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将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

王将戦第6局は大熱戦の末郷田九段が勝利!フルセットへ

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第6局は、
先手の郷田九段が勝利し、3勝3敗としてタイトル奪取に逆王手をかけました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に田中寅彦九段、
聞き手に竹部さゆり女流三段で大盤解説会が始まりました。

注目の封じ手は△2六歩
田中九段「あー△2六歩だった。
一晩考えてこれにはこうと決めてあると思いますけど、これはすぐには指さないですよ」

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おはようございます。
田中九段「これは一番激しい手ですね。
ほっとけばと金ができますから、先手は激しく行くしかないです」

郷田九段はすぐに▲9五歩。玉側の端の歩をぶつけていきました。
飛車を取りに行く手?

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混乱する解説陣。
竹部女流「ほっぺた叩き合ってるような」
田中九段「やっぱり生活かかったつもりで考えなきゃいけなかったか」
竹部女流が千日手の順を並べて
田中九段「それは解説泣かせだからやめましょう」

リレー質問
中田七段から田中九段へ
居飛車穴熊を組み上げるポイントを教えてください。
中田さんは居飛車穴熊を組み上げるポイントは熟知してますよ。
それに対してコーヤン流の三間飛車で知り尽くしてますよ。
でももっと勝ちたいと思ってるからこういう質問をね。
コーヤン流はほとんど端攻めだけっていうね。
昔も居飛車穴熊は早指しでやられてたし、昔の名人戦でも棋譜が残ってたんですが、
そればっかりやり始めたのは私が最初でした。
居飛車穴熊は序盤が命なんです。堅いだけじゃだめなんです。手を出せませんから。
伸びる場所を作りながら固めるのが急所なんです。
振り飛車って美濃に囲うのが常識だったんですけど、
厄介な人、F九段っていう人がいまして、それで困りました。
昔はこういう戦法を若いうちにやると強くならないって言われていて、
活字でも書かれていたものですが、
一応九段になったけどよく考えたらあんまり強くなってなかったかな?
ということでもしかしたら正しかったかもしれないですけど。
大山先生には11番教えてもらいました。
本当の振り飛車党は、若造相手でも対局のたびにちょっとずつ変えてくるんです。
本体眼中に無いはずの若造の手、覚えてないはずの手を覚えてるんです。
流石だなと思ったですね。
大山先生の最後のA級順位戦もなんですけど、コーヤンと大山先生の違いは、
コーヤンは陣形が全然変わらなくて、大山先生はいつも変えてきた。
私のポイントは出だし、相手との兼ね合い、そればっかり考えてた。
それで相手が居玉で来られて困った。
藤井システムでまったく違った流れを作られました。
角交換振り飛車も相当困りますね。穴熊という感じがしませんもんね。
昔は居飛車は角交換、振り飛車は飛車交換だったんですけど、
今は振り飛車が角交換、居飛車が飛車交換、
通貨の貨幣価値が変わってるようなもんですね。

山田女流から竹部女流へ
お休みの日はお子さんとどのように過ごしていらっしゃいますか。
今小学校3年生でして、背がなかなか伸びないんですよ。
欲を言うとあんまり伸びて欲しくないなーとか思ってるんですけど。
先日ニコニコ本社のリアル謎解きゲームに連れて行きまして、
ウォークラリーをしながら謎解きということで、
テーマは縄文時代にタイムスリップして、米を作って脱出するというやつなんです。
子供向けだと名探偵コナンがありまして、
殺人事件に巻き込まれてどうやって脱出するかとか。

質問メール
田中先生は先日佐渡での対局の立会いでした。
私は佐渡に以前住んでいましたが、この時期に荒れるのは異常気象です。
いろいろなトラブルもあったかと思いますが、第5局でのエピソードを教えてください。
いっぱいありすぎて困るんですけど。
前日、渡辺さんと隣で朝10時から深夜まで座ってたんです。
※ガン見の田中のやつですね。
渡辺さんは前日プレーオフで、本当に難しい将棋だったんですが、
あれうまいもんだなーと思ってたんです。
そしたら自分の将棋の方がおかしくなっちゃって、しくじったなーと思ったら、
渡辺王将が絶妙手を逃して何でかなと思って見てたんです。
そのシーンをガン見の田中って呼ばれました。
新潟までは順調だったんですけど、暴風雪っていうので、海見るとすごいんですね。
佐渡を見るともっとすごい荒れていたんです。
事前に本部からいろいろマニュアルを頂いていて、
前日行けなかった場合のシミュレーションがあって、
でもいざっていうときには、立会人、連盟、主催紙が協議をすると書いてあるんです。
対局者がちゃんと対局できるかどうか、注意して2人の様子を見てました。
船酔いする人もいるんですけど、
僕は大丈夫ですよという郷田さんと、薬持ってますよという渡辺さんで、
やっぱりちゃんとしているんだなと思いました。
まず前夜祭は間に合わないとなって、渡辺さんのスケジュール大丈夫?って聞いたら、
『幸いにもプレーオフ負けちゃいましたから』って。
次の日幸いにも朝動いたんですけど、
その後高速艇は動かなかったので運がよかったです。
今のタイトル争いに行く人っていうのは自分の立場をしっかりわきまえていて、
きちんと対応してくれます。
我々としてもなるべくいい将棋にしたいので、
なるべく持ち時間を減らさないようにしようと、
持ち時間が長くなるスケジュールにしました。
最後だけ本当の事件が起こったんですけど、
郷田さんのほうが上手くいってたと思ったんですが、最後は錯覚があったと。
その手を感想戦で指摘したらしばらく両者固まってました。
1日目は渡辺さんが酔い止めを飲んでたんですよ。
だから初日は眠くなっちゃってたかなーと感じてたんですが、
本人はそういうこと言いませんけど、乗り越えていい棋譜を作ってくれました。
後ね、食べ物がおいしかったー。佐渡牛がうまいです。
寒いところでひきしまって育ててるんです。
子供のときに松坂行ったら松坂牛になるとかで、
本籍佐渡っていう牛を皆さんもいっぱい食べてるかもしれない。

渡辺王将は△2七歩成り。
田中九段「あなたはあなた私は私と」
郷田九段もかまわず9筋の歩を取り込みました。
対する渡辺王将は解説に出ていた△2三歩を指して、
田中九段「おーやった△2三歩。強いね私ね」
そして郷田九段は▲4九飛。
田中九段「いい手でしたね。歩成りが入ったら郷田さん優勢なんで、
ここで渡辺さんなんとかしないといけないんですけど」
渡辺王将は△9六歩。郷田九段の9筋の歩の突き出しを逆用する形ですが、
田中九段「なんとなく見立ては先手を持ちたくなってきましたね」

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みなさんはどっち持ちですか?

質問メール
私は現在求職中です。
今日も外に出なければならないので最後まで見ることが出来ません。
将棋にかかわる仕事は無いか教えてください。
生計をなすと言うのは相当大変ですね。
「ぱしっ(駒音)」
田中九段「あ、打った」
ここから急に数手ぱたぱたと進みだして解説に。
どちらを持って指してみたいか
先手・郷田九段32.8%、後手・渡辺王将26.6%、何とも(ニャンとも)言えない40.5%
圧倒的ニャンとも。
田中九段「ニャンともですねえもう私は」
竹部女流「途中になりましたけど将棋にかかわる仕事ということですが」
田中九段「将棋だけじゃないですからね。
観戦記者も将棋だけで食っていけるかはわかりませんね。
普通の就職と言う感じでは大変だと思います。
連盟職員も結構な人気で、アルバイトなら入れますけど正社員となると大変ですね。
職業と言う形では捉えにくい世界かもしれません。
その道に進むという形で考えた方がいいと思います。
コメントで駒師と流れましたけど、駒師も大変です。
作るのもさることながら、長い年月かかります。
ソフトも…将棋だけじゃないでしょうしね。
コンピュータ選手権でトップになれるかどうか。継続できるかというのも大変ですね。
まあ誠も道として修行してなれなかったんですけど、
別の道でそれがいきているというか」

竹部さんに質問です。今日の竹部さんの着物がお似合いです。
おしゃれ着でしょうか。どんなことを考えて選んでいるのか教えてください。
※竹部女流は照れているのか異様に早口で読んでました。
竹部女流「もうざっくり佐渡ですね。明るい海だと思ったら黒かったんですね。
帯なんですけど白滝呉服店で3月8日まで決算セールがありまして、
宝づくしといいまして、おめでたい柄がいっぱいで、3万円でございました。
安かったです」
田中九段「言わなきゃいいのに(笑」

将棋の中継を見ると、隣同士で対局しているのをよくみかけます。
プレーオフのときに、自らの対局よりも隣の対局をガン見していた田中九段のまなざしが、
タナトラ・アイと呼ばれております。
見ていたときの時の心境を教えてください。
あのー久々に4者プレーオフになって、
渡辺さんが一番確率が薄そうなのにすっと入ってきまして、
これはチャンスだと思っているだろうなと。そういう将棋が一番面白いんです。
それを特等席で見ることが出来るので非常に面白かったです。
渡辺さんが妙手に気づかなくて何でだろうと思って、
誰かが感想戦で言って、やってたと思うんですけどね。
もし指して勝っていたら佐渡の対局で大変なことになってたかもしれないですね。
佐渡の対局できなかったかもしれないです。
渡辺さんは負けても切り替えが凄い早いですね。
敗れた後っていうのは切り替えがもの凄く早いです。
もう全然引きずらない。それがタイトルを取る絶対条件ですね。
自分の将棋の方は、うわーこれだめにしちゃったなーと思ってたんです。
粘るしかないなと思ってました。

田中先生は昔長髪でひげを生やしていて、
どことなく升田先生みたいで迫力がありました。
もう当時の風貌にする予定はありませんか。
あの30くらいの棋聖をとるあたり、自然に、まあ無精ひげだったんです。
ある程度言ったら升田幸三みたいで、
この道に入ったのは升田先生の勝負という本で、中学2年生のときに読んで、
将棋の本ですけど人生観の本で、指し手なんて書いて無いんです。
女性の口説き方、別れ方、借金の仕方、返し方、
そういうのを一気に読んじゃって、この世界に生きたいというか、
升田先生の独特のひきつける魅力がある本でした。
後から将棋を勉強してという感じですね。
将棋は小学生の頃からやってましたけど、雨降ったらやるみたいな感じでした。
私は少年野球とスイミング倶楽部をやっていて、両方から案内がきてたんですね。
ところが当時は野球選手は肩冷やしちゃいけない時代だったの。
水泳は冷えるから、それでどっちか、両方は出来ない時代だったんです。
水着で女の子と入れるほうがいいから当然スイミングに行ったんですけど、
そしたらその新しい仲間に将棋が好きな奴が居たんです。
そのおかげで水泳をやることになって、将棋好きな人がいて、
同人誌作ってるような熱心な人で、全然勝てないの。
それでその人の地区にはいい本があるんじゃないかと思って、
本を立ち読みして、升田先生の本を見つけたんです。
水泳は最近また、去年かな、タイムがでるのに出て。
5歳単位で順位が出て、年取ると後2年で60歳枠になるとか思って嬉しいの。
水泳って世界的だから、
と言っていると何と映像が。
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田中九段「個人メドレーをやるのに苦手なものを鍛えてるところです」
右側が田中九段で、佐渡に行った次の日とのこと。
水泳をまた始めたのはもう一度初心に帰りたいということらしい。

今期は名人位挑戦者決定プレーオフがありました。
行方先生が久保先生の本拠地の関西に乗り込んで指したのは何故ですか。
順位が上の行方さんの本拠地じゃだめなんでしょうか。
予定して無い日程だったので、
隣で変な奴が見ている中でやらないといけない、というようなスケジュールなんです。
両対局者のスケジュールの調整もあってああいう形になったんだと思います。
特に今の季節は集中するんですね。
とにかく対局をこなすというのが先ですね。
手合い係りは苦渋の決断をする係りなんです。
よく勝ってる人はそれでほとんど文句言わないです。文句言っちゃう人はだめですね。

ということで一旦休憩になりました。
田中九段「私先ほど郷田九段がいいと言ったんですけど、
この△8四角がぐっとこらえた手で、私もうわからないです」
受け止めてしまえばと金を活用したり、桂馬を取ったり、後手に楽しみがあるとの事。

再開後
田中九段「ここで郷田さんどうするのかなと思ってたんですけど、
一番激しい順で行きましたね」
その後先手が桂馬を打って守る手順を解説していましたが、郷田九段は▲5五桂。
田中九段「うわ攻め合いだ。手抜き合戦」

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渡辺王将の姿勢評価関数は…微妙だ。
田中九段「この姿勢だけ見たらとても有利と思っているようには見えないですね。
郷田さんまた持ちたくなってきたなあ」
指した方がよく見える状態か。

質問メール
田中先生といえば元祖穴熊、飛車先不突き矢倉など、
序盤のエジソンとして知られています。
私自身クリエイティブな活動をしていますが、
その発想方法は他分野でも通じるものがあると思います。
戦法の発想はどこから来たのでしょうか。
まず私、人の将棋を並べると話しましたが、
あるとき芹沢さんに、寅早すぎる、覚えるだけでいいのか、何か思え、
思ってこれはいいと思ったら真似すればいいし、悪いと思ったら違う手を考えろ、
悪い手だと思ったのに勝っていたらそれを否定してみろ、
否定すれば新しいものが生まれる、そう言われました。
今までに無いものを求める、否定する気持ちが新しいものが出てくるきかっけだと。
プロの証、違うものを作れ、
作れないならプロに商売価値はないだろう、そう言われました。
芹沢さんは自分の行いは置いておいて、後輩に言うのはいい言葉が多かったですよ。
なかなか面白い方で、そうですね加藤先生にも影響を与えています。
よく滝を止めたという伝説が語られていますが、
加藤先生が滝を止めろなんていうわけ無いんですよ。
多分うるさいって言ったんですけど、それを加藤君生意気だなと上手い具合にやって、
それでまことしやかに言われるようになったんです。
米長先生の、兄貴が3人とも東大だから、
俺は頭がいいから将棋指しになったっていうのも、あれは芹沢さんが言ったんです。
本人が言ったとなってしまって、いろいろあるから否定できないじゃないですか。
私にとっては本当に憧れの言葉でしたね。
将棋の世界とは年配の方がやるものとか思われていて、
同窓会で将棋指しを目指していますとかい言ったら、
え?まだ若いのにねとか言われる時代でした。
その中で唯一、この言葉は有難かったんですよ。
芹沢さんが連盟に来ると笑いが起こるんですよ。
それを聞くとまずいって逃げ出そうとするんですけど、
そうすると目ざとく見つけて、こら待てと言われて、お前今日は開いてるかと。
そう聞かれると明日の朝まで開いておりますと言うしかないんです。

電王戦をきっかけに将棋を見るようになりました。
初心者の初歩的な質問で申し訳ないですが、
立会いの方というのは何が基準で選ばれるのでしょうか。
ここら辺はですね、阿吽の呼吸といいますかね。
いろいろ力関係があって、そのときの人気、対局場に合うような人、
スケジュールが合う人、だって羽生さんそんな出れませんからね。
そういう阿吽の呼吸がありますね。
四段に立会人させるわけにはいきませんから、主催紙との相性もありますし、
いろいろありますね。

そしてスペシャルゲスト?
田中Jr.「初めてかな一緒に出るのは」
田中九段「そうかもしれない」
銀河将棋チャンネルの宣伝に田中九段の息子さんが登場しました。

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田中九段「こんな息子ですけどよろしく、彼女募集中、俺の孫を見たいな」
田中Jr.「助けてください」
そしたら竹部女流がどっちがかっこいいかアンケートしましょうと爆弾投下。
助ける気ゼロである。

どっちがかっこいい?
パパトラ89.0%、Jr11.0%。
竹部女流「善戦しましたよ」
※いろいろひどい。
田中Jr.「竹部さんには昔からいじられてるんですよ。ひどい姐さんで」
その後儲かってるの?からいろいろ込み入った話を始めた田中親子に、
竹部女流「楽屋で話して」

昼食アンケート
ステーキ20.4%、うなぎ22.4%、イケ麺系38.1%、寿司19.0%。
竹部女流「以前着物を着て出演させていただいたときに、
私ハンバーグが食べたいと言ったんですけど、
飯島先生に着物でがっつくのは見たくないと言われまして、
それで今日は普段着を用意してきたので何でも大丈夫です」

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昼食アンケートの答えはうなぎ。

詰め将棋の答え合わせの後初手から解説になりました。
手を進めると先手が勝ったり後手が勝ったりよくわからない局面で、
竹部女流「こんな状態でお昼ご飯を食べるってどんな気持ちなんですかね」
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この局面で昼食を食べる。わけがわからない。

質問メール
将棋ファン歴20年くらいになります。
昔の将棋界のような殺伐とした雰囲気も好きでした。
殺伐エピソードを教えてください。
田中九段「ライバル心っていうのがすごかったんですね昔は。
升田幸三という人が中心となって、
木村名人に戦争から帰ってきた升田先生が挑戦者になって、
また煽るんですよラジオ放送で。
それで升田先生が名人なんてごみのようなものだと言っちゃったんですね。
木村先生は名人位がごみならお前はなんだと言って、
升田先生はごみにたかるハエだと答えたというのがあります。
昔は正副立会いが必要だったんですよ。両対局者話さないんです。
間に入った人間に、片方が暑いから窓を開けろ、もう片方が寒いから閉めろ、
あの立会いはどっちに肩入れしたとか、
それで両方をたてられる人間が選ばれました。
周りの外野も含めて戦っていました。
私のときも殺伐としたというか、
何代目かの悪役を演じようかと思ったときがあったんですね。
あの程度で名人になったと言ったことがあったんですが」
竹部女流「現会長ですか?」
田中九段「当然なことをを言ったつもりなんですけど、
それが活字になるときついですねー。
じゃあなんなんだとうわーっとくるんですよ。
将棋が楽勝になっちゃったんですよ3局目、
それで何を言ってやろうかと思ったのがばかだった。
大山先生がちらっと言ってましたけど何か言うと終わりなんですよ。
タイトルマッチで勉強させてもらいますとかね、
一生懸命勝とうとして負けた人間がいるわけですから、
その人達は勉強したいとか言われると辛いんですね。
例えば今戦っている渡辺王将と郷田九段、どちら贔屓かみなさんあると思うんですよ。
渡辺さんの強さはヒールに完璧なものを備えてると思うんですけど。
大山先生は負かされた時に記事になるのが一人前だと言ってましたけど、
渡辺さんはそういうタイプのヒールになれると思うんだけどなあ」

将棋界にヒールは
必要68.5%、不要31.5%。

将棋のタイトル戦がやってくるとあって、佐渡の現地は大騒ぎなんだろうな、
私の町にもこうしたタイトル戦を誘致できないかな、と思っています。
どうすれば誘致することができますか。
支部や教室があり、天童や加古川のように、将棋の街になるのが夢です。
将棋のタイトルマッチ、一生懸命誘致されているところがいっぱいあります。
各新聞の色があって、各社違った形で選択しています。
佐渡のほうは地元の行政と佐渡汽船といろんなスポンサーの協力で誘致されています。
名人戦は公募をしてるんですね。
今回は間に合いませんけども、次回のために。
名人戦は共催ということになりますと、各社やりたいところが違ってくるんです。
それをどうするかということで公募になりました。
大山先生の倉敷や天童など、
行政予算の中に将棋予算が組み込まれているところもあります。
その中で情報交換し合って、
協力できるところは協力していくということが進んでいくと思います。
七番勝負だと4局で終わるとかもあるので、来ないと無駄になっちゃうんですけど、
7局目で来たら大当たりなんです。
早く終わっちゃうと来ないような、
わざと皆さんが嫌がるところを入れといてください、というところもあります。
ちなみに結構かかります。
そこら辺は行政と新聞の事業部とかかわると話せると思います。

ニコ生のおさんじは

盤上では渡辺王将の6三に打った香車を、郷田九段が▲同桂成り。
そして時間を使う渡辺王将に、ここですぐに指さないのは変と田中九段。

竹部女流「今日はティロフォンはあるんですか?」
今大盤解説中だというスタッフに、
田中九段「大盤解説中に電話とって話してくれればいいんですよ」
田中新手再びか。
しかし急な話なので無理っぽいというスタッフに、
田中九段「最初やった時ね、私無理やり電話しちゃったの知ってる?(ニヤリ」
そして野月七段と電話が繋がりました。

ティロフォン野月七段から
田中九段「もしもしー」
野月七段「もしもし野月です」
田中九段「野月さん後手持ちなの?」
野月七段「そうですね木村さんと一緒に解説してて、▲6三桂成りが意外だったです。
▲4三桂成り△同銀の形も先手がいいんじゃないかと検討してたんですけど。
そこから受けにまわるのが木村説で誰も勝てなかったです」
田中九段「受け師だもんなあ千駄ヶ谷から出張してる受け師だから」
パチッと駒音がして
田中九段「あー銀で取った銀で取った」
さらに駒音がして
田中九段「うわー全然違う手が出たよ」
郷田九段は▲9五香。
後手玉周辺をどう攻めるかという検討ばかりしてたので、意外な一着でした。
野月七段「昼休憩までは郷田九段がよくて、
それからの渡辺王将の手がいい手で形勢を戻したと見ています」
田中九段「両対局者はどうですか?
郷田九段は前局は△1三玉の話したら頭かかえてね、4時まで飲んでたんですけど」
対局前日は両者リラックスモードとのことでした。

形勢アンケート
先手・郷田九段45.1%、後手・渡辺王将22.0%、何とも(ニャンとも)言えない32.9%。

渡辺王将は飛車を見捨てて角を取りました。
将棋は飛車を取ったらだいたい勝ちだから。by渡辺王将
と言う言葉があるので、ちょっと苦しいと思っているのかな?
田中九段「生活かかってないですからやっちゃいましょうか」
ということで一直線で攻め合うと、先手が勝ちになりました。
一旦休憩に。

休憩中に郷田九段が猛攻。
再開後の解説では渡辺王将が入玉できるかどうかが争点との事。

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田中九段「ここで上手くいなす手があるかどうか。
これで寄ってるならば話が早いんですよ、思いっきり早い。」
しかし渡辺王将が角金交換から粘りに行って、

田中九段「ちょっと待ってくださいね測量中です」
測量後局面を進めて、
田中九段「長年の経験でこれは詰みなんですが…」
更に進めると後手玉にするする逃げられてひっくり返ってましたが、
いろいろな後手玉が詰む筋を並べて
田中九段「いよいよかな?」
入玉将棋は詰む詰まないが大変ですが、
田中九段がいろんな手を並べてくれるので田中劇場になってました。
コメントの△1四銀という受けには、
田中九段「これ私の力じゃ寄せられません。2歩打っちゃいますね」
竹部女流「でもこれ冷静に考えれば寄せがありそうですけど」
田中九段「私冷静じゃないからここまできたんです」

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渡辺王将の姿勢評価関数は…やや劣勢?

田中九段「郷田さんが指した▲2三歩成りは寄せにいった手なんです。
ところが渡辺さんの△3一金で止まってしまったんです。
まだ郷田さんがいいと思いますが、思い描いた展開ではないはずです。
これなんかしかし結構続きそうな気がしてきたなあ、嫌な展開になってきましたよ」

渡辺王将は△1四銀。
大盤ではなかなか後手玉が寄らず、飛車を渡すと千日手の筋も生じて、
田中九段「どうするんだろうこれ。千日手か?」
現地の青野先生は後手から△9八飛が出たら千日手ですねとのこと。
スタッフ「千日手の場合は1時間休憩して指しなおしとのことです」
竹部女流「嬉しいですねー↑」
田中九段「HAHAHA」
竹部女流「先生もね、体力には自信ありますから」
田中九段「体力に自信あってもねぇ」
この後何か寄らないかー何かありそうだけどーと、
千日手は勘弁してくれという感じの田中九段でした。竹部女流ははしゃいでました。
コメントで流れた△3七銀で後手玉に寄せがないようで、
田中九段「千日手でプレミアム会員が入ったらこっちに来るんですよね?」
ギャラアップを求め始めました。ところが郷田九段は千日手を避けて▲7七玉。
田中九段「あーやっぱり郷田さんに、千日手は美学に無いんだ」
渡辺王将は△3七銀。
田中九段「ほら打った!寄ってるかどうか」

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田中九段「やけに冷静なそぶりですね」

検討を進めると後手玉が寄りましたが、現地の木村八段は後手持ちと言われて、
どこかに読み抜けがあるのか田中九段は不安になってました。
田中説は▲2三角でしたが、郷田九段は▲2三銀。
田中九段「あああ!初手から外した!」
頭抱えてました。
しかしその後は、じゃあこれを狙ってるのかな?と言って示した手順に進みました。
飛車をと金に取らせて角を捌いて後手玉を詰ませる手順を竹部女流が示し、
田中九段「天才的な捌きだね」
ということで後手が受ける手順を検討するとまたわからなくなる、
という大熱戦になりました。
田中九段「いや今日は飲むぞ郷田さん、もし負けたら」

竹部女流「あ、棋譜コメント更新されてます」
しかし田中九段が言った事以外は書いてなく、
田中九段「もっと高度な棋譜コメが欲しい」
コメントで流れた▲3八桂を検討して、
田中九段「あ、やったじゃん!」
郷田九段が勝つのか、と思って解説を進めたら角を渡したせいで先手玉が詰んでしまい、
田中九段「だめじゃん」
その後歩の枚数をひとつ間違っていたことに気がついて、
田中九段「これは絶対詰み、必死!向こうは絶対詰まない!勝ちだ!」
田中九段の解説評価関数はカオスなことになってます。
確信を持った田中九段は
田中九段「控え室に聞いてみ?(ドヤ」
しかし後手の△9九飛成りという手が届いて、
田中九段「えー?まだかい、まだだめ?」
勝利宣言すると違う手が出てくるという展開になりました。
田中九段「もう一度やり直しだ、人生を(ため息」
竹部女流「深いですね(笑」
結局飛車成ったら飛車下がる、残ってる、残ってろという結論になりました。

ところが渡辺王将は検討に出なかった△2五歩。
郷田九段はあまり時間を使わずに▲5三桂右成り。
田中九段「えええぇぇぇぇ全然ちがったあぁぁぁ」
竹部女流「解説お願いしますというか」
田中九段「できないです」
しかし検討を進めると悪手で後手がよくなったとの評価になりました。
田中九段「今までの努力が水の泡、原野商売にひっかかった。
これはひどいねえ、これは飲むねえ相当」
しかし解説を進めると本日何回目かの手のひら返し。
田中九段「投了じゃなかったね、寄ってますね勝ちだこれ」
竹部女流「信じていいですね?」
田中九段「わかりません」

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ここで観戦記者の加藤さんが入室。
竹部女流「先崎先生ではありません」

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そんなことを言ってたら渡辺王将の鬼手△1七飛車。
これにはコメントもざわつきます。
田中九段「そんな手が世の中にあるの?」
少し苦しいと見て郷田九段が読んでない手を選んだのではないかとの事ですが…。

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渡辺王将の姿勢評価関数は…さっきより起きてるかな?

田中九段「ここまで来ても私の知恵じゃわかりません」
そして両者1分将棋になりました。
その後も
「ええぇ世の中にそんな手があったのおぉ?金が寄ると何が起こるんですか?」
「えぇ打つ?打って勝ちなの?」
「変だなあこれは一体どういうことだ?上がられたらまったく私はわかりませんね」
「一手やる方が悪く見えるよ?」
「あれ?おかしい。また勝ちになったか?」
「まだまだ続くねえ驚いたねえ何だこれは」
「王様で取った!何で?」
「これはやったかもしれないよ。何度目かのやったかも」
これが指運勝負というやつか。
藤井先生がNHK杯の解説をしていた時の名言、
「どっちがラッキーかですね」を思い出してしまいました。
最後は郷田九段が金を取る手を無理やり間に合わせて、
渡辺王将の投了となりました。

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投了直後呆然とする渡辺王将。

今日は難解すぎる中盤戦、終盤戦から1分将棋になっての泥試合、
田中九段の+9999と-9999を行ったり来たりする解説、
詰むや詰まざるやで頼りになる竹部女流、
鬼手ありポカあり絶叫ありのかなり面白い解説会になりました。
竹部女流は異様なテンションで最後笑いが止まらなくなってましたね。
終盤は渡辺王将に疲れが出たかな?

というわけでいよいよ最後となる王将戦第7局は3月26、27日です。
フルセットの対局は渡辺王将が2004年度、2006年度、2008年度の竜王戦、
2013年度の王将戦の4局あり、いずれも勝利しています。
一方郷田九段は1994年度の王位戦、2007年度、2009年度の名人戦の3局あり、
すべて敗れています。
という郷田九段にとっては嫌なデータもありますが、さてどうなりますか。

関連リンク
詰まなければ・・・ラッキー♪
NHK杯の中田功七段対阿久津主税八段の対局で終盤難解な局面になり、
中田七段も阿久津八段も解説の藤井九段も大混乱に陥る動画です。

第64期王将戦第6局初日が終わる

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第6局の初日は、
渡辺王将の封じ手で初日が終わりました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に中田功七段、
聞き手に山田久美女流四段で大盤解説会が始まりました。

山田女流「中田先生、注目の初手は?」
中田七段「▲7六歩じゃないですかねえ」
山田女流「2手目は?」
中田七段「…▲8四歩……」
※中田七段は振り飛車党です。

第6局は立会人が木村一基八段、副立会が野月浩貴七段ということで、
現地の静岡県今井荘では楽しい解説会になりそうです。

さて郷田九段の初手は▲2六歩。渡辺王将は△8四歩と相掛かりの様相になりました。

中田七段「これは単純には矢倉にはしないということですよね」
※現代の矢倉は先手番のときは▲2六歩とは突かない飛車先不突き矢倉が主流です。

中田七段「私が振り飛車ばっかりやってる間に居飛車の定跡が進歩しちゃいましたねえ。
そして結局振り飛車も角交換が主流になってしまいました。
詳しい解説は明日の先生に任せちゃおうと思います」

しかし4手目に少し渡辺王将が小考。横歩取りか角換わりか。
進まないのでお好み焼きアンドもんじゃ焼き談義に。

リレー質問
藤井九段から中田七段へ
中田功XPについて教えてください。
中田七段「私がいろいろ教わりたいのに藤井さんから。ネーミングは島朗さんですね。
今度書くので、三間飛車で面白い局面ないですかと言われて、
教えたらXPと名付けましょうとなりました。
藤井さんの藤井システムからヒントをもらったような作戦です。
居飛車穴熊をどう三間飛車で攻略するか、試行錯誤、四苦八苦して作りました」
山田女流「では後ほどお時間をとってやりますか」
中田七段「秘密にしたいところもちょっとしゃべりますんで」
山田女流「これ意外と棋士の方も見てるんですけど大丈夫ですか。
先日ですね女流棋士の講習会で藤井九段がきて、
角交換の振り飛車の居飛車の対策という講習会があったんですけど、
棋士と奨励会員は完全シャットアウトでしたね。
ということで今度中田先生も講習会にいらしていただければ」
中田七段「藤井さんの講座の後に私の講座は意味が無いんじゃないですかね?」

本田女流から山田女流へ
ホワイトデーのお返しはいくつもらいましたか。
中田七段「ホワイトデーってそんなに重要なものですかね。
私忘れてましたけどね。あっつって」
山田女流「バレンタインもらいましたか?」
中田七段「バレンタインデーもらってないと思いますね。
ずっと東京でゲームやってたんで」
山田女流「チョコレートをバレンタインにあげて、半分以上私が食べて、
ホワイトデーにお返しをもらって、私が全部食べました。
小百合ちゃんきっと自分のこと話したかったんですよ聞くってことは」

9:20になっても4手目を指さない渡辺王将。
中田七段「これは渡辺さんも意外だったということかもしれませんね。
▲2六歩で△8四歩だったんですよね。
仮に▲7六歩なら△3四歩にするつもりだったんですね。
これは角換わりの可能性が出てきたので考えてるということですよね。
横歩取りにしたいなら△3四歩にすればいいですから。
居飛車党は研究が相当進んでいますから、
局面によってわからない局面とか自信が無い局面もあって、
後手番は相当注意しないと厳しいですから」
山田女流「中田七段は長考はどのくらいされたことがありますか?」
中田七段「2時間くらいですかね。長考するのは形勢が悪い時ですね。
形勢がいいときは30分考えればいいです」

渡辺王将は角換わりを選択。

山田女流「中田七段からみて渡辺王将の将棋はどのような印象ですか?」
中田七段「うーんと、綺麗ですね。
変に粘って何か負けちゃうというイメージもないんで。
決め方がすっきりしてるってことですね。
トップ棋士っていうのは羽生さんもそうですけど決め方が綺麗で、
谷川先生の光速の寄せも綺麗ですよね。
私なんかこれで勝ちだろなんて思って進めて、逆転のアヤを作ってしまうみたいな」

質問メール
先日A級順位戦のプレーオフがあり、中田七段と同門の行方八段が名人挑戦になりました。
その対局で行方八段は相振り飛車を指していました、
行方八段は修行時代どのくらい振り飛車を指していましたか。
また、行方先生のエピソードや大山先生のエピソードを教えてください。
※行方八段と中田七段は大山康晴十五世名人の弟子です。
中田七段「行方さんが奨励会入ってきたときは、私は二段だったんですよ。
そして私との対局の後、彼は棋譜をとってたみたいです。
彼は居飛車党ですが、香落ちで振り飛車をやってるはずなんですよ。
私は行方さんの振り飛車を見たことがなかったですね。
相振り飛車はびっくりしました。
指すなら私に一声かけてくれよと思いました。
将棋は久保さんの対応がうまかったです。
序盤の駒組は久保さんのほうがよかったですね」
山田女流「あと大山先生ですが」
中田七段「大山先生のところで行方君と将棋を指したこともありました。
棋譜も見てもらっていました。
先生は派手に勝った将棋は全然褒めてくれないんですよ。
我慢して受けに回った将棋はほめてくれました。
後は全部の駒を使いなさい、
遊び駒を作らないようにと言う言葉が一番印象に残っていますね。
大山先生が色紙に揮毫しているときに私が並べて、
ポイントのところで教えてくれました」
山田女流「あと、行方八段のエピソードですが」
中田七段「エピソードですね。
ありそうですけど私が思い出せるようなものは無いですかねえ。
彼はお酒が好きなんですよねえ。
朝日杯で優勝したときいっしょにお酒を飲んで、
帰るよっていって財布を見たら1万円しか入ってないんですよ。
細かいの持って無いからタクシーに乗って私が払うんですけど、
彼に帰るぞというとむにゃむにゃ、こーやんとか言うんですよ」
山田女流「行方八段がこーやんっていうんですか?」
中田七段「そうですね。私はなめきちとか呼びます」

盤上では角換わりの定跡が並べられていきました。
中田女流の角換わりワンポイント。
後手が△6三銀と上がって、
棒銀の選択肢がなくなったら先手が▲6八玉とあがるらしい。

質問メール
コーヤン先生はアマ時代から三間飛車党とうかがっていますが、
三間飛車を指すようになったきっかけを教えてください。
最初に将棋の定跡書を買って、1冊目が内藤先生の本で2冊目が中原先生の本で、
三間飛車が形がいいように見えたのがきっかけです。
地元で三間飛車が得意な五段の方がいてその方に教えてもらいました。
中学生名人になったときは四間飛車ばっかりだったんですけど、
奨励会入ったときは先手の時は三間飛車、後手のときは四間飛車、
香落ちの上手で三間飛車を指していました。
自分の性格にあっていたんですよね三間飛車は。香落ちの影響ですかね。
香落ちの上手でだいぶ星を稼がせてもらいました。

どうしてもコーヤンに聞きたいことがあります。
NHK杯での中田阿久津戦の時に、
戦前インタビューでかっこよく三間飛車宣言をしたのですが、
阿久津先生がまさかの三間飛車を指してきて、手を止めて険しい表情をされていました。
当時の心境を教えてください。
それは前にもプロ棋戦きせんでありまして、私が相振り勝率悪いんで、
純粋に険しい表情をしていたのは居飛車にしようか相振りにしようか、
阿久津さんが石田流が好きなタイプなのか確認してました。
怒ってたわけじゃないんですよ。
普通は私に飛車を振らせれば穴熊に組めますから、
そんなに私の三間飛車を嫌がる人はいないと思うんですけど。
阿久津さんが三間飛車で、振り穴になると思ったんですよ。
それなら私も居飛車で端から攻めていけるイメージがあったので居飛車にしました。
途中私が勝ちって言う局面もあったんですけど、
あれ負けた後2週間くらいあまり眠れなかったですよ。
阿久津さん相手に全然負けなのを拾わせてもらったのもあったんですけど、
勝ちたかったですよやっぱり。

※その時のインタビューの様子

アンケートどちらを応援していますか?
渡辺王将32.1%、郷田九段67.9%。
フルセット見たい人が多数派。

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座っていても上まで届くのが中田七段。

第4局のニコ生解説では、
弟子の佐藤天彦先生が師匠であるコーヤンの話をされていましたが、
コーヤンから見て弟子の佐藤天彦先生はどうですか。
天彦先生は今期A級昇級を決めて絶好調ですが、
渡辺王将、郷田九段がいるA級でどのくらい活躍できると思いますか。
弟子入りした時の印象や、四段になったときのエピソード、
フリークラスの権利を行使しなかった時の話や、
プライベートの話があれば教えてください。
山田女流「天彦先生が新人王を取った時にね、中田師匠の挨拶は爆笑でしたね」
中田七段「私も舞い上がってましたね。初めて師匠として挨拶したわけですから。
私が29歳のときに、福岡に帰っていたんですよ。
小学校の同級生のかたとよくお酒を飲んでたんですね。
それで私の実家の下が将棋道場なんですけど、
強い子がいるから教えに来てくださいって、当時8歳の佐藤天彦君で、
当時は2日酔いだけどまあしょうがない行くかと、階段とことこーと降りて、
最初2枚落ちで教えて、2枚落ちだと吹っ飛ばされちゃったんですよ。
2日酔いで頭痛いじゃないですか。
君強いから、今度会ったときは飛車香落ちでやるから、
飛車香落ちを勉強してきなさいって言って、
次飛車香落ちでやったら私が楽しくなかったんですよ。強くて。
それで飛車落ちを一番やりましたね。
飛車落ちは結構やりました。私が結構勝ってました。攻めてこないんですよ。
彼は無理っぽい仕掛けをするのが嫌だし、私が攻めると無理と思って受けに回るんで、
受けに回ると受け潰そうとするんですよ、下手が。
だいたい攻め潰しちゃって、そしたら悔しそうな顔して、
私が君の判断は正しいけど今の君じゃ受けきれないよHAHAHAって笑いながら。
高校で東京に来て、
渡辺さんとかいい先輩にお世話になってよかったみたいなんですけど。
彼が奨励会二段くらいになると私が負け越すようになって、
受け潰されるようになっちゃったんです。飛車落ちの恨みみたいに」
山田女流「A級でどのくらいやれると思いますか」
中田七段「いやA級あがれると思ってなかったんですよ。まだ。
B1上がった時にもびっくりしまして、本人の報告待ってたんですけど、
報告が来なくて、そうこうしているうちに健康診断の日にばったり会ったんです。
何で連絡しないんだよ楽しみに待ってたのにって言ったら、
彼が『え?』って言ったんですよ。それで迷いまして。
楽しみにしてるんだから次はちゃんと報告してくれよって言ったら、
A級のときは連絡くれまして嬉しかったです。
阿久津さんは滝先生に報告しないとか、他のお弟子さんにも聞いたんですけど、
阿久津君は報告しないって言ってました」
山田女流「フリークラス行かずにというのは師匠としてアドバイスはあったんですか」
中田七段「16歳だったんですよその時に。
それでフリークラスの制度や規定がどういうものか調べまして、
それをまず佐藤天彦君の親御さんに説明する必要があったんで、
電話をしたら中田先生にお任せしますっていう感じでね。
私としては本人の希望を聞かなくちゃいけないんで、
どっちがいいって言ったら天彦君はどちらでもいいですって言うんですよ。
ただフリークラスに行くと順位戦参加までに時間がかかるし、
予選の1回戦からおじさん相手に星勘定してるようじゃ、16歳からそれじゃと思って、
当時は三段リーグに豊島君とか精鋭ばっかりいたので、
もまれて力を付けた方がいいんじゃないかと。
A級ってこれね、残留するのが大変なんですよ。後はもう見守ってるだけなんで。
残留してくれれば嬉しいです」

休憩中に角換わりの課題である、
先手が▲2五歩を決める王将戦や棋王戦でも出現した局面になりました。
ただし先手番が今回は郷田九段ということで、
渡辺王将は自分の研究を逆用されたような感じになります。

質問メール
鋭い捌きと攻めを得意とするコーヤン先生ですが、
今のプロは居飛車党が多いと思います。
三間飛車を指すようになったきっかけや棋書などがあれば教えてください。
中原先生の将棋定跡が勉強になったんですけど、
当時の私は小学生時代ですから、先手でも後手でもやってたんですよね。
指す間に美濃囲いが好きになっちゃったんですよね。かっこいいとも思っちゃって。

ということで三間飛車の解説に

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こんな手順が解説してあって、手順に竜と馬を引きつけて勝つっていうのが、
カッコイイなと思ったんですけど、何故か三間飛車側から倒したくなったんですね。

三間飛車をよく指すようになったきっかけの香落ち上手の解説
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香落ちの下手は絶対香車が手に入らないので、
△5一歩の底歩が効く形にしちゃえば勝てるとのこと。

居飛車党で香落ちに慣れてない人は、△1二飛車と端を受けて指していました。
私は先手で三間飛車に出来たうえに、後手に端歩を2手指させて、
得だと思ってました。
藤井さんが言うように下手は相振り飛車にすればいいと思いますね。
上手からの端攻めが無いから入玉も目指せるくらい下手の美濃囲いが硬いので。

そして前局で郷田九段が△6三歩と指し、
棋王戦では羽生名人が△7五歩と指した局面まで進み、
さあ渡辺王将は何を指すかということになりました。
前局はこの局面からの△6三歩が封じ手だったのですが、
本局は午前中にここまで進んでしまいました。

中田七段「順位戦だととっておきの手と言うのは休憩の後に指したいんですよね。
この局面までずいぶんスピードアップしてますから、
どこまで進んで封じ手になるか楽しみですね」

その後△6三歩、△6三角、△8六歩、△2七角、△4三金左といった候補手を解説。
先手は4五にいる桂馬を損しても、
銀交換をして▲8三銀から飛車をいじめて手が続けばいいという考え方らしい。

といっていたら渡辺王将は△4三金左。
玉頭が薄くなるので▲2四歩から攻めたくなるが、△3二玉と逃げる手があるとのこと。

山田女流「ここで私たちの昼食何を食べるかアンケートに」
中田七段「ということは私はお昼を食べるということですね?
私結構抜くことがあるんですよ」

昼食アンケート
うなぎ34.3%、ラーメン14.9%、パスタ19.7%、そば31.1%。
山田女流「ちなみに対局のときは何を召し上がられるんですか」
中田七段「ほとんど食べないときもありますけど、CHACOとか」
山田女流「思いっきり肉じゃないですか」
中田七段「一度田村康介君が、CHACOに行くなら僕も行くって言って、
もう出前頼んだじゃんって言ったら食べてから行くっていって、
カツ丼たべてからCHACOで肉食べてたことがありますね」

昼食休憩まで考えるとの予想でしたが、郷田九段は▲2四歩。
中田七段「あら、早い」
山田女流「取ってお昼休憩ですか」
中田七段「取ったらまた指すんじゃないですか?
取られて考えるのはおかしいですから」

質問メール
先崎先生の著作を読んでいたら、若かりし頃のコーヤン先生の、
奨励会時代の話が書いてありました。
パチスロとパチンコとさいころと、様々なゲームで遊ばれたそうですが、
お話できる範囲でエピソードを教えてください。
中田七段「いや先崎さんといいますかね、彼に会った時は9歳で私が12歳で、
ずっと先崎って呼んでたんですけど、9歳の方がおい中田と呼んでいて、
将棋一番やった仲なんですけど、初めて会ったときに君何段って聞かれて、
僕五段って言われて、私は福岡で二段だったんですけど指してみたら勝ち越しました。
君本当に五段?とは言わなかったですよ。
そしてスロットやってたんじゃないですよ、
終わったら麻雀行こうぜとかじゃなくて、お酒飲みに行こうぜじゃなくて、
待ってたんですけど、俺他の台に行ってるからお前これやってろって言って、
そしたら7が揃って何これ面白いとかなったんです。
私のせいっていうの多いんですよね」
山田女流「今でも中田なんですか?」
中田七段「はいそうです。
サイコロはー、サイコロはやめたほうがいいんじゃないかなあ。確率の研究でしたね。
市販のサイコロとは1と6の目がでやすいとか」
山田女流「市販じゃないさいころって何ですか?」
中田七段「父親に見せてもらったことがあるんですよ。
これが本物のさいころだって小学校1年生くらいのときですよ?
角が無いんですよ。丸くなっていて、まあこれぐらいにしときますか(笑)」

そして解説通り郷田九段も▲2五歩△同歩に▲2四歩と垂らしました。

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1日目の午前中にこれである。そして昼食休憩に。

休憩明けに渡辺王将は△6三歩。
タイミングを遅らせての△6三歩が渡辺王将の用意でした。

昼食アンケートの答えはおそば屋さんに行ってからのラーメン。
渡辺王将が海鮮丼、郷田九段は天麩羅うどん。

中田七段「食べると眠くなるんですよ。
あ、丸山さんと若い頃研究会してたときに、
彼はお昼ご飯を食べた後必ず昼寝してましたね。
あと、豊川さんと歩いてたら、
豊川さんが『あ、これ丸山さんの自転車だ』って言った時があったんですよ。
お店のぞいたら本当に丸山さんがいて、
行きたいところあるから食べ終わるまで待っててくださいって言われて、
それで行ったところがゲームセンターなんですよ。
銃持って2人で打つやつをやったんですけど、
彼が手榴弾投げる時におりゃーって言ってて、いやーびっくりしたなあ。
今対局者の横にペットボトル並んでますけど、三浦さんと対局をした時に、
来て早々三浦さんがペットボトルを3本どんどんどんって並べるんですよ。
僕はその時タバコ吸ってもよかったので灰皿だけ置いて、
ペットボトル3本と灰皿の対決でした。
あと、丸山さんはおやつの時間になるとバッグからバナナでてきたりとか、
ずっと前ですけど神吉さん、昔ペットボトルが無い時代だったんですよ?
ちっちゃい缶のウーロン茶を買っては飲み買っては飲み、
数えてみたら50何本あったんですよ」

三間飛車は後手は苦労するらしい。
大山先生にも後手の三間飛車はちょっと手が遅れてる感じがするよって言われました、
とのことで後手三間飛車講座に。
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後手三間で難しいのは端歩のタイミング。
一番簡単なのはすんなり囲ってくれるパターン。

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△8四角がポイントで、この角を決めてから端を攻めるといいらしい。

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中田七段「この局面から斉藤慎太郎君にひどい目にあったんですよ」
どう指せばいいかは今後の課題で発表できないとのこと。
中田七段「最後は9筋にと金を2枚作られて、
こんなところに2枚も作られたのは初めてだって笑ったら、
斉藤君もけらけら笑ってて、笑い事じゃないんだよって言いました」

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先手の番だったら▲3五歩と突き捨ててから▲2四歩と伸ばすのが手筋らしい。
突き捨てないと角道が通っているので△2六歩と止められてしまうから。

ということで郷田九段はまだ長考。
中田七段「郷田さんが2時間くらい考える時って必ず踏み込んできますからね」

休憩再開後、15:35になっても指さない郷田九段。考慮時間2時間は超えたかな?
中田七段「こんだけ考えてわかんないなら私もわかんないですよ」
山田女流「中田七段だったら?1分将棋でわーって言われたら」
中田七段「わーって言われたら▲4六角ですね。
次はわーって言いながら▲6七金かなあ。
ずっと私わーわー言って負けちゃいますね。1回わーって言ったらだめです」

ということでずーっと先の詰むや詰まざるやまで進めつつの解説に。

質問メール
私はタイトル戦や電王戦はよく見ているのですが、将棋を指す方はやらない見る将です。
中田七段が麻雀でプロ3人を相手に勝利して、それ以来ファンになりました。
中田七段も解説で出演している放送で、
将棋はアマの麻雀のプロ達がものすごく楽しそうに指しているのを見て、
私も最近将棋を始めました。
指したい手を指して勝てたら気持ちいいと言う言葉に心を惹かれています。
初心者が心がけたらよいものを教えてください。
好きな駒組を見つけたりですね。
戦法よりもこの王様の囲いが好きだとか、好きな形を覚えて、
そういった形を指しているプロの棋譜を並べるといいです。
楽しかったことだけどんどん記憶に残っていくので。
私の場合は美濃囲いが好きで、囲いが好きというのは守りを大事にするので。
大山先生が言ってたのは遊び駒を作らないということですね。
迷った時には遊んでいる駒は無いか、優先順位に遊び駒が働くことを入れて、
迷った時にヒントになる、
考えるためのヒント集めを自分なりに準備しておくのがいいです。
そうなると秒読みになってもあわてないということができます。
あとは好きな対局相手ができるといいですね。
道場行ったら子供たちが指していますから、お子さんが好きな方は道場でもいいですね。

最近将棋を始めたばかりで、ノーマル四間飛車を覚えて指しています。
相手が振り飛車でもそのままの形で指していました。
しかし将棋倶楽部24で11級くらいになると、振り飛車相手に苦戦するようになりました。
相振り飛車にするのか、居飛車も指してみるのがいいのか悩んでいます。
私と全く同じ悩みをかかえています。
阿久津さんとも飛車振られて戦いましたし、
この前の行方久保戦は、行方さんが角道をとめないで指していましたが、
久保さんが作戦勝ちになった将棋でした。
相振りの美濃囲いの四間飛車は優秀です。
練習将棋は相手の駒組を勉強すればいいと思います。
相振りは駒組の相性なんです。
それでわかんなかったら居飛車やってもいいと思います。
指してみて自分の好みで選んでみればいいと思います。
一通り負けても苦にならない程度にやって、それでいろいろ工夫をして、
相振りだったら三間飛車にしてみるとか、いろいろやってもいいと思います。

コーヤンが考える時に、長い人差し指をみけんに触るくせにあこがれています。
最初に買ったのは内藤先生の本だったとのことですが、
コーヤンは内藤先生の名誉の1000敗目の相手で、かつ最終局の相手でしたが、
その後は何か飲みに行かれたりされたのでしょうか。
対局中は当然光栄だったんですけど、すごい威圧感がありましたし、
簡単に勝たせてはくれないぞと思って指していました。
最後詰むか詰まないかで悩んでいたんですけど、詰まないんですね。
最後の対局は他の方が待ってまして、私とは感想戦だけでした。
以前お酒でご一緒させていただいたときに、
『あの本は素晴らしい本です。
その本を一冊読んで道場にいったら君2級くらいあるよと言われました』
と話したことがあります。
詰め将棋もすごく実戦的で、
最初の奨励会の挨拶も、内藤先生の詰め将棋を解いたかというものだったので、
先生は全国にお弟子さんがいらっしゃるんですよねと言ったら、
中田君きみはええ人やと言ってくれたのが印象に残ってます」

私は角道を止める四間飛車党ですが、勝率が悪く三間飛車に浮気したいと思っています。
三間飛車を指す際に、何かコツがあれば教えてください。
私も四間飛車最初は本当によくやってて、
四間飛車も三間飛車もみんな個性的なんですよ。プロもいろんな棋士がいて。
四間飛車は▲6七銀とあがるタイミングがポイントです。
三間飛車は銀が6七にあがると四間飛車っぽくなります。
5七より6七の方が四間飛車党の方は指しやすいかもしれないですね。
指してみて、どっちも面白いじゃんみたいな感じになればいいと思います。
三間飛車は飛車の成りこみにこだわると、
捌ける手があったのに捌けなくなったということがあります。
三間飛車は飛車角がいじめられやすいので、四間飛車より気をつけないといけないです。
三間飛車で捌けるようになったら四間飛車もうまくいくかもしれないですね。
私がやっているのはいつか5筋に展開しようという三間飛車なので、
5筋で歩をぶつけることを考えながら指しています。

先生は以前夢でしか指せない手があるとおっしゃっていましたが、
私が見た夢の中に、阿久津先生が将棋の世界大会に出場していて、
初戦に勝ったのですが、
先手の成り香が9九の地点にあると言う不思議なものがありました。
先生はどんな投了図を見たことがありますか。
私は投了図はなかったです。投了しようとすると目が覚めちゃうんですね。
不思議な夢だったのは将棋盤が9×9×9だったというのがあります。
下に角を打たれたときに、この角がどこまで効いているのか考えてる夢を見ました。
投了は夢ではしたことがないんだと思います。
苦しくなったら目を覚ます癖があるので。
秒読みでうなされてる夢は見ました。
いやひどい夢だったなーと思ったら、まだ聞こえてるんです。
2階の人がNHK杯の録画を見ていて、それが聞こえていてうなされてたんです。
上に記者の方が住んでいたことがあったので。

などと話していたら、もう時刻は16:24。郷田九段はまだ指さない。

ティロフォン木村八段から
山田女流「もしもーし」
木村八段「もしもしこんにちはー」
中田七段「飲んでますかー?」
木村八段「飲んでないですよコーヤン久しぶりに飲みに行きましょうよ。
近いうちに機会作って飲みましょうよ。
これ2時間は考えすぎでしょ。やることなくなったでしょ。
角は4六って説は野月さんが言ってました。
3七は私だったら△3五歩突きますね。
▲4六角だったら…▲4六角でも△3五歩私だったら突きたいですね。
同歩なら△2七角。これはね受けが好きな人にはやりがいを感じる手なんですよ。
渡辺さんはそういうタイプじゃないから違う気がするんですけどね。
△4三金左を効かしたほうが得だと渡辺さんは思ってるんですよね」
中田七段「郷田さんは何考えてるんですかね」
木村八段「何考えてるんですかね。焦ってるんじゃないですかね。
でもいつも考えてる普通とは違うタイプですから、郷田さんなら封じ手まで考えるとか。
2人とも昨日はリラックスした感じで、
ここは渡辺さんが去年防衛を決めたところなんですね。
郷田さんは何年か前に対局にきてるんですけど、そのことをあまり覚えてないみたいで」
といってたら郷田九段はとうとう▲4六角。
木村八段「▲6六銀上がられる前になにかやりたいなと。
でも手を渡されても何をやればいいか難しいところですね。
どう動けばいいのかプレッシャーかかっているように感じます。
攻めが好きなタイプは先手持ちなのかもしれないですけど」
中田七段「私だったら先手持ってやれると思ってますけどね」
そして検討通り△3二玉
木村八段「私プロっぽいことが証明できました」
郷田九段の▲4六角は2時間26分の大長考だったらしい。
相変わらずのマイペース。
木村八段「1日目だから終わることはないだろうと思って安心してみてましたけど、
止まったら長かったですね。さすが郷田さんというか。
大盤解説は熱心な方は午前中からいらして、
ただ1日目はこんな感じですからなかなか解説することもなくて、
封じ手を書く役目があるんですけど、お客さんの前で書こうかなと思っています」
明日も大盤解説会があるので近い方は是非とのこと。

木村八段のプレゼント色紙は「百折不撓」百回折れても倒れないの意味。
中田七段「私が奨励会初段にあがったときに、
大山先生に書いてもらったのは百折千磨でした。百回折れても千回磨けと」

動くなら▲1五歩を入れてから▲2八飛車。他には▲6六銀が候補とのこと。
▲6六銀だと後手が△3五歩と突きにくく、後手の指す手が難しくなるらしい。

山田女流「ということでおさんじコーナーになりました」
中田七段「3時ですか?今?」
※16:40です。

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中田七段「お酒飲むところは見せられないからお茶飲むところを」
わさびのせんべいでかなりきついらしい。
中田七段「渡辺さんお刺身好きでわさびはだめ?それはなかなか残念な。
これ対局中に食べていいんですかね?これ対局中目が覚めますよね。
対局中にガム噛んだら普通先輩に殴られますから」
山田女流はむせかえってました。
中田七段「先日デスソースの柿の種もらいましたね村中君に。
そういうのばっかくれるんですよ。あとハバネロのポップコーンとか。
つまみにするとビール止まらなくなっちゃうんですよね」
中田七段はかなりの辛党か。

郷田九段は▲1五歩。動いていきました。同歩に▲6四歩。
この手は▲2八飛車から十字飛車で、▲8五の歩を取って攻めていこうという手とのこと。

△同歩▲同角で渡辺王将の選択肢が広い局面になりました。
渡辺王将はこの局面で封じ手をして、
その後の展開を一晩あれこれ考えるのではないかと中田七段。

中田七段「渡辺さんどっかの歩を動かす気がする」
その後いろいろな歩の突き捨てを解説して、
中田七段「△7五歩のような気がしてきたなあ」

定刻の18時になると、渡辺王将はすぐに封じました。

20150319a
封じ手アンケート
△9五歩12.2%、△8六歩15.6%、△7五歩37.6%、△6三歩6.7%、
△2六歩8.2%、その他19.6%。
中田七段「どの手もいつかやる筋なので難問ですよこれ」

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立会人、副立会人含めて挑戦者の郷田九段が一番年上というのも不思議な空間です。

中田七段「みなさんの書き込みとか見てると凄く楽しくて、
リラックスしてできました」

というわけで王将戦第6局の初日が終わりました。
角換わりは渡辺王将が誘ったのですが、
王将戦や棋王戦で出現した局面に誘導して、
負けている後手の立場で研究を用意してきた、というのもなかなか策士ですね。
封じ手予想は△9五歩、△8六歩、△7五歩、△6三歩が攻め合いを目指す手で、
△2六歩はと金を作っての入玉を視野に入れる指し方とのことで、
立会い人の千駄ヶ谷の受け師こと木村八段は△2六歩、
副立会い人の野月七段と記録の佐々木三段は△7五歩を予想しているらしく、
棋風が出る局面みたいですね。
明日のニコニコ生放送は9時から、
解説に田中寅彦九段、聞き手に竹部さゆり女流三段で大盤解説会が始まります。
渡辺王将がどのような方針で2日目を指すのが、封じ手から注目です。

将棋電王戦FINAL初戦は斉藤五段がAperyに勝利

いよいよ今日から始まった電王戦ファイナル、
初戦の斉藤慎太郎五段対Aperyの対局は、斉藤五段が勝利しました。
斉藤五段おめでとう!

タイムシフトで視聴できます

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これが電王手君から進化した電王手さんだ!

今日の将棋は、後手番のAperyの角道を止める四間飛車に、
斉藤五段が穴熊に囲おうとしたところで、
Aperyから大乱戦を仕掛けるという展開になりました。

この局面は解説の鈴木八段や木村八段は後手が無理をしているという見解でしたが、
夕方くらいに現地で解説していた糸谷竜王は先手がいいけど勝率は53%、
鈴木八段は80%勝つよHAHAHAと言っていたので見解が分かれていました。

負けが決まったAperyは宣言通りの王手ラッシュ。
解説の鈴木八段はやめてくれよーという感じでしたが、
今回はFINALということで、
もうこういう舞台に立つことは無いかもしれない平岡さんの気持ちはわかります。
多分鈴木八段は弟子の梶浦三段が今日の三段リーグで2連勝して四段に昇段したので、
早く祝いたいんじゃあああという気持ちも多分に含まれてたと思われます。

それにしても斉藤五段の勝ち方はかっこよかったですね。
対局後のインタビューで開発者の平岡さんも満足そうな表情をされていました。

見所
角川会長のコメント。1:05:20~
電王戦継続したいからもっとおらにパワーをわけてくれ!みたいな感じで、
皆様の声で継続できるかもしれないので、意見投稿よろしくとのこと。

電王手さん開発者澤田さんインタビュー。1:31:00
僕が電王手君の開発だけやってるように思われちゃって、本当は違います。

現地解説の村田顕弘五段の動揺っぷり。9:36:40~
え、りゅ、りゅ、りゅうとりましたか?
あのー、え、ちょっとあのーえ、ちょっとあの聞いてもらっていいですか?
りゅうをとるっていうのは、えー。
文字に起こしたらひふみんみたいだ。人間ってこんなに動揺できるんですね。

他にもお互いを口撃する鈴木八段と木村八段、
弟子の四段昇段が決まってデレる鈴木八段、
謎の盛り上がりを見せる現地大盤解説、
かっこよく決めに行く斉藤五段など見所シーン満載です。

斉藤五段の決め手が見えなかったPonanza

著書にサインをもらった平岡さん
かっこよく決めてもらってノーサイド感がすごいですな

その他
今回から現地の棋士が話したことが画面に表示され、
twitterに投稿されることになりました。
音声認識技術をつかっているそうで、豊川七段のおやじギャグにも対応しようとしたが、
ちゃんとできたかは分からないとのこと。
藤田女流のりょうどりへっぷばーんは誤認識されましたが、
駄洒落を言う時の発音は普段の発音とちょっと変わってしまうといういことで、
豊川七段の自然に出てくるおやじギャグならいけるかもしれません。


感想
初戦で勝つかもしれないという期待値が高い斉藤五段でしたので、
無事に勝ってひとまず次回以降の勝敗も注目ということになってよかったです。
鈴木八段や木村八段はいつも通り安定した解説でしたが、
関西の大盤解説会の盛り上がりはすごかったですね。
将棋もAperyが乱戦を仕掛けて面白い展開になりましたし、
きっちり動きをとがめてかっこよく勝った斉藤五段は立派です。
対局後の記者会見も落ち着いている斉藤五段とパニクっている平岡さんも、
どちらも真剣に取り組んできたというのが伝わってきて熱かったです。
これは2局目の永瀬六段も気合が入るでしょう。
終局後に鈴木八段と木村八段が初手から並べましたが、
最後の王手ラッシュの手順までちゃんと覚えてるのには驚きました。

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王将戦第5局は渡辺王将が制して防衛に王手

辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第5局は、
先手の渡辺王将が勝利し、3勝2敗と防衛に王手をかけました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に藤井猛九段、
聞き手に本田小百合女流三段で大盤解説会が始まりました。

本田女流「封じ手は何でしょうか」
藤井九段「封じ手ですか?角を動かすんじゃないでしょうか」
それは知ってます(笑)。

注目の封じ手は▲4六角でした。
藤井九段「ちょっと候補としては1番人気ではないですね。
まあなるほどという手ですね」
本田女流「次の手はすぐに指す感じなんですか?」
藤井九段「指す場合と指さない場合がありますけど、
一手くらいは指してね、指さないでじっとしてるのは嫌でしょ。
これで動かないと困りますよね解説もね」
本田女流「候補手というのは何になりますか」
藤井九段「まあじっと金を上がっておく…うーんでもここだと金が動かしにくいですし、
ここに引けるなら引きたいなという場所なので、
後手としてもおだやかにはできないなという手なんです。
もしかしてこのまま長考に…、となるとカメラこのままで私たち出られないと。
午前中出られないですね。
最初の5分くらいは関係者が多数いるので、
仮に指したくても指さないということもありますね」

ousyou52-1
藤井九段「朝からこの姿勢は珍しいですね」

ousyou52-2
おはようございます。

藤井九段「こちらも朝です。私は朝眠いんで」
本田女流「もう対局白熱してるじゃないですか」

アンケート佐渡に行ったことは?
あります14.2%、ないです85.8%。
コメントによると砂金採りやたらい船に乗るとかができるらしいです。

封じ手の△6三歩について
藤井九段「これを指したくてこの戦型を進めた、という感じではないですね」
昨日の所司七段同様後手の狙いがわからないとのこと。

リレー質問
所司七段から藤井九段へ
藤井システムはすばらしいです。
今一度どのようにその着想を得たのかを教えてください。
藤井九段「なかなか答えにくい質問ですよね。私も所司先生の本で勉強しました。
四間飛車ってよくわかってなかったんですよ。
奨励会の時はあんまりわからなかったです。
所司先生の本は有難いことに候補手がいっぱい書いてあって、
定跡本で基本を教えてもらいました。
まあ所司さんの影響ですか?
四間飛車は一番本格的だと言われてたので、
長くプロとして使える戦法ということで指そうと思った次第ですね。
勉強しましたよ急戦も、でも本が無いとわからないですよね。本があってよかったです。
穴熊なんてたいしたことないです本当は。本来は。
ただ全体の戦術として優れている。囲いだけだとたいしたことない」
本田女流「先生せっかくなんで1時間くらいやっても大丈夫ですよ」

ousyou52-3
例えばこれで先手の番なんです。
居飛車対振り飛車は角の位置が違うんですね。
振り飛車側は▲2四歩と切らせないようにどうするかということがテーマで、
普通は角で受けます。
本来大駒は攻め駒。本来は不安定なんです。
その変わり他の駒をすべて守りにできる。うまくいけば話が上手い。
ある程度角でカバーできれば大きいです。
角がすべて。角が問題。飛車は大丈夫。角が命。

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居飛車はまったく逆で、角は玉のそばにいる。
居飛車も角が問題で、正直に言うと邪魔。角がいるせいで玉の動きが邪魔。
同じように角を配置しようとすると、
振り飛車は角を1手で3三に持ってこれるんですけど、
居飛車は何手もかけて3七に持ってこないといけないので、手損になるんです。
振り飛車のほうが先に活用できます。
居飛車は角を動かすと手損だし、動かさないと負担だしということだったんです。
ところが穴熊にすると角の負担が軽くなる。これが全然違う。

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振り飛車側の角が迫力がなくなってしまうんです。
組ませて勝つのもいいんですが、飽きるんですよ。穴熊指す人ずっとやってるでしょ。
来る日も来る日も穴熊だとあーまたこれかと。
棒銀左美濃穴熊とかローテーションでこられればいいんですけど、
穴熊穴熊穴熊とくるんですよ。指してて楽しくないんです。
居玉で攻めるのはそこまで偉大でもないです。
玉を7一玉に置いたままで攻める、という着想の方が偉大です。
8二に囲わないといけないという先入観がすごくあって、
それを7一にして、矢倉でも囲いに入らない方がいいという場合もあるじゃないですか、
それが振り飛車にも来たというね。
今思えば縛られてたんですね。1個下げたのが歴史的大発見です。
7一玉型で指す人もいたのに、8二で戦う人がほとんどだったんです。
7一の方が8二よりもいいというのがね、この一歩が」
本田女流「先生が指された頃は先手はどう指してきましたか?」
藤井九段「7一にいたら攻めてきましたよ。鼻息荒く。6二は危険です。
私が奨励会員の頃は棋士は8二で戦ってましたよ。
奨励会員はみんな7一で戦ってました。だから私も真似したほうなんです」
本田女流「藤井矢倉は?」
藤井九段「藤井矢倉はもともと本日の立会人の田中先生の得意戦法です。
田中先生が早囲いを中心としたスピーディな矢倉を指していて、
羽生さんやら森内さんやらみんなやってました。
A級の先生は旧式の矢倉をやってました。
見てるとどうもスピーディな方が勝ってて、練習ではよく指してました。
僕が10代の頃は戦法の革命が、あったんですよそういう時代が。
僕も奨励会にいたんで影響を受けたんです。
昔の人は序盤で得して将棋を勝とうなんて、将棋がちっちゃいって言うんです。
こぶしの力比べで勝つのが本物という時代で、
勉強しないで酒飲んでて勝つという時代でした。
ちゃんと研究して序盤からしっかりさすほうがいい、
というちょうど時代の分かれ目だったんです、僕が奨励会の頃は」
本田女流「藤井先生が矢倉を指したのは驚きました」
藤井九段「驚いたでしょ?藤井矢倉。もうなくなっちゃいましたけどね。
でも今は羽生さんが中飛車やったって何も言われないじゃないですか。
振り飛車党が矢倉やっても驚くんじゃないってことですね。
当時は居飛車党転向か、とか書いてあったので、
矢倉もさす振り飛車党ですと答えていました。
でも居飛車党になろうかなというのがきっかけだったんです。
当時は勝率が3割くらいしかなくて、同じ振り飛車党の鈴木さんも不調で、
2人で対談する機会があったときに、
居飛車やっても3割なら勝てるよね?っていう話になったんです。
だからというんで居飛車やっても関係ないじゃん、多分3割勝てるよということで。
1時期は矢倉で7割くらい勝ちました。ビギナーズラックです。
矢倉はさっき言った予備知識があって、修行時代の蓄積があったので。
こないだ鈴木大介君が横歩取りやってましたけど、
まあ今の時代はみんななんでもやる時代です」

安食女流から本田女流へ
最近よく作る得意料理を教えてください。
本田女流「得意戦法ではなく得意料理ですか」
藤井九段「料理はよく作るんですか?」
本田女流「よく作りますね、あまり外食をしないので。
時間はあまりかけないですね。雑に。
結婚して、相手の方が、男性の方はお肉とか好きじゃないですか。
カレー、ハンバーグとか定番のものが好きなので、
あとはちょっと健康のために豆腐ハンバーグとか。
野菜もバランスよくということでサラダとか、
スープはあまり作らないので、だんなさんがあまり野菜好きじゃないみたいなので。
得意料理はあんまりないんですけど」
藤井九段「納豆ってでましたよ」
本田女流「水戸だからですか。もちろん納豆も使いますよ。
厚揚げの中に納豆を入れて焼いたり、納豆のピザみたいな感じにしたり、
我が家は納豆は常時置いてありますよ。
夕飯毎日作るんですけど、何作ればいいか悩むんですよね。みなさん何かありますか」
藤井九段「どの家庭でも今日は何しようとか困ってるんですよね」
本田女流「昨日はカレー作ったんですよねキーマカレー。
仕事が続くのでカレーでこれで食べといてくださいという感じで。
先生は何が一番好きですか。奥様の手料理で」
藤井九段「鳥手羽を生姜で甘く煮立てたやつが好きです。
あとは鳥の手羽先をむしゃむしゃ食べるのが好きですね」
本田女流「先生コーヒー好きなんですよね。じぶんでひいて」
藤井九段「朝は時間かかるので夜ですね。朝はインスタントで。
コーヒーもね、10代とか20代前半の頃はコーヒーなんて興味なかったんですよ。
あ、この豆はなんてこだわりはないです。
飲みなれてくるとコーヒーじゃないと物足りなくなりますね。
食事をしたらコーヒーを1杯欲しいところです」
本田女流「対局中はコーヒーですか?」
藤井九段「対局中はお茶です。連盟の。ほうじ茶かな。
関西は緑茶なんですよね。すごく時間かけて丁寧に作ってくれるんです。
東京は適当にばーばーばーと、超熱いときもあるしぬるいときもあるし」
連盟はそば茶ブームで売り切れてたりするらしい。
多分がんがん飲むとウーロン茶とかは負担がかかるんじゃないですかとのこと。

ここまで1時間8分で郷田九段は一向に指す気配なし。ということで休憩に。
休憩中に郷田九段は△7五歩。▲同歩に△2七角。

藤井九段「休憩中に進んだでしょ?
これでまた次の休憩まで指されないんじゃないですか?」
△2七角が決断の一手らしく、この角を取りに行こうとしたら、
詰み周辺まで考えないといけないとのこと。
藤井九段「相手が1時間考えたから、
自分も1時間考えてもいいかなとなるんじゃないですか」
そして初手から解説に。
藤井九段「今日角換わりじゃ私としてもつらいところでね」
といいつつ昭和の初期からの角換わりの変遷を解説する藤井九段。

質問メール
渡辺王将はゆるキャラが好きなことで有名ですが、
藤井先生とゆるキャラ談義に花を咲かせることはありますか。
また、藤井先生のぐんまちゃんが優勝しましたが、コメントをお願いします。
藤井九段「毎年優勝を有力視されていたんですけれど、
ぐんまちゃんはゆるきゃらブームがくるはるか前から、小学校の頃からあったんですよ
かなり先を行ってたんです群馬は(キリッ」
本田女流「渡辺王将がお好きですよね」
藤井九段「最近タイトル戦で現地いくとゆるきゃらが迎えてくれるのが結構ありますよ。
水戸はどうですか?」
本田女流「みとちゃんというのがいるんですけど、最近はねばーる君がいます。
目とかぱちぱちしたりしゃべったり、是非お会いしたいなと思うんですけれども」
コメントで将棋界にも何かゆるきゃらを…でひきかくくんが流れて、
本田女流「飯島七段が自分で着るとか、あ、着るって言っちゃいけないか」
中の人はいない方向でお願いします。

昨年の夏に水戸市で開催された将棋イベントで、
お二人に写真を撮ってもらったり、サインを頂いたりした者です。
その中で藤井先生は納豆や梅干が苦手と話していましたが、本当ですか。
また、好きなもの、ゲンを担ぐ食べ物などあれば教えてください。
明後日マラソン大会があるので、参考にしたいと思います。
本田女流「毎年夏にあの将棋まつりさせていただいてるんですけれども、
去年は藤井先生にお越しくださいまして、
確か席上対局の解説の時にそんなお話をしたと思います」
藤井九段「何でそんな話したんだろう?
梅はすっぱくて、食わず嫌いですよ。
でもいいんじゃないですか?
ひとつふたつ嫌いなものがあってもいいんじゃないですか?」
本田女流「ゲンを担ぐものはりますか?」
藤井九段「そんなものは別にあれですよ。
ただ対局前とかはお腹が痛くなるかもしれないものは食べないです。
お刺身とかは万が一に備えて。お寿司とかも本当は。
昔1回何が原因か不明なんですけど、
ハンバーグ定食がもしかしたら生っぽかったのかなあ。
でもみんな食べてたんですよ。同じものを食べたんですよ。
僕だけ突然夕方くらいに脂汗でてきて、急に発熱して、でも対局頑張ったんですよ。
だんだんとやっべえとか思いながら、かなりの激痛になって、
将棋がぎりぎり指せるレベルなんで、投了してそのままううーって横になって、
もちろん感想戦はやりませんでした。
相手が中川さんだったので知った仲なので、タクシーに乗って家に帰ったんですよね。
対局前にそういうことになると厳しいですよね。
なるべくそういうものは控えるようにした方がいいです」
本田女流「この方2日後にマラソン大会が控えてると」
藤井九段「くれぐれも胃腸に悪いものは避けた方がいいと思います。
昔学校のマラソン大会で、ゴールのところにりんごがありました。
走り終わった後のりんごはすごくおいしくて、りんごのイメージがあります。
だからりんご食べた方がいいと思います」

渡辺王将は▲8三銀とB面攻撃。

藤井先生に質問があります。
私の女性の友人で、将棋の指し方は知りませんが、
藤井先生の写真は3000枚保存している、という方が2名います。
藤井先生自身、女性ファンが多いことがご存知ですか。
藤井九段「3000枚も写真をとられた記憶はありませんけどね。
写真は僕の場合、写真嫌いなんですよ。
小学生の頃は写真を先生とかがとるじゃないですか。カメラを構えると逃げてたんですよ。
そしたら怒られちゃったことがあって、写真とられるの嫌いなんです。
今でもそんなにがつがつ映らない、いえーいとかやるノリが嫌いなので、苦手なんです。
プロになってからは対局写真はいいんですよ作らなくていいから。
ポーズお願いしますとか言われると困るんですよ。みなさんどういうのがいいのかなあ。
目線が下向いてる状態っていうのはカメラマン撮ってもしょうがないんですよ。
ふっと上に向けるとカメラがぱしゃぱしゃってなるんですけど、
対局前としては不自然な姿勢なんです。
対局中は別にいいんですけど、例えば前夜祭。
ありがたいことですけど表情は難しいですよね。固いって言われます」
本田女流「女性ファンが多いと書いてありますけど、そうなんですか?」
藤井九段「一番多いのは振り飛車ファンだと思うんですけど、ありがたいことですよ。
最近将棋の現場に女性の方が多くてびっくりします。
将棋の集まりとか真っ黒って言われてましたからね。
将棋のパーティは男ばかりで真っ黒だねって。今は全然でよかったです」

NHK杯の決勝の解説が藤井九段で、先日の準決勝は木村八段が解説でした。
藤井木村両先生は解説も名人、横綱級だと思います。
藤井九段は木村八段の解説をどうおもいましか。
東西の両横綱 東の横綱はどちらですか。
藤井九段「解説のライバルなんて考えたこと無いですよ。
木村さんの解説は安定してますから、誰にしましょうかとなったら木村と。
藤井はがらがわるいんでね。木村さんと佐藤康光さんは鉄板ですよ。
私はちょっと軽い。木村さんはどこでも使える。うまいですからね。
僕らの頃は若いときは解説する機会自体が無かったので、
昔はプレッシャーで嫌だったんですけど、30過ぎてから解説の機会が増えたんで。
最近の若い人は全然苦手っていう人いないんじゃないですかね。
堂々としっかりしてるんですよねーどうなってるんですかね。
先日囲碁将棋チャンネルのA級の最終日に、いろんな若手が解説に来てたんですけど、
佐藤天彦君とかは上手いじゃないですか。
横山五段とかあんまりでてこないでしょ解説。
昇級した勢いもあって呼ばれて、でも解説ちゃんとできんのかなと思ってた。
でもあれ?こんなしゃべれるの?と思って。
じゃあもうね、じゃあっていったら変だけど」
本田女流「でも藤井先生は番外編のお話とかもされるので」
藤井九段「意識して無いですよ。昔はできたほうがいいと思ってましたけど。
盤外エピソードも話さなきゃと思ってると話せないんです。
全部適当なんですよ。あんまり計算してるとひとつも話せないですね。
思いつきで話した方がいいです。
横山君は今年度勝率だいたい一位でしょ?喋る人ってイメージはなかったんですよね。
ほー、とびっくりしました。
金井君とか、中村太地君とか、そういうところはしゃべれると思ってました。
長岡君もねえ、おしゃべりが好きな人は大丈夫なんです。
将棋連盟の道場の解説者びっくりしちゃって。今日誰だか知ってます?」
本田女流「丸山先生ですよね」
藤井九段「丸山九段だよ?10年に1回かもしれないな。
非常に珍しいって。今日みなさん是非おこしくださったほうがいいですよ。
NHKではたまに解説することがありますけど、生解説ですよ。
今日来ないと次になるのは10年後とかになっちゃいますよ。対局第一の人ですから。
びっくりしましたよ、え!?丸山?丸山さんが解説するの?って。
後で写真だけでもねえ、どんな顔してやってるのか見てみたいです」

明日はホワイトデーですが、藤井先生は何個くらいお返しをされますか。
本田先生にも何かあげる予定があるでしょうか。
藤井九段「今年は幸いですね、お返しをしなくてもいいんです。
幸いと言っちゃ変ですけどもらってないんで。
2月はひきこもりしてたものですから、今年はゼロですね。
昨年も何も特に動きは無いですね。
山崎さんとか中村太地さんとかとは違いますから。
バレンタインとは無縁の生活してましたから。1年前もこの話したなあ確か。
ジャスト2月14日だったっけ。藤田綾ちゃんとそんな話しましたよ。
家族がくれるっていうか、今女性が自分のために買うというか、
奥さんも自分が食べたいから買ってるというか、一緒に食べようみたいな。
基本的には若い人のイベントですよ。
40過ぎた人にはあんまり、若い人のきっかけというか。
本田さんはバレンタインは何をあげましたか?」
本田女流「私はだんなさんがチョコがあんまり好きじゃないので、ようかんとか」
藤井九段「ようかん!?」
本田女流「昨日は休みでケーキを買ってもらいました」
藤井九段「若手が何個もらったか会報に載せればいいのに。
ファンの皆様ありがとうございますって。
三浦君?三浦君だって独身だから来るでしょ一応は。
やっぱり独身強いですよ。既婚者だとねえ」
本田女流「あ、郷田先生もいるじゃないですか」
藤井九段「来年から発表お願いしますね」

三浦九段との関係は良好でしょうか。
藤井九段「あ、良好ですよ。
関係ねえ、関係っていうか、半年くらい前に電王戦のタッグマッチで解説をしたんですよ。
どうしても2時間しゃべらないといけなくて、三浦君あまり言わないですよ。
タッグマッチは実験的にどんなもんかな、という雰囲気もあったじゃないですか。
果たして盛り上がるのかとか、解説する立場としてもなかなか難しかったんです。
お客さんも見てるし頑張って盛り上げてって思ってるのに、
三浦君が少しも盛り上げる気が無くて、彼は何か疲れてたんですよ。
彼は疲れてるとだめなんです。そうすると負担が来るんですよね。
あ、あの状態かって思って、こりゃいかんと思って、余計三浦君に質問して、
確かにすこし反省しましたよ、いじるというかね、余計黙っちゃいました。
笑ってくれればいいのに黙ってるから場の空気が悪くなってね。
それならそれで、ひどいじゃないですかって言ってくれれば、
悪かったねってなるじゃないですか。
三浦君その日は終わってからも別に何もなしで、あれ怒ってたのかなとか思ってました。
あるパーティで、久しぶりってあの時はって話をしたら、
いえいえ別にということで何もなかったんです。
見てる人は三浦君がかわいそうだったかもしれないですね」
本田女流「メールすればよかったじゃないですか。なんかごめんねーとか」
藤井九段「いやいやいや。
研究会のことでちょっとね。1年に1回毎年喧嘩してるんですよ。恒例ですね。
研究会をやったのが間違いだったね。
彼は研究会が向いてるタイプじゃないんですね。1対1のがいいんです。
日程調整が大変なんですよ。
三浦君いいじゃんと思うんだけど本人にしたら負担なんですよ。群馬から出てくるから。
意見の相違があって脱退というのがあったんですね。
1年ちょっとやったんだけど、無理があったかなあ。
将棋は勉強になりましたよ。私もその間は好調でタイトル戦出ましたから。
研究会は基本世代間の交流だから、三浦君と僕じゃ刺激がないんですよ。
今もやってるとしたら若手と三浦君みたいな。世代間の交流が大切なんです。
三浦君ファンが多いんだよね。
先日の棋王戦の時の現地解説で、新潟の柏崎で三浦君の話しただけで大爆笑でしたよ。
一生懸命でしょ三浦君って。将棋一途っていうのかね。加藤先生もそうですけど。
三浦君が笑顔で笑ってくれればいいんですよ。
私に言わせれば師匠ですよ。三浦師匠。将棋は師匠だけど人間性は変わってる。
将棋は私に持ってないものを持っているというか、
三浦少年の方が将棋の厳しさがよくわかってる。
藤井少年は将棋の楽しさを見てるだけで、
子供の頃から将棋の厳しさを悟ってるんですよ。天才ですね」
本田女流「恋愛相談とかはされるんですか」
藤井九段「するわけないでしょ。
僕なんかにしたらこの場で言っちゃうかもしれないもん」

郷田九段は局面を複雑にする手を選択。

次の一手アンケート
▲9二銀成44.4%、▲4六角18.0%、▲3三角成15.4%、その他22.1%。

昼食アンケート
日高屋34.1%、アンフォラ25.3%、アンフォラじゃない店のパスタ17.8%、お寿司22.8%。
藤井九段「僕は今日用意してるのは、日高屋」
本田女流「日高屋!?(嫌そう)」
藤井九段「日高屋はラーメ、全然乗り気じゃないでしょう」
日高屋が一番人気になり、
本田女流「日高屋…日高屋でも混んでるかもしれないですし」
すごく嫌そう。

昼食休憩明けの渡辺王将の手は△9二銀不成。
お互い大駒を取り合った後に、
解説にあった香車を取る順ではなく桂馬を取る順を渡辺王将は選びました。

そして解説再開。
藤井九段「いやー休憩明けというのは解説も気をつけないといけないですね」
△9二銀不成りについて
藤井九段「なんとなく銀て成ってもいい成らなくてもいいというときは、
成らない方がかっこいいですよね」
桂馬を取ると▲2六桂と設置するのがいい手になるとのこと。
藤井九段「休憩中にここまで手が進みました。
で、恐らく解説が始まると手が止まると」

昼食アンケートの正解はアンフォラ。

ティロフォン佐渡汽船観光ガイドの方から
藤井九段「もしもーし」
本田女流「まだ繋がって無いみたいですね」
本田女流「こんにちはー」
ガイドの隅田さん「こんにちはーよろしくお願いします」
藤井九段「普段は何をされてるんですか?」
隅田さん「普段はバスガイドをしているんです。
バスに乗車して佐渡を案内しています。
今回はまだ寒い時期ということもありまして、
もう少し暖かくなると観光客の方が来られます。
佐渡汽船に入ってこられるお客様の、お出迎えの業務もしております」
藤井九段「今回は観光という時間はなかったですよね」
隅田さん「私自身も郷田九段と渡辺王将の両先生方に花束を渡すという、
凄く光栄に有難い時間をいただけたなと思います」
本田女流「暖かくなるとどんなところに行かれるんですか?」
隅田さん「様々な花も、カンゾウも多くのお客様が訪れます」
本田女流「他に特産品とか何がありますか」
隅田さん「トキとの共存を、小さな生き物達も安全に暮らしていけるようにということで、
おいしいお米、おいしい海草、ながもですね、海の納豆とも言われているものですけど」
藤井九段「いえ納豆には見えないですよすごくおいしそうです」※納豆嫌い
いかながもというのがおいしいらしい。
本田女流「お酒銘柄とかありますか」
隅田さん「北雪とかがあります。おいしいお米とお酒とながもとよりどりみどりです」
他には佐渡の金銀山が世界遺産登録を目指していて、
佐渡ブリカツ丼というのがご当地グルメらしいです。
隅田さん「ご飯どんどん進んじゃいますよ↑」
佐渡に遊びにいらしてくださいとのことでした。

詰め将棋の回答の後に再度ティロフォン
藤井九段「いやーちょっとおなかいっぱいで…」
アンフォラで食べ過ぎたらしい。
田中九段「もしもしー!
お疲れ様です藤井さんと本田さん?雁木ガン見の田中先生でございます。
今こちらではですね、
郷田さんがまた固まってしまってどうなるのかさっぱりわからなくなったところです。
藤井九段「控え室のとりあえずの評判を教えてください」
田中九段「地元のアマ強豪やスタッフの方など、
たくさん来ていただいていますが、評価は揺れ動いています。
封じ手前の△6三歩あれ藤井さん打てないですよね。
それに対して▲4六角の封じ手。
ちょっと危険だと思ってたので、
穏やかに行くのかなと思ったんですけど強情と強情がぶつかっていると思います。
あの△2七の角がどうなるか、相当心配ですね。
先手から角を取りに来る手もありますが、
ほったらかされても後手の立場からは困りますからね。
少し挑戦者困っているのかなーと、△2六桂馬打たれると困るかなーと、
しかし私も予想手がほとんど当たらないですから、
郷田さんがどのような手をひねり出すかと思っています。
その前に立会いの立場として、開催できたことを本当に嬉しく思います。
足止めをくらいまして、フェリーがまったく動かないということになりまして、
新潟までは来れたんですけれども、海が波が風がどうしようもないということで、
風も7メートル以上ということで、外に出るなということになりました。
天気予報では明くる日も7メートルと言っていて、
行けなくなったらどうしようと考えていたんですけれども、
高速フェリーが動きまして、その後は運休になってましたので本当に運が良かったです。
シミュレーションいろいろしてましたが、1時半から対局ということで落ち着きまして、
初めての7時間対局ということで行っております。
今日は6時に30分だけの休憩をとるということにしました」
本田女流「対局者の様子などはいかがでしたか」
田中九段「もう百戦錬磨で全然動じないと言う感じでした。
あ、今郷田さん指しましたね△5九角ですか。
▲2六桂馬のときにどうやるのか注目です。
対局場は港の本当に中で対局しているんですけれども、
たくさんのファンの方が見られています。
佐渡にはアマチュアの大会がありまして、佐渡名人や佐渡王将など、
色々な方に来ていただいてにぎやかに注目しております。
あ、ちょっと実は私事を少しいいですか。
今日は本当は小学校で将棋の先生をやっている日だったんです。
立会いの日程が決まって、今度お休みさせてもらいますと校長先生に言った時に、
そうだニコ生で出るかもしれませんと言ったら、
それじゃ子供たちに見せますと言われまして、
お茶やお華や将棋や囲碁の授業がありまして、
文化を伝えてるという授業なんですが、
そういったなかでニコニコ生放送を見ることになりました。
パソコンに詳しい先生がですね、ご自身のノートパソコンで見せるとなって、
校長先生が自腹を切ってプレミアム会員に入ったということで、
みんなの前にいけませんけど、
王将戦を争うような強さを身に着けていただければと思っています。
先生それなりに偉い人なんでちゃんと覚えておいてください。
今のタイトルホルダー挑戦者は合わせてくれるので本当に助かっています。
飯塚さんがしっかりとファンの方を楽しませてるので、
邪魔しないようにしっかりしたいと思っております。
普段の王将戦より遅くなりますが、
藤井さんも本田さんもよろしくおねがいします。
藤井さんどちらを持ちたいですか参考にしたいので」
藤井九段「いえいえ私もまわりに合わせたいんですけど」
田中九段「いやいやいや」
藤井九段「まあ、ぶれずに先手持ちということで」
元気いっぱいなタナトラ先生でした。
※2015/03/19訂正&追記
ガン見の田中とは、A級順位戦のプレーオフ、渡辺王将対久保九段の対局を、
隣で対局していた田中九段がガン見していたことが由来です。
ganmi
自分の対局そっちのけである。ちなみに田中九段の対局は逆転勝ちでした。

藤井九段「寅フォン?
今回は田中先生で助かったんじゃないですか?
トラブルがあるときはやっぱりベテランの先生の方がね。
小学生も見てるということで分かりやすい解説をしないと」
本田女流「それではここで私たちのお昼の写真を」

ousyou52-6

ousyou52-7
藤井九段「小学生が見てるって言ってるのにこういう写真でいいんですか?」

解説に戻って後手の△2五桂馬も大きい手とのことで、
藤井九段「急に先手自信がなくなってきましたよ?」

どちらを持ちたいかアンケート
先手・渡辺王将27.3%、後手・郷田九段33.7%、何とも(ニャンとも)いえない38.9%。
本田女流「先生が惑わしてるからニャンとも言えなくなってしまいましたよ」

ousyou52-8
藤井九段「おかしいなあ俺がいいはずなのに、元々よくなかったのかなあ」
急にアテレコを始める藤井九段。

そしておやつタイム。

ousyou52-9
藤井九段「記録係りが…まあしょうがないっす」

ニコ生のおやつは準備に時間がかかっているらしい。
藤井九段「期待しちゃっていいんですか?」

藤井九段「私たちが解説のときは手が進まない」
本田女流「それでおやつを食べると進むと」
藤井九段「これ本当に遅くなるね今日は。9時かな」

ニコ生のおやつは
ousyou52-10
なんかいろいろある。今日のこだわりはコーヒー。

藤井九段「午前中にコーヒーの話題になったじゃないですか。
お昼に話してて、連盟の近くにマンデリンっていう豆だけ売ってるお店があって、
ずっと昔からやってて、だけど豆だけ売ってるお店って入りにくくて、
という話をしていたら、今日スタッフが買ってきてくれたそうです。
それで煎れてくれた豆。マスターにひいていただきました?おおおー」
本田女流「藤井先生に言われたらスタッフも買いに行くしかないですよ」

ousyou52-11
藤井九段「まあ、たいして食レポできないですけど」
というところで休憩に。
休憩中に▲2六桂、△4三金直、▲8二飛の3手進みました。

休憩後の解説で
藤井九段「先ほど後手がいいって言ってましたけど、
もう先手がよく見えますよ。どうしましょう」

ousyou52-12
「かーー」CV:藤井猛

ousyou52-13
渡辺王将の姿勢評価関数は優勢といったところ

質問メール
先日藤井先生の勇姿を見に柏崎の大盤解説会にいきました。
次の一手クイズの景品には、藤井先生の色紙、青野九段、豊川七段、
鈴木女流の色紙がありましたが、藤井先生の色紙がまっさきになくなりました。
青野先生の新手、青野出るいちも飛び出して絶好調でした。
今度はぜひ対局者できてください。
藤井九段「立会いで本当は解説じゃなかったんですけど、
日曜日だったんで朝からすごいお客さんがいらしてたんですね。
まあ豊川さんがばんばん飛ばしてたんですけど、
三浦君の話なんかしたらぼーんとうけちゃって。
しゃべった直後に抽選会だったんで色紙が最初になくなったんですよ」
本田女流「新潟いつも多いですよね」
藤井九段「豊川先生の後で、とるいちってあるじゃないですか。
それでその時は金がぐいぐいでてく将棋だったから、
ここは出るでしょということで出るいちって言ったんですけど、
いやいやまあまあそういうこともありましたね」

私は振り飛車党なのですが、最近振り飛車に逆風を感じてます。
コンピュータ同士の将棋では振り飛車が不利と言われ、ネットでは不利飛車党と言われ、
道を歩けば振り飛車党と当たるとばかりに子供たちから石を投げられます
今後の振り飛車はどうなるでしょうか。
まあ重要テーマじゃなくなるということですね
相居飛車の研究テーマが多いので振り飛車は1回休みという感じです。
久保さんがタイトル戦に出るか出ないかで展開が全然変わると思います。
居飛車と振り飛車の数はひどいときで9:1、多くても7:3で、
いくら振り飛車が盛り上がってても少数派なんです。
昔はアマチュアは振り飛車が多かったんですけど、最近は違うのかなあ。

朝から藤井先生がシステムについて解説されていて感動しました。
藤井信者の愚痴を聞いてください。
現在の藤井先生は角交換振り飛車がベースで、藤井矢倉とシステムが2、3番手ですが、
手元の資料によりますとここ数年システムで20勝10敗と高勝率を誇っております。
これはシステムエース復帰でしょうか。
信者としては藤井先生の藤井システムを見たいです。
私も知らなかったです。そんなに勝ってるんですか?
そーですねえ、えー、まあ確かに局数はがくっと減りましたね。
15年間ずっと指してたんですよ。20から35まで。
15年も指すと、ちょっといろいろね、不具合が出てくるわけですよ。
気持ちもありますし思いいれもありますし、今はちょっと箸休めですよねえ。
寝かさないとちょっとこれはということで、
年間のほとんどが四間飛車だとしたら、システムは数局ですね。
角交換振り飛車も、もっと早く始めておけばよかったなと思うんですけど、
今でも馴染むのは角道を止める四間飛車ですね。
ぱぱぱぱーんと指しても大概指せます。
15年間もさしてると汚れがね、染み付いちゃってるんで、一旦綺麗にしてね。
角交換四間飛車は4年かな、4年5年たちますね。
これはね難しいですね、四間飛車を指した頃に比べるとね。
私が若いときの四間飛車は大山先生の棋譜というお手本があるから、
勉強するのにそんなに困らなかったんですね。
角交換四間飛車は残念ながら資料が無い。何だかよくわかってない。
本当はお手本になるものが欲しいんですけど、自分が先頭に立っちゃってるんで、
本当はもうちょっと後ろから順位をあげていきたいんですけど、
何か知らないけどいきなりリーダーになっちゃって、いやいやいやきついなあと。
大分大怪我してるんですよ。
(コメントで門倉と流れて)門倉ももっと前に出ろと言っておきます。
進歩の速度が遅いですね。毎回勉強にはなるんですけど。
参加人数が少ないんで、四間飛車のようにはいかないですよねえ。
20勝10敗と聞くと別に悪くないでしょ?やってもいいんですよね。

アンケートあなたは何党
振り飛車36.3%、党居飛車党43.7%、オールラウンダー20.0%。

ほらほらほら自分の認識とやっぱり違いますね。
そっかーまだまだ振り飛車の方が多いと思ってたんですよ。
私もちょっと居飛車党が多いということを覚えておかないといけないですね。
これほどプロ棋界で居飛車が多いとだんだんそうなってくんですね。
若手からもね、以前は振り飛車党だったんだけど、
プロの将棋でみんな居飛車やってるから、
振り飛車やっても勉強にならない、
吸収できない、吸収したいから居飛車を指してますっていうのを聞きましたね。
上の人から何か吸収したいと思ったら、今は居飛車なんですよね。
振り飛車で上の人は久保さんしかいないから。

藤井先生は藤井システム、藤井矢倉といった、
戦型の冠に自分の名前がつくものがあります。
自分で戦法に名前を付けられるならどんな名前がよかったですか。
藤井九段「藤井矢倉や藤井システムは嬉しいんで、最近は慣れたんでありがたいです。
最初新人王戦で優勝したのと同時に升田幸三賞受賞となって、
そのときに戦法名がないといけないじゃないですか。
藤井システム受賞ということになりました」
本田女流「どなたが名前をつけるんですか?」
藤井九段「まあ自然にね、主に週刊将棋とか見出しで使われれば自然とそうなるんで。
その時にね、藤井システムに違和感ありましたよ。いいのかなーって。
恥ずかしくて、やっちゃっていいのかなとか、
アマチュアに広めていく上でこんなんでいいのかなとか。
でも一時期藤井システムって言われたんでこんなんでいいんだと。
もしかしたら戦法として不成立かもしれないのに、
あんまり検証されてないのにいいんですかと思いました。
今となってはありがたいところです。
かつてか加藤治郎とか、原田先生とか、いい名前つける先生がいたじゃないですか。
最近はそういうのないからね。
今はゴキゲン中飛車とかかな。
矢倉46銀とかも一時期名前をつけようっていうのがあったんですけど、
中座飛車も最近は85飛が84に戻っちゃったので、難しいですよね。
角換わりの中にも富岡流みたいに30個くらいぜーんぶ名前付けて欲しいです。
そしたら調べやすいから。
角換わりの2-3とか8-9とか、横歩取りだったら青野流のなかの123とか」

ここで渡辺王将は▲5二角。
検討をすすめて、
藤井九段「これ後手は勝てる気がしないでしょう?」
4二桂馬が唯一の受けのような気がしてきたが、
角や銀を渡すと後手玉が詰むという制約があるので、先手がいいとのこと。
コメントで流れた4二歩は「ほうほうほう」
検討を進めて△2五馬と後手玉の上部を広げる手もあって先手も難しいとのこと。

藤井九段「実は後手有望というところを悲観しているということもありますからね。
渡辺王将の寄せは信用がありますから。
棋王戦も一瞬羽生さんが逆転したんですけど、
今まで戦ってきた、この相手に不利になったらひっくり返ることはないなとか、
そういうのがあるんで、郷田さんがこの局面をどう見ているか。
後手が有望に見えますけどね。
ただ▲5二角打った瞬間は渡辺さん勝ちだと思いました。
歩で難しいと思ったら指しますから、▲6一角だと思ってたら▲5二角がきて、
迷っているとかかもしれないですし」
と言っていたら郷田九段は△4二歩。
渡辺王将もすぐに▲3四桂馬。
藤井九段「これしかないと思ったらさっと指すのがいいんですよ。
変に考えると悟られちゃうから。
郷田さんもさっと指すでしょ。これ仮に後手が負けでも相当難しいから」
郷田九段は△1三玉ではなく▲同金。
藤井九段「ほらほらほら私たちの研究と対局者の考えは違うんですね。
先手としてもこれなら、『あ、そう』というか、優勢を主張できるんじゃないですか?
△1三玉見たかったですけどね。これは両方悪いと思って指してますね」

渡辺王将は馬を自陣にひきつけて、
後は攻めるだけという体勢にもっていきました。
藤井九段「きわどいながらも先手が勝てそう。
まあ最善はどうするんですかと言われてもわかんないですけど」

といったところで対局者よりも早めに休憩になりました。

藤井九段「夕休終わりまして、いよいよですね…がっつり食べちゃいましたね…」
本田女流「皆さんのご期待通り」

ousyou52-14
藤井九段「おなかいっぱいになっちゃいましたね。
いやー餃子頼まなくてよかったですよ。
栄養補給のつもりがお休みモードに入りましたね。本田さんお願いしまーすみたいなね」

現在の形勢について
藤井九段「形勢は少し先手がいいように思うんですけどね。
とても勝ちを読みきっているような顔には見えないですね」

激辛ラーメンを食べてのどの調子が悪い藤井九段。
藤井九段「辛いのは好きなんですけど、悪手なんですよ。仕事中に食べるのは」
本田女流「でも先生…」
藤井九段「だっておいしそうだったから」

ousyou52-15
休憩明けになっても指さずに考え込む渡辺王将。
そして▲9一成銀と香車を拾いました。
藤井九段「将棋覚えて30年、香車より桂馬の方が高い駒だと思ってたんですよ。
真ん中から金銀桂香って高い順に並べるんだと思ってたから。
でも桂馬は2箇所ですけど香車は8箇所動けるから、
結構大きい駒なんだなって最近思いました」

そして最終盤に入ると藤井九段は「詰まない…ですよね…多分…」と、
自信なさげに解説しますが、解説通りに手が進みます。
そして解説通りに渡辺王将が郷田九段の王様に必死をかけ、
藤井九段「ぴったりの手ですね(キリッ」

ousyou52-16
渡辺王将の姿勢評価関数はもう勝ちですといったところ。
藤井九段「郷田九段が頭を下げたらすぐに頭を下げる体勢ですね」

ところがこのまま、郷田九段が何もしないまま時間が過ぎていきました。
本田女流「逆に緊張しますね」
藤井九段「結構珍しいですよね。
渡辺玉に詰みはないですし、郷田玉は一手一手で状況変わらないですから。
なかなか難しいですよ。負けが決まってるのに投了しないのはね、つらいですから。
何か次に向けて気合を入れなおしてるのかもしれないですね。
相当辛いですけどあえてそうやってるのかもしれないですね」
残り7分ですの声で
藤井九段「残り1分までやりますか?いやーそこまでやるかなー。
ちょっと渡辺王将の方が困ってますね。
いやーこれ勇気がいりますよ。空気も悪くなりますし。
すごいねえこれ結構すごいよ。出来ないですよこれは結構できない。
本人が一番苦しいですから。これ1分までいきますね。
これ出来ないんです。苦しくて」
そして郷田九段は王手。
本田女流「最後の形つくりなんですか?」
藤井九段「形つくり…というか違うんですよ。
辛いですよね詰まないのわかってて指すのは」
残り2分になったところで郷田九段の投了となりました。

最後藤井九段が、駒を取ったほうが安全だと思うけど、と言っていた局面で、
取ると先手の王様が詰むことが判明。
藤井九段「頓死筋ってあるんですね、気をつけないといけないんですね。
油断できないですよ将棋はね」
藤井ファンは対局のたびに頓死するなと祈ってるんです(涙)。

藤井九段「最後の激辛みそはちょっとね、放送に支障がでて、
やっと声が戻ってきましたけどそしたら終わってしまいました。
渡辺王将が対局いっぱいあるでしょ。
順位戦で負けたんですけど、勝ってたら月曜日に挑戦者決定戦だったんですよ。
棋王戦は勝ったんでいよいよラスト。
対局過多で疲れてるのに研究手用意して、忙しいから大変でしょって思うでしょ?
でも多い方がいい場合もあるんですよ。
本田さんも無いと大変でしょ?私も無いと何していいかわかんないんですよ。
疲れてるんじゃないかなんて余計なお世話。全然何もないですから」
本田女流「三浦藤井でVSやるのはどうですかってコメント流れてますけど」
藤井九段「それこそ余計なお世話です」
綺麗に落ちがついたところで放送終了となりました。

いやー今日は藤井先生の話が面白くてメモってたらやたら長くなってしまいました。
でもタイムシフトがないんで書いておいてよかったです。
藤井先生がシステムについて話しているところは、
以前棋士の頭脳にせまる将棋プロジェクトという動画を紹介したときに、
動画の内容で面白かったところとして書いたのですが、
・王と飛車の位置によって戦いの概要が決まる
・角と銀が作戦の具体的なところを決める
・残りの駒は作戦に従って配置される
というところを思い出しながら聞いていたのでより楽しめました。

明日からはいよいよ将棋電王戦が始まります。
斎藤慎太郎五段がAperyにどう挑むのか注目です。 

関連リンク
故米長邦雄会長の企画で、
理研脳科学総合研究センターで2007年から行われてきた、
将棋棋士の"直観"を解明するプロジェクトの成果を発表している動画です。 

第64期王将戦第5局初日が終わる

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第5局の初日は、
渡辺王将の封じ手で初日が終わりました。

第5局は対局会場の佐渡へ渡る船が欠航した影響で前夜祭が中止となり、
今日の13時30分から対局開始となりました。
持ち時間は7時間へ変更され、初日は予定通り18時で終了、
2日目は夕食休憩ありとなります。
いやーこんなことってあるんですねえ。

ニコニコ生放送では13時30分から、解説に所司和晴七段、
聞き手に安食総子女流初段で大盤解説会が始まりました。

ousyou5-1
よろしくお願いします。

渡辺棋王の▲7六歩に郷田九段は居飛車を宣言する△8四歩。
所司七段「今の流行で言えば角換わりの可能性が高いですね」

トラブルについて。
所司七段「王将戦ですとかなり昔にもありました。1993年のときですかね。
飛行機が遅れて対局が翌日1日だけになったことがあります。
今回もその可能性ありだったですね」

リレー質問
森内九段から所司七段へ
渡辺王将の師匠ということで、渡辺王将の子供時代のエピソードを教えてください。
まずまあ渡辺王将の子供の頃は、
まあ棋士の方はどちらかというとおとなしい子が多いんですけれども、
でも元気でよくしゃべる子供でした。
本人も若手の頃はおしゃべりのプロだって言ってました。
でも普通の子供からみれば平均くらいかなと思いますけれども。
将棋界の第一人者としては元気はつらつ。
とてもいい子だなと思うところは、
子供たち同士ではわいわいがやがや騒ぐんですけれども、
大人もいるときちんと礼儀をわきまえていました。
子供同士でだんだんエスカレートすると注意できる子供でした。
エピソードというとそうですねえ。
小さい頃からスポーツ観戦が好きで、ピッチャーの次の球を予想したり、
小さい頃からなんでもできる、ゲームなんかもいろいろやってたみたいですし、
入門したときがもう小学生名人をとってすぐ入門だったので、
最初からすごい子だという認識でした。

渡辺棋王は▲2六歩と角換わりを選択。

藤田女流から安食女流へ
安食さんの師匠の青野九段ですが、弟子入りしたきっかけやエピソードを教えてください。
安食女流「最初は前田先生に教わっていました。
私が育成会時代に、途中から師匠がいないといけないとなって、
前田先生がちょうど熊本に引っ越される時期だったので、
青野九段を紹介していただきました。大学2年生くらいで、将棋は級位者でした」
所司七段「ええー!?
でも途中からぐーんと力をつけたなというイメージありましたよ。
当時うちの一門と早稲田大学で対抗戦をしていて、
安食さんもよく来てました。
渡辺王将もそのとき来ていて、
渡辺松尾宮田といったあたりが奨励会二、三段くらいの頃でしたが、
林隆弘さんが一般の大会でも全国優勝されて、レベルが高かった時代でした。
あと細川さんもいましたね。
二人はうちの一門の、プロになった棋士も負けることがありました。
途中からは他の大学の師匠クラスの方も入っていただいて、
でも早稲田大学のみなさんも将棋強かったですね」
※林隆弘さんは今の将棋ウォーズの社長、
細川さんはあじ夫こと安食女流のだんなさんで、
早稲田大学では林さんが1年先輩ということになります。

所司七段「改めて3番勝負ということで落とせないといいますか、
本腰と言いますか、角換わりを使いましたね。
でも渡辺王将は矢倉のほうが多いと思います。
角換わりは流行りですし、研究もすすんでるということでこちらにしたのでは。
棋王戦は3連勝ですから、特に相手が羽生さんですからね。
内容もよかったと思います」
安食女流「やっぱり師匠だと気になりますか」
所司七段「そうですね内容とか気になりますね。
プレーオフは残念でしたね。
久保九段とのA級順位戦プレーオフで、
勝てば行方八段との挑戦者決定戦になったのですが、
渡辺王将は名人戦だけまだ縁がなくて、今回が一番近づいたかな。
挑戦してないのは王位戦と名人戦で、
王位戦は挑戦者決定戦までは行ったんですけれども、名人戦はまだ後1歩2歩。
王将戦の挑戦者決定戦以降郷田さん調子いいと思いますね。
阿久津さんに1回負けただけで、阿久津さんにも順位戦は勝ってますし」

質問メール
所司先生はシャンチーの日本の第1人者であり、
1999年には世界選手権のノンチャイニーズの部で優勝され、
フェデレーションマスターの称号を獲得しています。
シャンチーの魅力について教えてください。
ちょうど早速なんですけど、今回ですね、シャンチー紹介したくてですね、
シャンチーに関しては大盤用意しておりますので、
世界各国の将棋を紹介したいと思っています。
感覚的には日本の将棋よりも非常にスピーディでダイナミック。
だいたい80手くらいで勝負がつきます。
チェスと駒の数は同じで、将棋が9x9マス、チェス8x8マス、しゃんちーは9x10マスで、
ひとつだけ増すが多いんですね。
駒がですね、大駒みたいな強い利きの駒が6個もあります。
後で解説しますので是非。

所司先生の弟子には優秀な棋士がたくさんいらっしゃいます。
お弟子さん同士て対局することもあり、
銀河戦の決勝戦では渡辺王将と松尾七段の対局がありました。
師匠としてはどのような気持ちで見守っているのですか。
やっぱりとても嬉しいですね。またあの決勝戦もいい内容でした。
やはりいい内容というのが嬉しいですね。
昔奨励会の頃ですが、研究会で渡辺君と宮田君の2人で対決すると、
毎回凄い戦いになりました。
大きな舞台でファンの方に見てもらえれば嬉しいなと思っていました。
銀河戦の決勝戦という舞台で実現しましたが、次はタイトル戦で戦って欲しいです。
また、内容がいいとより嬉しいですね。

ソウルサクリファイス デルタのCMに所司先生が出演されていて驚きました。
記事もあるということでコメントを見たら、完全にガチプレイヤーでした。
ゲームをやるきっかけや、今はどんなゲームをされているのかを教えてください。
所司七段「最初の1作目がソウルサクリファイスという名前で、
タイトル名に惹かれて始めました。
ファミ通.comというサイトでインタビューさせていただきましたが、
サクリファイスはチェスで言うと捨て駒で、ソウルは魂ですから、
魂の捨て駒ということで、気になってやってみたら面白いなと。
ジャンルでいいますと、狩りゲーといいますが、
有名なのだとモンスターハンターですね。
雰囲気的にはダークな感じで、怖いとか気味が悪いような雰囲気もあって、
なかなかそのあたりが面白いです」
安食女流「どのくらいの時間をやっているんですか」
所司「うーんこれはあんまり。
例えばシャンチーですと毎年出ていますので
1年間で500時間以上勉強しないといけないというのがありますので。
今ですと鬼がたくさん出てくる討鬼伝。
PSVITAのCMにださせてもらいましたけど一番売れてるソフトですね。
今のデジタルゲームはよくできてるなーと思いますね。
昔インベーダーゲームというのが流行ったんですけれども、
そのときはやったんですが、ファミコンゲームはやらなかったんです。
携帯のゲームをする前に、mixiの日記をまめに書いたりとかしていたんですけれども、
そこでソーシャルゲームをすすめられて、それでやるようになりました。
昔熱帯魚が好きだったんですよ。
それはずっと前に辞めたんですけど、
熱帯魚のソーシャルゲームがあって、なかなかお気に入りだったんですけど、
ソーシャルゲームはサイクルが早いんですね。すぐになくなっちゃうんです」
※所司七段のインタビュー記事 前編 後編

解説の所司七段といえば定跡伝道師として、これまで65冊の本を出版されています。
一番印象に残っている著書や、これから出版予定の定跡書、
書いてみたい定跡書などがあれば教えてください。
うーんそうですねーー。まあどれも思い出深いですけれども、
ロングセラーですと決定版駒落ち定跡ですね。
私はよく週刊将棋、将棋世界、雑誌にも講座を書いていたんですけれども、
載せた内容をそのまま本にするというのはしていない方なんですよ。
決定版も3年ほど連載したのを別に書き直しました。
その点では決定版駒落ち定跡が、連載期間も含めて長い期間をかけて書いた本です。
今後の予定は決定版の平手定跡の構想をですかね、考えておりますので。
早分かりシリーズも今書いてまして、こちらは渡辺王将の推薦で、
内容的にはやさしめですけど、推薦文がなかなか面白くて、
帯のところに載ってたんですかね、私もこの本で勉強しますとか。
角道オープン四間飛車だったんですけど、
ちょうどその頃角道オープンの四間飛車をよく指してくれました。

今回は始まる前から大波乱となりましたが、
タイトル戦の現地大盤解説に行くと、現地の方々の協力をひしひしと感じます。
多くの方のサポートがあって対局が開催されるんですけれども、
ちょっと残念だったのは前夜祭が行われなかったことですね。
今日の午前中も欠航になりますと、明日1日だけで対局となりますけど、
その方が1日遅れで前夜祭がおこなわれたのかもしれないですね。
タイトル戦やイベントでびっくりするようなエピソードがあれば教えてください。
これはむしろ安食さんの方がいってるんじゃないですかね。
渡辺王将が竜王位を9連覇してましたし、タイトル戦によくでてたので、
私はあまり行かないんですよ。師匠が行くと気になっちゃうとあれですし。
観戦記とか頼まれた時は行くという感じですね。
行ったのは王座戦で初めて挑戦者になったときの第2局でしたかね。
その後ですと韓国で行われた竜王戦も行きましたが、
私自身は順位戦の対局で送れて到着で、
対局が早めに終わってて対局は見れなかったです。
それ以来は行ってないかもしれないですね。地元の千葉開催だと行くんですけれども。
十段戦最後の一局で記録係りを努めたというのが思い出です。
びっくりはまあ今回じゃないですかねえ。

盤上では角換わり腰掛け銀に。
所司七段「ちょうどこの二人で角換わり腰掛け銀の同型が指されて、
その結果が決定版のようなものになって同型が指されなくなりました。
全く同じ形で攻め合いになるので、やはり先手が勝率がいいんですね。
同じ形でも膠着状態になるような形だと後手のほうが指しやすいです。
△3三銀と上がる手は後手が指しにくいと言われていたんですけれども、
この後の郷田九段の新手がすばらしくて△3三銀が見直されて、
今はこの形がほとんどになりました」

先手が▲2八角と自陣角を打ったときに、△7五歩と突くのが郷田新手で、
先手が難しいという見解が増えてきたらしい。
昔は先手が▲2五歩を早めに決めていたが、
千日手になりそうということで指されなくなっていたのですが、
郷田新手のせいで古い形がリバイバルで戻ってきている。
角換わり腰掛け銀は駒をくみ上げるまでは簡単だが、
そこから仕掛けるのが難しい。
香車を上がって手待ちをしたり、穴熊に囲ったり。
矢倉からの穴熊がでてきて、それが角換わりに波及した。
渡辺王将は矢倉での穴熊も比較的早い時期から対応していた。とのこと。

ousyou5-2
おやつタイム。郷田九段の手番のはずですが…?違うのかな?
1時間待たされるのは流石に嫌だということかも?

ousyou5-3
渡辺王将が食べ終えてから郷田九段が食べる展開に。 

ニコ生のおやつは佐渡金山石臼もなか
ousyou5-4
安食女流「何か今日おやつの時間、あるのかなって思ってたんですよ」

所司七段「私は師匠が高齢で、対局で教わったことは実はないんです。
奨励会初段になるまでにプロの先生に教えてもらったこともないんです。
将棋道場で席主の方に教えてもらうことも無かったです。
師匠に教えてもらうとかは縁がなかったので、
それが弟子を取るのが早かった理由かもしれないですね。
最初に教わったのは河口先生ですね。
私が河口先生の対局の記録係りをしていて、書き直して清書をしていたときに、
10秒将棋でもやろうかと誘われました。
研究会ですと島九段がばりばりの新四段のときに教わりました。
それが奨励会初段くらいの頃ですね。
弟子では、棋士になった弟子の中ですと宮田君が一番多く指しました。
後藤元気さんが局数は一番指しました。
宮田君は小学校3年生で2枚落ちが最初です。
渡辺君は小学生名人とった直後に飛車落ちで指しました。
NHKにでたときに、
師匠と飛車落ちで指したんですけど、負けるとは思わなかった、
っていってましたね。でも2勝2敗なんですけど。
同じ子供で指すと、渡辺君が負けるのを見た事が無いくらいだったんですけど、
いくら指しても勝てない子がいて、それが宮田君でした。
毎週1局指させて、確か10何連敗までいきましたね。
そういう天狗にならずに強い先輩がいたのがよかったです。
宮田君が一番天才としてはびっくりしました。最初は全然気がつかなかったです。
小学校の時ですけど、一人でじーっと、
待っているときに詰め将棋パラダイスを解いてるんですよ。
どのへん解いてるのと聞くと大学院ですって言うんですよ。
もう100手以上とかを解くんです。
頭の中で全部やってるって聞くとそうだって。
でも30手40手くらいの方が難しい問題が多いんですとか言うんですよ。
私自身が苦手なので特にびっくりしましたね。
お父さんから言わせると天然記念物が生まれたというか、
すごい天才が生まれましたね」

所司七段の世界の将棋コーナー
中国の将棋シャンチー
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世界の将棋大会というのを主催していまして、異種5面指しというのをしています。
将棋、チェス、シャンチー、チャンギ、たいしょうぎのマークルック、
最近ですとどうぶつ将棋を入れて6面指しとかもしています。
今年はまだ日程確定ではないんですけど、代々木のオリンピック記念センターで、
8月の第5の日曜日で予約を取っていますが、
シャンチーの世界選手権と日程がかぶっているとお盆くらいになります。
森内さんも息子さんを連れてきてくれたりもします。

駒は線の交点に置いてある。真ん中に線が無く、これが大河という意味になる。
×印はお城。王様や横の駒はお城の外には動けない。
また、王様同士が他の駒を間にすることなく向かい合ってはいけない。
韓国のチャンギは見た目はシャンチーと9割くらい同じだが、ルールは6割くらい同じ。
チャンギは守りがメインのゲームで、将棋よりも囲いに手をかける場合がある。
真ん中の河が大河をイメージしていて、象は重いので船に乗っても渡れない、
馬は船に乗って渡れるといったように、象は向こう側へ行けない。
兵卒は歩と同じ動きだが、河を渡ると横にも行けるようになる。

韓国の将棋チャンギ
ousyou5-6
 
チャンチーと違い、王様が上に上がってる、河が無い。兵卒が最初から横にいける。
馬と象が置き換え自由で、後手が最初に決める。
これがビルマの将棋だとほとんどの駒が置き換え自由になる。

タイの将棋マークルック、なんかかっこいい。
ousyou5-7
 
チェスと将棋でいうとチェス寄りな感じ。
将棋は東シナ海から渡ってきたという説もあり、
日本の将棋とタイの将棋しか銀の動きはない。
動きが地味で7割くらい引き分けになる。
中央のポーンの動きとか地味なところの動きが重要。

ということで大盤でシャンチーの解説に。
所司七段「日本の将棋が出来る方なら5分で覚えられます」
ousyou5-8

兵が歩。河を渡ると横にもいける。
車が飛車。馬はチェスのナイト。
ただし馬の足を縛ると言う言葉があって、駒を飛び越せない。
相、象は同じで斜めに2歩(1歩はできない)で河を渡れない。
士は城から出られない護衛駒。斜め1歩だけ。前に進めない銀。
王様は縦と横に1歩。直通で相手の王様と向き合えない。
炮は普段は飛車の動きだが、駒を取るときだけ駒を飛んで向こうの駒を取る。
大砲のイメージなので近くはダメ、ということになるらしい。
意外と弱い駒で、卒が1点とすると車が9点、炮が4.5点くらいしかない。
点数は形勢判断の指標としてかなり使う。
同じ駒を当たり当たりとやってはいけない。
王手王手の千日手もやってはいけない。
シャンチーはチェスがコンピュータが勝った10年後に人間を超えて、
チャンピオンの
「自分が勝ってもコンピュータが勝っても、人類の勝利に間違いは無い」
が名言として残っている。
横車とか仙人指路とか戦法名がカッコイイ。
中国では学校でも教えていて、スポーツに入る。

アンケート象棋をやったことは?
あります5.7%、ルールだけ知ってます7.1%、今日初めて知りました87.2%。

そんなところで休憩に。
郷田九段は渡辺王将の▲2五歩に大長考。
結局棋王戦の第3局と同じ局面になりました。
後手番の羽生名人が負けたので、何か郷田九段に用意があるのかといったところ。

渡辺王将のおやつについて、
所司七段「やっぱり小さい頃から好きだったですね。
好きなんですけど太る方は気にしてましたね。
いろいろジョギングとかスポーツとか、あまり太らないように。
入門当時はぽちゃっとしてて、多少痩せたり太ったり波があって気にしてました」

郷田九段は渡辺棋王対羽生名人戦の△7五歩に変えて△6三歩。これが用意の手か。
所司七段「あんまり予想はしてなかったんではないですかねえ」

次の一手アンケート
▲3七角50.6%、▲2八角22.2%、その他27.2%。
△6三歩が入っていない形だと、▲5三角成りと角を切って攻める手は、
途中で△6三角と受ける手があってまずいらしい。
本譜は後手に△6三歩が入っているマイナスと、
▲2四歩の突き捨てが入っていないプラスと、
どちらが大きいかを考えないと▲5三角成りが決行できないとのこと。

質問メール
所司先生の津田沼カルチャー将棋センターに入りたいが、
棋力がないので入る勇気がないです。
将棋センターはどんな感じなのですか。
教室などもですね、なかなか明るい雰囲気で、子供が多くて、
最近は女性も増えています。
初心者向けの教室も増やしているところです。
土日は必ずあるような形で、平日にも夕方とかにやります。
土日は午前中が教室で、午後から道場です。
教室に入っていただいた方は道場には無料で参加できます。
多少月謝が高めかなというところもあるんですけれども、道場はフリーパスということで。
教室のブログというのもありますので、いろいろ雰囲気見ていただければと思います。
私も週の半分近くは行っています。
今は普及に力を入れている棋士の方も増えて、
同じ千葉の石田先生ですと、ご自分で道場の席主されてます。
津田沼カルチャー支部で、私が主催ではあるんですけれども、
石田直裕四段が加古川清流船で優勝したので記念大会を行います。
渡辺王将が竜王位を連覇してたときは竜王位記念大会もやっていて、
200人くらいにきていただきました。
うちの一門は大きな大会で優勝すると、記念大会をやっています。
四段だと記念パーティーもして、昇段すると記念大会で。
渡辺王将は二冠をずっと防衛してまして、今年もうひとつ頑張ってくれれば。
名人は結構特別な思いがあるといいますか、
私の師匠とそのまた師匠がしみじみと、うちの一門の系統でいつか名人を出したいんだ、
うちの系統を無くさないでくれと言われていました。
渡辺君が竜王をとってくれて、棋界最高位ですから。
でも名人も取ってくれると嬉しいです。

所司先生のプロになる弟子は強い棋士ばかりですが、
プロになったお弟子さんに共通した部分などがあれば教えてください。
私はあんまり弟子に口うるさいことは言わないです。
言わないといけないかなという部分もあまりいわないかな。
周りの方々が言ってくれるのもあるし、人に恵まれているかなと思います。
渡辺君の場合はお父さんがまた素晴らしいんですね。
息子にそんなに将棋に関して口うるさい事を言わないタイプですし、
初めてきた頃ですね、最初はお父さんも息子の方だけ見ていたんですけれども、
すぐに道場で指すようになって、飛車落ちで指したら強くて、
息子そっちのけというか、見ていると言うことはほとんどないような、
面白ければついてこいという雰囲気でした。
それがすくすく伸びる秘訣かなと。

私はアマ二段程度です。初心者に教えるときは駒落ちを指すのですが、
5枚落ちのような奇数の時は左の駒を落とすのがいいのでしょうか。
また、なるべく将棋を楽しく続けてもらおうと、わざと負けたりもするのですが、
たまには勝ちに行く方がいいのでしょうか。
駒落ちは左からです。でも7枚落ちとか5枚落ちとかは今は少なくなっています。
私が書く頃は少なくなってたので、本を書くときは省略しちゃおうかなと。
激指定跡道場の3では駒落ちの種類を増やしましたが、
10枚落ちと王様1枚だけというのを増やしました。
最初は勝ってもらおうと言う事で。
勝ちに行くほうがいいのかというのはなかなか難しいですね。
私も若手の頃は厳しかったですかね。
師匠は定跡通り指してくればなるべくそのまま綺麗に負けるという指し方でした。
もうこの子なら辞めないで続けていくかなと思ったら厳しく。渡辺君とかは。
負けても大丈夫になったらいいのではないでしょうか。
最初は上手く誘導してあげるのはすごくいいと思います。

私は先手後手ともに四間飛車を指していますが、
序盤で崩されて負けてしまうことが多いです。
先生方は定跡をどのように覚えたのでしょうか。
安食女流「私の場合は四間飛車の本を買って全部盤に並べて覚えました。
でも実戦で指さないと分からないことが多いので、
実戦で試して覚えるのがいいと思います」
所司七段「定跡を覚えると逆に弱くなってしまったということも多いんですね。
相手が違う手を指した時に、それに気づかずに指して負けてしまう。
そこでくじけずに頑張っていけば急に開けてくるのかなと思います。
上達法でいいますと、好きな分野をやっていくのがいいかなと思います。
プロの実戦譜を並べるのが面白いならそれを、詰め将棋が好きならそれを。
興味がある分野はどんどん吸収できます。
渡辺君の場合はあんまり詰め将棋はやらなかったです。棋譜並べがすごく好きでした。
どれでもかまわず並べるのではなく、
参考になるいい棋譜をじっくり並べるような勉強方法でした。
昔ですと谷川先生の将棋がすごい好きでしたね。
やってみたいことをやるのが一番伸びやすいです。
学校の勉強でも好きな科目だと伸びるということがあると思います。
アマチュアのみなさんには楽しんでというところに重きを置いて欲しいです」

△6三歩までの局面で消費時間が渡辺王将が28分、郷田九段が2時間23分。
2時間くらい差がつきましたが、
おそらくこのまま渡辺王将の手番で封じ手ではないかとのこと。
郷田九段は相変わらずマイペースですな。

アンケートどちらが優勢だと思いますか
先手・渡辺王将22.7%、後手・郷田九段18.2%、何とも(ニャンとも)言えない59.1%。
所司七段「私もやはり先手後手どちらを持つかといわれれば先手持ちですね。
△6三歩がもったいないかなと思いますね。
角はたしかに後手が駒台に持ってるのが有利なんですけど、
歩切れ対2歩持ちというのは先手が有利ですね。
盤上の駒で言うと桂馬が先手の方が働いています。
この△6三歩の意図ですね。考えてはいるんですけどなかなか意図がわからないです。
一応△8四角から△7三桂、△6五桂と進める手はありますが、
手数がかかるので押さえ込まれそうです」
郷田九段のこの後の構想に注目とのこと。
そして定刻になると渡辺王将がすぐに封じ手の意思表示をしました。

20150312_50_2
渡辺王将が角を引き上げた後に、郷田九段がどのような構想を見せるのか。

今日はトラブルということで13時半からの対局になりました。
所司七段は弟子にプロ棋士4人、女流棋士2人、他に奨励会員も多いのですが、
この形だと後手がいいんだけどここが違うから…といった解説は、
渡辺王将の解説に似ていて、やっぱり師匠と弟子って似るんだなあと思いました。
羽生名人とサッカーの岡田監督の対談の本に、
教えすぎるよりは何もしない方がいい、
育つように環境を整えることが重要、
空のコップに水を入れるのではなく、入っている水を引き出すことが重要、
といった話がでてきますが、
所司七段や渡辺王将のお父様のエピソードにもそのようなことが感じられます。
世界各国の将棋を紹介するコーナーも面白くて、
これなら午前中から予定通り始めちゃって全部このコーナーで埋めちゃえばよかったのに、
とも思ってしまいました。
シャンチーはさっそくSDIN無料ゲームで1番弱いコンピュータ相手にやってみましたが、
駒得したものの王様の詰まし方がわからずに引き分け?になりました。
将棋初心者の方は最初に詰め将棋を覚えましょうというのは、
なるほどこういうことかと思いました。

明日の対局は9時から、ニコニコ生放送では解説に藤井猛九段、
聞き手に本田小百合女流三段で大盤解説会が始まります。
トラブルにより夕食休憩も挟まれるということで、
長丁場に備えておかないといけないですね。早めに寝ましょう。
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