.2%、奨励会員・棋士8.0%。
藤田女流「7番が8%は多すぎませんか」

羽生名人は▲7七銀。
先崎九段「これは考えるわけだ、なるほどすぐに桂跳ねないわけだ。
後から銀が出て行くんじゃなくて先に銀を出そうという欲張った珍しい手ですね。
後手の8三にいる銀に対して飛車ではなく銀で圧力をかけようという。
これはまた考えるんですねえ」

質問メール
将棋とは関係のないラジオ番組で、
評論家の宮崎さんが行方さんについて話してました。
大山名人の弟子とか、奥様のこととか、ロックが好きとか絶賛してました。
それを聞いて意外な人脈に驚きましたが、
行方さんについてここで話せることがあったらお願いします。
先崎九段「そんな話せないことはないです。
彼はお酒そんなに強くないんですけど好きなんです。
あまりたいした話はしないですねえ、したことがないです。
将棋の話はあんまりしないですね、全くしないわけじゃないですけど。
棋士は将棋の話まったくしない人もいるし、好きな人もいます。
お酒は全般弱いけど好き。なかなか酔っ払いの典型、模範的な酔っ払いです。
絵に描いたような」
藤田女流「1局目の前夜祭には弘前市長が来られてました。
地元では盛り上がっているそうですね」
先崎九段「僕こないだの王将戦で弘前に行ったんですけど、
市役所に垂れ幕が、けっぱれ行方八段って。王将戦の垂れ幕より大きいハハハ」

先生は将棋マンガの監修、奥様も囲碁マンガの監修をされています。
お互いその事について話されたりしますか。
監修のさいに楽しいこと困ることがあれば教えてください。
まあそんなに仕事の内容について話すわけじゃないけど、
一般的に面白いねとか新しい本でたねとか話します。
少女漫画のカテゴリに入るんでしょうね、単行本もでてて。
なかなか囲碁マンガって感じです。
囲碁はひかるの碁以外がなかなかなかったんですけど。
※先崎九段の奥様は囲碁の棋士で、マンガ星空のカラスの監修をされています。

人間将棋の様子を見て、一度行ってみたいと思っています。
先崎先生も出演されたことがあると伺っていますが、どんな感じだったのでしょうか。
あと、今年人間将棋にいかれる藤田先生は、
部屋の鍵をかけ忘れないようにお願いします。
先崎九段「地方から来る方は希望の駒ができるって噂を聞きました。
やる方はできるだけ全部の駒を動かそうとするのが普通の人間なんだけど、
将棋指しってそういうやつに気を使わない奴もいるから、
駒を動かしてあげようって考えない奴がいるんだね。蹴飛ばしてやりたい。
全部の駒を動かすように2人力をあわせて努力するんですよ。
僕の相手は心得た奴だったんだけど、話しを聞くと全く気を使わない奴もいるみたい。
人間将棋はすごくのんびりとした空気なんですよね。
いろいろちゃちゃ入れたりとか、土手みたいな感じのところで、
お花見しながらお弁当食べたりのんびりしながら、なかなかいいイベントです。
全部動かすって大変なんです。香とか。
でもそれは棋士2人がちゃんとやれば出来るんです。
今週?すぐじゃん。行くんでしょ?とにかく天気だよね。
お花見だけは雨降ったらできないですからね」
藤田女流「今年はタレントのつるのさんも来るということで、
是非ご都合が合う方はお越しください」

将棋のニコ生中継が始まってから、将棋の番組をよく見るようになりました。
序盤の一手から妥協せず最善を追及するプロ棋士にあこがれています。
そこで質問ですが、アマチュアにとっては序盤の乱戦についていけなかったり、
プロの勝ちやすいがアマではできないこともあると思います。
アマで勝ちやすいとか、プロの棋譜で真似しちゃいけないとかあれば教えてください。
確かにあるんです。
将棋って相手に技をかけようとすると、
相手もかけようとしてるから、かけられやすいんです。
長期戦にしたい方は、序盤は相手に技をかけることを考えないようにするといいんです。
騙そうとすると騙されやすいんです。
あと玉を固めて細い攻めを繋ぐってすごい難しいことなんですね。
穴熊はね、細い攻めを繋ぐ技術がないと穴熊に囲っても大変なんですよ。
穴熊って使いこなすのが大変なんですよね。
細い攻めを繋ぐっていうのは将棋のテクニックの中でも難しいことなんで。
お勧めの指し方?
それはでも自分の好きな形をある程度指してみるのがいいと思いますけどね。
とりあえず自分の好きなのを1個何か。
振り飛車の方が入りは楽なんですよね。必ずできるので。
矢倉はやると他の戦型も自動的に出来るようになるんです。
棒銀もいいですよ、破壊力があるから。
でもきちんと受けれるレベルの相手とぶつかったときに壁にぶつかります。
角換わりとか横歩取りはプロの戦法ですよね、難しいんですあれは。

アンケートみなさんは?
居飛車党49.8%、振り飛車党28.6%、オールラウンダー21.5%。

藤田女流「先生は一番最初は?」
先崎九段「最初?覚えてないなあ。藤田さんは?」
藤田女流「私は棒銀でした」
先崎九段「居飛車振り飛車どっちも指せるとねえ楽しみが多いからいいですよね。
本当に棒銀っていうのはねえ、
相手が対策を知らないと簡単に勝てるから偉大な戦法です」

最近将棋を指し始めて、先崎先生のホントに勝てるシリーズの本で勉強しています。
定跡を覚えることは出来たのですが、組んでから中終盤でで負けてしまいます。
中終盤を勉強するにはどうすればいいでしょうか。
将棋は確かにね、序盤より中盤が大事で中盤より終盤が大事です。
将棋で一番大切なことって何だと思います?
相手の玉に詰みがあるときに詰ますことなんです。
確実に詰ませれば終わりなんですけど、それがなかなかできないんです。
一手詰めを詰ます。詰め将棋って難しく考えなくていいんです。
詰みがある局面を詰ます、一手詰めの形をいっぱい覚える。
中盤は玉の周りにいる駒を攻める、だいたい金を攻める、取ると勝てるんです。
銀を取ってもなかなか将棋は勝てないけど金は結構勝てる。
一手詰めを確実に詰ますことができれば、
入門から初心者へものすごいステップアップなんです。
将棋の終わり方が確実に分かるということなんで。
将棋は重要な手と重要でない手があるんですけど、詰ませるのは重要な手なんです。
中盤は難しいですねえ簡単だったら我々プロは食いっぱぐれですか?
難しく考えなくて、相手の陣形を崩して、後は手筋をいっぱい覚えるといいです。
いろんなことを覚えるとすぐには役に立たないけど気がつくと強くなってる、
ということが多いです。

振り駒は白い布を敷いてやります。
駒が布を飛び越えても有効ですが、何で布があるんですか。
ハハハ。あれはテレビ用で、日頃は敷きません。
あれ確かに布敷くのは何でかな?テレビ栄えするからだと思います。
5枚じゃなくて3枚で振ったりもします。でも盤の上が多いですかねえ。
あれ振り駒もややこしいルールがあるんだよね重なった場合とか。
縦に立ったりとか横に立ったりとか。
あれいい駒のが立ちやすいんですよ。
角のところが大きいんですよ。そうすると立ちやすい駒があるんです。
僕の知り合いに回り将棋愛好家ってのがいてさ、連盟に買いに来たんだよ。
どれが立ちやすいかって見て買っていった。
振り方も大事らしい。ちゃんと出すのがプロ。
回り将棋強い奴は本当に強いですよ。
僕は見てたことはあるんだけど、ものすごい勢いで回るんです。
だから回り将棋っていうんだってびっくりした。
あれは売り物になるね。

先ほど棋力のアンケートがありましたが、
自分がどのくらいの棋力があるのか分かりません。
初段を目指してみたいのですが、詰め将棋なら何手詰め、
この定跡、手筋を覚えてる、といった基準があれば教えてください。
初段って昔で言えば免許皆伝なんですよ。
5手から7手詰めを解けて、プロ2枚落ちっていうのが一つの目安です。
昔で言えば町内チャンピオン、狭いエリアで強いっていうのが初段です。
ちょっと将棋指す人がでてきたらちょっと撃退できるのが初段。
でもネットの段級は通常より辛いけど、
ネットの世界は公平ですからしっかりしてますね。

行方八段は40分ほど長考中。
先崎九段「▲7七銀はやっぱり意表を突かれたんだ」

名人戦はタイトル戦の中でも一番持ち時間が長く9時間もあります。
持ち時間の差は将棋の内容にどのくらい影響するのでしょうか。
9時間の自分と4時間の自分で100戦したらレーティングはどのくらいでしょうか。
4時間も9時間も同じじゃないかなあ。
でもそれだとあれだから9時間肯定しないといけないかな。
9時間の方が勝率はいいと思うけど、やってみないと分からないね。
片方が9時間で片方が30分くらいで試すとか。
棋士はいっぱいいるじゃん試せばいいんだよね。
意外と長い方が調子狂うっていうのがあるかもしれない。

先生が考案されたトライルールはすごくいいなと思いました。
しかし玉を詰ます以外で勝つのはよくないとも聞きました。
プロ棋戦で採用するというのは無理ですか。
トライルールっていうのは王様が先手なら5一、
後手なら5九まで入れれば勝ちっていうルールなんですけど、
入玉すると勝負つかないから、しょうがないから得点で勝ちとか決めてるわけですよ。
金も歩も1点で、無理やり勝負つける方便なんですよ。
あと駒取り合うっていうのはあんまり好きじゃないんですよ僕はね。
時間かかるしややこしいじゃないですか。
でも公式戦だとなかなか採用しづらいだろうけど、将棋の宿命でしょうがないんですね。

私は将棋脳ではさっぱりですが、プロの棋譜をならべるのが楽しいです。
プロの方は対局に挑む際に用いる戦型をどう決めるのでしょうか。
羽生さんが相掛かりを選ばれた事情はありますか?想像でもいいので教えてください。
先崎九段「戦型はあらかじめある程度決める場合と、
当日気分で決める場合と2通りあります。
必ず決めてるっていう棋士はあんまりいないと思いますよ。
僕は決めてることと半々くらいかな。その日の気分で決めることもあります。
普段の対局は先手と後手が分からないですから、
今日は振り飛車しようかなーとかそんな感じです」
藤田女流「羽生名人の相掛かりですが」
先崎九段「想像ねえ。羽生さんの気持ち。相掛かり。うーん何でしょうねえ。
相掛かりがしたかったんだよじゃ答えにならないですよね。
まあ矢倉にしたくなかったのかなあ」

一旦休憩に。

藤田女流「それでは再開します。まだ進んでません」
先崎九段「しかし歴史的なスローペースですね。2人で使えば心配ないっていう。
これはマラソンで言えば40キロ過ぎからのスプリント勝負ですね。
そりゃ考える材料はありますよ?でももうちょっと指してくれないとねえ。
見てる方の身にもなってみろってね」
その後解説を進めて
先崎九段「変わりに指してあげたいねえ。
スプリント系の将棋は一般的には若い方が有利なんで、
ベテランはそうならないように普通は指すんです。
将棋って終盤がすごく難しいんだけど、
ゴール前のヨーイドンに自信が無いと早く指すんですけど、羽生さんは自信があると。
将棋の強さとはまた違う、勝負の強さで決まるので、
相手によって使い分けるというのはありますね」

残り30分で緊急アンケート昼休みまでに行方八段は?
指す28.8%、指さない71.2%。
先崎九段「確かに指さなくてもおかしくないんだけど、うーん」
すると行方八段は△2四歩。
先崎九段「なるほどこれは考えただけあるね。考えて△9四歩とかだとちょっとね。
これは△2三金とやって対抗しようという、珍しい形ですよね。
確かにこれは考えただけあって凝った手ですよね。でまた考えるんだ。
考え方としては、先手の玉はあんまり右に行きたくないんだ。
だから難しい手を指しましたね」

質問メール
昨年度はB級1組昇級おめでとうございます。
今期の抱負などをお聞かせください。
いやいやいやいや、将棋は目の前の1番を頑張るしかないんですけど。
A級とB1で自分より先輩って谷川さんしかいないんです。
これは、まあ、大変だわと思います。最初に谷川さんと当たるんですけど。
苦戦です。苦戦の中頑張ります。

森内前竜王名人、郷田王将、羽生名人と羽生世代が猛威を振るっていますが、
お隣の囲碁界では井山四冠より若い世代が台頭しています。
40代が勝つのは特殊だと思いますが同年代の先崎先生はどうお考えですか。
これは長く続く話じゃないです。私の世代が頑張りすぎてるんです。
将棋界がこれから先40代が強いってことはないですね。
正直言えばもうちょっと下が出てくるべきだと思いますよ。
でも順位戦はなってるんだけど、今そういう時期なんですね。
不思議な、不思議だなと思ってます。
囲碁界はちょっと前は全然でなかったりしてましたし、将棋界は今は異常だと思います。
羽生さんがすごいんです。
最近もう達観してきて、将棋は運がいいほうが勝つんだなと思い始めました。
あんまりかんかんに思いつめてやるということは無いですね。
若いときは思いつめていくんですよね。
それやってると体も頭ももたないからね、だんだん気楽に。

タイトル戦の午前中にうつむいて寝てるような光景がありますが、
頭の中はフル回転なんでしょうか。
まあそんなフル回転ということはあんまりないですかね。
うつむいてる時はそんなに考えてないと思います。
盤の前に座ってずっといるというのは意外と大変なんですよ。
正座か胡坐じゃないですか。本来正面を見るためにある姿勢でしょ?
45度みたいな下を向くには本来向いてない。だからちょっとうつむいたりとか。
NHK杯とか早指しのときはそんなに余裕はないですけど、持ち時間が多い時はね。

先崎先生は毎年春に盛大なお花見を開催されていますが、
Twitterでもその写真が公開されていて、非常に楽しそうだなと思いました。
何か裏話があれば教えてください。
先崎九段「まあなんとなく桜が咲くからねえ。
やっぱ日本人は桜を見るとお花見をしたくなるじゃないですか。
日本人だから、先祖代々のDNAだからしょうがないね。日頃こんな座ってやってるから。
今年は棋士も多くて、渡辺さんも藤井さんも来てましたね」
藤田女流「何人くらいいらっしゃったんですか」
先崎九段「30くらいなんじゃないですか?
一応主催は私なんですけど、勝手にみんな集まってやってるんで」

私は棋士のエッセイが好きで、先崎先生のも楽しく読ませていただいてます。
タイトル戦に立会人で参加したときに、
関係者と麻雀にいそしんでたというエピソードがとても面白かったです。
最近あった面白エピソードがあれば教えてください。
ほうほう、麻雀昔はよくやってたんですよね。
大山先生が健在だった頃は、大山先生は対局者なんですけど、
控え室で麻雀やれって言うんですよ。対局者が言うんだからしょうがないよね。
今はあまりそういうことができないんですけど、
みんな本当はやりたがってるんじゃないですか?
対局者は真剣なんですけど、一緒に行く人間は気楽なわけで、
将棋がこういう感じで手が進まないとみんなくっちゃべって、
将棋って駒がぶつかってからじゃないとみんな研究しないんですよね。
棋士と記者とみんなでお茶飲んでなんかいろんなこと言ってるんでしょうねえ。
聞いてるかもしれないからねえあんまり言えないけど。
記者の方はもちろんいろいろあるんですけど、何といっても将棋が進まないと。
立会人ていうのは不思議なもんで、何もないのが一番なわけで、
そこが不思議なわけですね。
解説とかで行くと何かあった方が面白いじゃないですか。
立会人は何もなく平和に平和にがいいので、気持ちの使い分けが妙に面白いです。

昼食アンケート
先崎九段「僕はもう藤田さんにお任せします」
藤田女流「それではコメントから」

おそば36.8%、おすし27.1%、洋食19.0%、中華17.1%。
藤田女流「今日は難しいですね」
先崎九段「これ難しいとかあるの?お昼のアンケートで?」
藤田女流「加藤先生の場合はウナギとその他とかになります」
先崎九段「それでウナギ行くんだ(笑。なるほどね」

昼食アンケートの答えはおそば

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藤田女流「コメントで松永って流れました」

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先崎九段「なんかこの遠近法嫌だね」

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詰め将棋の正解者プレゼントは先崎九段の著書右四間飛車戦法。

そして初手から解説に。
羽生名人の端歩のあたりはお互い微妙な心理戦があったはずだが、
これは指してる人じゃないと分からないらしい。
また、羽生名人の封じ手に対する行方八段の△3三金も気勢を削ぐ指し方で、
現局面は▲6五銀なら突っ張り、▲8八角なら妥協、▲4八玉ならやってこい、
という手とのこと。

どちらを持ってみたいかアンケート
先手:羽生名人38.6%、後手:行方八段15.5%、何とも(ニャンとも)言えない45.9%。
先崎九段「どちらも持ちたくないというのは非常に誠実なお答えです」
羽生名人は▲8八角。

ティロフォン野月七段から
野月七段「もしもしどうも野月です」
藤田女流「野月先生は副立会いで得意の相掛かりになりましたね」
先崎九段「良かったですね」
野月七段「今2番押しました」
藤田女流「後手持ちたいということで」
先崎九段「これでも棋士でも分かれると思うんですよね。
僕はなんていうか少し先手もちたいかなあ。でも後手もってもいいですよっていう。
このまま良い勝負にならないんだよねこういうのは」
野月七段「そうですね」
先崎九段「それにしても進行が遅いですね」
藤田女流「現地はどんな雰囲気ですか」
野月七段「皆さんリラックスしています。あまり検討することもないんで。
駒がぶつかってないので、
指し手の選択肢がたくさんあるのでどれもあるよねで終わります」
先崎九段「序盤すごい考えてたでしょ」
野月七段「羽生さんが3八銀て上がった形で、
相掛かりだけど最新形じゃなくてじっくりやりましょうよと言って、
行方八段もそれに答えた感じだと思います」
先崎九段「解説もやってるんでしょ?大変だよね」
野月七段「対局場から10分くらいのところで解説会をやってまして、
今は森先生が解説会にいて留守番係りを杉本さんとしています」
藤田女流「そちらでの対局は初めてなんですよね」
野月七段「すごい古くて歴史ある建物ですね」
藤田女流「仮説トイレがすごい立派って聞いたんですけど」
先崎九段「そんなこと聞くの?(笑」
野月七段「外から見ても豪華だし、
検分で行方さんとすげーって言いながら確認したんですけれども。
エアコンとかもついてますし、工事現場にあるものとは違います」
藤田女流「対局者の様子はいかがですか」
野月七段「対局者2人ともリラックスしています。
行方八段は単独行動で高山まで来て、僕は大阪から来てばったり会って、
服装もリラックス雰囲気もリラックス、
対局場から昨日帰るときも一緒でしたけどリラックス。
羽生さんは昨日夕食会で羽生さんと私と観戦記者の方の3人で、
将棋と関係ない話で盛り上がってました。
僕と杉本さんで話した感じでは、夕食休憩までに駒がぶつかればいいかなと」
藤田女流「昼食のお写真も拝見したんですけどすごくおいしそうな」
野月七段「昨日の夕食の時に注文していたんですけど、我々はお弁当食べてました。
今ちょうど森先生が向こうから戻ってきました」
先崎九段「向こうから。何か臨場感があるね」
野月七段「飛騨高山すごいところで、温泉もいいし食べ物もいいし、
桜もちょうど満開で街のいたるところに桜があって、
橋のところに大きな桜が垂れてて観光客が写真とってました」
藤田女流「対局室結構鳥の声が聞こえてきますね」
野月七段「そうですね鳥のさえずりが聞こえてきます。
風の音もそのまま聞こえてくるという感じですね」
先崎九段「風流ですね」
野月七段「対局室には電気が通ってないんですよ。古い建物なので。
対局室にホットカーペットが敷いてあって暖を取ってます」
先崎九段「森先生はどちらもちなんでしょうか」
野月七段「どちらかというと行方さんの方が考え甲斐があると」
先崎九段「考え甲斐とはなかなか味わい深いですね」
野月七段「綾ちゃんは?」
藤田女流「私は先手ですね」
先崎九段「先が全く見えないんで何とも言えないですねえ」

解説に戻って
先崎九段「確かに後手の方が考え甲斐があるんですよね。
長期戦になったら良くなりそうだから」

その後手順を検討し、やはりゆっくりすると後手の方が少しずつ良くなるようでした。
先崎九段「森先生なら先手持ちって何となく思ってたんですけど、
森先生が後手っていうことは後手なのかなと私も思えてきました」

ニコ生のおさんじは銀座あけぼののイチゴ大福

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藤田女流「おしゃれな器が出てきたのでどうやって食べればいいのか」
先崎九段「早く食べてよ真似しようとしてるんだから(笑」

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藤田女流「切れない、どうしよう」

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羽生名人のおやつはいちご?

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結局手で食べる。

おやつ休憩中に羽生名人は玉を4筋に寄るのではなく8筋の歩を突き、
隙とみた行方八段が△7二飛から△7四歩と仕掛けて開戦しました。
激しい順として並べた解説通りに進みそうになり、
先崎九段「いきなり大決戦になるもんですね。
▲4八玉と指せば穏やかだったんですけど、しょうがないなこれはしかし」

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視聴者からイラストの投稿

質問メール
以前ニコ生で解説していた田丸九段が、
先崎九段にアマ初段から三段になるまでにどれくらいかかったかを聞いたら、
2、3時間と答えたと話していました。
天才とはそういうものかと思いましたが、2、3時間で何をしたのですか。
そんなこと言ったんですかね。言ってないと思うんだけどなあ。
まあ言ったとして、そういう風に脅かしてみたんだなハハハハハ。
プロはまあそういう時期があるんですね。急に伸びるのが。
あのーすいません。そんなこと言ったとしたらまあ冗談です。
※先崎九段は子供の頃に大人の大会に参加して、
少年ジャンプを読みながら指して優勝してしまった、なんてエピソードもあります。
故米長永世棋聖の内弟子になったのが小学校4年生のときなので、
当然それより前にそんなことをしちゃったという天才でした。
そんな人にアマ初段から三段になるまでに2、3時間とか言われたら、
信じちゃうかもしれないですね。

現在6級ですが、2年近く停滞しています。
石田流を指していますが、別の戦法の方がいいでしょうか。
また、後手の場合何を指せばいいでしょうか。
石田流を封印されることは別に無いんじゃないかなと思います。
まあ何とも言えないですけどねえ、終盤の詰め将棋とか、3手くらいの詰め将棋。
どの戦法がいいとか悪いとかは無いんですよね、合ってる合ってないはあるんですけど。
石田流でどんどん腕を磨かれても、他の戦法やってみたいんだったら他をやって。
後手番だと石田流ができないからどうしましょうねえ。
序盤は気軽に好きな形を組んでどんどん攻めていくという感じで。
将棋を堅く考えると上達しにくいことが多いですね。
やわらかく考えるといいと思います。

将棋連盟のサイトで写真家弦巻勝さんとのコラボが連載されています。
子供時代の米長先生や先崎先生、林葉女流など、たくさんの写真がありますが、
被写体になったご感想や子供時代のことなどを教えてください。
先崎九段「見ました見ました懐かしかった。覚えてないですからね。
恥ずかしいですよね自分の子供時代の写真て。
3年間内弟子でした。3年で10局近くですかね。
教えるというか向こうが不安なんですよ、強くなってないんじゃないかと」
藤田女流「昔は内弟子が多かったんですか」
先崎九段「僕の頃はあまりなかったんですけど、
もうちょっと前ですよね内弟子が多かったのは。
それより前だと戦後はみんなで生きていかないといけないから、
それがちょっと違ったんですよね」
藤田女流「コメントで米長先生の勝負ネクタイがあると聞いたと」
先崎九段「勝負ネクタイいい言葉だね。そういうのは考えたこと無かったですけど。
最近見られた方は内弟子ってなんだろうって思いますね」

羽生名人は▲6五銀。
先崎九段「ひゃーこれ激しいねえ」
行方八段は即座に△6四歩。
先崎九段「自信があるのか?」

先崎九段「記録係りはもちろん勉強のためってことで記録録ってるんですけど、
記録係りが一番こうなれば早く終わるなとか考えてるものなんですよ。
これが記録の効能でね、どうなれば早い流れになるかが分かるようになるんです。
将棋ってリズムがあるから、
1回堰が切れちゃうと止まらなくなっちゃう時があるんですね。
なので序盤がゆっくりだから終局まで長いってことではないんですね」

羽生名人を描いてくださいというリクエストに答える藤田画伯。

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藤田女流「あ、でも人っぽくなりました一応」
先崎九段「大丈夫?家族じゃないから止めはしないけど」

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藤田女流「手がどっかから出てきちゃいました」
先崎九段「なかなか意外な展開でどうこの場をしていいかどうか」

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先崎九段「サイン?度胸あるよね」

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見せているとこのタイミングでティロフォン金井五段から。
金井五段「もしもーし見てますよ」
藤田女流「これ誰かわかります?」
金井五段「その絵が芸術的すぎてどんな人なのかわかんないです」
藤田女流「何か適当です」
先崎九段「これはだって適当に言うしかないよ(笑」
金井五段「午前中からやってるんですけど、
100人にも届こうかというくらいいらっしゃいました。
午後には140人くらいの方が入場してくれています」
藤田女流「金井先生目当てに」
金井五段「それは難しいんですけど名人戦なので。
昨日街並みなども散歩させていただいて、楽しく過ごさせていただいてます。
本当に素晴らしい場所ですね」
先崎九段「結構スローペースで進んでましたけど」
金井五段「同じ局面で1時間くらいしゃべるみたいな。
副立会人の先生方の力を借りて頑張ってます。
途中までは羽生さんのほうが方針が分かりやすいかなと思ったんですけど、
行方さんの△7二飛を見て行方さんがいけるのかなと思いました。
先崎先生はどうですか」
先崎九段「羽生さんが誘った感じなんだけど玉が薄いからねえ。
どうですかどっちが勝つんですか」
金井五段「終盤の最後の方に行方さんの2三の金が威力を発揮するのではないかなと。
今になって後手を持ってみてもいいかなと思ってます」
先崎九段「微妙なニュアンスで」
金井五段「歯切れが悪くてすいません。
終局まで皆さんと一緒に見守っていきたいと思います。
わかんないことがあったら突然聞くかもしれませんのでよろしくお願いします」

先崎九段「元気がいいね」
藤田女流「2三の金が威力を発揮するって」
先崎九段「預言者みたいだね」

羽生名人は▲7三歩。
後手が今チャンスで、△同飛▲6四銀に△7六歩で勝てれば話が早い、
荒っぽい捌きだが、玉の陣形差を生かした展開になるとのこと。

休憩中に△同飛▲6四銀まで進みました。

先崎九段「当然△7六歩を考えてるんだと思います。
△7六歩は見えたら我慢するのが相当大変です」

行方八段は少し変えて△8七歩。

先崎九段「またややこしい手を指しましたね。何て言うか…。
何でややこしいと言ったかというと、取る手と逃げる手があるからなんですよ。
飛車取りを逃げるなら打たない方がいいと思うんですけどねえ。
形決めた感じはあまりよろしくないんですよ。
例えば飛車回ったり▲4八玉と逃げたり。
歩を打つのはなかなか得しないと思うんですけどねえ。
行方さんが叩いたんだから何か目算があるんですけど、不思議ですねえ。
取っても角を逃げてもどっちも得をしないと思うんですけどねえ。
△9三飛?それから△6三歩が間に合えば銀が取れるけど、
それを許してくれるとも思えないし、
こういう手を打つ棋士は何か狙い筋があるはずなんだけどなあ。
わかんないです!悪手を咎める時は逃げる方が強い手なんですよねえ」

羽生名人は▲同金。行方八段は即座に△9三飛。

何もなければ▲7六歩、でも何か良い手がありそうというところで、
羽生名人も長考に入りました。
良い手がありそうっていうプロの感覚は不思議ですね。
その嗅覚はどこから来るのか。

アンケート次の一手
▲7六歩19.2%、▲4八玉34.8%、▲5六飛12.4%、その他33.6%。
先崎九段「▲4八玉は相当やりたい。でも現実に銀が死ぬから対策を用意しないと。
▲7五銀じゃいくらなんでも丸損だからねえ」
藤田女流「糸谷竜王は▲4八玉なら先手持ちと解説しているそうです」

質問メール
将棋祭りの指導将棋で奨励会三段の方と指させていただきましたが、
そのときついうっかり2歩になってしまいました。
その時パニックで待ったをしてしまいました。
指導対局のときはどうすればいいでしょうか。
いやいやいやいや、別にいいんじゃないでしょうか。
そんなことは御気になさらず、大丈夫です。
大会とかそういうところだとあれですけど、指導対局ですから。

先崎先生が以前同世代の棋士を、森内はターミネーター、
丸山はエイリアンなどと評していたのがとても面白かったです。
行方八段の棋風も評してください。
そんなことまったく覚えてないんですけど。
行方さんは何だろうねえ、積極的だけど粘り強い不思議な将棋。
まあ王道をいく将棋ですね。

先崎先生は世界初の将棋ボクシングをおこなった第一人者です。
将棋ボクシングの時、ボクシングの最中に将棋のことを考えていたのでしょうか。
今度友だちとやろうとしてるので是非教えてください。
よくわかんないですけどなさらない方がいいんじゃないでしょうか(笑。
うっかり引き受けてしまってやらざるを得ない羽目になってやったんですけど。
考えませんよ目の前で人が殴ってくるのに将棋のことなんて。
いくらテレビの番組的なことがあるとはいえ、
殴ってくる人の前で考えませんよ人間は。真面目に答えるとなさらない方がいい。
チェスボクシングっていうのがヨーロッパであって、
頭脳と体力で勝負を決めようって。
チェスは引き分けが多いんで決着をつけようということなんです。
もうあんな無謀な企画は引き受けません。
テレビの企画とはいえ元世界チャンピオンの井岡さん相手に9ラウンド。
ずいぶん体力あるなあと驚きました。

1歳7ヶ月の息子と楽しませていただいています。
私は将棋に興味を持って3年程度で、夫に将棋が面白いと話したときに、
実家に盤と駒があってよく指したよと聞いておどろきました。
息子も将棋番組が好きなようで、オープニングが始まると「あった」と話します。
将棋連盟モバイルのCMでの、藤田女流の王手がお気に入りなようで大爆笑しています。
頑張ってください応援しています。
藤田女流「1歳7ヶ月ですごいですね」
先崎九段「天才かもしれない」
藤田女流「オープニングが流れるとわかるんですね。
家族で楽しんでいただければと思います。ありがとうございます」

この後休憩になってCMが流れました。
ティロティロでひっぱって来るぞ来るぞとやってからの王手がいいのかな?

羽生名人は▲5六飛に行方八段は△5四歩。

先崎九段「これはリスクが高い手なんですけど勝ちっていう手なんです。
▲5六飛に△5四歩は味が良すぎる。
急に良くなってびっくりしてるんじゃないかな」
玉と飛車が縦に並んでいるところに歩が伸びてきて、
9三にいる飛車の横利きが強くなる価値の高い手ということらしい。
戻って△8七歩に▲同金が手拍子だったかとのこと。

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確かに困ってそうな様子の羽生名人。

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夕食休憩あけの羽生名人の次の一手正解者にプレゼント。

次の一手の正解は▲7六歩。正解率3%前後とのこと。

アンケートどちらを持って指してみたいですか?
先手:羽生名人27.1%、後手:行方八段34.2%、何とも(ニャンとも)言えない38.8%。
先崎九段「羽生さんの信用がすごいですね」

解説では後手が攻める順を検討しましたが、
なかなか上手く攻め潰す順もなく、
行方八段が優勢ながらも長い戦いになりそうとのことでした。
検討を深く進めると難しくて驚きましたとのこと。

先崎九段「ここで行方さんが考えるようだと難しい。
ある程度手を決めて前に出たはずだから」
行方八段は△6三歩。
大盤で▲7二銀から攻め合ってみたら後手玉が頓死してしまいました。
言うほど後手優勢じゃなかったか。
先崎九段「実に意外ですね、
△5一金▲6三銀成りに次の手で後手勝てると思うんですけど、それが無い」
控え室で検討されている▲7五銀には、
先崎九段「▲7五銀はまあ角損に目を瞑れば???角損意外は問題ないけど。
駒得ってどれくらい得なのかが難しいんですよね。
ただどちらがいいかと言われれば後手がいいんですよ少し。
でもこんなもんなのかな?」

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先崎九段「パターンで覚えておけばいいんだよな。詰まない?これが?」
と検討していると羽生名人は▲7二銀。
△6四歩▲6一銀不成りと進み、
先崎九段がこれは私が言った順で終局するでしょうと言った瞬間、
行方八段は△8七銀と違う手を指しました。見事なフラグ回収。

行方八段が勝勢との局面で、羽生名人は席を立ちました。
その後私なら投げるかもなんて話していたら、羽生名人は▲8九金と糞粘り。
先崎九段「投げるなんて言って失礼しました。私が悪かったです甘い事を言って。
投げるかなんて言ってる私は人間が甘いね…」
先崎九段が一足お先に反省会モードへ。

羽生名人は再度退席。投了の心の準備か新鮮な空気を吸って糞粘りモードか。
行方八段は△7七飛成り。勝利への最短ロードと先崎九段。

ここでティロフォン森九段から
藤田女流「森先生お疲れ様です。だいぶ局面の様子が佳境ですけど」
森九段「終局間際って感じになってたんだけど、羽生さんの粘りの金打ちでね」
先崎九段「粘らないで投げるって言った私は人間が甘いんでしょうか」
森九段「甘いねえふふふ。
7三飛車のあたりで4四角のほうがよかったんじゃないかな」
先崎九段「そっちのほうが粘る気がうせるのではないか、
と言っていた私は甘いのでしょうか」
森九段「それは甘くないね」
ここで羽生名人は▲6二成銀。
森九段「ここで△7六銀成りが本線で、でも結論がでてないんですよ。
変な雰囲気になってきたね」
先崎九段「ここで▲4八玉ですか」
森九段「強いねふふふ」
立会人の森九段が電話するくらいなのでまだ粘る雰囲気なのかもしれない。

といったところで行方八段は△7六角。
先崎九段「これがなるほど正解です。分かっていても受かりません。
羽生さんも何かあると思ったはずですけど、
こんないい手があったか、あーあって感じだと思いますね」
そして数手進んだところで羽生名人の投了となりました。

先崎九段
途中からは差がついちゃって。▲5六飛車がよくなかったんでしょうね。
後はもう次から次へと手筋が決まって行方八段の快勝でした。

ということで行方八段が勝ち、対戦成績を1勝1敗としました。
羽生名人は去年の名人戦で、
森内名人を相手に第1、第3、第4局を相掛かりで勝っていたので、
正直相掛かりになったときに羽生名人が勝つのかなと思ったのですが、
2日間相掛かりの力戦を指して羽生名人を先に転ばせて快勝、
しかも1局目に名人戦史上最短手数で負けて、嫌な流れからですから、
行方八段がすごく強かったです。
第1局で解説していた森下九段は、
行方八段は序盤から策を凝らすというよりも、中盤過ぎから本領を発揮するタイプ、
と述べていましたが、相掛かりの力戦型でしかも後手番、
序盤から無理しないでいいよね、
ということで本領を発揮しやすい展開になったのかもしれません。結果論かな?

名人戦第3局は5月7日と8日。
ニコニコ生放送では9時から、解説に真田圭一七段、
聞き手に安食総子女流初段で大盤解説会が放送されます。
1勝1敗で迎えた第3局、挑戦者の先手番行方八段はどんな戦型で挑むのか注目です。

竜王戦第3局は森内竜王が勝利

森内俊之竜王に糸谷哲郎七段が挑戦している第27期竜王戦七番勝負第3局は、
後手番の森内竜王が勝利し、星を一つ返しました。

注目の封じ手は▲2四歩。
何故か立会いの森下九段が5分前に封じ手を開けてしまい、
手持ち無沙汰のまま対局室の関係者が定刻まで待つ不思議な展開になりました。

ニコニコ生放送では解説に先崎学九段、
聞き手に本田小百合女流三段で大盤解説会がありました。
先崎九段「厳密には森内竜王が5分くらい得したんだ。
夜中の終盤なら大きいけど将棋界は朝はゆったりしてるのが伝統だからね」

これまでのシリーズについて先崎九段
今日は2日目で、挑戦者の2連勝。
1勝1敗だとなんとなくのんきなんだけど、
糸谷さんの連勝なうえに森内竜王の出来があまりよくない。
ここで勝てないとずるずる行ってしまう。
相性というか、まだ糸谷さんの強さが何かをわかっていない。
森内さんの強さもわかりにくい。羽生さんは瞬発力があって分かりやすい。
糸谷さんが森内さんの強さを分かる前に、
七番勝負が終わっちゃうんじゃないかと心配している。
ハワイに行く1週間前に糸谷君に会って、誰が来るんだろうなとか、
ビーチに行くんだろうなとか楽しそうな感じだった。

封じ手の▲2四歩に森内竜王は△同歩。
矢倉だと銀で取ることが多くて、角換わりだと歩で取ることが多いらしい。
糸谷七段はさらに▲2三歩と垂らし、
先崎九段「これは欲張った手。歩を突いた一手を無駄にさせようという手」
鈴木大介八段と昨日話していて、
森内竜王の△3五歩が、攻めたいところで受けに戻った手なので、
この手しかないんじゃまずいんじゃないかと言っていたらしい。
昨日の解説では中村六段が△3五歩について、
糸谷七段が2筋の歩を突き捨てなかった手を直接とがめに行った手と表現していましたが、
お互いお前の手は芋手だとやりあってるってことですな。
ponanzaは先崎九段と違って森内竜王の+604。
読み筋は森内竜王から攻めかかる△6五桂を候補手に挙げてました。

どちらを持ちたいかアンケート
糸谷七段47.9%、森内竜王52.1%。
ponanzaの+600↑アピールも効果は薄いようで、
先日の電王トーナメントでの逆転負けが響いてるかな?

糸谷七段は明るくて話好きで周りに気を使うタイプらしい。
お酒を飲んでいるときは大学で習っている哲学の話は全然しないらしい。
先崎九段「難しいこと言うとこっちもごちそうしなくなっちゃうからね」

リレー質問 中村六段から先崎九段へ
先崎先生と森内竜王は同世代ですが、
今まで出一番印象に残っているエピソードを教えてください。
若い頃は一緒に海外旅行とか、九州ぐるっと廻ったりもした。
どこいってもずっとトランプをみんなでやってた。
みんなゲームが好きなんだけど羽生さんと森内さんは特に好き。
将棋以外のゲームを何でこんなに一生懸命やるんだろうと思ったりもする。
勝負事じゃなくてゲームが好き。
今年の正月からキャンディークラッシュというゲームをずーっとやってる。
ステージ480くらいまでいってもう飽きたんだけど、
製作者の方には申し訳ないんだけど一切課金せずにやった。
今は2048というゲームをやっている。
自分の性分はわかってるからロールプレイングゲームは絶対手を出さないようにしてる。
あれやるとさらに駄目になるんじゃないかと思うから。
森内さんと羽生さんはほんとにゲームが好き。
森内さんはバックギャモンに凝ってるらしいですよ。海外の専門誌とか読んでるらしい。

鈴木女流から本田女流へ
水戸のお酒のポスターになったと聞きましたが、水戸について語ってください。
先崎九段と一緒に水戸でイベントをした。
水戸のお酒のポスターになってるんですよ。
先崎九段「強いんですよ、僕より全然つよい。あの日よく飲んだねぇ」
他に戸辺六段がいたらしい。
水戸といえば偕楽園、納豆。
最近納豆のゆるキャラが非公式で出てテレビにでてる。伸びるやつ。
茶色くてふなっしーに似ててふなっしーの茶色版。
目とかももようがかわったりとか、名前なんですかね?ねばーる君?
水戸はみとちゃんっていうかわいいのがいるんですよ。
髪型がわら納豆で梅祭りが有名なので梅の髪飾りのやつで。
みとちゃん本当にかわいいんで宣伝お願いします。ゆるキャラ大好きなんですよね。
有名なのが一品というお酒、副将軍っていうお酒も結構おいしい。
震災以降飲食店が低下気味になったので乾杯条例を作って盛り上げていこうということで。

盤上では森内竜王が△3六歩。先崎九段は実に意外ですとのこと。
先崎九段「3筋の歩を伸ばしていったのは僕は賛成できないけどものすごい勝負手」
糸谷七段が席を立つのは、日頃の対局だともっと多いらしい。
ものすごく早見えで手が見えて見えてしょうがないくらい。でもちょっとそそっかしい。
最近はそういう凡ミスが少なくなってようやく将棋がまとまってきた。
ここで大輪の華を咲かせるというのも、いいタイミングではある。
席を立つのは先崎九段は全然気にならない。
棋士によって全然違うと思うけど、向こうのしぐさが自然だから。
不自然で挑発的だというタイプは嫌とのこと。

先崎九段「糸谷さんの将棋は将棋界の中でもちょっと変わった将棋。
森内竜王は1局目2局目振り回されちゃったからつらい。
森内さんはじっと構える、糸谷さんは風が舞う、相手を翻弄するタイプ。
1回鎮めちゃえば、何だ風も怖くないやとなって七番勝負が変わってくると思う。
そういう風になる前に4番負けちゃうんじゃないかというのが問題。
1回でいいから相撲でいうとまわしを引いたような感覚になればと思うんだけど、
今のところそうなっていない。
森内さんは構えをしっかりして、どこからでもかかってこいという横綱のような将棋。
羽生さんは相手に対して変化する、
相手がこういう考え方なら自分はこうしようと変化できるタイプ」

引き角君について
先崎九段「飯島君こんなのつくってんの?彼はなかなかユニークなやつだから」

その後初手から解説&先崎九段の角換わり講座に。
形に明るい先崎九段らしく、角換わり5筋の歩を突くと形が悪いのはどうしてか、
といった定跡のわき道も解説。

10:30過ぎには早くも詰む詰まないの変化の解説に。角換わりは終盤になるのが早い。
糸谷七段は感覚で捌いていく感じらしい。
ponanzaは森内竜王の+218。
読み筋の▲2四飛からの手順はいかにもコンピュータらしい手だが、
人間的には一番怖い▲2三歩が無くなり後手が安心するので、
先手もやりたくない手とのこと。
先ほどの糸谷七段の▲2三歩は包囲に行く手だったが、
その後の▲2二銀で王手をしたのは突破の手で、
さっきは包囲なのに今度は突破なのかというのが糸谷七段の読みにくいところらしい。
森内竜王や先崎九段は流れ重視なのでこういう手は読まないし、
こういう将棋のつくりもしないとのこと。なるほど。
羽生さんがサッカーの岡田監督との対談で、
トッププロは対局する相手が限られるので、こんな将棋がいい将棋だとか、
こんな手がいい手だとか、こういう考え方がいい考え方なんだとか、
価値観が一緒になりやすいので、若手の将棋はよく並べると述べていたことや、
郷田九段がNHK杯で糸谷七段に負けたあとの感想戦で、
読みが合わないなあとぼやいていたことなどを思い浮かべながら聞いてました。
しかし森内竜王の手も先崎九段が当たらないのは意外で、
先崎九段の感覚では自然じゃない手を森内竜王が指しているらしく、
この辺りはどうも不調ってことなのかな?と思いました。

ponanzaは森内竜王の+502。
先崎九段はこの局面は大局観ではなく、理屈で桂馬で取って大丈夫かという局面で、
取れるのなら後手がいいし取れないならわからないとのこと。
さらに詰む詰まないまで解説して
先崎九段「他にもいっぱいある変化の一例なんですけど、
これでどっちが勝ちかはわかんないんだ」

質問メール
先崎先生といえば監修されている3月のライオン10巻が発売されました。
今回はバンプオブチキンとコラボレーションです。
3月のライオンの監修の裏話があれば教えてください。
先崎九段は盤面を見るだけ。羽海野チカさんは完ぺき主義なところがある。
将棋はそんなに上級者ではないけど、勝負の世界を描きたがっている。
初めに担当の方から話があったのは連載開始よりかなり前。
そういうふうにやるんだーと思って感動した。
子供の同級生の奥様にも好評で声をかけられることもあるらしい。
控えめな方というか遠慮がちな方というかあまり派手なところには出演しないとのこと。

先崎先生は大の中島みゆきファンですが、
先月発売されたシングルの感想を聞かせてください。
また、今年の東京での夜会は見に行かれますか。
そんなに昔ほどは聞かないがファン。
夜会はなかなか、どうしようか考え中。ご本人と話したこともある。
NHKの中島みゆき特集でゲストに呼ばれて、ご本人が来て楽屋でお話させていただいた。
本田女流「カラオケとかで歌ったりはするんですか」
先崎九段「それはもうとんでもない恐れ多くて」

相手の弱点を突く将棋の勉強のため、先崎九段の最強の駒落ちを読んでいますが、
うちにいるGPS先生は定跡を指してくれません。
機会があれば将棋道場で指導対局を受けたいのですが、
受けるに当たって心がけておくべきことなどあれば教えてください。
また、手合いは厳しめのほうがいいとかありますか。
あまり緊張しないで、自分の力をぞんぶんに。
手合いは2枚落ちで初段くらい。
6枚落ちとか4枚落ちとかは、6枚落ちだと上手からの攻撃はまったくない。
厳しい方がいいか緩い方がいいか、
厳しいと当然勝てないことが多いが、
緩くしてもらって勝つ喜びを味わうか、厳しくしてたまに勝つ喜びを味わうか。
上手が何を考えているかを教えて、対策を教えて、
一人でも多く勝って欲しいというのが本のコンセプト。
行くときは全部負けようと思っていくが、やると半分以上勝ってしまう。
できることならみなさんに笑顔になってもらって、楽しくやってもらって、
みなさんは趣味でやってるんだから楽しくないと。

先崎先生への質問といえば羽生世代の棋士の裏話がど定番ですが、
阿久津渡辺広瀬先生の若手時代の裏話を教えてください。
裏話って言われると話しづらい。
その3人は指す手がぴかぴかに光っている。奨励会時代から絶対棋士になると思った。
今A級で昨日対局があって、これからタイトルとったり名人とったりは分からないけど、
これくらいは来るだろうなと思っていた。
感性がいいっていう感じがある。瞬発力が大事。
よくなってから勝つまでが早いとかが奨励会だと才能。
ポテンシャルは阿久津さんが一番あると思う。
まあ渡辺さんはね、もう竜王いっぱいとって、
結構将棋を若くしてあれだけ勝って、分かりやすく言えばお金持ちになったんだけど、
人間が全然ぶれなくて、私家が近いんだけど庶民的な感じで、
ものすごくさっぱりしててよくしゃべって。
才能はねぇそれなりの棋士ならみんなあるから。
数年前から新四段になる確率が関西の方が多くて、関西は家族的で。
関東もこれから巻き返すっていうのは変だけどでてくるんじゃないかな。
阿部光瑠っていうのはね、糸谷的な将棋観があって、ちょっと普通じゃない。
そういう人間を天才と言うなら天才。人と違うことが考えられるというのを言うなら天才。
人間は変わってない愛想のいい奴なんだけど、将棋は感覚が違う。
佐々木勇気っていうのは保守本流というか王道、正統派の将棋。

昨日の1日目で席を立っていた糸谷七段が昼食休憩の合図に間に合わなかったが、
休憩には2人そろっていないといけないとかありますか。
その他対局規定に面白いものがあれば教えてください。
休憩明けにいなければいけないというのは別に無い。
面白い規定…なんだろう。
最近は持将棋とかで規定がかわった。遅刻も変わってたような気がする。
遅刻しなきゃいいんだよ。だからよく知らない。
携帯はややこしいんだ。今は電源をけしておけばいい。
そういうのは細かいのを上げたらきりがないから、将棋連盟は性善説でやるんだけど。

将棋を指さなくなって40年、見る将棋ファンとして楽しんでいます。
先崎九段は自分のことは書かないと述べていましたが、
一番嬉しかった対局と悔しかった対局、エピソードなど教えてください。
自分に関することは書かないというのは何かの誤解かなと思う。
一番嬉しかったのはB級2組からB級1組にあがったことかなあ。あれが一番嬉しかった。
田中魁秀先生との対局。調子が悪い年だったがその中で上がれたのはよかった。
A級に上がったときも調子は悪かった。
悔しいのはいっぱいあるから何が一番とかは嫌だよねぇ。
頭に血が上ってっていう感覚は自分でもわかる。
次の日どうしても血が降りなくて、献血にいったら落ち着いたこともある。
自分が順位戦の2日後で、佐藤康光九段が前の日対局で、
車の中できついよなーって話しもした。
今は持ち時間の多い対局の後はお酒を飲みに行かない。
最近彼の車の助手席に乗るのが楽しみ。みんな忙しくて顔を会わせる機会が無いから。
仕事やゴルフなんかで一緒になることが多い。

先崎先生はボクシング将棋をやりましたが、
将棋と組み合わせて面白そうなものはありますか。
ボクシング将棋は洒落でやった。
井岡さんが素人相手にやっちゃいけないようなパンチだして負けた。
あれは純粋な遊び。将棋は娯楽だからそんな形でやれればいいと思います。
ボクシングはうまくなっても試す機会がないから不思議。
試合とか危ないからやれないし。
スパーリングは僕のレベルじゃまだ怖くてできない。
3人で将棋やったらどうなるかということで、3人でぐるぐる回って指したことはある。
するとさっき先手だったのに今度は後手になる。
そうするとぐるぐる回って誰も負けないっていう世界が新鮮だった。
3人ともこれは不思議な世界だという感想になった。
3人の中で一番弱い人が一番勉強になる。
自分で指した手を自分が対策たてないといけなくなったりもする。

電王戦FINALの予想を聞かせてください。
後、コンピュータ将棋への思いもあれば教えてください。
予想を聞かれるとねえ、希望的予想と、イギリスのブックメーカーがやって、
自分がかけるときの予想が違うんだよね。だからそういうことだ。だいたいわかるでしょ。
僕はそんなにコンピュータ使うとかは無い方だけど、
コンピュータを活用しないと日常生活は送れないし、抵抗はないんだけど、
でも面白そうだなと思う。結構ファン目線なんですよ。
僕が将棋の勉強に使うには大変だなという感じがします。
これからの棋士は徐々にコンピュータを使うように変わっていくんだろうなと思う。
面白いですよコンピュータ。

12:20に現地では休憩に。
コメントで昼食候補が流れて
先崎九段「千駄ヶ谷の店が出るは出るは。どうなってんだろいったい」

昼食アンケート
うなぎ42.9%、ステーキ17.5%、中華20.0%、パスタ19.5%。
先崎九段「これ当たると何かいいことあるの?」
本田女流「当たると…嬉しい?」

昼食休憩明けに森内竜王が突いた3筋の歩がと金になって3八まで進出。
先手玉には詰めろがかかるまで一手の余裕があるので、
後手玉にどこまで迫れるかの勝負とのこと。

及川六段から電話。
先崎九段「どっちがいいの?どっちが勝ちなの?」がっつきすぎである。
画面の局面をやってまして、後手持ちの方が多いように思う。
その後も検討手順を大盤に並べて、
及川六段「人間的には…」
先崎九段「最近将棋界の得意のジョークだよね」
現地は戸辺先生、片上先生、勝又先生がいるらしい。
イベントは朝からだったがたくさんの方にきていただいて大盛況だった。
本田女流「ご夫婦でご出演されているとのことなんですけど」
及川六段「さすが詳しいですね、一緒の出番はないので分担されています。
大盤解説とかも今日は一緒ではないです。
これから佳境に入っていくので詳しい解説ができればと思います」

電話が終わって
先崎九段「現地が森内勝ちって言ってたんだ」
本田女流「勝ちとまでは言ってなかったと思うんですけど」
先崎九段が控え室は森内勝ちって言ってたと力強く断言。

昼食クイズの正解はうなぎ。
森内竜王の昼食もうなぎで、写真が映されて
先崎九段「ちょっと俺達のうなぎよりうまそうじゃない。悔しいなあ。
4100円のやつ頼んでどうだって言えばよかったかなあ、領収書落ちないかな?
帝国ホテルのうなぎ凄いなあ。ずるい」

一気に後手玉を寄せる手を解説で探していましたが、なかなか見つからないまま、
糸谷七段も受けの手を指しました。
先崎九段「これは竜王が勝ちになったと思う。
△4九角と▲6七金の手の流れは後手の勝ちな流れ」
ponanzaの評価値は森内竜王の+1046。

ここで初手から解説に。
角換わりでは▲2四歩や△8六歩のような突き捨ては歩で取る方がよく、
矢倉は銀で取る方がいい。
理由は角換わりは桂馬が入りやすいので銀で取ると▲3四桂の傷があり、
矢倉は歩で取ると▲2五歩の継ぎ歩攻めがあるから。

おやつタイム。
銀座マカロン / SEIYO GINZA 西洋銀座
最近若手棋士の間ではそば茶がブームらしい。

おやつ休憩の後に宣伝タイム
11月24日に女流棋士会ファンイベント2014・秋をやるのでよろしくとのこと。
出演者は本田小百合女流三段、安食総子女流初段、室谷由紀女流初段、
飯野愛女流1級、ゲストに田丸昇九段、広瀬章人八段。
協賛しているスポンサーの中に精神科のお医者さんがいて、
女流棋士の精神を鑑定しるみたいなイベントもあるらしい。

森内竜王が△7五桂と決めに行きましたが、ponanzaの評価値が下がり、
先崎九段も手堅い決め方かどうかはちょっととのこと。
桂馬が先手に入ると、後手の王様が詰む変化がでてきたとの解説。
対局室映像には糸谷七段は映っていませんでしたが、森内竜王は頭を抱えるポーズ。
大丈夫かな?
その後もずーっと大盤で並べて、後手玉が詰み、
先崎九段「いやぁー(ため息)、詰みだ」
糸谷七段も勝負手を指し、
ponanzaはここにきて森内竜王の+51ともうどうなるかわからない展開に。

次の一手アンケート
5一玉26.3%、8七歩成29.1%、3五歩12.6%、その他32.1%。
先崎九段は△5一玉で勝てないと△7五桂との関連がおかしいとのこと。

その後も難しいといいながら詰んだり詰まなかったりを並べ続ける先崎九段。
先崎九段「何言ってるかわけわかんなくなってきた」
本田女流「じゃあメールコーナーにでも」

質問メール
3月のライオンの個性豊かなキャラクター達は本物の棋士のモデルがいるのですか。
糸谷七段を見て、あ、すばるくんだと感激しました。
先生の中で最も個性が輝いていると思う棋士はいますか?
サブキャラみたいな感じでそういう棋士は個性がある。
具体的に現実のモデルでやっているというわけではなく、
はっきりとこの人イコールこの人みたいなことではないとのこと。

対局中のぼやきについて、将棋界のぼやきというのはどんな感じですか。
本日の糸谷七段のぶらつきもなかなかのレベルだと思うのですが、
先生方は気にしないものなのでしょうか。
囲碁の棋士はぼやくけど将棋はあまりない。
終盤で残り時間がかなりなくなって一番緊張しているときに、無意識にでてることはある。
相手が席を外してる時に正直な感想が出ることはある。
先崎九段は相手のことはあまり気にしないから癖とかはよくわからないらしい。
先ほど糸谷七段が席を外している時に、
森内竜王が頭を抱えてたのを思い浮かべながら聞いていました。

以前先生のエッセイで、師匠の米長先生と真部先生宅に行って、
囲碁の勝負に巻き込まれて大変になったと書いてありました。
当時のエピソードがあれば教えてください。
米長先生も真部先生もむちゃくちゃ強くて、
先崎九段が囲碁六段なんだけどそれより強いらしい。
二人がお酒を飲んで自分の方が強いと言い合って、
お酒の席の一言一言がユーモアがあって辛辣さもあって個性があって面白かった。
単純に後輩から見ると将棋以外でも面白かった。

先崎先生ずばり小説執筆のご予定はありますか。
ありません。週刊現代でエッセイを書いていたけど。
小説はエッセイと全然違うのでそんなややこしいことは。
将棋指しは面白いし、それを書くのはこの業界に生きているものの役目かなと思うけど。

詰む詰まないを考えすぎて回転が鈍くなってきた先崎九段。
先崎九段「あ、これは詰みだ」
本田女流「詰みですね」
先崎九段「じゃ、後やって」
詰みまでぺたぺた並べる本田女流。先崎先生お疲れ様です。
ponanzaは糸谷七段の+374。その後▲3三銀打を指して席を立つ糸谷七段。
激しく咳き込む音が聞こえて、だにー大丈夫かとのコメントも流れてました。
加藤九段や佐藤九段などは緊張で咳き込むことで有名ですが、
糸谷七段も傍から見ると自然体ですが緊張で咳き込むタイプのようです。

飯島七段から電話。
飯島七段「非常に恐ろしい終盤になっていて」
先崎九段「これ先手が勝ちでしょうか」
結構長期戦じゃないか。▲3三角で糸谷七段勝ちだったんじゃないかという検討だった。
現局面は森内竜王が勝ちそうという意見も出てきた。
控え室では糸谷さんが勝ちを逃したという空気がでている。
早い終局かと思っていた。宮田君にずっと意見を聞いている。
▲3三角で先崎九段が後手の勝ちがわからなかったと言うと、
飯島七段もしらみつぶしに検討をして後手の勝ちがなかったと答えました。
その後検討手順を聞いて
先崎九段「ははは。それはもう大混戦だ」
現地解説会は昼間でも150人くらいきていた。
大熱戦で素晴らしい一局じゃないかとのこと。
本田女流「引き角君のハンカチ色違いが出たと聞いたんですけど」
飯島七段「それこういう空気の時に言って大丈夫なんですか?」

長期戦になりそうということで一旦休憩になりましたが、
休憩中にponanzaの評価値が糸谷七段の+3に。もうどうなってるのか誰も分からない。

休憩明けの先崎九段曰く、
森内竜王の方が金を渡したら自玉が詰むのか等考えることが多くて、
局面の善悪はともかく、ものすごく読んで正しく指さないといけなくて大変な局面らしい。

先崎九段「あ、これ詰みだ」
本田女流「冴えてきましたね先生」
その後解説を進めて
先崎九段「こんな感じになるんですね。あとは運がいい方が勝つんです」
棋譜コメントにあった、王手金取りを糸谷七段がかける変化も解説。
これはどうも糸谷玉が詰むようです。金が落ちている上手い話はそうそう無いんですな。
そんな解説をしていると対局室から糸谷七段が「あ、そうかあ…」とぼやきました。
森内竜王は席を立っていたので本音が出たか。
その後本田女流が妙手順を言ってスパーク。
先崎九段「君天才だなあ」

森内竜王の手に即指しで応じる糸谷七段。
本田女流「糸谷さんすごい早かったですね」
先崎九段「いやいやこれはまあ時間攻めも含めた総合的な勝負なんですけど」
その後も何故か糸谷玉が詰まないと先崎九段が悩んでいましたが、
森内竜王は冷静に糸谷玉に必死をかけて、森内竜王の勝ちになりました。

いやー今日は大熱戦で、先手玉後手玉共に詰む詰まないの変化が多数あって、
解説の先崎九段お疲れ様ですといった終盤戦になりました。
疲れつつも先々の詰むや詰まざるやを並べる先崎九段を見て、
プロの棋士はこんなに先の変化をこんなに短時間で考えながら指してるんだなーと、
感心しながら見ることができました。
まだ糸谷七段の強さが何かをつかめて無い感じの森内竜王ですが、
一つ返して次は先手番、相手はほぼ後手一手損角換わり、
日にちも13日後の11月20日ですから一息ついて第4局を迎えることが出来ます。
風のように相手を翻弄する糸谷将棋を、森内竜王の鉄板流が捕らえることができるのか、
そろそろお互いの将棋がかみ合ってくると思うので、第4局の将棋は内容にも注目です。

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羽生王座対中村六段を先崎九段が解説

「タイトル戦 徹底解説 #638 その0」
第61期 王座戦 第5局羽生善治王座 vs 中村太地六段


「タイトル戦 徹底解説 #638 その1」
第61期 王座戦 第5局羽生善治王座 vs 中村太地六段


「タイトル戦 徹底解説 #638 その2」
第61期 王座戦 第5局羽生善治王座 vs 中村太地六段


2013年の10月に行われた第61期王座戦五番勝負第5局、
羽生善治王座対中村太地六段の対局を、
先崎学八段(現九段)が解説、早水千紗女流三段が聞き手をする動画です。
2012年も中村六段は羽生王座に挑戦し、この時は0-3で敗れていますが、
このシリーズは大熱戦で、第4局は中村六段が王座奪取まで後一歩に迫るも、
羽生王座が土壇場でひっくり返し、第5局を迎えました。
ちなみに第4局は2013年度の名局賞に選ばれています。
羽生王座も中村六段も子供の頃八王子将棋クラブに通っていて、
中村六段が子供の時に、羽生王座に飛車落ちで指導対局を受けた時もある間柄です。
この対局は投了図が美しいと話題になりましたが、
対局直後にTwitterで、一人一人にお礼を返していました。

いささか私的すぎる取材後記より「第16回 after the fight 戦いの後で

「あれすごかったスね。ツイッター。寝ないで書いてたんじゃないスか?」
中村は言った。
「すごいたくさんの方に応援していただきましたから。
一部の人だけに返事をするっていうのは失礼ですよね・・・。
有難うございましたって気持ちだったんですよ。
勝って感謝を伝えられたら良かったんですけど・・・」


中村六段は今年の王座戦も準決勝まで勝ち残っており、
竜王戦でも4組で優勝して決勝トーナメントに進んでいます。
また、今年の4月からNHK「NEWS WEB」水曜日にレギュラー出演されていて、
活躍の場を広げている期待の若手です。
王座のタイトルホルダーは勿論羽生王座、竜王は森内竜王ですが、
トーナメントを2回勝つと準決勝で羽生四冠とぶつかります。
今年の羽生四冠は名人戦、棋聖戦と異常な強さですが、
タイトルを取るには越えなければいけない壁です。
関西の豊島将之七段と共に早くタイトルを取ってほしい棋士の一人なのですが、
将棋の強いおっさんがなかなか衰えないどころか強くなっていると言う大問題が…。

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先崎学八段渾身の一手

将棋 先崎学スペシャル part13


先崎学スペシャルより、先崎学八段渾身の一手(現在は九段)と題して、
松尾歩七段との対局を先崎九段が解説する動画です。
2008年の12月25日、王位戦の予選で持ち時間が4時間の将棋ですが、
先崎九段も松尾七段もお酒が好きですからこの後飲みに行ったかもしれませんね。

将棋指し57人の日常」より松尾七段の話

何人かで居酒屋などにいくのは勿論好きだが、独りでバーに行くのも私は好きである。
慣れた相手と会話をしながら一杯飲みたいという時には、
行きつけの常連さんの集うバーに。
また、俺ってシブイな、などと一人悦に入る時には、もとい静かに飲みたい時には、
落ち着いた雰囲気のオーセンティックバーに。
種目はビール、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー、カクテルなどその日の気分で。
まあ大体なんでも飲むってことで。
でも暑くなってきたし今日はビールだな。ビール!ビール!ビール!


松尾七段の奥様である松尾香織女流初段も酒豪として知られていて、
旧姓の上川とアルコールからついたあだ名がアル川だとか。
盤上ではお互い角を打ち合っての飛車の斜めのラインの攻防から、
先崎九段の端攻めに松尾七段の顔面受け、
銀を捨てる代わりに先崎九段が猛攻して、
先崎九段勝勢の後も罠を仕掛け続ける松尾七段と見所満載です。

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先崎八段「将棋連盟的にマズイ」

【日産xトヨタ】森内竜王をはめようと思ったが、保身で考え直した先崎学


【先崎無双part2】森内竜王名人に意地悪な質問を仕掛ける先崎学


1月29日に行われた第63期王将戦第3局の初日、
ドワンゴの川上量生会長と森内俊之竜王名人が夜に対談すると言うことで、
解説の先崎八段と聞き手の安食女流が質問を考えることになった時の動画です。
先崎八段は故米長邦雄永世棋聖の内弟子をしていて流石に鍛えられているというか、
ひたすら爆弾を投下していきます。
棋士になった後も米長九段が王将をとったときの打ち上げで、
30人ほどを前に米長王将と裸踊りを敢行したとか、
師匠の手をテレビ解説で「馬鹿な手」と言い坊主にされたとか、
尊敬する森けい二九段との対局で坊主で挑んだら、
森九段に先崎八段がまた何かやらかしたんだろうと思われたとか、
優等生タイプが多い羽生世代の中では珍しいタイプの棋士です。
爆弾を投下した後にやっぱり穏便にと踏みとどまる辺りが、
大人になったということなのかもしれません。

米長邦雄著「将棋の天才たち」より

式典からしばらくして、この連載の取材のため、私の自宅に来てもらった。
先崎はその前日、永瀬拓也、加藤桃子のダブル祝いを寿司屋でやったということだった。
永瀬は新人王と加古川清流戦を制し、加藤桃子は女流王座を防衛したのだ。
おや、と思ったのは、しばらく見ぬ間に先崎は人間が丸くなって、
後輩たちの面倒をよく見ている風なのだ。
いくつか研究会も開いていて、
自分のためにもなるからと、まじめに後輩の指導をしている。
そのひとりが加藤桃子だ。


先崎八段はエッセイをよく書いていましたが、
エッセイで将棋ファンになりましたというメールにデレデレだったのも面白かったです。

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