電王戦タッグマッチ PV


電王戦記者発表会が先ほど開かれました。
今度の電王戦は来年春に行われ、棋士5人、コンピュータソフト5つの団体戦ですが、
前回と違いハードウェアは主催者側が用意したものにするということです。
具体的にはPCショップのドスパラが提供するGALLERIAシリーズの、
その時の最強スペックのものを準備するとのことです。
前回はハードの制限がなかったので、
例えばGPS将棋が600台以上のコンピューターを接続して、
とにかく計算量を増やして強くするというアプローチをしましたが、
今回はプログラミングの出来で勝負する、ということでしょうか。
ソフト屋だった私は嬉しいですけど、
これでは視聴者のPCでクラスタ化する大合神クジラちゃんが出れないではないか…。
まあ今回のテーマは市販のPCだとどのソフトが一番強いか、
それはプロ棋士と比べてどのくらい強いのかということなのでしょう。
出場するプロ棋士は屋敷伸之九段だけ発表されました。
北海道が産んだ大天才で、史上最年少の18歳6ヶ月で棋聖位のタイトルを獲得し、
変幻自在な指し回しから忍者屋敷と呼ばれた棋士です。
その後将棋の勉強は競艇場に行くまでに新聞の詰め将棋を解くだけ、
日本酒7合ぐらいなら15分、といった生活がたたって?輝きが失われていましたが、
近年勉強してもちなおし、現在ではA級で活躍しています。
一方で出場するコンピュータは予選をやって決めるということなので、
ハード無制限の無差別級とは違うソフトが台頭するかもしれません。
前回出場したコンピュータソフトの中では習甦とツツカナがPC1台でしたので、
この2ソフトは優勝候補なのかな?
また、今月末の31日に、電王戦タッグマッチと題して、
前回の電王戦で戦ったプロ棋士とコンピュータがタッグを組んで、
トーナメントを戦うようです。
特設サイトはこちら
出場者は阿部光瑠四段&習甦、佐藤慎一四段&ponanza、
船江恒平五段&ツツカナ、塚田泰明九段&Puella α、三浦弘行九段&GPS将棋で、
この5組がトーナメントで激突します。
解説はなんと森内俊之名人ということで今から楽しみですが、
私は後輩の結婚式で見れないんです…。次の日にでもタイムシフトで見よう。
阿部四段や船江五段はペアを組むソフトの特徴を把握していますから、
コンピュータをうまく扱ってくれると思います。
塚田九段とPuella αはともに攻め将棋ですから、仲直りしたら凄そうです。
気持ちで指すタイプの佐藤四段は気持ちのないponanzaをどう扱うんでしょうかねえ。
三浦九段はコンピュータ無しなら優勝候補ですが、
1台の時のGPS将棋がどれほどプロレベルの将棋で頼れるものなのか未知数です。
来年春の電王戦に向けてドワンゴがイベントをする予定もあり、
今のところ年末にイベントをすることが決まっていると、
スポンサーの株式会社ドワンゴ会長川上量生氏から話も出ました。
今日の発表ではこんなところでした。
個人的には事前にソフトを提供するという決め事にほっとしました。
というのも前回の電王戦では、準備が出来た棋士と出来なかった棋士で、
内容が全然違ったからです。
阿部四段や船江五段は、
コンピュータと将棋を指す環境が整ったのでいい将棋が指せましたが、
塚田九段は対局6日前にボンクラーズと指せなくなるなど、
環境構築にトラブルが出ていました。
三浦九段も弟弟子の阿部健治郎五段に環境構築してもらうまでは、
ノートパソコンのGPS将棋と指してなんだこんなもんかと思っていたようで、
これではちょっと準備不足でしょう。
佐藤四段は事前準備や環境構築についてあまり書いてないのでわかりませんが、
今回はソフトの事前提供があるので、
準備不足から一方的な内容になるということはなさそうでほっとしています。

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