(将棋) 女性枠決定戦 (解説:渡辺 明) 1/4


(将棋) 女性枠決定戦 (解説:渡辺 明) 2/4


(将棋) 女性枠決定戦 (解説:渡辺 明) 3/4


(将棋) 女性枠決定戦 (解説:渡辺 明) 4/4


この動画は2008年度のNHK杯テレビ将棋トーナメントの女流予選の動画です。
予選1回戦で矢内理絵子女流名人が石橋幸緒女流王位を破り、
決勝戦の清水市代女流王将・倉敷藤花との勝者が本戦出場になります。
NHK杯で女流棋士といいますと、中井広恵女流六段が、
2003年に畠山鎮七段と当時A級だった青野照市九段を破り、
翌2004年には佐藤秀司七段(当時六段)を破った後に、
タイトルホルダーだった佐藤康光九段(当時棋聖)を、
ほとんど勝ちというところまで追い込んでいます。
この対局は2008年ですが、2008年度は後手が初めて先手に勝ち越すという、
将棋界にとって歴史的な年でした。
この対局で矢内女流が選んだ後手一手損角換わりやゴキゲン中飛車といった、
後手番での新しい戦法がどんどん指された年です。

さて動画では理論派の渡辺明竜王らしい分かりやすい解説は相変わらずですが、
NHK杯で聞き手をしている時の矢内女流を見たことがある方は、
負けた後の怖い顔をした矢内女流に驚いたんじゃないでしょうか。
矢内女流は10代の頃に奨励会の対局で逆転負けをした後に、
トイレで自分の腕時計を地面に叩きつけて、
居合わせた千葉涼子女流と口論になったといった激しいエピソードも残しています。
感想戦でため息と同時に「そうでしたか」とつぶやいた時の矢内女流もおっかないです。
勝った清水女流は、来年度からNHK杯の聞き手を務めるという噂もありますが、
羽生さんが七冠を取った時と同時期に、
女流の全タイトルを総なめにした女羽生としても有名です。
近年はタイトル獲得はしていませんが、2013年度も女流名人位リーグで6勝2敗ですから、
奨励会員でもある里見香奈奨励会三段を除けば女流棋士のトップグループの一人です。
女流タイトル43期の第一人者が若手棋士の解説をどう捌くのか見所です。

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