三浦弘行八段インタビュー 第2回将棋電王戦


GPS将棋開発チーム 田中哲朗氏・森脇大悟氏 インタビュー 第2回将棋電王戦


将棋世界2013年4月号より三浦八段のコメント

迷ったが、大事なスポンサーからの依頼なので引き受けるしかないと思いました。
<中略>
何しろ私の相手はパソコン数百台なので、少しは練習しましたが、
しっかりした対策は困難です。
<中略>
王道でいきたいとは思いますが、これも始まってから改めて考えます。
<中略>
第3回に繋げられるように頑張ります。


三浦八段といえば、研究家として有名です。

梅田望夫著
どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語」より
三浦八段と同い年で子供の頃からの友人の行方尚史八段の話

でも本質的には、三浦君は、局地戦になると異常に力を発揮する人です。
狭い、狭い、狭い局面に将棋を持っていきたい。
できるだけ狭いところへ持っていって、自分の力を出しやすくしたい。
狭いところでの三浦君の計算力は凄いですよ、
三浦君ほど狭く狭く……とやっている人も、あんまりいません。
<中略>
そこにはまれば、もう出口はない。そういう将棋にしたいわけです。
たとえば、大阪のホテルで若手を缶詰めにして何をやっていたかと言えば、
彼らと意見交換をしながら、横歩取りのような、
すぐに切った張ったになる現代将棋の最新型の中から、
自分が得意とする「狭いところに持っていける流れ」を探しているんですね。


局地戦、狭いところというキーワードがでてきましたが、
第1局の阿部光瑠四段対習甦の対局もそうだったと思います。
阿部四段が習甦の攻めを引っ張りこみ、自玉周辺の局地戦で、
しっかり攻めを受け切ってから今度は敵玉周辺で局地戦をする、そんな展開でした。
また、いきなり桂馬を跳ねて攻めるという展開だったので、
攻撃するにも手の選択肢が狭い、という狭い流れでもありました。
これを見た第2局のPonanzaの開発者の山本さんや、第3局のツツカナの開発者の一丸さんは、
局地戦にひっぱりこまれないように最序盤で定跡にない手を指させて、
序盤から力戦にして手の選択肢を広げて、
コンピュータの力がでるような局面にしようとしました。
第4局は塚田九段が矢倉を選択しましたが、矢倉は全局面の戦いになりやすく、
Puella αも敵玉周辺で駒を取ったあとに王様とは反対側の飛車を責めるという、
いわゆるB面攻撃をしかけ、これが成功し優位にたちました。
となると局地戦で、手の選択肢が狭いほうが人間側が勝ちやすいということでしょうか。
三浦八段が自身が得意とする局地戦、狭い流れにするために、
どのような戦型を選ぶのか注目です。

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