棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

第40期棋王戦第2局は渡辺棋王が勝利して防衛に王手!

渡辺明棋王に羽生善治名人が挑む第40期棋王戦五番勝負第2局は、
渡辺棋王が勝利して防衛に王手をかけました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に中座真七段、
聞き手に山田久美女流四段で大盤解説会が始まりました。

羽生名人の初手は▲7六歩。
後手の渡辺棋王は△8四歩とどの戦法でも受けてたつよと意思表示しました。
中座七段「予想が外れました。
予想は相掛かりで、もしかしたら振り飛車もあるかなと思っていたのですが」
羽生名人は▲6八銀と矢倉を選択。
山田女流「相掛かりを予想されたのはどのような理由からでしょうか」
中座七段「1番は私が見たかったんです」

質問メール
屋敷九段から中座七段へ
今回のタイトル戦の展開を教えてください。
1局目は結果的には渡辺棋王が快勝だったと思いますね。
戦型も最新の戦型で非常に興味深い、あ、今解説しちゃいましょうか。
ということで山田女流への質問の後に解説することになりました。

井道女流から山田女流へ
おすすめのチョコの店を教えてください。
山田女流「チョコレートだけのお店ってことですよね。売り場しか知らないんですけど」
中座七段「ゴディバですか?」
山田女流「そうですね」

ということで1局目の横歩取りの将棋の解説に。
分からない時は先手なら▲5四角、
後手なら△5六角と指すといい手になるかもしれないらしい。
こうして解説を聞きながら見ていると、
渡辺棋王が将棋は飛車取ればだいたい勝ちだからとか、
金が4段目に行くのは好形なんだけど2枚しかないから、
王様を守らないといけないので行かないとか、
考え方が存分に出た将棋なような気がします。
渡辺棋王が飛車を取りに行く▲7六桂は羽生名人が見えてなかったみたいですし、
王様が広くなって守る必要が無くなったら金が4段目に出ましたし。
今日はどんな展開になるでしょうか。

盤上では矢倉の王道の駒組みになりました。
この2人の矢倉はJT杯の決勝戦で、先手羽生名人、後手渡辺棋王の対局があり、
後手の渡辺棋王が新趣向を見せて快勝しています。
同じ局面にして羽生名人がリベンジするのか、手を変えるのか。

アンケート居飛車党か振り飛車党か
居飛車34.7%、振り飛車17.1%、オールラウンダー15.8%、見専32.3%。

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おやつをがん見する記録係り。
渡辺王将は午前中におやつを食べることにしたのだろうか。

中座七段「以前加藤先生と対局したときに、
ゴディバのチョコレートを一瞬でばーーっと食べてしまわれて、
もったいないなーと思ったことがあります」
山田女流は羽生名人の師匠の二上九段が会長だった頃、
ゴディバのチョコを職員に配っている姿を見たことがあるらしい。
会長ぱねぇ。
中座七段「山田さん対局のときはバナナなんですよね」
山田女流「お昼はバナナですね。
子供の頃からお昼ご飯を食べた後は勝った事が無いというジンクス持ちなんですよ」
棋士は注文派、外食派、コンビニ派、愛妻弁当派といるらしい。
中座七段「みんなが注文してて自分だけ弁当だとちょっと恥ずかしい」

この後中座七段の奥様の話題(中倉彰子女流初段)で攻勢に出る山田女流と、
原宿将棋通り(山田女流も参加した女流棋士4人のボーカルユニット)の話題で
カウンターに出る中座七段の攻めあいに。

ここで記録係りが身を乗り出しておやつに注目していた理由が判明。
kiou2-2
これ朝10時に食べたのか…。
体重計を持ち歩いている渡辺棋王がこれだけ食べるということは、
王将戦と棋王戦の同時期タイトル戦は食べないとやつれるんだろうか。

渡辺棋王はJT杯のときの趣向とは違い、△4五歩を△4四銀と支えに行きました。
角交換になると先手の▲1六歩が優位に働きそうとのこと。端歩は難しい。

質問メール
棋王戦は毎年北陸で開催されますが、
今年は田んぼの雪もすっかり溶けてしまいました。
中座先生は北海道稚内の出身ですが雪は降りますか。
雪で遊んだ思い出や苦労したことなどを教えてください。
よく降りますね。降るんですけど、海が近くて風が強いのであまり積もらないです。
雪かきはよくやりました。
よくスキーを履いて学校に行くと言われますが、私の小学校では禁止されてました。
雪の中に石を入れて投げたら、自分の家の窓ガラスを割ってしまって、
父親からものすごく怒られたことがあります。
風が強い日は前を向いて歩けないので、背中を向けて歩いていました。
夏は師匠のところに合宿に行きました。山田さんもいっしょでしたね。
※中座七段の師匠は佐瀬勇次九段、
山田女流の師匠は佐瀬九段の弟子の西村一義九段という間柄です。
山田女流「将棋指した記憶より遊んでた記憶が多いんですけど」
中座七段「海で泳いだりしましたね」
山田女流「少し怖いおねえさんだった?」
中座七段「すご…い…やさし…いおねえ…さんで」
急に挙動不審になる中座七段。

私の将棋はいつも不安定で、例えば穴熊に組もうとか、押さえ込もうと思っていても、
相手が指すとついつい咎めたくなって動いてしまいます。
大山先生は1回目のチャンスは見送ると言っていましたし、
方針はぶれないほうがいいと言いますが、正しい方針の立て方を伝授してください。
相手の悪手を咎めに行くということではぶれてないと思いますよ。
棋士も千差万別ですから、相手の手を咎めに行くぶれまくってる人もいますよ。
私もどちらかと言うと咎めに行くタイプですね。
咎めに言っていいと私は思いますけどね。
大山先生くらい強ければということかもしれないですね。

北國新聞の記事に、気になる記事がありました。
北國新聞のビルの中に、焼肉の叙々苑がオープンするらしく、
来年から対局場にものすごくおいしそうな匂いが漂ってしまうかもしれません。
棋士の方は音や動作は気にならない印象がありますが、匂いはどうでしょうか。
中座七段「音や動作も意外と気になりますよね。
タイプにもよりますが、全然気にならない人もいます。
匂いは対局場までは無いと思いますが、
記録係りがいつも揺れていたり、いびきをかいていたりすると気になります。
それで結構がつんと注意してしまって、負けて変なこと言っちゃったかなと後悔したり。
体調が悪いとささいなことが気になります。山田女流はどうですか」
山田女流「気にしない方ですけど、気になる音はあります。
対局前になると、普段は気にならないのに、ガムをかむ音が気になったり、
音楽を聴いててしゃかしゃか音が漏れてきたりすると、
気になって注意したこともありました。
自分も音楽を聴けばいいじゃんということで、それは解決しました。
山田さん何聴いてるんですかってコメントがありましたけど、当然ジュリーです。
勝手にしやがれとか、TOKIOとかは皆様もご存知かと思いますが、
そのキスが欲しいという曲がお勧めです。

私には小さな娘がいまして、将来女流棋士になったらと妄想することがあります。
そこで質問ですが、女流棋士に共通する性格や特徴はありますか。
中座先生は女流棋士と話す機会も多いと思いますのでよろしくお願いします。
山田女流「どんな性格の女流棋士が多いですか?」
中座七段「山田さんお願いしますよ」
山田女流「基本的に負けず嫌いな人は多いと思うんですよ。
おっとりした感じの子だなーという子でも負けず嫌い。
気が強いと負けず嫌いはちょっと違うと思います。
あじちゃんだって負けず嫌いですよ」
中座七段「うちの娘も将棋ちょっとやるんですけど
負けるのが嫌で強い人とあまりやらないとかはありますね」

アマチュアから編入試験を経てプロ棋士になった今泉さんについて質問します。
同時期に奨励会を過ごした中座先生に今泉さんの印象をお聞かせください。
中座七段「三段リーグで、最後の対局も今泉さんだったので印象に残ってますね。
関東と関西で別れてるので直接話したことは少ないんですけど、
実力は本当にプロになれる実力だったと思います。最後の対局は完敗でした。
私が奨励会幹事のときに、三段リーグ編入試験を受けて4期いたんですけれども、
ものすごく若い人達に混じって将棋に一生懸命打ち込んでました。
本当に素晴らしいと思います。
アマチュア時代も長く過ごされて、各大会で優勝されたり、今回こうなって、
アマチュア棋界とプロの架け橋になってこれから活躍されると思います」
山田女流「凄く明るい人です。
関西の人達って関東からきた棋士をご飯に誘ってくれるんですけど、
その中に今泉さんもいました」

※第18回奨励会三段リーグ最終日、
中座七段と今泉四段は11勝5敗で最終日を迎えていました。
今泉四段は最初の対局で木村一基八段に敗れ、昇段の夢が断たれます。
中座七段は最初の対局には勝ちましたが、2局目で今泉四段に敗れ、
ともに12勝6敗でしたが、競争相手が全員敗れ、順位の差で中座七段がプロになりました。
この時今泉四段は中座七段に、おめでとうございますと声をかけ、
中座七段は気が動転して座り込んでしまったそうです。
なお、同じくプロ編入試験からプロに入った瀬川晶司五段は、
この時の奨励会を最後に年齢で退会しています。
この後中座七段は△8五飛戦法、
今泉四段は2手目△3二飛戦法で升田幸三賞を受賞することになりました。
中座七段や瀬川五段は羽生世代、今泉四段は羽生さんより3つ下で、
この辺りの世代は才能のある人が多すぎです。

最近矢倉が減って先手は角換わりが増えています。
原因は△4五歩に対する先手の対策が難しいことにあると思います。
少し前の定跡書には後手の△4五歩は無理筋とかいてありますが、
プロの見解をお願いします。
やっぱり有力だと思いますね。
JT杯の決勝の渡辺さんの構想や、△5五歩とついていく手もありますし、
かなり有力だと思います。
受けだけだとやりたくない棋士もいますが、
反発できるのでやってみようという棋士も増えると思います。
しばらくはいろんな実戦で、一つ一つの変化を実証していくことになると思います。

羽生名人は端歩を▲1五歩と伸ばし、渡辺棋王は△5二飛と中央に飛車をまわりました。
後手から攻めることで、端の2手を甘くさせようという意味とのこと。
そこで羽生名人は▲4六歩と開戦しました。

解説で激しい手順を並べ
山田女流「ここは銀をどこかに打つんでしょうか」
中座七段「これはセンスが問われますね」
山田女流「どうぞ」
中座七段「どうぞ」
ハードルを上げていく中座流。

盤上でも激しい順になりました。
中座七段「これは休憩とれなくなりましたね。
ちょっと渡辺棋王の表情が面白かったですね。こんなに早くとってくるのと。
天下の羽生さんがこの早さですから、ちょっと不安になってると思いますね」
後手が△8五歩、△5二飛型だから踏み込んだと思うと中座七段。
△8五歩を咎めに行ったんですな。
午前中から解説大忙しの展開になりました。

アンケートどちらを持ってさしてみたいか
後手・渡辺棋王22.3%、先手・羽生名人45.3%、ニャンとも言えない32.3%
山田女流「ちなみに中座七段は」
中座七段「3ですかね(キリッ」
羽生名人人気と、羽生名人がら動いて先攻できそうだということですかね。
一旦休憩に。

休憩があけてまだ指さない渡辺棋王。
どうも羽生名人の▲1五歩が新手だったらしいです。
ということは渡辺棋王としては直後の△5二飛の前に考えたいところだったでしょうか。
現地解説の稲葉七段も驚いたという激しい順に踏み込んだ羽生名人の手に、
中座七段「あの攻めっ気の強い稲葉七段が驚くということはねえ。
長考してこれならいいんですけど、すぐぽーんって指してきましたからねえ」
渡辺棋王が長考のまま昼食休憩になりました。

昼食アンケート
パスタ系30.0%、どんぶり系35.7%、中華系13.8%、ファーストフード系20.5%。

昼食休憩明けの渡辺棋王の手は、シンプルに香車を取る△1九角成り。
両者すいすい手が進んで「早いんですよ」と怪訝な表情の中座七段。
お互い自分がいいと思ってるんだろうか。

昼食アンケートの答えはアンフォラ。
お客さんに「お疲れ様です。たった今ニコ生見てました」と声をかけられたらしいです。

渡辺棋王は羽生名人の飛車取りに△2四角と打ち、
解説の中座七段が4七、4八、4九どこに逃げてもいまいちと解説して、
羽生名人も△3五歩。
渡辺棋王はノータイムで△同角ととり、▲3六飛、△6九銀と両者ノータイム。
中座七段「これは渡辺さんいいと思ってると思いますよ」
しかし羽生名人が席を外したところで渡辺棋王は「はぁ」とため息。そして
中座七段「山田さん先手の攻める手を」
山田女流「先手からですか。はぁ(ため息」
解説陣はどうも後手持ちのようです。

手順は違いますが、羽生名人の▲1五歩の局面は、
大晦日の森下ツツカナ戦と同じ形だったようです。
森下九段はそこから△5五歩▲同歩△5二飛でしたが、
渡辺棋王は単に△5二飛としたのが工夫の一着だったのかもしれないとのこと。
などと解説していたら渡辺棋王がじっと歩を垂らす手を指して、
中座七段・山田女流「お」
これで勝てれば話が早いと解説していた手でした。
この手に対して攻め合う手順を解説し、山田女流がぐいぐい攻める順を指摘します。
中座七段「そんな強い手でいいんですかー」
山田女流「いえいえ並べなおせるのが大盤の強みですので」
中座七段「なるほど第一感の手ではなくてということですね」
山田女流「だい…いっ…かん…え…」
これは第一感だ。攻めっ気たっぷりな姐さんである。
しかしどうもだめかなあというところで、羽生名人も受けました。
中座七段「一見つらいんですけどね」
しかしここでヒフミンアイを使うと
中座七段「意外に攻め方が難しいですね。
なんかこうお互いに攻めさせたいような感じですね」

形勢判断アンケート
後手・渡辺棋王40.6%、先手・羽生名人21.7%、ニャン!37.6%。
渡辺棋王持ちの視聴者が多くなりました。
山田女流「両者苦戦っていうのもありましたよね」
中座七段「そうですね。師匠がよく使ってました」
渡辺棋王は飛車取りに△4七銀。ごりごり攻めていきました。
中座七段は飛車切りを誘発しそうだからやりにくいと言ってましたが、
羽生名人はノータイムで飛車を逃げる△1六飛。
飛車を切る攻めは無理筋というのが両者の統一見解のようです。
そして渡辺棋王はじっと△3八銀不成り。
中座七段「将棋は攻めた方がダメなゲームなんですかね?
両者攻めさせようとしているんですけど」

山田女流「最近は北海道よりも寒いところに行かれたそうですね」
中座七段「ロシアのウラジオストクというところにですね、
普及活動ということでですね、日露チェスの交流ということで行ってきました。
現地の方に将棋を教えました。
雪は全然降ってなくて、あまり降らないって言ってましたね。
凄く寒かったですね。雪はないんで恐ろしく寒かったです。
飛行機2時間で着いてびっくりしました。
シベリア鉄道を一週間、9000キロの道のりでモスクワに着いて、
飛行機で帰ってくるというツアーもありますね。
観光も少しさせてもらいまして、領事館の方に案内してもらいました。

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一箇所目は日本センターというところで、
日本語を話せる方もいて、私の代わりにずいぶん説明してもらいました。
通訳の方も今回のために一生懸命将棋用語を覚えていらしたらしくて。
それとすごく女性が多かったですね。

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こちらは二箇所目でチェスができる人が多かったです。
私が作戦負けになった対局も1局ありました。
地元のテレビ局の方が取材に来ていただいて、夜に放送されてすごく嬉しかったです。

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これが三箇所目で第51番学校というところです。
ここは日本の文化に非常に積極的で、日本語の先生が6人います。
子供たちに挨拶とかもされました。普通にこんにちはーとか言われて。
やっぱり漢字が大変なんですけど、みなさん表を見ながら頑張ってました。

と言っている間に羽生さんの手番でおやつタイムに。
渡辺棋王は食べそうな雰囲気ですが…。

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中座七段「羽生さんが食べたから食べたということですかね」

山田女流「中座七段は記録は取ったことはありますか」
中座七段「とりましたねー楽しい思い出ばかりですねー。
失敗は一応なかったですね。失敗する夢はみました。
寝坊してとか、棋譜が抜けててどうしようとか」

ニコ生のおやつは土左日記

おやつを食べ終えてすぐに羽生名人は△4六金。
中座七段「これはおやつを食べる前に指し手は決めてたんですね」
渡辺棋王もノータイムで応戦し、どうも攻めさせたいとのこと。
その後解説を進めて
中座七段「ちょっと後手がいいのかもしれませんね」

対局者のおやつ

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中座七段「これは凄い。加藤先生しか食べられない」

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中座七段「いやーいいですねえ」

休憩中に控え室のコメントが届いて、
『石田九段の問いかけに「4時台には間違いなく終わる」と関六段。
慌しくなってきました。』
とのこと。羽生名人の攻めが瓦解したか。

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これが渡辺棋王の姿勢評価関数。勝勢?

質問メール
中座先生に質問です。高橋先生との研究会を長期間にわたってされていますが、
昔の高橋先生は今と雰囲気がちがいましたか。
アニメの話をしている時は生き生きとしていますが、普段はどうですか。
中座七段「高橋先生とは兄弟弟子で、プロになってすぐに研究会を始めました。
以前はそうでもなかったんですけど、ブログを始められてから、
オープンにいろんな話をされるようになって、私も距離が近づいた気がします。
昔はすごく威厳があって、いや今もあるんですけど、距離が近づいたというか」
山田女流「一緒にお仕事に行ったんですけれども、
アマチュアの方と指すんですけど全部勝たれるんですね。
それですごいですね先生っていったら、
アマチュアにもプロにも勝つのがプロなんですっておっしゃってました」
中座七段「結構前ですか」
山田女流「若い頃です」
中座七段「今はずいぶん変わって、結構負けてあげることもあります」

ここで羽生名人が指して解説に。角を投入して守る手に、
中座七段「これはー粘りに行きましたねえ」
そして羽生名人の底歩に、
中座七段「うわーこれは根性ですねー」
控え室のコメントがフラグだったか。

質問メール
郷田先生のファンなのですが、将棋世界のイメージと読みの将棋観2で、
矢倉や対振り飛車急戦は押し引きが長くて、将棋の力がつくと言っていました。
お二人はどう思いますか。指したりすると強くなる戦法があれば教えてください。
中座七段「確かに力がつくと思います。私も小学生の頃は急戦を指していました。
銀の使い方が身につくんですね。
矢倉もそうですけど金銀の使い方が非常に勉強になります。私もその考え方に賛成です」
山田女流「私も穴熊だと攻めの手ばかり考えればいいですが、
急戦は受けたり攻めたりのバランスを考えないといけないので賛成です」
中座七段「居飛車党でしたら矢倉が大事ですかね。
今は少ないですけど角道を止めた振り飛車も大事だと思いますね」

以前から気になっているのですが、
将棋関連の方は「そうですね」が口癖になってると思います。
中座七段・山田女流「そうですね」
多くの先生がそうですねを頻繁に使っています。何故でしょうか。
山田女流「私も思ってたんですけど、
他の人がそうですねと言ってると気になりませんか?」
中座七段「これは将棋界の伝統かもしれないですね。
先輩がテレビとかで解説しているのを聞いていて、それで覚えたのかもしれません。
ちょっと言わないように気をつけます…はい。
棋士は挨拶とかも、『えー』っていうのが多いですね。私もそうなんですけど。
挨拶の前に『えー』が入る人が多いです。これ将棋界だけですかね?」
山田女流「以前女流棋士で講習会をしていて、
話し方講座をアナウンサーの方を招いて教えてもらったことがあるんですけど、
その時指摘されたのが『えー』ですね。
この文章読んでくださいって言われて、
文章と文章のつながりのところで『えー』って言っちゃってるんですね」
中座七段「将棋の棋士も研修とか受けた方がいいのかもしれませんね」

解説に戻って、渡辺棋王の受ける手を解説した後に、
中座七段「渡辺棋王は突然寄せに行くこともありますので油断はできないですけど」
いろんな手を解説しましたが、渡辺棋王はこういうところが上手いので、
もうちょっとセンスのある手を指すと思うんですけどと言ってました。

質問メール
私は将棋の練習を朝の通勤時間にしています。
電車の中で、詰め将棋や対戦をしています。
プロ棋士の先生は練習方法や時間はどうしているのですか。
それは珍しいと聞いた練習方法があればそれも教えてください。
中座七段「私は研究会をやって、その将棋を家で検討することが多いですね。
それは週に2回か3回か。後は棋譜並べ。
詰め将棋も解きますけど、他の棋士より私は少ないかもしれないですね。
珍しい練習はあまり浮かばないですね。
詰め将棋の研究会は昔やってましたけどね。
藤井さんと行方さんと私で、早解き大会みたいなのをやってました」
山田女流「私は秒読みの時計をばしっと押して、
時間内に詰め将棋を解くというのをやってました。
一人で黙々というのも煮詰まるので。
対局のときは秒読みになるので、1分以内に解かないといけないとか」

そして渡辺棋王は△5五桂馬と相手の歩の頭に打ちました。これがセンスのある手か。
中座七段「何かいい手を指すと思ったんですけど、こういうことですか」
局面をぱっと見て、
何かいい手がありそうな局面だと思う感性もプロの実力のうちということか。
といったところで羽生名人の投了となりました。

中座七段
最後の△5五桂が最速の寄せでした。
銀がぶつかったところは今後の課題局面だと思いますけど、
本局を見た限りでは後手の方がよかったのかなと思います。
本当に渡辺棋王の読みの正確さといいますか、それが出たと思います。
ちょっとこの1、2局は羽生名人らしくない将棋だったかもしれないですね。

山田女流「今回は振り返り解説ということで、
先生が思った勝敗を分けた一手というのを解説してもらおうと思います」
中座七段「勝敗を分けた一手ですか」
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中座七段「勝敗を分けたかどうかは分からないですけど、
歩を垂らして、ここから銀を打って入るというのがすごい発想でしたね」
ここから歩成りを防ぐ▲5七金に対して、△4七銀▲1六飛、
△3八銀不成り~△2七銀不成り~△1六銀不成りと、
飛車を取る手が間に合ってしまいました。

感想戦
△5二飛は他の手だと冴えないかなと思って指したが、予定外の変化になったらしい。
▲4五銀と取られて固まっているようじゃおかしかったですけど、
と渡辺棋王が言ってました。
羽生名人は、
駒損してるんですけどゆっくりした展開にしたいという変な将棋なんです、
端歩を▲1五歩と突いて▲4六銀の組み合わせは欲張りすぎてよくないのかもしれない、
という感想でした。
渡辺棋王は端歩と▲4六銀の組み合わせは珍しい形で、
知らない定跡にはまり込んでいるのかもしれないと思ったが
しょうがないしょうがないという感じで指していた、という感想でした。

今日は渡辺棋王の完勝といった内容になりました。
香得からじっくり歩を垂らして飛車を取りに行く手順で勝ってしまうのと見ると、
子供への指導対局で言った、
「将棋はね、相手の飛車を取ったらほとんど勝ちのゲームだから」という言葉が、
プロレベルでもそうなんだよという本音なんだなと思いました。
第1局も飛車を取りに行って勝ってましたね。

ということで第2局も渡辺棋王の完勝となりました。
棋王戦は五番勝負ですので、渡辺棋王は防衛まで後1勝となります。
棋王戦第3局は3月8日とちょっと間があるので、羽生名人の立て直しにも期待です。
同時進行中の王将戦も3月12、13日ですので、
渡辺二冠はつかの間の休息といったところでしょうか。
今日はおやつ大食い合戦みたいでもありましたが、
間があくのでOKってことだったのかもしれません。
棋王戦第3局は、ニコニコ生放送では解説に深浦康市九段、
聞き手に藤田女流初段で大盤解説会が放送されます。
深浦九段にとって渡辺二冠は、質問三羽烏と揶揄された因縁の相手ですが、
どんな解説になるか楽しみです。

関連リンク
今の将棋界では珍しい?スーパー遺恨試合
渡辺二冠が深浦九段、丸山九段、三浦九段を質問三羽烏と酷評した事件と、
三羽烏の丸山九段とのNHK杯決勝戦の対局動画があります。

第64期王将戦第4局は郷田九段が勝利して2勝2敗のタイに

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第4局は、
先手の郷田九段が勝利し、番勝負を2勝2敗の五分に戻しました。

注目の封じ手は△3五歩。これしかないって昨日の佐藤八段が言ってましたね。

ニコニコ生放送では9時から、解説に森内俊之九段、
聞き手に藤田綾女流初段で大盤解説会が始まりました。

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おはようございます。

ここまでの消費時間は郷田九段が4時間36分、
渡辺王将が3時間2分、1時間半くらいの差とのこと。

森内九段
渡辺さんが2連勝のスタートで、
ちょっと郷田九段がピンチかなと思ったところでひとつ返して面白くなりました。
ちょっと意表の戦型で、ここで変化球を持ってきましたね。
今本格的に戦いを起こす手が指されたので、ここから激しい展開になると思います。
昨日の初日はお互い細かいところで工夫をしていて、意欲が感じられる将棋でした。

藤田女流「コメントで森内先生はどちらもちですかと流れてきましたが」
森内九段「それほど差はついてないんですけど、
私は基本的に居飛車党なので郷田さんのほうを持ってさしてみたいんです」

アンケートどちらを持ってみたいか
先手・郷田九段(居飛車)49.1%、後手・渡辺王将(振り飛車)50.9%。
藤田女流「なんか居飛車党か振り飛車党かのアンケートになりそうです」
圧倒的互角に。

▲同歩、△同銀に次の手が注目と森内九段。
コメントで流れた△7七角はありえる手、と解説した後に△8五歩と流れて
森内九段「△8五歩は格調高いですね」

リレー質問
佐藤八段から森内九段へ
森内先生はクイズやゲームがお好きなイメージですが、
最近は待っているゲームを教えてください。
森内九段「聞くことが無くて困って考えてくれたんですね、
ありがとうございます。
ゲームはいろいろやってきたんですけど、
この前大富豪大会というのがですね、招待状が届きまして、
それは行けなかったんですけど」
藤田女流「先生カードを覚えてるってきいたんですけど」
森内九段「大きなのは覚えます。今一番やるのはバックギャモンですかね。
始めたのは20代の頃なんで20年以上たってますね。
当時将棋の研究会の後に先輩に教わりまして、
羽生さんや先崎さんも同じ時期に覚えたと思います。
しばらくやってなかったんですけど最近またやるようになりました。
昔棋士でやってた大富豪はシンプルなルールで、8切りとかもなかったですね。
革命はありましたけど、昔は大貧民の人が大富豪になると革命ということでした。
どれも面白いのでその時期によって何のゲームにはまっているかは変わります」

中村女流から藤田女流へ
ちょっと平凡ですけど、最近は待ってることは何ですか。
藤田女流「昨日LINEでやりとりしていまして、
質問何でもいいけど普通のにって言ったのでこれになったと思うんですけど。
最近はどうぶつ将棋を、こないだニコ生でやったんですけど、
それから毎日どうぶつ将棋ウォーズでやってます。
貞升さんすごく強かったです。研究会してきたと言ってました。
意外と奥が深いのと、結構千日手になるんだなと思いました。
マリオカートはずっとはまってまして、ハンドルを持ってできるのでリアル感がでます。
マリオなので赤甲羅投げれるんですけど」
森内九段「赤コーラ!?」

ousyou42-2
森内九段「眠ってるわけじゃないと思うんですけど」
その後郷田九段が孫の手で背中をかくシーンが流れて、
森内九段「実はこないだ対局しているときも使っているのを見て、
なんだろうと思ってたんですけど」

その後森内九段が目薬と飴くらいは持って行きますけどね、と話していたところで、
郷田九段が再度孫の手を持ち出し
藤田女流「なんだか不思議な映像が流れています」
血行がよくなったりするんだろうか。

次の一手アンケート
△2三同歩20.3%、△5五角24.0%、△1四角29.1%、△4六銀8.7%、その他17.8%。
森内九段「悩んだ上で、終わった後に後悔しそうな局面なんですよ」
藤田女流「ちなみに森内先生は何を予想されますか」
森内九段「いや、全然…。どうしようかな、それじゃ5五角にします」

質問メール
私は将棋を指すのも見るのも好きなファンです。
森内先生は竜王戦でのハワイ対局で、
1日目はチーズバーガー、2日目はクラブハウスサンドイッチでしたが、
お味はどうでしたか。また、当時の様子なども教えてください。
あ、食事ですか。
せっかくアメリカに行ったので、現地のものを食べようかなと注文しました。
タイトル戦は特産品が出ることが多いので、そういうのを頂くことが多いですね。
ハワイはアメリカの中でも時差が少ない地域ですし、
調整はやりやすかったかなと思います。
海外対局ですと数日前に現地に入って、時差調整の時間もありますので、
対局は普段通り挑めました。
昼食休憩は1時間しかないので、
着替えてから食事をスルトあっという間に時間が過ぎてしまいます。
対局室と控え室が近い時は大丈夫ですが、遠い時は急ぐようにしています。

そして手がパタパタ進み、
森内九段「渋い展開になりそうですね」
渡辺王将が角を手放して、郷田九段が竜を自陣に引き上げました。
ただしゆっくりすると先手は指したい手がたくさんあるとのこと。
後手は動く手を作っていけるかどうか。

質問メール
森内先生は手厚い将棋で、着実にポイントを上げて圧倒しているように見えます。
しかし自分がやろうとしても、無難な手しか思いつかず、
最終的に何を指しても得にならないような局面になってしまいます。
どうしたらよいでしょうか。
将棋は普通に指すのが一番難しいですから、平凡は妙手に勝ると言う言葉もありますし、
相撲も投げたりするのではなく、寄り切るのが一番強いという言葉もあります。
この将棋もそうなんですけど、ひとつは進展性というのがあります。
自分の方が進展性がなければ急ぐ、あるならゆっくり指す、
この将棋は郷田さんはゆっくりした方が得がありるので、
渡辺さんから動く展開になります。
立体的な駒組の方が進展性があります。
後手は美濃囲いで低く構えていて一見固いのですが、平面的で進展性がありません。
何か自分の主張するものがると戦いやすいです。
どんな要素でも少しずつ劣っている、というのが一番まずいです。

弟子の竹俣女流や奥様からバレンタインチョコをもらいましたか。
ああああはい、いくつかはい。
たまたま将棋の仕事がバレンタインの近辺でありまして、
そこに行きましたらいくつかいただけました。
甘いものは好きなのでおいしくいただきました。
森内九段「藤田さんは?」
一応作りました。
レアチーズケーキなんですけど、前までは料理をまったくしなかったので、
最近は料理をするのがすごく楽しいです。
森内九段「評判はどうでしたか」
藤田女流「評判は自分で食べたのでおいしかったです」
自分?

ここで一旦休憩に。
休憩中に郷田九段が藤田女流推薦の手を選択しました。
午前中のおやつは渡辺王将も郷田九段もうらわろーるを注文。

森内九段「これまさかと思ったんですけど、藤田さんの推薦手が当たりましたね。
2手かけて攻めて来いとやる強い手です。これは渡辺王将怒るかもしれないですね」
後手の1四にいる角に、▲1六歩、▲1五歩と圧力をかける手で、
▲1五歩の瞬間に角銀交換から後手が突撃してくる手が見えているのですが、
それをやってこいと宣言する▲1六歩でした。
早速後手が突撃したら先手玉がどうなるのか、
詰む詰まないの変化まで解説する展開になりました。
後手から有効な攻め筋が見つけられないと森内九段。

ousyou42-3
メニューはこんな感じ。

渡辺王将は残り3時間30分に。少しずつ消費時間の差が縮まってきました。
後手から攻めるなら△4五歩か△3六銀だが、
どちらも好んでやると言うよりは仕方なくという手とのこと。
しかし振り飛車党の藤田女流が違う手を示し、
森内九段は居飛車党はどうしても局面を動かしていく手を考えてしまうが、
こういった相手任せにのらりくらりという手順は振り飛車党ならではと言ってました。
でも居飛車党の渡辺王将には精査しにくい手順かもしれません。

次の一手アンケート
△3六銀34.7%、△4五歩15.2%、△3四飛23.7%、その他26.4%。
藤田流のらりくらりが△3四飛。

森内九段「次の一手難しいところで出るんですね」
藤田女流「渡辺王将の棋風としてはどんな手を指しそうですか」
森内九段「棋風としては△3四飛はあまりやりそうにないと思いますけどねえ。
私はあえて2にしようとしたんですけど、人気ないですね」
そして渡辺王将が長考している映像を見て、
森内九段「ちょっとあの…、正直な方なんで、
ひょっとすると困ってるのかもしれないですね」
渡辺王将の本には、わかりやすいことはしないって書いてあったんですけど、
やっぱり正直というかわかりやすいですよね。

質問メール
私は人狼ゲームが大好きです。
10人くらいの人狼ゲームで、人狼になったときの有力な作戦を教えてください。
将棋とは関係の無い質問ですみません。by女流棋士伊奈川愛菓
藤田女流「昨日質問メール送ろうかなーとか話してたんですけど、
伊奈川さんはかなり詳しくてこの中では一番強いと思うんですけど」
森内九段「女性の方が演技力がありますよね」
※森内九段は人狼をひいて、嬉しくてにこっと笑ってしまいすぐにばれたことがあります。
藤田女流「やってみた感じはいかがですか」
森内九段「私は市民の方が好きなんですけど、
人狼で嘘をつこうとしてもすぐにばれますね。
藤田さん詳しいですのでひとことお願いします」
藤田女流「私もニコ生で出させていただいた時以来やってないんですけど、
なりきる、例えば占い師になったら占い師になりきると顔にでません。
推理すると楽しいんでしょうけど私は推理するのが苦手です」

私は結婚して2年目になりますが、妻に直して欲しいところが徐々にでてきました。
でも言ってしまうとそんな目で見てたのかと怒られるかもしれないですし、
妻はおおらかな人で私にこうして欲しいとかは言わない人なので、
私だけ言うのもおかしいのかなと思ってしまいます。どうすればよいでしょうか。
藤田女流「なんかついに将棋と全然関係ない質問がきました。
しかも私結婚してないんですけど」
森内九段「言うのも一局ですし言わないのも一局かなあと思いますけど、
藤田さんだったらどうですか」
藤田女流「私は言います。結婚してないんですけど」
森内九段「私はあんまり言わない方が多いと思います」

アンケートあなたなら言いますか?
はっきり言う23.1%、やんわり言う47.9%、我慢する18.9%、その他10.0%。
藤田女流「その他が気になってしょうがないんですけど」

最近将棋を始めて、LINEスタンプの森内先生のにかっと笑っているのが好きですが、
ああいうのは棋士の先生方の許可はとっているのでしょうか。
藤田女流「サッカー選手の波戸さんとのコラボでスタンプが出たんですけれども、
ご覧になられましたか」
森内九段「ああもちろん商品化する前に見ました」
藤田女流「ご自身では使ってみましたか?」
森内九段「え!?そういう人がいるんですか?」
藤田女流「私…。
森内先生の使いやすくて笑っているやつ、一番使っています。
あと加藤先生のうひょーというやつは驚いたときに使ってます」

藤田女流「あとーそうですねたくさんメールきてるんですけれども」
森内九段「私にも少し貸してくださいよ」
プリントに目を通して容赦なく横に置く森内九段が拝めました。

昨日佐藤先生が解説に来られて、渡辺王将のプライベートなども話してくれたのですが、
郷田先生のプライベートは謎に包まれたままです。
郷田先生のプライベートや印象に残っているエピソードなどを教えてください。
そうですね、郷田さんとは奨励会が同期で同学年で歳も同じなので、
印象はまあいろいろありますけど。
お互いに家に行ったこともありますし、10代のころですかね。
将棋は研究会ではしますけど、家ではやらなかったような気がしますね。
家ではゲームをやりました。
他の人も何人か集まって、大富豪もやりました。気合のいいタイプで。
私は結構細かい方なんで、
カードゲームなんかをやったりすると細かいところを数えてしまうんですけど。
神経衰弱は私は弱いですね。
1回見たのは忘れないという人のゲームを見たことがあるんですけど、私は全然弱いです。
根本の部分はあまり変わらないのかなと思いますね。すごく信念の強い人だと思います。
そりゃ神経衰弱で1回見たら全部覚えちゃう人と比べたら同じか弱いになるっす。

棋は対話なりという言葉がありますが、
森内先生はその点両対局者とたくさん対話されていると思います。
両者の印象を教えてください。
藤田女流「渡辺王将はどうでしょうか」
渡辺さんは活躍しはじめたのが早くて、
この世代の棋士としては自分達の世代に一番近いイメージがありますね。
すごく合理的な考え方をしますし、明快でお話とかも分かりやすいです。
藤田女流「郷田先生はいかがでしょうか」
本当に長い付き合いで、棋士の世界は本当に子供の頃からの付き合いになります。
普段それほど接する機会は多くないんですけど、適度な距離感を保ちながら、
現役の間はずっと会うので不思議な関係だなと思います。
渡辺さんとは仕事で一緒になることが多かった時期があったのですが、
競馬の話をよくされていました。
新幹線で藤田さんと渡辺さんと矢内さんと私の4人で帰ったこともありましたね。
おやつを食べながら帰った記憶があります。

藤田さんに質問です
藤田さんは振り飛車党ですが、居飛車を指してみたいと思うことはありますか。
また、その対局で指す戦法はいつ決めますか。
藤田女流「私は最初の方は居飛車を指してました。
居飛車党の時があったんですけど、ちょっと振り飛車のほうが楽しくなって。
練習では居飛車も指すんですけど。
対局の戦型は大分前から相手が決まるので、
対局ちょっと前からいろいろ研究して決めます。森内先生の場合はいかがですか。
事前に決めてその通りになることが多いですか」
森内九段「まあ半々くらいですかね。
でも自分の研究通りということは相手も研究通りということです。
違う時は自分の引き出しの中から選んでいくという感じですね」

森内先生は居飛車党ですが、
基本居飛車党の人が飛車を振るとしたらどのような場面が効果的だと思いますか。
そうですね、まあ…最初にひとつ負けてしまって、
流れを変えるためにおもいきってやってみるということもありますし、
人によってはリードしているときに試してみたいということで使う人もいます。
藤田女流「渡辺王将のこの対局での振り飛車というのは」
森内九段「王将戦3局と他の対局でも全部相居飛車の将棋だったので、
気分を変えてということですかね」

ここで森内九段がプリントを選び、
森内九段「それじゃあ藤田さんへの質問です」
藤田女流「先生私への質問にしぼってませんか」

私には勝ちたいのに勝てない相手がいます。どうすれば勝てますか。
藤田女流「先生結構な長文をかなりはしょりましたね。
それは森内先生に聞いたほうがいいと思うんですけど」
森内九段「詰め将棋と将棋アプリをやってると書いてあります」
藤田女流「先生はしょりかたがすごいです。
得意戦法を持つのが大事じゃないですか、どうですか?」
森内九段「なるほどそれはいいですね」
藤田女流「詰め将棋も積み重ねたら強くなると思います」
森内九段「私も公式戦で同じ人に6連敗10連敗することもありますし、
仕方ないかなと思いますけどね(しみじみ」
去年の羽生さんは鬼畜でしたね…

渡辺王将は△3六銀と攻め込んでいきました。
森内九段「一番激しい手順で、たぶん食事までに竜が2枚できそうな気がしますけど」
食事までどころか1分くらいで竜ができました。
正しくやれば先手がよくなると森内九段。

昼食アンケート
藤田女流「先生候補をいくつかお願いします」
森内九段「え?誰の昼食ですか?」
普通のカレー16.5%、インドカレー12.6%、ドライカレー4.2%、
カツカレー42.2%、ステーキ7.7%、定食12.2%、パスタ4.6%。
カツカレー大人気。

次の一手アンケート
▲4七角30.4%、▲4八銀29.8%、▲6九銀25.3%、その他14.6%。
森内九段「いい配分ですね」
藤田女流「森内先生はどう受けたいですか」
森内九段「みなさんの好評な4七角がいいと思います。藤田さんはどう指しますか」
藤田女流「私は6九銀で」

昼食休憩明けも郷田九段は考えていましたが、▲4七角と竜取りにしつつ受けました。

昼食アンケートの答えはHimalaya curryというお店でインドカレー。
詰め将棋の回答、森内九段の色紙のあとに初手から解説に。
私にはさっぱり見えない受けの手がすいすい飛び出して、
森内九段「後手の攻めが1枚足りないですねえ」
ただし渡辺王将が郷田九段の竜を取りに行く順を選択し、
控え室の検討手の▲3七竜は案外難しいとのこと。
厳密に言うと先手持ちとのことですが
森内九段「控え室の手順を教えてくださいよ」
藤田女流「▲3七竜までしか載ってないです」
そしたら続きが出ました。
先手が端から攻めていく順が回ると案外後手玉が脆いみたいですが、
後手も端攻めに付き合わなくてもいいので複雑な順ですねとのこと。
結局郷田九段は控え室の▲3七竜ではなくて▲2三竜。
森内九段「私ならこの手を指していたと思います」

ニコ生のおやつはエコール・クリオロのパティスリー。

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 藤田女流「今日のおやつは、えこーる、くりおろ、
さんとす、あんとわーぬの、ぱてぃすりーだそうです」
何だか書いててドラクエ2の復活の呪文みたいだと思ってしまいました。

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謎の演出。記録の増田康宏新四段が超大物に見えます。

おやつ休憩の後に、もしかしたら千日手になるかもしれないとの解説に。
ただし郷田九段の方が良さそうなので、違う手を選ぶのではないかとのことで、
違う手順を解説しましたが…。
森内九段「結局逃れられないですか?」
良くする順がありそうだけど難しいとのこと。
そして郷田九段はものすごいため息。
その後▲3二歩と打ち込んで、
森内九段「とりあえずは回避しましたね」
ですが先ほどの解説ではこの後の変化でも千日手になってしまったので、
油断は出来ません。

現地のイベントの様子


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森内九段「金井さんずいぶん昇段されましたね」
※本当は五段です

質問メール
両対局者とも午前中のおやつに、うらわろーるけーきを食べていました。
緊迫した雰囲気の中で、
対局中の二人がおやつを食べる姿はシュールでとても楽しめました。
試合中におやつを食べるところが注目される競技は、将棋以外では見たことがありません。
他のギャラリーに見られて緊張することはありますか。
これだけ長い間戦い続ける競技もあまりないでしょうし、
おやつを食べるというのは珍しいかもしれないですね。
対局しているといつカメラが回っているかわからないので、
気にしていても仕方ないのでいつもおいしくいただいています。
料理番組でもないのにそれだけ多くの方の前で食べるのは、
確かに恥ずかしいかもしれません。
将棋が注目されるのはありがたいことなので、いろんな視点で注目されればと思います。

私は将棋ウォーズの10分切れ負けや、10秒将棋を指しています。
仮に先手が10分切れ負け、後手が10秒将棋だったらどちらを持ちたいですか。
あんまり考えたことがないですけどね。
どっちがいいんですかね。10秒で60手指すと10分になりますね。
配分的には同じかなと思いますけど、長くなれば10秒将棋が有利かなと思います。
10秒の方が安心というか、切れ負けは早い段階で勝負をつけないと不利なので。

私は将棋を始めて間もないですが、初心者用の手引きや詰め将棋などで勉強しています。
将棋の作戦として居飛車と振り飛車に大きく分かれますが、
この2つはそんなに違うのでしょうか。
出だしが大分違いますので、そこは分けて覚えることが多いですね。
最初はどちらか選んで覚える方がスムーズかなと思います。
どっちがいいというのは得に決まっていないですし、
将棋は最後どうやって勝つかが分かっていることが大きいので、
詰ます能力というのがすごく大きいと思います。

藤田女流「他にもメールがきてますね」
森内九段「私にも少しいただけますか」
そして森内九段が選んだ質問は…

将棋はいつも振る側ですが、恋愛ではいつも振られる側です。
恋愛のこつを教えてください。
藤田女流「恋愛相談になってますね(笑)。
恋愛のコツってなんですか?私も教えて欲しいんですけど。
こういった質問は初めてです」
森内九段「初めてですか?私も初めてです。
藤田さんのいいアドバイスがあるのではないかと思ったんですけど」

アンケートみなさんは?
振る方だ29.2%、いつも居飛車だ70.8%。
草食多し。森内先生は何故この質問を選んだのか。

人生相談も受け付けていただけると言うことで質問させていただきます。
私は大学4回生で、2回生の頃からお付き合いをしている彼女がいます。
しかし、1年間遠距離恋愛になることがきまっています。
遠距離恋愛の成功のアドバイスをお願いします。
コメントが大量に流れて
森内九段「この画面を見るのが一番いいと思いますねえ」
藤田女流「ネット将棋でコミュニケーションというのが流れてきました」
森内九段「それは新手ですねえ」

一人暮らしで猫を飼うこつを教えてください。
藤田女流「ぐぐったほうが早いと」
森内九段「加藤先生に聞いたらいいと思います」
加藤九段に猫について聞くのは悪手のような気もします。

トランプの大富豪が流行ったときに、森内先生がトランプを全部覚えてしまうので、
棋士の間で遊ぶ時は、トランプを2組、104枚で遊ぶようになったと聞いています。
本当のところはどうですか。
将棋界の人は大げさに嘘を言うんで、普通に52枚でやってました。
人数が多かったりすると増やしたかもしれませんけど、
いろいろと大げさな話が伝わってきて困るんですけど。

そして渡されたメールの束をすらすらと読んでそっと横に置く森内九段。
チェック厳しいですが、森内チェックを通り抜けた質問は…。

藤田先生にご相談です。
うちの中学生の息子は、奨励会に入っていないにもかかわらず、
将来は棋士になるんだといって学校の勉強をしません。
私は万が一プロになったとしても、
高校くらいは出た方がいいと思うのですが、どうすればよいでしょうか。
奨励会に入るのは小学生中学生くらいが多いですかね。
勉強をせず将棋ばかりとのことなんですけど、
万が一プロ棋士になっても、
高校くらい出たほうがいいのではと思うのですがとのことですが、
今は大学生の棋士も多くて、
でも中学生ですから息抜きばかりではなくて勉強もしたほうがいいと思います。

そんなこんなで残り時間は渡辺王将が1時間20分、郷田九段が57分に。

そして渡辺王将の△4二金に
森内九段「へー。そうやるものですか。驚きましたね」
郷田九段は歩を成って、
森内九段「このと金を竜で取ったら、
お互い自陣に竜が戻って第2ラウンドといった感じですね。
ですがもし取れないのであれば、この歩成がいい手だったということだと思います」
そしてと金を取る変化の解説をした後に一旦休憩になりました。

休憩中に手が進みましたが、結局渡辺王将はと金を取れませんでした。はてさて。

休憩があけると、と金を取れなかった理由の解説になりました。
パズルみたいな手順で驚きました。まあ将棋はパズルゲームなんですけど。
そして詰む詰まないの解説中に郷田九段は孫の手定跡。
これまでの王将戦では孫の手を使ってなかったのですが、今日は多いですね。
詰む詰まないの解説になると、とたんに美濃囲いの固さが光り始めます。
先手がいいのでしょうがずいぶん危ない橋なんですね。
後手の美濃囲いを横から攻めるとなると、
と金を作ってじわじわ寄せていくくらいしかなく、
その間に後手からの攻めを受けたり、いなしたり、攻防手を放ったり、
そういった難しい手を積み重ねないといけません。
郷田九段は▲7九金と受けの手を選択しました。
そこから攻め合いの変化を解説し、
森内九段「これはと金が間に合っちゃいましたね」
そこで渡辺王将も△6五馬と引いて粘りに行きましたが、
郷田九段は着実に手を積み上げて行きます。
森内九段「後手からは、なかなかやる手がないんですよね」
そして郷田九段がノータイムで指したのを見て
森内九段「読みきりコースですかね」
その後渡辺王将の玉の早逃げなど妖しい手も出ましたが、
郷田九段が冷静に寄せ切って郷田九段の勝ちになりました。

森内九段
最初は郷田さんのペースだったと思うんですけど、
途中は渡辺さんが盛り返して千日手になるんじゃないかなと思ったんですけど、
郷田九段が果敢に打開してうまく指しました。
金を打った手が固い手で、
急に郷田九段の玉が固くなって、と金攻めが間に合いました。
次は渡辺王将の先手に戻って、相居飛車の激しい戦いを期待します。

昨日の対局では郷田九段が時間を使ういつもの展開でしたが、
今日は渡辺王将が時間を使う展開になりました。
感想戦で渡辺王将が、45手目の▲2三歩からの変化は昨日から考えていたが
あまりいい変化が無い気がしたと述べていますので、
郷田九段の昨日の2時間9分の長考が実った将棋になりました。
今日は森内九段の受けの解説が面白かったです。
部分的に美濃や銀冠や矢倉の形になっているとかなら私にも見えますが、
変なところに角を打って「これで受かってますかねー」とかを、
たいして時間をかけずに指摘するのは流石鉄板流だと思いました。

王将戦第5局は3月12日、
解説には渡辺王将の師匠の所司和晴七段が登場します。
佐藤八段とは違った角度から見る渡辺王将について、どんな話が飛び出すか楽しみです。

第64期王将戦第4局初日が終わる

渡辺明王将に郷田真隆九段が挑む第64期王将戦七番勝負第4局の初日は、
渡辺王将の封じ手で初日が終わりました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に佐藤天彦八段、
聞き手に中村桃子女流初段で大盤解説会が始まりました。
ousyou4-1

佐藤八段「相居飛車になると思いますが、矢倉になるか角換わりになるか、
両者どちらも指すので両方ありえます」
そして郷田九段は▲2六歩。
佐藤八段「あっ」
相掛かりを目指す初手でした。
しかし渡辺王将の△3四歩で角換わりに合流、
と思ったら、郷田九段の▲7六歩に、渡辺王将にしては序盤では珍しく時間を使いました。
コメントでは角交換四間飛車になる△4二飛車を推す声や、
昨日の競馬の反省会をしているとか流れていましたが、
渡辺王将は△4二飛。角交換四間飛車になりました。

佐藤八段「番勝負の大きなポイントで、
今までの流れの居飛車ではなく角交換四間飛車になりました。
渡辺王将は一時期後手番で、ゴキゲン中飛車や角交換四間飛車を指されていましたが、
最近はまた居飛車に戻していたので珍しいと思います」

リレー質問
畠山七段から佐藤八段へ
現在大阪のA級棋士は久保九段一人ですが、
佐藤八段が関西に戻ってくればA級棋士が二人になります。
天彦戻ってくる気はないかー寂しいよまた戻ってきて欲しい。
僕は中学卒業まで関西にいて、その時の奨励会幹事が畠山七段でした。
家族が割合関東にいることが多くて、
兄が関東にいて高校の時は兄と東京で2人暮らしでした。
なかなか関西に戻ることは難しいかな。
関西は子供の頃通っていたところなので、懐かしいというか。
関東は三段のときだけなので、大阪の将棋会館の4階とかに行くと、
あーここでやってたなーとか思います。
今はこちらが長いので東京将棋会館のほうが自然に思いますけど、
僕は関西にも行き慣れていて、知り合いの棋士もいるので、
関西で指す時にもあんまりアウェー感はないです。
棋士室に顔出したときもあたたかい気持ちになります。
タイトル戦の立会いで、スーツは何着持っていきますか。
あー、スーツは前は結構2着とか持って行ってたんですけど、
今でも2日制は拘束時間が4日間なので、そういう場合は持って行きます。
1日制だったら1着で、ネクタイを変えるくらいですかね今は。
畠山七段とは、対局の時ににどんなスーツを着るか話をしたこともあります。
一部分だけが磨り減って言ったりもするので、それの話とかもしました。
棋士いろいろ対局のときのスーツに対する考えはあるみたいです。
高いスーツそのままきてくるとか、逆にあくまで作業着だとか。

竹部女流から中村女流へ
普段何をしていますか(棋士同士普段なにをしているのかなかなかわからないので)
プライベートってことですかね。家にいるときは犬と遊んでます。
私は結構アウトドア派なので、外をうろつきます。
今だとウィンタースポーツ、スキー場とか行きますね。
結構急に行きます。予定を立てるのは苦手です。

そして大盤解説に。
中村女流「定跡ってどのあたりまでできているんですか?」
佐藤八段「角交換四間飛車は、ずっと研究されてきた戦法ではないんですね。
ちょっと特殊なところは研究がしにくいところです。
この戦法は一番詳しいのは藤井先生ですが、
藤井システムのように激しい戦いになると、
細かい変化の中で突き詰めて研究できるのですが、
この将棋は角交換するととたんに可能性が増えて、駒組のバリエーションが増えて、
そのため研究しにくいです。
その場の組み合わせでやられてる戦法なので、
定跡はできてきていますが棋士の間でも浸透していないです。
一部の棋士が詳しくて、
その他の棋士は対策はもっていても詳しくは知らないという感じで、
先方の肝となる部分はわかっていないということも多いです。
藤井先生は緻密な研究で指しますが、
同じ振り飛車党の棋士でも緻密というよりは豪快にという棋士もいます。

その後佐藤八段の角交換四間飛車の講座に。
佐藤天彦八段の解説は細かい形の違いも丁寧に拾って説明するのが特徴です。

質問メール
佐藤先生は渡辺王将と仲がいいという話を聞きました。
渡辺王将はプライベートではどのような先生ですか。
佐藤八段「屈託の無い江戸っ子らしいさばさばした感じです。
今はおたがいいろいろ忙しくなったので、会う機会は減っています。
研究会もしていないです。会うといろいろ話すんですけど」
中村女流「桃鉄とコメントが流れてるんですけど」
佐藤八段「10年くらい前に渡辺さんと村山七段と戸辺六段と僕で、
良く遊んでいたんですけど、
僕は桃鉄はあまりやったことないですね。他のメンバーだと思います」
中村女流「郷田九段とは交流はありますか」
佐藤八段「郷田九段とはほとんど無いですね。
渡辺さんと比べるとプライベートのことはあまり聞かないんですけど、
(コメントで金井とながれて)そうですね、金井さんが詳しいです」
金井五段は明日の現地大盤解説らしいです。
郷田九段の大ファンの解説を聞きたい方は是非。

アンケートどちらを応援しているか
渡辺王将35.0%、郷田九段45.7%、どちらも19.2%。
佐藤八段「これはやっぱりここで1番返して欲しいと」

質問メール
A級昇級おめでとうございます。
新人王戦での横歩取りの将棋を見て以来ずっとファンです。
A級棋士となって、心境の変化はありましたか。
某棋士は嬉しすぎてコンビニの弁当やカップラーメンまでA級の味がすると言ってました。
こんなことまで違うように感じるんだなということもあったら教えてください。
佐藤八段「やっぱり嬉しいというかそういう気持ちはありますね。
順位戦は長丁場の戦いでしたから、そういう中で、
1局1局も10時に始まって深夜に終わるとかなので、
そういうのを思い返すと結果が出たのは嬉しかったです。A級昇級は特別に嬉しいです」
中村女流「対戦してみたい先生とかはいますか?」
佐藤八段「今期まだA級の挑戦者や降級者が決まってないですけど、渡辺さんですかね。
順位戦というのは1年に1回昇級のチャンスがあるだけなので、
他の棋戦と比べて上の先輩と指すのはなかなか難しいので、
そういう棋士と順位戦で相見えるというのは楽しみです」

以前ニコ生で先生が出演した際に、
自然な気持ちで指せてますと言ってました。
アマチュアは体調や心が思わしくない時も大会ならば指さないといけないですが、
気分を自然な状態にするためにやってることはありますか。
また、思わしくないときでも将棋を指すことはありますか。
佐藤八段「ひとつめは自然なということですが、
僕の場合は対局が定期的にあるだけなので、
そこに合わせて近づくに連れて準備をしたり、緊張感を高めたりしています。
ずっと同じ気持ちというよりは、近づくにつれて気持ちを高めていって、
そんなに緊張しないで、平常心で挑むようにしています。
終わったら気晴らしで、自分の趣味とかに興じて、ストレスとかを早めに発散します。
緊張で寝れないとかはないです。
平常心でいるつもりでいますが、
対局前だから神経質になってるのかな、と思うこともあります。
些細なことが気になって、意識が鋭敏になっているのかなと思うことはあります」
中村女流「体調が思わしくなくても指してしまうとありますが」
佐藤八段「それは素晴らしいことだと思います。
僕は対局が生活の中のメインなので、そこに悪影響がありそうならば、
まずは体調や自分の状態を整えて挑むことになります。
今どういうことが必要かということを考えて、
それだけ指したいと思えることはいいことですが、
プロの場合だと整える方が対局にいい状態で望めます」

私は年に数回将棋大会に出ていますが、
先輩のぼやきにペースを乱されて負けてしまうことがあります。
こりゃ負けた、意味わからんな、え?、等々。
ぼやきに動揺しないようにするにはどうすればいいでしょうか。
また、連続王手の千日手に誘導されて負けてたことがあります。
先生方は珍しい勝ち方や負け方をしたことはありますか。
中村女流「先生経験ありますか?」
佐藤八段「ありますね。道場にいってるとしゃべりながら指す人は多いです。
大会とかで勝たないといけない場合は難しいですね。
アマチュアの対局は公開されてますし、ギャラリーが見ていたりしますし、
そこで平常心を保つのは大変かもしれないです。
僕はなんというかあんまり感じすぎないというか、
気にしない用に多分訓練したんですねきっと。
意表を突かれるような手を指された時に、動揺はもちろんしますけど、
そこでえ?となっても、え?え?え?え?みたいにはならないように、
ぼやきもふーんくらいで、
その人が本当に気持ちが出てるのか、三味線みたいに言ってるのか、
一歩引いた気持ちでいると冷静になれるかもしれないです」
中村女流「珍しい勝ち方や負け方とありますが」
佐藤八段「僕ありますね、最近はいろんなとこで話題になってると思いますけど、
指していて僕が入玉してて、点数が足りなくて負けだったんですが、
相手が銀を取って、取った銀を前傾姿勢で僕の駒台に乗せちゃったんです。
びっくりしましたね。その時固まってしまって。
相手の人がちょっとこれはどうすればいいですかと言って、
結局こういう手はないから反則負けだねとなったんですけど、
相手が現竜王なんですけど、それが一番珍しい勝ち方じゃないかなと思います。
負け方は無いですね。普通に負けてると思います。
奨励会のときに1回くらい時間切れで負けたかもしれないですけど、
それくらいだと思います」

先日リアル車将棋がありましたが、好きなタイプの車はありますか。
かっこいいスポーツカー、どこでもいけるオフロードカー、みんなでマイクロバス、
ゴージャスにリムジンなどいろいろありますが、どんな車が好きですか。
佐藤八段「僕は乗らないんですよ。免許は取らないんですよ。
僕が乗るとちょっと危ない気がしますね。
考えちゃうからというよりも、乗り物を運転できるかが不安ですねまず。
東京に住んでいると結構電車を使いますね」
中村女流「私は車乗ってるんですけどコンパクトカーが好きです」
佐藤八段「僕中村さんの車に乗せてもらった時がありましたね」
中村女流「ありましたっけ。あ、綾ちゃんとかいたときでしたね」
佐藤八段「みんなで中村邸で遊んだ時に乗せてもらいました」

今日は僕の誕生日なのですが、誕生日に対局があったことはありますか。
佐藤八段「今年あったと思うんですけど。
1月16日なんですけど、佐々木慎さんと対局だったと思います。
不利というか厳しい将棋だったんですけど、なんとか逆転できました」

先生は奨励会三段時代に、次点二回をとりましたが、
フリークラスでの編入を辞退しました。
その時の率直な気持ちを聞かせてください。
佐藤八段「三段リーグで3位の人は次点といいまして、
次点がふたつもらえると特例としてフリークラスに編入できます。
僕が15、6歳の時ですかね、フリークラスに行かずに残りました。
まず前のときに13勝5敗で次点になったときには、
13勝以上はして上がりたいなという気持ちがあったんですね。
ところが2回目は最終日を10勝6敗で迎えていて、
連勝しても昇級の目が無い状態で最終日だったんです。
なのでそんな状態で昇級しても、自分のなかでは納得いかないところがありました。
当然プロにはなりたいわけなんですけど、
上がれないのが決まった状態で、2連勝したら次点になったので、
絶対に上がるんだという気持ちを持って指したわけではないのに、
プロになれてしまう、次点で上がれてしまうようになってしまいました。
師匠とその後話したんですけど、僕はあまり覚えてないんですけど、
僕に対してどうしたいかと聞いた時に、
僕はどちらでもいいですと答えたみたいです。
当時16歳だったんですけど、年齢制限は26歳なので、
フリークラスに編入しても順位戦編入まで10年で条件は同じなので、
そこまで権利を行使する大きな違いがあるとは思えなくて。
人生って切り取った物語じゃないじゃないですか、
その後に頑張り続ける事が一番大事かなと思ったので」
中村女流「プロになるのがゴールじゃないということですか」
佐藤八段「一般的には行使するのが普通だと思うんですけど、
僕の時はそこまで大きな違いがあるわけでもないし、
気持ちの上でも絶対上がるんだと言う気持ちで最終戦に挑んだわけでもないので、
三段リーグ勝ち抜ける自信があるとかそういうわけじゃなくて、
自分の考えをまとめていってというところですかね。
次点を蹴って2年後くらいにプロになったので、そんなにすぐではないです」

10:30のおやつが届いて
佐藤八段「渡辺さんが朝からおやつは珍しいと思うんですけど。
普段はタイトル戦は太るので、
カロリーコントロールということで朝はおやつを食べないんですけど」

対局の展開としては、相居飛車は研究が進んで序盤が早い時間で指されるが、
居飛車対振り飛車はバリエーションがあるので、
相居飛車の将棋より序盤で時間を使うとのこと。

質問メール
ネット将棋の思い出について教えてください。
将棋倶楽部24でレート3000台に初めて到達したdcsyhiと対局したことはありますか。
佐藤八段「福岡にいた頃はよく活用していましたね。
東京の奨励会の棋士とかも、相手の名前はわからなかったですけど指してました。
すごく有名なんですね。ちょっと知らなかったですけど。
今はたまにしか指さなくなりました。
dcsyhiさん、有名ですね。
今は3000くらいのレートはそこまで珍しく無いんですけど、
当時は一番強い人でも2800点とかだったので、
その時に3000点をたたき出したのですごく有名になりました。
僕は指したことがあります。3局か4局くらいかな。
1局だけ勝ったことがあります。横歩取りだったかな。
それだけ一人圧倒的な点数を出すというのは難しいです。
僕自身でいえば、渡辺さんと友だちになったのも将棋倶楽部24だったんですね。
チャットでいろいろ話したりしていて、
元々お互い知らないで指してたんですけど、強いなという印象がありまして、
僕の師匠にあれは渡辺さんだよと言われて、
それでチャットとかするようになりました。
あと人の将棋を観ながら直通会話とかができたんですよ。よく話していました」

デビューして9年でA級になりましたが、9年は長かったですか。
また、順位戦で思い出に残る対局を教えてください。
僕が一番長いなと感じたのはC級2組で4年ですね。
一番多くいたのはC級2組なんですね。
若手はもっと先に上がってる人もいましたし、成績も微妙でちょっと不安もありました。
2組を抜けてからは出来すぎなくらいです。
大きく見てしまえば連続昇級は勢いがあったということかもしれないですけど、
順位戦は1年やるので、そんなにずっと好調だったというわけではないですから。
3期目は4勝5敗で最終局を迎えたと思うんですね。
大阪で指して負けたときに、
翌日かなにかに食事会があってげっそりした感じで出たんですけど、
その後の負け越しかもしれないと言う対局でなんとか勝ったんですけど、
藤井九段が主催している研究会で、終わった後に、
天彦の指し分けは降級点みたいなもんだと発破をかけられまして、
次はしっかりした将棋を指していかないといけないなと思いました」

アンケートみなさんは?
居飛車党31.4%、振り飛車党19.8%、オールラウンダー15.5%、観るだけ33.2%。

アンケートどちらを持って指してみたいか
先手・郷田九段33.0%、後手・渡辺王将25.1%、何とも(ニャンとも)言えない42.0%。

質問メール
私は居飛車党ですが、角交換四間飛車に困っています。
角交換が無かった場合に、4七銀型に組む隙がなくて困ります。
どうしたらいいのでしょうか。
ちょうど本局がいい題材というか。
相手に角交換をして欲しいんですけどしてくれないという場合は、
自陣の整備をするといいです。
4八銀から5八金、3六歩といったように、自分にとって得になる手を指すといいです。
後手も結構指す手が難しいので、どっちも先に角を交換して欲しいんですけど、
どちらかというと後手の方が先に困ります。

天彦という名前はどのような思い出つけられたのか、ご両親に聞いたことはありますか。
僕自身から聞いたことはあまりないと思うんですけど、
天に轟く山彦になれみたいなことでつけられたと聞いてます。
僕としては苗字が佐藤ということで圧倒的に多い苗字で、
下の名前が珍しいので、子供の頃は気に入っているということはなかったんですけど、
ほとんど佐藤と呼ばれることはなくて天彦と呼ばれるので、
親しみのある名前になりました。

どうぶつ将棋で相手の手に対して、
「それ何?」や「何で?」と相手に聞く斬新な盤外戦術をされてた中村女流ですが、
普段の対局でもやってるのですか。それともあの対局の秘策だったのですか。
あのこないだニコニコ生放送で、サークルKサンクスさんのスイーツをかけて、
女流棋士でどうぶつ将棋を指したんですけど、
将棋と違ってわいわいやれるのかなと思って、10秒将棋だったんですけど、
わかんないと言いながら指したり、それ何?何?とか言いながら指してたんですけど。
全然盤外戦術のつもりじゃなかったんですけど、
結構みんな静かな方もいれば、私はずっと話しながらやってました。
優勝は貞升女流で、どうぶつ将棋VSというのをやって研究してきたみたいです。

天彦先生の和服姿を見るのが楽しみです。
プロの先生に指導対局を受ける場合に、駒を並べて待っているのか、
上位者の先生に並べてもらうのがいいのか、どちらがよいでしょうか。
なるほどそれはちょっと思いますね。
1対1でやる場合は上位者が並べるのが一般的ですからね。
指導対局はそこまで作法にこだわられなくても、自由でいいと思います。
先に並べていても失礼ということはまったくないです。
すごく人数が多いのであれば並べてもらった方がいいですし、
少ないならそこまで焦らなくてもいいかなとか。

その後佐藤八段の解説&定跡講座に。
細かい手でポイントを稼いで大きな戦いに望むというのが大まかな考え方らしいです。
また、この局面はお互い経験済みらしく、
郷田九段は藤井九段と、渡辺王将は行方八段とと聞いて、
佐藤八段「あーあー行方先生の終盤▲5九桂という中合いが出た将棋ですね」
そのヒントでどの対局かわかっちゃうんだ。
見る機会があったら面白い将棋なので是非とのこと。
※棋譜データベースより
解説が無いと私には理解不能です。

質問メール
棋士のみなさんは開始5分前とか3分前とか、
思いのほかぎりぎりに来ることが多いと感じました。
30分くらい前にきてちょっと一服みたいなのが普通だと思っていたのですが、
ぎりぎりに来る方がいいのでしょうか。
30分くらい前について一服されてる方も結構いると思いますよ。
あとかなり前についてお茶をしているという話も聞きますね。
渡辺さんは連盟の近所でお茶をしているとか、その手筋が結構あります。
連盟に近いカフェで対局前に棋士がかち合うということもあると聞きます。
僕はお茶とかはなくそのまま行きます。
10時までにいればいいということなのですが、20、30分前に座って待っている人もいます。
ぎりぎりに着くのは多分人それぞれの性格だと思います。
将棋は長丁場なので早くからウォーミングアップしても、
実際は午前中は序盤で終わったり、
順位戦だと夕食休憩まで駒がぶつからなかったりもするので。

先日の朝日杯のように、相手が予測していない作戦をしてきた時に、
渡辺王将は隠さないのが魅力だと思いますが、
ポーカーフェイスが得意な棋士もいますか。
時間があればちょっと考えて、予想外な戦型に対する対策をします。
朝日杯は時間がなくて、どんどん指すしかないので、
え?と思うことはあります。あーそうなんだとか。
それを表に出すかどうかは人それぞれというか。
中飛車を指されて驚くのは全く失礼なことではないですし、
それで相手に主導権をとられるわけでも無いのですが、
終盤だと相手に自信を与えてしまうかもしれないので、序盤はいいのかな。
無理に我慢して、自分の考える時間が減ったり集中力が減ったりするといけないので、
もう自分ものりのりでいやーとか発散した方が楽な場合もありますから。
終盤も相手がいやーとか言いながら指してきて、それがいい手という場合も結構あります。

師匠の中田功先生や周囲の方とA級昇級のお祝いはされましたか。
師匠とはまだですね。日取りも決まってないので。
あまりそういうことを気にしないというか、
それが僕としては自分に合ってるなと思います。ちょっとアバウトなのが。
上がった日の深夜にメールして、遅くて4時とか5時だったので、
明日電話しますとメールしたら、
すぐに観てたよとメールが帰ってきたので、すぐに電話しました。
中村女流「先生のお祝いは水面下でいろいろ動いてるという話を聞きました」
※この瞬間水面下でなくなりました。
中村女流「あと、名人挑戦の自信はありますかとのことです」
当然上を目指して指すことになるんですけれども、
まだ始まってないので、どれだけやれるかは指してみないとわからないですね。

その後の解説ではプロが気にする細かい手順の違いを解説。
こうすると一手得するとか、
こうすると相手の選択肢が狭いのでこの形に誘導するならこの手とか、
何気ないところでも指してる棋士にとっては勝負どころだったりするらしい。
渡辺王将の決断が早いことについては、
自分の中で価値観が定まっていて、どうせこの形は自分は指さないなとか、
己を知るみたいなことができてるから早いのではないかとのこと。

棋譜並べについて
鋭い攻めを磨きたいとかなら渡辺王将の将棋、
振り飛車に対して手厚く押さえ込みたいとかだと郷田さんは森内さんなど、
課題にあわせて棋譜並べをするのがいい。
理解が深まることによって新しい楽しみができたりする。
やっぱり盤にならべた方がいい。
指した時の感触というか、
いい手を自分の手が指した時の気持ちというか感覚というか、
こういう手を気持ちいいと体が感じると直感力というか体が覚えるらしい。

このまま昼食休憩かというところで、
佐藤八段「作戦の分岐点のところは指すと相手に考えられてしまうので、
指さずに休憩に入ったほうがいい」

昼食アンケート
お寿司23.2%、フレンチ29.9%、うなぎ25.9%、そば・うどん13.0%、中華8.0%。
佐藤八段「僕は最近の対局ではお寿司やうなぎが多いですかね」
中村女流「渡辺王将は好き嫌いとかあるんですか」
佐藤八段「辛いものは苦手ですよ。わさびはだめですし。
からしとかもダメだと思います」

次の一手アンケート
△3二飛44.2%、△5四歩22.1%、△6四歩8.0%、△1四歩7.5%、その他18.2%。

そして昼食があけると…
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豊川七段のTシャツが…
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中村女流「将棋が強くなりますかね」
佐藤八段「うーん…」
適当なことは言えない性格の佐藤八段。
駄洒落は上手くなるかもしれないですよ。

昼食アンケートの答えはふじもとのうなぎ。

解説に戻って、後手から動く手段をいろいろ封じないといけなくなったので、
ちょっと先手が気を使う展開になってしまったかという佐藤八段。
渡辺王将の△3一金が、自陣の隙を消して動ける準備ができる手だったようだ。

質問メール
つい角の利きをうっかりしてしまいます。うっかりしての逆転負けも多々あります。
佐藤先生は人生で角の利きをうっかりしたことはありますか。
佐藤八段「角と桂馬はうっかりしやすいと思います」
中村女流「先生は角のききをうっかりしたことはありますか」
佐藤八段「うーん僕はないと思います。
うっかりしやすい利きの駒は頭の中で何度も確認するようにするといいと思います。
それが積み重なると自然に注意が向くようになります。
うっかり馬を作られるということはプロでもあると思います。
角を交換して持ち合った状態のときは、あまり駒を上ずらせないのがポイントです。
駒を前進させて、固めたつもりが隙ができるということがでてきてしまうので」

持ち時間が比較的長い対局で、序盤で30分とか時間を使って考えていることもありますが、
定跡の段階での長考は何を考えてるんですか。
中村女流「見ていても不思議な気分になることがありますね」
佐藤八段「よく終盤の秒読みに追われている姿をファンのみなさんは見ていると思うので、
それなら終盤にとっておけばいいのにと思われるかもしれませんが、
考えなければいけないから考えています。
定跡はみんなでずっと作り上げてきたもので、
最先端の定跡研究の中では1週間ごと、1日ごとに定跡がかわることもあります。
今日郷田さんが考えた5八金も、違う手だと激しい展開になることもあります。
居飛車同士だと、ばばばって研究手順に進んで、
片方が研究を知っててそれで勝敗がついちゃうというのがあるので。
定跡は信頼できるものでもありますけども、
同じ局面でも新発見があると、先手良しから後手良しになってもおかしくないです。
表に出てない新手でも確認する必要があります。
順位戦のような長い将棋だと、自分がはっきり形勢が悪くなって、
相手が4時間とか持ち時間が残っているとげんなりしてしまうので。
でもちょっと考えすぎたなとか思うこともあります」

相手の考慮時間中に気を使われていることはありますか。
視線はあんまり相手を見ないということですね。
考慮中に相手にじーっと見られると困ります。
音とかも自分が音を出しすぎない、なるべく扇子とかも。
姿勢は正座でもあぐらでもいいと思いますけど、基本的にじーっとしていれば。
まあ程度問題というか、多少ならいいと思いますけど、あんまりずーっとやってるとね。

局面が佳境に入ってくると前傾姿勢になる棋士が多いと思いますが、
自分は腰痛持ちなので長い間前傾姿勢になると腰を悪くしそうだなと思います。
確かに多いですね。あれは無意識になってしまうものだと思います。
近づいた方が盤上没我になりやすいというか、
序中盤は背筋を伸ばして盤の隅々まで見て、
終盤で王様の詰む詰まないだと、
ここだけ見ている方が集中できたりするのかもしれないです。
読みを重視している局面だからこそ、前後に動いたりリズムを取たりもします。

郷田九段が長考のままおやつの時間に入り、
渡辺王将がおやつのおあずけをくらう展開に、と思ったらホットコーヒーのみらしいです。
午前中におやつを食べたのは郷田九段の長考を見切った深い読みの一手だったのか。

今日のニコ生のおさんじはレモン牛乳クッキーってまじっすか
※私は栃木出身です。
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中村女流「レモンの香りがしました、んふふふふ」

さて今日のメインイベント貴族のファッションチェックのコーナー。
ousyou4-5
ジャケットに柄が入ってる!無地じゃない!
でも動画じゃよくわかんないですね。

佐藤八段「こんなことしてていいのか…」
中村女流「先生が普通のスーツを見たことがあまりないと思います」
佐藤八段のお勧めブランドはアンドゥムルメステール。
東京だと表参道で売ってるらしいです。

郷田九段は2時間9分の大長考の末に▲2四歩と仕掛けました。

質問メール
タイトル戦で記録係りや立会人をやったことがありますか。
また、失敗談などあれば教えてください。
タイトル戦の記録はないですね。立会人の経験は副立会いならあります。
こないだちょっとあったんですよ、大阪にいるときですかね。
前日に検分をするんですけれども、
時間を間違えてのんびりしてたら時間になっちゃってて、
あわてて駆け込んだら温泉に入ってたので浴衣姿で、穴があったら入りたい気分でした。
あわてて自室に帰って着替えてきたんですけど。
他に名人戦で行ってたときに20分前くらいについて、
職員の方がまだ時間があるのでお部屋で休まれてはと言われたので、
少し休んで10分くらい前に戻ったらもう検分が始まってたことがあります。
ちょっと学習しないといけないですね。
中村女流「みなさん知ってるみたいです。コメントが流れてました」
佐藤八段「有名な話なんですか!?」

タイトル奪取と結婚はいつごろの予定ですか。
中村女流「すごく直球な質問がきましたね」
佐藤八段「どちらもかなりこう先が見えないところですね」
中村女流「タイトルはもちろん早い方がいいですよね」
佐藤八段「まあそうですね。結婚の予定はないです」
中村女流「願望は?」
佐藤八段「願望ですか。うーん…あまりそこまではないですかね」
貴族から独身貴族にクラスチェンジしてしまうかもしれない。

LINEスタンプの「理想だね」について感想を聞かせてください。
中村女流「これのご感想をお願いします。
でも先生の理想だね使いやすいです」
佐藤八段「ええー?このたびに思い出されちゃうんですかね。
僕が四段時代に、大和證券杯の女流のトーナメントの解説をやらせてもらって、
室田さんの将棋を解説していたんですけれども、
解説の棋士によっては口頭でしゃべってチャットに打ち込んでもらうんですね。
僕は慣れてるので連盟のパソコンでチャット解説をしてたんですけれども、
ちょっとこの攻めは無理そうですねということで、無理そうですねとぱっとやったら、
室田さん理想ですねに変換されていて、大いに焦りました」
中村女流「もう使うたびにそれを思い出して」
佐藤八段「いえいえちょっと…」

以前解説していたときに、BGMとしてクラシックが流れてました。
貴族の放送としてぴったりだと思いますのでよろしくお願いします。
解説をしているときですかね。
当時僕が練習していたピアノの曲が流れてたんですけど、
僕も結構クラシック音楽を聴きながら勉強したり原稿を書いたりしてます。
クラシック音楽といってもいろいろあるので、
その時の気分に合わせて、原稿かくときはリズミカルな曲だとどんどん作業が進むとか。
中学生くらいのときからは聞いています。
最初は年末の第九の演奏会に両親に連れられて行ったんですけど、
当時は小学生で良さが全然わからなくて、もう聞くことはないだろうなと思いました。
中学校で帰りに耳に入ってきたのがきっかけで聞くようになりました。
お気に入りはかなりたくさんあるんですけど、
原稿を書く、定番以外ですか、最近はメンデレスゾーンとか、
ハチャトゥリアンの仮面舞踏会のワルツとか。
加藤先生ともそういう話になったことがあります。

藤井九段にC級2組で指し分けた時に発破をかけられたと聞いていますが、
藤井九段とのエピソードを教えてください。
藤井九段とは高校生くらいの時に、三段で関東にいて、
自分としては藤井九段の研究会に入りたいと思っていました。
序盤をもっとやりたいと思っていて、
序盤の大家に序盤の考え方を吸収できればと思っていたのですが、
ちょうど研究会に欠員がでたときに、研究会に行っていた村山七段に誘ってもらって、
その前から代打では行ってたんですけど、レギュラーメンバーになりました。
感想戦が長めの研究会で、序盤中心で感想戦をしてました。

ここでティロフォン阿久津八段から。
阿久津八段「全然進まないですね。
渡辺王将はときどきゴキゲン中飛車を指したり、角交換四間飛車を指したりしてますが、
最近は新人王戦の記念対局で角交換四間飛車をやっていたので、
もしかしたらと思ってました。
ここまでの進行は渡辺さんの方が主導権を握りそうな雰囲気を感じていました。
郷田九段のほうが気を使う展開になったと思うんですけど、
無難に銀冠にするのではなく、
少し得をしようとしたところを後手から動かれそうになっています。
居飛車が怖い雰囲気で渡辺王将もその辺で考えているんですかね。
現局面は自分から動いていけそうなので渡辺王将の方を持って指してみたいです。
銀冠に囲う途中で戦いになるのは郷田さんからみたら不本意なのかな」
中村女流「両対局者の雰囲気はどうですか」
阿久津八段「渡辺王将も郷田九段も普段通りというかリラックスされています。
私は浦和に10年以上住んでたんで、盛り上がっていて嬉しいです」
中村女流「うらわろーる有名なんですね」
阿久津八段「私知らなかったんですけど。ふふふ。
うなぎとかもそこそこ値段もするんで、
うちの親があんまり教えたくなかったのかもしれないですね。ふふふ」
中村女流「後どれくらい進みそうですか」
阿久津八段「渡辺王将がどのくらい考えるかによりますね。
郷田九段がかなり長考して動いていったので、
渡辺さんが決断していけば10手くらい、終盤までは行かないと思います。
相居飛車の定跡形とは違うので、手探り状態といったところです。
激しくなるのは明日になってからだと思います」
現地も大盤解説、指導対局、イベントがあり、
浦和なので飛び入り参加の棋士もいるかもしれないので是非とのことでした。

今泉アマの編入試験がありましたが、
佐藤八段と言えば瀬川五段の編入試験で試験官をされたことがあります。
その時のことを教えてください。
10年以上前ですかね、瀬川さんがプロ入りの試験をすることになりました。
当時僕はフリークラス入りの権利を放棄したあとで、
審判を努めることになりました。
僕はてっきり四段がやるとおもってたので、自分に依頼が来るとは思わなかったです。
僕自身は瀬川さんの編入に反対とかはなかったので、普段通りに対局ができました。
普通奨励会員はは将棋会館で指すのですが、
ホールにお客さんを入れて指すことになって、
舞台の裏側とかもみられるのですごいなーと思ったり、
当日はいろいろ新しいことをできるのがすごく楽しみだったりして、
あんまり緊張しすぎないところもありました。
舞台に出る前に奨励会員の方が準備してたんですけど、
僕に「奨励会の意地を見せてください」と言ってくれて、身が引き締まって、
非常にいい状態でステージ上にいけたかなと思います。
プレッシャーですか?うーん…。
奨励会の代表という形で選ばれているかもしれないですけど、
結局は自分で将棋を指すし、新しいことを楽しいと感じではいけないわけでもないし、
将棋も激戦だったんですけど、終盤いい手が見つけられて、
後になってみると非常にいい経験をさせてもらえました。

棋士の先生方は友達同士の対局が増えると付き合いを減らしたり、
気を使ったりすることはありますか。
そうですね、仲がいいとやりづらくなるとかですか?
よく知らない人と指す時とは違って、手の内を知っていることを踏まえたうえで、
かなり対局が近くなると、わざわざ会おうということにはならないですけど、
終わったら元に戻ると言う感じです。
研究会だと代打をだしたりするのかなあ?どうなんだろう。
みんな忙しくなっちゃったので、奨励会員の時の方が集まりやすかったです。
それぞれプロとして仕事が増えてきたのと、戸辺さんは結婚されて、
村山さんも結婚されましたし、渡辺さんもずっと前から結婚されていますし。
やりにくさは感じないですが、1局の将棋は非常に長いので、
ちょっと気を抜くタイミングの時にそういう状況を楽しむみたいな。
あんまりひどい負け方とかだと空気を読みますけど、
そうでなければその後ご飯食べに行ったりもします。

よくどっちを持ちたいかという言葉を聞きますが、
プロは単にどっちが優勢かという意味で使ってるのでしょうか。
アマチュアだと優劣と関係ない判断で、
好きな戦法のほうを言ったりもすると思いますが、
プロの方でも劣勢に見えるけど持ちたいということもありますか。
明らかに劣勢の場合は、持ちたいということはないと思いますが、
劣勢でも楽しみがある場合は持ちたいということもあると思います。
自分が居飛車党で、振り飛車がよさそうでも自分では指しこなせないかなとか。
将棋は悪い時の逆転のしかたも醍醐味のひとつなので、
そっちを楽しむということは大切です。
僕は結構悪い時でも耐えて耐えて、大逆転の夢を見てるかもしれないですね。

渡辺王将は長考の末△2二歩。
後手の考え方としては2筋を手堅く収めてしまって、
△3五歩から動いていこうということらしい。
先手は後手に動かれずに自玉を固める手が難しいとのこと。

休憩明けでも郷田九段はまだ長考を続けます。

アンケートこの後
このまま封じ手34.9%、一手は指す65.1%。

佐藤八段「ものすごく手の広い局面ではないんですけど、
先手としては読みの裏づけをとらないと、後手が△3五歩と動く手が見えるので」

次の一手アンケート
▲2六飛11.7%、▲2八飛44.9%、その他43.4%。
郷田九段は17時30分くらいまで考えて▲2八飛。

質問メール
私は中田先生の将棋が好きであこがれています。
佐藤先生から見た中田先生の将棋の魅力は何ですか。
やっぱり戦法的にも、コーヤン流三間飛車とか、
居飛車穴熊に一直線に攻めていくじゃないですか。
豪快に捌いていく棋風で、
普通のプロが行ききれないようなところを、どんどん大駒を捨てて攻めていくので、
勝っても負けても気持ちのいい将棋というか。
プロはどうしてもリスクを考えてなかなか過激な攻めはできないんですけれども、
どんどん攻めて行きます。
奨励会時代では師匠とはインターネットを通じて指していました。師匠が関東だったので。
指しているととにかく攻めてこられるんですよ。
師匠と弟子が対局したら、普通は師匠がどんと構えて、
攻めて来いという感じだと思うんですけれども、
僕がずっと守って師匠がどんどん攻めてきました。
歳の離れた兄のような接し方をしてくれました。
大事な決断の時は一緒に考えてくれました。
ゲーム全般に対しての情熱がすごいです。
麻雀とかもすごいんじゃないですか。かなり真剣にやってるのが伝わってきます。

棋士としての人生の中で、これだけはとりたいというタイトルはありますか。
やっぱりタイトルは何でも欲しいと言うのが正直なところです。
子供の頃は竜王に憧れていましたね、竜王とはなんとなくかっこいいと思ってました。
飛車が好きなので、成ったら竜王じゃないですか。
名人というのはまた違った制度というか、
1年では挑戦できないのでなかなか現実的な選択肢に入ってこないんですけど、
今は現実的な目標として見えてきたところです
僕は今となっては順位戦を中心に結果が出ているので長考派なのかなと思いますけど、
早指しの予選で20分30分の早指しとかも勝てたので好きなんですけど、
結果が出てるのは長い時間ですね。

朝日杯の決勝戦で、羽生さんが渡辺さんを相手に中飛車にしました。
前の対局の流れを汲んで戦法を決めるというのは多いですか。
多いかはわかりませんが、そういうことはあるのかなと思います。
そういうところを想像するのも楽しいですよね。
実際それはあるかもしれませんし、普段の対局でも直近の対局に影響を受けて、
その形を掘り下げたいとか、気分転換に違うのを指したいとか。

佐藤先生は福岡出身ですが、関西将棋会館は大阪なのでかなり遠い場所になります。
プロになるまでの間に、これは辛かったということはありましたか。
僕はその時点では一人暮らしではなかったですね。
福岡から小学校時代は親と一緒に、中学校からは一人で通ってました。
月2回ですから僕はそこまでは思って無かったですけど、
両親は心配したかもしれないです。
新幹線の中で「ぼく一人?」とか声をかけられたこともありました。
一人暮らしは高校を卒業してからで、高校は兄と2人暮らしでした。
ただでは帰れないっていう意識は地方から来る人の方が強いのかもしれないです。
奨励会は1日3局ですが、最低2勝してこないと、
行かなきゃよかったとかなっちゃうので。
奨励会のときに、昇級の一番で負けてあがれなかったのがつらかったですかね。
中学生くらいのときに周りとの違いにギャップを感じたことはあって、
やめたほうがいいんじゃないかと思ったことはありました。
悩んで母親に言ったこともあったんですけど、
学校から帰ってやっぱりやると言ったりして、母は安心したと思います。

最近将棋を始めて、矢倉と船囲いの形は覚えました。
詰め将棋も解いていますが、何をすればよいでしょうか。
将棋の勉強って自分が楽しめることと個人的には思っています。
指す戦法が少ないとかいろんな悩みが出てきますが、
自分で意識して少しずつ改善していくのがいいです。
趣味でやってるのでそんなに焦る必要はないので、
それがモチベーションになって苦手なものも少しずつ向上するというか、
相対的な力がつけば苦手な部分も少しずつ改善されていきます。
今言われた方では戦法を覚えていくといいと思います。
ある程度将棋を勉強していれば、例えば棒銀の受け方は知識として取り入れられますが、
自分でやってみた感覚と言うのが一番大事です。
うまくいっても失敗しても身にしみます。
知る充実感というのもでてくるのかなと思います。

封じ手予想アンケート
△3五歩60.0%、△5四歩10.4%、△1四歩9.0%、その他20.5%。
41

△3五歩をするために△2二歩などを指して組み立てているので、
それ以外の手はやりにくい、
△5四歩も自然だが先手の方がよりポイントの高い手が指せそうとのこと。
18時ピッタリに封じ手になりました。

佐藤八段
まず序盤の戦型選択のところが見所でした。
シリーズ初の振り飛車が見られるということで、明日もとても楽しみです。
郷田九段も細かい、きわどいところで得をしに行って、
そこを渡辺王将が動きにいきました。
かなり郷田九段が随所に長考されていて、持ち時間の差もどうなるか見所です。
水面下の戦いというか、相手の手を消すところ、仕掛けさせないところ、
そういった駆け引きが続きました。

ということで初日が終わりました。
佐藤八段の解説は、細かいところまで丁寧に、
かつなるほどと思わせてくれるのでとても勉強になります。
また、質問に対する答えの中で、佐藤八段の人生観が垣間見えたり、
最後の質問にも、ただ単にいろいろな戦法を覚えるように言うのではなくて、
まず将棋は趣味なんだから楽しくといったような、
将棋との接し方から話すのも特徴的です。
以前戦略の階層ということを書いたのですが、
まず上の階層の話をしてから下の階層に落とし込んでいく、
という考えがはっきり分かります。
渡辺王将が決断よくどんどん指すことについても、
価値観が定まってるから早いって言ってましたね。
明日は郷田九段と年齢の近い森内九段が解説です。
今日は渡辺王将の話題がよくでましたが、
明日は郷田九段についていろいろ聞けるかもしれません。

第40期棋王戦第1局は渡辺棋王が勝利!

渡辺明棋王に羽生善治名人が挑む第40期棋王戦五番勝負第1局は渡辺棋王が勝ち、
初戦を制しました。

振り駒の結果、渡辺棋王の先手番で始まりました。
将棋界では角換わりが大流行中ですが、
渡辺棋王の角道を開ける▲7六歩に、羽生名人も角道を開ける△3四歩と、
羽生名人が横歩に誘導しました。

ニコニコ生放送では9時から、解説に屋敷伸之九段、
聞き手に井道千尋女流初段で大盤解説会が始まりました。

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これがニコ生流マルチアングル。

この対局はタブレット入力で記録がとられます。
井道女流もタブレットで記録をとったことがあり、
井道女流「消費時間はいいんですけど、
残り時間を聞かれると計算を急いでやらないといけないので大変ですね」
屋敷九段「あれは適当でいいんですよ。
目分量で153分ですとか言っちゃえばいいんですよ」
間違っていたら後から訂正すればいいので、すぐに答える方がいいらしい。
加藤九段が後何分と聞くのはリズムを取っているという説がありますが、
屋敷九段もリズムが重要と言いたいのかもしれません。

横歩取りを始める方向けのコツ
屋敷九段「飛車角をふりまわしていって、負けたらしょうがない。
勝つときは気持ちいいいけど負けるときは悲惨。結構差がつきやすい戦型。
粘って入玉になるとかはならない戦型」

羽生名人が序盤に端歩を突いたのを見て、
屋敷九段「初戦なので積極的な手を用意するのが普通だと思うんですけど、
慣れているというか柔軟な考えですね」
のんびり手を渡された渡辺棋王はどう指すか。

現地の栃木県宇都宮市ではいっしょに将棋祭りも開催中で、
ミニ解説会の最中とコメントで流れて、
屋敷九段「ミニ解説会を見ながら解説したいですね」

羽生名人の端歩をさらに伸ばす△9五歩に
屋敷九段「なんとなく1回突いたから2回突いとけみたいな」
横歩って結構アバウトなんだろうか。
後手陣はほぼ飽和状態で発展しにくいかららしい。
渡辺羽生戦で横歩取りは去年の朝日杯決勝以来とのこと。

井道女流は去年の棋王戦2局目に現地にいたらしく、
井道女流「ブリシャブを食べている三浦先生はイメージと離れていて面白かったです。
それと渡辺棋王に競馬新聞を差し入れするファンの方がいました」
去年の第2局は土曜日だったので、なるほど日曜日の競馬に向けてデータは重要です。

質問メール
将棋用語についてわからないことがあります。
ぴったり詰むとはどういった状況のことなのでしょうか。
駒が余らないことですかね。
詰め将棋なら当たり前ですけど、実戦ですと当然余ることの方が多いですから、
本当にこの一通りで、駒が余らない詰みはぴったりした詰みなのかなと。

お二人が初めてニコ生で解説したとき、前日の夜はどういいう気持ちでしたか。
井道女流
私は今回が初めてなんですけど、緊張していろんな人にメールしました。
ひまー?とか、げんきー?とか。
いい迷惑ですよね、ふふふ。
そういう微妙な単語なんで反応が悪かったです。
誰かと話すとリラックスしますよね。
屋敷九段
僕は忘れましたね。普段通りだったかな。
いつ初めてだったのか忘れてしまってるので。
まあ慣れてると思うんですけど、緊張することはまったくないです。

先日のA級順位戦の解説について
こないだA級順位戦の解説をしましたけど、一番最後の対局が2時過ぎになったのですが、
最後までお客さんが30人くらい残ってました。
だらだらした展開だとあれですけど、結構面白い展開だったので。
深浦行方戦で入玉模様で、結構見せ場があったので最後まで楽しんでいただけました。

バレンタインデーが近いですが、将棋界では義理チョコの習慣はありますか。
バレンタインデー絡みのエピソードもあったら教えてください。
屋敷九段「どうでしょう、井道さん義理チョコの習慣はありますかね」
井道女流「痛いところを…友チョコはあります。
義理チョコとなると男性棋士がすごい多いので、自己破産ですよね、ふふふ」
屋敷九段「結構あちこちにバレンタインのコーナーがありますよね」
井道女流「試食するのが楽しくて、ふふふ」
屋敷九段「試食したいんですけどほぼ100%女性ですよね、いらっしゃるのが」
井道女流はお酒が飲めなく、アルコールが入っているチョコを食べても酔っ払うらしい。

アンケート昨年チョコは何個もらいましたか
1個11.8%、2~5個14.3%、5個以上4.5%、聞かないで52.2%、
自分で買いました11.8%、試食はしました5.3%。
井道女流は山口女流から手作りの友チョコをもらったらしい。

先日初めて競艇場にいきました。
初めて車券も買ってみて、面白いと思いましたが、
屋敷九段が考える競艇の魅力はどういうところですか。
すごくいい質問です。
私は競艇の選手会の外部理事をやってまして、
実は将棋の方のイベントも競艇場でやることがあります。
3月8日に香川県の丸亀競艇場でイベントをする予定で、私も行きますが、
他に関西の棋士も5人ほど行って将棋のイベントをさせて頂きます。
井道女流「先生は競艇は何年くらいされてるんですか」
屋敷九段「20年以上は見てる感じですかね」
井道女流「きっかけは何だったのでしょうか」
屋敷九段「テレビの番組や雑誌ですね。
平和島が近かったので何回か見に行って、はまってしまいました。
1割か2割くらい女性のレーサーもいますが、
結構将棋界と似たようなところがあります。
アイドルフェスの話が出ましたけど、白鳳関が来たり、吉本の芸人さんとかも来たり、
開催されるレースは女性だけのレースですので、
興味のある方は是非お越しください」
G3オールレディースってやつですな。

最近屋敷先生は、加藤先生が泣いて喜びそうな棒銀を指していると伺いました。
棒銀を指すというのは勝ち負けで言うと厳しいと思うのですが、
どうして棒銀を指すようになったのですか。
そうですね、棒銀よくやってますね。
やっぱり加藤先生を目指してといいますか、結構狙いがわかりやすいんです。
今まで矢倉でがっちり組み合う将棋を指してたんですけど、息詰まる感じがして、
それで新しい形を探して指したくなりました。
棒銀で攻めていく姿勢を見せるのもなかなか面白いんじゃないかなと思って、
それなりに勝ったり負けたりでまずまずの成果が出てると思います。
似たような戦い方になりやすいので、試して見たい方にはおすすめです。
玉が薄いので勝ちやすいかと言われると難しいのですが、
薄い玉なのでバランスを取って、攻め始めたらなるべく止まらないように、
攻めが好きな方にはお勧めです。

去年は久しぶりに海外のハワイでタイトル戦がありましたが、
井道女流も現地に行っていたと思います。
楽しかったこと、しんどかったことなど、裏話もあれば教えてください。
井道女流
しんどかったのは時差ですね。
佐藤康光先生も一緒に行ったんですけど、時差に苦しんでいました。
現竜王はハワイを結構満喫されていて、
初めての海外と言っていたんですけどばっちり準備できてました。
食べ物もいろいろ巡られて、パンケーキも何種類も食べて、
関西の仲間と一緒に楽しんでました。
森内先生もご家族へのお土産用にサンダルを選んで注文できるお店に行って、
お勧めだよと私に教えてくれました。
日本語が喋れる方もいたので言葉に困ることはなかったです。
わざわざロスやサンフランシスコから、10数時間かけて来た方もいました。

ここでとちぎ将棋まつりの現地生中継
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片上六段対松尾七段の席上対局を解説する松本六段と室谷女流。
屋敷九段「いいですね松本六段の飄々とした解説が。やりましたよーみたいな」

羽生名人の△2四歩を見て、
じっくりした展開にしていいと思っているのではないかと屋敷九段。
普通は後手の駒組が発展しにくいので、
飛車を△2四飛とぶつける手を残したいらしいです。

次の一手アンケート
△7六飛24.1%、△7四歩23.4%、△9六歩13.2%、その他39.2%。
井道女流「ちなみに屋敷先生はどの手が有力だと思いますか」
屋敷九段「自分で言っといて何ですがその他ですね」

ここでヒフミンアイ
屋敷九段「景色は変わりましたけどテンションも加藤先生のように上げていかないと」
テンションをあげることでより加藤九段に近づけるという屋敷説。
井道女流「1分将棋でも後何分て言うと聞いて、
私はまさかと思ってたんですけど、先日初めて生で見ました」
屋敷九段「記録が何分ですって返事するより早く、はい、はいって返事するんですよ」
羽生名人は△7六飛。

この後屋敷九段の解説になりましたが、横歩取りはあちこち手が行きますね。
井道女流「屋敷先生がもし対局者だとしたらどうしますか」
屋敷九段「気持ちはお昼です」

現地映像では謎のキャラが登場。
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井道女流「しゃべれるんだ(笑」

悪の幹部とご当地アイドルがどうぶつ将棋で戦うらしい。
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屋敷九段「なんとなくアイドルが勝つような流れに見えますけど」

井道女流「屋敷先生はどうぶつ将棋はされるんですか
屋敷九段「やったことはあるんですけどほとんど初心者です。
ちっちゃい女の子に負けたこともありますし」
羽生名人が席を立って
屋敷九段「見に行きましたかね」

羽生名人の手番で昼食休憩になりました。
現地映像で立会人の大内九段が記録係りや記者の方に昼食の場所を説明していて、
屋敷九段「名立会いですね」

昼食アンケート
餃子21.3%、そば20.6%、イチゴ(とちおとめ)32.9%、カレー13.1%、その他12.1%。
選択肢を考える屋敷九段「先ほどとちおとめ出てたんでいちごでいきましょう。
でもこれが一番多いと困りますね」

昼食休憩明けに羽生名人が△1五歩▲同歩△1七歩と仕掛けました。
屋敷九段「ここは長考です」

記録係りについて
井道女流「部屋は対局者に合わせて温度調整をするので、
寒い時用に上着やホッカイロを用意したり、昼食は軽めにしたり、いろいろ準備します。
変に読みを入れちゃうと指された時に時計などを忘れちゃうんですよ。
終盤で詰む詰まないを読んでしまって、
秒読みをうっかりしそうになったことがあります」

昼食アンケートの答えは井道女流がシーフードドリア、屋敷九段が鎌倉野菜のカレー。
ヘルシー忍者である。
昼食の写真が映されて、
屋敷九段「デートとか書かれてますけど」
井道女流「最近そういうの無いので嬉しいです。
先生はデートとかどこに行かれるんですか」
屋敷九段「食事とかですかね」
井道女流「先生がリサーチするんですか?」
屋敷九段「リサーチしたりされたりいろんなパターンがあります」
意外なところをぶっこんでいく井道女流。

お昼休みの詰め将棋の正解者プレゼントは、屋敷九段の角交換四間飛車破り
アマチュア初段~三段くらいの方向けとのこと。

質問メール
井道女流が字が綺麗と評判です(かみかみ)。
詰め将棋のプレゼントに井道女流の色紙もプレゼントください(かみかみ)。
井道女流「自分のことなんですごいかみかみになっちゃったんですけど」
ということで
井道女流「これだけがとりえです」
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井道女流「たまたま6歳の頃から書道習ってたので、これが生きました」

この後初手から解説になりました。
屋敷九段はなんとなく先手をもってみたいが、
先手の陣形は隙があるので、全部を受けるのは難しく、
どこを軽く受け流すか長考になるとのこと。

質問メール
屋敷先生は毎日将棋の勉強をたくさんしていると有名ですが、
インタビューなどで勉強していますかと聞かれると、
していませんと答えるのは何故ですか。
昔は全然してなかったんですよ。詰め将棋くらいで。
スポーツ新聞とかの詰め将棋が解ければいいだろうとか。
自分の中でそこまで分かってないんで、そこまで勉強してるとは思ってないんですけど。
今日の解説も勉強といえば勉強かもしれないですけど、どこまで勉強と言っていいのか。
前よりは将棋に接する時間は増えたかなと思います。
井道女流「若手は週に何回も研究会をしているって聞きますけど」
屋敷九段「週に2、3回やったらパンクします」

モバイル中継をよく見ているのですが、
屋敷九段が独特の作戦で指しているのを見て、あこがれて真似してみたのですが、
難しくて攻めをすぐ切らされてしまいます。
こつや思い入れを聞かせてください。
攻めを継続させるということですかね。
玉形が薄いんでカウンターくらうと負けちゃうんですよ。
渡辺棋王とかは玉を固めて細い攻めを繋げてと言われてますが、
私が最近やっている2枚銀模様というのは、
攻めが切れるということはそんなにないんですけど、
玉形が薄いのでカウンターで負けるというのはよくあるんですよ。
真ん中か3筋か2筋かどこまで攻めが続くのか。
実戦をたくさん指して経験値を積み重ねるのがいいと思います。

最年少タイトルを取った時の、率直な感想を聞かせてください。
率直な感想ですか。ずいぶん前なんでどんな感じだったかあまり覚えてないんですけど、
もちろん嬉しかったんですけど、びっくりという感じのほうが強かったですね。
当時中原棋聖と棋聖戦だったんですね。
確か名人に復帰された頃で、その前期も挑戦していて敗れたんですけど、
その時も最初に2連敗して、こんなもんかと思ったらそこから3連勝でびっくりしました。
対局は無我夢中でやってましたけど。

屋敷先生の伸之という名前は珍しいと思いますが、名前の由来を教えてください。
屋敷九段「うちの親に聞いてください(笑」
井道女流「お子様の名前をつけるときはどうされましたか」
屋敷九段「いろいろな本を読んだり研究したんですけど、
最後はなんとなくで決めました」
井道女流「私は何で千尋ってつけたのと聞いたら、
画数で名前をつけても結婚で苗字が変わると画数が変わってしまうので、
下の名前だけの画数でいいようにと。
最終的には千尋かわいいじゃーんみたいな感じで選ばれたみたいです」

リアル車将棋は、プライベートで見に行く棋士もいたと伺っていますが、
リアル車将棋や車にまつわる思い出話などを教えてください。
屋敷九段「ちょっとその日仕事がありましたので見れなかったんですけど」
井道女流「家で少し見てたんですけど、
すごい車が形も色もいろんな色があって、
将棋知らない人が見ても目で楽しめるような感じでした。先生運転免許は?」
屋敷九段「ここ最近は運転してないんですけど、
リアル車将棋は指す方はできると思いますけど運転するほうはできないでしょうね」

ここでリアル車将棋の棋譜を初手から並べることに。名局と屋敷九段評。

盤上では渡辺棋王が羽生名人の端攻めを逆用して反撃し、
アンケートどっちを持ってさしてみたいか
先手・渡辺棋王25.4%、後手・羽生名人33.8%、ニャンとも言えない40.7%。
解説に戻って、
屋敷九段「100%ない手は△1二歩ですけど、
まあこう言うと指されたりするんですけどね」
羽生名人はフラグの通り△1二歩。

井道女流「屋敷先生はソフトを使って研究されたりするんですか」
屋敷九段「自分の将棋を入れてみたり、点数高いぞーとか。
大体1000点くらいの差があれば終盤逆転されないんですけど、よく逆転されてますね。
読み筋とか見てるとなかなか難しい順なので、
これはなかなか指せないなあとか思ったりもするんですけど、
手順には意味があるので」
井道女流「私は対局終わった人に聞いちゃうんですけど」
屋敷九段「それが一番いいんですよ。
頼りになる人がいっぱいいるのはそれが一番いいんで」

羽生名人が辛抱した△1二歩に対して、渡辺棋王は▲1九飛。
後手からの△1八角を防ぎつつ、2一の桂馬の動きを牽制する手とのこと。
お互い手を消しあってるのかな?

それに対して羽生名人は△5四歩。
王様が5二にいるので玉頭の歩を突き出す不思議な手。
屋敷九段「渡辺棋王が角を手放したので、
ちょっと変化球的というかゆっくりした展開にもちこもうということですかね」

次の一手アンケート
▲7六金14.0%、▲2五歩27.3%、▲9六歩19.8%、その他38.9%。
その他の「手番だからおやつを食べようか」というのが有力と屋敷九段。
といったところでおやつ到来。
渡辺棋王は手番でおやつを迎えることに成功しました。

ニコ生のおやつはバトンドール
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現地では両者チョコレートケーキ
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屋敷九段「チョコレート対決ですか」
井道女流「バレンタインが近いからでしょうか」

渡辺棋王はおやつを挟んで30分以上のかなりの長考になりました。
ニコ生は一旦休憩に。
渡辺棋王は大長考の末▲2九飛。
さっき2九にいた飛車を▲1九飛とやったばかりなんですが、すぐに戻ってきました。

解説再開
井道女流「▲1九飛車は△1八角があるので受けたんでしょうと言っていたんですけど」
屋敷九段「先ほどと違って玉頭の歩がついてあるから、
戦いになってもいいということでしょうか。いいかどうかはまったくわかんないです」

質問メール
以前ニコ生放送で、屋敷先生のことを三浦九段が神って言ってましたが、
屋敷九段から見て三浦九段はどういういった方ですか。
また、普段の三浦九段の様子も教えてください。
神です。勝負の時には鬼になるといったイメージが大きいですかね。
普段は結構おだやかですし、もちろん研究のときは熱心ですし。
研究会という形でやるんですけど将棋はまったく指さないです。
テーマ図を持ち合ったり、詰め将棋を解いたり。
結構長い間やってると思います。10年はやってないですけど7、8年くらい。
その間に指した局数は10局あるかないかですね。

木村八段が羽生先生に挑戦した王位戦のTwitter解説で、
飯島七段が、屋敷九段や横山六段、木村八段と研究会をしていると言っていました。
研究会とはどんなことしているんですか。
まあ真面目にやってますよ。こちらは実戦メインでその後検討するという形式です。
3人が先にやっていて、私が後から加わったんですけど、
3人は多分飯島七段が奨励会の頃くらいからかな。
長い付き合いで、3人の掛け合いが面白いですよ。
多分深夜A時より息ピッタリなんじゃないかな。
※深夜A時は佐藤紳哉六段と飯島栄治七段のユニットです。

タイトル戦のシステムが各々違いますが、
屋敷先生の各棋戦に対するイメージや、相性などを教えてください。
持ち時間が違うとかいろいろあって各棋戦に特徴があるんですね。
それぞれ新聞社の方がいらっしゃるので、いろいろ気を使ってくれるんですけど
どこいっても楽しいですよ。
棋王戦は今回は宇都宮で次回が北陸で、地方を回っていくというのが多いです。
普及に関しても尽力いただいて。
棋王戦は毎年北陸に来るので、井道女流は2月が待ち遠しかったらしいです。

盤上では渡辺棋王がじっと▲6八玉。
△1八角は先手にも手を作らせてしまうので、いつ決行するのか難しいとのこと。
羽生名人が、次に△8五歩から攻めていきますよ、
という△9三桂を指して、渡辺棋王が動いていきました。
屋敷九段が、普通に対応したら悪く無いと思ってるということなのでは、
と言ったところで羽生名人が普通の対応。
しかし屋敷九段は先手の方が少し指しやすいと思うと見解が分かれます。
渡辺棋王がじっと▲2九飛と引いた手を見て、
屋敷九段「局面自体はそんなに悲観してないでしょうけど、
何が飛んでくるかわかんないというのがね」
ここまで羽生名人より渡辺棋王の方が時間を使っていると言う珍しい展開です。
その後羽生名人が席を外し、渡辺棋王の様子を見て
屋敷九段「あんまりいい感じとは思ってなさそうですね、この様子だと」

質問メール
大晦日の森下ツツカナ戦を見ましたが、その時の秒読みが1手15分でした。
今はどの棋戦も秒読みは1分が多いですが、ミスを減らせるなら何分がいいですか。
井道女流「慣れてしまったので1分がいいです」
屋敷九段「30秒だと短い感じがしますけど、1分ならまあいいかなと」
井道女流「考慮時間はこまめに使うのとまとめて使うのと、先生はどちらが多いですか」
屋敷九段「場面場面によりますけど、結構まとめて使うことが多いかなと思います。
秒読みは長ければ長い方が楽ですけど、いつ終わるのかというのがあります。
ミスは減らせるはずだと思いますけど。
企画としては非常に面白いんじゃないですか、森下ルールみたいな。
人間同士でやったら体力がある人が強いとかかもしれません」
井道女流「女流の対局で40秒というのがあるんですけど、
普段30秒なので、20秒と言われた後に1、2と読むんですが、
秒読みが来ないので不安になっちゃって、最初の頃は30秒ぎりぎりで指してました」

羽生名人は端を逆用して成香を作った渡辺棋王に対して、
さらに逆用して飛車を取りに行くという手を選択しました。
渡辺棋王は残り25分に。

渡辺棋王は飛車取りに▲7六桂。
実戦的には嫌な手で、そう簡単に終わる感じではないと屋敷九段。
その後検討を進めて急に渡辺棋王がやれるように見えてきたと評価が変わりました。
渡辺棋王はそのまま羽生名人の飛車を追いつつ、自玉の逃げ道を広げ、
井道女流「現地も後手変調と見られているようです」
屋敷九段「そうですね。▲7六桂はくらったなという感じの手でしたね」
そこで羽生名人が桂馬で飛車金両取りにする手を指して、
屋敷九段「すごい勝負手が飛んできましたね。相当指しづらい手だと思うんですけどね」
プロはみんな先手がいいと思っているんでしょう。

この局面だと渡辺棋王は、しばらく面倒を見て最後に飛車を取れば勝ち、
という方針が決まっているので楽とのことです。
屋敷九段「これはちょっと流石にきついなあと。
逃れられなくなってますからねこの局面だと。
時間が無くても間違いないようがないというか、直線で負けみたいな感じなので」

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渡辺棋王の姿勢評価関数は勝勢といったところか。

屋敷九段「急に形勢が傾きましたね」
井道女流「終盤に入ってからの本当に数手という感じでしたからね」

立会人の大内九段も対局室に入室。投了が近いのか。
羽生名人の△8七金を見て、
屋敷九段「ああこれは次の▲2二飛車で投了じゃないですかね」
そして渡辺棋王が▲2二飛と指したところで羽生名人の投了となりました。

屋敷九段
かなり見所のある難しい将棋でした。
渡辺棋王の手が難しくて、中盤羽生名人のペースかなと思ったんですけど、
▲7六桂が上手い手だったかなと。直線の変化で優勢にしてしまったので。
その前の△3四銀がどうだったのかなということになりますね。

現地大盤解説に渡辺棋王と羽生名人が登場
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渡辺棋王
そうですね、えーーーと中盤の手が難しい将棋だったんですけど。
飛車がなんか行ったり来たりしてた辺りは、
直線的な手だと負けになってしまうのでじっとしてたんですけど、うーん。
羽生名人
仕掛けていってあんまり成果が出ないまま収まってしまったので、
ちょっとづつ苦しい展開になりました。
その後もちょっと形勢もそうですし何やってるかわからない将棋でした。

現地の大盤解説でも△3四銀に変わってということで、変化をつっついてました。
控え室の△5四歩、解説会では△2七桂を主に考えてましたが、
羽生名人は談笑も混ぜつつ答えていて、切り替えが早いんだなあと思いました。
羽生名人は△5四歩について本譜よりましだけど…といった感想でした。

プレミアム会員限定配信の感想戦はこんな感じでした。
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結構取材のカメラでばしばし撮られてました。
横歩取りは端から桂馬や香車を拾う手段がすぐに出てくるので、
お互い桂馬や香車を打たれる傷を作らないように、
じっとしつつプラスの手を探すという展開だったみたいです。
渡辺棋王的には収集困難になってしまったので▲2五歩からいった、
という感触らしいです。
羽生名人の△3四銀に変えて△5四歩は、
羽生名人は後手が駒がないから先手玉を寄せるのが大変、
渡辺棋王は飛車が取れてれば最悪いい勝負なのかなあとのこと。
結局さっきよりはましだが結構長い勝負になるらしい。

個人的には序中盤はしょうがないしょうがないと言いながら感想戦を指していて、
中終盤はうーんうーんと唸りながら指しているのが印象的でした。

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感想戦はプレミアム会員限定ですから、アンケートも高くなります。

今日は横歩取りの将棋になりました。
横歩取りというと飛車角桂馬が飛び交う派手な将棋というイメージでしたが、
感想戦では渡辺棋王も羽生名人も「しょうがない」連発で、
相手の手を消しあう地味な部分を見ることが出来ました。
両者とも同じタイミングで「しょうがない」から「うーん」に変わるのも面白かったです。
中盤の途中からという感じでしたが、
読みで優劣が計算できそうになると「うーん」に変わるんでしょうか。
井道女流はニコニコ生放送初登場ですが、
結構自分の聞きたい手を屋敷九段に質問したり、
聞き手をしつつも楽しんでます感があって見ていて楽しかったです。

ニコニコ生放送では14日に朝日杯の準決勝と決勝、16日、17日に王将戦第4局、
21日に棋王戦第2局と将棋の生放送が目白押しです。
来月から電王戦FINALも始まり、見る将棋ファンにとっても忙しい年度末になります。
できれば全部みたいですけどどうなることやら。

史上初のリアル車将棋!羽生名人が豊島七段を下す

羽生名人と豊島七段が西武ドームで対局した史上初のリアル車将棋は、
羽生名人が鮮やかにカウンターを決めて勝利しました。

ニコニコ生放送では10時から放送が始まりました。
永田さん「ニコ生界のAB蔵こと永田実です」

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スケールが大きすぎてミニカーみたいに見えます。

動かされた駒は以下の通り

羽生名人の駒
歩 ヴィッツ(初代)
香 MR-S
桂 bB(初代)
銀 アルテッツァ
金 プリウス(初代)
角 ランドクルーザー(40系)
飛 カローラ レビン(AE86)
王 トヨペット クラウン(2代目)

豊島七段の駒
歩 ヴィッツ
香 カローラ アクシオ
桂 iQ
銀 ハリアー
金 プリウス
角 MIRAI
飛 86
王 クラウン アスリート

羽生名人チーム
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豊島七段チーム
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銀将のハリアーはコンセプトモデルということで全身ミラーらしい。

そして振り駒をする古田さん登場し…うん?

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車で来ると思った?残念!ウィングレットでした。

古田さんの振り駒で豊島七段の先手に。
そして古田さんはウィングレットに乗り込み、
ホルスト作曲の組曲「惑星」より「火星」という無駄に雄大なBGMで帰っていきました。

対局方法は羽生名人と豊島七段が符号を言って、
ドライバーがテントから駆け足で車に向かって移動するという流れでした。
持ち時間が切れ負けで、動かす時間も含まれるため大忙しです。

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金を動かすために銀を下げる連携プレー。

羽生陣営

長岡五段
昨日から車の動き方の研究をしていた。
今はこっちの陣形の方が楽。縦の動きは車はやりやすいから。
先手陣は横の動きが絡むのでやりにくいと思う。

多賀監督
普段の練習でやってますんで角の交換もスムーズにできた。
昨日の練習の成果がそのまま出ている。
レーシング仕様なので王様専用のドライバーがいる。
ドライバーの方は走って車まで移動するので、
靴もジョギングシューズを新調したらしい。

豊島陣営

船江五段
割とよくある将棋になったのでサポートとしてはやりやすくなった。
豊島七段は結構車将棋を楽しんでる感じだった。

山口監督
昨日までメンバーが順調に準備してたので、何も問題ない。
彼らはプロなので正しい状況判断で迅速に車を動かすことが出来ている。

中継中に豊島七段が指し、
ドライバーに動き方とその後どの車に乗って待機するのかを指示したり、
その後の指し手も予想して、もし歩を取ったら一旦バックするように指示したり、
そして予定通り歩を取って指示と車の動きの2元映像になったり、
テント内の様子がすごく面白かったです。
ちなみに豊島チームは、
おそろいのユニフォームで背中に豊島将之という刺繍で気合十分でした。

質問メール
これから先の車はどんな燃料で走る車が多くなるのか。
小林和久さん(clicccar.com編集長)
将来というのがどれくらいかということにもよるが、
2020年には水素が大分走り出すといってもガソリンが主流だと思う。
日本はディーゼルが増えるのではないか。クリーンのものがでてきているので。

新社会人におすすめのトヨタ車を教えてください。2人くらいで乗れる車がいいです。
今の2人がキーワードだと思うんですけど、ここはもう86ですね。
運転を味わってもらいたいのでやっぱりスポーツカーから入ってもらいたい。
永田さん「新入社員が86で来たらどう思いますか」
古田さん「それはやっぱり問題がでるんじゃないかと思うんですけど」
古田さんは最初のトヨタ車はカリーナEDだったらしい。

記憶力の話題になって、野球は1試合でだいたい130球くらい投げますが、
古田さんは全部覚えていて、
何であそこで打たれたんだろうとか考えながらリードしているらしいです。
キャッチャーはみんなそうだったりするんだろうか。

昼食休憩はチーム揃って。ストーブは電王戦といえばもちろんDENSO。

次の一手アンケート※古田さんは7五歩押し
△7五歩41.5%、△9二飛24.7%、△4三金上13.1%、その他20.7%。
古田さん「多分違いますよ」

羽生陣営
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羽生名人
車で盤面が結構わかるもんだなあと思いました。
動きがスムーズに反映されていてとても感動しました。

長岡五段
これから激しくなっていって動かしにくくなります。
これからみんな大変になりそうです。

多賀監督
昨日同様余裕綽々の、何しろ名人が指しているんですからねえ、余裕綽々ですよ。
楽しんで彼らで話してやっています。
それぞれみんな考えていて、その手になると私だ私だとすぐ出て行きます。

ドライバーの方々に乗りたい車を聞きました。
「ランドクルーザーに乗りたいんですけど今取られて向こうにいってるんで、
羽生さんには是非取り返していただきたいです」
「敵陣の車ですがハリアーです。是非取っていただいて」
「86に乗りたいです。魅力はかっこいい。ただただかっこいい。
デザイン機能タイヤねじすべてかっこいい」
「王将はもうしばらくいいので、敵陣の桂馬のiQに乗りたいです」

豊島陣営
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豊島七段
周りの方がすごい明るい方ばかりなので普段の対局とは違って楽しめています。
飛車の86がかっこいいなあと。

船江五段
チームワークがすごくいいので、
私もそこにまぜてもらってすごく楽しくやらせてもらってます。
午前中は将棋に関する動きについて話していました。
これからは予想が当たらなくなっていくと思いますが、
できるだけ多くの可能性を示してスムーズに動けるようにしたいです。

ピストン西沢さん登場。
西沢さん「このありさまにどぎもをぬかれまして、バブルの企画だと。
日本元気になったな、本当にバカな企画だなと思いました。
1962年のクラウンはエンジンがひえてしまうので、
こまめに動かしてもらって、そういった配慮も是非。
監督の人は茂木7時間エンジョイ耐久レースに出てた方です。
うちのお父さんは免許がなかった。
ですが東京モーターショーとかで仕事してたので、
メディア日にいろんな車を動かしていた。主催者側の人の子供だったから」

テリー伊藤さん登場。
伊藤さん「楽しい。もうね新旧対決じゃないですか。この車そろえるの大変だな。
手前のMR-Sに乗ってた。これは本当に名車だったなあ、黄色乗ってました。
グリルのところが広がっていてクラウンエイト、8気筒だからエイト。
かっこいいこれかっこいい」
西沢さん「今持っている車で1台残すとしたらなんですか」
伊藤さん「ああーーー…。
フラット4のエンジンが好きなんですよ、ビートルかなあ」

質問メール
初心者が車を買うなら何がいいでしょうか。
どんな目的かということが必要ですね。でも運転を勉強するなら86。
ワンボックスカーが流行ってるし使いやすい。
アクアが多分一番いい。アクアの黄色とかヴィッツとか。

子供が3人になって、大きな車にしたら運転の難易度が上がってしまい、
ぶつけたりしてしまうようになりました。
どうやったら上達しますか。年間1万キロ走ります。
車を動かした時に一回降りて外から見てみるのが重要。
自分のイメージとどのくらいずれているのかを確認する。
家族がいる前だとあせっちゃうから、一人で練習することも大事。
自転車でバックしたりするとハンドルの感覚も覚えられる。

中村女流はヴィッツのパールホワイトに乗ってるらしいです。
その後の会話では中東で砂漠の中でトヨタの車に乗ったことがあるとも言ってました。
意外にいろんなことをやってる中村女流です。

テリー伊藤さん
車は奥さんと目を見ないで会話できるのもいい。
長い間連れ添っているとなかなか目を見て会話することが難しくなる。
そうすると夫婦の会話がだんだん無くなっていく。
例えば運転してて桜があったら、
桜きれいだねって話題の対象の桜を見ながら会話できる。

糸谷哲郎竜王登場
竜王戦のハワイ対局について
将棋の対局をするというより、ほんわかした感じで楽しめました。
豊島七段について
棋士はお互い小学生中学生といった時期からの知り合いなので、
15年20年のつきあいになります。
他の棋士と一緒にご飯に行ったりすることはあります。
将棋の話をするかどうかは人によりますが、気分にもよります。
豊島七段はおとなしいように見えて毒舌です。
将棋の手を検討している時も、豊島七段は黙っていることが多いですが、
終わった後に一言言われた手が鋭い手だったりします。

15:30におやつ休憩に。当然おやつも運びます。
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将来の出前とかはこうなるんだろうか。

現地のおやつは将棋ファンにはおなじみの?ブールミッシュ
船江五段がいい笑顔で食べてました。

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羽生名人はモンブラン。

室谷女流「相手は何食べてるか知ってますか?」
長岡五段「誰か予想してください」
メンバー「ミルフィーユ」
羽生名人「それ選択肢になかった(笑」
長岡五段「車はそんなに難しいところも無く、皆さんがすいすいやってくれています。
お互い動きそうな車には待機していますが、それが当たったり外れたりして、
当たるとみんな盛り上がっています」

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豊島七段はショートケーキ

豊島七段「これからが一番難しいところだと思うので頑張りたいです」
船江五段「最初は予想が当たって役に立ってたんですけど、
だんだん当たらなくなってきたので、
豊島さんが考えてることをなるべく当てられるように頑張りたいです」
香川女流「自信の程は」
船江五段「全然ないです」

糸谷竜王にモンブランとショートケーキを食べさせて比べて食レポをさせるコーナーに。

永田さん「どちらが優れた手だったのか、勝者を勝手に決めていただきたいと思います」
糸谷竜王「非常に重大なんですけれども、まずは羽生先生のモンブランを」

糸谷竜王のスイーツ解説

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モンブラン
非常に濃厚なつくりの味ですね。
クリームの中の栗の味が口の中で花開くといいますか。
これをスポンジが受けて、濃厚なのにしつこくなく、甘すぎないスイーツです。

上に乗っている栗
甘さがすっと染み込んできます。
クリームの方も同じ栗ですが、クリームの方が濃厚ですね。

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ショートケーキ(ガトー・アン・フレーズ)
ショートケーキのまわりのテープを取れずに苦戦する糸谷竜王に
豊川七段「ドラゴンキング、こちらです」

ショートケーキ
スポンジ部分がしっかりしているショートケーキです。
クリームも甘いですが、スポンジが特徴でしっかりしていて、
やさしく包み込むような甘さです。
それをイチゴの酸味が補ってイチゴの味を引き出しています。

上に乗ってるイチゴについて
今が旬のフルーツです。
ショートケーキを食べていると口の中が甘くなってきますが、
そこでイチゴを食べるとほどよい酸味でさらに食べたくなってきます。
素晴らしい組み合わせです。

永田さん「ずばり勝者はどっち?」
糸谷竜王「ガトー・アン・フレーズ」

ドラゴンキングは家でケーキを作ったこともあるらしいです。
でもおいしく作るのはなかなか難しい、買ったほうがおいしいとのこと。

盤上?では豊島七段の歩がと金になり
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と金用の車登場。G'sヴィッツ。

レーシングドライバーの脇阪寿一さんと中村太地六段が登場
脇坂さん「ドワンゴとトヨタは何をやってるんですかこれは」

中村六段「ひとつひとつが斬新で、
大人がみんなで一生懸命遊ぶとこんなことができるんだなと思いました」

脇坂さん
僕の感覚なんですけど、
レーシングドライバーって前の車を抜く時はばーっといくイメージなんですけど、
僕は前の車と後ろの車と詰め将棋している感覚なんですよ。
相手との心理戦なりアクションをかけながらやってますから。
クラウンは僕なんかが直立不動になる先輩方が乗っていた車です。

夕食休憩に
豊島陣営のドライバーに、
脇坂さん「車じゃなくて走る方が鈍いんじゃない?」
「トレーニングします」
「香車担当なんでまだ乗れてないんですけど、走る方で頑張ります」

羽生陣営ドライバー
「今のところ車の移動に関しては順調です。体力も若さでカバーできてると思います」
※背後から自分で言っちゃったよとの突っ込み。
中村六段「この駒は動いて欲しくないなとか、難しかったなとかありますか」
「王将の移動にてこずりました。
他の車とはシートベルトの着脱、操作フィーリングが違うので。
今回初めて乗りました」
室谷女流「乗り心地はいかがですか」
「まあいいですよ、クラウンですから」

質問メール
86がプロのレーシングドライバーに好かれている理由はなんですか。
ものすごく車の動きを考えた物。操る喜び、楽しさ、素晴らしさ。
車はできるだけ重たいものを低い位置に置く方がいい。
水の入ったバケツは頭の上で持つより、
足元くらいの位置で持ったほうが走りやすい、それと同じ。
車のコントロール性がよくてバランスの取れた車。

トヨタのモータースポーツの対戦発表がありましたが、
脇坂さんの今年の目標を教えてください。
私事ですが今年で脇坂さんのファンになって17年目です。
またサーキットで応援できるのを楽しみにしています。
17年目ということは、
そこそこの年齢ということで別に真剣に答えなくてもいいのかな(笑
去年は急に決まって準備不足からシーズンに入った。
今年は去年の12月からテストをやってなかなかいい感じ。
今年はタイトルを目指したい。モータースポーツ全体を盛り上げていきたい。

夕食休憩
羽生陣営
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 長岡五段「今こちらの持ち駒を見てください」
香川女流「これはまた豊潤な」
長岡五段「さっきの糸谷さんのスイーツ解説みたいになってる」
いかに持ち駒を整理するかというのがというのが課題とのこと。
羽生名人「時間がなくなってきてるので皆さん方が頼みですのでよろしくお願いします」

次の一手アンケート
△6九銀30.1%、△5二桂15.1%、△5二銀34.7%、その他20.1%。

豊島陣営
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香川女流「自信のほどは」
船江五段「自信?僕は指すわけじゃないんですけど」
香川女流「最後の休憩時間ですけど最後にメンバーの方々に一言メッセージがあれば」
豊島七段「ここまで自分らしくさせてるので本当に感謝しています。
安心してまかせられています」

再開後に森内九段登場
突如攻め合いにいった羽生名人の△6九銀に「え”」

伊藤かりんさん登場
今将棋ウォーズで4級らしい。

質問メール
乃木坂46のファンです。
僕自身も将棋が好きで四間飛車が好きですが、かりんさんは何が好きですか。
私は中飛車が好きで中飛車を勉強してます。
戸部先生に教えてもらってるので、中飛車しかできないですけど。
永田さん「せっかくなので伊藤さん何か森内さんや佐藤さんに質問はありますか」
伊藤さん「歩で攻め込まれることが多いんですけどどうすればいいですか」
森内九段「上級者になると歩の使い方が上手くなります。
自分でと金を作って相手にはそれをさせないということが大事です」
佐藤九段「歩は枚数が多いので使う機会が多いんですね。
いろんな手筋を勉強して覚えていくと、より使い方が上手くなりますし、
使われたときに対応できるようになります」

今将棋をやっていてどんなときが楽しいですか。
伊藤さん
駒を取れたときが楽しい、自分の持ち駒が多くなると幸せな気持ちになる。
室谷女流
道場で全部黒星で帰ることが最初はあったが、
それが一つ二つ白星になることが楽しかった。
森内九段
勝つのが嬉しかったし、強くなってるなと実感できるのが嬉しい。
佐藤九段
強くなればなるほど課題が増えていく、わからないことが増えていくのが魅力。

声優の岡本さん登場
岡本さん「将棋を知ってる監督の方とかはいるんですけど、
強いんでしょとか言われてやってくれないんですよ。
負けず嫌いの後輩に教えればやってくれるかなと思ってるんですけど」
永田さん「豊島さんは弟さんに手加減しなさすぎて、
やってくれなくなったって言ってました」
岡本さん「今どうぶつ将棋もやってるんですけど、最初は負けてあげようと思っても、
途中で勝ちたくなっちゃうんですよねえ」

ここで伊藤さんが退場
「将棋始めてまだまだ浅いんですけど、野木坂のファンの方にも広めて頑張ってます。
来週ここでライブがあるんですよ。
心のどこかで応援していただけると嬉しいです」

そして森内九段と岡本さんで大盤解説になりましたが、
すぐに羽生名人が豊島七段の王様を即詰みにうちとって、
羽生名人の勝ちになりました。ガチファンの岡本さん的には残念か。

初手からの解説ということで佐藤九段と森内九段のダブル解説という豪華布陣に。

kuruma19
佐藤九段「▲2六ヴィッツ、△3八プリウス」

羽生名人の△6三角は昔少しだけ指されてダメということになった手でしたが、
最近見直されている手らしいです。
それに対する▲3五歩が新手で、豊島七段の秘策だったのではないか、
これからの研究課題になるとのことでした。

羽生名人
角換わりの急戦調の将棋になりました。
駒がぶつかった後は非常に激しい展開で、
中盤のあたりはすこし苦しいんじゃないかと思っていましたが、
うまく反撃するチャンスが回ってきました。
最初はどういうふうに車が動いていくのかまったく想像できなかったんですけど、
ドライバーの皆様はすごく迅速で、
常に最短コースで走っていくのを感動しながら見ていました。
グランドはなんとなく配置はわかるんですが、
先手後手の向きがわからないのでそこが難しいところでした。

長岡五段
お疲れ様でした。
リアル車将棋は初めての試みということでしたが、
実際にやってみるとチームのみんなが車が好きで、
次はどんな車に乗りたいとか、楽しく会話しながらやらせていただきました。
学生さんでありながらこのイベントをどう盛り上げていくか、
どう車を動かすかを真剣に考えてくれました。

監督
勝利は99%確信をもって挑みましたので、
勝ちが決まった時はすっと抜けた感じがしました。
後輩の学生がチームワークよく和気藹々とやってくれて、
ずっといいテンションでできました。
入ったときからリラックスができて、昨日の練習でずいぶん吸収できることがあって、
それを今日発揮できたことがよかったです。

ドライバーを代表して原田さん
贅沢なイベントに参加させてもらって光栄に思います。
安全に配慮して十分チーム力を発揮できたこと、今回の結果を嬉しく思います。

豊島七段
途中は難しそうな局面もありましたが、夕食休憩の前に悪い手を指してしまって、
△6九銀でどうしようもなくなってしまいました。
公式戦と変わらず真剣に指しました。

船江五段
トヨタ自動車の皆様のおかげで駒の進行はスムーズにできたと思います。

山口監督
事前にしっかりと準備をしてきました。スタッフのおかげだと思います。
1秒でも考える時間を豊島先生に与えようということで、
ものすごく一体感を持ってやれたのがよかったです。

ドライバーを代表して安藤さん
非情に悔しかったです。その分みんなが真剣に取り組んで楽しめた結果かなと。
車を使って将棋をしたということで、車や将棋に興味を持ったということで、
とてもいい結果になったかなと思います。

kuruma20
成り駒として出る予定だったG'sハリアーと86TRDコンプリートカー14R60。

盛大にお金をかけたおバカ企画というリアル車将棋でしたが、
とても楽しく見ることが出来ました。
車を買うということは車を持っている生活を買うことという言葉は面白かったですね。
私も週末のテニスや夏場にはキャンプにも行きますが、
車がないとできませんから。
対局は流行の角換わりの将棋で、惜しげもなく新手をぶつける豊島七段と、
上手く対応してバランスを保って、結局勝ってしまう羽生名人と、
エキシビジョンマッチとは思えない真剣勝負でした。
個人的には羽生名人のオンオフスイッチの切り替えがすごかったです。
昼食、おやつ、夕食とテントに戻って談笑しつつ、
対局が再開されると急に真剣モードになるのが、
数々のタイトル戦を乗り切ってきた人は違うなあと思いました。

最後にトヨタ自動車のTwitterより
B9Ua1EaCIAAG8Z2
みんなで記念撮影

木村八段、豊川七段、
レーシングドライバーの脇阪さんはいつも通り絶口調でした。
タイムシフトで見ることが出来ますので、皆様も是非。

関連リンク
日本経済新聞
王将は「クラウン」 西武ドームでリアル車将棋

東洋経済オンライン
トヨタが「リアル車将棋」に本気で挑む理由
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