ハッシーの将棋どんとこーい☆(1/2)


ハッシーの将棋どんとこーい☆(2/2)


この放送の前日に橋本八段は山崎七段に竜王戦で負けていて、
お酒も手伝って言いたい放題になっている動画です。
渡辺竜王や橋本八段のような若い世代の中には、
このままで自分が引退するまで将棋界が残っているのか、
といった危機感を持っている棋士もいて、
そういった危機感を持った棋士とそうでない棋士とでは温度差があります。
はっしーは現在、引退された神吉宏充七段と一緒に、
カンキ大王×ハッシーの夜の将棋会というニコニコチャンネルを持っています。
神吉七段は関西所属ですが、橋本八段も昔は関西所属だったため、
大変お世話になっていたそうで、派手な神吉七段と連れ立っていたのなら、
関西でたくさんの伝説を残してそうですね。
ハッシーは動画で40代の棋士が運営に携わってくれないと嘆いていますが、
例えば今でこそ孤高の人といった感じの羽生さんも運営に関ったことがありました。
河口俊彦七段の盤上の人生 盤外の勝負という本に書いてあるのですが、
昔東京将棋会館が建ってから20年以上がたち、あちこちが痛んできたため、
修理するかいっそのこと建てかえるかという問題が起きた時に、
羽生さんも審議委員会の委員として選ばれました。
このとき羽生さんは建築の勉強をして一級建築士や会計士からも話しを聞き、
建て直すべきとの結論を得て試案を作りました。
羽生さんは東京だけでなく関西でも若手と集会を開き、試案を説明し、賛成を求めました。
そして棋士総会の当日には鳩森神社で羽生案支持の若手棋士を集め、
意思を確認したそうです。
ところがふたを開けてみれば大差で10年様子を見る、という案が通り、
羽生さんの案は支持すると答えた人の半分の票しか入ってなかったそうです。
つまり半数は羽生さんの前では支持しますよと言い、後で裏切りました。
その後羽生さんは棋士総会に顔を出すも途中で帰るといったようになり、
将棋の合間にチェスを楽しむ孤高の人となりました。
将棋界にとってはかなり大きな損失だと思うんですけどねえ。
他の40代の棋士は運営はどうなのかな。
佐藤康光九段は将来の会長候補らしいですけど。

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盤上の人生 盤外の勝負
河口俊彦著
¥1,575