将棋大技典 #01 糸谷哲郎五段の糸谷流右玉
現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~
糸谷哲郎著
¥1,575
糸谷流右玉というタイトル戦では見ない戦法を、藤倉勇樹五段が解説する動画です。
慣れてないとあっという間に攻めつぶされると藤倉五段が解説していますが、
私も将棋倶楽部24で指してみた時に、組みあがる前にさくっと潰されたことがあります。
糸谷哲郎六段はインターネットで将棋を指して強くなった棋士で、
I-houshinという名前で指していたという話です。
ネット将棋は早指しが主流ですが、2006年にデビューしてから3年後の2009年度、
2010年度のNHK杯で2年連続準優勝はすごい記録だと思います。
優勝できなかったのは残念ですが、両方とも決勝戦の相手が羽生さんだったので…。
糸谷六段は森信雄七段門下です。
森七段はプロ入りした弟子だけでも10人もいるという名伯楽で、
現在でも大勢のお弟子さんやオウムに似たヨウムという鳥の写真が、
ブログでたくさん出てきます。
大阪大学からそのまま大学院へ進学し、糸谷流右玉という独創的な戦法を創り、
新人王戦に優勝したときの挨拶では、
「将棋は斜陽産業ですので」と述べて米長会長を怒らせたり、
「将棋は斜陽産業ですので」と述べて米長会長を怒らせたり、
指し口が面白いからという理由で一手損角換わりを指したりと、
ストイックというより奔放な糸谷六段です。
順位戦では現在C級1組で、8戦全勝と独走しています。
新人王戦優勝1回、NHK杯準優勝2回、銀河戦準優勝1回と、
主に早指しで活躍されていますが、
主に早指しで活躍されていますが、
今後も自由な発想で面白い将棋を創ってくれると思います。
現代将棋の思想 ~一手損角換わり編~
糸谷哲郎著
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