棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

2015年07月

困ったときの羽生マジック!羽生棋聖が豊島七段の挑戦を退ける

羽生善治棋聖に豊島将之七段が挑戦する第86期棋聖戦五番勝負第4局は、
先手番の羽生棋聖が勝利して見事タイトルを防衛しました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に鈴木大介八段、
聞き手に長沢千和子女流四段で大盤解説会が始まりました。

朝、機材の調子が悪く音が消えたり映像が止まったりしている模様。
コメントによると映っている人もいる?らしい。
低画質だと映っていたようで少し見逃してしまいました。

kisei4-1
羽生棋聖の先手で▲2六歩に、豊島七段も飛車先を突く△8四歩。

鈴木八段「私矢倉を予想してたんですけど、外れてほっとしてます。
相掛かりになると思います。
相掛かり私も勉強中なので楽しみです」

羽生棋聖は▲2五歩として相掛かりになりました。

鈴木八段「ここまで3局連続後手番が勝つという、珍しい展開です」
長沢女流「それは理由があったんですか?」
鈴木八段「矢倉後手番3連続できてるから、外したということなんですかね。
後手番が勝っている矢倉を先手番になった羽生さんが外したということですね」
相掛かりは飛車先を交換した後に、
▲2六飛車と引いて後で▲2八飛車と引くと手損になるので、
▲2六飛車なら行くしかない将棋になる、なので▲2八飛車が今は主流とのこと。

kisei4-2
おはようございます。
鈴木八段「朝ばたばたしたみたいですけど、復旧したようでよかったです」
※普通画質モードの方にも低画質映像を流して一時的に切れないようになっています。

長沢女流「今日はばっちり当てに行くと」
鈴木八段「大介いつも予想が当たらないと書かれているんで、
今日は当てていこうと思います。次は▲3八銀です。
三浦先生の結婚の話も後でしましょうか。びっくりしましたね。腰が抜けました」
羽生棋聖「▲3八銀!」
鈴木八段「ほら!序盤で当てるしかないですね。正解率を上げるために。
次は△8六歩だと思うんですけど、他もあるので辞めておきましょう。
今日は矢倉になると思ってお勉強してきたんですけど、
でも矢倉じゃなくてよかったです。
豊島さんは角番に追い込まれてますから、振り飛車はやりづらかったんでしょうね」
豊島七段「△7二銀!」
鈴木八段「あーよかたよかった」

相掛かりの序盤は悪手がそんなになくて自由な将棋、工夫のし甲斐があるとのこと。

鈴木八段「自分のイメージだと棋士全体だと先手が5割2分くらいの勝率で、
タイトル戦だと6割5分くらい先手が勝つイメージだったんですけど」
羽生棋聖「▲2七銀!」
鈴木八段「あ、言っておけばよかった」

鈴木八段は相掛かりは公式戦では人生で唯一指した事が無い戦型らしい。

鈴木八段「ネット将棋やられます?」
長沢女流「たまにやります」
鈴木八段「私ウォーズ専門なんですけど、ウォーズじゃ居飛車しか指さないんです。
残念なことに3分切れ負けとかどんどん弱くなってるんですよ。
今朝もやってきたんですけど全然勝てません」
長沢女流「それは勉強のためなんですか?」
鈴木八段「遊びです。ちなみに棋神を使ってくれると私くらいのレベルだと助かります。
多分棋神は弱くしてくれてると思います。ただし詰みの瞬間に使われると強いです。
高段まで行くと使わない方がいいと思います。優勢になったら使ってもいいのかな?
10分切れ負け3分切れ負け10秒の3つで八段になろうとしたんですけど、
携帯を変えたらデータが飛んでしまって、そのうち全体のレベルも上がってしまいました。
(コメントを見て)引き角君バッチ?
あ、これ。みんなが宣伝したくないって言う奴でしょ?原価78円。
私この先生とやるときはノーマル四間飛車やるんですよ。
引き角戦法受けて立ちたいから。でも相振り飛車やってくるんです。
相振り飛車が上手いんですよこの先生。
いくらで売ってるんですかねえこれは。買わないであげてください。
200円?ああ原価78円で200円ならまあいいかな」

といったところで解説に。唯一指した事が無い戦型といいつつ丁寧な解説。
羽生棋聖は豊島七段が△7三銀型でいくか△7三桂型でくるかを選びたい、
銀なら▲6七歩型、桂なら▲6六歩型でいきたいとのこと。
今の局面は後手から角を交換して1手損しているので、
私だったら▲1六歩の端歩が間に合うと見たいとのこと。

鈴木八段「2分の1なんだけどかけといたほうがいいかなあ。何だと思います?」
長沢女流「じゃあ▲6八玉で」
鈴木八段「えー…。私は▲1六歩で」
羽生棋聖「▲1六歩!」
長沢女流「当たりました。流石」
鈴木八段「序盤のうちはね。今2つ当たりましたから、これで率を上げる作戦で」
序盤の細かな駆け引きを解説して、
鈴木八段「この辺が分かってくると面白いですけどねー。
でも勝率には一切関係無いですけどね」
長沢女流「鈴木先生はどちらかというと終盤型ですよね」
鈴木八段「今は序盤型です。今期だけで詰み逃し2回やってますからね。
それに頓死1回に打ち歩詰めだったのが1回です。
でも昔から若いうちは歩が足りるって言うじゃないですか。
昔森下先生と対局したときに先生が6歩持ってて、
垂れ歩じゃなくて直接叩いてきたんです。
私は叩かれるまま取っていったんですけど、
最後に1歩足りなくなって私が勝った時に森下さんが、
いやー鈴木君、僕も若いときは絶対歩が足りたんだけどねって。
私も今痛感しています。
若いときは細かい歩のテクニックをあまり知らないのと、
だんだん歳を取ってくると将棋が攻撃的になって、
若いときは根気があるんだけど、それが影響してるんじゃないかなと思います。
意外と若い棋士の方がおじいちゃんのような将棋を指して、
年配の棋士は若々しいんですよね。
超新人の青嶋君とかも見てると楽しいですね。前向きな将棋で。
斉藤さんは大人びた将棋ですね。
梶浦君はまだまだ棋力が足りないんですけど」

リレー質問
飯島七段から鈴木八段へ
鈴木先生の弟子の梶浦四段が昇段されました。
私にも弟子がいます。
何とか四段に育ててあげたいので、心得を教えてください。
鈴木八段「私また弟子をとったんですけど、真逆の事をしようと思ってます。
梶浦のときは結構教えたんですね。
二段までは棋譜を赤ペンでチェックして三段になったら指して。
でも教えちゃうと私が昭和の将棋でど演歌なんですよ。
それを教えちゃうのがいいかどうかは分からないじゃないですか。
今度の弟子は10歳か11歳ですごいかわいい子なんですけど、
あんまり手の内容はあまり教えないようにして」
長沢女流「自分の個性を引き出してあげるということでしょうか」
鈴木八段「同じように育てて同じような棋士になってもつまらないし、
なのでその弟子に合った教え方というのもあるんじゃないかなと思います。
今度の弟子は将棋は弱いんだけど、どちらかというと天才派。
梶浦君は勉強して強くなるタイプ。
今の弟子はよく言えば1を教えて10を覚えるタイプ、
梶浦君は10を教えて8を覚えるタイプで、
確実に強くなってくれるっていうのもいいじゃないですか。
教えた分強くなるから楽しいですね」

竹部女流から長沢女流へ
長沢女流はムードメーカーでございます。
最近したドジを教えてください。
長沢女流「こないだも対局の時にお茶をばーってこぼしてしまって、
前後に男性棋士の対局があったんですけど、座布団の辺りをばーって。
対局前に動揺して、記録の野田澤さんに迷惑かけちゃったなと」
鈴木八段「私もデビュー戦で深浦さんだったんですけど、
緊張しすぎて、足しびれていたのに気がつかなくて立ち上がっちゃって、
盤も駒もぐちゃぐちゃになって、私記憶力悪いんで戻らないんですよ。
危うく反則負けになるところでした。
深浦さんが手伝ってくれなかったら戻せずに反則負けだったので助かりました。
他は何かありますか」
長沢女流「メガネかけててメガネ探すとかね」
鈴木八段「携帯を忘れたと思って連盟まで取りに行くから待っててね、
って言ったらポケットに入ってたとかね。でも形だけ連盟まで探しに戻るとか。
なので携帯忘れたと思ったら10秒くらい落ち着くことにしています」

kisei4-3
△2四歩△2三銀の組み合わせか、△5二金△4四歩の組み合わせか、
△6四銀で7四の歩を交換して持ち駒にする組み合わせか、三択とのこと。
△2四歩△2三銀から銀冠に組むのは、先手が端歩を詰めているので、
下段飛車から金で詰まされる筋や、▲1六桂馬から2四の地点を狙われる傷がある、
△5二金△4四歩から△4三金と囲うのは、6筋7筋にいつでも角を打たれる隙がある、
△6四銀からの歩の交換は、
そのまま△8六歩から棒銀にいくのは受けられてしまうので、
どこまで得なのかは分からない、とのこと。

一旦休憩になり、豊島七段は△6四銀を選択。

休憩明けてアンケートどちらが勝つか。
羽生棋聖59.9%、豊島七段40.1%。
鈴木八段「噂に寄よるとフルセットになれば最も将棋界で旬な三浦九段と聞いてます。
私もそういった意味では豊島さんを応援してるんですけど。
最近だと橋本八段が女装とか、週刊誌帰りに買わないといけないんです」
長沢女流「男性の方は女装とかしたいんですか?鈴木先生は似合いそうですけど」
鈴木八段「三浦さんはお若い人と結婚されたと」
長沢女流「17歳年下でしたっけ」
鈴木八段「どうですか?17歳年下とか」
長沢女流「男性の場合はありでしょうけど、女性じゃないですね。
寝起きの顔とか見せるわけでしょう?」
鈴木八段「でも相手の人は見る目がありますね。三浦九段は人格もありますし。
なので見てる方で狙ってる方は急いで。
(コメントを見て)中田先生?
功先生と章道先生といますけど、どちらも仙人化してる…」

アンケートあなたは?
結婚してます17.6%、未婚です32.8%、バツです…4.9%、生涯孤独が生きる道44.7%。
鈴木八段「若い人が多いのかなー。だって今3番の人が多いでしょ。
そうですかー。三浦先生の惚気話聞きたいでしょ。
自分のときは婚約したときはめちゃくちゃ勝率が下がりましたね。
だって早く投げて帰りたくなるでしょ?結婚してからは安定しましたけど。
だって食事に行こうとか考えたら投げたいじゃないですか。
結婚して時間が経つと特にいい事が無いって分かるから時間使ってみたりね。
奥さんが見てない事を祈ってますけどね。
今日は用事があるはずなんで見てない事を折り込んでるんですけど。
長沢さんはどうですか。だんなさんと将棋とか指されますか」
長沢女流「平手で指しますね」
鈴木八段「どっちが強いですか?」
長沢女流「最近ちょっと分が悪いですね」
鈴木八段「だんなさん立派じゃないですか。
こちらだと6枚落ちですから。しかも私が負けないし。
結婚したときは平手で勝てると思ってたんですよ向こう。
でも結婚してからは1回も負けてないです。お小遣いかけて指すんで。
もうお試し期間終わりでお小遣いかけて。
プロで指導対局だと、相手にいい手が出るように指すじゃないですか。
なので本気で相手にいい手が出ないように出ないように指すのは楽しいです。
詰め将棋もね、1手詰め3手詰めでヒント出しても解けないといらいらするんですよ。
3手詰めで飛車と金持っていて、最初に飛車を打つんだよって言ってもね、
金を持ってうろうろして」

質問メール
鈴木先生の弟弟子の田村先生が先日ニコ生で話していましたが、
田村先生や師匠の大内先生のエピソードを教えてください。
鈴木八段「ライバルなんでね、誰に聞かれても私が先輩ですって言います。
私が1年先輩で昇級レースでも負けてたことが無いんですけど、
康介は知らない人に聞かれると私の事を弟弟子って言うんですよ。
競争だといって回転寿司に行くと2人とも50皿は超えましたよ。
彼は奨励会のときから一切家で将棋の勉強をしたことがないんですよ。
でもお父さんお母さんが、うちの康介が1回だけ家で勉強した事があるって言って、
鈴木さんと三段リーグで当たる時に、前日に1回だけ盤を出して並べたって。
奨励会では彼が1級のとき自分が初段で5連勝中だったんですよ。
彼が2勝7敗で負けると降級で、私は昇級に近づくから気合を入れてたんですけど、
終盤こっちがにっこにこで、
7一に彼の玉がいて、私は飛車角金銀桂香を持っていて、
何で王手しても勝ちだと思って、歩を7二に打ったんですよ
そしたら彼が証拠なんで盤面を崩さないでくださいっていったんですよ。
何かなと思ってよく見たら二歩を打っていたんです。
そこから彼は連勝して昇級して、私は12連敗。
それが無ければもうちょっと早く上がっていたと思います。
三段リーグで彼が14勝4敗って好成績で、頭跳ねでプロになれなかったんですけど、
彼は上がってれば16歳で四段だったんです。人生のターニングポイントだったですね。
当時みんな15、16ですから、
上がれないの知ってこうちゃんおめでとうって言って、
そしたら彼が顔真っ赤にして相当怖かったです」
長沢女流「田村先生から褒められたらどう思いますかとありますが」
鈴木八段「どうせ。負けると嬉しそうに今日どうなったのって言うんですよ。
今期私が2勝6敗か7敗なんですよ。彼も3勝6敗くらいで。
彼の今期の目標は私より勝率がいいことだって言ってました」

僕は将棋を初めて2年半ですがまだ3級です。
3年で初段になりたいのですが、どうすればいいでしょうか。
詰め将棋が苦手なのですが、他の方法は何かありますか。
長沢女流「ライバルを作る事ですかね。その人に絶対負けたくないと思えば。
詰め将棋は最初なかなか解けなくてつまらないと思うんですけど、
1手や3手から初めて解ける楽しみが分かれば」
鈴木八段「詰め将棋はつまらないですよね。強くなってもつまらないもん。
自分の場合は1日5、6時間毎日やってたので。初段二段ですごい壁が来ましたけどね。
実戦が一番楽しいしいいと思います。詰め将棋は1手詰め3手詰めで」

私は楽観派です。対して羽生先生はあれだけ勝っているのに、
感想戦ではつまらない将棋にしてしまったとか言います。
羽生先生は極度の悲観はなのでしょうか。解説の両先生はどうですか。
鈴木八段「私は超楽観派ですね。1手負けくらいならなんとかなると思ってました。
家でコンピュータ相手に指していても、
1000点くらい負けてても自分がいいと思う局面もあるし。
でも羽生先生は手が見えるから、私はそこまで本気にさせたことが無いのかな?」
長沢女流「私も楽観派で早く喜びすぎてしまうので」
鈴木八段「勝ちで楽観ならまだいいじゃないですか。
私負けてても楽観してるときがあります」

対局者が遅刻した場合に、駒は並べておくのでしょうか。
基本相手の駒は触らないので、並べないです。
自分が乱してしまったときは直しますけど、竜王戦でもありましたよね。
相手がトイレに立ったときがチャンスですね。
ただ指導対局で多面指しのときに並べてもらうと、あれ助かりますね。
今インターネットでボタン一つで初型に戻りますけど、
あんな感じで麻雀みたいにボタンを押したらじゃらじゃらって戻ってくれるといいのに。

私は将棋世界のイメージと読みの将棋観が好きです。
何か裏話があれば教えてください。
大体トップ棋士が、ひとつの局面を見て棋士がどう思うかを答えるんですけど、
私なんかネタ要員でね。
私だけいつの何戦だと思いますかとか聞かれて、だいたい外れるんですけど。
並べた事があるっていうのは分かるんですけどね。
郷田さんとか森内さんとかと指し手が同じだと嬉しいです。
でもみなさん何日間か考えてるんですよ。自分はぱっと見だけでやらされてるんです。
自分だけ詰みが分からないで、他の人がこうやれば詰みとか言われるんですけど、
読みが深い人は前もって局面を渡されてると思いますよ。

kisei4-4
豊島七段の△8二角に、
鈴木八段「クリックミスじゃないですよね?」
その後いろいろな手を解説しましたが、攻めになっているとのこと。
後手の攻めがいろいろな手があって、先手にとって不確定要素が多すぎる、
指導対局だったら上手く指されましたと言うとのこと。

kisei4-5
変化図の一例。
鈴木八段「▲1八角!こういう手が見えるといいですね。
天野宗歩の遠見の角!私あこがれてプロになりましたから。
でも△5五金とかやられると私は何も見えなくなります」

昼食アンケート
けんぽ15.4%、うなぎ41.8%、ほそ島や(蕎麦)22.9%、チャコ(ステーキ)19.8%。
長沢女流「私昨日負けてからみんなにうなぎ食べたらいいって言われるんですよ」
鈴木八段「勝てそうな将棋でしたからねえ。
私は千駄ヶ谷は棋界でトップレベルに詳しいですよ。
佐々木慎君と二人で争ってるんですけど、二人で食べマップを作ろうとか話してます。
私は大通りなんですけど、慎君は千駄ヶ谷の細道を全て知ってるんですよ。
あと階段。これはいい階段なんですよとか言います。
意外と中華もお蕎麦屋さんも喫茶店もいいところがあって、
私が良く行く喫茶店のランチにオムライスがあるんですよ。
昔ながらのいい意味でおいしくないオムライスなんですけど私好きなんです。
弟弟子の藤森君が岩手でわんこそば102杯食べたらしいんですよ。
それなら藤森君より食べられると思うじゃないですか。
そしたら康介が調べてくれて、浅草に見つけてくれて今度行くんですけど、
彼勝負事が好きでかけてくるんで、カモを募集中です。高見君は逃がさないよ?
それが夏の楽しみですね。蕎麦は飲み物です。
お寿司の大食いの時はしょうゆをかけちゃだめなんです。
康介と行くとかけてばっかりだからそんなことばっかり覚えるんです」

昼食休憩を明けて、豊島七段は△4六銀と攻める手を見送って△6二金と溜めました。
豊島七段としては角銀を捌いて△7三桂の形を作りたいとのこと。

昼食アンケートの答えはうなぎ

kisei4-6
長沢女流のうな丼

kisei4-7
鈴木八段のうな玉丼
鈴木八段「次はうな丼にしよう。
最初に出た時は自腹だったと思うんですけど、
今は自腹じゃないのでみんな豪華なものを食べてるんじゃないですかね」

kisei4-8
羽生棋聖の天ざる蕎麦

kisei4-9
豊島七段はかけそば
鈴木八段「対局者は蕎麦人気ですよね」
長沢女流「あんまり食欲もたくさん食べたいって感じじゃないですからね」
鈴木八段「私は面倒くさいので昼は冷やし中華、夜は散らしの中って決めてます。
隣で天彦君が寿司の特上とか頼んでるんですよ。
なので寿司の中とか頼めないから散らしにしてるんです」

kisei4-10
鈴木八段「クールビズですね田中先生。
飯塚先生はこないだ順位戦でお世話になりました。もちろん負けたんですけど」

ヒフミンアイの最中に羽生棋聖の桂得が確定。ただし歩切れ。
鈴木八段「逆さにすると何が変わるんだろう?
後手が歩を突いて来いってやって、本当に突かれちゃったという事は分かりますけど。
これは早いですね展開が。お母さん夕飯に間に合いますよ。
へーこれで後手が指せるんだー。これで後手がよければすごい構想ですよ」
と言ったところで、豊島七段が銀打ちからの突撃ではなく、△3一玉と固めました。
鈴木八段「ちょっとどうなっちゃってんの?」
長沢女流「まったく分からなくなってきました」
桂損の後手が攻めていく展開を予想していたので驚きましたが、
解説を進めると先手の指し手も難しくて、
鈴木八段「実戦的なんですねえ後手がねえ。先手が悪くないと思うんですけどねえ」
最近鈴木八段は、盤上にある駒を数えて勢力を考えるということをしているらしい。
でもそれをやると時間がなくなるから真似しない方がいいですとのこと。

詰め将棋のプレゼントは鈴木八段の「鈴木大介の振り飛車のススメ」

kisei4-11
「粋清」

アンケートどちらを持って指してみたいか。
先手:羽生棋聖50.4%、後手:豊島七段21.3%、ニャンとも言えニャイ28.3%。
鈴木八段「圧倒的に先手を持ちたい。
これ解説者のこと信用してるというのもありますよね。
そんなに信用できないんですけどね」

指し手が難しいと言う解説で、羽生棋聖は居玉を避ける▲6九玉。

鈴木八段「さて問題です。私は羽生さんに居玉で負かされたことがあるでしょうか」
長沢女流「質問されるっていうことはあったんじゃないですか」
鈴木八段「さすがですね。私が筋違い角を打ったんですよ。
それで力任せにしたら、居玉でこてんぱんにやられました」

kisei4-12
鈴木八段「私なら▲1六桂から▲7九玉と指したいです。
実戦じゃ指せないでしょうけど。
今までやった手順の中で一番羽生さんらしいんじゃないですか。
でも結構考えると思います」

将棋検定の話になり、
長沢女流「私落ちましたよあれ」
鈴木八段「ええ!?プロで落ちる人いたんですか。私あれノー勉で受かりましたよ。
確か藤井さんが1級とか一番上のクラスで一番得点したんです。
あ、藤井君じゃないですよ。
今奨励会三段リーグって20歳とかの子が多いんですけど、
そんな中に12、3歳の子が来たんだから夢がありますよね。
やってる方はたまったもんじゃないと思いますけど」

などと話していたら、
鈴木八段「▲1六桂はやっぱり弱い手なのかなあ。
羽生さんらしい前向きな手じゃないのかなあ」
羽生棋聖「いやあああああ(ため息」
鈴木八段「羽生さんでも困る事があるんですねえ。
本当に困っているのかは分からないですけど。
やっぱり▲1六桂打ちたくないんじゃないですかね?」
安定のぶれぶれ解説。

羽生棋聖は▲1六桂。
鈴木八段「あ!打ちましたね。つまらなさそうに打ちました」

kisei4-13
相おやつ。

kisei4-14
鈴木八段「おさんじコーナーですか」
長沢女流「ちょっと読み方を変えるとおじさんコーナーですね」
豊川先生のフォロワーがこんなところにまで。

kisei4-15
鈴木八段「将棋は指されますか」
担当の方「いやちょっと」
鈴木八段「これを機会に是非」
緊張気味の担当の方をほぐそうとする気配り鈴木八段。

kisei4-16
右が羽生棋聖のキャラメルショコラポワール、
左が豊島七段のルレクチェのメイプルロール。

kisei4-17
鈴木八段「食べ方はあるんですか?」
担当の方「もうざくっといってください」
鈴木八段「康介のも見てたんだけど二口ぐらいで食べてましたね」
長沢女流「お酒は使ってるんですか?」
担当の方「お酒は使ってないです」
鈴木八段「何でもお酒に見えるんですね」

kisei4-18
鈴木八段「これも食べていいんですか?」
担当の方「どうぞどうぞ」
長沢女流「ウイスキーとかブランデーとかも合うと思います」
鈴木八段「食べてるのでちょっと話繋いでてください」
ガチ食いに走る鈴木八段。

kisei4-19
鈴木八段「一番最初紅茶とか紙コップだったと思うんですけど、
スポンサーがつくとやっぱり豪華になるんですね。
まさか将棋にお菓子のスポンサーがつくとは思わなかったんですけど、
ありがとうございます」

盤上が映って、
鈴木八段「あ、解説通りに進んでる!次の手は分からないんですけど」
羽生棋聖は▲6三歩。
鈴木八段「手つきは自信ありそうでしたね」
しかし先手が攻める手が分からないなあといったところで休憩に。

休憩明けて金取りを手抜きで攻める順は流石に後手が負けかと解説しているところで、
豊島七段も攻めずに△6一金と引きました。
鈴木八段「全然自信が無いですね先手。いい勝負にする手も見えないです」
その後▲5五銀と断言してましたが、
おかしいなあ後手が良くなるなあと困っていました。

kisei4-20
長考する羽生棋聖。鈴木八段は豊島七段が優勢との解説ですがさてはて。

形勢アンケート
鈴木八段「分からないは不戦敗だから(キリッ」
長沢女流「やっぱり鈴木先生を信じて豊島先生が有利なんじゃないですか」
鈴木八段「でもさっきから指した方をいいって言ってるから(笑」
先手:羽生棋聖有利46.3%、後手:豊島七段有利53.7%。

アンケート第5局を見たいですか?
今日決めて欲しい23.6%、第5局を見たい23.0%、結婚について聞きたい53.3%。

羽生棋聖は▲6二歩成り。
長沢女流「あれこれ打った直後に成ったんですよね?」
鈴木八段「え?嘘でしょ?そういえばこの局面で打ってましたっけ?
私ね、竜王戦で1回だけ勝った事があるんですけど、
その時▲1二歩って打ったのが悪手で、
残り5分まで歩を生かして勝つ順を考えたんですけど、
結局無くて成り捨てて勝ったことがあります。
有名な話だと高島先生が挑戦者決定戦で、
打った歩が悪手で成り捨てれば勝ちだったんだけど、
そんな手が指せるかって違う手を指して負けたことがあります。
羽生さんがやったらクレバーになるのかな?」
しかし豊島七段はと金を取らずに△7七桂成りから攻めて行きました。
鈴木八段「漢ですねー。でも確かにさっき手抜くより得してます。
でも羽生さんここから鬼と化すんじゃないですかね?」
※高島先生とは高島弘光九段のこと。
棋聖戦本戦トーナメントで高島九段は、有吉道夫九段や大山康晴十五世名人を破り、
中原誠十六世名人との挑戦者決定戦で、
▲2四歩と指した時に▲2五香で勝ちだったと気がつきました。
そこで▲2三歩成△同金(王手なので手抜きができない)▲2五香で勝ちなのですが、
▲2八香と指し、後に中原名人に△8五角と攻防へ利かす妙手を指されて敗れました。
理由を聞かれた高島九段は、
打ったばかりの歩を捨てるなんて死んでも指せないと言ったそうです。
棋譜でーたべーすにありました。121手目が▲2四歩。

コメントを見て、
長沢女流「ソフトは▲6七金左って流れましたけど」
鈴木八段「私最近ソフトに慣れましたんで、そんな言葉には惑わされないですよ」
しかしその後多分こんな順なのかなと言いながら進めると、
後手がどう決めればいいのか分からない局面になり、
鈴木八段「羽生さんは怖いですね。
さっきの▲6二歩成は明らかにミスなのに、
じゃあそれに突っ込んじゃったあなたはどうなの?と投げかけてるんです」
※羽生棋聖はサッカーの岡田監督との共著「勝負哲学」で、
ミスは相手のミスを引き出す呼び水になることもあると言っています。

kisei4-21
鈴木八段「ご覧ください。ミスしたのは誰なのかと言うくらい盤上没我です」
その後も長考する豊島七段に、
いろいろな手を並べるも後手の攻めが成功する順が見つからない鈴木八段。
鈴木八段「これは時間をかけて答えが出ないパターンですね。
これだけ盤上の駒を動かして答えが出ないのに、
頭の中で動かして出すのは難しいです」
豊島七段は解説通りの△6七歩。
羽生棋聖は豊島七段が退席した直後にすごく怖い顔をしてました。

質問メール
鈴木先生叡王戦の勝利おめでとうございます。
叡王戦の意気込みを聞かせてください。
次は北浜君とはっしーの勝者なんですけど、
うーん北浜君とは習ってる道場が子供の頃一緒だったんで、
はっしーは彼が二段くらいのころから何年かVS指してたんですよね。
5年くらいは後輩と指すのはすごく嫌だったんですけど、
意気込みは…、早指し棋戦なのでいい将棋指したいですね。
放送されると緊張しますね。あれ持ち時間1時間でずーっと録られるじゃないですか。
私ぼやいたり席外したりが多いんで。はっしーにぼこられたら嫌だなあ。

長沢さんは4段目に歩が成ってまけたことがあると聞きました。
当時の様子をお聞かせください。
鈴木八段「すっごい手指してますね」
長沢女流「その将棋も飛車角全部取るような優勢な将棋だったんですけど、
やった直後は頭の中真っ白でした」
鈴木八段「反則勝ちはあるんですか?」
長沢女流「反則は2回あります」
鈴木八段「2回勝ったんですか?」
長沢女流「いえ、2回負けて勝った事はないです」
鈴木八段「淡路先生の記録に追いつかないようにしないとね(笑。
反則って年間2、3局じゃないですか。
反則で勝ってみたいんですけど、普段の行いが悪いんですかね?
全然負けで投了しようと思ったら、歩が4段目に成ってきたらどうしますか?
私はまあまあって投了するかもしれません」

三浦九段の結婚について聞かせてください。
鈴木八段「どうですか?」
長沢女流「とりあえずおめでとうございます」
鈴木八段「隠してたんですかね?
藤井九段が竜王戦で対局してるタイミングでばれてましたよね。
それ聞いたせいで藤井さん逆転負けくらったのかな?」

私は昨年から始めて、将棋倶楽部24では1級で指しています
振り飛車党なのですが、相手が居飛車穴熊だと1勝9敗のペースです。
先生もやっぱり嫌ですか?
なるほど。私昨日対局で居飛車穴熊に勝ったんですよ。
まあ先手四間飛車は無敵だと思いますね。
とりあえず穴熊に組むと言う人は相当カモられてるような。
実はここだけの話対急戦ものすごく嫌なんです。
私は持久戦だと6割くらい勝ってて、急戦だと4割くらいなんです。
指してて楽しい戦法は、玉頭位取りや左美濃なら私はかなり勝率高いです。
玉頭戦は気合で押しつぶすように、穴熊低いから玉頭戦にならないじゃないですか。

鈴木先生は最近居飛車の将棋も指していますが、
居飛車を指そうと思ったきっかけを教えてください。
今半々くらいなんですけど、理由は5個くらいまとまってなんですけど、
最大の理由は煮詰まって、1000仮に振り飛車の形があるとしたら、
600や700くらい指してるんですよね。
残りのちょっとを知るために10時間くらいかけるのが効率的でないと思って、、
居飛車なら何も知らないから吸収できるんじゃないか、というのがメインですね。
後は振り飛車だけずーっとやってるのも長い棋士人生でどうかなと思ったのと、
それと永瀬君が居飛車の本をすごく楽しそうに読んでるんですよ。
楽しそうに将棋を指してるなと思って。
私も居飛車の本なら知らないことばかりなので。

電王戦が始まった頃は昼休みの詰め将棋が解けませんでしたが、
少し勉強したら5割くらい解けるようになりました。
前回の放送で感動した詰め将棋の話をされていましたが、
今日も感動した詰め将棋を教えてくれればと思います。
私は米長先生に出された詰め将棋ですね。
谷川先生の名人の就任式で、相撲の若貴兄弟とかもいる中で、
米長先生が詰め将棋を出したんですよ。
私その時2、3級だったんですけど、時間内に解けなくて、

kisei4-22
鈴木少年は米長先生に▲3一銀から並べたんですね。

kisei4-23
▲1二金△同香▲1一銀△同玉▲3一飛成までの5手詰め。
左から行かずに何も無い右から行くというのが感動しましたね。
後解けて褒められたものがありまして、

kisei4-24
これはすぐ解けたんですね。これ小学生じゃないと詰まないんですよ。

kisei4-25
長沢女流「あ(笑」
鈴木八段「これまともにやったら一目で詰まないって分かるじゃないですか。
あ、局面がすごい進んでる」
詰め将棋の間に豊島七段は突撃しに行ったのを反省して、
△6二金とと金を払ったもよう。

解説に戻ると鈴木八段の手順通りに進みました。
しかし▲4二歩の一手と解説している局面で羽生棋聖が長考し、
そのまま席を立ちました。
鈴木八段「▲4二歩はプロならみんな大好きな手で、
違う手を指したらこんな手も見えないの?とか言われちゃうと思うんですけど、
羽生さんが違う手を指したら、ああ溜めたんだねとか言われるんですよ。
▲4五飛だったら受けきりと見ていますね。
あ、▲4八飛とか自陣飛車だったりして。でも無いよね?
▲4二歩△同玉▲4八飛はあるかもしれないですね」

といったところで休憩に。
羽生棋聖は受けきり路線の▲4五飛。

休憩明けて
鈴木八段「これは羽生さんがかなり優勢です」
長沢女流「まだ勝勢ではないですか」
鈴木八段「うーん、そう思いたい」
羽生棋聖は残り9分になったところで▲4四歩。
△同歩▲同銀からほどなく豊島七段の投了となりました。

kisei4-26
鈴木八段「羽生さんは1日制の鬼に見えますね。自分が、と思ったとき怖いです。
言い方が難しいですけど、悪く言えば恥も外聞も無く粘りに行った、
将棋の第一人者で相手を角番に追い込んで、負けてももう1局あるのに、
打ったばかりの歩を成り捨てた、精神力の強さというのが、
勝因と言えば勝因かなあと思います」

ということで棋聖戦は羽生棋聖が豊島七段の挑戦を退けて3勝1敗で防衛、
という結果になりました。
今日の将棋は打った歩を悪手と認めてすぐに成り捨てる、
という凄い土下座から急に優勢になる、という展開でしたが、
行方八段との名人戦でも棒銀失敗から銀が自陣まで引き上げる、
という謝り方から逆転勝利ということもありました。
どんな精神状態だと冷静に損切りができるんですかね?
相手の謝罪には付け込まずに大人の対応で受け入れる、
というのが将棋でも大切なんだろうか。
でも相手が躓いたら斬りに行きたくなるのが人情だと思うんですけどねー。
豊島七段は隙が無く老獪なイメージでしたが、
羽生棋聖の71手目▲6二歩成の直後に、桂不成りの王手から歩の叩き3連打、
という血気盛んな意外な一面を見せてくれました。
感想戦ではこれが敗着ではなく、90手目の△4七銀が敗着とのことですが、
決めに行ったのに決まってなかった、
という精神状態からミス無くまとめるのは難しいです。

第3局の聞き手だった竹部女流が、
次鈴木大介先生なんですよねえ、多分結構当たらないんですよ、
と爆弾を投下していましたが、今日の鈴木八段は冴え渡っていました。
雑談もおしゃべり三羽烏の一人という実力を存分に発揮されて、
とても楽しく見る事が出来ました。 

現在羽生棋聖は広瀬八段との王位戦の真っ最中です。
また、王座戦の防衛戦も控えており、
挑戦者は佐藤天彦八段と豊島七段の勝者となります。
棋聖戦も挑戦者決定戦が佐藤天彦八段と豊島七段でしたが、
王座戦は佐藤天彦八段の初タイトル戦と豊島七段のリベンジマッチと、
どちらも見たいから応援に困りますね。
でも羽生王座は通算22期。通算14期の羽生棋聖よりも強そうなのがなんとも。

棋聖戦第3局は羽生棋聖が勝利し、タイトル防衛に王手!

羽生善治棋聖に豊島将之七段が挑戦する第86期棋聖戦五番勝負第3局は、
後手番の羽生棋聖が勝利してタイトル防衛に王手をかけました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に飯島栄治七段、
聞き手に竹部さゆり女流三段で大盤解説会が始まりました。

kisei3-1
竹部女流「先生戦型予想などいかがでしょうか」
飯島七段「難しいんですけど羽生棋聖後手番ですから、
横歩取りもあるのかなと思ってますね、最近後手が盛り返している戦型なので。
1勝1敗ですからね、この1局が大きいんですけど、
決着局ではないのでそれは安心ですけど、しかも後手番で勝ってるんですよねどっちも」

豊島七段の注目の初手は▲7六歩。
飯島七段「▲7六歩は予想の手で、豊島七段は相掛かりは少ないですよね。
羽生棋聖の2手目に注目ですね」

羽生棋聖△8四歩。
飯島七段「あ、横歩取りじゃないわ、いきなり外れました、角換わりですねこれ」

kisei3-2
おはようございます。
飯島七段「竹部さん気合入ってますね。声も違うし。
僕2日酔いなんで竹部さんが映るように」

豊島七段は矢倉を目指す▲6八銀。
竹部女流「あ、先生来ましたよこれ」
飯島七段「一番最悪のを引いちゃったっていう。
まあ矢倉は僕矢倉の方が良かったですね解説なら。
矢倉じゃなかったら私何しに来たんだって感じですよね」

リレー質問
松尾七段(※現八段)から飯島七段へ
引き角君グッズの売り上げはどうですか。
印税率など具体的な数字を教えてください。
竹部女流「朝からですか」
飯島七段「朝からお金の話でいいんですか、あれ?
見たときは売り上げの話だけだったような。まあ答える前に」

kisei3-3
早速持ってきた引き角君を貼ってみる。
飯島七段「引き角君マグネット200円」
竹部女流「はいはい分かりました局面が動いたので」
大盤を動かして
竹部女流「印税率?とのことですが」
飯島七段「作ったのは70円80円くらいかな、やめましょうこれ」
竹部女流「対局料が50だとしたら引き角君の収入は?」
飯島七段「それ僕の年収が分かっちゃうじゃないですか。
作ったきっかけは、いろんな角度で将棋を楽しんでもらえるかなっていう。
将棋って見た目が難しいじゃないですか。なのでゆるい感じで…。
竹部さんもあるじゃないですかあれ」
竹部女流「メカ女子バッチありますけど、
メカ女子将棋部をみんなに知ってもらおうと言う。
コンピュータ将棋は男性が多いので、
女性の方にもコンピュータ将棋面白いなと思って欲しいな、
と言うようなことを聞いています」
飯島七段「今多いじゃないですか棋士のグッズ。豊川先生もTシャツありますから。
だから全然珍しい事じゃないです。作って2年くらいかな?
売れ行きはそこそこです」

藤田女流から竹部女流へ
よくニコニコ動画を見られているそうですが、お勧めの動画はありますか。
竹部女流「いろいろな動画準備したんですけど、
朝運営さんに言われて、いろいろ言えません」
運営コメントで「お察し願います」
飯島七段「何かタイトル戦の動画も見てるんでしょ?」
竹部女流「それもグレーゾーンで。綾ちゃんからもね、すごい先制パンチをもらって」
飯島七段「松尾さんもパンチをね。
松尾さん結構ね、こんな感じで毒づくことがあるんですよ。
結構ああいう感じで毒を吐くんです。固まっちゃうこと多いんですけど」
竹部女流「朝ですからねえもうちょっとさわやかなね」
飯島七段「夜ならねえ。朝起きて動画つけてお金の話してるとねえ」

前局の話になり、
飯島七段「2局目はね、羽生棋聖が勝ちやすい局面になってるんですよね。
そこからねじ伏せたって言うのがでかいんですよねやっぱり。
1勝1敗と0勝2敗で負けたら終わりというのは違いますから」
竹部女流「決着局の時は符号以外は言うなと指令がありましたからね私。
今日はせいぜいオレンジくらいの危険度で」
飯島七段「かなり危険なんじゃないですかオレンジは。黄色くらいでお願いします」
竹部女流「いいですよアンケートで符号以外言わないでくださいってなったらそれで」
飯島七段「竹部さん今日衣装すごいですね。今日のコンセプトは」
竹部女流「家にあったのを着て、赤のリボンじゃないリボンだったんですけど、
出掛けに赤いリボンにしようかなと」
コメントで乃木坂みたいとか流れて
竹部女流「ありがとうございます。駒桜バッチもつけてます」
コメントでいくらするのと流れて
竹部女流「ユーザーの中に松尾先生いるんじゃないですか?
最近女流棋士で対局に相応しい洋服でって流れてきたんですけど、
これ私に言われてるのかな?とか。謎です」
飯島七段「対局に相応しくない洋服って何ですかね?」
竹部女流「一説ではジーパンとか。あれはいいんですかねカツラは」
飯島七段「僕の相方だってひどいじゃないですか。あれはいいと思います。
あんまり変なカツラだとね、相手は多分怒り心頭で、桂馬で攻めてやるみたいな」

豊島七段は飛車先不突きではなく早めに突く趣向になりました。
後手からの急戦を牽制している意味があると飯島七段。

飯島七段「豊島七段はじっくり組み合う矢倉にしましょうと問いかけてるんですね。
それに羽生棋聖はどう返答するかという」
その後竹部女流がどんどん変化を並べて飯島七段が暴走を抑える展開に。
豊島七段は早囲いの順を見せて、
すんなり組まれると後手が損だから羽生棋聖が動いていくんだろう、
と飯島七段が言ったところで羽生棋聖はじっと△5二金。
飯島七段「あれ?矢倉も結構情勢が変わってきたんだなあ。
最近の将棋界の情勢は矢倉が減って角換わりが増えてるんです。
矢倉は後手の対策が進んで角換わりに流れているんですけど、
棋聖戦は矢倉でしたっけ?第1局は角換わり?
そっかお二人の車将棋も矢倉でしたよね。お二人の将棋は矢倉になりやすいんだ。
(コメントを見て)あれ?棋聖戦の1局目は矢倉?車将棋は角換わり?あれ?」

質問メール
最近のプロの将棋は先手から見ると角換わりがかなり勝率がよくて、
矢倉が苦戦していると思います。
そんな中であえて矢倉を選ぶのはどういう意図があるのでしょうか。
メールの方相当強い方だと思います。
本当その通りで、3連続矢倉だとお互いの気があってるのかな、かなり珍しいと思います。
角換わりは2、3年前からかなり増えてきたのかな。
矢倉が増えると言う状況じゃないですね。謎です。

木村八段の好きなところを教えてください。
飯島七段「木村先生も結構お酒飲むんですよ。
木村先生の方がお酒強いんじゃないですか?」
竹部女流「尊敬するところは酒が強い?」
飯島七段「いやそういうわけじゃないですけど、やっぱり人柄とか、
僕は将棋を教わった奨励会からの弟子みたいなものですからね」
竹部女流「お酒が強い意外の人柄が伝わってこない…」
飯島七段「竹部さんは木村先生とお仕事された時どうですか」
竹部女流「ニコニコでもありますけど、その時もお酒をくださいって。
何でもいいんで何でもくださいとか。
まあそれはいいんです木村先生の好きなところですから飯島先生が」
飯島七段「やわらかい人柄の中で、
将棋盤に向かうとすごい視線でギャップがすごいじゃないですか。
木村さんは解説と盤上ですごいギャップがあると思います。
対局のときは鬼の形相でね、素晴らしい先生だと思います」
竹部女流「木村先生のこういうところを見て欲しい」
飯島七段「うーん…受けが真似できないですね。
それだけはやっちゃいけないような受けをするんですけど、
3、4手進むと攻めが寂しくなってるんですよ相手の。
僕はびびっちゃって安全を取るんですけど、王様で受けるとか怖いじゃないですか。
竹部さんはどうなんですか?将棋は攻め将棋ですよね?」
竹部女流「どちらかというと攻めですね」
飯島七段「尊敬されてる方は?攻めだと塚田先生とか?」
竹部女流「塚田先生は最近の将棋だとそんなに攻めじゃないような印象があります。
野月先生なんかは攻めっていう印象がありますけど。
戸辺先生は大破してるような、
大振りに行くんですけどすっころんでさくっと刺されるとか。
あれ、褒めてないですねこれ」
飯島七段「まあダイナミックな将棋で飛車角が飛び交うと面白いですよね」

飯島先生の横歩取り超急戦のすべてを購入して研究しています。
早速ネット将棋で△4五角を試したところ、相手の方は結構定跡を覚えていて、
(ここから符号がずらずら並ぶ)
本の宣伝もかねて後手優勢になる変化を教えてください。
飯島七段「これ分かってるの僕だけですよ多分」
竹部女流「私もちょっと分かりません。囲碁将棋チャンネルでやってるんですよね」
飯島七段「やってます。後言っちゃっていいのかな。
今書いてるんですよ本。横歩取り2冊目秋に出る予定です」
竹部女流「原稿落としたら秋に出ないんですよね」
飯島七段「将棋世界で連載していたやつを本にしてるんですよ。
1冊目は半分だけなので、2冊目がもう半分になります。
これ質問した人強い方ですよ。四段五段あるんじゃないですか?」
竹部女流「四段腹って書いてあります」
飯島七段「四段でしょ僕結構認定するの得意なんです。
竹部さんへの質問はありますか?僕読みますよ」

私は最近風邪を引いてしまいずるずる長引いていますが、
先生方は体調管理をばっちりされていると思います。
対局前に気をつけていること、健康法などを教えてください。
新しい棋戦も始まり、初心者将棋ファンもとても嬉しいです。
竹部女流「まずは飯島先生から、二日酔いしてこちらにくるという」
飯島七段「普通に見えます?大丈夫ですか?」
竹部女流「大丈夫です」
飯島七段「手は見えますから(キリッ。
体調管理はまったくやってないですよ。一応マッサージしてるかな?
足が悪くなるじゃないですか正座でずっとしてると。竹部さんは?」
竹部女流「今日仕込んできたんで、
沖縄物産展のノニジュースというのを持ってきました。
先日仙台に仕事で行ってお土産をと思ったんですけど、
東京で買えばいいかーということで」

kisei3-4
竹部女流「どなたか飲んでみませんか?」
ということで連盟のスタッフが犠牲に。匂いだけで咳き込んでました。
スタッフ「げほ!ごほ!すーはーすーはー。味噌とチーズを混ぜて腐ったような味です」
竹部女流「おいしそうですね↑じゃあ私も飲みますよ」

kisei3-5
ぐいっ!
竹部女流「うわお。それじゃ野菜ジュースもあるので飯島先生に」
飯島七段「あ、そうか。あ、混ぜたらうまくなりました。なるほど。
これノニジュースだけ飲んだら大変な事になりますよ。
連盟スタッフさんが演技してるのかと思ったら、全然演技じゃないんですね」
竹部女流「泣きそうな顔されてましたよね」
飯島七段「飲んだ瞬間にデットボール当たったような顔になってましたよね。
さっきの腐ったという表現?食レポうまいなと思いました。
午前中この調子だと1日大丈夫なんですかね?まだ1時間たってないですよ?
僕目覚めましたよ。全然大丈夫です」

kisei3-6
飯島七段「解説も調子でてきました」
竹部女流「いいことしたんですね私」
飯島七段「結果オーライってありますよね」
竹部女流「背中に殺気を感じませんか?」
飯島七段「感じます」

羽生棋聖も△7三銀とかだと急戦策が確定してしまい先手に対応されるが、
△4四歩でも持久戦になるので早囲いをされてしまいそうなので、
後手の指し手が難しいとのこと。
といったところで一旦休憩に。
休憩中に豊島七段は▲6八玉~▲7八玉と早囲いに組みましたが、
そこから脇システムに進んで手得がなくなりました。

kisei3-7
ヒフミンアイ。先後同型である。
しかし羽生棋聖と豊島七段は駒の置き方が一緒だった事が判明。
竹部女流「棋士の方は瞬時に急所のところが見えると思うんですけど、
何で見えるんですか?」
飯島七段「無意識で出てくるんですけどねえ。でも竹部さんも出てきますよね」
竹部女流「私は急所というよりは指したい手がでてくるという感じです」
飯島七段「僕もですよ。指してみたい手が瞬時に出てという感じですよ」

飯島先生は小学生で準名人をとられていますが、
決勝の棋譜などは今でも覚えていられますか。
また、全国放送などで反響も大きかったと思いますが、
同級生の女子からキャーキャー言われたりしましたか。
飯島七段「64手で負けましたよ。清水上徹さんと、何年前かな、24年前。
今でも覚えてますよ。いじめでしたよ64手。
記録用紙半分も埋まってないですから。
あれで奮起して勉強したんでよかったんですけどね、
勉強しなくても僕天才だからとか思っちゃうとだめだから。
僕竹部さんと小学生とかで当たった棋譜とかも、流れだけなら覚えてますよ。
あれもひどかったですね。
大山先生は勝った将棋しか覚えてないとか聞きますけど、
だから僕はダメな方なのかな。負けた将棋はあまり覚えてない方がいいんですよきっと。
勝った将棋のイメージを残して次を勝つみたいな」
竹部女流「同級生の女子からキャーキャーとか」
飯島七段「何もなかったです。でも放映日あるじゃないですか。
放映日の次の月曜日に朝礼で、
校長先生が『この中に成し遂げた人がいます。それは6年何組の飯島栄治君です』
とか言われて、お前何やったんだよとか言われたんですけど。
それで給食の時に僕が負けた将棋放送されちゃったんですよ。
当時結構ね、山崎八段がでていて勝ったんですよね。6年生と4年生だったのかな。
結構レベルが高かったんですね。まあ運がよかったんです。
それでとんとん拍子にうちの師匠に弟子入りになって。
それから奨励会8年半かかりましたけど」
竹部女流「女子からキャーキャーはなかったけど、
校長先生がキャーキャーしてたということで」

竹部先生の辛口のやり取りを心待ちにしていました。
某ツイッターにて女流棋士総会の際にどなたか後ろの席を…
というツイートを見たのですが、ずばり遅刻されたのでしょうか。
その時の総会の様子なども踏まえて辛口なコメントをお願いします。
飯島七段「遅刻したんですか?」
竹部女流「しました。
彩乃ちゃんが席をとってくださって、こっそり入っていったんですけど、
でも後ろの人は気がついたと思います。
でも、言い訳がましいんですけど、
その日左の親指の足を怪我してまして、思ったより走れなかったんですよ。
普段の道のりが30分以上かかっちゃいまして。
永田町の乗換えとかもばばっといくので、走れないと結構ロスしますからね。
太ったら走れないので」
飯島七段「竹部さんが気にされたら僕なんかどうなるんですか。
僕実は四段の時に今から10キロやせてたんです。
昨日とかの要因もあるんでしょうけど、ビフォーアフターみたいになってますよ、
昔の写真とか全然違いますよ。」
竹部女流「コメントで木村先生も飲んでるけど細いじゃんって」
飯島七段「木村先生は走ってるんですよ。
将棋をうちで指すんですけど、走って帰るんですよ。
距離も近いとはいっても6キロくらいあるんです。そこが木村先生の凄さですかね。
僕もやってるんですよツイッター。本名でやってるんで。
竹部さん結構危険な質問ばかりだから、遅刻とか。もうちょっとないんですか?」

盤上では脇システムから後手が角を引き上げて角交換を避ける形になりました。
脇システムの新しいヴァージョンと飯島七段。
角を引いたので先手からどのように攻めるのか、
お互いが理想形を作ってから駒がぶつかる事になるとのこと。

アンケートどちらを持ってみたいか
先手:豊島七段24.5%、後手:羽生棋聖31.5%、何とも(ニャンとも)言えない43.9%。
飯島七段「羽生棋聖というのと角を引いたインパクトが強いんですかね?
これ確かに後手は攻め合いが持てますよね。
今日メールもそうなんですけど強い人が多いんじゃないですか?」

アンケートみなさんの棋力は?
プロ・奨励会員5.8%、プロ級1.8%、高段者1.9%、有段者13.8%、
上級者8.5%、級位者25.9%、入門・初心者38.8%、ルールを知らない3.4%。
竹部女流「今日奨励会は例会なので奨励会員はいないはずなんです」
飯島七段「僕ゴルフやってるんですけど、プロの方と回ったときにすごい惨めでした。
普段僕がやってたのはゴルフじゃないみたいな。
プロのスイングって速くて見えないんですよ。
それなのに飯島さんこうスイングしてくださいとか言われて見えないじゃないかと。
その時に僕は将棋は優しく教えようと思いました」

ここで飯島七段の扇子や駒のコレクションの写真に。
積極的に値段を聞きにいく竹部女流。

kisei3-8
佐藤康光九段の字らしい。

kisei3-9
これが箱。

kisei3-10
カラスの声が聞こえてくる対局室。まったり風味。

アンケート持っている駒
盛り上げ駒5.6%、彫り埋め駒5.2%、彫り駒26.7%、プラ駒30.7%、持ってない31.8%。
竹部女流「先生は1ですか?」
飯島七段「僕全部持ってます」
竹部女流「あ、書き駒ってのもありましたね」
持っている人が多すぎるような。
盛り上げ駒の美しさを感じて欲しいと飯島七段。安くて10万らしい。

質問メール
矢倉は入玉含みになりやすいので苦手です。
そこで入玉になりにくい戦型を教えてください。
振り飛車党になるのがいいと思いますね。
それで相手が振ってきたら居飛車で対抗形にすると。

羽生棋聖は長い歴史を誇る将棋連盟でも、最強レベルの大棋士だと思いますが、
盤を挟んでオーラみたいなものを感じることがありますか。
飯島七段「僕は1勝4敗かな?1勝3敗か?
びっくりしません?50センチ前に羽生さんが座ってるんですよ?
誰でもちょっとすくみますよね。
ネット対局ならいいですけど盤を挟みますから。竹部さんはどうなんですか?
自分の尊敬している先生が盤を挟んでいたら勝つ気します?」
竹部女流「もううきうきしちゃう感じですかね」
飯島七段「記念対局みたいなパターンですね」
竹部女流「米長先生とか中原先生に教えてもらったときに、
中原流を盗むぞくらいの気持ちで練習させていただいて、
米長先生だったら米長玉見れるかなとか」
飯島七段「僕だったら写メ撮ってツイートしますよ。
それと相手尊敬したら勝てませんよ。それは羽生さんと4戦して思いました。
尊敬だと対決心が無いじゃないですか、融和じゃないですか。
僕は羽生七冠とかの残像が残ってるから、全然消し去って、
ただ盤の向こうに石が座ってるんだと思って」
竹部女流「あまり気にしてはいけないということですね。
オーラをあってもオーラを見ないと」
飯島七段「でもオーラすごいっすよやっぱり」

飯島さんは引き角君の宣伝はよくしてるけど、引き角は全然指されないよねと、
多くの棋士が言ってます。反論をお願いします。
飯島七段「戦法はあまりよくないと思いますよ。
でも対振り飛車で美野囲いやってくる人には面白いと思います。
僕がやらないのは振り飛車党と当たらないんですよ」
竹部女流「確かに飯島栄治で棋譜検索かけてもね」
飯島七段「将棋って最初に角道を開けないといけない、
みたいな先入観ってあるじゃないですか。うちの子供も5歳で教えてるんですけど」
竹部女流「あ、ちょうどいい質問ありました」

先日飯島先生のツイッターで、
先生のお子様がどうぶつ将棋大会で連勝したとありましたが、
どうぶつ将棋だけではなく将棋も教えているのでしょうか。
飯島七段「あの、将棋も教えてます。今日朝起きて3手詰め解かせました。
ちょっといいですか?これ感動的な話かもしれないんで」

kisei3-11
江戸時代の有名な詰め将棋
飯島七段「うちの子供に盤面置いて僕トイレ行ってたんですよ。
戻ってきたら解けたよーって示したんですよ。
それで▲5二角成だったんですよ。感動しません?」
竹部女流は初めて解いた時は、
角じゃなくて歩が持ち駒だったとかならすぐに分かるのに意地悪な人がいるんだな、
という感想だったらしい。無理やり詰め将棋解かされてたんだろうか。
飯島七段「最初僕解いたのが小学1年とかなのかな?
▲4二銀打とか▲5二銀打とか考えてたんですよ。
攻めイコールどんどん打ってくみたいな。
これを発見した瞬間に押したり引いたりを発見したみたいな。
うちの子供も最初そんな感じでうるっと来たんですけど、
これをやったら駒を捨てる問題もできるようになって、次のエリアに行ったかなと。
竹部さんはこれいつぐらいに解きました?」
竹部女流「私はこれはでも早かったですね。
もっと難解な詰め将棋があって大内先生の詰め将棋だったんですけど」

kisei3-12
竹部女流「私詰め将棋初めて解いたのがこれだったんですよ」
飯島七段「やべえちょっと解けないんですけど、あー分かった分かった」
竹部女流「私初めて出された問題がこれだったんですよ」
飯島七段「超エリートじゃないですか。何歳で解いたんですかこれ?」
竹部女流「3年生4年生くらいですかね。30分とかかかって。
これで詰め将棋嫌になりました。」
▲1四馬△同玉▲2四銀成が答え。
竹部女流「次に原田先生の問題を解いたらすごい優しくて、
原田先生とか二上先生とか大好きです。
浦野先生は震災があってから毎年50冊ほど東北の方に寄付しているそうです」
飯島七段は子供には角道を初手で突かせてるらしい。引き角君どこ行った。

プロ棋士の先生は振り飛車党なのに相居飛車の将棋を解説されたりしますが、
担当外の戦型も勉強されているのでしょうか。
飯島七段「昔は指してましたよ。10年くらい前まではずっと矢倉しか指してなくて。
角換わりも指してましたけど、そんなに指し方が新しくなってないから。
矢倉は局数が多くて革命的な部分は出尽くした部分もあるので」
竹部女流「金山がないみたいな」
飯島七段「相掛かりとかは金山が多いと思いますよ」
竹部女流「矢倉の将棋も並べているので大丈夫ということですね」
飯島七段「手が見えるかというと、感覚とかが横歩とは全然違うじゃないですか」

最近禁煙とダイエットを始めました。
お二人は健康のためにしていることはありますか。
竹部女流「あ、これはノニジュース」
飯島七段「いやいやいや。竹部さんはノニだけですか?」
竹部女流「ストレッチですかね。専門の方にもやってもらって」
飯島七段「僕も年男なんで気をつけないとね」

そして視聴者から絵が届きました。

kisei3-13
竹部女流「これですよ雑味の無い飯島先生。
あ!パトレイバーですねこれ!ありがとうございます。
実は女流棋士コラムを書いたんですけど、パトレイバーをばーっと書いて、
最後の3行だけこれからも頑張りますみたいな事書いたんですよ」
飯島七段「竹部さんそういうの多いですよね。
だから他のコラムより特徴があって面白いという。
今日決定局じゃなくてよかったです。今日決まるとなるとね、今の話できないし」

飯島先生昨年発売された横歩取り超急戦の本を購入しました。
しかし勉強していくうちに、先手を持って倒してみたいという気持ちが出てきて、
今では先手でも横歩取りを指せるようになりました。
竹部女流「このステマすごいですね。
あ、ステマとか言っちゃいけない、飯島先生のファンすごいですね」
飯島七段「かなり一発勝負に向いてるんですよ。
いきなり横歩で△4五角戦法とか困るじゃないですか。
竹部さんもやりますよね横歩取り」
竹部女流「相手が受けてくれないです」
飯島七段「ダイナミックさは一番でそこが魅力だと思います。
本は9月くらいになりますけど、相横歩取りも書いてあります。是非」

先日某プロ七段に指導対局を受けましたが、
アマ初段あるかないかと言われました。
私は将棋倶楽部24で五段くらい(最高で六段)で指していますが、
プロでもかけ離れていると判断しにくいのでしょうか。
飯島七段「某七段って私の事じゃないですよね?
将棋の段位ってインターネットとかだと棋力が微妙に変わりますよね。
例えば将棋ウォーズだと下から昇っていかないといけないですから、
僕がやると二段の僕と当たると運が悪いんですよ。
ただ道場とかだとそういうことが無いんですよ」
竹部女流「私は五段の方を初段と言うのはにわかには信じがたいんですけど」
飯島七段「ちょっとポカをやったとかだとそうなりますよね。
1局で認定とかは難しいです」

昼食アンケート
みろく庵11.0%、藤本9.9%、ほそじまや5.8%、
陳記7.9%、モスバーガー65.3%。
前回モスバーガーを飯島先生に断られた、
千駄ヶ谷のモスバーガーは緑モスで普通のモスと違う、
と熱弁を振るう竹部女流に押されてアンケートがこの結果に。

kisei3-14
昼食休憩明け。見学する子供たち。
 
kisei3-15
解説が再開されて、派手な順を解説する飯島七段。
羽生棋聖が△3四歩と大人しく打たずに端から攻めかかった順の例。
水面下ではこんな順も考慮に入っているとのこと。
現局面は後手で自分から攻めかかれそうなので、
飯島七段は後手の方を持ちたいとのこと。

kisei3-16
昼食アンケートの答えはモスバーガー

kisei3-17
こっちが竹部女流
竹部女流「どーモスバーガーって感じでした。
モスバーガーはトラウマがありまして、
説教されながら食べてポテトが砂のように感じたことがありまして、
今日は飯島先生と楽しく食べられました」

kisei3-18
竹部女流「カメラマンの悪意を感じる」

詰め将棋の答え合わせの後正解者の中から抽選で飯島七段の色紙をプレゼント。
筆記用具と紙の質が違う色紙を持参してきた飯島七段。
飯島七段「2枚書いていいほうをプレゼントでいいですか?
一発勝負って何か嫌じゃないですか」
飯島七段が書いている途中に
竹部女流「俺の方が上手いという方はいますか?」

kisei3-19
TAKE1

kisei3-20
TAKE2
1枚くださいという竹部女流の声は届かず、2枚ともプレゼントになりました。

kisei3-21
右上にも落款を押すのが飯島流。引き角って書いてある。

ティロフォン木村八段から
木村八段「あーあーあー」
竹部女流「木村先生」
飯島七段「聞こえてますよー」
木村八段「あーあーあー。誰かと思ったら栄ちゃんだよー」
飯島七段「先生どうでしょうか現地の雰囲気とか」
木村八段「どーもこーもってこれからだからねえ。9二の飛車がどうなるかですね」
飯島七段「△3四歩を打ったからおだやかな進行になるのでしょうか」
木村八段「打ちたくない歩を打ったとも言えるしねえ」
飯島七段「現地では検討はされてますか」
木村八段「検討はしてますよ仕事だもん。あんた解説してるの?」
竹部女流「引き角君の宣伝ばかりです」
木村八段「そうなんですよ竹部さん怒ってやってよ。
右上のあれは何?さりげなく宣伝してるんでしょ?」
飯島七段「いえいえ朝松尾さんから引き角君の話を振られまして」
木村八段「松尾君に何か渡して質問してって言ったんでしょ?」
竹部女流「まさかのステマ?」
飯島七段「現地はプロの先生はどんなかたが」
木村八段「副立会いが勝又さんで、中尾さんと佐々木勇気君がきて、
井道さんが聞き手で、香川さんがきて青野先生がきて、私はこれから出るところです。
何か引き角のはんこまで作ってるの?」
飯島七段「いやーそれでもうちょっと戦法をやらないといけないな、
と思っていたところです」
木村八段「戦法やって成績が上がるかが問題だからね。
あ、出た出た話題にすると出ちゃうからやめようやめよう。
竹部さんどうですか栄ちゃんは」
竹部女流「さっき漫画の雑誌を買ってもらいました」
飯島七段「財布持って無いから出してくださいとたかられました」
木村八段「財布持ってかないのは手筋ですからね。
私も今度飯島さんの家に行く時は財布持たないで行こうかな」
飯島七段「先生先ほどマラソンをしてるって話をしたんですけど」
木村八段「どうせ走っているときに死んでしまえとか言ってたんでしょ」
飯島七段「いやいやそうじゃないんですけど、どのくらい走ってるんですか?」
木村八段「6、7キロくらいかな。でも私の話してもしょうがないじゃない。
大丈夫?大盤を見てるとまだ初形だよ?やる気あるの?」
竹部女流「先生これから解説なんですよね」
木村八段「これで温まったからね。竹部さん栄ちゃんを操ってね」
飯島七段「もう終わりですか?対局者の昨日の様子とか教えてください」
木村八段「普通でしたよ。角番とかでもないし普通な状態です。
栄ちゃんはどうだったの?」
竹部女流「二日酔いだったみたいですよ」
木村八段「やる気あるのかな?」
飯島七段「喋る時はその方が」
木村八段「飯島さんはこれから3倍喋るんですね?」
飯島七段「もう3倍喋りました」
木村八段「これどっちかが勝ったらまたバッチ増えるってことですか?
僕今度解説立候補して全部外しちゃおうかな?」
飯島七段「それ外れてたら先生がやったってばればれじゃないですか」
木村八段「それじゃ次解説する人に頼んで外してもらおうかな」
飯島七段「先生もよければ引き角戦法やってください」
木村八段「あれいい戦法ですよ、あれで私も何局か勝たせてもらいました」
飯島七段「そうなんですよ木村先生の名局がありまして」
木村八段「もう褒めないこの話やめよう解説行かないといけないから。
竹部さんもうまく栄ちゃんを操ってください」

飯島七段「不意打ちに会ったような」
竹部女流「でもずいぶん長い時間喋ってましたよね」

といったところで初手から解説に。
解説中に羽生棋聖が端から△9五歩と攻めかかりました。

kisei3-22
▲同歩△同銀▲同香と普通に進めると後手がよくなりそうとのこと。
しかしヒフミンアイで見てみると、
飯島七段「こっちから見ると後手の攻めが細く見えるな…」

アンケートどちらを持って指してみたいか。
先手:豊島七段21.7%、後手:羽生棋聖36.6%、何とも(ニャンとも)言えない41.7%。

何故か竹部女流も色紙を書くことに。
竹部女流「私もちょっと我流でお恥ずかしいです」

kisei3-23
左馬
飯島七段「いつも書いてるんですか?」
竹部女流「最近はあまり書いてないんですけど。
あ、じゃあこれ(飯島七段の色紙)くださいよ。だめ?」

kisei3-24
羽生棋聖の昼食
飯島七段「あげがでかいじゃないですか」

kisei3-25
豊島七段の昼食
竹部女流「うわおー」

kisei3-26
対局場の沼津倶楽部

盤上では後手番の羽生棋聖が積極的に攻めていきました。

そして…おやつだ!

kisei3-27
対局者と同じおやつ。羽生棋聖が左、豊島七段が右。

kisei3-28
机も広くなってティータイムの装い。
豊島七段の方のほうじ茶のプリンはブールミッシュ銀座本店で限定発売中とのこと。
明日から12日までは本店、池袋で販売されるそうです。
竹部女流「また器もおしゃれで備前の」
担当の方「いえそれはプラスチック…」
流石の爆弾っぷりである。

kisei3-29
食べ方に戸惑う飯島七段
飯島七段「お茶入ってますね。甘さが程よくてこれは食べやすいです」
竹部女流「タルトがやわらかいですね。ほうじ茶の香ばしさが凄いです」
飯島七段「口の中にお茶が残って、今まで食べたプリン全然違いますよ」
問われる食レポ力。

kisei3-30
各地のフルーツが入ったゼリー。

kisei3-31
食レポ対決
竹部女流「さくさくとした食感の中に、
でもぱさぱさとした口の中が乾くというのがありませんね」
飯島七段「甘さ控えてるんで食べやすいです。いっぱい食べられます確かに。
すごく感触が、もちもち感もあって」
竹部女流「私は甘さ控えなくていいと思ってるんでこちらの方がいいです。
あとバターがすごくふわーっと」

kisei3-32
テーブルの上がお菓子だらけになったところで一旦休憩に。

休憩明けの解説では先手の入玉も視野に入ってきたと飯島七段。
竹部女流「豊島先生は入玉得意なんですかね」
飯島七段「まあ豊島七段は不得意な分野が少ないですからね。
序盤中盤終盤隙が無いと私の相方が言いましたけど、
うまく言い表せてるんじゃないですか。
でも僕の感じだと羽生棋聖の攻めが繋がってるんじゃないですか。
でも形勢判断は羽生棋聖の52:48とかそんな感じですけど」

どちらを持って指してみたいですか
先手:豊島七段20.0%、後手:羽生棋聖54.9%、何とも(ニャンとも)言えない25.1%。
飯島七段「増えてるなあ」
竹部女流「やっぱり攻めてるからですか」
飯島七段「攻めてるし飛車と銀2枚の2枚換えじゃないですか。
やっぱり2枚の方が得だと考えるんじゃないですか。
何かねえ攻め合いにならないんですよこれ。棒銀が残ってるのが心配です。
ちょっと2六の銀を使うタイミングが心配なんですよね」

kisei3-33
前傾姿勢の豊島七段。
飯島七段「豊島七段の強さって表情に出ないんですよ、不利になっても。
僕なんかすぐ出ちゃうんですよ頭かかえて」
竹部女流「何かはぁーってため息をついて」
飯島七段「良く見てますね竹部さん。
相手からもばれちゃうんですよねそういうことやってると」
竹部女流「トイレに行くとかもありますよね」
飯島七段「僕も結構勝ちになるとトイレに顔を洗いに行きます。
幻想じゃないだろうなって、勝手読みしてる可能性があるから冷たい水で」

豊島七段は▲7六金。
飯島七段「木村先生が得意そうな局面ですよね」
竹部女流「木村先生風にやれば見えるんじゃないですか?
成るでしょー?はい取る。全然寄りませんよ先手持ちですよ僕」
棋士は棋士の物まねが上手い。

kisei3-34
飯島七段「将棋の格言で4枚の攻めは切れないというのがあるんですけど、
この局面は常識外の局面なのかもしれないですね。
この一手目が私見えないんですよ」
攻め合いにはならないので羽生棋聖はゆっくり攻めればいい。
しかし入玉ならば攻め合いじゃないから2六の銀は残っていても関係ない、
攻めが切れてる可能性もあるなあとのこと。

そして▲同金の次の一手をアンケート行きますかということで選択肢を用意していたら、
豊島七段は▲同金と取らずに▲6六金と避けました。
飯島七段「仕方の無いところですよねこのレベルはね…」
※感想戦では▲6六金でも▲同金でもなく、▲8五金なら難しかったとのこと。

ということで次の一手アンケート
飯島七段「当たらないと大変だから言いまくりますかいろいろ」
竹部女流「9個までできるので9個あればいけますよ」
飯島七段「これで当たらなかったらどうしようかな」
竹部女流「ノニジュース一気飲みで」
△8五銀12.1%、△8一香17.4%、△6五香20.2%、△6四角7.4%、△7六銀21.1%、
△6五銀8.2%、△8三香2.7%、△8二香4.4%、△9七香6.4%。
飯島七段「△5五歩来たらどうしよう」
竹部女流「来たらノニジュースで」
羽生棋聖「△6四香!」
飯島七段「あれ!?△6四香言って無い!これは飲まないとだめですね。
これは愕然としたなあ僕も」

kisei3-35
運営の方も含めて3人で罰ゲーム。
飯島七段「口の中にまったく余韻が残るというか」
竹部女流「先生9択で当たらなかったらねえ」
飯島七段「えー何でだろ…。
これ感想戦で△6五香でも同じですとか言われたら噴きますよ」
といったところで一旦休憩に。
※感想戦では△6四香に▲6五歩と打つ変化が調べられ、
単に△6五香と打つよりも1歩取れていることが大きいとのこと。同じではなかった。

局面が進んでまた次の一手アンケート
飯島七段「流石にこれは当たりますよ。4つも言えば」
竹部女流「さすがに当たるでしょう」
と言いつつたくさん保険をかける飯島七段。
△5七銀成23.3%、△5七銀不成31.3%、△7五銀10.4%、△2四銀1.2%、
△8三桂1.7%、△9七香成0.9%、△9四桂1.5%、その他29.6%。
羽生棋聖「△5七銀成!」
飯島七段「当たった!ほらしかも1個目ですよ!」

盤上の解説に戻るとここ数手は羽生棋聖が得をしたとのこと。

飯島七段「豊島さんが飛車を打ったとして、羽生棋聖の手を。
それじゃ△1四歩か△6七香成か…」
竹部女流「2択?」
飯島七段「2択は勘弁してください」
飯島七段は後手持ちとのこと。

アンケートどちらを持って指してみたいですか。
先手:豊島七段14.0%、後手:羽生棋聖71.0%、何とも(ニャンとも)言えない15.0%。
竹部女流「すごいですね71%ですか」
飯島七段「うーん、そういう方多いんじゃないですか」

豊島七段が▲8一飛と打ったので急いで次の一手アンケート。
竹部女流「△1四歩でなかったらハブアタック飲んでくださいよ」
4択になかったらとなりましたが、
飯島七段「△2四銀入れとけばよかったとかあるかなあ。無いだろ…」
△1四歩37.7%、△6七香成15.2%、△9七香成2.4%、△4九角6.4%、その他38.2%。
竹部女流「△1四歩は飯島ファンですね」
飯島七段「棋士人生が一番かかってる…。
▲8一飛のタイミングで出しておけばよかった…そしたら当たってたのに…」

kisei3-36
飯島七段「確認してますよね何かをね。そういう雰囲気に感じます私は」
竹部女流「△4九角打ったらハブアタック飲んでくださいよ」
飯島七段「竹部さんそれはね…将棋っていろいろな手があるからね…。
僕は駒の損得を重視するので△1四歩を突いて銀を取りに行きたいですけど」

といったところで休憩に。
羽生棋聖「△1四歩!」盛り上がるコメント。

竹部女流「次の一手…」
飯島七段「いやーやっと、今日の仕事終わったって感じです」

kisei3-37
でもハブアタックは飲む。
飯島七段「手が見えてくる気がしてきました。全部当たるかもしれません。
外れて飲むよりは当たって飲んで嬉しさ2倍みたいな」
竹部女流「へー↓」
まずいのを期待していたのに外れてテンションが下がる竹部女流。

飯島七段「▲2三歩成で勝負するしかないと思います」
豊島七段「▲2三歩成」
飯島七段「あ、当たった。ハブアタック効果出てるんじゃないですか?」

豊島七段はと金をじっと▲6三とと寄って、
自玉の入玉ではなく羽生棋聖の王様に働きかける順を選びました。
しかし羽生棋聖が先手玉に迫り、入玉を目指さないと勝負にならないか、
といった展開に。
飯島七段「でもまあ将棋はいろいろな手がありますからね」
竹部女流「あれだけ当たりませんでしたからねえ(しみじみ」
しかしハブアタックを飲んだ飯島七段の解説通りの展開に。終局が近いか。
しかし△4九角からの手順を解説中に羽生棋聖は△2七歩。
飯島七段「ああそっちもあるかなと思ってたんですけど」
竹部女流「はい(笑」
ハブアタック効果5分くらいだったか。
豊島七段が▲同飛とすぐに取ったのを見て、これはすぐに終わると飯島七段。
ということで映像も対局室に。
▲同飛は粘るのではなく勝負に行った手なのでとのこと。
竹部女流「皆さん飯島先生を信じて」
飯島七段「え?僕もう信頼が篤いんじゃないですか?」
竹部女流「さっきの△2七歩くらいですよね外したの(笑」
飯島七段「いやーさっきの△6四香の局面は多分正解が一つしかないので、
当てられないのはきついんですけど、今は形勢が離れてるので、棋風ですよ棋風」
しかしハブアタック効果が切れたのかさらに外していく飯島七段。
竹部女流「棋風ですよね↑、棋風」楽しそう。
豊島七段は残り2分に。

飯島七段「これ今日罰ゲームありましたけど、今後も続く流れなんですか?
僕苦情来ても困るんですけど、次誰でしたっけ」
竹部女流「次鈴木大介先生なんですよねえ。多分結構当たらないんですよ」
飯島七段「そんなこと言っちゃっていいんですか!?」
流れ弾が鈴木八段にヒット。

といったところで豊島七段が投了し、羽生棋聖の勝ちになりました。

飯島七段
早囲いに序盤豊島七段がチャレンジしたんですけれど脇システムになって、
△4二角引いて端を狙った羽生棋聖の構想がよかったと思います。
印象に残るのは桂馬を捨てて十字飛車ですよね。
飛車銀交換で攻めが心細くなったんですけど、△6四香が名手でしたね。

ということで棋聖戦第3局は、
羽生棋聖が端から細い攻めを繋いで最後は圧勝という形になりました。
今日は竹部女流がいいところで暴走してくれてとても楽しかったです。
飯島七段に対局料を50としたら引き角君は?と聞いたところがなかなかよかったです。
答えは濁されましたが実は飯島七段は不動産の財テクが有名なので、
不動産が50オーバーになるんじゃないかと揶揄してみたり。
対局では飯島七段が△6四香が名手と感想を述べていましたが、
1手前の▲6六金に変えて▲8五金なら難しかったとのことで、
羽生棋聖が機敏に咎めた手ということになります。
プロ棋士はみんな勝負どころと思う局面が一致するんですねえ。
また、これで棋聖戦は後手が3連勝、名人戦は後手が4勝1敗と、
後手がだいぶ勝っているのも印象的です。
次は羽生棋聖が先手ですが、名人戦、棋聖戦と後手が押している展開なので、
先手でのまさかの振り飛車とかありますかね?

棋聖戦第4局は7月15日、ニコニコ生放送では9時から、
解説に鈴木大介八段、聞き手に長沢千和子女流四段で大盤解説会が放送されます。
羽生棋聖が防衛するのか、豊島七段が逆王手をかけるのか、
さらに羽生棋聖は7日、8日に広瀬八段との王位戦第1局もあります。
ニコニコ生放送では王位戦は放送されませんが、こちらも注目ですね。
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