羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期名人戦七番勝負第3局は、
羽生名人が行方八段を破り2勝1敗としました。

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井道女流「封じ手の予想はどうですか」
中村六段「封じ手の局面は手が広くて難しいですね」

行方八段の封じ手は▲5八金。昨日の予想アンケートの1番人気。

井道女流「封じ手はいかがでしたか」
中村六段「そうですね、昨日の解説の真田先生も予想されていた手ですけど、
行方先生らしい力強い手だと思います。
守りの金が王様から離れていくんですけど、
深い読みでそれに対応しようということですね」

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おはようございます。

井道女流「今コメントで流れましたけど、まだ私たち自己紹介してないですね」
中村六段「大丈夫ですか?私からしますか?」
挨拶を忘れてしまったり、自己紹介の前に解説を促してしまったり、
先手と後手を間違えたり、テンパる井道女流。

中村六段「皆さんの朝のコメントを見ていると、
羽生名人に寝癖が無かったというコメントが多かったですね。
寝癖がないと羽生名人危ないんじゃないか、行方八段が勝つんじゃないか、
というコメントが流れていました」

この後封じ手が他の候補だった場合どういう変化になるのかの解説に。
▲7四角成はPonaXの候補だった。
普通の将棋だと駒得、駒の働き、玉の固さといった指針で形勢判断できるが、
角換わりのこの局面はその形勢判断が利きにくいとのこと。

リレー質問
テレビによく出演されていますが、将棋界とは違ったことも多々あると思います。
テレビ向けに振る舞いとか話し方とか勉強してることはありますか。
全然勉強本当は、しないといけないかもしれないですけど、
素人のままでてしまっているかんじですね。
去年1年間NEWS WEBというNHKのニュースに出させていただきましたが、
1年で何か上達したのかと言われると自信ないですし、
毎回勉強になることが多かったですし、
アナウンサーはプロの方ですから、その方を見ると勉強になります。
今は将棋フォーカスに月2回出させていただいてますけど、
将棋番組に出させてもらうのは小さい頃からの夢だったので嬉しいです。
結構僕普段ぼそぼそしゃべるので、テレビだと気をつけてるんですけど、
もうちょっと大きい声でとか言われることがあります。
あと喜怒哀楽がわかりずらいらしく、そういうのも出せるようになったらなあと。
自分の中では喜怒哀楽あるんですけど顔に出ないらしいんですよ。

安食女流から井道女流へ
ゴールデンウィークに実家に帰ったそうですが、
石川県のいいところを教えてください。
井道女流「すごい緑が多くて海も近いんですけど、
今食いしん坊っていうコメントありましたけどその通り結構いっぱい食べてました。
私サザエとか好きなんですけど、とれるんです海で。
小さいときは家に栗の木があるので栗とったり。
あれ痛いんですよくりのいがいが。
子供って落ちてくるもの取りたくなるじゃないですか。
子供なので栗が落ちてくるとおもっていがいがを取っちゃったり。
駅の様子も変わっていてマスコットキャラクターが飾ってあったり、
観光案内所とかもできてました」
中村六段「どのくらい実家に戻ってたんですか」
井道女流「5月2日~6日までいました」
中村六段「ご両親も嬉しいでしょうね」
井道女流「よく寝てるねって言われました」
中村六段「お祭りとかもあるのって質問がコメントにでましたけど」
井道女流「能登は7月にキリコ祭りというのがあるんですけど、
火の回りを回るからよく救急車が来ます。
キリコ担いでる人が下敷きとまではいかないですけど、
ちょっと元気のいいお祭りで、母方の実家がそちらなのでよく連れて行ってもらいました。
あと、朝ドラで輪島を舞台にしたドラマが今やってるんですけど、
方言とかもよく再現されています」
中村六段「方言って例えば何があるんですか」
井道女流「のっきゃーとかえあーとか言ったりします」
中村六段「あだ名がのっきゃーになりそうですけど」
井道女流「発音がちょっと違うらしくて、後語尾を延ばすんですよ。
電話でもしもし。って切るじゃないですか。もしもしーだと話が続くじゃないですか。
あんたらちゃーとかいって、うふふ」
中村六段「言葉伸ばすイメージは確かにありました。
かわいいなというコメントがいっぱいありますよ先生」
井道女流「中村先生は出身は東京でしたっけ」
中村六段「東京なので方言はないですね」
井道女流「地方に行って地元の方の方言はわかります?」
中村六段「山形でしたっけ、ずーずー弁?ご年配の方ので結構難しいのありますよね。
でもなんとなくはわかります。
天童は何回もいかせて頂いて、つい最近も人間将棋でいきました」
井道女流「英語も喋れるんですか?」
中村六段「英語はしゃべれません。
井道さんは資格を結構持ってるんですよね。
簿記もってるんでしたっけ?」
井道女流「簿記もってますフフフ。意外でしょ?」
中村六段「1級なんですよね。本当にすごいと思います」

羽生名人が△2七馬と飛車取りに指したところで解説に。

アンケート次の一手
選択肢を見た中村六段「何か嫌な予感がするなあ」
▲4八飛33.5%、▲6八飛22.4%、▲3九飛13.5%、俺は逃げない!30.6%。
中村六段「辛うじて4番に勝ちました」
行方八段はアンケート集計の最中に1番人気の▲4八飛。

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井道女流「△4六歩に△5六金はないですか?」
中村六段「なるほど。森下先生じゃないですけどなるほど」
井道女流「先生物まねも得意なんですね」

どちらを持ってみたいかアンケート
後手:羽生名人46.4%、先手:行方八段18.7%、ニャンとも言えない34.8%。
井道女流「中村先生はどちらを持ちたいですか」
中村六段「なんか後手持ってやりたくなってきました。
先ほど解説した飛車をいじめる手順をやってみたいような」

どちらを応援していますか?
羽生名人67.8%、行方八段32.2%。
中村六段「僕は行方先生に研究会で教わっているので、
行方先生に頑張って欲しいなと思います」
羽生補正は大体2/3ということが判明。

休憩中に羽生名人は△4六歩。解説通り。
行方八段は中村流の▲同金か井道流の▲5六金か。
といったところでささっと▲同金△3七馬▲4九飛と中村六段の解説通りに進みました。

質問メール
完全オフの日はどのように過ごされていますか。
中村六段「完全オフの日は1ヶ月に何回かはあります。
これといって面白いことしてないんですけど、割とインドア派なのでDVD見るとか、
お笑い番組が好きなので録画したものを見るとか、
でも将棋のことが1回も思い浮かばない日はないですね」
井道女流「コメントで盆栽と流れましたが」
中村六段「そうなんですよ、NEWS WEBで盆栽の特集がありまして、
盆栽興味あるなと思ってたんです。
それで何と言いますか文化的側面もありますし、緑を取り入れてみようかなとか、
興味本位というか一度やってみたいというか。
初心者用の小さい盆栽でサルスベリなんですけど、かわいいもんですね。
水あげてるだけですけど」
井道女流「どういうふうに育てていくとかありますか」
中村六段「サルスベリは初心者用で、夏に花が咲いて手入れが難しくないんです。
難しいのだと切ったり水をやったり肥料をやったりいろいろあるんですけど、
まずは一番簡単なのを。
朝水をやるとかでこっちの生活パターンを整えられそうかなとか。
井道さんはオフの日はどうですか」
井道女流「友だちとご飯を食べに行くとか、
茶道を習っているのでそれにあわせて休みを作るとかしています。
あと戸辺先生の奥様と年齢が近いこともあってよくご飯を食べに行きます。
将棋界のこともわかっていますし、年齢も近いですし、
お子さんの話を聞くとすごい新鮮です。女流棋士とご飯も行きます。
茶道は月に2回くらい行っています。将棋と同じ畳じゃないですか。
やってることは将棋と違うんですけど落ち着くというか、
正されると言うか初心者なんですけどやってます。
将棋界と違う方と話すのも楽しいです」
中村六段「女流棋士井道千尋を知らない人と話すのもいいですよね」
井道女流「ご年配の方が多いので、今までの経験とか娘さんお子さんの話とか」
中村六段「月に何回くらいお休みあるんですか」
井道女流「あるときはまとまって、ないときは週1くらいで。
先生は出かけるんだったらどこいかれます?」
中村六段「休みの日会わないんじゃないですかね棋士って。
一人で旅行っていうのも難しいですし何か趣味があればいいですけど」
井道女流「なんかもう余生みたいな?」

中村先生は同世代ということもあり応援しています。
NEWS WEBに1年間出演されて、振り返った感想をお聞かせください。
また、今後他に挑戦してみたいことはありますか。
イケメン棋士中村先生にドラマデビューや歌手でビュー期待してます。
中村六段「最後の方はないですけど(笑。
NEWS WEBのことはとてもいい経験をさせていただいたなというのがあって、
知らないことを勉強する機会や、
棋士として出させていただいたので将棋を一般の方に知っていただく機会を頂いて。
ただNHKの番組なので責任感のあるお仕事で緊張感がありました」
井道女流「何時ごろに打ち合わせとか始まるんですか?」
中村六段「あの番組夜の11時半からなんです。
9時前にスタジオに入って打ち合わせをして、
専門家の先生にお話を聞いてそれから番組に挑みます。
テーマ選定を午前中にやって9時前にスタジオと言う感じです。
いろんな興味あるものを選ぶんですけど、
視聴者の方が気になりそうだなというのを選ぶようにしました」
井道女流「日常生活でも気の抜けない時間ふえませんでしたか」
中村六段「悪いことできないなとか、別に普段悪いことしてるわけじゃないんですけど」
井道女流「普段喋っている言葉遣いとかは」
中村六段「そこまでは気にならなかったです。でも緊張感はありました。
井道さんは将棋以外でやりたいことはありますか」
井道女流「子供の頃の将来の夢はアナウンサーとかカッコイイじゃないですか。
お話しするのが好きだったのですごいあこがれてましたし、
あと食べるのが大好きなので栄養管理士とか。
でも親は公務員が安定するんだよと言ってたので、
簿記とか資格も取ってたと言うのが私の学生時代だったんですけど。
中村先生は将来の夢とかありましたか」
中村六段「僕はFBI捜査官になりたかったとか。
テレビ見て捜査の過程とかかっこよかったんですけど、
それになるにはまずアメリカ人にならないといけないんですよ」
井道女流「さっき歌手とか話でてましたけどカラオケとか行かれますか?」
中村六段「年に数回?僕音痴なんですよ。人前で歌うの好きじゃないんですよ。
まあ学生時代の友達と行くことはたまーにあるんですけど。カラオケ行きます?」
井道女流「私たまに行きます。結構JUJUとか歌います。
上手いか下手かで言えば下手なんですけど自己満足で歌ってます。
渡辺弥生さんとか上手で英語の曲とかもささーっと歌っちゃうんですよ。
もったいないなーと思ってるんですけど。
でも息抜きになりますね声をがーっとだすのは」
中村六段「女子っぽいですね」
井道女流「電源の落ちないラジオみたいとか言われてます」

次の一手アンケート
中村六段「候補手を出すのが難しいですこれ。一人ひとつ出しましょうか」
先に井道女流が△7五歩、中村六段がそれいい手だなあと言いつつ△9五歩。
△7五歩38.1%、△9五歩19.6%、その他42.2%。

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井道女流「珍しくないですか?羽生名人がこんなにたくさん席を外すのは」
などと話していたら羽生名人が後ろからぬーっと出てきました。
そして羽生名人は△9五歩。
井道女流「あ、先生」
中村六段「おー」

中村六段「この局面は行方八段の手はわかりやすいんですよ。
羽生名人が何かひねり出して技をかけて、行方八段が対応するという展開なので」
行方八段は席を立ちました。

質問メール
中村先生は4月に斉藤六段とイベントをされたそうですね。
そのイベントのことについてお話ください。
また、中村先生は斉藤先生とお話されていかがでしたか。
両国将棋センターで行われているイベントがありまして、
棋士を呼んでその棋士と話すトークショーのようなものなんですね。
島九段がコーディネート、企画から準備までされているイベントなんですけど、
トップ棋士の方、羽生名人や森内先生もいらしているイベントなんですけど、
斉藤さんと出させていただいて、普段のイベントでは話すことのないような、
この局面ではこういうことを考えてこの手を指したとか、
過去数年で変わったこととか、
深いことを話すのが普通のイベントと違って両国のイベントです。
斉藤さんとは話すことはあまりなかったんですけど、
電王戦でもそうだったんですけどすばらしい人柄で、
自分より年下ですけど凄い方だなあと思いましたし、
イベントでもすごく人気がありました。
島先生の質問がこっちも考えさせられる質問なんですよね。
それで準備がすごいんですよ忙しいなかで。

先日テレビで放送された羽生名人とチェスのカスパロフさんの対談で、
コーチの必要性について語られていました。
お二人がコーチをつけるとしたらどんな方がいいですか。
中村六段「コーチって欲しいですよね。他のスポーツだとあるじゃないですか。
チェスはチーム組んでたりしますしね。
やはりメンタルな面で欲しいですね僕は。
すぐ浮かばないんですけど、松岡修造さんとか熱そうですけどね」
井道女流「私は松岡修造さんやってくれるならやって欲しいです。
限界を超えれそうじゃないですか。もししていただけたらすごい嬉しいです。
体力面とかもやってくれそうじゃないですか」
中村六段「具体的だと難しいですね。視聴者の皆さんだったら誰なんだろう。
歴史上の人物?」
井道女流「憧れの人とかいませんか?」
コメントを見て
中村六段「ああイチローさんねえ。…ゴクウ?(笑」
井道女流は厳しい人がいいらしい。
勉強する時は厳しくて普段はゆるくメリハリをつけるのが好きとのこと。

中村六段はニコ生的ニックネームがまだなかったと思いますが、
どんなニックネームがいいですか。
中村六段「確かにニコ生のニックネームついてる人が多いですね。
井道さんはどうですか」
井道女流「私はTwitterをしてる時はチヒロールで、
将棋界では千尋ちゃんが多いですね」
中村六段「私も学校とかでは太地とか太地君とかであだ名はつかないですね」
井道女流「何かこういう風に呼ばれたいなとかありますか」
中村六段「なくないですか?あります?」
井道女流「私小学生のときだとチェロちゃんとか」
中村六段「ということでニックネームはなしで、
何か事件があったときにつくんじゃないですか?
長岡さんだったらタブレットが印象的だったわけじゃないですか」
井道女流「それじゃ先ほどの将来の夢のFBIとか」
中村六段「いやいやあだ名FBIとかよくわからないじゃないですか」
井道女流「でも印象的だったので」

といったところで初手から角換わりの定跡講座も交えて解説することに。

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中村六段「こうやって並べてると指されたりするんですよね」
するとワイプの羽生さんの手が盤上に…。バチッ!
中村六段「あー」

最近は角換わりから左の銀を7七~6六~5五と進軍させる指し方を、
阿部光瑠五段が開発したらしい。

井道女流「竜王戦でハワイ対局のときに、
糸谷竜王がよく席を立っていたじゃないですか。
糸谷竜王が着物で歩かれまして、ハワイだから目立つんですよね。
廊下とかは開放感ある感じだったので、糸谷先生が出てきた何かあったのかなとか、
でもあの様子は考えてるのかなとか」

アンケート今何をしながら見ていますか?
井道女流「予想モグモグ」
中村六段「わかんない…1か2かなあ」
ニコ生だけに集中しています16.0%、仕事しながら19.3%、将棋を指しながら3.0%、
TV見ながら7.6%、勉強しながら5.9%、家事をしながら4.8%、
モグモグ23.1%、その他20.2%。
中村六段「おお!モグモグ」

アンケート年齢は?
中村六段「僕は6番じゃないかなと思うんですけど」
バブー10.9%、小学生・中学生だけど0.3%、高校生です0.4%、
大学生なんだな8.2%、20代社会人14.1%、30代28.8%、40代19.9%、
50代9.7%、60以上7.6%。

中村六段「小中高生は意外と少ないなあ」
井道女流「学校だからじゃないですか?」
中村六段「学校でも器用な子はできますよ。授業中でも」
井道女流「先生早弁とかやりました?」
中村六段「やりましたやりました」
井道女流「授業中どうやってやるんですか?」
中村六段「あ、そっちのパターンのやつ?
それはやってませんが、運動部で忙しい奴はやってました」

昼食アンケート
チャコ(ステーキ)33.0%、UNAGI38.2%、中華10.8%、イタリアン18.0%。
中村六段「中華が少ないですね」
井道女流「私の言い方がなんとなくみたいだったからですかね」

次の一手アンケート
△9五香30.3%、△6五歩23.2%、△3八馬17.7%、その他28.8%。
中村六段「おー△9五香が一番人気だ」
井道女流「見てる方は一直線の変化がお好きなんですね」

休憩明けに羽生名人は1番人気の△9五香。
急に指してが進み▲同香△4八歩▲2九飛△4六馬▲2五飛△3六馬。
中村六段「昼食休憩あけて30分たちましたけど、すごい局面が動きましたね」

昼食アンケートの答えはUNAGI

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中村六段「連盟近くにあるふじもとですが」
井道女流「私はあんまりうなぎを食べることはないんですが、中村先生はどうですか」
中村六段「僕も相当食べる機会無いんですけど、
確か前回ニコ生に出させていただいた時もうなぎでした」

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中村六段「井道さん満面の笑みでしたね」
井道女流「素直なんです。食べ物を目の前にするともうだめですね」

盤上では行方八段が時間をそれほど使わずに▲4三歩。
羽生名人の手は読み筋通りということか。

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羽生名人は握り寿司

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行方八段は鯛めし
量的には行方八段が勝っているか。

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中村六段「すごいですね緊張しちゃいますね」

残り時間は行方八段が▲4三歩と指したところで、
羽生名人が2:30、行方八段が3:35とのこと。

井道女流「どちらを持ってみたいとかありますか?」
中村六段「これはむずかしいですね。
▲4三歩が行方先生らしい鋭い手に見えるので、行方ペースな気がしてきました」

アンケートどちらを持って指してみたいか
後手:羽生名人26.1%、先手:行方八段39.5%、ニャン34.3%。
中村六段「お、これは午前中羽生名人を応援したいという意見が多かったですが、
それを踏まえてもこの数字ですから」
井道女流「先ほど先生が先手持ちと言ったので、
コメントでも先生の信頼ってありますよ」
中村六段「責任が…」

昼休みの詰め将棋の解答の後、正解者から1名に中村六段のサイン入り本をプレゼント。

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中村六段「こんな公開処刑ないですよ」
※後ろで見ている井道女流は書道五段の腕前

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もっけー。
木で出来た鳥。心が動じないということらしい。
中村六段の反撃で井道女流も書くことに。

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※色紙の横においてある手帳はネタ帳です。

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中村六段「いーやーすばらしい」
さいげつりゅーすいのごとし。
月日は流れる水のように早く過ぎる的な意味らしい。

この間に△2五馬▲4二歩成△同金と3手進み、
午後に入って急にペースが早くなりました。

ティロフォン豊島七段から
井道女流「豊島先生こんにちは」
豊島七段「もしもしこんにちは」
井道女流「現地の検討の様子はどうですか」
豊島七段「大盤解説会やっていてあんまり検討できてないんですけど、
あと▲4三歩が意外だったので」
中村六段「急に終盤になって激しくなってきましたけど」
豊島七段「▲4三歩の前の局面は先手が言いと思っていて、
踏み込んだ手を指されたのでやはりいいのかなと思います」
中村六段「▲4三歩以外はどんな手が候補だったのでしょうか」
豊島七段「▲2九飛車が本命でした」
中村六段「豊島さんは今回副立会いで対局室にも入られたと思いますが、
お二人の様子はいかがだったでしょうか」
豊島七段「二人ともリラックスされているような感じがしていて、
出発の時に会場に行方八段がこられたんですけど、
時間ぎりぎりの8時くらいにこられてました。
昨日は羽生名人と同じテーブルで晩御飯だったんですけど、リラックスされていました」
中村六段「豊島さんは羽生棋聖と対局されるわけですけど、
どういったお気持ちというか」
豊島七段「少し参考にしようかなと」
井道女流「意気込みをお聞かせください」
豊島七段「3回目なんですけど2回目よりも実力がついていると思うので、
結果がだせるように頑張りたいと思います」
中村六段「写真が」
井道女流「あ、かわいい」
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豊島七段「ありがとうございます(笑」
中村六段「島根に豊島さんはいかれたことは何回もあるんですか」
豊島七段「島根はあんまりなくて鳥取はあるんですけど2回目ですね。
対局場からお城も近くて川も流れていて自然があっていい雰囲気だなという感じですね」
井道j流「現地のファンの方の様子は」
豊島七段「凄く盛り上がっていて1日目の午前中から大盤解説会をやっていたんですよ。
めったにないことなんですけど、今日も大勢の方が来られています」
井道女流「局面のことをお聞きしたいんですけど、
この後はどういった進行が予想されますか」
豊島七段「やっぱり▲4三歩が本命です。
それ以外は▲2七香、▲2七香もどこかいいところで打ってみたいなと思います」
中村六段「序中盤の形勢はどのようにお感じになられてましたか」
豊島七段「前例がある局面が続いて、△4七歩で確か前例から離れたと思うんですけど、
味わい深い手だなと感心してたんですけど、
次の▲5八金が読みが入っている手なのかなという印象です」
中村六段「勝敗予想ずばり聞いてもいいですか」
井道女流「踏み込みましたね」
豊島七段「予想ーですか。ずっと先手が押してると思うので、
どちらかというと行方さんだと思います」
井道女流「豪華なティロフォンですね今日は」
中村六段「見てる方もコメントで豊島さんに質問が」
井道女流「現地に棋士とか来てますか」
豊島七段「仕事以外はいないですね。大盤解説に菅井君と香川さんがきてるんですけど」
井道女流「お昼はなにたべましたか」
豊島七段「お昼はお弁当でした。幕の内みたいな。
お蕎麦も食べましたがおいしかったです」
井道女流「おやつは?」
豊島七段「干し柿が差し入れされてて、900円って聞いてちょっとびっくりしました。
あとはコロッケとかもありました。
僕は食べてないんであんまり言えないんですけど」
井道女流「ゴールデンウィークは何をされてましたか」
豊島七段「仕事とかが多かったですねやっぱり。
でも棋士だとだいたいそんな感じですかね」
井道女流「実はこっちの二人は…私は両親の実家に行ってのんびりしてました」
豊島七段「ああー」
井道女流「旅行っていかれたりするんですか豊島先生は」
豊島七段「旅行はあんまり行かないですね。
対局で東京に行ってもすぐ帰ってきちゃうんで」
井道女流「最近コンピュータと指してますか」
豊島七段「指してますよ普通に家で。
持ち時間は10秒将棋から3時間とかまで幅広くやってます」
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中村六段「現地はおやつですか」
豊島七段「フルーツ盛り合わせですかねこれは」
井道女流「豊島先生ニコ生出て欲しいってコメントもありますね」
豊島七段「はい、機会があれば、ありがたいことです」
中村六段「確かに関西の方だと、
なかなかどんな解説をしているのか聞く機会がないですからね」
豊島七段「関西だと福崎先生とかすごく面白いです」

ニコ生のおさんじは


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手早くフィルムを取る井道女流と苦戦する中村六段。
井道女流「きっとこういう食レポも慣れていらっしゃるんでしょうねー」
プレッシャーをかける井道女流。

中村六段「うん、なめらか。何層にも分かれてるんでそれぞれ味がいい具合に」
井道女流「口当たりすごいよくて、ムースっぽい感じっていうんですかね。
しかも下にスポンジがあるんで甘いだけじゃなくていいですよね。
これ男性でもいけそうですね、ちょっとすっぱい感じもします。
中村先生は普段ケーキとか食べられるんですか」
中村六段「こないだ金井さんとVSやってて、
詰め将棋選手権の問題やりましたかって話になって、どちらもやってなったので、
せっかくなんで終わったらやりますかってなって、喫茶店行ったんです。
思わずケーキセットが目に入ってきて、2人で頼んで、
最初30分くらいかけて食べて、それから詰め将棋を解き始めると」
井道女流「確かに金井先生もよく食べる印象がありますね。
私金井先生と一緒に子供教室していて、確かに終わったあとよく食べてました」
中村六段「金井君お酒飲めないんでね、甘いものは大好きなんです。
あ、今コメントでフレデリック・カッセルって銀座のお店だって。
そりゃおいしいよなあ、銀座だもんなあ」

食べ終わって
中村六段「ちょっと元気でてきた!」
井道女流「それじゃおまかせします!」

質問メール
うちには8歳の娘がいます。
娘と将棋が指したくて、まずは簡単などうぶつ将棋から教えてるのですが、
私が勝つと泣いてしまうので負けるようにしています。
しかしいくら教えても駒をとろうとしなく、チェスのような盤面になってしまいます。
どうしたら娘が勝てるようになるでしょうか。
中村六段「幸せな質問ですね。
どうぶつ将棋も取ったのを使えるじゃないですか。
使えるのはこんなにメリットがあるんだよというのを、
うまく言葉に直して教えられるといいと思うんですけれど、難しいですねえ」
井道女流「取るっていうのを残酷と思っちゃってるかもしれないですしね。
女の子は集めるのが好きな人が多いですね。
取るのは好きなんだけど使わないみたいな。
ちっちゃい子とかはビーズを集めて何もしない子もいるんですけど、
でもそれを使って何か綺麗なものが作れるじゃないですか。
そんな感じで他のものに例えたり。
私は父に将棋を教わったんですけど、
やるよと言われたことはなくて、やりたいと言った時にやってもらって
ここがよかったわるかったとかはなくて、やりたいと言った時だけやってくれて、
将棋大会とかも連れてってくれました」
中村六段「僕は今思えば上手く負けてもらってたなと思います。
3番勝負だったら2勝1敗で僕が勝ったり、5番勝負だったら3勝2敗だったり。
負けて嫌になっちゃう子の方が多いでしょうから、
その子にあわせた指導ができるといいですね」

お二人の共通点というと1988年生まれ、私も同世代なので楽しく聞いています。
同世代との交流はあるのでしょうか。
中村六段「我々同世代なんですよね。
88年生まれだと関西だと糸谷さん、稲葉さん」
井道女流「女流だと上田さん、熊倉さん」
中村六段「小学校から知り合いっていうのは棋士だと多いんですよね。
僕は上田さんだと8歳くらいから知ってると思います。
他の世界にはあんまりないことなので不思議な関係ですよね。
べたべたじゃないですし」
井道女流「私も同い年ですけど棋士というのか関東の方というのかわからないですけど、
あんまり干渉しないというのがあります。
田舎だと近所付き合いとかもありますし。
ただ熊倉さんも上田さんも一緒にご飯行ったりしますし、
戸部先生の奥様とか比較的交流があるほうだとは思います」
中村六段「学生時代の友達は普通の友達という感じです。
僕が棋士というのは知ってると思いますけど、
具体的にどんな仕事なのかとかはどうなんでしょうねえ」

中村先生は棋聖戦と王座戦で羽生先生と対戦されましたが、
将棋以外で羽生先生から吸収できたものはありますか。
中村六段「いつ見ても自然体じゃないですか、将棋以外では。
とてもよく笑われますし、お話もつきませんし。
それと切り替える時のスイッチのオンオフ、その2点が大きなところかなと思いますね」
井道女流「研究会で行方先生と盤を挟むとききましたけど、
研究会と公式戦で違うところとかはありますか」
中村六段「将棋では教わることばかりなんですけど、普段は優しい先生ですね。
思いやりのある先生で自分の世界を確立されている先生ですし、
行方先生と親しい人は魅力的な人だってみんなおっしゃるじゃないですか。
すごい先生だなと思います。
将棋に関してはめちゃめちゃストイックで、
自分にも厳しくて、その分他の人にも厳しいんですよ。
みなさんお酒のイメージがあると思うんですけど、
すごく連れて行っていただくお店がおいしいところばっかりなんですよ。
グルメというと一言になっちゃうんですけど、センスとかこだわりとか、
感覚とかが研ぎ澄まされていて、食事でも現れてるのかなと思いますし、
すごく楽しい席になりますね行方先生といくと。
他の世界の方とも交流がありますし、
そういう方の話を聞くと面白いなと思いますね」

ここで休憩に。
行方八段は休憩中に▲2七香。
豊島七段がどこかで打ってみたいって言ってましたね。

解説が再開され、
中村六段「難しすぎてさすが名人戦という感じになりましたね。
本局は今までの3局の中では一番難解な展開になってます」

行方八段が棋譜用紙を確認していて、
井道女流「あれは手の流れを見てるんですか?残り時間とかですか?」
中村六段「僕の場合は残り時間が多いですね」
井道女流「記録の立場だと棋譜用紙見せてって言われる方が安心します。
残り時間教えてって言われると計算間違うと大変なので」
中村六段「記録をとっていて千日手指しなおしになったときはありますかって、
コメントで出ましたけどありますか?」
井道女流「はい」
中村六段「誰ですか?」
井道女流「中村先生(笑」
中村六段「え?」
井道女流「凄く昔のまだ先生が四間飛車を指されていたときですけど、
大野先生と指された対局で。
そのときは大野先生が千日手だよねって言って終了しました」

質問メール
最近はものすごいペースで定跡書が出版されています。
買うだけで読まない積読状態になっている本がたくさんあります。
プロの棋士はやはり読まれるのですか。たくさん読むこつとかも教えてください。
中村六段「棋士も定跡書読むの多くて、
読みますけど身についているかどうかは別ですよね。
もう1回読み直して全然覚えてないなとかあります。
漢字とかは書いて覚えるとかあるので、将棋も並べて覚えるとか」
井道女流「この棋譜を見て勉強するとかありますか」
中村六段「棋譜の中に潜んでる、
手に現れてない読みの部分を感じて勉強するというのはありますね」
井道女流「定跡書って買っても読み進められないことはあります。
これにて優勢とか書いてあるじゃないですか。
自分が指さない局面ですと試したくなるんですけど、
必ずしもその局面にはならないですし」

パシッ!
羽生名人は△5八馬。
ぱっと見詰めろのかけ方がわからないので、
一見すると先手にチャンスがありそうな雰囲気に見えてしまうと中村六段。

中村六段「この忙しそうな局面でふわりと△5八馬はなかなか指せないです。
例えば僕が指したらぬるい手だねって言われちゃうと思うんですよ。
だけど羽生名人が指したら違うじゃないですか。
僕はぱっと見の次の先手玉の詰めろが見えないんですけど」

ティロフォン井上九段から
井上九段「こんにちは井上ですーよろしくお願いします」
中村六段「現局面井上先生△5八馬と指された局面ですけど」
井上九段「△5八馬が意外な一手でして、
現地の方では△7六歩で▲同銀なら△5八馬が調子いいんではないかと」
中村六段「単に△5八馬の意味って何でしょうか」
井上九段「それを教えて欲しいんですけど、正直僕わかりませんね、わかります?」
中村六段「僕もわからないんですけど」
井上九段「ちょっと羽生さんが指されたんで深い意味があると思うんですけど、
▲2七香のところでも▲4三歩のほうがよかったのではないか、
というのが久保さんと豊島さんの見解なんですけど」
中村六段「先手からの有力な候補手はありますか」
井上九段「▲4三歩、△3二金には何やったかな、あ、▲4二金ですね」
中村六段「例えば△9七歩と打ちますと」
井上九段「△9七歩には▲9九歩かな。これでどうですかね。
△7六歩が詰めろになるかな」
中村六段「△9六飛車じゃ笑われちゃいますかね」
井上九段「なるほどー菅井君に聞いてこないとあきまへんね。
ははーなるほどーそれは見えてませんでした。なーるほどー。
いずれにしろこれは難しい将棋ですね」
井道女流「井上先生のお写真が」
中村六段「癒されますね」
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井上九段「癒されますか?これ」
井道女流「現地の様子はいかがですか」
井上九段「もうちょっと会場に入りきれなくて、入場制限かかってるような状態です」
中村六段「お越しいただいてる方というのは年齢層は」
井上九段「まあ年配の方が多いんですけど女性の方もいらしてますし、
まだゴールデンウィークの休みをとられている方、遠方からも来られています。
抽選会で当たった方の住所が新潟でした」
中村六段「お二人の空気は」
井上九段「羽生さんはいつも通りというかいつもの羽生さんという感じですね。
行方さんのね、対局開始からすごい気合が乗ってるなというイメージを受けます。
昨日1日目の打ち上げの時は結構酒飲んでたんですけどね。
新聞社の方がもうこの辺でということでお開きになったんですけど」
井道女流「行方先生の1日目と2日目のスイッチが切り替わったんでしょうか」
井上九段「朝のバスの出発するちょっと前に駆け足で来てね、びっくりしましたけどね」

地震が起こって
井道女流「私大きい地震でも起きないらしいんです。ずっと寝てたみたいで。
お母さんが何かやってるのかと思ってたんですけど」
中村六段「それ大物って言うんですよ」
井道女流「でも東関東大震災の時は起きてましたよ」
中村六段「そりゃーそうでしょう」
井道女流「私はそのときは友達の家にいたんですけど、
ちゃんと自分の家に帰れました(キリッ」
中村六段「え?友達はどうしたんですか?」
井道女流「友達は彼氏が迎えに来てくれて」
中村六段「そんな話あるの?友達ひどくないですか?僕の家金井君泊まりましたよ。
家でVSやってて、金井さん帰ってくれとは言いませんでしたよ僕は」
一旦休憩に。

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中村六段「休憩中にいろいろな棋士に聞いていたんですけど、
コンピューターがすごい手を指摘していると聞きました」
その後数手進めて

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中村六段「ここで何かいい手があるんですけどわかります?
▲4三金なんですね。
ここから▲4二金△同飛▲同銀成△同玉
▲4一飛△3二玉▲4四飛成が狙いらしいんですよ。
▲4三金とれないので△2二玉と逃げると△2四歩がいいみたいなんですよ。
これで先手がプラス何百点でいいっていうのがコンピュータの考えみたいですね」
※SS撮ってたんですが上書き保存してしまったので、Youtubeで探してきました。
ごめんなさい。

しかし行方八段はばちっと▲6八金打。

どちらが勝ちそうかアンケート
後手:羽生名人59.4%、先手:行方八段40.6%。
中村六段「羽生補正なんですかねこれは。
でも羽生補正だといい勝負ってことですよね」
井道女流は攻め駒の配置がされているので先手持ち、
中村六段は攻めのターンが回ってきたので後手持ち。

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夕食休憩前の局面。
手番が先手だったら明らかに先手がいいが、後手番なので後手がよく見えるとのこと。

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休憩中も盤上を見つめる行方八段。4分ほどで退室されました。

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そして時間前に戻る行方八段。すごい気合だ。

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将棋会館では解説三浦九段、聞き手藤田女流で大盤解説会。

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僕がすべてを解説します。

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30分の休憩なので夕食は軽め。

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中村六段「2人の対局姿勢を見てると最終盤という感じがしますね」

そうこうしているうちに行方八段は残り25分と宣告され、即座に▲2三歩。
コメントで時間がきれたらどうなるのと流れて、
井道女流「秒読みになって、1手1分以内に指してもらいます」
中村六段「持ち時間9時間は正確に言えば8時間59分までは進んで、
それからは1手1分の秒読みになります」

思い切って初手から解説に。

ティロフォン香川女流から
香川女流「こんにちはー。
今こちら対局室の近くなのでちょっと声が小さくてすみません。
先ほどまで控え室で菅井竜也六段や久保九段、豊島七段の検討をきいていました。
△2五同歩▲2四歩△同玉▲3六銀△1三桂という進行を予想しています」
中村六段「どちらがいいと見ていますか」
香川女流「先手玉がもう少し駒を渡すと詰んでしまう状態なので、
豊島七段と久保九段は後手を持ちたいと言ってました」
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中村六段「ということは夕食休憩前くらいの手がポイントだったのでしょうか」
香川女流「▲6八金という手が勝負どころだったのではというご意見でした」
中村六段「香川さんは名人戦の現地のお仕事ですけど、
どういうことを感じられてますか」
香川女流「名人戦でのお仕事は初めてで、
松江の方は将棋愛が強くて、初日から大盤解説会の席の3/4が埋まっていて、
注目度の高い一戦なんだなと思いました」
中村六段「関西勢でみなさん仲良さそうなメンバーがそろってらっしゃって」
香川女流「立会人の井上九段が菅井六段の師匠で、
師弟トークでなごやかな解説になっています。盤上ではすごい緊迫していますが」
中村六段「香川さんは対局室いかれたりしましたか」
香川女流「初日の朝にいたんですけど、松江は新緑が綺麗でかなり手入れがされていて、
対局室から綺麗な景色が見れます。
大舞台で対局は気持ちいいんだろうなあという気持ちで朝は観戦していました」
井道女流「対局者のお二人とはお話はされましたか」
香川女流「私は全然お話はしていなくてですね、
昨晩は行方八段と同じテーブルの棋士からは、
いろいろリラックスされていたと聞きました」
中村六段「先ほど井上先生もそのような話をされていました」
香川女流「そうですか(笑。
解説を聞くのはすごく楽しいので、今からでも足を運んでいただければと思います。
勿論遠い方は中村先生の解説でね」
中村六段「香川さんのコメントが完璧すぎて恐縮です」

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行方八段の残り時間が15分に。そろそろ仕草に出てきたか。
残り8分で行方八段は▲7六銀と根性で粘りに行く手。そしてそのまま退室。

中村六段「この手は流石に予想されてないはずなので、
時間を使って考えられると思います」
行方八段が戻ると、今度は羽生名人が席を立ちました。

対局場の映像から残り6分ですとか聞こえてくると、兵糧攻め感がすごいですね。
行方八段は▲7一銀と指した直後に席を立ってすごい早足で歩いていきました。
中村六段「トイレに行った事からも分かるように長期戦にしようということですね」
行方八段はすぐに戻りましたが、再度席を立ち、戻り、席を立ちました。
これは明らかに様子がおかしい。
喉のいがいがを取るような感じではないかと中村六段。
そして解説中に今度は羽生名人が退室。戻ってくるとまた行方八段が退室。
羽生名人は解説通りの△6九銀。
井道女流「今の手つきどうでしたか?」
中村六段「若干震えたように見えました」

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最終盤の解説。王様の逃げ方次第で綺麗に詰む順がありますが、手順が長い(笑。
行方八段は1分将棋に。羽生名人は余裕のオレンジジュース。
そして行方八段が飛車を取ると、羽生名人は席を外しました。
中村六段「俺はトイレに立てるんだぞと。まあ実際は何も考えて無いんでしょうけど」

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合い駒をするか王様が逃げるか。辛い時間帯の行方八段。
この後中村六段の手順通りに進み、行方八段の投了となりました。

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詰み上がり図は歩や銀が消える綺麗な詰み。

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放送後のアンケートもいい感じに。

ということで第3局は羽生名人の勝利となりました。
私は行方八段がリードしていることや、
今日の昼食で行方八段の方が量が多かったこと、
昨日行方八段がお酒を飲んでリラックスしていたこと、
などなどで行方八段が勝つ流れなのかなと思って見ていたのですが、
羽生名人の△5八馬から夕食休憩までの間に、
いつのまにか羽生名人が逆転したような1局でした。
行方八段今夜は自棄酒かな?

名人戦第4局は5月20日と21日、
ニコ生では20日が解説に加藤一二三 九段、聞き手に山田久美女流四段、
21日は解説に渡辺明棋王、聞き手に室谷由紀女流初段で大盤解説会が放送されます。
このシリーズは1局目~3局目まで全て違う戦型ですので、
第4局もどのような戦型になるか注目です。