詰将棋の大家・浦野真彦八段と現会長のちょっといい話


動画に出てくる番組というのは、
お正月にNHKBS2放送されていた大逆転将棋という番組です。
このとき浦野八段はお正月ということで、
3題の詰め将棋をすべて1か一の字で詰み上がる、握り詰め、煙詰、
手数の合計が111手になることを狙ったようですが、
合計手数だけ107手になってしまったようです。
握り詰めというのはランダムに駒を選んで、
それを過不足なく使って詰め将棋をつくるということです。
また、煙詰は詰みに必要な最低限の駒しか残らないような詰め将棋です。
狭い意味では王様以外の39枚の駒を最初の盤上に配置し、
王様を詰ませる最低限の駒しか残らない詰め将棋をいいます。
最初の煙詰は1755年に初代伊藤看寿が幕府に献上した、
将棋図巧という詰め将棋作品集の99番です。「煙詰」(要Java)
この後狭い意味での煙詰は1954年に黒川一郎さんが作るまで誰も創れず、
創作は不可能ではないかとも言われていました。

浦野八段も煙詰の作品を発表されていて、
詰め将棋の賞として最高峰の看寿賞を2度受賞されています。
浦野八段作「春時雨」(要Java)

動画の最後のすごいエピソードを作った谷川浩司会長も、
1997年に看寿賞の特別賞を受賞されています。その詰め将棋はこちら(要Java)。
また2012年には、十七世名人資格保持者でもある谷川会長が、
江戸時代に名人が詰将棋図式集百番を献上したという故事にならって、
久能山東照宮に図式集『月下推敲』を、祭神である徳川家康公の御前に奉納しました。
美学の人たにーかっちょええ。

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