森内俊之名人vs羽生善治三冠 第38回将棋の日次の一手名人戦 1 2


森内俊之名人vs羽生善治三冠 第38回将棋の日次の一手名人戦 2 2


30秒でこんなに難解な将棋を指せるんだからすごいなあ。
森内名人対羽生三冠の対局を、佐藤康光九段が大盤で解説し、
聞き手が上田初美女流三段という豪華な対局の動画です。
次の一手名人とは大盤解説をしている棋士がタイミングを見て、
対局中の棋士が次に何を指すかを出題し、
3択問題で当てるというクイズで最後まで残った人が名人となります。
この動画では棋士が壇上まで残ることはなかったのですが、
過去には残ったこともあります。

将棋ペンクラブログより「丸ちゃん、舞台へ上る。

次の一手名人戦は3択で次の一手を当てるという全入場者参加のメインイベント。
正解者が20名くらいになった所で舞台へ上ってもらったところ、
その中に丸山八段の顔が・・・。
「丸山さんも次の一手名人になってもうれしくないでしょう」
と谷川竜王が言ってもニコニコ正解し続けている。
対局者の佐藤名人はチラチラ後ろを振り返って気にしている。
残り5人になった所でようやく(?)不正解。
対局後佐藤名人は
「僕と丸山さんは全く棋風が違うので当たらないと思いましたが、
いやーあせりました」と。対局は熱戦の末、羽生四冠の勝ち。


上記の丸山八段とは現在の丸山忠久九段で、
翌年に佐藤康光名人から名人位を奪取することになります。
ライバルが自分の指し手をずばずば当てるというのは不気味すぎますね。
河口俊彦七段は著書「盤上の人生 盤外の勝負」の中で、
恐らく、プロが対戦したくない人、の筆頭は、名人になるころの丸山だったろう。
と書いているくらい、当時の丸山九段は怖い存在でした。

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