棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

2013年10月

楽しそうに感想戦をする羽生三冠と山崎八段

将棋_羽-山


2012年の12月に放送された、
NHK杯羽生三冠対山崎八段(当時七段)の感想戦の動画です。
動画の最初の1分半秒くらいは駒の画像があるだけなので飛ばしてください。
山崎八段は独創的な将棋を指すファンの多い棋士で、
最近では矢内さんをあきらめたことでも有名?です。女流王座戦ブログより前夜祭(5)
山崎八段の率直さ、独創さ、勝負弱さ?もよく出ている感想戦だと思います。

梅田望夫著「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」より山崎八段の話

羽生さんとの将棋では、僕の序盤の構想で、面白い将棋になることが多いんです。
ただ構想はいいんだけど、構想のあとの綿密な組み立てのどっかで、
ちょっと一本ねじを入れ忘れたりしている感じで、
うまくバランスが取れなくて傾いてしまったり、ということも多いんです。
でも羽生先生も、普段やっている対局より僕との対局のほうが新鮮なはずなんですよ。
あの人も、こういう勝負がけっこう好きですから。


羽生さんが楽しんでいる様子も動画からよくわかりますね。

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竜王戦第2局も森内名人が勝利

渡辺明竜王に森内俊之名人が挑戦している第26期竜王戦七番勝負第2局は、
森内名人が渡辺竜王を下しました。
森内名人は第1局も勝利しているので、七番勝負を2-0とリードしたことになります。
戦型は森内名人の主導で急戦矢倉になりました。
第1局で渡辺竜王が急戦矢倉を仕掛けて森内名人が跳ね返していますので、
急戦矢倉をしてもされても勝利という往復びんたになりました。
森内名人の趣向は40手目の△7五歩で、
水面下では研究されていましたが公式戦では初登場とのことです。
この手に対して渡辺竜王は金を盛り上げて相手の飛車を圧迫に行きましたが、
森内名人が飛車をかわしたところで渡辺竜王の封じ手となりました。
時間通り18時に封じ手をしたので、常識的な手と予想されたのですが、
いざ封を開けてみると誰も当たらなかった▲1八飛でした。
渡辺竜王は封じ手はする方が有利との考えを持っていますが、
考慮時間18分で誰も予想できなかった手を封じるところに勝負師らしさを感じます。
ところがこの手に森内名人もたいした時間を使わずに対応し、
渡辺竜王が暴れるしかない展開になってしまいました。
そうして暴れている相手の攻め駒を自身の持ち駒に変えてから、
92手目の△6九銀のカウンターが強烈で、
その後10手、102手までで渡辺竜王の投了となりました。

羽生善治、岡田武史著「勝負哲学」より羽生さんの話

相撲にも「後の先(ごのせん)」という言葉があって、
横綱の白鵬が理想の横綱として尊敬している双葉山がこの境地に達していたといいます。
つまり、相手の立ち合いをしっかり受け止めてから、
おもむろに自分の形にもっていく。
自分から先に仕掛けるのではなく、相手のくり出す手を次々に消していくことで、
最後には相手のほうが万策尽きてくれる。
そういう典型的な横綱相撲、「仕掛けない勝ち方」を意味しているようです。


渡辺竜王の端攻めに王様で受け、竜を自陣に引き寄せ、
万策尽きた渡辺竜王が王様の周辺にいない駒を取りに行ったところでカウンター、
今日の将棋は典型的な横綱相撲だったと思います。
これで番勝負は森内名人が有利になりましたが、
渡辺竜王も羽生さんを相手に将棋界史上初の3連敗4連勝という粘り腰があります。
第3局は11月7、8日でニコニコ生放送では初日の解説が田丸昇九段(ブログ)、
聞き手が上田初美女流三段(ブログ)、
二日目は解説が森下卓九段、聞き手が安食総子女流初段(ブログ)です。
新婚ほやほやの上田女流や、
電王戦に出場する森下九段の話題でも盛り上がりそうですね。

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PV 第26期竜王戦 渡辺明竜王対森内俊之名人

将棋 第26期竜王戦 渡辺明竜王vs森内俊之名人 PV


今日と明日にかけて第26期竜王戦第2局が行われます。
第1局は後手番になった渡辺竜王が急戦矢倉を仕掛け、
森内名人が凌ぎきって勝ちましたが、
第2局は森内名人が急戦矢倉を仕掛け、
どちらを持っても勝てますよという往復びんたにいきました。
今年の名人戦でも、第1局で羽生三冠が相掛かりを仕掛けて森内名人が勝ち、
第2局では森内名人が相掛かりを仕掛けて結果2連勝と、
往復びんたに成功して名人位も防衛しています。

米長邦雄著「将棋の天才たち」より

渡辺明は昭和59年生まれの24歳。いわゆる羽生世代より一世代若くなるが、
今のところは孤軍奮闘というよりなく、この世代で、
タイトル戦で大活躍しているのは渡辺明一人である。
その言動は明快で厳しく、
ときには会長の私へも歯に衣着せぬ論評が飛んでくることもある。
羽生世代を「オッサン」と呼ぶのは、棋界では彼一人であろう。


「オッサン」の森内名人は強気に往復びんたに来ました。
森内名人の強気が通るのか、はたまた渡辺竜王が跳ね返すのか、
ニコニコ生放送では豊川孝弘七段と中村桃子女流初段が解説しています。
40手目に森内名人が新手を出し、
豊川七段も用意をしてきた手ではないかと解説していて、
渡辺竜王が早くも勝負どころを迎えています。
初日から早くも見所満載ですが、
豊川七段のだじゃれも絶好調ですので、ぜひご覧ください。

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中川八段と鈴木女流の名人戦解説

(将棋) 第71期名人戦(森内名人vs羽生三冠)第3局2日目 中川大輔八段解説(1of3)


(将棋) 第71期名人戦(森内名人vs羽生三冠)第3局2日目 中川大輔八段解説(2of3)


(将棋) 第71期名人戦(森内名人vs羽生三冠)第3局2日目 中川大輔八段解説(3of3)


今年の春に行われた第71期名人戦第3局を、
解説中川大輔八段、聞き手鈴木環那女流二段でお送りする動画です。
第3局は羽生三冠が勝利したのですが、
番勝負としては4勝1敗で森内名人が防衛し、羽生さんの挑戦を退けています。
名人への挑戦はA級順位戦で1位になることが条件ですが、
2002年に森内名人が丸山九段に勝ち名人になって以来、
羽生さんと森内さんで名人位は持ち回り状態になっています。
特に2003年度は森内さんが順位戦を全勝、
2011年度は羽生さんが順位戦を全勝と、順位戦でも他の棋士を圧倒する成績です。
久保二冠(当時)が7敗もする厳しいリーグで全勝とかちょっと意味がわかりませんが、
その羽生さん相手に4勝2敗で防衛してしまう森内名人もどれだけ強いんでしょうか。
2012年度も羽生さんが8勝1敗の好成績でしたが、
その挑戦者を4勝1敗で退ける名人がいるということで、
名人戦や順位戦ではトップ棋士とトップクラスの棋士とで明確な差が出ます。
今年の順位戦も全部で9戦のうち4戦まで終わっていますが、
羽生さんが4戦全勝でトップを走り、2位が三浦九段ですが2勝2敗とないっていて、
羽生さんの独走状態です。
渡辺三冠も2勝2敗ですから、
羽生さんと森内さんのライバル関係はいつまで続くのでしょうかねえ。

棋士の頭脳にせまる将棋プロジェクト

将棋プロジェクトのすべて① はじめに~将棋を指す脳の仕組を求めて


将棋プロジェクトのすべて② 直観的理解の手掛りと素早い脳波活動


将棋プロジェクトのすべて③ プロ棋士の直観思考の脳内メカニズム


将棋プロジェクトのすべて④ 成果活用にむけた展望


将棋プロジェクトのすべて⑤ トークセッション


理研脳科学総合研究センターで2007年から行われてきた、
将棋棋士の"直観"を解明するプロジェクトの成果を発表している動画です。
米長会長から提案された企画ということで、
ニコニコ生放送や電王戦以外にもずいぶん置き土産があるんですね。
羽生さんが勝負哲学という本でサッカーの岡田武史監督に、
脳の働きを測定したことがあると言っていますが、多分これのことでしょう。
本の中で羽生さんは、
・直感を生み出す神経回路は熟練者といえども天性のものではなく、
努力によって発達するものではないか
・選択は直感的に行われるが、
その直感は経験や訓練の厚い層をくぐり抜けてきているのではないか
と述べていますが、
動画では直感が基低核という古い構造のところから出てくると言っています。

池谷裕二著「進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線」より

ちなみに上丘というのは、処理の仕方が原始的で単純だから、判断が速くて正確なんだ。
たとえば、
野球ではピッチャーが投げたボールがバッターにまで届く時間はざっと0.5秒くらいだ。
一方で、ものや文字を見て判断するまでに0.5秒くらいかかるって説明したよね。
つまりピッチャーの投げた物体が
「白色をした硬式ボールで、時速約150キロでこちらに向かって飛んできている」
などと判断したときには、「時すでに遅し」で、
いちいちそんな判断をしていたら三振してしまう。
実際、野球のボールやテニスのサーブなどの剛速球を
どうやって打ち返しているのかとプロの選手に訊くと、
「何も考えていない。無意識だ」と答えてくる。
これは上丘で見て、判断している証拠だよね。


頭脳でも運動でも一流の選手は脳の原始的なところをいかに動かすかが鍵なんですかね。
観る将棋ファンとしては、
2番目の動画の7分過ぎから解説がありますが、
・王と飛車の位置によって戦いの概要が決まる
・角と銀が作戦の具体的なところを決める
・残りの駒は作戦に従って配置される
というのが面白い話だったと思います。
自分の王と相手の飛車、相手の王と自分の飛車が向かい合っている状態だと、
盤上全体を使った攻めあいになる、
自分の王と相手の王、自分の飛車と相手の飛車が向かい合っている状態だと、
まず攻め駒同士の戦いになり、その後王様に迫っていく、
という展開になるので、王と飛車は戦いの概要を決める重要な駒になります。
また、角や銀は具体的な作戦を決める駒で、
駒の名前のついた戦法名が多いとのことです。
角換わり、引き角、筋違い角、棒銀、早繰り銀、腰かけ銀といったものの他に、
矢倉のなかの▲3七銀戦法や横歩取りのなかの△3三角戦法、
ゴキゲン中飛車のなかの超速▲3七銀といった、
大まかな戦術のなかのひとつの作戦としても、角や銀の名前のついた戦法がありますね。
途中からタイトル戦の中継を見るときは、王、飛車、角、銀の配置を見るのが、
その時の局面を把握するこつかもしれません。

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