棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

将棋界の偉人達

(将棋) 棋士列伝 前編


(将棋) 棋士列伝 後編


300年の伝統である一世名人の制を廃し、
実力で名人を選ぶ制度にすることを決断した関根金次郎十三世名人の言葉が
かっこいいですね。



羽生さんと愉快な仲間達

羽生世代と呼ばれる、羽生さんと同学年とひとつ上の学年の棋士達は非常に層が厚く、
タイトル戦やNHK杯にもよく登場します。
2012年度も将棋界の7つのタイトルのうち、
森内俊之名人、羽生善治三冠、で過半数の4個を保持し、
佐藤康光王将と郷田真隆棋王がこれからタイトルの防衛戦、
竜王戦では丸山忠久九段が挑戦失敗と、7つのタイトルすべてに羽生世代が登場しました。
王位戦は羽生王位に藤井猛九段が挑戦し、羽生世代同士の争いとなるなど、
現在の将棋界は羽生世代を中心に動いています。
また、幼い頃からネフローゼという難病と戦い続け、
29歳で亡くなられた故村山聖九段も「東の羽生、西の村山」と並び称された実力者でした。
ニコニコ生放送で羽生さんが他の棋士とのエピソードを語るときに、
「森内さんは」「佐藤さんは」と呼ぶのに対して、
故村山聖九段とのエピソードでは「村山君は・・・」と呼んだことがとても印象的でした。

下記は羽生世代から3つ下の世代にあたる行方尚史八段が、19歳のときに書いた文章です。

将棋世界95年1月号

羽生名人、佐藤康竜王ら「57年組」の存在は、僕に重たくのしかかってくる。
ただ、漠然と奨励会生活を過ごした僕と比べて、
奨励会入会時あるいはそれより前からのライバル関係を、
十年以上続けている彼らは、考えられる上で最良の環境に、あらかじめ祝福されていた。
一種の桃源郷に自意識が芽生える前から身をおいた彼らは、
夢想におぼれることもなくリアルな少年時代を過ごすことに成功するのだ。
ほしいものは、すでに分かっている。
その道のりを歩むことによって、大抵の大人よりも面白い人生を生きることになるだろう。
うぬぼれがちな少年ならば、ここで鼻にかかって達観してしまうのだが、
彼らはさきに自らを律することによってそれを防いだ。
うぬぼれると、すぐに置いてけぼりにあったから。
将棋に乗っとられ、なんだか体が重たくなっていき、街の空気が肌に合わなくなったが、
奨励会で競い合うことが楽しかったから、日常なんてどうでも良かった。
普通であることに、軽蔑にも似たあこがれも持ったが、
「ジャンプ」を買って読むなんてことは想像もつかないことだった。
こうして彼らは棋士になり、次第に勢力を拡げ、ブランド名までつけられた。

「ジャンプ」も読まずに将棋に打ち込んだ羽生世代は、
40歳を過ぎてもなお将棋界の中心で活躍しています。
羽生世代は何歳まで中心でいられるのか、羽生世代を押しのける人は誰なのか、
今後十年くらいでどのように勢力図が入れ替わるのか楽しみです。
なお、羽生世代以外の唯一のタイトルホルダーである渡辺明竜王は、
著書「明日対局」の中で、本棚のマンガ占有率は8割を超えたと書いています。
将棋界では渡辺明竜王の方が異端児なのかもしれませんね。



伝説の5二銀

【将棋】 加藤一二三×羽生善治 5二銀 【ひふみん】


こちらは第38回のNHK杯準々決勝の有名な動画です。
羽生さんはこの大会で、大山康晴十五世名人、加藤一二三九段、
準決勝で谷川浩司十七世名人、決勝で中原誠十六世名人という、
当時現役の名人経験者4人をすべて破って優勝するという離れ業を演じています。
5二銀の直後に加藤一二三九段が銀をちょんちょんと触り、
羽生さんが触ってまた加藤さんが触るのが面白いですね。
解説の米長邦雄永世棋聖の
「おおー!やったー!」という叫び声は対局室まで聞こえたそうです。



羽生さん?強いよね

【将棋】(NHK杯) 橋本八段「羽生さん?強いよね」


【将棋】ハッシーがやりやがったw


橋本崇載八段はNHK杯での奇抜な出で立ちが話題となった棋士ですが、
これはデパートでの将棋大会を見た女子高生が
「眼鏡をかけたおたく風出場者が多い」と述べたことにたいして、
「マジやべぇ」と危機感を抱いたことがきっかけです。
将棋バーの開店など将棋の普及に力を注いでいます。
順位戦でA級昇格が決まったときは、自身のブログのエントリーで次のように述べています。

悲願のA級に昇級となりました
この後も大事な試合が続きますが、完全に気が抜けましたw
昨日から笑いがとまりませんwww
うひゃひゃ、ぐへへ、むひょひょひょひょひょ。
いつも食ってるコンビニ弁やカップラーメンまでA級の味がする(笑)
頭おかしいです

A級なんだからもっといいもん食べてください(笑)



魔太郎がくる!!

将棋世界06年11月号より

将棋界は十年に一度の割り合いで天才が現れる。みなさんご存知だろうか。
名を挙げれば、加藤一二三、米長邦雄と中原誠、谷川浩司、羽生善治である。
その流れからすると、羽生が四段でデビューしてから約九年。
そろそろ大天才が現れる頃だと思っていた。
歴史は誤らない。ちゃんと天才が現れたのである。
渡邊明君といい、昨年奨励会に6級で入った。そして半年あまりたった今は、すでに2級である。
年は小学校五年で十歳。<中略>
用事にかこつけ、銀座に出て、「萬久満」に寄ると、中原、佐藤(義)、小倉の面々がいた。
結局話し込んで、帰りは午前様になってしまったが、そこで例の渡邊少年の話をすると、
中原さんは「ほう」と眼を輝かせ「その子に羽生君はやられるんだ」すかさず言った。
こういう一言は書き留めておく値打ちがある。

渡辺明竜王はその風貌からネットでは魔太郎とも呼ばれています。
本人曰く「初めて見ましたが、似てる・・・くっ」
2003年4月からネット上で「若手棋士の日記」、2005年から今の渡辺明ブログを書いていて、
ファンとの交流や普及に熱心な方です。
将棋ソフト「ボナンザ」と公開対局された棋士としても有名ですね。
思ったことを率直に話すタイプなので物議をかもすこともありますが、
負けた対局でも翌日には更新して解説してくれる男前な人です。

将棋に関して言えば現代の若者風の大変合理的な将棋です。
本ブログのはじめにでも取り上げた、
第60期王座戦五番勝負の第2局を、次のように振り返っています。


将棋世界12年11月号より
 
「少し指せると思っていたので、
盤上に角を手放すよりも9筋だけを収めてしまうほうが局面を考えやすい(複雑にならない)
と判断して▲9六香と指しましたが、直後の△9五歩を見落としました。
▲9六香以外の候補手との比較に時間を使ってしまい、
以降の考察にほとんど時間を割いてなかったのがまずかったです」
「コンピュータ将棋の形勢判断でいえば、先手はプラス50点くらいでしょう。
それが▲9六香と指した瞬間にマイナス100点に転落したという感じだと思います」

将棋は自分が有利な時は局面を単純化させてミスを防ぎ、
不利なときは複雑化させて相手のミスを誘うというのが勝つためのセオリーです。
渡辺明竜王はコンピュータ将棋で50点というほんの僅かな差を嗅ぎ取る感覚と、
僅かな差で有利だと言っている感覚を信頼できる自信、
感覚が出した答えをセオリーに乗せて指し手を探す合理主義的なところを併せ持つ棋士です。
敗因を時間の割き方と考えるあたりにもらしさが出ていますね。

今年の3月23日から4月20日にかけて、
将棋のプロ棋士とコンピュータが対戦する電王戦が開催されます。
コンピュータと初めて公開対局で対戦した渡辺明竜王は、
一週間ほど前から数百局ボナンザと対戦したと言っています。
当時のコンピュータよりも今のほうが強いですし、
特にGPS将棋は東京大学のコンピュータを約670台ほど稼動させて挑むようですので、
対戦するプロ棋士の方は相当な準備をして挑むことになりそうです。


渡辺明竜王 「明日対局」巻頭インタビューより
 
―――もし人間が負けたら、どうなるのでしょうか。
「わかりませんが、人間が降参するまで行くとも考えにくいです。
例えば今の僕の力でどうやっても勝てない存在はちょっと想像がつきません。
互角なら分かりますけど。」


渡辺明竜王らしい自信に満ちたコメントですね。
がんばれ!プロ棋士!



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