第17期銀河戦 羽生善治vs谷川浩司


2009年の銀河戦、谷川浩司九段対羽生善治名人の対局を、
木村一基八段と山田久美女流三段が解説する動画です。
終盤の複雑な局面ですが、木村八段が△7五桂が厳しい、
▲7四桂が実現すると先手勝ちといった条件出しが的確です。
それでは▲7四桂を実現させないためにはどうするかということですが、
▲7四桂に△同○○となるように駒を利かすとか、
先に7四に自分の駒を置いてしまうとか、
王様の逃げ道を広げて▲7四桂を空振りさせてしまうとか、たくさん方法があります。
その中で解説の木村八段は空振りさせてしまう△8五桂を示していましたが、
羽生名人は条件を満たしつつ先手玉が詰む鮮やかな手を用意していました。
どのくらい前からこんな手が見えてるんですかねえ。
△8五桂じゃ負けちゃうんですねという木村八段のぼやきを聴いて、
将棋は囲碁と比べてプラスになる手が少なく、
悪手の山の中を歩いているという言葉の意味が少しだけ分かったように思えました。 

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