将棋 藤井先生の盤外ファンタジスタ


プロの対局の投了図から、負けた側を深浦康市九段、
勝った側を久保田智之投手が持つハンデ将棋です。
事前に藤井猛九段がヒントを解説するのですが、
これがなんとうっかり解説で波紋を呼びます。
藤井九段の隣に居るピンクのスーツの方は神吉宏充七段。
将棋界きってのエンターテイナーです。

将棋マガジン1990年9月号神吉宏充五段の「へえへえ何でも書きまっせ!!」より。

夕休前には私も浦野も先崎が対局が終わっていたので、
メシを食おうと繁華街へ繰り出す事になったが、浦野が
「今日はヨメはんの誕生日やねん。
もちろん歳は内緒にせんと怒られるから言わへんけど、谷川先生と一緒の歳な」
もうほとんど言っているのと同じだが、そういう事ならと奥さんも呼び出して繁華街へ。
奥さんの麻七美さんと会うのは結婚式以来の2度目。
とっても明るい人で、面白い話がポンポン飛び出す。
「結婚して、主人が毎日家にいるのにびっくりしましたね。
でも棋士の人達って個性的でとっても楽しいです。この前 藤原先生に初めて会ったんです。
その時みんなで一緒にラーメンを食べに行ったんですけど、
藤原先生、ラーメンの麺だけ先に食べて、その鉢をこちらに持ってきて
『奥さん、ラーメンの汁一緒にすすりませんか。さあさ遠慮しないで』
・・・私はもうびっくりして」
そら誰かてびっくりするで。さすがは藤原先生、やってくれます。
ところで話は変わるが、将棋世界の八月号で羽生竜王が菊池桃子さんと対談していた。
まったくもって羨ましいの一言だが、先崎がこの事を思い出して麻七美さんにこう言った。
「そうだー今から羽生先生に電話をしましょう。それも・・・」
と麻七美さんに耳打ちしてさっそく電話。
「あのう、羽生先生でしょうか。私、桃子です。先日はお世話になりました。
今日の対局どうだったですか? えっ、負けですか…… 桃子とっても残念です」
深夜の1時半の出来事である。最初は本物だと思っていた羽生も、
さすがに気付いたらしく、最後は「浦野さんの奥さんでしょう」とそこまで見破られてしまった。

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