将棋 A級順位戦 冷えピタ新手


丸山忠久九段は盤上で自分の力を100%出すことに
すべてのベクトルが向いているような棋士です。
深夜0時過ぎにカロリーメイトを3個食べたり、
順位戦の夕食では唐揚げ定食、唐揚げ3個増量(みろく庵)が定番です。

冷えピタを頭に貼って将棋を指すことは新手かと騒がれましたが、
実は昔から額に膏薬を貼る棋士はいたようです。

NHK将棋講座2006年7月号、内藤國雄九段の「悪手は2度続く」より

「将棋は礼に始まり礼に終わる」といわれているが、昔はどうだったか。
たとえば”マキ割り大五郎”と呼ばれていた佐藤大五郎さん(九段)との大きな一番で、
こういうことがあった。
朝、対局室に入ると大五郎さんは盤の前で両手を突いて、
走り競争のヨーイドンの姿勢で固まっている。
額には大きな(頭熱を吸い取る)膏薬を貼っていて、闘志を部屋中に充満させていた。
夜戦に入ってから膏薬を張る棋士は何人もいたが、
対局前から張られたのはこのときだけである。

対局前からすごい気合ですね。
ちなみに三浦弘行八段がニコニコ動画の生放送でタイトル戦の解説をされた時に、
屋敷伸之九段との研究会で冷えピタを貼ってみたと語っていました。
額に貼るのは効果があるが、頭頂部に貼るのは髪がある人には効果が無い、とのことです。
研究の虫と呼ばれる三浦八段は冷えピタ研究にも余念が無いですね。