【将棋】勢い余った棋士【珍プレイ】
岡田武史、羽生善治著「勝負哲学」より羽生さんの話
対局では、持ち時間が残り一時間となった時点で、記録係が紙を出します。
その紙には六十から一までの数字が書かれていて、
一分たつごとに五十九、五十八、五十七……とひとつずつ消されていくんです。
シーンと静まり返った対局質の中で、
一分ごとに数字が消されていくペンのカサカサという音を聞いていると、
何かこう、持ち時間とともに自分の命も削られているような気がするときがあります。
いやー秒読みはすごいプレッシャーだなあ。
先手の櫛田陽一六段はプロ入りしてから2年後、
まだ四段だったときにNHK杯で優勝した実力者です。
1995年、まだ30歳のときにフリークラス宣言をされ、2012年に引退されました。
引退後に、フリークラス宣言は過度の飲酒により精神的に参ってしまったから、
と述べていますが、勝負の世界のプレッシャーとはすごいものです。
ニコニコ生放送ではタイトル戦の生中継をしていますが、
タイトル戦での持ち時間のプレッシャーは下記のような感じだそうです。
対局では、持ち時間が残り一時間となった時点で、記録係が紙を出します。
その紙には六十から一までの数字が書かれていて、
一分たつごとに五十九、五十八、五十七……とひとつずつ消されていくんです。
シーンと静まり返った対局質の中で、
一分ごとに数字が消されていくペンのカサカサという音を聞いていると、
何かこう、持ち時間とともに自分の命も削られているような気がするときがあります。