棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

中村太地

名人戦第3局は羽生名人が逆転勝利

羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期名人戦七番勝負第3局は、
羽生名人が行方八段を破り2勝1敗としました。

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井道女流「封じ手の予想はどうですか」
中村六段「封じ手の局面は手が広くて難しいですね」

行方八段の封じ手は▲5八金。昨日の予想アンケートの1番人気。

井道女流「封じ手はいかがでしたか」
中村六段「そうですね、昨日の解説の真田先生も予想されていた手ですけど、
行方先生らしい力強い手だと思います。
守りの金が王様から離れていくんですけど、
深い読みでそれに対応しようということですね」

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おはようございます。

井道女流「今コメントで流れましたけど、まだ私たち自己紹介してないですね」
中村六段「大丈夫ですか?私からしますか?」
挨拶を忘れてしまったり、自己紹介の前に解説を促してしまったり、
先手と後手を間違えたり、テンパる井道女流。

中村六段「皆さんの朝のコメントを見ていると、
羽生名人に寝癖が無かったというコメントが多かったですね。
寝癖がないと羽生名人危ないんじゃないか、行方八段が勝つんじゃないか、
というコメントが流れていました」

この後封じ手が他の候補だった場合どういう変化になるのかの解説に。
▲7四角成はPonaXの候補だった。
普通の将棋だと駒得、駒の働き、玉の固さといった指針で形勢判断できるが、
角換わりのこの局面はその形勢判断が利きにくいとのこと。

リレー質問
テレビによく出演されていますが、将棋界とは違ったことも多々あると思います。
テレビ向けに振る舞いとか話し方とか勉強してることはありますか。
全然勉強本当は、しないといけないかもしれないですけど、
素人のままでてしまっているかんじですね。
去年1年間NEWS WEBというNHKのニュースに出させていただきましたが、
1年で何か上達したのかと言われると自信ないですし、
毎回勉強になることが多かったですし、
アナウンサーはプロの方ですから、その方を見ると勉強になります。
今は将棋フォーカスに月2回出させていただいてますけど、
将棋番組に出させてもらうのは小さい頃からの夢だったので嬉しいです。
結構僕普段ぼそぼそしゃべるので、テレビだと気をつけてるんですけど、
もうちょっと大きい声でとか言われることがあります。
あと喜怒哀楽がわかりずらいらしく、そういうのも出せるようになったらなあと。
自分の中では喜怒哀楽あるんですけど顔に出ないらしいんですよ。

安食女流から井道女流へ
ゴールデンウィークに実家に帰ったそうですが、
石川県のいいところを教えてください。
井道女流「すごい緑が多くて海も近いんですけど、
今食いしん坊っていうコメントありましたけどその通り結構いっぱい食べてました。
私サザエとか好きなんですけど、とれるんです海で。
小さいときは家に栗の木があるので栗とったり。
あれ痛いんですよくりのいがいが。
子供って落ちてくるもの取りたくなるじゃないですか。
子供なので栗が落ちてくるとおもっていがいがを取っちゃったり。
駅の様子も変わっていてマスコットキャラクターが飾ってあったり、
観光案内所とかもできてました」
中村六段「どのくらい実家に戻ってたんですか」
井道女流「5月2日~6日までいました」
中村六段「ご両親も嬉しいでしょうね」
井道女流「よく寝てるねって言われました」
中村六段「お祭りとかもあるのって質問がコメントにでましたけど」
井道女流「能登は7月にキリコ祭りというのがあるんですけど、
火の回りを回るからよく救急車が来ます。
キリコ担いでる人が下敷きとまではいかないですけど、
ちょっと元気のいいお祭りで、母方の実家がそちらなのでよく連れて行ってもらいました。
あと、朝ドラで輪島を舞台にしたドラマが今やってるんですけど、
方言とかもよく再現されています」
中村六段「方言って例えば何があるんですか」
井道女流「のっきゃーとかえあーとか言ったりします」
中村六段「あだ名がのっきゃーになりそうですけど」
井道女流「発音がちょっと違うらしくて、後語尾を延ばすんですよ。
電話でもしもし。って切るじゃないですか。もしもしーだと話が続くじゃないですか。
あんたらちゃーとかいって、うふふ」
中村六段「言葉伸ばすイメージは確かにありました。
かわいいなというコメントがいっぱいありますよ先生」
井道女流「中村先生は出身は東京でしたっけ」
中村六段「東京なので方言はないですね」
井道女流「地方に行って地元の方の方言はわかります?」
中村六段「山形でしたっけ、ずーずー弁?ご年配の方ので結構難しいのありますよね。
でもなんとなくはわかります。
天童は何回もいかせて頂いて、つい最近も人間将棋でいきました」
井道女流「英語も喋れるんですか?」
中村六段「英語はしゃべれません。
井道さんは資格を結構持ってるんですよね。
簿記もってるんでしたっけ?」
井道女流「簿記もってますフフフ。意外でしょ?」
中村六段「1級なんですよね。本当にすごいと思います」

羽生名人が△2七馬と飛車取りに指したところで解説に。

アンケート次の一手
選択肢を見た中村六段「何か嫌な予感がするなあ」
▲4八飛33.5%、▲6八飛22.4%、▲3九飛13.5%、俺は逃げない!30.6%。
中村六段「辛うじて4番に勝ちました」
行方八段はアンケート集計の最中に1番人気の▲4八飛。

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井道女流「△4六歩に△5六金はないですか?」
中村六段「なるほど。森下先生じゃないですけどなるほど」
井道女流「先生物まねも得意なんですね」

どちらを持ってみたいかアンケート
後手:羽生名人46.4%、先手:行方八段18.7%、ニャンとも言えない34.8%。
井道女流「中村先生はどちらを持ちたいですか」
中村六段「なんか後手持ってやりたくなってきました。
先ほど解説した飛車をいじめる手順をやってみたいような」

どちらを応援していますか?
羽生名人67.8%、行方八段32.2%。
中村六段「僕は行方先生に研究会で教わっているので、
行方先生に頑張って欲しいなと思います」
羽生補正は大体2/3ということが判明。

休憩中に羽生名人は△4六歩。解説通り。
行方八段は中村流の▲同金か井道流の▲5六金か。
といったところでささっと▲同金△3七馬▲4九飛と中村六段の解説通りに進みました。

質問メール
完全オフの日はどのように過ごされていますか。
中村六段「完全オフの日は1ヶ月に何回かはあります。
これといって面白いことしてないんですけど、割とインドア派なのでDVD見るとか、
お笑い番組が好きなので録画したものを見るとか、
でも将棋のことが1回も思い浮かばない日はないですね」
井道女流「コメントで盆栽と流れましたが」
中村六段「そうなんですよ、NEWS WEBで盆栽の特集がありまして、
盆栽興味あるなと思ってたんです。
それで何と言いますか文化的側面もありますし、緑を取り入れてみようかなとか、
興味本位というか一度やってみたいというか。
初心者用の小さい盆栽でサルスベリなんですけど、かわいいもんですね。
水あげてるだけですけど」
井道女流「どういうふうに育てていくとかありますか」
中村六段「サルスベリは初心者用で、夏に花が咲いて手入れが難しくないんです。
難しいのだと切ったり水をやったり肥料をやったりいろいろあるんですけど、
まずは一番簡単なのを。
朝水をやるとかでこっちの生活パターンを整えられそうかなとか。
井道さんはオフの日はどうですか」
井道女流「友だちとご飯を食べに行くとか、
茶道を習っているのでそれにあわせて休みを作るとかしています。
あと戸辺先生の奥様と年齢が近いこともあってよくご飯を食べに行きます。
将棋界のこともわかっていますし、年齢も近いですし、
お子さんの話を聞くとすごい新鮮です。女流棋士とご飯も行きます。
茶道は月に2回くらい行っています。将棋と同じ畳じゃないですか。
やってることは将棋と違うんですけど落ち着くというか、
正されると言うか初心者なんですけどやってます。
将棋界と違う方と話すのも楽しいです」
中村六段「女流棋士井道千尋を知らない人と話すのもいいですよね」
井道女流「ご年配の方が多いので、今までの経験とか娘さんお子さんの話とか」
中村六段「月に何回くらいお休みあるんですか」
井道女流「あるときはまとまって、ないときは週1くらいで。
先生は出かけるんだったらどこいかれます?」
中村六段「休みの日会わないんじゃないですかね棋士って。
一人で旅行っていうのも難しいですし何か趣味があればいいですけど」
井道女流「なんかもう余生みたいな?」

中村先生は同世代ということもあり応援しています。
NEWS WEBに1年間出演されて、振り返った感想をお聞かせください。
また、今後他に挑戦してみたいことはありますか。
イケメン棋士中村先生にドラマデビューや歌手でビュー期待してます。
中村六段「最後の方はないですけど(笑。
NEWS WEBのことはとてもいい経験をさせていただいたなというのがあって、
知らないことを勉強する機会や、
棋士として出させていただいたので将棋を一般の方に知っていただく機会を頂いて。
ただNHKの番組なので責任感のあるお仕事で緊張感がありました」
井道女流「何時ごろに打ち合わせとか始まるんですか?」
中村六段「あの番組夜の11時半からなんです。
9時前にスタジオに入って打ち合わせをして、
専門家の先生にお話を聞いてそれから番組に挑みます。
テーマ選定を午前中にやって9時前にスタジオと言う感じです。
いろんな興味あるものを選ぶんですけど、
視聴者の方が気になりそうだなというのを選ぶようにしました」
井道女流「日常生活でも気の抜けない時間ふえませんでしたか」
中村六段「悪いことできないなとか、別に普段悪いことしてるわけじゃないんですけど」
井道女流「普段喋っている言葉遣いとかは」
中村六段「そこまでは気にならなかったです。でも緊張感はありました。
井道さんは将棋以外でやりたいことはありますか」
井道女流「子供の頃の将来の夢はアナウンサーとかカッコイイじゃないですか。
お話しするのが好きだったのですごいあこがれてましたし、
あと食べるのが大好きなので栄養管理士とか。
でも親は公務員が安定するんだよと言ってたので、
簿記とか資格も取ってたと言うのが私の学生時代だったんですけど。
中村先生は将来の夢とかありましたか」
中村六段「僕はFBI捜査官になりたかったとか。
テレビ見て捜査の過程とかかっこよかったんですけど、
それになるにはまずアメリカ人にならないといけないんですよ」
井道女流「さっき歌手とか話でてましたけどカラオケとか行かれますか?」
中村六段「年に数回?僕音痴なんですよ。人前で歌うの好きじゃないんですよ。
まあ学生時代の友達と行くことはたまーにあるんですけど。カラオケ行きます?」
井道女流「私たまに行きます。結構JUJUとか歌います。
上手いか下手かで言えば下手なんですけど自己満足で歌ってます。
渡辺弥生さんとか上手で英語の曲とかもささーっと歌っちゃうんですよ。
もったいないなーと思ってるんですけど。
でも息抜きになりますね声をがーっとだすのは」
中村六段「女子っぽいですね」
井道女流「電源の落ちないラジオみたいとか言われてます」

次の一手アンケート
中村六段「候補手を出すのが難しいですこれ。一人ひとつ出しましょうか」
先に井道女流が△7五歩、中村六段がそれいい手だなあと言いつつ△9五歩。
△7五歩38.1%、△9五歩19.6%、その他42.2%。

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井道女流「珍しくないですか?羽生名人がこんなにたくさん席を外すのは」
などと話していたら羽生名人が後ろからぬーっと出てきました。
そして羽生名人は△9五歩。
井道女流「あ、先生」
中村六段「おー」

中村六段「この局面は行方八段の手はわかりやすいんですよ。
羽生名人が何かひねり出して技をかけて、行方八段が対応するという展開なので」
行方八段は席を立ちました。

質問メール
中村先生は4月に斉藤六段とイベントをされたそうですね。
そのイベントのことについてお話ください。
また、中村先生は斉藤先生とお話されていかがでしたか。
両国将棋センターで行われているイベントがありまして、
棋士を呼んでその棋士と話すトークショーのようなものなんですね。
島九段がコーディネート、企画から準備までされているイベントなんですけど、
トップ棋士の方、羽生名人や森内先生もいらしているイベントなんですけど、
斉藤さんと出させていただいて、普段のイベントでは話すことのないような、
この局面ではこういうことを考えてこの手を指したとか、
過去数年で変わったこととか、
深いことを話すのが普通のイベントと違って両国のイベントです。
斉藤さんとは話すことはあまりなかったんですけど、
電王戦でもそうだったんですけどすばらしい人柄で、
自分より年下ですけど凄い方だなあと思いましたし、
イベントでもすごく人気がありました。
島先生の質問がこっちも考えさせられる質問なんですよね。
それで準備がすごいんですよ忙しいなかで。

先日テレビで放送された羽生名人とチェスのカスパロフさんの対談で、
コーチの必要性について語られていました。
お二人がコーチをつけるとしたらどんな方がいいですか。
中村六段「コーチって欲しいですよね。他のスポーツだとあるじゃないですか。
チェスはチーム組んでたりしますしね。
やはりメンタルな面で欲しいですね僕は。
すぐ浮かばないんですけど、松岡修造さんとか熱そうですけどね」
井道女流「私は松岡修造さんやってくれるならやって欲しいです。
限界を超えれそうじゃないですか。もししていただけたらすごい嬉しいです。
体力面とかもやってくれそうじゃないですか」
中村六段「具体的だと難しいですね。視聴者の皆さんだったら誰なんだろう。
歴史上の人物?」
井道女流「憧れの人とかいませんか?」
コメントを見て
中村六段「ああイチローさんねえ。…ゴクウ?(笑」
井道女流は厳しい人がいいらしい。
勉強する時は厳しくて普段はゆるくメリハリをつけるのが好きとのこと。

中村六段はニコ生的ニックネームがまだなかったと思いますが、
どんなニックネームがいいですか。
中村六段「確かにニコ生のニックネームついてる人が多いですね。
井道さんはどうですか」
井道女流「私はTwitterをしてる時はチヒロールで、
将棋界では千尋ちゃんが多いですね」
中村六段「私も学校とかでは太地とか太地君とかであだ名はつかないですね」
井道女流「何かこういう風に呼ばれたいなとかありますか」
中村六段「なくないですか?あります?」
井道女流「私小学生のときだとチェロちゃんとか」
中村六段「ということでニックネームはなしで、
何か事件があったときにつくんじゃないですか?
長岡さんだったらタブレットが印象的だったわけじゃないですか」
井道女流「それじゃ先ほどの将来の夢のFBIとか」
中村六段「いやいやあだ名FBIとかよくわからないじゃないですか」
井道女流「でも印象的だったので」

といったところで初手から角換わりの定跡講座も交えて解説することに。

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中村六段「こうやって並べてると指されたりするんですよね」
するとワイプの羽生さんの手が盤上に…。バチッ!
中村六段「あー」

最近は角換わりから左の銀を7七~6六~5五と進軍させる指し方を、
阿部光瑠五段が開発したらしい。

井道女流「竜王戦でハワイ対局のときに、
糸谷竜王がよく席を立っていたじゃないですか。
糸谷竜王が着物で歩かれまして、ハワイだから目立つんですよね。
廊下とかは開放感ある感じだったので、糸谷先生が出てきた何かあったのかなとか、
でもあの様子は考えてるのかなとか」

アンケート今何をしながら見ていますか?
井道女流「予想モグモグ」
中村六段「わかんない…1か2かなあ」
ニコ生だけに集中しています16.0%、仕事しながら19.3%、将棋を指しながら3.0%、
TV見ながら7.6%、勉強しながら5.9%、家事をしながら4.8%、
モグモグ23.1%、その他20.2%。
中村六段「おお!モグモグ」

アンケート年齢は?
中村六段「僕は6番じゃないかなと思うんですけど」
バブー10.9%、小学生・中学生だけど0.3%、高校生です0.4%、
大学生なんだな8.2%、20代社会人14.1%、30代28.8%、40代19.9%、
50代9.7%、60以上7.6%。

中村六段「小中高生は意外と少ないなあ」
井道女流「学校だからじゃないですか?」
中村六段「学校でも器用な子はできますよ。授業中でも」
井道女流「先生早弁とかやりました?」
中村六段「やりましたやりました」
井道女流「授業中どうやってやるんですか?」
中村六段「あ、そっちのパターンのやつ?
それはやってませんが、運動部で忙しい奴はやってました」

昼食アンケート
チャコ(ステーキ)33.0%、UNAGI38.2%、中華10.8%、イタリアン18.0%。
中村六段「中華が少ないですね」
井道女流「私の言い方がなんとなくみたいだったからですかね」

次の一手アンケート
△9五香30.3%、△6五歩23.2%、△3八馬17.7%、その他28.8%。
中村六段「おー△9五香が一番人気だ」
井道女流「見てる方は一直線の変化がお好きなんですね」

休憩明けに羽生名人は1番人気の△9五香。
急に指してが進み▲同香△4八歩▲2九飛△4六馬▲2五飛△3六馬。
中村六段「昼食休憩あけて30分たちましたけど、すごい局面が動きましたね」

昼食アンケートの答えはUNAGI

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中村六段「連盟近くにあるふじもとですが」
井道女流「私はあんまりうなぎを食べることはないんですが、中村先生はどうですか」
中村六段「僕も相当食べる機会無いんですけど、
確か前回ニコ生に出させていただいた時もうなぎでした」

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中村六段「井道さん満面の笑みでしたね」
井道女流「素直なんです。食べ物を目の前にするともうだめですね」

盤上では行方八段が時間をそれほど使わずに▲4三歩。
羽生名人の手は読み筋通りということか。

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羽生名人は握り寿司

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行方八段は鯛めし
量的には行方八段が勝っているか。

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中村六段「すごいですね緊張しちゃいますね」

残り時間は行方八段が▲4三歩と指したところで、
羽生名人が2:30、行方八段が3:35とのこと。

井道女流「どちらを持ってみたいとかありますか?」
中村六段「これはむずかしいですね。
▲4三歩が行方先生らしい鋭い手に見えるので、行方ペースな気がしてきました」

アンケートどちらを持って指してみたいか
後手:羽生名人26.1%、先手:行方八段39.5%、ニャン34.3%。
中村六段「お、これは午前中羽生名人を応援したいという意見が多かったですが、
それを踏まえてもこの数字ですから」
井道女流「先ほど先生が先手持ちと言ったので、
コメントでも先生の信頼ってありますよ」
中村六段「責任が…」

昼休みの詰め将棋の解答の後、正解者から1名に中村六段のサイン入り本をプレゼント。

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中村六段「こんな公開処刑ないですよ」
※後ろで見ている井道女流は書道五段の腕前

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もっけー。
木で出来た鳥。心が動じないということらしい。
中村六段の反撃で井道女流も書くことに。

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※色紙の横においてある手帳はネタ帳です。

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中村六段「いーやーすばらしい」
さいげつりゅーすいのごとし。
月日は流れる水のように早く過ぎる的な意味らしい。

この間に△2五馬▲4二歩成△同金と3手進み、
午後に入って急にペースが早くなりました。

ティロフォン豊島七段から
井道女流「豊島先生こんにちは」
豊島七段「もしもしこんにちは」
井道女流「現地の検討の様子はどうですか」
豊島七段「大盤解説会やっていてあんまり検討できてないんですけど、
あと▲4三歩が意外だったので」
中村六段「急に終盤になって激しくなってきましたけど」
豊島七段「▲4三歩の前の局面は先手が言いと思っていて、
踏み込んだ手を指されたのでやはりいいのかなと思います」
中村六段「▲4三歩以外はどんな手が候補だったのでしょうか」
豊島七段「▲2九飛車が本命でした」
中村六段「豊島さんは今回副立会いで対局室にも入られたと思いますが、
お二人の様子はいかがだったでしょうか」
豊島七段「二人ともリラックスされているような感じがしていて、
出発の時に会場に行方八段がこられたんですけど、
時間ぎりぎりの8時くらいにこられてました。
昨日は羽生名人と同じテーブルで晩御飯だったんですけど、リラックスされていました」
中村六段「豊島さんは羽生棋聖と対局されるわけですけど、
どういったお気持ちというか」
豊島七段「少し参考にしようかなと」
井道女流「意気込みをお聞かせください」
豊島七段「3回目なんですけど2回目よりも実力がついていると思うので、
結果がだせるように頑張りたいと思います」
中村六段「写真が」
井道女流「あ、かわいい」
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豊島七段「ありがとうございます(笑」
中村六段「島根に豊島さんはいかれたことは何回もあるんですか」
豊島七段「島根はあんまりなくて鳥取はあるんですけど2回目ですね。
対局場からお城も近くて川も流れていて自然があっていい雰囲気だなという感じですね」
井道j流「現地のファンの方の様子は」
豊島七段「凄く盛り上がっていて1日目の午前中から大盤解説会をやっていたんですよ。
めったにないことなんですけど、今日も大勢の方が来られています」
井道女流「局面のことをお聞きしたいんですけど、
この後はどういった進行が予想されますか」
豊島七段「やっぱり▲4三歩が本命です。
それ以外は▲2七香、▲2七香もどこかいいところで打ってみたいなと思います」
中村六段「序中盤の形勢はどのようにお感じになられてましたか」
豊島七段「前例がある局面が続いて、△4七歩で確か前例から離れたと思うんですけど、
味わい深い手だなと感心してたんですけど、
次の▲5八金が読みが入っている手なのかなという印象です」
中村六段「勝敗予想ずばり聞いてもいいですか」
井道女流「踏み込みましたね」
豊島七段「予想ーですか。ずっと先手が押してると思うので、
どちらかというと行方さんだと思います」
井道女流「豪華なティロフォンですね今日は」
中村六段「見てる方もコメントで豊島さんに質問が」
井道女流「現地に棋士とか来てますか」
豊島七段「仕事以外はいないですね。大盤解説に菅井君と香川さんがきてるんですけど」
井道女流「お昼はなにたべましたか」
豊島七段「お昼はお弁当でした。幕の内みたいな。
お蕎麦も食べましたがおいしかったです」
井道女流「おやつは?」
豊島七段「干し柿が差し入れされてて、900円って聞いてちょっとびっくりしました。
あとはコロッケとかもありました。
僕は食べてないんであんまり言えないんですけど」
井道女流「ゴールデンウィークは何をされてましたか」
豊島七段「仕事とかが多かったですねやっぱり。
でも棋士だとだいたいそんな感じですかね」
井道女流「実はこっちの二人は…私は両親の実家に行ってのんびりしてました」
豊島七段「ああー」
井道女流「旅行っていかれたりするんですか豊島先生は」
豊島七段「旅行はあんまり行かないですね。
対局で東京に行ってもすぐ帰ってきちゃうんで」
井道女流「最近コンピュータと指してますか」
豊島七段「指してますよ普通に家で。
持ち時間は10秒将棋から3時間とかまで幅広くやってます」
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中村六段「現地はおやつですか」
豊島七段「フルーツ盛り合わせですかねこれは」
井道女流「豊島先生ニコ生出て欲しいってコメントもありますね」
豊島七段「はい、機会があれば、ありがたいことです」
中村六段「確かに関西の方だと、
なかなかどんな解説をしているのか聞く機会がないですからね」
豊島七段「関西だと福崎先生とかすごく面白いです」

ニコ生のおさんじは


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手早くフィルムを取る井道女流と苦戦する中村六段。
井道女流「きっとこういう食レポも慣れていらっしゃるんでしょうねー」
プレッシャーをかける井道女流。

中村六段「うん、なめらか。何層にも分かれてるんでそれぞれ味がいい具合に」
井道女流「口当たりすごいよくて、ムースっぽい感じっていうんですかね。
しかも下にスポンジがあるんで甘いだけじゃなくていいですよね。
これ男性でもいけそうですね、ちょっとすっぱい感じもします。
中村先生は普段ケーキとか食べられるんですか」
中村六段「こないだ金井さんとVSやってて、
詰め将棋選手権の問題やりましたかって話になって、どちらもやってなったので、
せっかくなんで終わったらやりますかってなって、喫茶店行ったんです。
思わずケーキセットが目に入ってきて、2人で頼んで、
最初30分くらいかけて食べて、それから詰め将棋を解き始めると」
井道女流「確かに金井先生もよく食べる印象がありますね。
私金井先生と一緒に子供教室していて、確かに終わったあとよく食べてました」
中村六段「金井君お酒飲めないんでね、甘いものは大好きなんです。
あ、今コメントでフレデリック・カッセルって銀座のお店だって。
そりゃおいしいよなあ、銀座だもんなあ」

食べ終わって
中村六段「ちょっと元気でてきた!」
井道女流「それじゃおまかせします!」

質問メール
うちには8歳の娘がいます。
娘と将棋が指したくて、まずは簡単などうぶつ将棋から教えてるのですが、
私が勝つと泣いてしまうので負けるようにしています。
しかしいくら教えても駒をとろうとしなく、チェスのような盤面になってしまいます。
どうしたら娘が勝てるようになるでしょうか。
中村六段「幸せな質問ですね。
どうぶつ将棋も取ったのを使えるじゃないですか。
使えるのはこんなにメリットがあるんだよというのを、
うまく言葉に直して教えられるといいと思うんですけれど、難しいですねえ」
井道女流「取るっていうのを残酷と思っちゃってるかもしれないですしね。
女の子は集めるのが好きな人が多いですね。
取るのは好きなんだけど使わないみたいな。
ちっちゃい子とかはビーズを集めて何もしない子もいるんですけど、
でもそれを使って何か綺麗なものが作れるじゃないですか。
そんな感じで他のものに例えたり。
私は父に将棋を教わったんですけど、
やるよと言われたことはなくて、やりたいと言った時にやってもらって
ここがよかったわるかったとかはなくて、やりたいと言った時だけやってくれて、
将棋大会とかも連れてってくれました」
中村六段「僕は今思えば上手く負けてもらってたなと思います。
3番勝負だったら2勝1敗で僕が勝ったり、5番勝負だったら3勝2敗だったり。
負けて嫌になっちゃう子の方が多いでしょうから、
その子にあわせた指導ができるといいですね」

お二人の共通点というと1988年生まれ、私も同世代なので楽しく聞いています。
同世代との交流はあるのでしょうか。
中村六段「我々同世代なんですよね。
88年生まれだと関西だと糸谷さん、稲葉さん」
井道女流「女流だと上田さん、熊倉さん」
中村六段「小学校から知り合いっていうのは棋士だと多いんですよね。
僕は上田さんだと8歳くらいから知ってると思います。
他の世界にはあんまりないことなので不思議な関係ですよね。
べたべたじゃないですし」
井道女流「私も同い年ですけど棋士というのか関東の方というのかわからないですけど、
あんまり干渉しないというのがあります。
田舎だと近所付き合いとかもありますし。
ただ熊倉さんも上田さんも一緒にご飯行ったりしますし、
戸部先生の奥様とか比較的交流があるほうだとは思います」
中村六段「学生時代の友達は普通の友達という感じです。
僕が棋士というのは知ってると思いますけど、
具体的にどんな仕事なのかとかはどうなんでしょうねえ」

中村先生は棋聖戦と王座戦で羽生先生と対戦されましたが、
将棋以外で羽生先生から吸収できたものはありますか。
中村六段「いつ見ても自然体じゃないですか、将棋以外では。
とてもよく笑われますし、お話もつきませんし。
それと切り替える時のスイッチのオンオフ、その2点が大きなところかなと思いますね」
井道女流「研究会で行方先生と盤を挟むとききましたけど、
研究会と公式戦で違うところとかはありますか」
中村六段「将棋では教わることばかりなんですけど、普段は優しい先生ですね。
思いやりのある先生で自分の世界を確立されている先生ですし、
行方先生と親しい人は魅力的な人だってみんなおっしゃるじゃないですか。
すごい先生だなと思います。
将棋に関してはめちゃめちゃストイックで、
自分にも厳しくて、その分他の人にも厳しいんですよ。
みなさんお酒のイメージがあると思うんですけど、
すごく連れて行っていただくお店がおいしいところばっかりなんですよ。
グルメというと一言になっちゃうんですけど、センスとかこだわりとか、
感覚とかが研ぎ澄まされていて、食事でも現れてるのかなと思いますし、
すごく楽しい席になりますね行方先生といくと。
他の世界の方とも交流がありますし、
そういう方の話を聞くと面白いなと思いますね」

ここで休憩に。
行方八段は休憩中に▲2七香。
豊島七段がどこかで打ってみたいって言ってましたね。

解説が再開され、
中村六段「難しすぎてさすが名人戦という感じになりましたね。
本局は今までの3局の中では一番難解な展開になってます」

行方八段が棋譜用紙を確認していて、
井道女流「あれは手の流れを見てるんですか?残り時間とかですか?」
中村六段「僕の場合は残り時間が多いですね」
井道女流「記録の立場だと棋譜用紙見せてって言われる方が安心します。
残り時間教えてって言われると計算間違うと大変なので」
中村六段「記録をとっていて千日手指しなおしになったときはありますかって、
コメントで出ましたけどありますか?」
井道女流「はい」
中村六段「誰ですか?」
井道女流「中村先生(笑」
中村六段「え?」
井道女流「凄く昔のまだ先生が四間飛車を指されていたときですけど、
大野先生と指された対局で。
そのときは大野先生が千日手だよねって言って終了しました」

質問メール
最近はものすごいペースで定跡書が出版されています。
買うだけで読まない積読状態になっている本がたくさんあります。
プロの棋士はやはり読まれるのですか。たくさん読むこつとかも教えてください。
中村六段「棋士も定跡書読むの多くて、
読みますけど身についているかどうかは別ですよね。
もう1回読み直して全然覚えてないなとかあります。
漢字とかは書いて覚えるとかあるので、将棋も並べて覚えるとか」
井道女流「この棋譜を見て勉強するとかありますか」
中村六段「棋譜の中に潜んでる、
手に現れてない読みの部分を感じて勉強するというのはありますね」
井道女流「定跡書って買っても読み進められないことはあります。
これにて優勢とか書いてあるじゃないですか。
自分が指さない局面ですと試したくなるんですけど、
必ずしもその局面にはならないですし」

パシッ!
羽生名人は△5八馬。
ぱっと見詰めろのかけ方がわからないので、
一見すると先手にチャンスがありそうな雰囲気に見えてしまうと中村六段。

中村六段「この忙しそうな局面でふわりと△5八馬はなかなか指せないです。
例えば僕が指したらぬるい手だねって言われちゃうと思うんですよ。
だけど羽生名人が指したら違うじゃないですか。
僕はぱっと見の次の先手玉の詰めろが見えないんですけど」

ティロフォン井上九段から
井上九段「こんにちは井上ですーよろしくお願いします」
中村六段「現局面井上先生△5八馬と指された局面ですけど」
井上九段「△5八馬が意外な一手でして、
現地の方では△7六歩で▲同銀なら△5八馬が調子いいんではないかと」
中村六段「単に△5八馬の意味って何でしょうか」
井上九段「それを教えて欲しいんですけど、正直僕わかりませんね、わかります?」
中村六段「僕もわからないんですけど」
井上九段「ちょっと羽生さんが指されたんで深い意味があると思うんですけど、
▲2七香のところでも▲4三歩のほうがよかったのではないか、
というのが久保さんと豊島さんの見解なんですけど」
中村六段「先手からの有力な候補手はありますか」
井上九段「▲4三歩、△3二金には何やったかな、あ、▲4二金ですね」
中村六段「例えば△9七歩と打ちますと」
井上九段「△9七歩には▲9九歩かな。これでどうですかね。
△7六歩が詰めろになるかな」
中村六段「△9六飛車じゃ笑われちゃいますかね」
井上九段「なるほどー菅井君に聞いてこないとあきまへんね。
ははーなるほどーそれは見えてませんでした。なーるほどー。
いずれにしろこれは難しい将棋ですね」
井道女流「井上先生のお写真が」
中村六段「癒されますね」
meijin3-19
井上九段「癒されますか?これ」
井道女流「現地の様子はいかがですか」
井上九段「もうちょっと会場に入りきれなくて、入場制限かかってるような状態です」
中村六段「お越しいただいてる方というのは年齢層は」
井上九段「まあ年配の方が多いんですけど女性の方もいらしてますし、
まだゴールデンウィークの休みをとられている方、遠方からも来られています。
抽選会で当たった方の住所が新潟でした」
中村六段「お二人の空気は」
井上九段「羽生さんはいつも通りというかいつもの羽生さんという感じですね。
行方さんのね、対局開始からすごい気合が乗ってるなというイメージを受けます。
昨日1日目の打ち上げの時は結構酒飲んでたんですけどね。
新聞社の方がもうこの辺でということでお開きになったんですけど」
井道女流「行方先生の1日目と2日目のスイッチが切り替わったんでしょうか」
井上九段「朝のバスの出発するちょっと前に駆け足で来てね、びっくりしましたけどね」

地震が起こって
井道女流「私大きい地震でも起きないらしいんです。ずっと寝てたみたいで。
お母さんが何かやってるのかと思ってたんですけど」
中村六段「それ大物って言うんですよ」
井道女流「でも東関東大震災の時は起きてましたよ」
中村六段「そりゃーそうでしょう」
井道女流「私はそのときは友達の家にいたんですけど、
ちゃんと自分の家に帰れました(キリッ」
中村六段「え?友達はどうしたんですか?」
井道女流「友達は彼氏が迎えに来てくれて」
中村六段「そんな話あるの?友達ひどくないですか?僕の家金井君泊まりましたよ。
家でVSやってて、金井さん帰ってくれとは言いませんでしたよ僕は」
一旦休憩に。

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中村六段「休憩中にいろいろな棋士に聞いていたんですけど、
コンピューターがすごい手を指摘していると聞きました」
その後数手進めて

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中村六段「ここで何かいい手があるんですけどわかります?
▲4三金なんですね。
ここから▲4二金△同飛▲同銀成△同玉
▲4一飛△3二玉▲4四飛成が狙いらしいんですよ。
▲4三金とれないので△2二玉と逃げると△2四歩がいいみたいなんですよ。
これで先手がプラス何百点でいいっていうのがコンピュータの考えみたいですね」
※SS撮ってたんですが上書き保存してしまったので、Youtubeで探してきました。
ごめんなさい。

しかし行方八段はばちっと▲6八金打。

どちらが勝ちそうかアンケート
後手:羽生名人59.4%、先手:行方八段40.6%。
中村六段「羽生補正なんですかねこれは。
でも羽生補正だといい勝負ってことですよね」
井道女流は攻め駒の配置がされているので先手持ち、
中村六段は攻めのターンが回ってきたので後手持ち。

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夕食休憩前の局面。
手番が先手だったら明らかに先手がいいが、後手番なので後手がよく見えるとのこと。

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休憩中も盤上を見つめる行方八段。4分ほどで退室されました。

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そして時間前に戻る行方八段。すごい気合だ。

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将棋会館では解説三浦九段、聞き手藤田女流で大盤解説会。

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僕がすべてを解説します。

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30分の休憩なので夕食は軽め。

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中村六段「2人の対局姿勢を見てると最終盤という感じがしますね」

そうこうしているうちに行方八段は残り25分と宣告され、即座に▲2三歩。
コメントで時間がきれたらどうなるのと流れて、
井道女流「秒読みになって、1手1分以内に指してもらいます」
中村六段「持ち時間9時間は正確に言えば8時間59分までは進んで、
それからは1手1分の秒読みになります」

思い切って初手から解説に。

ティロフォン香川女流から
香川女流「こんにちはー。
今こちら対局室の近くなのでちょっと声が小さくてすみません。
先ほどまで控え室で菅井竜也六段や久保九段、豊島七段の検討をきいていました。
△2五同歩▲2四歩△同玉▲3六銀△1三桂という進行を予想しています」
中村六段「どちらがいいと見ていますか」
香川女流「先手玉がもう少し駒を渡すと詰んでしまう状態なので、
豊島七段と久保九段は後手を持ちたいと言ってました」
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中村六段「ということは夕食休憩前くらいの手がポイントだったのでしょうか」
香川女流「▲6八金という手が勝負どころだったのではというご意見でした」
中村六段「香川さんは名人戦の現地のお仕事ですけど、
どういうことを感じられてますか」
香川女流「名人戦でのお仕事は初めてで、
松江の方は将棋愛が強くて、初日から大盤解説会の席の3/4が埋まっていて、
注目度の高い一戦なんだなと思いました」
中村六段「関西勢でみなさん仲良さそうなメンバーがそろってらっしゃって」
香川女流「立会人の井上九段が菅井六段の師匠で、
師弟トークでなごやかな解説になっています。盤上ではすごい緊迫していますが」
中村六段「香川さんは対局室いかれたりしましたか」
香川女流「初日の朝にいたんですけど、松江は新緑が綺麗でかなり手入れがされていて、
対局室から綺麗な景色が見れます。
大舞台で対局は気持ちいいんだろうなあという気持ちで朝は観戦していました」
井道女流「対局者のお二人とはお話はされましたか」
香川女流「私は全然お話はしていなくてですね、
昨晩は行方八段と同じテーブルの棋士からは、
いろいろリラックスされていたと聞きました」
中村六段「先ほど井上先生もそのような話をされていました」
香川女流「そうですか(笑。
解説を聞くのはすごく楽しいので、今からでも足を運んでいただければと思います。
勿論遠い方は中村先生の解説でね」
中村六段「香川さんのコメントが完璧すぎて恐縮です」

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行方八段の残り時間が15分に。そろそろ仕草に出てきたか。
残り8分で行方八段は▲7六銀と根性で粘りに行く手。そしてそのまま退室。

中村六段「この手は流石に予想されてないはずなので、
時間を使って考えられると思います」
行方八段が戻ると、今度は羽生名人が席を立ちました。

対局場の映像から残り6分ですとか聞こえてくると、兵糧攻め感がすごいですね。
行方八段は▲7一銀と指した直後に席を立ってすごい早足で歩いていきました。
中村六段「トイレに行った事からも分かるように長期戦にしようということですね」
行方八段はすぐに戻りましたが、再度席を立ち、戻り、席を立ちました。
これは明らかに様子がおかしい。
喉のいがいがを取るような感じではないかと中村六段。
そして解説中に今度は羽生名人が退室。戻ってくるとまた行方八段が退室。
羽生名人は解説通りの△6九銀。
井道女流「今の手つきどうでしたか?」
中村六段「若干震えたように見えました」

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最終盤の解説。王様の逃げ方次第で綺麗に詰む順がありますが、手順が長い(笑。
行方八段は1分将棋に。羽生名人は余裕のオレンジジュース。
そして行方八段が飛車を取ると、羽生名人は席を外しました。
中村六段「俺はトイレに立てるんだぞと。まあ実際は何も考えて無いんでしょうけど」

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合い駒をするか王様が逃げるか。辛い時間帯の行方八段。
この後中村六段の手順通りに進み、行方八段の投了となりました。

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詰み上がり図は歩や銀が消える綺麗な詰み。

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放送後のアンケートもいい感じに。

ということで第3局は羽生名人の勝利となりました。
私は行方八段がリードしていることや、
今日の昼食で行方八段の方が量が多かったこと、
昨日行方八段がお酒を飲んでリラックスしていたこと、
などなどで行方八段が勝つ流れなのかなと思って見ていたのですが、
羽生名人の△5八馬から夕食休憩までの間に、
いつのまにか羽生名人が逆転したような1局でした。
行方八段今夜は自棄酒かな?

名人戦第4局は5月20日と21日、
ニコ生では20日が解説に加藤一二三 九段、聞き手に山田久美女流四段、
21日は解説に渡辺明棋王、聞き手に室谷由紀女流初段で大盤解説会が放送されます。
このシリーズは1局目~3局目まで全て違う戦型ですので、
第4局もどのような戦型になるか注目です。

第27期竜王戦第3局初日が終わる

森内俊之竜王に糸谷哲郎七段が挑む第27期竜王戦七番勝負第3局は、
糸谷七段の封じ手で初日が終了しました。

糸谷七段といえば竜王戦では前夜祭から凝った挨拶をしていますが、第3局は
「31日のない月の数え方で『西向く士(さむらい)(二月、四月、六月、九月、十一月のこと)』
というのがありまして、11月は侍の月という印象があります。
侍のように 戦っていけたらと思います」とのこと。毎度毎度ぶっこんできますな。

ニコニコ生放送では9時から、
解説に中村太地六段、聞き手に鈴木環那女流二段で大盤解説会が始まりました。

中村六段
糸谷さんが2連勝でむかえた。
勝って王手をかけて勢いに乗っていくのか、森内竜王が踏みとどまるのかが見所。

森内竜王の4手目を見て
中村六段「角換わりを予想してましたが、そうなりそうですね」
鈴木女流は嘘矢倉もあるかなーとのこと。
内容も結果も糸谷さんが上手く指していて、
森内竜王は少し戸惑っている部分があるのではないかとのこと。

森内竜王が角を交換するタイミングで少し考え、
中村六段が角を交換しない場合の定跡を解説。
電王戦タッグマッチで中村六段が、
加藤九段や森下九段と指した時は角交換を拒否しての雁木でした。
しかしこの将棋は主導権が先手に行きやすいとのこと。
△4四歩だと嘘矢倉、△5四歩だと中飛車になるところで、
次の一手アンケート
△7七角成38.7%、△4四歩35.4%、△5四歩8.7%、その他17.1%。
アンケートの最中に森内竜王は△4二銀。その他になった。
角換わりの定跡手順に合流する場合が多いが、微妙に先手の棒銀を消しているらしい。

リレー質問
中村修九段から中村六段へ
NHK深夜の番組とニコニコ生放送、どちらがやりやすいですか。
毎週水曜日の夜中にNHK出させていただいてる。
HYという歌手の方はCDにサイン書いてもらったりいい人。
いろいろな事にアンテナを張るようになった。
ただし一般的な立場で見ているというのを求められていると思うので、
あまり気負わずにのぞんでいる。
この答えは簡単でしょう。ニコニコの方がめちゃくちゃやりやすいですよ。
こちらの方がより自然体でやれるので。
将棋のことでほとんど話すのでやりやすい。
放送時間も長いので自分の自由なように話すことができる。

ちょっと進んだので手順だけ解説。
かちゃかちゃ音がしたので対局場を映したら、もう糸谷七段がいなかった。
中村六段曰く普段から頻繁に席を立つが、
まさかタイトル戦でもここまで立つとは思わなかったとのこと。

藤田女流から鈴木女流へ
休みの日は何してるんですか。
鈴木女流「それがですねー何もして無いんです」
中村六段「いやいやいやそれは無しです」
すごい寝ちゃうんですよねー。正直延々と寝れる。3時くらいとか。
寝るのは1時とか2時とか。
後はたまったビデオを見ている。
Nのためにというドラマにはまっているらしい。
映画も見る。洋画がどうしても多くなってしまうが、
あまりにもカップルが多いと一人で見るから嫌。映画は一人で見るもの。
他には習い事もしている。
中村修九段の奥様に綺麗な朗読とか話し方とか手紙の書き方とか習っている。
前英会話に通っていたが、1年マンツーマンで通ったのに何を学んだんだろう状態。
明日2人は秋田国際教養大学で将棋を教える授業をするが、
授業は全部英語で、半数くらい留学生な大学らしいので、どうしようかと言っていました。

森内竜王の覆す力という本の中で、若手棋士と指す時に一番怖いのは、
どんな研究が跳んでくるか分からないところと書いてあったとのこと。
中村七段曰く糸谷七段の角換わりはみんなの研究+独自路線。

鈴木女流の言う糸谷七段と中村六段の共通点
早稲田大学と大阪大学という文武両道。
中村六段が思うのは同い年で、17歳に棋士になった。
角換わりの本を出している。
角換わりの本といえば島九段の角換わり腰掛け銀研究が名著中の名著。
鈴木女流はこれを覚えたらタイトル取れるよとまで言われたらしい。
中村六段は糸谷七段について、
大阪なので普段の交流はあまりないが、会えば話すし糸谷七段は話すのが好きな性格、
ムードメーカー的存在とのこと。
鈴木女流「哲学の話題をうっかり振ったら、
カタカナ語がいっぱい飛び出してわけがわからなかった。ずっとぽかんとしてた」

中村六段の解説
角換わりは香車が一つ上がるといったような、
細かい駆け引きになると時間を使うことになるが、まだ早い進行になるだろう。
森内竜王が△7四歩を突くのか、同型角換わりになるのか、5二の金がどのにいくのか、
この3つがポイント。
最近プロ間で後手に有力な手が見つかったが、
森内竜王がこの手を指すかどうかもポイント。
八代四段がその手を指して勝っている。
先手からの仕掛けがあると言われていた形で、八代四段が新手をだした。
1週間はたったかなー。正解は△4三金直。
なんてことない手だがこれが新手で意味が深いらしい。
△4三歩だと先手の▲4六歩が返し技でいい手で、
後手が持ち駒がなくなってしまっているので指す手が無い。
△4三金直だと歩を持っているので、先手の角を歩を打って取る手があり、
先手が角を助けるのが大変。
※10月23日の竜王戦での対局で、対局翌日に三枚堂四段はTwitterで、
個人的にはその局面で手が作れないことに驚いたと感想を述べています。

盤上では角換わり腰掛け銀の同型から、糸谷七段の先攻になりました。
通常は4、2、1、7、3筋の順番に歩を突き捨てて先手から攻めますが、
糸谷七段は2筋の突き捨てをせずに4、1、7、3筋を突き捨てて仕掛ける新工夫を見せます。
中村六段は新工夫なので森内竜王は長考するだろうとのこと。
ponanzaは森内竜王に+18。糸谷七段は新手を出して席を外すマイペースっぷり。
また席を外したとのコメントに、
中村六段「盤の前でぶつくさうるさいよりもいない方がいい」
NHKとは違って案外フランクな言葉を選ぶ今日の中村六段です。
次の一手アンケート
△3五同歩51.1%、△4四銀24.5%、その他24.3%。
中村六段は考えてるなら△3五同歩じゃないかなーとのこと。

宣伝タイム2015将棋カレンダー
鈴木女流「10代か20代くらいの森内先生ですが、皆さん見比べてください。
まったく変わってない」
羽生さんの写真になると、「どの対局だろう?」と盤上の駒を凝視する中村六段。
なんと税込みたったの1700円!買う一手!とのこと。

そして森内竜王はその他の△8六歩。受ける手ではなく反撃に。
鈴木女流「△8六歩を突いた局面。糸谷七段はいらっしゃらない」
中村六段「はははは」

質問メール
今年中にやろうと思っていることを教えてください。
私は初心者なので、何か一つ戦法を覚えたいです。
今年も早くて…
鈴木女流「昔は早く二十歳になれと思ったが、今は時が止まらないかなーと思ってる」
新しい刺激が無いと時が早く過ぎるように感じるらしい。
鈴木女流はやり残していることがあまりにもありすぎて、
横歩取りをマスターするとか、8週間で横歩取りを勉強します。
鈴木女流「部屋の掃除もしたいなぁ。いろいろ捨てたい」
中村六段は今年はタイトル挑戦するのが目標だった。
中村六段「何も出てこない。どうしよう」
鈴木女流「将棋のルールを英語で説明できるようにする(キリッ」
中村六段「1月にニコ生呼んでもらって、2人で英語で解説しますか?」
これは1月にまたこのコンビで解説ありますかね?

糸谷七段と豊島七段は共通点を見つけられないほど対照的ですが、
関東と関西でめんつゆの味が違うように、将棋も関西風の棋風とかありますか。
個人個人でスタイルがある。
豊島さんは王道を行く手本になる棋風。糸谷さんは独創的。
豊島さんはおっとりしていて、糸谷さんはよくしゃべってる。
関東と関西でも棋風が違うと思う。
昔は関西は実戦派で勝負術、関東はポイントを重ねて地道にやっていく将棋だった。
最近は棋風の差はなくなっている。
インターネットも普及して交流もあって、
最近はむしろ関西の方が研究が深いんじゃないかと思うくらい。
関西はファミリー感がある。一体感があって仲間意識が強い。
第1局の関西の若手がハワイまで応援に行ったのは関東ではありえない。
中村六段「ハワイはめちゃくちゃ行きたいですけど…」
海外でのタイトル戦は対局者以外は楽しいんですよとうらやましがってました。
※中村六段は四段のときに、
渡辺竜王対羽生名人のフランスでの対局の記録係りをしています。

中村六段「女流同士って休みの日とか一緒に何処か行くんですか?」
鈴木女流「一緒に仲良くしている『写真は』よく見ます」
上田女流は小さいときから何かあったら電話したりする仲で、
一緒にいてほっとするのは藤田女流らしい。

ponanzaは森内竜王の+266。
先手の歩の突き捨てを3回取って、4回目を手抜いて3歩持ってのカウンターでしたが、
ponanzaはカウンターが厳しいとのこと。
ponanzaは腕力がすごくあるので、評価値も特徴的と中村六段。
力攻め将棋が好きなのかな?

中村六段はこの局面は先手の2筋の突き捨てが入っていると先手が少しいい、
と思っていて、入っていないから五分くらいじゃないかとのこと。

奨励会と今で糸谷七段が変わったと思うところはありますか。
糸谷さんとは棋士になってからも8年になる。
彼は昔の方がとんがってた。信念がある。譲らない。発言が自信満々で大胆だった。
割と最近はいろんな人の意見を参考にして自分の考えを作っていってる。
棋士になるといろいろな人に会うし、話す機会も多いから。
中村六段「信念がありそうなのは永瀬さんとかじゃないですか?
とんがってる感じじゃなくて柔らかいですけど」
鈴木女流「私はなにひとつ、勝負に甘いところとかもかわってない」
※この二人はメールをネタにどんどん話題が変わっていって、
コメントで20代しゃべり場と書かれてました。
NHKで場数踏んだらニコニコ生放送では自然にできますよねー。

鈴木女流が自分の誕生日が11月5日で、
同じ5日の人が将棋界には多い、5人知ってると言ったところで、
中村六段「それ30分の1くらいだから普通じゃないですかね?
同じ誕生日の人って365分の1に見えて実は違うんですよ。
これは運命だとかだまされないでくださいよ」
※誕生日のパラドックスというやつで、
23人いれば同じ誕生日の人がいる確率が50%を超えます。
コメントでマリリンモンローと出て、
中村六段「そうなんですよマリリンモンローと同じ誕生日みたいで」
鈴木女流「将棋界のマリリンモンロー」
中村六段「発言が適当になってる」

昼食の話題になって
中村六段「環那さんは朝食は何食べたんですか」
鈴木女流「ローストビーフのサラダと…」
中村六段「いやおしゃれだなーやっぱりちがうなー」
鈴木女流「言うんじゃなかった」
この2人の雑談はずっとこんな感じで、楽しそうというかフランクというか、
放送なことを忘れて普通に話している感覚でした。
その後引き角君の話をした後、引き角君の飯島七段に
鈴木女流「これは何かお礼が来ないと」
中村六段「これはお歳暮こないといけないですね」

昼食予想アンケート
パスタ13.1%、カレー5.9%、フレンチ5.6%、そば5.6%、
うなぎ17.7%、和定食14.5%、SUBWAY37.5%。
中村六段「これ当たった人には何も無いんですか?おめでとうだけですか?」
鈴木女流「それじゃ中村六段からおめでとう…」
中村六段「絶対ばかにしてるでしょ?」

昼食休憩が明けて正解発表に。正解はうなぎ。食後にSUBWAY。
この後控え室の様子を映した写真に、中村六段の著書が映っていて、
中村六段「ありがとうございます。これちょっとマージン払わないといけないんですか?」

詰め将棋の解答後中村六段の角換わり本のプレゼントに。
鈴木女流「かつてこんなイケメンな表紙の将棋の本ありましたか!?」
中村六段「なんか今日はべたほめで」
鈴木女流「今日だけですよ」
両者「HAHAHAHAHA」
その後深夜のアメリカン通販みたいなノリで宣伝してました。

現地から引き角先生こと飯島七段から電話
青空将棋教室で飯島七段と鈴木女流が一緒だったらしい。
控え室は検討している。
1日目なんでのんびりした感じの進行かと予想して、
森下九段がいるのでモリシタ集めでもしようかと思っていたら、
将棋が急戦になったのでモリシタ集めができない。森下九段が目の前にいる。
中村六段もやったがあまり集められなかった。
さっきの中村六段の本は飯島七段が持参したらしい。
対局者の様子はまったく見ていない。
午前中は控え室に森内竜王が顔を出しに来た。
検討で▲8二歩は検討されてなかった。
ponanzaが森内竜王の+378だが、飯島七段も後手がいいと思っているらしい。
中村六段もこの形なら先手に主導権があるというわけでもないし、
7筋8筋に歩を打って攻める楽しみがあるので後手持ちとのこと。
最後に飯島七段が、引き角君ハンカチがブルーだけだったが、
グリーンとイエローとピンクが出たのでよろしくと言ってました。

どちらが優勢かアンケート
森内竜王54.0%、糸谷七段46.0%。
糸谷七段はおやつが届くと席に戻って、おやつをがん見していました。

ニコ生にもおやつが届きました。
今日のおやつはとろけるスフレカステラ byカステラの銀座文明堂

中村六段「まずは食レポのお手本見せてもらおうかな」
鈴木女流「そういうの止めてもらえますか」
食べ終わってもう終わったと残念がる中村六段に
鈴木女流「私昨日誕生日ですから!ケーキきっと用意してくれてますよ!」
動揺するスタッフ。

ここまでの消費時間は糸谷七段が1:57に対して森内竜王が2:25。思ったより差はなさそう。

おやつ休憩後どちらを応援しているかアンケート
糸谷七段12.8%、森内竜王26.6%、中村六段23.7%、鈴木女流36.9%。
鈴木女流「私ニコニコ好きだー!」

質問メール
将棋の駒の思い出はありますか。
鈴木女流
駒は長く使えるものなので、小学校3年生の終わりの時に初めて将棋道場に行って、
席主の方にすごくかわいがられて、なくなられたときに駒をもらった。
原田先生がなくなられたときに、女流二段になったら駒をプレゼントするよと言われてて、
二段になる前になくなられたが、二段になったときに奥様からもらった。
※鈴木女流の師匠は故原田泰夫九段です。
中村六段
最初は元々家にあった折りたたみ式の盤と駒をつかっていた。
プラスチックの駒の王将をタイムカプセルに入れていて、
成人式で10年ぶりに掘り返して、ああ、あの時の駒かと思った。
鈴木女流「10年後って想像できますか?」
中村六段「10歳の時の20歳は想像がつきませんでしたけど、
今はあまり変わってないだろうなとか」
鈴木女流「結婚?」
中村六段「結婚…できるかな…」
鈴木女流「ダイジョーブデスヨセンセ、スグデキマスヨ、ハイツギイキマース」
自分で振っておいて落としに行くスタイル。 

ここで現地で立会人の森下九段から電話。
ずっと拝見していました。
モリシタ集めは3通りの声がありまして、普通の声と低めの声と高めの声と。
低い声と普通の声はいいんですけど、高い声は相当恥ずかしいんですけど。
鈴木女流「どんな声でしたっけ?高い声」
森下九段「いやあの…恥ずかしいんですけど」
今日の鈴木女流はベテランの先生相手にも攻め込むなあと思いました。
森下九段も三段くらいまでいったらしい。
中学生時代の写真もでてくるが、
森下九段「自分で言うのも何なんですけど結構かわいいんですよね」
森内さんは百戦錬磨だが、糸谷さんも自然体で大豪同士で戦っているような感じ。
糸谷七段の▲8二歩に驚いた。昔奨励会でこういう歩は打ってはいけないと教わったから。
森内竜王の△6二金も驚いたが、若い頃は王様の堅さに手が行くが、
ベテランは王様が薄い方に手がいくので、森内竜王のベテラン感が出たかなと思う。
これを聞いていて、谷川会長が色紙に書く、
松尾芭蕉の「名人危所に遊ぶ」から取った危所遊という言葉を思い出しました。

質問メール
指導や稽古のとき、昇段祝いや誕生日祝いなど、
今までもらった物の中で特に嬉しかったものは何ですか。
鈴木女流
何もらっても嬉しい。地元の日本酒おいしい。至福のひと時。
誕生日は毎回二十歳の誕生日おめでとうございますというメッセージと、
中にキーホルダーとか入っているプレゼントが来ます。
中村六段
ネクタイとかもらっても嬉しい。スーツの中に着るベストを頂いた。
対局で使えるものということでもらったので、対局で着ている。

その後服の話になり、NEWS WEBの服は自前とのこと。
ストライプは画面がちらつくからだめとかあるらしい。
録画を見て前何着たか確認とかもするらしい。

アメリカに留学中の将棋ファンです。
先ほど英語で将棋の解説をするとお話していましたが、どう説明しているんですか。
私はチェス用語を使っていますが、将棋のよさが伝わってないように思えます。
チェスの駒と同じ名前を使う。成るはプロモーション。持ち駒はピースインハンド。
英語で同じマスに2つの駒をおくことが出来ないとか、
初心者の方だと説明しないといけないが、何て言っていいのかわからない。
中村六段は駒の動き方とかはもうディスとか言って指差すらしい。
インターナショナルスクールに堀口弘治七段と一緒に将棋を教えに行った。
将棋については堀口先生が全部英語で説明した。
その後みんなで対局となって、
事前には通訳の人がいるから大丈夫ですよと言われていたが、
通訳の人が他の場所で忙しくて、ボディーランゲージ交えて説明が大変だったらしい。
ただ単に直訳すればいいだけじゃなく文化的背景も踏まえて英語にしないといけないから、
堀口先生も通訳の人に聞いて参考にしてたとのこと。

昨日のNEWS WEBから短時間でのお仕事ご苦労様です。
※1時前に家について、2時過ぎから3時前くらいに寝る。頭が冴えてすぐには寝れない。
お疲れと思うので、いきものがかりについて語ってください。
中村六段はいきものがかりというアーティストが好き。
有名なものだと「ありがとう」という曲。
デビューした頃から知ってる。「SAKURA」っていう曲でデビューした。
昨年ライブに友だちと2人で行った。東京のチケットがとれなくて大阪までいった。
生で聴く歌がすごくて感激してさらに好きになった。
来年ツアーが発表されて、また行ってみたいなと思う。
まず曲がいい。勇気付けられる曲が多い。
将棋年鑑で聞かれる、好きな曲は何ですかという質問で、
棋士で一番多いのがいきものがかり。
「なくもんか」が大好き。プロモーションビデオが最高にいい。
「笑顔」とか、あげたらきりがない。

森内竜王は手が広い局面で攻める手を選択。
このシリーズの森内竜王は攻める方が多いような気がします。
去年受け潰しで名人位を守って竜王位を取り、
今年攻め潰されて名人位を失い棋聖位奪取に失敗し、
そして竜王戦という流れなので、
今シリーズはあまり鉄板流という手が出ていないというか、
積極的か暴発かすれすれというような手がよく出ているように思います。

第21期竜王戦でパリで記録係りをしていたと思いますが、
渡辺竜王が、羽生さんに人生観と将棋観をくつがえされてしまった、
と言っていましたが、記録係りとしてどのような思いで見ていましたか。
第1局の将棋で羽生さんが勝ったが、勝ち方が人が思いつかないような感覚だった。
渡辺竜王が穴熊で羽生さんが右玉で、穴熊の渡辺竜王が攻めて、
普通に考えたら羽生さんが苦しいのだが、進んでみたら羽生さんの完勝だった。
先入観にとらわれず、穴熊が攻めているのに右玉で勝てると判断した。
その感覚が渡辺竜王にはなかったと本人も述べていて、衝撃だったんでしょう。
思いがけない手を指されて渡辺さんの方が翻弄された。
第1局を引きずった形で3連敗したが、
第4局で打ち歩詰めの変化で渡辺竜王が勝って、それをきっかけに4連勝した。
私は渡辺竜王ほど羽生さんの指し手には衝撃をうけなかったが、
羽生先生の指しまわしが独特で、自分自身の世界を持って指しているなと思って、
すごい世界を持っているなと思った。
トッププロだとだいたい似たような感覚になると思うが、羽生さんだけは何か違うと思う。
いろんな人と盤を挟むと、1局挟めば相手の棋風とかもわかる。
パリは対局者じゃなかったのでとても楽しかった。物価は高い。
牡蠣も有名だが、対局前日に記録係りで牡蠣はまずいかなと思って食べなかった。
中村六段は海外旅行が好きで7回くらい行ったことがある。
鈴木女流はハワイとグアムしかないと言っていましたが、
それでも十分じゃないかと思いました。

その後休憩中にponanzaの評価値が森内竜王の+600↑まで上がりました。
計算が進むにつれて+500↑と+600↑を行ったり来たり。
まだ1日目なんですけどほんとかいな。
中村六段によると森内竜王の歩を取りつつ手を渡した△3五歩は、
2筋の突き捨てが入っていると成立しない手で、
突き捨てをしなかった糸谷七段の工夫を直接とがめにいった手らしい。

森内竜王はもう封じ手になるんでしょといった雰囲気で、
巾着袋を閉じて身支度をし、立会人の森下九段も入室。
流石に指さないで封じ手でしょうとのこと。

封じ手予想アンケート
中村六段「お互い一手挙げましょう」
鈴木女流「それじゃ私▲2四歩で」
中村六段「取っちゃうんだ、僕のやつ。それじゃ▲4五桂で。
もう一手くらい環那さん示してくださいよ。今日は環那さんの日ですから」
鈴木女流「そうなんですか?もう終わりなんですけど初めて聞いたんですけど」
候補は▲2四歩、▲4五桂、▲7四歩。くらいみたいです。
定刻が過ぎても考える糸谷七段。
鈴木女流「ここに来て一番集中して考えているように見えるんですけど」
この後前傾姿勢になって、
中村六段「まだ考え…、あ、封じる意思を示しました」
行動が読めない糸谷七段である。

ryuou201411060101_64
注目の封じ手ですが、ちゃんと糸谷七段が撮影を意識して渡しましたが、
渡すシーンの時間が長すぎて場内で笑いが起こりました。封じ手って難しい。

最後に、恒例のリレー質問を考えている鈴木女流に、
中村六段「鈴木さんならきっといい質問するんだろうなー」
ハードルを上げていく中村六段でした。

今日は初日ということもあって雑談多めの解説会になりましたが、
中村六段も鈴木女流もリラックスした感じで、
とても楽しい雰囲気の放送になりました。
中村六段も鈴木女流も放送慣れしているというか、
特に中村六段はNHKで鍛えてますからねぇ。
コマンドー風に言えば、余裕のコメントだ、場数が違いますよ、といった感じでした。
ponanzaは+500↑で森内竜王が優勢だと強気の評価値ですが、
明日の2日目はどうなるか楽しみですね。

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覆す力
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屋敷九段の忍者な?エピソード

第83期棋聖戦を振返る


羽生善治棋聖に中村太地六段が挑戦した第83期棋聖戦の、
ニコニコ生放送でのシーンを振り返る動画です。
最初は広瀬章人八段と藤田綾女流初段の同世代解説、
2番目は高橋道雄九段と中村桃子女流初段の師弟解説ですが、
3番目に登場する忍者屋敷こと屋敷伸之九段のエピソードをひとつ。

屋敷伸之棋聖が南芳一王将を挑戦者に迎えた第58期棋聖戦5番勝負の第5局、
前夜祭から小説家の団鬼六先生、お酒ギャンブル何でもござれの森けい二九段、
立会人の高柳敏夫八段と真部一男八段を交えて大盛り上がりでした。
この時は二十数人が中広間を囲むように座って、仲居さんが次から次へとビール、お酒、
水割りセットを持ってくる普通の宴会みたいだったようです。
ゲストの団先生は屋敷棋聖から電話で応援に来て欲しいと言われたそうで、
前夜祭では「ところで、芸者は何時頃、来るのでしょうか」と言って大爆笑だったとか。
他にも南王将と高柳八段の、
UFOいるいない大論争や(南王将が大阪の岸和田で野球をしていたら見たと言った)、
大山康晴先生の棋聖戦での昔話で花を咲かせていたようですが、
屋敷棋聖はそれを横で聞きながらオーオーと笑っていたようです。

後藤元気編「将棋エッセイコレクション (ちくま文庫)」より

「まさか、あの時間から屋敷さんを連れて飲みに行ったのじゃないでしょうね」
というと団先生、アホ吐かせ、俺は痛風だぞ、と、いばるようにいった。
「屋敷君と二人でラーメン、喰いに行ったんや」「ラーメン?」
ラーメンだけというのも何やから、ビール二本ばかり飲んだけど、というので私は呆れた。
「あんな時間からラーメン喰べに行く事、ないじゃありませんか、
屋敷さんにとってはラーメンより睡眠の方が大事なんですよ」
「そんな事いうたかて、屋敷がラーメン喰いたい、といいよるから仕様がないやんけ」
あの時、ラーメン喰えなかったから、次の日将棋に負けたといわれると困るやろ、
そやから連れて行った、と、いうのである。
そして、チラと周囲を見廻るようにして団先生は私にいった。
「驚いたなあ。屋敷、ラーメン、二杯、喰いよった」「ええ?二杯も」
「うん、ラーメンと冷やし中華、二杯ぺろりと平らげよった」
そして、明日は矢倉でもやるのか、振飛車でやる気か、ここだけの話、教えろ、
なんて下らない事、先生、しゃべったようだが、それでも十二時にはその店を出て、
屋敷さんを部屋まで送りとどけ、
俺は野天風呂へまた入りに行ったというので私はまずまず安心した。
すると団先生、また、驚いたなあ、と、いうのだ。
熱海の湯は痛風に効くというので長時間、一人で湯に入ったり、
出たりをくり返していたら、
うしろでガラガラと戸が開いて屋敷さんが野天風呂に入って来たというのだ。
「痛風はまだ痛みますか、といって裸の屋敷がひょっこり入って来よった。
あら、ほんまに寝ない子やねえ、明日の対局の事なんか全然、考えとらんみたいや。
頼むから寝てくれといいたくなった」


屋敷九段は、動画では将棋をやっていると順位戦とかで遅くなり、
生活が不規則になると言っていますが、
上記を見ると自分から進んで夜更かしに行っているじゃないかと突っ込みたくなります。
また、結婚して生活が変わった、普通の人になった方がだいぶいいというのがわかった、
言っていますが、2000年の11月に結婚した後の成績は、
2001年度は勝率.604、2002年度は勝率.681、2003年度は.743と、
C級1組で14年も足止めされた棋士には思えない成績をあげました。
馴れ初めを聞かれて言葉を濁す屋敷九段ですが、インターネットは広いもので。

屋敷師範ご結婚~~~いざ 豊饒の海へ bon voyage~~~より

【速攻忍者流】
夏合宿がおわり、今度は屋敷師範のまっしぐら攻撃が始まった。
棒銀一直線という感じで、食事に誘う。・・・ボートに誘う。
笠井ママの証言によれば、
ハイテクと一番遠くにいるはずの屋敷師範が携帯電話を持ち歩き始めたという。

初めは屋敷師範のことをよく知らず、適当におつきあいしていた順子さんだが、
だんだん屋敷師範の包容力に惹かれていくようになった。
「ええ、・・・・・・・・まあ・・・・・」しか言わない屋敷師範が、
順子さんには、言葉を尽くし、手順を尽くし最善の寄せにでた。

今年になってからは、一緒に住むようになった。
順子さんは、専属のスタイリストにもなった。
しかし、将棋は、他の人に教わっている。
まだまだ師範に教えてもらうには早いと思っているのかもしれない。

育成会で、負けた時、自分の将棋の情けなさに、順子さんは涙が出てくる。
山手線を何周回っても、涙は枯れない。
屋敷師範は棋譜を並べて、最後に、「順子、よく頑張ったね」という。
順子さんの悔し涙は、突然うれし涙に変わる。
ノブちゃんの大きな人柄に、この人を選んで良かったと思う。
この人に選ばれて良かったと思う。


このイケメン忍者である。

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羽生王座対中村六段を先崎九段が解説

「タイトル戦 徹底解説 #638 その0」
第61期 王座戦 第5局羽生善治王座 vs 中村太地六段


「タイトル戦 徹底解説 #638 その1」
第61期 王座戦 第5局羽生善治王座 vs 中村太地六段


「タイトル戦 徹底解説 #638 その2」
第61期 王座戦 第5局羽生善治王座 vs 中村太地六段


2013年の10月に行われた第61期王座戦五番勝負第5局、
羽生善治王座対中村太地六段の対局を、
先崎学八段(現九段)が解説、早水千紗女流三段が聞き手をする動画です。
2012年も中村六段は羽生王座に挑戦し、この時は0-3で敗れていますが、
このシリーズは大熱戦で、第4局は中村六段が王座奪取まで後一歩に迫るも、
羽生王座が土壇場でひっくり返し、第5局を迎えました。
ちなみに第4局は2013年度の名局賞に選ばれています。
羽生王座も中村六段も子供の頃八王子将棋クラブに通っていて、
中村六段が子供の時に、羽生王座に飛車落ちで指導対局を受けた時もある間柄です。
この対局は投了図が美しいと話題になりましたが、
対局直後にTwitterで、一人一人にお礼を返していました。

いささか私的すぎる取材後記より「第16回 after the fight 戦いの後で

「あれすごかったスね。ツイッター。寝ないで書いてたんじゃないスか?」
中村は言った。
「すごいたくさんの方に応援していただきましたから。
一部の人だけに返事をするっていうのは失礼ですよね・・・。
有難うございましたって気持ちだったんですよ。
勝って感謝を伝えられたら良かったんですけど・・・」


中村六段は今年の王座戦も準決勝まで勝ち残っており、
竜王戦でも4組で優勝して決勝トーナメントに進んでいます。
また、今年の4月からNHK「NEWS WEB」水曜日にレギュラー出演されていて、
活躍の場を広げている期待の若手です。
王座のタイトルホルダーは勿論羽生王座、竜王は森内竜王ですが、
トーナメントを2回勝つと準決勝で羽生四冠とぶつかります。
今年の羽生四冠は名人戦、棋聖戦と異常な強さですが、
タイトルを取るには越えなければいけない壁です。
関西の豊島将之七段と共に早くタイトルを取ってほしい棋士の一人なのですが、
将棋の強いおっさんがなかなか衰えないどころか強くなっていると言う大問題が…。

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王将戦は渡辺王将がフルセットの末防衛を果たす

渡辺明王将に羽生善治三冠が挑戦している第63期王将戦七番勝負第7局は、
後手番の渡辺王将が勝利し、フルセットの末の防衛を果たしました。

最終局と言うことで改めて振り駒がおこなわれ、羽生三冠の先手となりました。
最近の渡辺王将は後手番では振り飛車を多用していますが、
勝った方がタイトルホルダーとなる決着局でもゴキゲン中飛車を採用しました。

ニコニコ生放送では初日の解説が中村太地六段、聞き手が安食総子女流初段でした。
4手目に△5四歩と突いてゴキゲン中飛車の態度を決めた渡辺王将に対し、
羽生三冠がそうきたかーと言いたそうな反応をして、
中村六段「ここまであからさまな反応は面白いですね」
羽生三冠はどう対応するかというアンケートでは
超速3七銀53.6%、超急戦18.2%、丸山ワクチン9.3%、一直線穴熊11.2%、その他7.7%、
となり、各対策の序盤講座になりました。
羽生三冠は超速3七銀戦法を選択しましたが、
これは2014年4月に新四段となる星野良生奨励会三段が編み出した戦法で、
2010年度の将棋大賞で升田幸三賞を受賞しています。
朝食は何を食べましたかという質問には、
中村六段がスムージー、安食女流は餡ドーナツと答えていました。
スムージーがおされな朝食なんだろうか。
森内竜王名人からのリレー質問、米長先生との思い出を語ってくださいには、
奨励会の級位者の時、月一回奨励会の将棋を観てもらっていた、
中学二年の時に負けた棋譜を見てもらって、どこが悪かったと思うかねと聞かれて、
ここと答えたら急所と違う所だったらしく、全然反省する場所が違うといわれた、
目先の利益にとらわれる手を指して負けている、
君が指した手は平社員の手だ、上に行くには経営者の手を指しなさいと言われた、
なくなるときに病室へ見舞いに行って、ベットの上でも将棋界の運営のことを語っていて、
なくなる1日2日前でもそうだった、と答えていました。
室谷女流からのリレー質問は西部の試合を見に行きますかでしたが、
安食女流は早速開幕戦を見に行く、年に1回なのでと答え、
確かに開幕戦は年に1回ですねと突っ込まれていました。
中村六段といえば振り飛車党から居飛車党に乗り換えた棋士ですが、
乗り換えた理由の質問メールには、振り飛車しかできないと戦法を狙い撃ちされてしまう、
将棋の楽しさを半分しか味わえない、
奨励会三段のときだとリスクがあるから、
四段になって1年くらいたったときに居飛車党になったと答えていました。
羽生三冠は超速3七銀戦法を選びましたが、その後急戦ではなく穴熊に組む順になり、
渡辺王将もそうきたかーと言いたそうな表情をしていました。

昼食休憩後の詰め将棋の後は中村六段のサイン本プレゼントコーナー。
字が下手なんですけどと言いつつ「木鶏」という字を上手に書いていました。
筆ペンの持ち方は独特でしたけど。もくけいと読むらしいです。
闘鶏では心が動じない鶏が一番強いということで、
まるで木で作られた鶏のように泰然自若という意味だそうです。
横綱双葉山が連勝記録が止まった時に、
未だ木鶏たりえずと言ったエピソードからその字を書くようになったそうです。
羽生さんの昼食のわさび丼はわさびが袖につくのではないかとの指摘には、
羽生さんは和服でも着るのが早いので、一旦脱いで食べているのではないかとの分析。
これが羽生さんと2度タイトルを争った人の観察眼か。
おやつの時間にはどちらを持ちたいかアンケート。
羽生三冠84.9%渡辺王将15.1%と何だこの羽生人気は。すごい。
おやつもコーヒーと金箔がついたケーキ。すごい。
渡辺王将はコーヒーのみで、体重を気にしていると思われます。
現地のおやつタイムでは渡辺王将が席を外した後に、
記録の川崎三段まで席を外し、川崎新手と大盛り上がりでした。
部屋におやつが用意されるらしく、それを食べに行ったそうで、
羽生さんが一人ぽつんとおやつを食べる変な番組になりました。
盤上では駒組が進み、羽生三冠は穴熊に金を寄せて固める順が残っていますが、
渡辺王将も角を転換して働かせるという大きいポイントの手が残っていて、
固める手よりも転換する手の方が価値が高そうなので、
その手が入る前に戦端を開く手を模索しているのではないか、との解説でした。
解説後の質問メールでは、安食女流がブラジルに住んでいた時のことがあり、
安食女流は小学校1年から4年までいた、
リオのカーニバルは家でお留守番、両親は行っていた、
フルーツもお肉もおいしい。キロ単位で売っている、
食べ物の思い出しかないわけじゃないですよ、
と言いつつ食べ物の話ばかりしていました。
また、大山康晴十五世名人が来て父が案内したらしいです。両親は何者なんだ。
中村六段は羽生三冠のタイトル戦での強さは何かという質問に、
追い詰めても追い詰めてもさらに次がある、
一つの山を乗り越えて押し切れそうになったらまた次の山がある、
押し切ったと思ったら次の土俵があるような感じ、
と、羽生三冠の粘り腰を表現していました。

升田幸三著「名人に香車を引いた男―升田幸三自伝」より
升田幸三六段が木村義雄名人と香落ちで対局した時の話

私は5五角の新手を出し、作戦通り、早々に端を破った。
第2譜に入り、1二香成りと攻め込んでは、すでに優勢確立、
プロ同士の対局としては決定的な差といっていい。
だが、さすが名人、さらさら動じる色がない。
じっと4一飛と受け、タバコの煙を天井に吹きつけておる。ここで私は一息入れた。
「ハハア、これが木村流か。東京の八段連中がコロコロ負かされるのは、
この二枚腰にひっかかるんだな」
そう考えて用心し、攻めを急がず、6六歩から自陣を整備した。


時代を築く人はなかなか土俵を割らないんですね。
羽生三冠は長考の末に戦端を開く手を決断しました。
先日の電王戦では安食女流が初めて夫婦共演しましたが、夫婦初共演の後は、
何話していいかわかんなくてぎこちなくなっちゃったよねーとか言ってましたとのこと。
羽生三冠の仕掛けから銀がぶつかり、渡辺王将に銀を取って交換するか、
取らせて交換するか、交わすか、あるいは関係ない手を指すか、
といった選択肢がある状態で1日目終了まで残り30分になり、
ここで封じ手かとも思われました。
どちらを持ちたいかアンケートは羽生三冠72.8%、渡辺王将27.2%で、
羽生人気がすごいです。
渡辺王将は銀を交わす選択をしましたが、
このシリーズは封じ手をした方が負けているというジンクスがあるらしく、
羽生三冠の封じ手になりましたがフラグになるのでしょうか。

二日目のニコニコ生放送では解説が久保利明九段、聞き手が藤田綾女流初段でした。
振り飛車党の久保九段ですが、現局面は居飛車を持ちたいと述べ、
どちらを持ちたいかアンケートも羽生三冠70.0%、
渡辺王将14.2%、どちらともいえない15.7%と羽生三冠大きくリード。
リレー質問の捌きの意味は何ですかには、
押さえ込むの対極にある言葉、厚みではなく軽快さ、
駒を損しても駒の働きの効率を優先する、と答えにくそうに述べていました。
居飛車党振り飛車党アンケートは居飛車党50.1%、振り飛車党28.7%、
オールラウンダー21.2%と居飛車が過半数。
これを見た久保九段は、
「一時自分がタイトル持っていたときは振り飛車党増えたんですけど、シビアですね…」
安食女流のリレー質問はお勧めお花見スポットは何ですか。
藤田女流は昨日マイナビ女子オープンの対局があった池上本門寺と答えていました。
盤上では羽生三冠の封じ手▲3四銀に、渡辺王将が36分考えて△5四銀。
意外だったのかな?
久保九段の解説は角を素抜いてみたり両取りをかけてみたり、
駒が派手に動いてよくこんな手が見えるなあと思いました。
なんかもうこれが捌きってことでいいんじゃないかな。
居飛車党やオールラウンダーの振り飛車は、振り飛車党の振り飛車と違いますか、
との質問には、居飛車党の振り飛車は捌き特化ではなく、
押さえ込まれないような駒組みをする、どちらかというと押さえ込みな振り飛車、
横歩取りの後手は振り飛車に近い感覚、横歩の先手は押さえ込みなイメージ、
らしいです。振り飛車党で居飛車も指したい方は横歩をどうぞ。
盤上は渡辺王将が羽生三冠の穴熊を歩を使って形を乱していき、
羽生三冠は成り銀を作ってじっと渡辺王将の穴熊に寄せていく展開。
王将戦の面白写真は誰がアイデアを出すのでしょうかとの質問には、
これをやるというのは決まっている、
私はどんな球が来ても打とうと思っていた、言われたままやっている、
自分のやつは恥ずかしくて見たことが無い、らしいです。
渡辺王将が露店風呂に入って新聞を手に満面の笑みを浮かべている写真もありましたが、
羽生三冠が勝っていたらあれをやっていたんだろうか…。
タイトル戦が重なるのは大変ですかという質問には、
久保九段がタイトル2個取られてA級からも落ちた時に、
井上慶太九段に誘われて鳥羽に旅行に行ったと答えていました。
井上九段は電王戦に出場した船江恒平五段、菅井竜也五段の師匠で、
PVでもいい人オーラ全開でしたね。
どちらを持ちたいかアンケートは羽生三冠37.3%、渡辺王将39.8%、
どちらともいえない22.9%と、ずいぶん渡辺王将が盛り返しました。
今期A級順位戦最終局が終わった時の心境という質問メールには、
イベントではトイレに行きたくなったらどうするんですかが質問されまくった、
幸い大丈夫だった、負けたら落ちるもんだと思ってやっていたので、
自分が落ちたんだろうなと思っていた、
NHKの取材でコメントくださいというときに、
残留でしたけどどうですかと言われて初めて知った、ずっと悪い将棋だった、
と答えていました。271手だったかな。三浦弘行九段との壮絶な死闘でした。
サイン本プレゼントではサウスポーの久保九段が右手で錬磨の字。
すらすら書いていたので相当練習したんじゃないですかね。
藤田女流は何故かジュゴンを書くことに。コメントの圧力でした。
凄い絵になりましたが、
私が見たジュゴンはこんな感じでしたと言って押し切っていました。
盤上は相穴熊から玉頭戦という珍しい展開になりました。
渡辺王将の角が5五の中央で大威張りし、
渡辺王将の飛車の頭に羽生三冠が歩をたたいたところで、
どちらを持ちたいかアンケートは羽生三冠48.7%、渡辺王将51.3%。
これは渡辺王将のペースになったか。
渡辺王将は飛車取りにかまわず羽生玉頭に歩を成りこみ、
角のラインが利いているうちに玉頭を歩で攻めるのが厳しいとの解説です。
おやつコーナーでは小さい袋にマカロンが入っていたので、
久保九段が悪戦苦闘の末壊していました。案外不器用なんだろうか。
その後の解説では一直線の攻め合いは後手が一手半早いとのこと。
一手でも大差という世界で一手半ですから、久保九段は相当渡辺王将持ちですね。
ところがその後千日手になる順が見つかり、観戦記者が対局場に入りました。
立会人の田丸九段は、千日手を催促していると思われるといけないので、
記者室で待機しているそうです。
しかしその後千日手を回避しても後手が優勢になる手順が発見され、
渡辺王将も背筋が伸びて座る位置が前になり、
コメントでわかりやすいと突っ込みが入りました。
その後羽生三冠に受けの手が出て渡辺王将の姿勢が前かがみに。
渡辺王将の姿勢関数は的確だなと突っ込まれていました。
どちらを持ってみたいかアンケートは羽生三冠25.1%、渡辺王将59.0%、
どちらともいえない15.9%と圧倒的に。
その後も玉頭の厚みを王様も使って押し返して粘ろうとする羽生三冠に対し、
着実に駒をはがして包囲し、羽生三冠が投了して渡辺王将が防衛となりました。
相穴熊の将棋は中盤に形勢に少しでも差が出ると、
押し戻すことがまったくできずに最後は大差になる、ということもよくあります。
今日の将棋も渡辺王将の角が5五の中央に進出してからは、
渡辺王将がずっと飛車取りも手抜きで攻めに攻めて羽生玉を丸裸にし、
最後は激辛で受けて勝つという圧勝でした。

王将戦第六局 その13【公式放送の】勝利写真撮影1です【裏側】


王将戦の謎写真の舞台裏です。
フルセットの末羽生三冠を退けた渡辺王将はどんな写真になるのでしょうか。
「勝利者はこのタイミングで、自分が何をするのかを知ります。」
の字幕が個人的につぼでした。

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