棋士はカワイイ!

将棋と棋士の魅力を伝えたい!そんなブログです。 なんか難しそう、古くてださそう、そんな印象を吹っ飛ばす!
指すのではなく観戦ならば簡単で面白い!

棋聖戦第2局は豊島七段が大激戦を制す

羽生善治棋聖に豊島将之七段が挑戦する第86期棋聖戦五番勝負第2局は、
後手番の豊島七段が勝利して1勝1敗としました。

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朝の様子。瞑想中?

ニコニコ生放送では9時から、解説に松尾歩七段、
聞き手に藤田綾女流初段で大盤解説会が始まりました。

藤田女流「注目の戦型予想はいかがでしょうか」
松尾七段「そうですねえまあうーんと、
なんとなく矢倉になるんじゃないかなと思うんですけど、どうなんですかねえ」

羽生棋聖の初手は▲7六歩でした。
松尾七段「多分△8四歩なんじゃないかと思うんですけど」
豊島七段は即座に△8四歩。
松尾七段「以前は初手を指した後に撮影用で何回か指したこともあったんですけど、
今はそういうことはないですね。朝から結構緊迫した空気ですね」
藤田女流「今回は記録がタブレットになっています」
松尾七段「最近導入されて、ネットで見るにあたって、
1手指すごとに消費時間も分かって便利ですね」

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おはようございます
藤田女流「松尾先生はニコニコ生放送は将棋界の一番長い日以来ですかね」
松尾七段「かなり久しぶりに出させていただくことになりました」
藤田女流「こちらのスタジオはどのくらいぶりですか」
松尾七段「3年くらいですかね。
生放送ってこと自体にあまり慣れてないので緊張気味です」

羽生名人は▲6八銀と矢倉を選択しました。

藤田女流「1局目はいかがでしたか」
松尾七段「結構激しい将棋になりましたよね。
序盤から豊島さんが工夫をして最近ではやや珍しい将棋になって、
そこからすぐに戦いが起こって目が離せない面白い将棋になりました。
この2人だと終盤までくっついていって、
競り合いになる面白い終盤戦になることが多い気がしますね。
最近のプロ将棋の傾向として、
序盤を早く飛ばして中終盤に時間を残すスタイルが増えてきてるかなと思います。
私が奨励会の頃、20年前ですかね、結構序盤でもかなりゆっくり、
タイトル戦の時ですと定跡型でも改めて1から考えてると言うか」
藤田女流「今回持ち時間が4時間ですが」
松尾七段「対局してる立場だとそう多い時間でもないかなと思います」
藤田女流「この両者のタイトル戦ですと前回は王座戦で持ち時間が5時間でした」
松尾七段「早指し棋戦を除くと3時間が一番短いんですけど、
それだと1時間で序盤は乗り切ってというペース配分なんです。
4時間ですと序盤で1時間半から2時間くらいで中終盤に残すんですかねえ」
藤田女流「先生はどのくらいの時間がいいですか」
松尾七段「一応どの時間でも対応できたらいいなと思っていますけど、
得意不得意作りたくないかなという意識はありますね」

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松尾七段「午前中なのに緊迫してますねえ。
僕が将棋覚えたとかそれよりさらに前のことかもしれないですけど、
午前中は雑談していて、本腰を入れて考えるのは午後に入ってからと聞きました。
今は序盤から勝負というか、これ多分矢倉になると思うんですけど、
いくつかの形をイメージして、
定跡形だったりした場合ですと先まで突き詰められている場合があるので、
午前中にも終盤の変化を思い出すというか、普段研究していることを整理している、
ということがあると思います」

プレミアム会員は感想戦も見れるという話で、
藤田女流「ちなみに私プレミアム会員なので感想戦見れるんですよ」
松尾七段「僕もそうですよ」
藤田女流「先生プレミアム会員ということは普段番組を見られるんですか」
松尾七段「一度ポーカーを見て面白いと思いました。基本将棋ばかりなんですけど。
藤田さんはどんな番組を見るんですか」
藤田女流「私はゲームのアプリにはまってて、動画とか生放送とかを見ています。
黒猫のウィズというゲームなんですけど、生放送もやってたりするんですよ。
クイズのアプリですね」

盤上の解説に戻り
松尾七段「まだ急戦矢倉の可能性もありますけど」
豊島七段「△5二金」
松尾七段「あ、なくなりました」
藤田女流「いいタイミングでしたね」

リレー質問
田村七段から松尾七段へ
新宿でいいお店を教えてください。
松尾七段「これ飲み屋ってことですよね。
田村さんの方が多分知ってるんじゃないかと思うんですけど。
まあ一時期新宿でよく飲んでるときはありましたけどねえ」
藤田女流「料理は何系ですか」
松尾七段「嫌いなもの無いんですよ」
藤田女流「オールラウンダーなんですね」
松尾七段「将棋もそうなりたいんですけどねえ。
ぱっと思い浮かんだのはワインバーでいいところがあるんですけど、
田村さんと1回行ったような記憶があります。
新宿3丁目ですね、2丁目ではないですね名前出しちゃっていいんですか?
マルゴーっていう新宿に何店舗かあるんですけど」
藤田女流「特定班急げとかコメントが」
松尾七段「あの変で飲んでる人は知ってると思うんですけどね。
日本酒はきついというか自分の体だと残っちゃうので、ワインの方が飲みますね。
田村さんと藤森君と3人で、2軒目くらいに行ったと思いますね」
藤田女流「松尾先生はお酒が強いというイメージがあります」
松尾七段「強いかどうかは分からないですけど好きではありますね。
まあ弱くは無いと思いますけど」
藤田女流「どれくらい飲んだら足に来るというか、ふらふらしますか」
松尾七段「店出る時に気づくというときはありますね」
藤田女流「飲んでるときは全然大丈夫なんですか」
松尾七段「結構大丈夫ですね。
まあ酒なんか強くならなくていいっす。将棋強くなりたいです。
えっとこれ朝からお酒の話ばかりしてて大丈夫なんですか?」

山口女流から藤田女流へ
飛車対角の将棋で必勝法を教えてください。
松尾七段「これは片方が飛車飛車で片方が角角なんですよね。必勝法があるんですか」
藤田女流「もう忘れちゃいました。
あのちょっと前に山口さんがニコ生で野月先生と出演した時に、
大盤で勝負をしてました。
元の動画はニコ生の動画再生数で1位とったらしいんですけど、
野月先生と山口さんと会った時にそんな話になって、1ヶ月前なんで忘れちゃいました。
飛車飛車で先手だったら必勝じゃないかという結論だったんですけど」
松尾七段「飛車が先手だったら後手相当辛そうだと思いますけどねえ」

ということでちょっとだけやることに

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藤田女流「あ、左右はんた…一緒だ」
天才とはどこか抜けているものか。

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藤田女流「ここまでしか覚えてないです」

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藤田女流「銀出るんだったかな、1歩取っていくんだったかな。
並べたら思い出すと思ってたんですけど。
一応私も対局したんですよ。阿久津先生に教えてもらって」
他にも中飛車から▲5六飛、▲5八飛と並べる作戦も有力とのことでした。

解説に戻って、コメントを読んで
松尾七段「矢倉って今後手有利なんでしょって質問がありますけど、
最近後手が押してるというか、
今までの矢倉の歴史の中では結構後手が頑張っているというか」

羽生名人は早々と▲3五歩。13年ぶりらしい。

松尾七段「これは最近は珍しいですね。
突かないで囲っていくのが圧倒的に多いんですけど、
欲張ったというか、少し得をして駒組みをしていこうという手なんですけど、
軽い手でもあるんですね、銀もまだ下で。
矢倉の中での予想の手としては無いですね」
藤田女流「先生は予想通りになるというのはどのくらいの割合ですか」
松尾七段「最近横歩になるかなとか大まかな戦法は、
だいたい事前に思った通りになるというか、そういうことが増えてきました。
最近は得意形を持っている人が多いので。
でもいきなり思ってもいない、
例えば最近振り飛車指してないのに指してきたなとかありますけど、
でもそれはそれで驚くとかはないですねえ。
でもこの▲3五歩は予想はしにくいですね。
ただこれは歩がぶつかりましたけど、ジャブを放ったくらいですね。
これから駒組みが続くと思います。
矢倉の中では少ない方なので、力戦とまでは言えないですけど、
そういう要素がありますね」

豊島七段は△6四角▲1八飛に△4三金右と指して席を外しました。
△4三金右は珍しい手とのことで、既に前例が無いらしい。

10時のおやつが届いて、
松尾七段「おやつはいいですね。
将棋を指しているとしんどい時があるのでいい気分転換になるというか。
豊島さんは食べるんですかね?細いからあまり食べない印象があるんですけど」
藤田女流「先生対局のときは何か食べますか」
松尾七段「食べないですねおやつの類は。あんまり必要としないというか。
一時期3時くらいになったらおやつ食べてたんですけど、
効果として実感できないので、特におなか空くわけでもないので」
藤田女流「ブドウ糖の塊みたいなの売ってますよね」
松尾七段「それを置いてる人もいますけどね。
お菓子の類は食べないんですけど、コーヒー僕ブラックで飲むのが好きなんですけど、
そこを砂糖を入れるというのはありますね。喉は渇きますね。何か飲みたくなるんです。
500ミリリットルのやつをずらっと並べてる人もいますよね。
何で1リットルのやつとかにしないんだろう?」

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松尾七段「羽生さんはゆったり構えている感じですね」

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10時のおやつはバウムクーヘン

矢倉囲いを完成させた羽生名人の手に対して、
松尾七段は3筋から軽く動いた反動に備えたいところなので、
金は5八に置いておきたいというのが第一感なので、
どういう構想なのか分からないとの解説。
豊島七段は△4五歩、△4四銀の2手で十分の体勢になるので、
その間先手がどんな2手を指すのか注目とのこと。
といったところで一旦休憩に。

休憩中に羽生名人は▲6五歩から▲6六銀と、左辺を盛り上げていきました。

アンケートどちらを持って指してみたいか。
羽生棋聖68.3%、豊島七段31.7%。
松尾七段「うーんどっちかなあ。
本当に突き詰めて考えた場合どちらかがいいかもしれないんですけど、
藤田さんどっち持ってみたいですか」
藤田女流「後手番から見たときに気がかりな事が2つあったので、
先手を持ってみたいです。先生はどちら持ちですか」
松尾七段「僕はなんとなく後手を持ってみたいんですよね。
左の銀で角を狙っていくのは僕はあまり好きじゃないんですよ。
まとめるのが難しいというか。
後手の方がわりと自然に指しているかなというか、
玉形がしっかりしているというか、
後手を持って考えてみたい局面かなと思いますね私は」

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先手は▲3七銀から後手の3五にいる歩を狙う指し方と、
▲7五歩から角頭を狙いつつ左辺を制圧しにいく指し方があり、
後手がどう対応するのかといったところ。

羽生名人との研究会の話になり、
松尾七段「あのー将棋挟んでる時は将棋の話なんですけど、
食事の時は将棋そのものの話じゃなくて将棋界についてとか、
そういう感じが多いですね。
話題が豊富というか、引き出しが多いイメージがあります」
藤田女流「タイトル戦でも関係者の方と談笑されているイメージがあります」
松尾七段「誰とでもその人に対応して話してるんですかね。
話題がどういう話題でも対応できると言うか、将棋と通じるものがあるのかな」
藤田女流「研究会は月に何回くらいですか」
松尾七段「月に1回できればいいかなというくらいですね」

珍しく前傾姿勢で考え込む豊島七段に、
松尾七段「傍から見てるとあの姿勢結構疲れそうだなあ」

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羽生名人はおなじみのポーズ。
松尾七段「あのポーズたまに見るんですけど、
ずっとメガネかけてると疲れるんですかねえ。寝てるわけじゃないと思うんですけど。
自分も変な体勢で考えている時がありますけど、
何でそうしているのかはよくわからないです。無意識なんじゃないかな。
知らない方が見てると寝てるんじゃないかなと思うかもしれないですけど、
流石に寝てるわけじゃないです」

羽生名人は構想通り▲7五歩と左辺を盛り上げていきました。

昼食アンケート
うなぎ35.0%、そば28.6%、カレー14.1%、パスタ22.3%。
藤田女流「普段の対局は外に行かれる事が多いですか?」
松尾七段「対局のときは出前ばかりで、外に行くのが面倒くさいんで」
コメントを読んで
松尾七段「フォアグラいいなあ。でもどこで食べればいいのかなあ」

昼食休憩に。

昼食休憩中の詰め将棋

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▲1四金△同金▲2三金△同玉▲3三竜までの5手詰め。

正解者の中から抽選でこの場で書く色紙をプレゼント。
藤田女流「どうですか見られながら書くのは」
松尾七段「すごいやりにくい」

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松尾七段「一歩(いっぽ)ですね。(コメントで二歩と流れて)二歩じゃないです」
藤田女流「(コメントで画伯と流れて)コメントが来てますが全部スルーして」
松尾七段「見てると動揺しますね」

昼食アンケートの答えは

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松尾七段「ここだけ見て分かったらすごいですね」
松永と流れて
松尾七段「え?何で分かるんですか?」

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藤田女流のとろろそば

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松尾七段のおろしそば

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いい笑顔
松尾七段「これ恥ずかしいなあ」

解説に戻って、羽生名人がぶつけた▲5五歩を取ってしまうと、
先手の大駒の働きがよくなる展開になるとのこと。
松尾七段「先ほどは後手持ちたいと思ってたんですけどねえ。
休憩中に△3三桂を見たときはなるほどなと思ったんですけど、
ちょっとこの▲5五歩の動きに対するいい対応が今のところ浮かばないので、
先手を持ちたくなってきたという気持ちがあるんですけど、
ここでうまく対応できるかどうかで勝敗に影響してもおかしくないです。
先のことを見てうまく後手の駒が働いてくるならいいんですけど、
私には見えないですね」

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豊島七段はこの表情。この後すぐに△4二角。

質問メール
ドワンゴ主催新棋戦の名前がユーザー投票中です。
お気に入りの棋戦名はありますか。また松尾先生はエントリーされましたか。
藤田女流「エントリーはちょっとまだということで。
いろいろな情報は18日に発表されますのでそちらで。
新棋戦の名前は先生何がいいですか」
松尾七段「ああなるほど。結構ありますね。
(メールを見ながら)覇王戦とかかっこいいかな」
藤田女流「私も実は投票したんですけど、どれもよくて迷いました。
まだ投票していない方は是非投票してみてください」

松尾先生は羽生棋聖や、木村一基八段、村山慈明七段と研究会をされていますが、
どのような雰囲気なんですか。
また面白いエピソードなどあれば教えてください。
松尾七段「頻度は月一できればいいかなというくらいです。
でもやっぱり羽生さんですとか木村さんですとか、忙しい時がありますので」
藤田女流「これはどれくらい続いているんですか」
松尾七段「最初村山さんの変わりに森下さんが入っていて、
理事になられて忙しいので村山さんに変わりました。
村山さんの前のときからあわせると、
僕が四段になってからすぐのことなので、10年以上になりますね」
藤田女流「どのような雰囲気なのでしょうか」
松尾七段「実戦形式で将棋を指して、感想戦で意見交換という形なんですけど、
羽生さんはタイトル戦だと厳しい雰囲気で感想戦されてますけど、
一瞬ちょっとやわらかい雰囲気になるというか、
冗談が飛び出たり公式戦と違ってやわらかい雰囲気です」
藤田女流「終わったあとは食事には行かれますか」
松尾七段「基本的には行かないですね。お昼だけです」

私は愛知県に住んでいるのですが、
松尾先生も豊島先生も愛知出身という事で応援しています。
松尾先生は愛知県にはいつごろまでお住まいだったのでしょうか。
松尾七段「愛知県は16歳のころまでですね。
当時奨励会1級で、
高校に行っていたんですけど中退して将棋一本でということで東京に来ました」
藤田女流「名古屋などにある将棋道場には通われていたのでしょうか」
松尾七段「通っていましたねアマチュアの時に。
名古屋で一番有名な将棋教室がありまして、
そこに日曜日2、3週間に1回くらい通っていました。
私の出身は日進市ってとこなんですけど、中心地まで1時間くらいかかるので」
藤田女流「私も道場に興味があるのですが、なかなかふみこめないので、
と書かれています。初めて行かれた時の様子なども教えてください」
松尾七段「有段者の強い方がいれば、
将棋を始められたばかりの方でも教えてもらえます。
手合いを付けてくれる方がいますから、ちょうどいい相手と対局させてもらえます。
行けば自然と将棋が指せますので」
藤田女流「一番初めに行った時というのはどういう感じでしたか」
松尾七段「もうあんまり前なんで、小学校4年生くらいのときで、
親に連れてってもらったような気がしますね。
子供だったんでおじさんがかわいがってくれたというか、
将棋教えてやるよという感じで周りの人が良くしてくれたと今となっては思います。
当時は一生懸命将棋を指していただけですけど」
藤田女流「私は小学校2、3年くらいなんですけど、
周りの人が温かく迎え入れてくれたので、
最初は勇気が要りますけど1回行けば大丈夫だと思います」

将棋では駒の動きを把握するのに空間認識能力が必要になる、
というのを聞いた事があります。
ということは棋士の方には方向音痴がいないのでしょうか。
松尾七段「すごく難しい質問が飛んでくるのかと思ったら」
藤田女流「空間認識能力というのはどのような能力なんですか」
松尾七段「分からないですけど、ひとつ言える事は私は方向音痴です」
藤田女流「私も方向音痴です。でも方向音痴が多い気がします。
女流棋士は地図が読める人いないんじゃないですか?
地図を見ていてもまず現在地が把握できなくて、どんどん迷っていきます」
松尾七段「相当たどり着けないやつですね」
藤田女流「今はグーグルマップがあるんで助かってます。現在地教えてくれるんで。
地図をくるくる回すのが悪いと聞きました。
とは言っても方向音痴治ってないんで説得力ないんですけど」

お二人は何か懸賞などで当てた事はありますか。
僕は巨人戦のチケットが当たりました。
藤田女流「先生は懸賞とか応募されたことありますか」
松尾七段「1回も無いくらいのレベルなんですけど」
藤田女流「懸賞だと何だろう、クロスワードとか?
くじとかも懸賞ですね。先生はありますか」
松尾七段「宝くじを子供の頃に親が1回買った事があって、
印象に残っているくらい無いですね」
藤田女流「私は花火大会でゴルフバッグが当たったことがあります。
何で花火大会でなんだろう。ゴルフやらないので物置に入ってます」

私は将棋ウォーズで毎日対局していますが、
先手の時に矢倉を避けて角換わりか横歩に誘導したいのですが、
△4四歩と角道を止めて無理やり矢倉にされてしまいます。
どのように咎めればいいのでしょうか。
何かいきなり難しい質問になりましたね。さっきは懸賞の話だったんですけど。
全然プロ間でも時々出てくるんで、咎めるにはと言われると難しいですね。
でもいろいろ自由にお指しになる方がいいと思います。
仮に僕がこう指した方がいいですよと言っても、出だしも出だしじゃないですか。
咎めようとかっていう感じよりは、自分が好きな形に持って行こうとか、
そういう感じにするといいと思います

松尾先生が師匠と出会ったきっかけを教えてください。
また、松尾一門は今後何人になる予定ですか。
松尾七段「松尾一門は今のところ0ですね。
師匠とは小6か中1くらいに研修会に通っていたんですけど、
奨励会を受験するという話になったときに、
研修会の幹事の方に師匠を紹介してもらえるということがありまして、
先に所司門下に入っていた先輩にどうかと言われて入りました」
藤田女流「所司門下多いですよね」
松尾七段「もう多すぎて何人いるのか。
師匠には奨励会に入る前から教えてもらっていました。
駒落ちではなくて平手で教わってたんですけど
どういう考えがあったのか分からないんですけど、
たくさん指すのではなくて行った時には1局教わるという感じでした」
藤田女流「お弟子さんは取られる予定はありますか」
松尾七段「今のところ考えてないですね。
ゆくゆくは考えなきゃなとは思うんですけど、人の人生を預かるという面もあるので。
自分としてはトーナメントプロとしてやっていきたいと思っているので、
そこまでは考えられないという段階ですね」

将棋の解説を見ると、時々この形は水面下で研究されていますという解説を聞きます。
水面下の研究手を指すのは発見した人が最初に指すのでしょうか。
何か暗黙のルールがあるのでしょうか。それとも誰でもいいのでしょうか。
一言で言ってしまうと無いですね。
研究会で指された新しい手というのが公式戦でどう現れるか、
ということだと思うんですけど、それを見ていいなあと思った人が、
言ってしまえば早い者勝ちで公式戦で指されます。
どういった形で現れるのかは運とかもあるので、
誰が最初にやるのかはわからないですね。
僕も横歩取りで5五飛車とか指す松尾流というのがあったんですけど、
練習将棋で橋本さんに指されて面白い手だなと思って指しました。
先に僕が指したんで松尾流になったということなんですけど、
橋本さんも当時三段だったのかな、東京に移籍してきたばかりで、
関西の浦野西川戦の感想戦で出た手らしいんですけど、
それを練習将棋で僕相手に指して、それを僕が公式戦で指したという、
関西からやってきたみたいな手なんです。
元をたどると全然違う人の名前が出てくると言うのは時々あるんじゃないですかねえ。

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羽生棋聖は天もりそばとリンゴジュース

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豊島七段はうなぎ丼ぶりとフルーツ
松尾七段「豊島さんこれ食べきれるんですかねえ。
私こういうので出てくると困るんですよ残したくないので」

昼食は豊島七段が優勢か。

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羽生名人は▲7四銀。
松尾七段「予想が当たらなくて申し訳ないんですが…」
銀が単騎で突っ込んでいく手は流石に当たらない。
その後解説を進めて
松尾七段「羽生棋聖も自信を持って銀を出たわけでもないのかなあ」

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羽生棋聖はおやつタイム
藤田女流「対局室に大内先生も来られましたね」
松尾七段「おやつ?」
藤田女流「おやつじゃないです」

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羽生棋聖は左のおやつ。
中にチーズムースとブルーベリーのゼリーが入っているらしい。
石川県が和菓子で有名なので和菓子風になっているとのこと。

豊島七段は右の蜂蜜ババロアとシャルロット。
シャルロットが女性の帽子をイメージ。
山形県産のさくらんぼ使用。
蜂蜜は通常のものより20%ほどカロリー控えめらしい。

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もちもちした表面に苦戦する松尾七段。
松尾七段「いやおいしいっす」

豊島七段のおやつの方はやわらかいらしい。

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松尾七段「お菓子自体食べなれてないのにすごい撮られてて、
今まで生きてきて多分一番緊張してる」
藤田女流「そんなに甘すぎなくてしっとりしていておいしいです」
松尾七段「いやほんとおいしいです。
誰も居ないところで一人でじっくり味わいたい」

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棋聖戦限定パッケージのお菓子。ガトー・ボワイヤージュ
銀座本店とネットのみの販売らしい。
パッケージの詰め将棋は正解者の中から抽選で新棋聖の色紙プレゼント。
その他3000円分のお菓子も当たるよとのこと。

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ブールミッシュ ガトー・スフレに目を輝かせる藤田女流。

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おやつを食べてる間に急に戦いが激しくなり、おやつキープで解説に。
▲6四角からの角交換は後手玉がしっかりしていて、
先手は玉飛接近している形なので先手は選びにくく、
▲2八角は普通だが△4六歩で角道が止まってしまう、
▲7七角も玉と接近していて攻められやすく、
先手はどの手も怖いので、どの怖いを選択するか、
なんだかどの手もありそうな気がしてきましたとのこと。

次の一手アンケート
▲2八角23.9%、▲6四角40.5%、▲7七角18.9%、その他16.6%。
松尾七段「強気な方が多い」
羽生棋聖は▲2八角。豊島七段は即座に△4六歩。
そして解説通りに羽生棋聖が銀損ながらと金を作る展開になり一旦休憩に。

休憩明け、松尾七段は先手としてはあんまり自信がなく、
後手は角が使いにくいので、
変な手だが△2五桂と桂馬をどかす手はあるかなとのこと。
また、△4五銀左から▲同銀△同桂とどかす順もあり、
豊島七段もここは良くできる手があるはずと思って長考しているのではないか、
先手としては不安で後手は角を使う事を含みに指したいらしい。

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松尾七段「羽生棋聖すごい体勢で考えてますね」

アンケートどちらを持って指してみたいですか
松尾七段「僕は2番ですけどね豊島さんが、ええ」
先手:羽生棋聖43.2%、後手:豊島七段22.9%、ニャンとも言えない33.9%。
松尾七段「私が2番と何回も言ってるのにあまり聞いてくれない(笑。
なんかちょっと羽生さんの人気というか信用というか。銀得ですけどねえ」
藤田女流「2、30%のブランド力があるらしいです」
残り32分まで考えて豊島七段は△4五銀左。
やっぱり後手がいいと思うんだけどなあと松尾七段。

豊島七段の△4五桂に、
松尾七段「ずいぶん強気な手できましたね。
いろいろ選択肢がありそうな局面の中では一番玉が薄い形なので」
羽生棋聖はううーんと唸ってました。

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豊島七段は△6六歩の垂れ歩。松尾七段は盤上この一手と太鼓判。
羽生棋聖は持ち駒の銀を使って▲6八銀と受けました。
受けているようじゃ辛い気がしますが、と言って受けない順も検討しましたが、
やっぱり受けた方がいいんですねとの結論になりました。
そして羽生棋聖は残り1時間に。
羽生棋聖は直線的な斬り合いの展開になる、
と解説していた▲5三とを選択したところで一旦休憩になりました。

休憩を明けると一手を争う叩きあい。
豊島七段が飛車金両取りをかけましたが、羽生棋聖はかまわず▲3三歩と放り込みます。
詰むや詰まざるやまで変化手順を進めて
松尾七段「うーん…微妙ですね」
その後様々な変化を並べて
松尾七段「羽生棋聖が苦し目な感じですけど、どの変化もはっきりしないですね」

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ここから羽生棋聖は▲9八玉。どちらが勝っているか。
△7六桂に▲2六桂の攻め合いは先手玉に必死がかかって後手の勝ち、
▲7七銀とかわしても後手の勝ち、
という解説で、羽生棋聖は▲4四歩と角道を止めました。
豊島七段は残り12分に。

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松尾七段「大内先生結構いますね。
きわどい終盤戦であそこで見てると面白いんだなと思いますね」
羽生棋聖は残り30分。手番の豊島七段は残り3分に。
松尾七段「自分が勝つんじゃないかってところで、
よさそうな手が3通りあったら時間使いますよね」
豊島七段は残り3分まで考えて、解説の3通りの手ではなく△6六歩。
松尾七段「これは羽生棋聖も状況を把握するのに時間を必要とするかなと思います」
▲7七金△7九成銀としたところで羽生棋聖は席を外しました。

羽生棋聖は後手の攻撃の根元の角取りに▲2五桂。
角取りを放置して迫る手になるんですが、一番厳しい手は△8九成銀かなあ、
と言っている間に豊島七段は△8九成銀。
松尾七段「相当きわどいですねえ。きわどすぎて見入っちゃいますねえ」

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残り時間がなくなるまで考える羽生棋聖。そして解説になかった▲5一角。
松尾七段「見えにくい手が来ましたね。多分詰めろなんでしょうね。
受けるか一旦王手をして、でも▲7八歩でいいのかな…うーん…。
現状だと詰みなんですけど、1枚使った状態で詰むかどうか」
豊島七段は一旦王手。羽生棋聖は急に前後に揺れ始めました。
持ち駒を使わない▲7八歩に豊島七段は△4四銀と受けました。
松尾七段「今の手つきは読みきっている雰囲気ではないですね」
しかし豊島七段が羽生棋聖の追撃を振り切り、大激戦を勝利で飾りました。

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投了直後の様子。
最後に豊島七段が羽生棋聖の王様を詰ましに行く時には、
立会人の大内九段の体まで左右に揺れていました。興奮しすぎである。

松尾七段「羽生棋聖がずっと苦し目の流れできてたと思うんですけど、
△4四銀と受けたところはもしかしたら先手にいい手があるのかなと思いましたが、
▲4二とに△同飛ととったところで見切っていたのかなと。
捻り合いで珍しい形から、銀得対と金の戦いで、
判断のつきにくい将棋だったと思いますけど、
豊島さんの方が強気に戦って、難しいところを一歩出たのかなと。
終盤羽生棋聖の追い上げがすごくて、元々どの程度離れていたのか。
ぎりぎりの展開でずっと着いていったのが流石羽生棋聖で、
最後ぎりぎりの終盤戦になりました。
多分▲4二とに△同飛で大丈夫と豊島さんが見切っていたと思います」
藤田女流「次の対局はどんなところが見所でしょうか」
松尾七段「これを見ているとどんな将棋になっても面白い展開になるのかなと思います。
豊島さんが先手番で、なんとなくですけど第1局2局と矢倉でしたので、
そろそろ角換わりが出るのかなと思います」

ということで、棋聖戦第2局は豊島七段が大激戦を制しました。
松尾七段というと升田幸三賞を受賞した横歩取り△5二玉型や、
松尾流穴熊、横歩から▲5五飛と活用する松尾流など、
序盤の研究が深い理論派のイメージでしたが、
解説では案外感覚重視だったのが印象的でした。
とはいえ感触が悪いと言いつつ先の変化を並べてくれるので楽しく見れました。
また、得意不得意作りたくないという考え方や、
自身の事をトーナメントプロと表現するところは同じ所司門下の渡辺棋王みたいで、
渡辺棋王の合理的な考え方は案外所司門下の周辺の価値観なのかなーとか思いました。
対局は終盤まで白熱していて、豊島七段は102手目の△6六歩を、
分からなくて相手に下駄を預けるような指し方、もっといい寄せがあれば、
と語っていましたので、プロレベルでも最後まで難解な大熱戦だった事が伺えます。

これで棋聖戦は1勝1敗の五分、五番勝負ですのであと2勝した方が棋聖となります。
第3局は7月4日、ニコニコ生放送では解説に飯島栄治七段、
聞き手に竹部さゆり女流三段で大盤解説会が放送されます。
どちらがタイトルにリーチをかけるのか、
竹部女流の暴走を飯島七段がどういなすのか、注目です。

第86期棋聖戦五番勝負第1局は羽生棋聖が豊島七段を下す

羽生善治棋聖に豊島将之七段が挑戦する第86期棋聖戦五番勝負第1局は、
後手番の羽生棋聖が勝利して1勝としました。

振り駒の結果豊島七段の先手で対局が開始されました。

注目の初手は▲7六歩。
羽生名人は何でもやってこいの△8四歩。

kisei1-1
関係者が退室する様子。足がしびれて立てない人も。

豊島七段は▲6八銀と矢倉を選択しました。

山口女流「あ、矢倉ですか」
田村七段「矢倉ですね。意表の、全然イメージにないんですけどね。
豊島さん先手だと角換わり、後手だと横歩取りのイメージなんですけど、
何か用意の作戦があるのでしょうね」

kisei1-2
山口女流「どうじょ、どうぞよろしくおねがいします」
田村七段「フフフ」

山口女流「角換わりではないかという予想でしたが」
田村七段「豊島さん角換わり勝率は高いはずなので、
タイトル戦の第1局は得意戦法を持ってくると思っていたのですけど」
山口女流「先生は力戦のイメージですが、矢倉はどのような戦型が得意ですか」
田村七段「私矢倉ねーほんと嫌いなんですよ」

朝の雑談タイム
山口女流「先生は朝早いんですか」
田村七段「こう見えて朝強いんですよ」
山口女流「朝ぱっと目が覚めるんですか?」
田村七段「ぱっと覚めるんですけど、最近犬飼ったんですよ。
顔なめにきて起こされます」
山口女流「何を飼っていらっしゃるんですか」
田村七段「ラブラドールですね」
山口女流「名前は何ていうんですか?」
田村七段「メイですね」
山口女流「トトロから?」
田村七段「5月から飼い始めたんでそれで」
50キロもあるらしい。犬は生まれた時からずっと飼っているらしい。
山口女流「羽生さんも犬飼ってたような」
田村七段「羽生さん散歩できないんじゃないですか。有名人すぎて」
山口女流「先日お仕事でご一緒させていただいた時に、
道端で話していたら外国人の方が羽生さんに話しかけてきて、
英語で話されててさすが羽生さんだなーと思ってたんですけど、
よく聞いたら道案内を頼まれてました」
田村七段「後から知ったら驚くんじゃないですか?」
山口女流「普通に走って案内されてました」

山口女流「藤森先生のTwitter見てたら二人でマカオに行かれたそうですね」
田村七段「二人とも日本語しか出来ないので、話が大変でした。
私はジェスチャーですね、哲は何も出来ません」
山口女流「前小笠原諸島に瀬川先生と行かれたり」
田村七段「旅行基本的に好きなんでね」
※藤森哲也四段は師匠が塚田泰明九段で、
田村七段と塚田九段が兄弟弟子の関係になります。
瀬川五段とは奨励会時代からの友人です。

今回の棋聖戦は去年に続きブールミッシュがおやつスポンサーとのこと。

先手が▲2六歩だと力将棋になると話していたら、豊島七段は勢いよく▲2六歩。
定跡型を避けて力比べを豊島七段が選びました。
早めに▲2五歩とすると後手からの急戦を封じる意味合いがあるが、
作戦を早く決めすぎる嫌いもあるとのこと。

名人戦の話題になり、
山口女流「先生入玉の将棋はどうですか」
田村七段「一手も読めなくなります。
普段の将棋も追いかけてだめだったら負けましたって」

▲6七金右は後手からの急戦対策だが、
後手の角道が△3三銀で止まったので急いで指す必要は無いとのこと。
矢倉は分からないので手の意味を解説してくれると勉強になります。

kisei1-3
田村七段「また変わった手が(▲1六歩)」
山口女流「これは何でしょう。加藤流?」
田村七段「もう前例無いんじゃないですか?」

kisei1-4
そして退室する豊島七段と前傾姿勢で考える羽生棋聖。
田村七段「何が正しいのか分かんないです、意味が分かんないですからね。
端を受けると棒銀でだいたいやばいというのは私も分かるんですけど。
30年くらい前なら▲1六歩もあったかもしれませんけど、最近じゃ無いですね」

kisei1-5
さっそく殴りあいの変化。
午前中からこんな変化を解説することになるということは、
豊島七段が積極的に指しているということか。
30手目、羽生棋聖の△4二角で前例が無くなったらしい。
山口女流「先生はどちらを持ってみたいですか?」
田村七段「後手の方ですね。後手の方が指す手が簡単なので」
豊島七段がどんな構想を見せるのか。

kisei1-6
田村七段「噂のおやつですか。豊島さんはないのかな?」
焼きシブーストとのこと。

質問メール
私は28歳の女性です。
将棋を見る事が好きなのですが、
実際に将棋を始めるには何から始めればいいでしょうか。
田村七段「周りに指せる人がいれば教わるのが一番ですね。
定跡の本とか読んでも最初はまったく分からないでしょうから、
1手3手詰めくらいの詰め将棋がいいと思うんですけど、
最初のルールは周りの人がいればいいんですけどね。
ちょっとやれば6級くらいはすぐだと思うんですけど」
山口女流「ちょっとで6級は結構早いですよ。田村先生は何歳から将棋を」
田村七段「私は9歳からですね」
山口女流「親から教わったんですか?」
田村七段「親父と兄貴が指しているのを見て、何やってるのと聞いてからです」
山口女流「プロを目指すきっかけは」
田村七段「なんとなくですね。4年生くらいでそう思いました」
山口女流「師匠の大内先生とは?」
田村七段「基本振り飛車党だったんで、
大内先生か森安先生か大山先生がいいということで、
うちの親父の大学の同級生の奥さんと師匠の奥さんが親戚関係ということで」

田村七段の兄弟子の鈴木八段は、少年時代かなりワイルドだったという噂ですが、
今だから話せる兄弟子の逸話を教えてください。
田村七段「兄弟子ですか、えー、ワイルドだったのかなあ。
昔から遊んでてトランプとか、超小柄だったんですよあれ。ああ見えて。
本当に華奢で。今でかいですよね。
棋士になって3年くらいしてでっかくなりました」
山口女流「田村先生は昔から?」
田村七段「私も細かったんですよこう見えて。
16くらいまでは今の身長で30キロくらい痩せてました。」
山口女流「奨励会時代ですか。何かきっかけがあったんですかね」
田村七段「やっぱ先輩と付き合ってると太りますね」
山口女流「梶浦新四段が鈴木先生の弟子で」
田村七段「あれも今細いですけど分かんないですよ。梶浦飲まないんですよねぇお酒」
山口女流「もう20歳でしたっけ」
田村七段「ぎりぎりだっけ?まあいいんじゃないですか?」
山口女流「大内先生の話もうかがっていいですか
田村七段「師匠はすごい厳しいんですけどやさしいですね。
食事は今は一門会が第3土曜日がありましてその後で大勢で食べる事はあります。
二人で食事は2、3回ですね」
山口女流「弟子になってからは何年くらい」
田村七段「小学校6年生からなので26、7年ですね。
1回研修会行ったんですけど、連盟に泊まることになっちゃったんですね。
遊んでて私の10円玉1個なくなっちゃったんですよ。
取りそうな奴が鈴木大介しかいないと思って、
まだ私も悪かったんでいきなりなぐりかかって。そしたら犯人が違って」
山口女流「鈴木先生泣いてました?」
田村七段「鼻血出して。でも4年生のパンチなんであんまり痛くなかったはず。
でもその人が大内門下だと聞いて驚きました」
山口女流「その話は大内先生とかと」
田村七段「それはしたことない。
その時は本当にただいるうるさそうな少年だったんで」
山口女流「いつくらいから弟子になられたんですか」
田村七段「5年生の終わりくらいに弟弟子になりました田村ですって挨拶したら、
びびってました。
大内先生はもう時効ですけど嘘ついてまして、連盟行ってたんですよ学校嫌いで。
お前平日のこの時間に何でいるんだって言われて開校記念日ですって。
1週間後くらいにまた言われて、突然言われてもいいわけが思いつかなくて、
しょうがないから開校記念日ですって。
そしたら胸元掴まれてお前本当だろうなとか言われて、
しょうがないから間違いありません本当ですって。
嘘ですと言えるような雰囲気ではなかったんです」
山口女流「先生弟子取ったりは」
田村七段「弟子いますよ。
一人採って1年ちょっとで退会しちゃって、今は5級に一人います。藤原です。
富山の子で富山のお世話になってる方の紹介です」
山口女流「将棋指したりはしますか」
田村七段「弟子にとってからはします」
山口女流「大内一門はファミリーとして熱い感じがするんですけど、
実際に公式戦で当たるのが楽しみですね」
田村七段「今はやりたくないですけど、あと10年したときは思うんですかね?」
山口女流「師匠とは?」
田村七段「2、3局あたりました。
全部負かしちゃったんで、勝ってたら喜んでたと思うんですけど」

kisei1-7
10時のおやつの焼きシブースト。
おやつの画像を映していたら豊島七段がさっと▲1三桂成。
午前中から早くも戦いになりました。
山口女流「どちら持ちでしょうか」
田村七段「攻めれるので、一応先手持った方が今は楽そうですね。
自分が指すなら△7三桂くらいで、攻め潰されたらごめんなさいみたいな。
でもタイトル戦だと流石に受ける手を考えないといけないので、
後手だとめんどくさいです。
これが優秀な作戦だと真似しやすいですね。
あんまり後手が変化するところが少なかったと思います。
豊島さんがこの将棋を勝ちきるようだと流行るかもしれませんね」
山口女流「これが流行ったら田村先生は指されますか」
田村七段「年一くらい?」
これが力戦派精神。

山口女流「アンケートいきましょうか。どちらを持ちたいか。豊島先生、羽生先生」
田村七段「いい勝負ってのは無いんですね?」
選択肢が出て
田村七段「これ羽生さんが強いんですよね。
予想だと豊島さん30%羽生さん40%いい勝負30%くらいですけど」

アンケートどちらを持ちたいか。
先手:豊島七段31.9%、後手:羽生棋聖28.1%、いい勝負だ40.1%。
山口女流「あ、意外と」
田村七段「羽生さんが人気ない」

質問メール
先日高尾山に行った時に、お寺の手前に奉納者の木札があるのですが、
八王子観光大使羽生善治の名前がありました。
田村七段「知らなかったです」
山口女流「室田さんとか春日井市の大使で、
加藤桃子さんが静岡の大使で、
上田初美小平市の観光大使で、
矢内さんが地元の埼玉の行田市の観光大使です」
田村七段「中座さんが稚内なんですよねきっとね」
山口女流「石田先生が北海道の名寄市の大使で、
井上先生と稲葉先生が加古川の親善大使でしたかね」
田村七段「結構いっぱいいるんですね。
(コメントを見て)屋敷先生平和島大使(笑」
山口女流「鈴木環那さんは東北のあったか親善大使みたいなのでしたっけ。
先生も何か大使をされればいいんじゃないですか」
田村七段「そんなものもらっちゃうと悪い事できないじゃないですか」
山口女流「新宿の人どうか田村先生に」

名人戦第5局で本田女流が、山口恵梨子女流と山口絵美菜女流は、
山口「え」まで名前が似ているから間違えられるのではと言ってました。
お二人も名前や顔とかが似てるって言われたことはありますか。
田村七段「いやーあんま、えー名前忘れちゃったなあ。
相撲取りで何かに似てるって」
山口女流「スポーツ選手じゃないですか?井上康生選手とか?」
田村七段「言われた事ないですけど」
山口女流「私は西山朋佳さんに似てるって言われたことがあります」

羽生棋聖が戻ってきてすぐに△4五歩。
田村七段「これは休憩まであと17分なので指すでしょうね」
即座に▲6八角。

お二人がテンションの上がる将棋用語は何ですか。
私は「羽生さん残り1分です」です。
田村七段「将棋用語でテンション上げるんですか。
僕は全然テンション上がんないです。何かあります?
将棋用語じゃなくてもあります?」
山口女流「北京ダックでテンションがあがります」
田村七段「食事系ですか」
山口女流「先崎先生の本に、
田村先生が1キロのステーキを食べられたと書いてあるのを読んだことがあります」
田村七段「最近はハンバーグの方がいいですね。
柔らかい肉より固い肉の方が好きになってきたかなあ。
いい肉って脂が多いじゃないですか」
山口女流「他はなんだろうなあ、3連単的中とか?」
田村七段「麻雀も最近やってないしテンション上がらないですねえ」
山口女流「旅行行こうよとか?」
田村七段「それはテンション上がるかもしれないですね」
山口女流「(コメントでブールミッシュ行こうよと流れて)
そうか北京ダックじゃなくてそう言わないといけなかったんですね。
何か言われて嬉しい言葉とかありますか?今日も素敵ですねとか」
田村七段「全然むかつきますね。
同じ言葉でも言われて嬉しい人とそうでもない人といますよね」
山口女流「じゃあ鈴木先生に言われて嬉しい言葉とか」
田村七段「無いですね。あいつ本心で褒めてくれるわけ無いから」
山口女流「大内先生とか」
田村七段「師匠は私には褒めなかったかもしれないですね。
どちらかというと厳しい派だったような」

田村七段の解説では桂馬を7三か9三に跳ねるのではないか、
というところでしたが、羽生棋聖は△8五歩。
一通り解説の後
田村七段「指されてみればなるほどの手ですね」
先日の名人戦第5局初日の解説だった飯塚七段が、
羽生名人は指されてみればなるほどという手が多いと言ってましたね。

田村七段「昼食アンケートって無くなっちゃったんですか?」
山口女流「ありますあります」

先ほどの会話で出た北京ダックやハンバーグが流れて
田村七段「ハンバーグ1キロたいした事無いですよ。ちょろいもんです」
山口女流「それじゃ1番チャコ2番ハンバーグ」
田村七段「それだとかぶってないですか?
私チャコでハンバーグにしようと思ってたんですけど」

チャコで食べるとばれてしまったので
山口女流「それじゃあ今日は趣向を変えて、
羽生先生か豊島先生の昼食を当てましょうか」
羽生棋聖は淡路だとうどんを食べるというコメントが流れて
田村七段「それじゃ豊島さんのにしましょう」

アンケート解説は置いておいて豊島七段の昼食を予想してください
うなぎ16.1%、寿司17.5%、麺類42.4%、カレー8.3%、その他15.6%。
田村七段「私だと3と4両方とかもあるかな。
これ夕食休憩無いんですよね。しっかり食べたいところだなあ」
といったところで昼食休憩に。

kisei1-8
昼食休憩あけて解説が始まってもまだ考える豊島七段。

kisei1-9
昼食はチャコ

kisei1-10
山口女流「私が頼んだハンバーグです。多かったので先生に食べてもらいました」

kisei1-11
山口女流「リブステーキとハンバーグですね」
田村七段「ご飯が山盛りで2.5杯ですね」

kisei1-12
山口女流「その場で焼いてくださるんですよね。
皆さんも是非千駄ヶ谷にいらした際は是非」
田村七段「月曜日定休日ですからね」

kisei1-13
羽生棋聖のうどん
田村七段「予想通りでしたね」

kisei1-14
豊島七段はそば
田村七段「あったかいんですかねスープ。冷たそうにも見えますけど」

kisei1-15
記録はタブレット

ヒフミンアイで後手から見た後、
田村七段「優勢なときの長考は決め手を考える楽しい長考ですけど、
これは豊島さん苦しい長考かもしれませんね」
山口女流「先生は長考されるときはどちらが多いんですか」
田村七段「優勢なときに20分くらい考えて、詰みまで考えるのが楽しいですね。
でも何でもいいやって指しちゃうんですよね」
山口女流「豊島先生は昼食休憩も入れると2時間くらい考えてますけど、
終盤ってどれくらい残してるといいんですかね」
田村七段「1時間くらい残っていれば全然、このレベルならね。
でもギリギリの詰む詰まないの難しい局面になっちゃったら、
2時間でも全然読めないです」

アンケートどちらを持って指してみたいか
田村七段「40対40で引き分けが少なくなってるんじゃないかなあ」
先手:豊島七段19.4%、後手:羽生棋聖44.5%、むむむ36.0%。
山口女流「後手の評判上がってますね。むむむより上です」
田村七段「ずいぶん豊島さん考えられてるからそれでまずいと思った人が多いんですね」
山口女流「△8五歩で後手からの攻め筋がずいぶん増えるんですね」
田村七段「△8五歩は難しい手じゃないんですけど、
実戦じゃなかなかさせない手ですね。抜群の手渡しですね。
勝ったらこれが勝着というくらい。豊島さんの研究に無かったということですからね」

詰め将棋の解答の後田村七段の色紙プレゼント
田村七段「字何書くか忘れちゃったなあ」
山口女流「先生手形でもいいってコメントありますよ」
田村七段「手形でいいんですか?やりますよ?」
運営からNGがでました。

kisei1-16
而今
山口女流「なんていう意味ですか?」
田村七段「意味ねー、今を生きるみたいな感じなんですけど
あ、日本酒ってありますけど知ってますねー。
何か仏教用語かなんかって言われましたね」

そして解説に。ちょっと先手がまずい変化の方が多くなってきたか。

14時25分、まだ長考する豊島七段。

kisei1-17
田村七段「まったく予想しない手を指すのかなあ」
それなら△6五歩も候補かなあとのこと。
さらに10分経って
田村七段「指さないじゃないですか」
山口女流「おさんじコーナーまで行きそうですかね」
田村七段「あと10分くらいで指しますよ。だって考えすぎじゃないですか」

質問メール
親方と言えばマッハ指しで有名ですが、女流で早指しの方はいますか。
また、以前出演されたときに新しく本を出版されると話してました。
楽しみに待っています。
田村七段「女流で早指しの人は竹部さん、昔は似てるなと思ったこともあります。
とにかく適当ですもんね」
山口女流「私9分でふっとばされたことがあるので。
竹部さんは早指し棋戦で一番早く終わったかどうかチェックしてるみたいですよ。
あと本は出されるんですか?」
田村七段「かれこれ1年半くらい経つんですかね。まだまだです。
相振り飛車とか陽動振り飛車とかの実戦集にしようと思ってるんですけど」
山口女流「いつくらいの予定ですか」
田村七段「あと3年くらい」
書くのは遅い田村七段。

田村先生は早見えで有名ですが、
頭の中の将棋盤は一つで考えているのでしょうか。
それともいくつかの盤面を動かしてるのでしょうか。
また、切れ負けなどの早指しは序盤中盤終盤どこに時間を使えばよいでしょうか。
田村七段「頭の中に盤はありますけど、対局中は目の前の盤を見て考えてます。
だいたい勘で指しているんで、終盤の詰む詰まないだけ考えてるんですけど、
切れ負けの将棋は序盤は考えてもまったく意味無いですね。
中盤も思いついた手を指せばいいんです」
山口女流「先生それは大分強いからできるんじゃないですかね」
田村七段「でもこの局面で10分切れ負けで3分使ったら勝てないですよね。
負けたら次同じ局面になったときに違う手を指せばいいんで」

熊本に将棋倶楽部があるのを知り、行って見たいのですが勇気がありません。
囲いや戦法を少し知ってるくらいでも行っていいのでしょうか。
田村七段「その道場の事を知らないんでなんとも言えないんですけど、
大きい道場だと1番したが10級とかもいますので、相手はいると思います。
行ってみて自分に合えば、最初は見学だけでもさせてもらえれば」
山口女流「熊本って確か女性だけの支部があるので、
検索してみたらいかがでしょうか。
田村先生道場初めて行かれたときはどんな感じでしたか」
田村七段「連盟の道場ですね。普通にいっぱい指しました」
山口女流「お仲間とかは」
田村七段「いないですね。堀口一史座君が知ってたかなくらいで。
今はネット将棋があるのでそこまで通わなくていいと思いますけど」
山口女流「1日何局くらい指されてましたか?」
田村七段「男の子だったら20以上。1局5分もあれば終わるじゃないですか」
山口女流「女の子だったら?」
田村七段「倍かかってもいいですかね。1局10分から20分くらいで。
やっぱり女の子の方がね、負けず嫌いが多いんですよ私の体験では。
男の子の方がすぐ指して、負けてももう1回もう1回ってくるんです」

冒頭に犬の話が出ましたが、将棋界の犬派猫派を教えてください。
田村七段「猫派って誰がいるんですかね。」
山口女流「加藤先生とかですかね。後糸谷先生が飼ってるって聞いたことがあります。
あと浦野先生が捨てられてしまった猫を飼って、あと神谷先生も」
田村七段「うちも猫を飼ってたこともあったんですけどね。
飼う時は猫の方がかわいい顔してるんですけど、犬の方が性格的にいいですね」
山口女流「鳥派の人もいますけどね。森先生とか」
田村七段「鳥楽しいんですかね?」
山口女流「話すって言ってましたよ」

14時46分、豊島七段はとうとう▲2六銀。
田村七段「ちょうど10分くらいだったでしょ?
羽生さんのほうから受ける手は無くなったので攻め合いですね」

アンケートどれ?
犬派41.1%、猫派39.5%、その他19.4%。
田村七段「その他20%しかいないのか。そうかー」
山口女流「ハムスター派が多いですね女流棋士は」

kisei1-18
プリントを裏返しにして適当に選択。

最近の電王戦から見始めた将棋ファンです。
タイトル戦の環境について質問があります。
タイトル戦ではよく退席するシーンがありますが、
控え室のようなものがあるのでしょうか。ロビーじゃ変かなと思ったので。
それと、対局中は外部との交信ツールは制限されているのですか。
田村七段「控え室はタイトル戦の場合個々にあります」
山口女流「ご飯食べる時も和服を脱いで、また着てということができます」
田村七段「一応携帯はつけちゃいけないことになってるんですけど、
これで反則になるとかは聞いたことないですけどね」
山口女流「竜王戦では携帯を預かってるって聞きました。
もしかしたら全部なってる可能性もあるかもしれませんけどね」
田村七段「私携帯持ってても調べ方わかんないし、
コンピュータ信用しないから見ようとも思わないですけど」

田村先生に質問です。最近二歩の対局がありました。
指してしまった棋士の感想はよく聞くのですが、
なかなか指されてしまった方の感想は聞きません。
豊川先生の二歩の相手の田村先生に、その時の気持ちを聞きたいです。
田村七段「うーんあんまり嬉しいとかは無かったです。
将棋が優勢だったんですよ私がね。
別に二歩じゃなくても勝ってたので、
形勢不利の時に打ってくれたらちょー嬉しいラッキーラッキーって感じですけど、
むしろお世話になってる先輩の豊川さんだったので、
カットしてくれて投了みたいな形にしてくれた方がいいなと思ってたのですが、
豊川さんもあれで有名になったし分からないものですね」
山口女流「橋本先生もあれでモデル事務所に入られたって聞きました」
田村七段「橋本君にあれわざとやったのって聞いたら、
流石に違いますって言ってました」
山口女流「勝たれたときの気持ちってどうなんですか」
田村七段「そんなに嫌な気持ちはしないですね。勝ちが決まったわけですから」

えりりん先生は鳥取出身ですが、鳥取では最近スタバが出店されました。
先生はスタバ派ですか?それともすなば珈琲派ですか?
僕はタリーズ派です。
山口女流「スタバ派です」
田村七段「すなばって何ですか?」
山口女流「すなばって鳥取にあるんです。鳥取砂丘ですなばってことなんですけど」
田村七段「コーヒー大好きなんですけど私タバコ吸うんですよね。
ノースモーキングなのであまり行けないんです」
山口女流「ドトールとかタリーズとか行かれますか」
田村七段「ドトールはたまに。
好き嫌いほとんど無いんで、あ、トマトジュースは飲まないですよ」

私は最近仕事の関係で都内に引っ越してきましたが、
道場で棋士の方をみかけることが多くなりました。
勇気を出して話しかけてみようと思っているのですが、
プライベートの時に声をかけるのをやめて欲しい時とかはありますか。
田村七段「全然いいんじゃないですか?
やめて欲しいのは競馬場で声をかけるのはやめて欲しいです。
集中して競馬してるので」
山口女流「勝負してる時は声をかけて欲しくないとかで、
研究会に行く途中とかは大丈夫だけどということで」

おやつだ!

kisei1-19
がっつく羽生棋聖と考える豊島七段(羽生棋聖の手番)。

kisei1-20
田村七段「私これなんかもう食べたくて食べたくて」
ブールミッシュの方も1年ぶりに登場。
6月12日から14日銀座本店と池袋のお店で限定販売とのこと。

羽生名人がパウンドケーキで豊島七段がオレンジゼリー。
田村七段「豊島羽生両方食べちゃうわけですね」

担当の方「季節ごとにフルーツを使ったケーキが多いですね。
普通のお砂糖よりカロリーが低い希少糖含有シロップを仕様していて、
血糖値の上昇も穏やかです」
田村七段「気にしてるんでね。昼食で2000キロカロリーくらい行っちゃったから」

kisei1-21
さらっと椅子においていた上着を着て、
ブールミッシュの担当の方を座らせるジェントル田村先生。
わずか二口でケーキをぺろり。

kisei1-22
田村七段「うんまい」

kisei1-23
食レポに言葉は必要無かった。がっつけばよかった。
田村七段「豊島勝ちですね」

kisei1-24
限定パック。買わないと詰め将棋が分からない。
田村七段「難易度は5分で1級くらい、3分以内で初段」

kisei1-25
中はこんな感じ。1ヶ月くらいもつとのこと。

kisei1-26
役得の田村七段。二口で行きました。

解説は一旦休憩に。

kisei1-27
山口女流「わー」
田村七段「直接行きましたね」
この後解説通りに急に進みました。

kisei1-28
田村七段「自分で桂捨てて攻めてったのに自陣で銀桂交換されちゃったんですね」
羽生棋聖がうまく切り返したということなのか。
田村七段は普通の手では先手が届かないので、
▲2四歩△同歩に▲4四桂や▲3五桂のような普通ではない手を指さないとと解説。
ぱちっ!

kisei1-29
山口女流「うわー」
田村七段「決めに行きましたねえ」
羽生棋聖は▲2四歩に手抜きで△6九銀。踏み込んでいきました。
しばらく解説した後、変な手と解説していた▲7四桂を豊島七段は選びました。
普通の手じゃまずいと思ったか。

質問メール
以前のニコ生で山口女流は、
野月先生や中村修先生と飛車飛車対角角で対戦していました。
あれから研究しましたか。
山口女流「先生は知ってますか」
田村七段「見た事はあるんですけど、
私飛車飛車なら羽生さん相手でもなんとかなるんじゃないかと思うんですけど」
山口女流「実は飛車飛車で先手の時は9割5分勝てるんじゃないかって。
先日秘密の研究会がありまして、言うなと言われてたんですけど」
先日の名人戦第5局初日で電話出演した中田功七段は、
黒ひげ危機一髪の定跡研究したって言ってましたけど、
凝り性なのは職業病なのでしょうね。

盤上では羽生棋聖が△9二飛と逃げて、
豊島七段の飛車取りに打った▲7四桂が実りました。

アンケートどちらが良いと思いますか。
田村七段「一時7:3くらい羽生さんがいいと思ってたんですが、
今は6:4より近い感じがします」
先手:豊島七段35.9%、後手:羽生棋聖64.1%。
田村七段「羽生人気を考えるとほぼ互角ですか。
千日手でも両者納得するくらいの差だと思いますよ。
なりそうになったら必死にならない順を解説しますけど」

kisei1-30
△3三金左がいい手だと念じる田村七段。
金銀を打ち合って取り合ってとなると千日手コースが見える。
羽生棋聖が△3三金左としたところで豊島七段が残り6分に。
そして▲3三銀成として千日手を避け、勝ちに行きました。

田村七段「ここで△2七歩は勇者ですかねぇ」
ぱしっ。羽生棋聖△2七歩。
豊島七段は飛車を逃げずに羽生棋聖の王様を寄せることができるか。
山口女流「羽生棋聖もこれ勝ちに行ったということですよね」
田村七段「なんか今日の羽生さんは激しいですねえ」
ここで豊島七段に攻めがあるか、飛車を逃げるのがいいのか。
逃げるとまずいという解説で、豊島七段は△4一角と王手。
しかし逃走する羽生玉を捉えることは出来ず、羽生棋聖に手番が回りました。

kisei1-31
田村七段「詰めば勝ち。でも99%詰みますねこれはね」

kisei1-32
詰むと分かっている豊島七段は何を思うか。
田村七段「羽生さんは残り3分まで考えて詰ますと思います」
そして羽生棋聖が△7六香と指し、これ詰むのかなと田村七段が並べていたところで、
豊島七段の投了となりました。
コメントでは今のだと37手詰めだってとか流れましたが、
田村七段「わかった」
長い手順でしたがちゃんと詰みました。流石。

田村七段
おそらく序盤は豊島さんの作戦が失敗したと思います。
終盤追い込んであわやと思ったんですけど、しぶとい人ですね。
追いつかれてからも全然、むしろ突き放した感じで、懐が深いなと思いました。

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感想戦も放送されるということでハイペースで締めには入ってましたが、
対局者が大盤解説会場に行ったということでゆっくり告知タイム。
現地まで行った人への嬉しいサービス。

ということで棋聖戦第1局が終わりました。
豊島七段が矢倉で昭和の時代の将棋を工夫した新趣向を見せましたが、
羽生棋聖が30手目に前例を離れる手を指してから、
急にリードを奪ってしまったのは圧巻でした。
終盤豊島七段が盛り返しましたが、
持ち時間が少ない中での攻め合いはNHK杯優勝10回の羽生棋聖の土俵なのか、
追いつかれたところでさらに突き放すという感じでした。
棋聖戦は持ち時間が4時間ですから終盤はどうしても持ち時間が短くなります。
羽生棋聖は棋聖戦でここ5年で、深浦康市王位、深浦康市九段、
中村太地六段、渡辺明竜王、森内俊之竜王を相手に1敗しかしていません。
豊島七段が後手番でどう挑むのか、第2局に注目です。

棋聖戦第2局は6月16日に対局されます。
ニコニコ生放送では9時から、解説に松尾歩七段、
聞き手に藤田綾女流初段で大盤解説会が放送されます。
松尾七段はA級順位戦の最終局で登場したことがありますが、
タイトル戦のニコ生は初登場だと思います。とても楽しみです。

羽生名人が行方八段を4-1で下し名人位を防衛!

羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期名人戦七番勝負第5局は、
羽生名人が勝利して名人位を防衛しました。

meijin5-1
本田女流「注目の封じ手は何でしょうか」
阿久津八段「ここは△7三銀か△7五歩の2択ですね。
羽生名人は駒が前に出て行く将棋なので△7五歩ですかね」
本田女流「どきどきしますね」

注目の封じ手は△7三銀。
阿久津八段「こうやって外れるんですね」

ニコニコ生放送では9時から、解説に阿久津主税八段、
聞き手に本田小百合女流三段で大盤解説会が始まりました。

meijin5-2
おはようございます。

△7五歩は先手の馬が後手の攻撃陣を牽制する形になるので、
それを嫌ったのではないかとのこと。
守りの方で手をかけずに攻めに手を加える藤井矢倉なので、
これから行方八段が攻める展開になるらしい。

リレー質問
飯塚七段から阿久津八段へ
居飛車振り飛車両方指されますが、それぞれ作戦を選ぶ時の感覚や、
気持ちの違いを教えてください。
阿久津八段「どちらもやるんですけど、最近居飛車の方が私は多いんですけど、
結構その日で決めます。
先後が決まってない将棋でしたら、
常にやりたい戦型は何個かあるんですけど、その日の気分とか、
先手なら角換わり、相掛かり、後手だったら横歩取りとか、考えていく事が多いです。
振り飛車やるときも、ごきげん中飛車をやったら穴熊が多い相手というように、
戦型がしぼりやすいと思ったらやることが多いですね。
振り飛車をやる時が今日飛車振りたいなあと思う事が多いです。
振り飛車のほうが捌けた時気持ちいいなあとか、
ずっと同じ戦型ばかり指していると飽きるので」
本田女流「居飛車と振り飛車の感覚って全然違うじゃないですか」
阿久津八段「そこまでではないかなと思います。そこまで気にして無いですけど」
本田女流「居飛車だと相手の振り飛車を押さえ込むために手厚くとか」
阿久津八段「私振り飛車やると、
序盤で失敗することが多いから我慢の展開が多いんですけど、
綺麗に捌けると爽快感があるので。
そういう将棋は練習将棋でやればいいという人もいるかもしれないですけど、
公式戦でやってこそ身につくことがあると思います」
本田女流「いいですね。私は練習将棋でやることはあるんですけど、
捌けない振り飛車党になります」
阿久津八段「練習だからじゃないですか?
本番でやったほうが何倍も勉強になることが多いんで、
1回やったほうがいいかなと思うんですけど。
振り飛車でも相手の囲いとか相振り飛車とかあるんで、
やっていかないと覚えないかなと思います。
本田さんは玉型が固い将棋が好きなので、
最近の振り飛車は玉型が固いので合うと思いますよ」

室田女流から本田女流へ
新婚さんということで、お料理をよく作っていらっしゃると思いますが、
新婚生活ぶりを根掘り葉掘りお聞かせください。
本田女流「伊緒ちゃん来ましたね。家でも普通ですね、普通にすごしてます」
阿久津八段「料理はどんなものを作ってるんですか」
本田女流「みなさん作ってるように、納豆料理を中心に、納豆毎日食べさせてます」
阿久津八段「納豆料理ってどういうのか気になりますけどね」
本田女流「和えたりとか、おつまみで油あげに納豆入れて焼くとか、
納豆の玉子焼きも作ります。納豆の天麩羅とか地元にいくとありますよ。
刺身もマグロの赤身とかとまぜるとおいしいです。
納豆サンド結構好きみたいですよ。パンだけだと栄養が不十分なので」
阿久津八段「それあんまり料理って感じしないですけど。
新婚さんの話聞きたいのに納豆だらけで」
本田女流「納豆大丈夫ですか?」
阿久津八段「私あんまり食べる機会が無いですけど好きですよ」
本田女流「納豆にこだわりはありますか」
阿久津八段「たれはあまり好きじゃないですね。しょうゆの方がいいです。
たれちょっと甘いんで」
本田女流「メーカーによって違うみたいですよ。
私はくめ納豆を買って食べてます。
水戸人はくめ納豆の人が多くて、東京だとおかめの方が多いですもんね」
阿久津八段「確かに本田さんの地元にいったときも、くめ納豆食べてましたね」
本田女流「そうですね。おみやげに納豆を贈る時もあります。
船の形のに入れてあるんですけど、阿久津さんにもお渡ししましたよね」
阿久津八段「家であんまりご飯食べないから、
お酒をかってきて納豆だけ食うみたいなね」
本田女流「船の形した納豆はプレゼント用で普段はパックの食べてますよ」
阿久津八段「ちょくちょく新婚生活の話はってコメントが流れますけど」
本田女流「洗濯物の量が増えたとか?買い物の量が増えたとか?
そんなにたいした事はないです」
阿久津八段「幸せだとしてもうちの業界の人は、
あんまりこういうとこでは言わないですよね」
本田女流「まあ阿久津さんもそのうち頑張ってください」
阿久津八段「こういう人多いですよね。切り返されるというか」
本田女流「阿久津さんはどういう人が好みですか?」
阿久津八段「明るい人がいいですかね」
本田女流「棋士ってなんかあるんですか?癒し系がいいとか」
阿久津八段「人によるんじゃないですか?」
本田女流「勝負の世界だから癒されたいみたいな」
阿久津八段「割合多いのかなとも思いますけど」
本田女流「阿久津さんはそうじゃないと」
阿久津八段「癒し系は定義がいろいろありそうなんで」
本田女流「一緒にお酒飲める人のがいいですか?」
阿久津八段「まったく飲めない人よりはいいかなと思いますけど、
逆にすごい飲むとかだと大変じゃないですか。本田さんは家では飲むんですか?」
本田女流「家では飲まないですね。
前回も名人戦の打ち上げで飲むじゃないですか。なので家では飲まないですよ」
阿久津八段「だんなさんお酒飲みますよね」
本田女流「お友達でいつもありがとうございます。仲良くさせていただいて」
阿久津八段「何かそういわれると変な感じですけど、
飲み友達というかよく飲みますよね」
本田女流「電王戦もだんなニコファーレに応援に行きましたから」

といったところで初手から解説に。

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こういう7三桂と8五歩の形はダサい。△8五桂と飛べないと角が狭いから。
先手も角を4六から6八に引き上げることで、後手の角の狭さを利用する。
封じ手候補だった△7五歩は枝分かれの局面で100手くらいはぱっと見えるが、
じゃあその局面はどちらがいいかと言われると難しいとのこと。

本田女流「何手くらい読むんですかとかよく聞かれますよね」
阿久津八段「実戦で中盤で読むのは100手200手だと思いますけど、
同じ局面に戻るときもありますし、違う手順だと相手に変化されてとかもあるので」
本田女流「佐藤先生でしたっけ、1億と3手読むと言われてましたね」
阿久津八段「その3手多いことが大事なんだって事なんですかね。
ただ進んだ先の局面で形勢判断ができないと、
20手先まで読んでましたって言われても、
20手先で自分がダメだったら意味が無いじゃないですか。
控え室でみんなで検討してれば読みは上回りますけど、
対局者の方が形勢判断は辛いということが多いですね」

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本田女流「対局室静かですね」
阿久津八段「進まないと思ってましたけどこんなに進まないとは。
行方さんが△7三銀を見て1時間近く考えたのは意外でした。
前日のうちから考えてたと思うんですけどねえ」

ということで一旦休憩に。
行方八段の▲4一角成に羽生名人は△4二金引。
先手の馬を巡る攻防に入ったようだ。

解説に戻って、先手の馬が取られる前に何か動く展開になるとのこと。

アンケートどちらを持ちたいか
先手:行方八段23.2%、後手:羽生名人43.0%、判断できません33.7%。
阿久津八段「はー意外な感じがしますねえ。
まあ羽生さんのブランドという感じがしますねこれは。
なんとなく後手を持つ方が当分の間受けに回る将棋になるので嫌ですけどね。
逆かなあと思ったんですけど」

解説の後に次の一手アンケート
▲1五銀22.2%、▲3五歩25.7%、▲5五歩12.1%、▲7五歩20.2%、その他19.7%。
阿久津八段「私の感覚だと▲3五歩か▲7五歩だと思いますけどね。
あ、全部出してもらいましたね。これはその他不利じゃないですか」
本田女流「出ましたね。ずいぶん分かれてます。その他健闘してますよ」
阿久津八段「これだけ言ってその他が多いのは悲しいですけど、
▲5五歩は微妙と解説して人気がないのは嬉しいですね」

質問メール
阿久津先生は400勝に王手がかかってますが、通算勝数にこだわりはありますか。
これまでで一番印象深い白星も教えてください。
阿久津八段「自分では知らなかったんですけど、
携帯の中継を見ていて佐藤天彦さんに負けたときの棋譜コメで見ました。
翌週に羽生さんとやってまた逃したんで、
早いうちにね、400勝って緊張するというのはないんですけど、
コメントで何回も見るのはね。早く勝ちたいと思いますけど。
まあ1000勝とかだったらすごいと思いますけどね」
本田女流「これまでで一番印象深い白星は」
阿久津八段「印象深い…白星で印象深いって難しいですね。
負けた方は覚えてるんですけど。
自分のくだらないというか、心の乱れで悪手を指してしまうとか、
そういうのは後々まで考えますね。
勝ったら勝ったでいつまでもそれに喜んでいると痛々しい人というか。
印象に残ってるのは朝日オープンで、
番勝負をやってた頃のなんですけど、鈴木大介さんとやった将棋が印象に残っています。
普段から付き合いのある先輩なんですけど、対局前はすごいぴりぴりしてたなあと」
本田女流「対局中との差が激しい人いますよね。
鈴木先生は普段は気さくな方ですけど」
阿久津八段「普段は研究会とかお酒飲みに行ったり競馬いったりしてるんですけど、
当日は全然しゃべんないで会った時に挨拶したくらいでした。
中には対局相手とお昼食べに行ったとかびっくりしちゃう話も聞きますけど。
対局始まっちゃえば変わらないですけどね」
本田女流「阿久津さんは変わりますか」
阿久津八段「それなりにぴりっとしてるとは思いますけど、
やる前1週間2週間前から鈴木さんとはぴりぴりしてました。
終わったあとの感想戦とかもさらっとでしたけど、
数日後には一緒に競馬にいきまして、その時に感想戦の感想戦をしたり、
後で考えたけどこういう手はどうかなとか。
自分の感じで言ったら、
終わったら終わったで1ヶ月くらいはそっけない感じになっちゃいますけど。
本田さんはどうですか」
本田女流「私は寝たらもう忘れます。
でも女流棋士と遊びに行くとかもないので、あんまり気にしないかもしれないですね」
阿久津八段「本田さんは勝って印象に残ってる将棋あります?」
本田女流「やっぱり負けてるほうが印象に残ってるんですかね。
タイトル戦に負けたのは印象に残ってますね。勝ったのは残ってないですね。
次に切り替えちゃうからなのかなあ」
阿久津八段「負けたときのが自分の悔いが残る一手とかがありますからね」

阿久津先生の本で駒落ちの勉強しています。
ただ、教えてくれる相手がいないのでコンピュータ相手に練習しています。
4枚落ちでやってますが力戦調になり、脅威の終盤力で逆転される事が多いです。
いずれ指導対局を受けたいのですが、その際に心がけておくことがあれば教えてください。
阿久津八段「なかなか近くに将棋を指してくれる人がいないと大変ですね。
結構独創的というか、今までに無い定跡の形を載せてたりするんで」
本田女流「これは全部の駒落ちをかいてあるんですか?」
阿久津八段「8枚落ちから2枚落ちですね。
どの駒落ちでも居飛車党振り飛車党両方ありますね。
定跡といっても昔からのものなので、
昔の定跡ですと駒落ちでしか出てこないものとかもありますから、
2枚落ちは四間飛車美野囲いが一番いいと思いますけどね。
平手でも出てくる形になりますから。
競馬でとったら買います?是非当てて欲しいですね。
なかなか棋士が来られない地方の方ですとそういう機会がないですからね。
いい経験というか、指した事が無いとか、
普段緊張しすぎる人が結構多くて、普段の力を出せなかったと言う事が多いので、
やる前にこういうの初めてなんでとか言った方が、
ちょっと会話でリラックスできるというのがあるんで。
後は自分の実力がわからなくてとかだと、
こちらとしても言ってもらえればやりやすいですね」
本田女流「阿久津先生の本買ってますと言ってもらえればね」
阿久津八段「それは綺麗に負けます。
定跡をやってきた人は勉強してきたんだなと思いますし、
定跡じゃなくてもいい手を指されたら上手く負けましたってなりますから。
定跡を知らなくても固くならずに、駒がぶつかってから強いという人もいますし、
終わったあとの感想戦で疑問に思った事を言ってもらえれば、
直接指導対局受ける時の醍醐味だと思います。
機会があったら固くならずに挑んでもらえれば」
本田女流「この人終盤逆転負けが多いと書いてありますので、
終盤ですと詰め将棋とかでしょうか」
阿久津八段「初段とかになる前の方だと詰め将棋なんですけど、
私が解くのが好きじゃないんですよね。
今解くのは10手後半とか20手とかくらいですね。
短いのを数解いた方が圧倒的に役に立つので、
お勧めしたいのは1手詰めをたくさん、簡単になったら3手、
物足りなくなったら5手7手とするのがいいと思います。
5手詰めがしっかり解けるようになったら初段だと思いますね。
今は森先生とか浦野先生とか短編を出されている方もいますからね」
本田女流「浦野先生は綺麗な詰め将棋ですよね」
阿久津八段「詰め将棋はセンスだなと思いますね。私はセンス無いなと思いました」

行方八段は1番人気の▲7五歩。

去年出演されたときに、メールでA級順位戦について聞いた者です。
もうそろそろ今期順位戦が始まります。
A級復帰にむけての意気込みをお聞かせください。
阿久津八段「そうですね、昨年は応援していただいた方に非常に申し訳ないというか、
情け無い結果になってしまったんですけれども」
本田女流「まあA級復帰に向けての意気込みということで」
阿久津八段「内容がね、スタートから自分らしくないというか、
駒が前に出て行く将棋が指せていなかったというのが悔いが残っているので、
そこを直しながら」
本田女流「A級の雰囲気はどうでしたか?」
阿久津八段「雰囲気はよく言われるんですけど、そんなに変わらないと思うんですけど、
普段から他の棋戦で当たりますからね。
結果が見られる世界なんで、やることとすれば内容を上げながら結果を出せるように。
また今期は12局と局数も増えるんでね、心のぶれだったり、順位戦は長丁場なので」
本田女流「安定感とか大事ですよね生活とかも」
阿久津八段「耳が痛いんですけどね。
人間ですからコンディションいい時と悪い時があると思うんですけど、
悪い時でも80%出せるといいと思います。
いい時に120%で悪い時でも80%だったらね、
いろんな棋戦で活躍できるんじゃないかなあと。
割合行方さんなんかはブレがあると思いますけどね」
本田女流「結婚されて成績が良くなったと」
阿久津八段「そういうのみなさん拾ってきますね」
本田女流「生活が安定してくるんですかね?
飲みに行く時間が減って家で勉強する時間が増えるとか」
阿久津八段「そんな感じなんですか?
そういうのをうまく出来るといいのかもしれないですね。
行方さんもそういう意味じゃ奥様がうまくやってるんですかね」
本田女流「気持ち的なものなのでしょうか。前に行く将棋ができなかったというのは」
阿久津八段「言うのは簡単なんですが、出るタイミングが悪いんですね。
負けが込んだりしてくると、勝負勘で悪い方を選んだり、そういうリズムが悪かったかな。
勝負どころでの嗅覚が良くなかったかなと思いますね。
調子がいいときはもちろん誰でも上手く行ってるように見えるんですけど、
勝っててもリズムが悪いというか、内容が悪いと思うと、
調子を落とした時に反動がきます」
本田女流「是非A級復帰頑張ってください」
※今月将棋大会で4戦4敗をやらかした私にも耳が痛い話でした。
大人がいるクラスに参加する小学生とか強いに決まってるって、
頭では分かってるんですけど、
子供に伸び伸び指されて自分は手が縮んで負けるとかへこむっす。

阿久津先生に質問です。
羽生名人や阿久津先生の棋風は切れ味が鋭いと言われますが、
切れ味が鋭いってどういうことなのでしょうか。
本田女流「将棋用語なんでしょうかね?」
阿久津八段「比べられてるのが羽生名人ということでちょっと困りますよね。
羽生名人は切れ味、全部強いよねということなんですかねフレーズ的には。
でも鋭いだけじゃダメなんですね。
切れ味はよく言うと、勝つときにすぱっと、
流れるような手順で勝つのが切れ味だと思います。
でも自分は切れ味があると思うことがないんですよね。
そういう方たくさんいますから。谷川九段とか。
糸谷さんとか出てますけど糸谷さんは切れ味の将棋じゃないですね。
加藤一二三さんなんかもそうですけど、ずんずん進んでいく感じですかね。
重厚という感じだと思うんですけど」
本田女流「行方さんは?」
阿久津八段「行方さんは粘り強い。囲いじゃない囲いになってから強いというか。
行方さんお酒が好きで夜型というか、将棋も終盤になってからしぶといというか。
結構陣形がばらばらになってから崩れないで相手にくっついていくとか、
そういう技術がすごく高いイメージがありますね」
本田女流「棋風って性格に比例するんですかね」
阿久津八段「性格は普段知らない人がいるんで分からないですけど、
すごい攻める人、ファーストチャンスが見えたら確実に攻めてくる人、
っていう人もいますし、不確定要素があると攻めない人もあります」
本田女流「指導対局でも見た目と将棋が全然違うという方がいますね」
阿久津八段「実際の性格と将棋の性格は違いますよね。
将棋は趣味ですから、将棋くらい好きに攻めさせてくれよとか。
手つきも丁寧な感じの人と豪快な感じの人とか、
棋士でも有利でも手つきに出ない人とすごく出る人と、
北浜さんの名前出てますけど、すっごい攻め将棋ですね」
本田女流「女流結構攻めますよね。
アマチュアの方が疑問に思ってる手を結構指していると思いますので」
阿久津八段「結構やりますよね。そこまでやるのと」
本田女流「私は攻めたいんですけど、攻めが鈍くて受けてることが多いです」
阿久津八段「バランスよくっていうのは難しいですよね」
本田女流「攻めるときと受ける時で悩みますよね」
阿久津八段「そういうところが棋風だと思いますね。
迷ったら攻める手を読みますけど、時間が無かったら好みが出ますね」
本田女流「恵梨子ちゃんも結構せめてますね」
阿久津八段「恵梨子ちゃんは攻めしかないですね」
本田女流「恵梨子ちゃんは攻めが切れてても真顔で攻めてきます」
阿久津八段「最近は受けも勉強してますって言ってますけどね」
本田女流「でも棋風が出るっていいですよね。見て分かるような将棋だと」
阿久津八段「そうなれば一人前って感じですけど、
山口さん結構無理攻めも多いんで、
男性棋士ですと戸辺君なんかは切れそうで切れない攻めを繋いでくるので、
戸辺攻めとも言われていますね。二人とも中飛車が得意ですし。
でも戸辺君のは真似するのは難しいですねえ。これでよく繋がるなと思いますので」

羽生名人は△4一角。
阿久津八段「なるほど。こちらの方が馬が早く消えるんですね」

プロ棋士のLINEスタンプがありますが、私は登場してすぐ購入しました。
阿久津先生の3パターンをどう使えばいいか分かりません。
使用例なんかを教えてください。
阿久津八段「私すぐに買いました。やっぱりね、全然使って無いです。
将棋連盟公認のスタンプなんですけど使いにくいんですよ。
将棋やってない人には絶対使えないと思います。
広瀬さんの冬眠しますとか、穴熊だからなんですけど分からないですよね。
羽生さんでも2つしかないのに自分が3つあってもいいのかな」
本田女流「みなさん使ってらっしゃる方いるんですかね」
阿久津八段「あまりいないんじゃないかな。LINEはされますか?」
本田女流「私今やってないですね
(プリントを見て)あーこれはどんな時に使うんだろう。
加藤先生のうひょーとかかわいいですね」
阿久津八段「糸谷さんの散歩行くかとかね。
広瀬さんの今夜は穴熊とか意味が分かんないですけどね」
本田女流「阿久津さんが知人に送る時に自分ので送ると嬉しいんじゃないですか」
阿久津八段「送るわけ無いじゃないですか。
屋敷さんの禁酒中ですとかは断る時に使うんですかね。
使ってみたいのは岩根さんのさみしーちゃんかな。
自分が一番使うのは佐藤慎一君のがけっぷちですね。
何か追い詰められてる時とか競馬当たらない時とか、
後はなかなか、佐藤しんやさんの毛っとかない…とか、
あ、毛が無いって意味なんですね今気づきました。
将棋の知らない人にも使えるようなね、
おはようとかおっけーとかあるといいんですけど」

本田女流「解説行きますか?メール行きますか?」
阿久津八段「メール行きましょう」

阿久津先生にソフトについてお聞きしたいことがあります。
コンピュータは飛車先の歩の交換を気にしない、
むしろ手損と考えてるそうです。
最近飛車先を切らす作戦をソフトに詳しい若手が指していました。
これが正しいとなると将棋にとてつもないブレイクスルーと起こすと思いますが、
阿久津先生はこの考え方をどう思いますか。
阿久津八段「まあ飛車先の歩をそんな高く評価していないということですね。
手損ということでもなくて、他に価値の高い手を指すということで、
それがなくなれば交換してきます。
でもまあこれは新しい可能性が出てくる事なんで、
確かに矢倉とかで左美濃に囲って飛車先を交換されるけど後手が先攻するとか、
交換するのは得なんですけど、他のところで得を目指すという発想がでてきています。
今後も指されていくとは思いますね。
これだけ強くなってるソフトがやってるわけで、実際は面白そうだなと思います。
ただただ定跡型で受けに回るよりもね」
本田女流「練習とかで何か意表突いた指し方とかありましたか?」
阿久津八段「ponanzaの序盤は結構びっくりするような、
76歩に…せっかくだからやりますか」

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後手がponanza。初手△3二銀から後手が飛車先を交換させて、
代償として先攻するという作戦。

meijin5-6
▲7六歩△3二銀▲2六歩△4四歩。
昔は初手▲7六歩に△4四歩と指すのをパックマンと呼んでいた。
阿久津八段「しまったとか言いながら△4四歩を指すとか書いてありました」

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狙いはこの図。
▲7七飛には△7四歩、▲8六飛だと持久戦になる。
阿久津八段「昔子供の時に流行りましたけどね。
相手が騙されなくても結構不利にならないです」

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阿久津八段「しまったで思い出しましたけど、
昔神吉さんが初手からしまったと言いながら△3四歩指してました」

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喜んで馬を作るとこんな罠がある。6枚落ちなのに無慈悲に勝ちに行く神吉七段。
本田女流「斬新ですね」

昼食アンケート
そば11.6%、カレー8.6%、パスタ13.1%、そこいらのNATTO23.1%、
うなぎ19.1%、ステーキ9.0%、例の味噌汁15.5%。
阿久津八段「やっぱり。そうだよね」
本田女流「まあ裏切って別のとこでも」
阿久津八段「違うの食べたらそこいらの納豆風味の何かを食べましたって」

次の一手アンケート
△7五歩26.8%、△6五歩17.8%、その他55.4%。
阿久津八段「3択くらいだとその他が当たると思うんですよね。
5択6択とかになるとその他当たらないじゃないですか」
何故かその他が当たると嬉しい阿久津八段。

一旦昼食休憩に。

阿久津八段「おなかいっぱいで大変です」

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昼食アンケートの正解は松永

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阿久津八段「蕎麦裏切らないですよね。
対局で海老3本は指しすぎかと思って頼まないんですけど」

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本田女流「まあ同じのを」

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阿久津八段「本田さんと蕎麦の量が違うのは僕は大盛りで」

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阿久津八段「結構しっかり食べられてますね。
飲み物はグレープフルーツジュースって書いてありました」

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本田女流「なんか天麩羅もおしゃれですね」
阿久津八段「見てると食べたばっかりだけどまだ食べたくなるなあ」

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本田女流「おおっすごい」

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本田女流「すごいですね素敵ですこれ、ロマンチックです」
阿久津八段「是非だんなさんに」
本田女流「無理ですよー」

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阿久津八段「一人で入りたいですねえ」
本田女流「豊川先生と一緒じゃだめなんですか?」

昼食休憩明けの羽生名人の手は△7五歩。
阿久津八段「私その他押しにするために2択にしたんですけど、
当たってしまいました」
銀取りに打った▲3五歩がびしっと今日一番の駒音だったとのこと。
羽生名人の△4二金引も舞うような手つきだったらしい。

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ばらばらな後手陣をヒフミンアイで味わってから形勢アンケート。
アンケートどちらを持ってみたいか
先手:行方八段40.3%、後手:羽生名人25.4%、ニャンとも34.2%。
長い戦いなら後手、早い戦いなら先手とのこと。

第5局で応援しているのはどっち?
行方八段38.6%、羽生名人61.4%。
本田女流「羽生名人強いですねぇ」

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詰め将棋の解答の後にプレゼント、駒落ちの教科書

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あっくんの目ヂカラ~
阿久津八段「久しぶりに書くの恥ずかしいなあ」
これは貴重品。

行方八段は▲6一角。
先手からの攻め筋が多いので、後手が先手の攻めを切らすのは相当大変とのこと。

アンケートラーメンといえば?
とんこつ21.9%、醤油28.8%、みそ17.4%、塩12.8%、つけ麺5.2%、坦々麺5.6%、
二郎もしくはインスパイア系3.4%、その他4.9%。
阿久津八段「すっげー広いなこれ」
本田女流「室谷さん一人で行けちゃうんですよ」
おやつの話がこじれてラーメンの話に。

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行方八段はジンジャーエール連投。

ニコ生のおやつは

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本田女流「私ここのケーキ好きなんですよ、HARBSのミルクレープ」
阿久津八段「これだけ大きいと分かってたら蕎麦大盛りしなかったですね。
それじゃ食レポお願いしますよ」
本田女流「ほどよい甘さで間のブルーベリーの食感がアクセントになって、
とても爽やかな味です。こんな感じのがさらっと出るといいんですか?」

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羽生名人はフルーツの盛り合わせ
本田女流「フォークじゃないところがすごいですね」
分かるような分からないような。

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行方八段はバニラアイス
阿久津八段「やっぱりジンジャーエール!」

一旦休憩に。

羽生名人は阿久津八段の解説通り△5三金。
阿久津八段「あんまり当たるイメージ無かったんですけど」
消去法で選んだ手だったのでとのことでした。
▲5五歩で攻め味が増えるのでいいのではないかとのこと。
後手玉が詰む変化もありました。

ヒフミンアイ

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阿久津八段「こんなに便利だと私思ってなかったんですけど。
加藤先生の理にかなった手だったんですね」

質問メール
明後日の日曜日は日本ダービーが開催されます。
阿久津先生の予想をお聞かせください。
阿久津先生の予想にオールインします。
我が家の夏の予定は阿久津先生にかかっています。
阿久津八段「やばいっすね。
あのねー今日の解説に来るに当たって、危険だなと思ってたんですけれども。
私オールインしない方がいいと思いますけどね。
私ニコ生に出て週末G1で予想したこと2回あるんですけど、2回とも外してますね」
本田女流「週末雨の予想ですけど」
阿久津八段「雨が得意な馬だったり苦手な馬だったり。
私が買おうとしてる馬がリアルスティールという馬なんですけど。
乗ってる福永さんがね、まだダービー勝った事ないんですけど、
勝てそうなチャンスで頑張って欲しいです。
調教師の先生も何度かお会いした事が会って、
もちろん知っている方に勝って欲しいというのはありますけど、
新馬戦も強いと思ったことと、
2戦目の共同通信杯も見ていて、G1勝つんじゃないかなこの馬はって思ったので、
応援したいなという気持ちがあります。
穴っぽいところではアダムスブリッジです」

日曜日はいよいよ日本ダービーですが、注目馬を数頭教えてください。
ちなみに自分はサトノクラウンから流す予定です。
阿久津八段「私もサトノクラウン買おうと思ってますけど、
1番人気になりそうなドゥラメンテはちょっとお行儀が悪いんですよ。
ちょっとね、やんちゃなのより、しっかりした馬に勝って欲しいなあと。
後はレーブミストラルとか。青葉賞勝った馬ですけど」
本田女流「渡辺先生とかも競馬好きで有名ですけど」
阿久津八段「渡辺さんと会った時は競馬の話のほうが多いです。
橋本さんに先週会ったときもダービー何買うのかと話しました。
リアルスティールから11番サトノクラウン、12番アダムスブリッジ、
7番レーヴミストラル、ドゥラメンテもG1勝ったから一応、
それとタガノエスプレッソを3着狙いで。
今週8時間くらい研究してるんで、
予想が全然外れたら買われた方は会った時に言って下さい。
私でもね、この番組予想させてもらうとちゃんと買わなくちゃいけないなと思って、
買っちゃうんですけど当たった事ないんですよね。
そろそろ当てたいと思います」
本田女流「棋士仲間と買いに行くんですか?」
阿久津八段「競馬好きの友達とかと行ったりすることが多いですね」
本田女流「棋士は勝負事が好きなんですかね?」
阿久津八段「競馬がすきなんですね。競馬が上手いって人はなかなかいないです」
本田女流「屋敷さんは競艇ですね」
阿久津八段「棋士は時間が自由なので凝り性の人は嵌まりますね」

今日の対局は何時くらいに終わると思いますか。
夕休って6時から6時半くらいでしたっけ。
8時くらいですか?普通かなあ。
この段階で終盤に全然入ってないということは夕休に入ると思うんですよ。
行方さんが勝つなら8時過ぎになるんじゃないかなと思います。
名人が勝つとすれば手数が長くなると思うので、9時過ぎになるんじゃないかなと。
夕方までに、6時までに終わる事は相当無いと思います。

行方八段はばしっと▲2四銀。
阿久津八段「突き捨て入れませんでしたよ。
入れなくても攻めきれるってことですかね」

行方八段は銀損の▲2三銀成を決行し、急に展開が早くなりました。
羽生名人の銀得、行方八段の猛攻といったところ。
先手の攻め筋をいろいろ並べて、
阿久津八段「先手の攻めが細いような気がしてきました」

といったところで一旦休憩に。

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休憩中に羽生ゾーンに銀が放たれました。
本田女流「そして、進みました」
阿久津八段「受けきるか攻めきるかという将棋になりました。
タイトル戦でこれだけ直線的な叩きあいになるのは珍しいですね」

ここでティロフォン豊川七段から
豊川七段「どうもマンモス」
阿久津八段「マンモスよろしくおねがいします」
本田女流「現地の検討とかの様子はいかがですか」
豊川七段「現地はとるいち先生をはじめ熱気が凄いですよ」
阿久津八段「大盤解説はどうでしょうか」
豊川七段「今日は深浦さんと中田功さんが出ています。
さっき内藤九段のトークショーとかあって大盛り上がりでした。
ちからとさゆりもびっくりで」
阿久津八段「局面の方は△2七歩じゃなかったですね」
豊川七段「銀なら歩成りでしょうか?」
その後2人ですらすら符号を言い合って、
豊川七段「あ、痛い!負けマンモス!」
阿久津八段「△2七銀も驚きの手だと思いますけど」
豊川七段「銀を打つということは凌げると見たんだと思うんですけど」
阿久津八段「結構先手も調子よく攻めてるのか攻めさせられてるのか、
現地の見解はどうでしょうか」
豊川七段「青野先生どちら持ちなんですかね」
電話の裏で会話の後、
豊川七段「難解ホークスですー九段の技をしても難解ホークスで。」
今福岡なんでソフトバンクホークスにしといてください」

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豊川七段「いやあんま見ないでください。ちょっと重力に負けて落ちてきてるんで」

本田女流「先生新作のギャグとかないんですか」
豊川七段「ないですよーはい。本田さん私生活はどうですか」
本田女流「もう結婚して2年たつのでそんなに変な事はないです」
豊川七段「阿久津さん私生活は?」
阿久津八段「私はぼちぼちですけど」
豊川七段「困ったときは相手に振り飛車ってね」
阿久津八段「多いですよね将棋界の人は。ちょっと聞くと倍返しで」
豊川七段「福岡はいいですよかとこたいで」
阿久津八段「中田先生もごいっしょなんですよね」
豊川七段「そうそう昨日も2時半まで将棋界の未来について語り合ってましたよ」
本田女流「本当ですか?駄洒落についてじゃないんですか?」
豊川七段「本田さん今日も赤いセーターかわいいですねー」
本田女流「カーディガンです(笑。対局者の様子はいかがでしょうか」
豊川七段「行方さんはすごくリラックスしています」
阿久津八段「ずっとジンジャーエール頼んでると思うんですけど」
豊川七段「あれすごい名物みたいですよ。
お昼中田さんが飲んでうん!おいしい!って言ってました。
彼昔から三つ矢サイダーが好きで、炭酸系いけるみたいですよ」
阿久津八段「楽しそうですね現地ね」
豊川七段「いやいやいや真面目にやってますよ」
本田女流「先生今回副立会いですから、
対局室に入った時は駄洒落は言えないですからね」
豊川七段「いやいやいや何をおっしゃるうさぎさん」
阿久津八段「なんだかコメント見てるとマンモス先生になってますね」
豊川七段「それじゃみなさん失礼しまーすマンモス!」

本田女流「こんなに楽しく現地の様子を知らせてくれて、
それで検討はどうでしたっけ?」
阿久津八段「検討は、難解だって言ってましたかね。
△2七歩だとぼんやりして勝負が長引く展開でしたけど、
△2七銀打としたのでいけると見てるんじゃないかと言ってましたね。
△2七銀打はこれ行ったら喧嘩必死っていう手です。
後手も上部に逃げ出す展開も見えてきて、
ここで押し切らないといけないようになりました。
休憩前にここまで激しくなるとは思えませんでしたね。
△2七銀みたいな手を見ると、△5五歩入れとけばよかったとか考えちゃうんですよね。
入れておけば△5八飛と回るのが絶好なので」

行方八段はすごい手つきで▲同飛。
銀と飛車の交換ながら後手玉に殺到する狙い。攻めが繋がるか。
そして飛車を切ってから▲5五歩。
本田女流「形勢的にはどうでしょうか」
阿久津八段「今は後手の指し手の方が分かりやすい、読みやすい展開になってますね。
この進行で寄せきれるかと言われると少し心配です」

アンケートどちらを持ちたいか
先手:行方八段12.8%、後手:羽生名人44.4%、南海ホークス(ソフトバンク)42.7%。
阿久津八段「これだと正しい数字が出ない気がします」
本田女流「とりあえず3を押してみたくなりますもんね」

18時に休憩なので、45分までいったら指さないと言っていたら、
44分50秒に羽生名人が△同歩。
阿久津八段「いきなりこの振りはびっくりしましたね」
しばし解説の後、
阿久津八段「まあ休憩でしょうね」
先手の攻めが角金銀桂のぎりぎりの攻めで、
羽生名人の方がいいんじゃないか、
△3九飛にいい手がないとはっきり羽生名人がいいとのこと。

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行方八段は定刻に現れず。羽生名人はさっさと△3九飛車。
阿久津八段「ここで先手の行方八段に上手く続く手が見えなかったんで、
次の手に注目ですね」
行方八段は▲3四銀。その後咳き込み退室。

本田女流「それじゃここでアンケートいきましょうか次の一手の」
阿久津八段「え…ここの局面じゃその他無いんですけど」

アンケート次の一手
△同飛成27.7%、△2四玉60.9%、その他11.4%。
阿久津八段「その他11%いるの『えー』って感じですね」

質問メール
棋士の先生のネクタイがおしゃれで毎回ひそかに楽しみにしています。
意識している事がありましたら教えてください。
阿久津八段「最も苦手な分野ですね」
本田女流「メーカーとかそういうのは?」
阿久津八段「全く分かりません。ぱっと見ていいなと思ったら買います。
ネクタイの方が普段の服より見ていて楽しいなと思いますけど」
本田女流「現地には佐藤天彦さんがいますけど、
こだわりのメーカーがあるんですよねなんかすごい長い文字の。
あ、アンドゥムルメステールでてきました。
阿久津さんは験を担ぐとかはありますか?」
阿久津八段「ないですね。負けてると何も着れなくなるんで。
お昼とか前回これ食べて負けたなあとかありますけど、1局分くらいですかね」

羽生名人は△2四玉。
阿久津八段「これは寄らないと見切ったということでしょうかね」
即座に▲3三桂成△3五玉と進み、大盤解説へ。
解説中に行方八段が▲2五銀。
阿久津八段「何か不気味な早さですけど、何かあるんですか?」
羽生名人も△2六玉。
阿久津八段「あれー?どんどんどんどん」
行方八段は後手の飛車を金銀との2枚換えで外す手順を選びました。

質問メール
競馬の趣味で渡辺明先生と仲が良いと聞きました。
お二人そろうと競馬の話が中心になるのでしょうか。将棋の話はされないのでしょうか。
阿久津八段「そうですね、将棋の話も勿論しますけど、
終わった時は競馬の話が多いですかね。
阪神の方とかも旅行に行きながら行った事もあって、
将棋の話を長くした事はないかもしれないですね」
本田女流「研究会は?」
阿久津八段「研究会はないですけど、競馬研はあります。
あ、競馬するだけですよ?
あえて趣味が同じだから将棋をやろうということはないですね」
本田女流「何か渡辺さんの他にも競馬を一緒にする方はいますか」
阿久津八段「橋本さんとか佐藤慎一君とか、歳が近い人は馬が好きな人が多いですから。
あと記者の方や将棋の好きな競馬ファンと」
本田女流「誰が勝ってるんですか?」
阿久津八段「チャラに出来ればいいという考えでやってます。
100円買って75円しか返って来ないんで、勝てる人はそうはいないと思います。
たまに大きいの当たったとかは聞きますけど、
トータルだとだんだんマイナスの方に行く感じですかね。
一応75%返って来れば普通の人ですけど、自分の場合は95~97%くらいなので、
それなりに勝ってるほうだと思います。
最近は大きく負けないようにと心がけてますけど」
本田女流「あとスロットの話とかきてますけど」
阿久津八段「いやーそれはねぇ。ギャンブラーじゃないですか」

今年春になり、新入社員が入ってきましたが、ジェネレーションギャップを感じます。
阿久津先生も年下の棋士に対して感覚の違いを感じることがありますか。
阿久津八段「そうですねやっぱり最近感じる事が多いですね。
いい意味でも悪い意味でもというか。若手が結構入ってきてますからね。
最近の若手はさばさばしてるというか、
よく言えばすっきりしてるというか、微妙な感じで言うと付き合いが悪いというか、
先輩に誘われるのがめんどくさいとかテレビでやってるのを見るとわかるなと。
でも自分達が積極的に声をかければ、好きな子もいますからね」
本田女流「どんな棋士を誘うんですか?」
阿久津八段「自分から後輩で誘った事はあまりないですね。
先輩に声をかけられて感想戦やろうとか言われたり、
そういう意味では自分から誘わないといけないかなと思いますけど」
本田女流「阿久津さん棋士になって何年くらいですか」
阿久津八段「棋士になって15年ちょっとですかね。
でもなかなかそういうのは気にしないで誘って、
一緒にめし行ったり飲み行ったりする方がいいかなと思います」
本田女流「気になる若手の方はいます?」
阿久津八段「面白い子も多いですけどね、佐々木勇気君とか」
本田女流「ほわっとしてますよね」
阿久津八段「マイペースというか。
感想戦で『あーちょっと難しいかー』とか。ため口かもしれないですけど。
若い棋士と将棋対局する機会が増えて、
感想戦でもずばずば言ってくれると嬉しいですね」
本田女流「生意気だとかはないんですか」
阿久津八段「まあ自分より生意気な人はいないというか、
逆転負けした時にこんな将棋の感想戦やる意味無いでしょとか言った事もあります。
10も20も上の先輩にそんな事言ってよく怒られなかったなと思います。
ストレートに言ってる子がいると、昔の自分を思い出すと言うか、
『ああわかるわかる』みたいな。本田さんはどうですか」
本田女流「ここ1年で5人くらい入ってきて、
女流の親睦会が年に1回ありまして、そこでお会いする感じです。
この子があの子かーとかちょっと確認して。私の事とか分かんないと思います」
本田女流「いやいやいやオーラでてますって」
阿久津八段「おばさんオーラとか?
友達とひそひそあの子新人だよとか話して、ちょっと話しかけてみようとか。
最近女流棋士で京大の人とか入ってきてますね」
阿久津八段「新しいほうの山口さんですね。名前も恵まで一緒なんですよね」
本田女流「子供の教室をやってるんですけど、卒業生が女流棋士になったりするので」
阿久津八段「私が教えたの覚えてるよね?とか言うんですか?」
本田女流「多分忘れてるんだろうなと思ってたんですけど、
どこどこで指した事ありましたよねとか言ってくれます」
阿久津八段「やっぱり若い人達の感覚とかね、大分違うなと思いますね。
将棋ももちろん違いますけど、今ネットとかあるんで趣味とかも広がりが大きいです。
将棋連盟の野球部とかサッカー部とかやる人が減って、
いろんな趣味が広くなったと思います」
本田女流「何部に入ってました?」
阿久津八段「野球もサッカーも入ってましたけど今は全然行ってないですね。
バスケも行った事があります。
でもどれも人が少なくなって、おじさんばっかりって感じがしますよね。
若手が入らないと盛り上がらないですからね。
ボーリングも行った事がありますね。
部活じゃないですけど関係者とか棋士とか、でもやってる事は部活みたいな感じでした」
本田女流「あ、書道部はありますね、囲碁部もあります」

盤上では羽生名人の入玉がほぼ確定し、
行方八段が駒を拾って入玉に向かうのを羽生名人がどう寄せるのか、
という勝負になりました。
阿久津八段「先が見えない将棋になりましたね。
終わる時間8時から8時半くらいって言いましたけど全然終わらないです」

ということで一旦休憩に。
休憩中に羽生名人の王様の入玉が確定し、
行方八段は竜を自陣に戻して徹底抗戦という泥試合に。

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本田女流「これはどういう戦いになるんですか?」
阿久津八段「持将棋を巡る戦いになりました」
点数と王様への寄せを両方睨んだカオスな展開に。
本田女流「これは終局は何時くらいになりそうですかね」
阿久津八段「10時くらいですかね?」

羽生名人は盤上に大駒を放ったため、
大駒を取りきれれば行方八段が点数で勝てるのでは?
という持将棋特有の勝負になりました。
阿久津八段「行方さんからするとかなり楽しみが出ましたね。
でも検討といっても検討が盛り上がる展開ではないですね」
本田女流「見守る感じですかね?」

行方八段は羽生名人の飛車の捕獲に成功。
後は王様が詰まされないように上部に脱出すればいいということに。
羽生名人は上部脱出を防ぎつつ、
行方八段の王様を寄せにいく狙いも含みにした手を選びました。
持ち時間はお互い残り10分に。

そして羽生名人は持将棋になったら点数が足りなくなるリスクを恐れずに、
行方八段の王様を寄せにいきました。
行方八段もスルーで銀を拾い、
阿久津八段「いいんですか?いやー誘ってますね」

羽生名人は行方八段の王様を狙いつつ竜にも狙いをつける攻め。
持将棋になっても竜を取れば5点なので引き分け以上と阿久津八段。

本田女流「ここで現地から写真が届いてるようです」
阿久津八段「このタイミングですか?」

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阿久津八段「記者室の様子ですか」

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本田女流「検討しているというよりは見守っているという感じですね」

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本田女流「写真がぶれてるのが多いですね」
阿久津八段「カメラマンの方も疲れてるんじゃないですか?」

羽生名人は行方八段の竜を取り、
持将棋の点数を確保してから寄せの体勢に入りました。

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羽生名人勝勢といったところで水を飲む行方八段。
直後に投了となり、羽生名人の防衛が決まりました。

本田女流「手数は170手ということになります」
阿久津八段「もっと行ってる感じの将棋でしたね」

阿久津八段
本当に凄い将棋でしたね。
行方さんの方も矢倉の先手番で主導権を取りに行く積極的な作戦で、
羽生さんがすごいバラバラの陣形からまとめあげまして、
そこから入玉を巡る攻防になったり、行方八段も巻き返したり、
どう将棋が終わるのかと思ったときに羽生さんが寄せに行って、
厳密に全部の寄せが寄っていたかは分かりませんが、
あそこから寄せに行ってしまうのが羽生名人らしいというか、凄い将棋でした。
見ていてどうなるのか分からなくて、
凄い将棋で一視聴者のように楽しませてもらいました。
この将棋で寄せに行って決着がつくのかと感心しました。

ということで名人戦は4勝1敗で羽生名人の防衛という結果になりました。
行方八段も1局目以外はいい将棋を指せていたと思うんですけど、何で負けたんだろう。
解説の阿久津八段は中盤の難所でずばずば手を当てて流石でした。
170手の大熱戦でしたが、
持将棋ではなくきっちり王様を詰ませに行った羽生名人は流石でした。

6月2日からは豊島将之七段が羽生善治棋聖に挑戦する第85期棋聖戦が始まります。
ニコニコ生放送では9時から、解説に田村康介七段 、
聞き手に山口恵梨子女流初段で大盤解説会が放送されます。
羽生棋聖は7連覇中ということで相当得意にしている棋戦ですが、
豊島七段がどこまで迫れるのか、タイトル奪取なるか注目です。

第73期名人戦七番勝負第5局初日が終わる

羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期名人戦七番勝負第5局初日は、
羽生名人の封じ手で初日が終わりました。

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行方八段の先手番で開始。初手に1分30秒ほど溜めてら▲7六歩。
飯塚七段「一瞬静止画かと思うくらいちょっと初手が長かったですね」

ニコニコ生放送では9時から、解説に飯塚祐紀七段、
聞き手に室田伊緒女流二段で大盤解説会が始まりました。

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おはようございます。

室田女流「先生とは初めてになりますね」
飯塚七段「意外なことにですね、お会いしてると思ったんですけど。
関東と関西所属ということで、あんまりご一緒させていただく事が無かったんですね。
関西の方とお仕事をするのはなかなかないんですね」
室田女流「改めて戦型予想の方を」
飯塚七段「考えてますね。あ、銀が上がりました。矢倉になりましたね。
行方さんは相居飛車は何でもさせるんですね。
実は相居飛車の戦型は矢倉、角換わり、相掛かりの3種類しかなくて、
相掛かりが永遠の3番手なんです。
3勝1敗でまだ負けても余裕がありますから、
羽生さんが変化するならここかなと思ったんですけど、
横歩のことは考えてないんですね。
羽生さんは名人戦で森内さんと3勝3敗で、後手番の横歩で負けたんですけど、
横歩の後手はあまりいいイメージがないのかもしれないですね
前回の第4局はかなり衝撃的な内容でしたね。
気の早い人なら投了かなんて書いてあってそんなもんかと思ってたんですけど、
そこから大逆転でした。
今局は矢倉ということですが、羽生さんの変わり行く現代将棋っていう本で、
矢倉の五手目は▲7七銀と▲6六歩どちらがいいかというテーマだけで、
上下2冊書いてあって、呪文みたいな本でほとんど符号で書いてあるっていう」
室田女流「すごい論文みたいですね」
飯塚七段「結論としてはどちらもあるみたいな感じでした。
第2局は高山でしたけど室田さん行かれましたよね」
室田女流「行きました。1手1手長考で1日目が全然進まなかったです。
温泉を楽しんでました。あと飛騨牛とか」
飯塚七段「おなかがすいてきますね。
選挙カーが通れないっていうのがあったんですよね」
室田女流「半径何百メートルは通ってはいけないっていうことになってました」
飯塚七段「私は行方さん青森出身で、青森に行ってました。
すごい盛り上がってました。
行方さんの飲み友達で、かつ応援している人がいらして、
行方さんが事前に飯塚さんならぴったりだと言われていたので、
ご一緒させていただきました。
第1局は瀬川さんだったかな、あと木村一基さんとか、いかにもみたいな人選でして、
第2局の打ち上げはどうでしたか?」
室田女流「すごい日本酒を並べて抱えて、ちょっと大丈夫かなと遠目で見てました」
飯塚七段「夜中に着信があったんですけど僕寝てたんで出れなかったんですけど、
2時か3時くらいだったかな」
室田女流「そのくらいまで呑んでました」
飯塚七段「青森すごい熱いんですよ。1手指すごとにおおーって。
第2局はいい将棋で、第1局が6時くらいに終わっていて、
話聞いたら会場に行く途中で行方投了の報がくるのでああーって」
室田女流「先生いいときに解説になりましたね」
飯塚七段「地元の応援がある方ってあまりいないですよね。
羽生さんも森内さんも東京ですし、
今回はそういう熱い応援を背に戦っているということになります」
室田女流「行方先生は前夜祭のスピーチとかも面白いです。
僕のこと知らないですよねとか嬉しそうに話して、
そこからどんどん味方をつけるというか、高山の時も声援が凄かったです」
飯塚七段「行方さんはインタビューとか控えめな事言ってる方が、
いい結果が出る事が多いです。
勢いのある事言ってる時のほうがまずいですね」
室田女流「気合が入りすぎちゃってとかですか」
飯塚七段「そうですねそういうことですね」

リレー質問
渡辺棋王から飯塚七段へ
地元で将棋教室をされていらっしゃいますが、
お子さんに将棋を教える極意を教えてください。
飯塚七段「前出た時は羽生さんの次だったんですよ。
羽生さんは質問も厳しくて、飯塚さんは文学にも詳しくてとか無茶振りなんですよ。
僕が詳しいのは羽生さんが出版社の方と付き合いが多くて、
僕も出版社の方が知り合いにいまして、文学じゃなくて出版社の方に詳しいというか。
その時は桐谷先生の本をたまたま買ってたんで、愛読書は桐谷先生の本と答えました」
室田女流「今回はお子さんに教える極意ということですが」
飯塚七段「教えるというのは僭越な感じがします。
子供と楽しく明るくやれればそれでいいかなと思っています。
子供に教えるというのは、普及活動のつもりでやらせていただいてて、
自分も子供教室出身なので恩返しのつもりでやってます」
室田女流「これは自分のお子さんに教えるつもりなんですかね。
渡辺先生が子供教室をされるとはちょっと思えないんですけど」
飯塚七段「もし開かれたら私も通いたいくらいですね。
僕の子どもは将棋をやらないですね。
美濃囲いを教えようとしたら難しいと言われて、
だから明るく楽しく、教えすぎない、
難しいことを教えたくなるときってありませんか。
教えるのは3つくらいでいいんです
森内さんが道場に定期的に教えに行ってらっしゃると聞いてます。
羽生さんなんかもちょっと時間が空くと道場にいらしています。
今週の日曜日に将棋イベントがありまして、
福島県なんですけど羽生さんが行かれることになっています。
名人戦の合間にすごいですよね。」
室田女流「もうすぐ棋聖戦ですよね。31日仕事で1日移動日ですか」
飯塚七段「羽生さんそういうのを表に出さないというか、淡々とされますよね」
室田女流「移動だけで疲れちゃうと思うんですけど」
飯塚七段「タイトル戦って3泊4日ですごい疲れるんですよね。無尽蔵な体力ですよね。
室田さん聞き手だから大盤解説でずっと立ってますよね。
解説の棋士は変わるんですけど、聞き手が変わらないパターンがありますよね。
最近は現地に強い方っていらっしゃるんで、
聞き手をお願いするということもありますね」

あともう一つ、対振り飛車で棒銀を採用されていますが、
加藤先生は生涯棒銀ですが、飯塚先生も生涯棒銀でしょうか。
飯塚七段「渡辺先生も棒銀されてたと思うんですよ。
いつの間にかやめられて寂しいんですけど、
棒銀は続けますよ。お休みする時期はきっとあると思いますけど」
室田女流「棒銀の魅力というのはどこら辺にあるんでしょうか」
飯塚七段「対四間飛車ですよね、穴熊っていうのは出だしが引き気味になるんです。
攻撃のプランが、バリエーションが乏しいんですね。
棒銀は自分からがんがん前に出て行く、相手に向かって行く、
主導権を取りに行く、その分かりやすさが一番の魅力ですね。
ありとあらゆる戦型で棒銀って指せるんですね。
棒銀をやったことがない居飛車党なんていないんじゃないかな。
駒落ちでも使えますから、幅の広いところも魅力です
あと加藤先生と対談できたのが棒銀やっててよかったなと思いました」
室田女流「先生もう将棋ファンですね」
飯塚七段「3時間だったか4時間だったか話していました」
室田女流「それは多分加藤先生がずっと話されていたような」
飯塚七段「講演会を聞いているみたいな感じでしたね。
一応対談形式なんで僕が答えるところはメールで後から(笑。
その時はタイトル戦の立会いなんかも含めて、
ずっと5日間くらい一緒だったんですね。
延べ15時間くらいずっと聞いてました。
僕一人じゃもったいないくらいであとでDVDとかに残したいくらいです」
室田女流「いったい何枚くらいになるのか」

室谷女流から室田女流へ
名前が似ていて間違われることもあると思いますが正直どうですか。
室田女流「室谷さんは結婚おめでとうとか言われて、
私はNHKの読み上げしてるよねとか言われて、私違う方ですって毎回言ってます。
私は結婚しても名前変えなかったんですけど、
室谷さん変えるって言ってたんで、早く変えてください」
飯塚七段「僕も飯島さんと間違えられてね、引き角いいですよねとか、
ニコ生の王座戦の解説よかったですねとか言われます。
飯島さんも奇襲戦法の話面白かったですとか間違われるみたいです」

以前得意料理はイカの刺身といってましたが、得意料理増えましたか。
室田女流「でもイカ捌きますよ、ぶちって。
これはだんなさんがイカ好きっていうだけで。
他の料理だとゴーヤサラダとか。切って塩もみして」
飯塚七段「炒め物とかされますか」
室田女流「流石に炒め物がメインなのでします。
揚げ物は片づけがめんどくさくてあんまりやってなくて、
家ではヘルシーなものにしてます。お肉とかは他でいっぱい食べてるので」
飯塚七段「羽生さんとかも見ていて旅行の日々じゃないですか。
そうなるとおいしいものを食べて帰ってくるんですよね」
室田女流「私も仕事で行くとだいたい体重が増えていきます。
室谷さんとはお姉ちゃんのほうが大会とかでよく当たっていて、妹という感じです。
さっきもトイレで会いましたよ。
女子トークもしました。今日飯塚先生とだよといったらすごくいい先生だよねって」
飯塚七段「その後の女子トークが怖いんですけど」
室田女流「フフフ大丈夫です。フフフ」

アンケート行方八段の作戦をざっくり予想してください
急戦44.9%、持久戦55.1%。
室田女流「アンケートって半分にわれるものなんですね。
先生はどちらだと思いますか」
飯塚七段「僕は長年の付き合いで急戦にします。
室田さんはどっちですか」
室田女流「じゃあ持久戦にしときます」

その後急戦と持久戦の簡単な解説の後一旦休憩に。
先手の▲7七銀は後手の陽動振り飛車に強く、▲6四歩は後手の中央からの急戦に強い、
と言う趣旨の講座でした。

飯塚七段「先が長いものですから、一応講座にしますか。
こうやって攻めるという狙い筋の話を」

meijin5-3
基本図。

meijin5-4
▲1五歩△同歩▲同銀、銀でいくのがポイント。

meijin5-5
ここからどう攻めるか。
▲1四歩の垂れ歩も有効だがもっといい手がある。

meijin5-6
▲1九香と力を溜める。後手は△2二銀打と受ける。

meijin5-7
▲2一成香といくと先手あれれ?竜が取られてしまった。

meijin5-8
なので▲2一成香ではなく▲1四歩と垂れ歩。

meijin5-9
▲1一竜に合い駒が角しかない。

meijin5-10
すぐに取らないで桂馬を打つ。

meijin5-11
ということで角で1三にいくのがポイントでした。

meijin5-12
▲1四銀と取る手と▲2六銀と引く手の違い。
引くと次に▲1五歩だが、取るとそのまま攻められるので一手得。

藤井矢倉は棒銀がメインの狙いなので、銀が中心の将棋になりやすいとのこと。

質問メール
今日の解説が飯塚先生だと知り、外出の予定をキャンセルして放送を見ています。
飯塚先生の最強棒銀戦法の本を買って勉強しています。
先手は相掛かりで勝ってるのですが、
相居飛車の後手だと一手の差で先に攻められてしまいます。
後手で棒銀を成功させるにはどうすればいいでしょうか。
飯塚七段「後手番の棒銀ですよね。
どうしても主導権を取る戦法なんで、先手の一手が大きいんですね。
やっぱりね、一手足りないんで気合で何とかする、気迫が大事です。
僕も後手番でも普通に行きます。
アマだと先に攻められる事が多いですけど、
プロの場合だと受けが間に合ってる事が多いです。
端歩の一手をはしょる、手が足りないから何かやりくりする、
そういう工夫が必要です。
守りを厚くすると攻めが薄くなる、攻めを厚くすると守りが薄くなる、
そういう関係なので、攻めるなら何かを犠牲にしていく必要があります。
プロならともかくアマの場合は棒銀ですと攻めてるほうが圧倒的に有利だと思います。
受け止める技術というのはあまり広まっていないところがあるので、
先に攻めた方が成功する確率が高いです。
毎回振り駒で先手出すってわけにもいきませんからねえ。
一時期プロの間でも議論になったことがあって、
木を掘って作っているので裏と表で比重が違うので、
歩が出やすいという人と、とが出やすいという人がいて、
統計をとった結果あまり変わらなかったという」
室田女流「私昨年度1回くらいしか振り駒負けなかったです。
ほぼ先手で逆に怖かったです。
今期になって後手番が出て嬉しかったです。ほっとしました」
飯塚七段「普段の行いがいいからじゃないですか。コツがあったら教えて欲しいです」

飯塚先生の奇襲振り飛車戦法を買いました。
阪田流振り飛車戦法がいい戦法だと思いました。
コラムを含めてわかりやすく大変参考になりましたが、
奇襲居飛車戦法の予定はありますか。
飯塚七段「ちょっと僕は書いてないんですけど。
奇襲振り飛車戦法があるんだから居飛車もあっても確かにいいですね。
阪田流って知ってますか?」
室田女流「名前だけしか分からないです」

阪田流向かい飛車の解説に。

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基本図。

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△5四角で一丁上がりの図。先手が先に▲5六角と打つ華々しい変化でした。
飯塚七段「対策もそれじゃあいきますか」
室田女流「対策も言われるとメールの方泣いちゃいます」
飯塚七段「相手は見てないということで」

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▲3六歩がポイント。△5五角には▲3七銀で受かる。
相手の金が突進してきたら、▲3七銀から▲2六歩でで受け止める。
これが一番簡単な対策。

進まないのでミニ講座に。

部分図で。

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飯塚七段「何やろうとしてるか分かります?」
コメントで流れた▲4二歩がいい手なので▲4七に歩を置くことに。
▲1五歩△同歩▲1三歩△同香▲1四歩△同香▲2四歩△同歩▲同飛。
香取りが受からず大成功。
歩が2枚で角がいない場合は▲1三歩△同香▲1二歩と垂らす。
そんな感じで端攻め編でした

室田女流「端攻めいろんな筋がありますね」
飯塚七段「香車がいるんで攻めやすいのがあります。
美濃囲いも端攻めあるじゃないですか」
室田女流「攻められるイメージばかりです」
飯塚七段「何で振り飛車は受けるんですか?」
室田女流「やっぱり広い方がいいです。端歩で金銀3枚違うとかいいますよね」
真摯な検討の結果美野囲いの端歩が一つ伸びてると金銀4枚、
2つ伸びてると金銀6枚必要だということになりました。

ついでで美濃囲いの崩し方講座に。

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端攻め成功例。
他に雷落としとかをやってました。

盤上では行方八段が▲3七銀の積極策に、羽生名人も△8五歩と強気の手。
第4局とは離れて第1局と似たような感じに。

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休憩に切り替わるところで画面が止まるハプニング。
室田女流がすごく嬉しそうな顔をしています。
12時過ぎに復旧しました。

行方八段はすごい手つきで▲2五歩。
飯塚七段「僕はねえこの辺で昼食休憩になるのかなと思ってまして、
次の一手の候補とかも考えていたんですけど」

アンケート次の一手
飯塚七段「昼食休憩が一番有力ですね」
と言っていたらフラグだったか羽生名人が即座に△4四歩。
しかし運営怒りのアンケート
△4四歩79.8%、△6四角0.7%、△7三銀1.8%、△7五歩1.4%、その他16.3%。
阿久津流その他定跡信者が16.3%。ひねくれ物が3.9%。

アンケート次の一手再び
▲3五歩16.2%、▲6八玉32.5%、▲7八金8.7%、▲4六角6.8%、▲2六銀15.1%、
▲4六銀6.4%、▲9六歩2.5%、その他11.8%。
室田女流「これは流石に昼食休憩になりますかね」
飯塚七段「室田さんは何だと思いますか」
室田女流「私は囲っておきたいので▲6八玉」
これまたフラグだったか行方八段が▲6八玉。

アンケート次の一手再再び?
△6四角25.7%、△7五歩33.3%、△7三銀13.6%、△4三金右15.0%、その他12.4%。
飯塚七段「意味合いとしては△7五歩だけとんがっていますね。
他は穏やかに指すという方針になります」
積極派と穏健派の比率は1:2。

昼食アンケート
味噌汁がらり25.5%、カレー新手42.1%、
おしゃれアンフォラ17.2%、かたい定跡けんぽ15.1%。
飯塚七段「ぼくちょっと興味のあるお店あるんでパスタ入れていいですか」

昼食アンケート再び
カレー新手30.7%、興味のパスタ52.0%、その他17.3%。
これでパスタじゃなかったら飯塚先生は物腰柔らかい感じなのに相当策士である。

昼食休憩あけて
室田女流「進んでおりません」

今の局面から△6四角は前例が1個だけで、先手藤井九段と後手飯塚七段との対局、
実は今の局面も前例が2つしかないとのこと。
羽生名人は△4三金右。

そして昼食アンケートの答え合わせ。

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室田女流「先生2回目のアンケートは何だったのでしょう」

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飯塚七段「パスタ屋さんの通り道にうなぎ屋さんがあるんですよ」

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室田女流「裏切りのうなぎって。フフフ」

羽生名人は天ぷらそば

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室田女流「すごい上品な感じで。飲み物が特製ジンジャーエール?」

行方八段は海鮮丼。

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室田女流「両方とも上品ですね」

対局場のホテル入り口。

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室田女流「門からして上品なんですねここは」

海外でのタイトル戦について
飯塚七段「羽生さん飛行機でガイドブックを延々と読んでいたのを覚えてますね。
それと現地の方と水について話していました。
盤外の研究も余念が無いという」

現地の写真を見ている間に行方八段はぱしーんと▲4六角。
脇システムということでいろいろな変化の解説に。
詰みまでの変化も並べて
室田女流「私相居飛車指せる気がしません」

となったところで昼休みの詰め将棋の解答に。

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9手詰めの詰め将棋とのこと。

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粋鏡なる試み―棋道を巡る職人魂 こちらは5名にプレゼント。

質問メール
室田女流は将棋界と囲碁界と交流あると思いますが、
文化の違いを感じる時がありますか。
室田女流「交流特に無いです。
トイレにたつと時間が止まるんですよ対局の。
それはうらやましいなと思います。
あと椅子対局とか。タイトル戦でも椅子対局とかあります」
飯塚七段「女流は一斉対局だと椅子の時もあるんじゃないですか?」
室田女流「あれはちょっとびっくりします。
でもアマチュアの頃は椅子だったのでそれを思い出しながら」
飯塚七段「マイナビさんの一斉対局とか、
あれはお客様も結構近くで見るんですよね」
室田女流「声出したら聞こえます。
お客さんも言ったりしないですね。あってもおかしくないですけど」
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マイナビ一斉対局の様子。後ろのギャラリーは一般の方です。間近ってレベルじゃねぇぞ。

関西でのニコ生の評判はどうでしょうか。また、出たいという人はいますか。
私は山崎先生の出演をあきらめません。
室田女流「関西はしゃべるのが好きな先生が多いのですが、
なかなか関東なので何か対局とかがあったときに、
たまに出演させていただくくらいになりますね。
浦野先生とか出演されたことがあります」
飯塚七段「浦野先生とか詰め将棋ハンドブックいい本ですよね。
子供教室でも読んでいるお子さんが多いです」
室田女流「長谷川優貴ちゃん希望?私も希望です。
井上先生もいいですね。合ってると思うんですけどなかなか機会が少なくて。
でもこうやって関東関西一緒に仕事に出来るといいですね」

そしておやつタイムだ!

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ニコ生ではラ・ファミーユ東京のショートケーキ

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室田女流「シフォンケーキなんですね。
私さっきシフォンケーキ買っちゃいました個人的に。
少し前に誕生日だったんですけど、先月から1ヶ月でケーキ…7個くらいは食べてます。
思い出した限りで7個だから、あ、8個。
実家で3個とか出てきて実家は怖いです」

飯塚七段「行方さんと呑んだのは年末くらい、結構前ですね。
僕は一人で呑んでる時が多いですね。
蒸留酒?ああいいですねー。
赤ワイン?赤ワインは名前が難しくて挫折しちゃいまして。
棋士って凝り性なものですから、
ウイスキーのガイドブック買ってきたり一時期してたんですけど、
でもめんどくさくてやめちゃいました」
室田女流「地方に行くと地酒を飲んでみたくなりますね」
飯塚七段「日本酒も一時期利き酒の会に行っていたことがあります。
蔵元がホテルに部屋を取って、試飲会をやるんです。
昼は僕みたいな一般客なんですけど、夜はプロの世界なんですね。
ご本職の人達は味見して、なめるだけなんですけど、
僕はもったいないなと最後まで飲んじゃうんです。
最近は忙しくてご無沙汰してますけど」

行方八段はフルーツ盛り合わせ

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室田女流「やっぱり上品ですね全部」

羽生名人はチーズケーキ

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室田女流「チーズケーキおいしそう」

アンケート今の気持ちは?
くだもの19.8%、チーズケーキ53.3%、シフォンケーキ26.9%。
おやつは羽生名人圧勝の雰囲気。

休憩の後第4局を初手から解説に。最後まで並べて
飯塚七段「うーん羽生マジックですねやっぱり。
行方さんも挑戦者ですから普段なら勝ちきると思うんですけどね。
なんだかんだ分からない手を指してくるという」

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飯塚七段「午前中何となしにやった講座の局面に近づいてきました」

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室田女流「表情はいかがですか?」
飯塚七段「1日目って感じがしない緊迫感ですね」

質問メール
好手と妙手と指されてみればなるほどの手の違いを教えてください。
基本その人の感覚に近いですよね。
妙手と言われると派手な手が多いですよね。飛車捨てたり角捨てたり。
でも受けの妙手とかも聞きますから定義がないんですね。
羽生さんは指されてみればなるほどという手が多いですね。
後から言われてなるほどというのと、その場で指せるのとでは違いますからね。

私は生まれも育ちも愛知県なので、
室田先生のような愛知県出身の棋士を応援しています。
是非愛知県の好きなところを語ってください。
室田女流「私3年前にずっと愛知にいますって宣言したんです。
でも結婚して大阪に行っちゃったんですけど、
地元の方も行ってらっしゃいとかで少しさみしかったんですけど、ふふふ。
最近一人妹弟子が増えました。
アマチュアの数が多いですね。強い子供とか指導員の方も凄く多くて。
プロになるとなるとまた別の話なんですが」
飯塚七段「僕は東海研修会に出させていただいた事があります」
室田女流「今は女の子10人くらいいませんでしたか?」
飯塚七段「女の子いましたね、強かったです。
室田さんが憧れなんじゃないですか?」
室田女流「私もアマチュアの時にプロを意識した事が無くて、
女流の棋士を見てから目指しました」
飯塚七段「僕は自分が初めて将棋を指したのは将棋連盟の教室だったので、
そういう点では恵まれてました。
一番最初にお会いしたのが、当時初心者同士の森内さんで、
待ち合わせしてどこそこの大会に行こうよって言って、
行くといらっしゃるんですよ、羽生さんが。当時から天才少年って言われてました。
羽生さんは優勝が指定席なんですよ。みんなで2位狙い3位狙い。
当時から将棋見たらたまげてましたね。とても綺麗な将棋を指して」

以前NHK将棋講座で、関西女流棋士の女子会が放送されていました。
羽生名人と一緒に気球に乗ったと聞きましたが、
気球に乗ったときのエピソードを教えてください。
飯塚七段「気球ってなかなか乗らないのに羽生さんと一緒ってすごいですね」
室田女流「緊張しましたね。デビューして1年くらいだったと思うんですけど。
みんなで何か気球に乗るということになって、2人ずつ乗ったんですけど、
私が何故か羽生さんと一緒に乗る事になって、ほとんど何も覚えて無いです。
先生は棋士になって何かよかったことはありますか?」
飯塚七段「僕は旅行が好きなものですから、いろいろ地方に行けるのがいいですね。
こないだの王将戦では佐渡に行きまして、とてもいいところでした。
風景も綺麗魚も綺麗で」
室田女流「対局が大変だったやつですか?」
飯塚七段「1日目が延期になったんですね。
船が止まるのが昨年も無くて前の年も無くて、
1日欠便になるのはそれくらい珍しいことみたいです。ついた瞬間に波が9メートルで。
やっぱり日本海先生が本気出したら凄いなと思いました。
ボーイング社の技術を使っているっていうすごい船で、
就航したのも26年度ということで新しい船なんですけど。
2日目は佐渡の観光局の方とかのスピーチの後にすぐ対局になりました。
立会いの田中先生が凄いんですよ。
対局日は郷田さんと、多分4時まで田中先生起きてたんですよ。
僕7時に起きたらもういらっしゃらなくて、
水泳大会に出場するためにもう帰ったって言うんですよ。
でも元気に水泳大会寝ないで行って、数日後会ったら自己ベスト出したって。
僕も田中先生ほどじゃないですけど、ぼちぼち泳ぎ始めています。
ネットで探すと出先から家に戻るまでに2つ3つプールがあるんです」

解説の後休憩に。
行方八段は銀を3五から2六に下がる手でもばしっとした手つき。

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2局前例があってその一つは飯塚七段が脇先生にひどい目に会った将棋らしい。
飯塚七段「おかしいですよね、さっきも前例2局しかないのに片方僕で、
この局面も僕でどちらもひどい目に会った将棋という」
その対局からの分岐を多数解説。

矢倉は金銀3枚のうち、7八にいる金が一番大事な駒。

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取ってみるとよく分かる。

ここでティロフォン中田功七段から。
飯塚七段「もしもし」
中田七段「もしもしー。こないだ大阪で会ったんですけどお互い対局中でねー」
飯塚七段「こーやん先生は人狼でもご活躍されて」
中田七段「いやいやいや、さっきまで佐藤天彦君というか師弟で、
副立会いなんですよね天彦君がね、それで大盤解説が私で、
あんまり応援できないですよねえ大山一門で」
飯塚七段「どうですか大盤解説は始まってるんですか」
中田七段「2時からもうやってます。
お客さんも多くて私も楽しくて、今だと副立会いのマンモスさんもいます。
さっきまで駄洒落いっぱい考えてました。
後で私と交代してマンモスさんともお話しするといいんじゃないですか?
今講座やってたんでしょー?今度私にも教えてくださいよ。
矢倉の解説私したことがないんでねー」
飯塚七段「中田さんの三間飛車教わりたいんですけど」
中田七段「何言ってるんですかー飯塚さんの棒銀にぼこぼこにされてますよ」
飯塚七段「いやいやいや軽く捌かれてる印象しかないんですよ」
中田七段「10局に1局くらいはねー。現局面どうなってんのー?
行方さん馬作って手厚くやりたいんじゃないかなーって思ってるんですけど。
3六角成で馬を作る展開にしたいです」
飯塚七段「中田さんは角を大切にするんです。
飛車は他の駒と切るためにあるみたいな」
中田七段「美濃囲いは飛車は渡してもいいんですよー。
何ですか角厨ってコメント流れてますけど」
飯塚七段「控え室僕なんか饅頭ばっかり食べてるんですよ」
中田七段「甘党ですねー。こっち豊川さんがいるとまともにはなんないですよね。
飯塚さんはお酒とかは?」
飯塚七段「相変わらずですよ。行きましょうよ東京で」
中田七段「もう何十年も呑んでないんじゃないかな?」
飯塚七段「いつもカードゲーム教えてもらってました。
8人の研究会で僕将棋の方に一票入れるんですけど、将棋やった記憶が無いんですよ」
中田七段「いつも4対4で決選投票するんですよねー。
それで将棋から一人裏切るんです」
飯塚七段「他にもゲームやりましたね」
中田七段「モノポリーとかねー。私的にはそっちがいいんですけどねー」
飯塚七段「後何やったんでしたっけ」
中田七段「黒ひげ危機一髪。定跡作って。いいんですか名人戦でこんな話して。
だってトランプ大富豪とかあまりやらなかったもんね。
森内さんとか鬼のような人いたもんねー。ページワンとか。
将棋やりたい派とゲームやりたい派のぶつかり合いだったんですよね研究会。
こんな話でいいの?室田さんと全然話してないんじゃない?
人狼が得意って聞いたけど」
室田女流「いえいえいえ全然」
中田七段「機会があればよろしくおねがいします」
飯塚七段「福岡の様子もお伺いしたいってコメントが」
中田七段「豊川さんは自宅から自転車ですぐ行ける距離って言ってました」
飯塚七段「豊川さんは東京の時も都内ならどこでも行けるって言ってました」
中田七段「豊川桐谷の自転車はすごいですよねー。
今日外出てないんですけど、ベランダ出たら涼しかったです。
大通り公園めちゃくちゃ近いですよ」
飯塚七段「またニコ生出てくださいってコメント流れてますよ」
中田七段「将棋の方は?将棋の解説は?」
飯塚七段「将棋の解説ばっかりしてますよ本当に」
中田七段「私も解説で佐藤天彦君の小さい頃の話とか、自分の奨励会時代の話とかねー」
飯塚七段「そうそうそっち教えてくださいよ。いつ頃から教えてるんですか?」
中田七段「8歳の頃でやんちゃな感じで、今でも変わってないんじゃないですか」
飯塚七段「師弟関係でいえば歳が近いですよね」
中田七段「私が29歳の時だからそうですね。
道場によく通ってる子で、席主の人に是非見てくださいって言われて」
室田女流「小さい頃から洋服の趣味はあったんですか?」
中田七段「奨励会の頃もいい服着たいっていってました。
それは大賛成でプロとしていい事だと思います。
私は全然逆方向に行っちゃいましたからねー」
飯塚七段「NHKの師弟を語るみたいな本がありましたね」
中田七段「ヨーロッパ行きそびれた話しとかね。
棋聖戦の挑決で行けなくなったとか。でも行きたかったらしいですよ」
飯塚七段「行方さんはどうですか」
中田七段「彼はここ最近成績いいですよね。
お酒控えてるのかなとか考えてますけどいつか聞いてみたいですよね。
あんまり最近彼とも飲んでないんですよ。
家近いんだけどなー荻窪でしょ?」
飯塚七段「ええ、ええ、まあ」
中田七段「あの辺棋士たくさんいますもんね。ずっとしゃべってていいんですか?
私大盤解説戻らないといけないんですけど」
飯塚七段「解説盛り上がりそうですね」
中田七段「視聴者の皆様失礼いたします」
黒ひげ危機一髪の定跡って何だろう?

室田女流「長電話しましたね。いつまでもしゃべれそうな。
大盤解説会行きたいです」
飯塚七段「駄洒落考えてるって言ってましたね。
最近都内で豊川さんが将棋教室していて、
入れ違いで僕が入ったときがあったんですけど、
そしたら生徒さんが駒取るときが取りマンモス、大駒切るときはキリマンジャロ、
うーんここは歩ぎーれジャパン、そんなすごい雰囲気でした」

ということで矢倉崩し講座の続きに。
結論、矢倉は▲4一銀と▲2四桂さえ打っておけば何とかなる。

18時になり次の一手アンケート
△7五歩24.9%、△7三銀9.7%、封じ手56.9%、その他8.4%。
室田女流「56.9%封じ手と」
飯塚七段「一番いい手ですね」

質問メール
私の祖父は仕事一筋だったため、仕事を定年退職した後が心配です。
私も祖父とともに将棋を始めようとしているのですが、何から始めればいいですか。
お勧めの本とかも教えてください。
飯塚七段「退職後に将棋を始められたということですよね。
でも年齢関係なく棋力の向上はあります。
多分初心者の方ですと何から始められても強くなりますよ。
実戦詰め将棋とか身近な人に教えてもらうとか」
室田女流「お二人で指すというのもいいですよね」
飯塚七段「そうですね、やはり身近に相手がいるといいですね。
最近はネットとか、アプリがあるので相手不足というのはなかなかなくなりました。
詰め将棋がお勧めですね」
室田女流「1手詰めハンドブックとかパズルみたいです」
飯塚七段「僕の子ども教室も3手詰めハンドブックを使っています。
羽生さんも詰め将棋は駒の性格を覚えるのによいと言ってました。
一番有名なのは2年間で5000題解けば神話に近づくって。
詰め将棋ってだいたいいい手が1回はあるんですね。
室田さんは最初どう覚えましたか」
室田女流「私は支部に行きました。弟が大会に出ていて、私も大会にもでました」
飯塚七段「僕くらいの時代だと、
7手詰めが解ければだいたい初段くらいかなあという感じでした。
解けないと考え込んじゃうんですけど、答え見て形を覚えちゃえばいいので。
僕の年齢だと行きの新幹線で解けた問題が帰りに解けないとかあるんですよ」
室田女流「私も詰めパラを解いた後に、ノートに書こうとしたら覚えてなくて、
1回解いたのになーとか思う事があります」
飯塚七段「奨励会員が肌身離さず持ってるって聞きますね」
室田女流「私も今持ってます」
飯塚七段「財布は忘れても詰めパラは忘れるなって言ってたら、
本当に財布を忘れた事がありまして、余計な事言うもんじゃないなーと思いました。
こないだ奨励会員の子が熱心に考えていて、いいなーと思って問題見て、
『これ30番だよね』って言ったら40番ですって。
でも詰まない問題だったんですよね。
言っちゃうのもどうかなーと思って言わなかったんですけど」

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名人戦の記念扇子。
行方八段「かもすぞー」

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室田女流「森門下パーティー初めて行ったんですけど、その時の扇子です。
明後日の対局で使います」
飯塚七段「それ相手に森門下いないんですよね」
室田女流「大丈夫です。そういえばあんまり考えてなかったですけど。
パーティーは谷川先生のコメントが面白くて、
毎年恒例みたいなんですが山崎八段に説教タイムというか(笑」

飯塚七段「団先生が2面指しで、僕と行方さんが相手で、2人とも負かされた事があります。
終わったらちょっとお話して、2人ともさっさと名人とれよと、励ましですね。
行方さんこうして名人戦の舞台にお出になってて、
いろいろな思いを胸に指しているということですね」

アンケート羽生名人の封じ手予想
△7五歩56.4%、△7三銀19.0%、その他24.6%。
室田女流「半分以上の方が△7五歩と」
飯塚七段「妥当なところですね」

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今日の圧力団体の様子。あまり圧がないか。

飯塚七段「今お酒の話出ましたけど、
対局者は1日目と2日目の間は飲まない方が多いです。
立会いは関係ないですけど」
室田女流「高山では1日目の夕食はすごくお話で盛り上がりました。
私の師匠が一緒だったのですが、行方先生と同じ机で藤井先生の研究会に参加していて、
私も行方先生に1局教わったことがあるんですけど、
その時の話とかもしました」

そして定刻を1分ほど過ぎたところで羽生名人の封じ手になりました。

今日は飯塚七段と室田女流のコンビでしたが、
丁寧な解説あり講座あり中田七段とのくだけた会話ありの、
なかなか面白い解説になりました。
室田女流もほんわかした雰囲気でしたが、今日は女帝っぷりが出ていなかったような。
室田女流が第2局の時に現地にいたということで、
現地の裏話も聞けるおいしい解説になりました。
盤上では第1局に続いて行方八段の藤井流早囲いになりましたが、
第1局のように初日から乱戦ということにならずほっと一安心といったところでしょうか。

明日はニコニコ生放送では9時から、解説に阿久津主税八段、
聞き手に本田小百合女流三段で大盤解説会が生放送されます。
羽生名人は日曜日に福島で将棋イベント、火曜日から棋聖戦と強攻スケジュールになり、
行方八段としてはここを勝つと大きい1勝になります。
羽生名人の防衛なるか、行方八段が星を戻すのか注目です。

羽生マジック炸裂!名人戦第4局は羽生名人が大逆転勝利

羽生善治名人に行方尚史八段が挑む第73期名人戦七番勝負第4局は、
羽生名人が行方八段を破り3勝1敗と防衛に王手をかけました。

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朝の様子。羽生名人は寝癖もつけて絶好調か。

羽生名人の注目の封じ手は▲8六銀でした(みんな知ってた)。
立会人の大内九段は行方八段に封じ手の書いてある紙を見せてから、
大内九段「封じ手は▲8六銀です」
このパターンは加藤新手と同じ流れ…

最初の取材陣の撮影タイムについて
渡辺棋王「立会人によって時計止めたり止めなかったり、
その辺はもう適当なんすよ昔から。
まあ1分2分の話なんでね時計止めるっていうのも」

副立会いの話になって
渡辺棋王「名人戦は副立会いが2人なんで、若手も使っていかないと足りないんですよ」
室谷女流「今話題の橋本八段なんですけど」
渡辺棋王「どういう話題なんですか?(ニヤリ」
二歩を言わせようとする渡辺棋王。

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おはようございます。
室谷女流「先生はニコニコ生放送は久しぶりということですけど」
渡辺棋王「去年は5局目6局目を予定していたんですけど流れてしまったので、
今年は4局目以内でということになりました。
候補としては△8二角とか、△4二銀右とか、飛車を引くとか、
手が広い局面です。
先手も何か狙っているわけではないので、
どの駒を動かしても大きなマイナスにはならないので」
室谷女流「今回脇システムということになりましたけど」
渡辺棋王「常に相矢倉の1番手にはなってない、2番手3番手の戦法なんです。
ただ1番手の戦法がうまくいってないときはよく採用される戦法で、
行方八段も予想はしている戦型です。
今日は長いですねー…進み方としても遅いですし…」

行方八段は△7二飛。

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似たような前例で先手が1六歩2六歩型の対局があり、
羽生名人が1七歩2五歩型に改良してきたので、
前例の△8二角は誘われている感じだから指しにくかったのではないか、
△7二飛は受けの手なので先手は右辺の攻撃陣に手を入れることになるが、
▲1五歩~▲1七香~▲1八飛と端攻めを狙う間に、
後手も攻撃陣が整ってしまうとのこと。

リレー質問
加藤九段から渡辺棋王へ
渡辺棋王は今後の名人戦についてどのような意欲をもっていますか。
渡辺棋王「いや意欲はあるんですよね。なかなか毎年少し足りないんですね。
5期目か6期目だと思うんですけど、勝ち越すんだけどなあ。8勝とかいかないとねえ。
今期久しぶりにプレーオフだったんですけど、4者プレーオフは久々でしたね。
いやだからね意欲はあるんだけどなかなか大変という。
去年広瀬君があがってきてね、今年天彦もあがってきて、
そのうち半分くらい後輩になると僕も厳しくなりますからね。
35くらいまでに出られないと僕も出られないでしょうきっと」
室谷女流「若手が入ってくるというのはどんな感じなんですか」
渡辺棋王「自分も20代だったはずなのにね、早いですよね」

山田女流から室谷女流へ
東京に来られてしばらくたちますが、将棋界以外のお友達はできましたか。
室谷女流「あー、できてないですねえ」
渡辺棋王「でも難しいですよね将棋界以外。僕も3人くらいしかいないけどな」
室谷女流「先生とフットサル一緒にやらせていただいて、
そこでのお付き合いは出来ましたけど」
渡辺棋王「でもそれ将棋界に片足つっこんでる人だよねえ」
室谷女流「今年は友達が働き始めて、東京に来てる人もいるので」
渡辺棋王「だいたい学校とか地元ですもんね将棋知らない友達って。
じゃあいないということで」
室谷女流「お友達募集です」
渡辺棋王「将棋にまったく関心がないって友達は俺いないけどなあ」

ここで初手から解説に。
脇システムが流行ってないのは先手が面白くないと思っているからで、
本来は脇システムを誘った先手の羽生名人がどこかで新手を見せる流れなのに、
後手の行方八段が先に新趣向を見せたというのが昨日の駆け引きとのこと。
羽生名人は解説通りの▲1六歩。

羽生名人が席を立って
渡辺棋王「進まないですよね。近年まれに見る進行の遅さなんじゃないですか。
昔はこんな感じで1日目は駒組みで2日目が戦いみたいな。
中原先生が言ってましたけど、
1日目は大山先生がどこに飛車を振るのか決めるだけだからって。
でもこれは本格的に戦うのは夕方以降という感じで。
持ち時間5時間の1日制の将棋でももっと進みますからね。
前回自分が解説してたときは夕休前に終わって、
今日は早く終わったーと思ってたんですけど」

室谷女流「今日は質問メールとかアンケートとか」
渡辺棋王「アンケートはもう飽きてるでしょ?」
室谷女流「ヒフミンアイとか」
渡辺棋王「ヒフミンアイも頭の中でやりますけどね。
本当に見に行くのは加藤先生くらいですけど、相手がいない場合はやる人もいますよね。
加藤先生は相手がいてもやりますからね、ヒフミンアイ。
相手がいないときにやってたら相手が帰ってきちゃって、
帰ってきてるのに気がつかないでやってるので相手が待ってるとかもありますね。
早くどいてよみたいな。
加藤先生の記録も録った事ありますけど、
だいたい朝机の位置を動かすことから始めるんですね。
観戦記者の座る位置もなくなっちゃうんですけど、観戦記者もそのつもりで来てるんで」
室谷女流「昨日の放送はご覧になられてましたか」
渡辺棋王「ちょくちょく見てました。いつも通りでしたよ。
講演会だった?まあ駒組みのねちねちした駆け引きの話より面白いんじゃないですか?
ちらっと見たら四間飛車対棒銀の大盤になってて、あーやってるやってると。
何で四間飛車なんだろう」

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早くも分厚い質問メールのプリント

質問メール
渡辺棋王に質問です。ゴールデンウィークに広瀬八段とヨーロッパに行かれましたが、
現地でのエピソードなどを教えてください。
そうですね行きました。えっと9泊かな。
土曜日に出て連休明けの火曜あたりに帰ってきたのかな。
話は去年の、1年前くらいからあったんですね。
ちょこちょこ話しを進めていって、
元々は広瀬君と佐藤天彦君とサッカーを見に行こうという話だったんですね。
みんなそれなりにタイトル戦に出る可能性もある立場だから、
いざ行くってなって僕と広瀬君がなんだかんだ都合つけて行けたんですけど、
佐藤天彦は棋聖戦で勝ち残ってしまって。
準決勝までは相談で日程がなんとかなるんですけど、
挑戦者決定戦はどうにもならないんですね。
僕と佐藤天彦は1回戦で当たってどっちか死ぬから、
それならみんないける可能性高いよねという話を事前にしていました。
準々決勝と準決勝どっちか負けたら行けたのに、挑戦者決定戦で負けてしまって、
だったら準決勝で負けた方がよかったのにねえ。
彼が一番楽しみにしてたんですよ。
クラシック音楽が好きで美術とか見るのも好きで、僕はサッカーだけなんですよ目的は。
そういう意味では残念だったというか、行った僕らは楽しかったですけど。
1日だけドイツで普及してきたんですけど、
現地にお勤めの日本人の方なのかなと思ってたら、あちらの方がたくさんいました。、
ドイツ人の子供たちに教える場所があって、6枚落ちくらいですけど普通に指せて、
僕も海外普及は知識がなかったので、
だから海外でもいるんだな将棋指す人がって。ってくらいかな?

緊急アンケートご職業は?
ある52.5%、ない47.5%。
室谷女流「今日の運営さん攻めますね」
渡辺棋王「どうせ正しい集計は出ないからなあ」

電王戦の最終局はやっぱり競馬に行ったのですか。
電王戦の日?最終局ですよね。私夕方からゲストで出るつもりだったんですよ。
午前中で終わっちゃったじゃないですか。
終わったけど出るのかなと家では思ってたの。
集合は僕3時くらいだったんです。
3時だから時間繋いどいてもらえれば出るのかなと思ってたんですけど、
昼くらいに連絡が来て今日はいいですって。
エキシビジョンやるからもういいですみたいな。
競馬は家では見てましたけど、土曜日だから。
最近競馬場行かないんですよね。家ならパソコンの前で動かないでいいし、
競馬場行くと動かないといけないじゃないですか。
競馬場に行って1日競馬やってると痩せるんですよ。動くし頭使うし。
でも家だと楽だし時間ギリギリでも買えるから。
でも馬券一度でも買った事ある人の方が多いんじゃないですか?棋士なら。
みんな考えるのが好きなんですね、勝負事も好きだし。
勘じゃないんですね競馬は。理論の裏づけがあるんです。

アンケート競馬
1回はある37.6%、結構買う19.6%、経験なし42.8%。
渡辺棋王「だからやる人が60%くらいってことですね」

もし自由に使える100万円があったら何に使いますか。
渡辺棋王「自由?どうですか?自分の金じゃないということですね?」
室谷女流「馬券購入とかありますけど(笑」
渡辺棋王「いや考えますよ自分の金じゃないんですから。
別に外れたって痛くないですし」
室谷女流「私は何だろう。旅行に行きたいですね。」
渡辺棋王「海外旅行に?」
室谷女流「ハワイとか行きたいですね。
ハワイに行って将棋の駒を買って、後は貯金して」
渡辺棋王「ハワイは竜王戦は行かなかったんですか?」

ここで電話の音。「もしもし」
まさかの対局室から。

渡辺棋王「こんなに音拾えるんですね。何の話してたんだっけ」
室谷女流「えーっと、あ、100万円の話ですけど」
渡辺棋王「自分のお金じゃないからなあ」
室谷女流「物とかで欲しいものとかありますか」
渡辺棋王「でも欲しいものはもう買ってるじゃないですか。
わざわざ我慢してるとか無いんで。
生活家電系だと明らかに必要になったら買うじゃないですか。
物はないかなあ。本当に欲しいと思ったら買いますからねえ」
室谷女流「やっぱり馬券が濃厚ですか」
渡辺棋王「とりあえず1回2倍の単勝を買って、倍になったら考える」
室谷女流「株はされないんですか」
渡辺棋王「株は持ってるんですけど、持ってるだけで1回も売り買いしてないです。
1年以上値段も知らないというね。
大和証券杯にでたときに、それを使ってやったんですけど、買ったまま放置。
あれ配当金って来るんですね。それを含めるとそんな大損してないのかな?
専門家じゃないから分かんないですけど」
室谷女流「桐谷先生とコメント流れてますけど、
大阪に桐谷先生のショップがあって、女子高生とか多かったです」
渡辺棋王「テレビは加藤先生のはたまに見るんですけど、この前はっしーのも見ましたね。
神吉さんと加藤先生の楽しみにしてたのに3分くらいしかなかったじゃないですか。
あの絡みはあんまり見たことないですよね。
あの神吉さんの存在感を消しちゃう加藤先生の存在感って凄いですよね」

室谷女流「まだ30枚くらいあるんですけど…どれにしようかな」

もしもお二人の自伝が漫画化されるなら、どの人に書いて欲しいですか。
渡辺棋王「漫画読んでましたか?」
室谷女流「姉はワンピースとか少年物語が好きなので、
私は少女漫画が好きなんで。今は持って無いですけど。
ちはやふるとか?途中でやめちゃいましたけど。
ワンピースは読んでましたけど33巻くらいです」
渡辺棋王「全然追いついて無いですね、今もう70いくつまで出てますけど。
私はかなり漫画読むので一人誰と言われてもねえ。
うみのちかさんも名人戦の取材に来られてましたね。
だから将棋の漫画って多いんですよねなんだかんだ。
今は月下の棋士は、でも知らないでしょ?産まれる前ですから。
ドラマになったの知ってますか?撮影とかあそこの神社でやってるなーとか」
室谷女流「鳩森神社ですか?」
渡辺棋王「そうそうそう。
この人一人って言われると難しいですね。
有名な漫画家さんに書いてもらえるならいいんじゃないですか」

渡辺棋王は体重を気にされていることで有名ですが、
実は体を鍛えまくっていて全身ムキムキと言う噂を聞きましたがどうなんですか。
渡辺棋王「運動が好きで体重管理は本当なんですけど、ムキムキは嘘ですね。
体重管理はタイトル戦に出るようになって、3泊4日で家を空けて食べるだけ食べてると、
すごい太るんですね、2キロとかあっというまに。
それ以来体重計を持って出かけるようになりました」
室谷女流「出かけるんですか?」
渡辺棋王「そうそうタイトル戦にね。
もともと3泊で行くと、それなりにがらがらに入れてくじゃないですか。
今何キロだから打ち上げでどれくらい食べるとかも考えるし、
戻すの大変ですから。冬とか戻らないですよね」
室谷女流「フットサルは体重管理の一種なんですか?」
渡辺棋王「それはそうでもないんですけど、一度管理しだすと数字が気になって。
ムキムキは明らかに嘘です」

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渡辺棋王「なんか戦いが始まりましたね。
具体的に角がぶつかってるので、取れってことですよね後手は。
先手は逃げる手は無いので取るんですけど、千日手はなくなりますよね。
絶対戦いが始まってっていう。
先手は▲4六歩とか▲6一角とかを絡めてどうするかってことですね」
羽生名人が席を外してる映像が流れて、
渡辺棋王「昼休み僕も寝ますけど目覚ましかけますからね。
対局中の休憩は和服脱ぐかはわかんないですけど、5分以上かかりますからね。
脱ぐのは1分ですけど着るのは5分以上かかりますから。呼びに来ませんからね。
羽生さんはたまにやりますねいなくなるっていうのは。
30分くらいロスしても別に痛くないっていう感じなんだと思います。
最初の頃はびっくりしましたねもったいなくないのかなって。
途中で20分30分っていう単位で、
別に時間なくなっちゃってもいいよっていう人はいないですよ。
糸谷君の場合は戻ってきますよね。
あれはあれで時間を無駄にしないぞっていう意気込みは感じますよね。
あ、戻ってきましたね」
記録係りが羽生名人に指されましたと言って、
渡辺棋王「これ記録係りが指されましたって言うけど、
そりゃ分かるよって思うんですけどね。
だってこれ相手の番だったら角取られちゃうじゃん。
昔記録とってて指されましたって言うと、刺されちゃ困るよって返す人いました。
さすって指じゃなくて刺す方ね。今も言ってる人いますけどね。
よくわかんない局面だったらね、9二香とか1個上がったとかなら言って欲しいですけど、
でも△4五歩って突いてそりゃ見れば分かるんだから、面白いよね。
自分が記録してたときは言ってましたよ指されましたって。
記録もやってると面白いですよね、対局室にずっといるから。
片方がいない時って片方が独り言を言ったりするじゃないですか。
だから記録係りはお互いの形勢判断が分かるっていうね、お互いのぼやきを聞いてるから。
でも記録係りは寝ますよね。
僕も何度も寝たことありますけど、
みんなが別に寝るからある程度しょうがないってみんな思ってるんでしょうね。
意地悪でそっと指されたら起きないですけど、ばちって指されたら起きますよね。
流石に何指したかわかるじゃないですかプロの卵だから」
室谷女流「神吉先生そーっと指されちゃって終わっちゃったらしいんです」
渡辺棋王「終わっちゃったってどんだけ熟睡してるの(笑」
室谷女流「わかんないので符号適当に全部書いたら、当たってたらしいですよ」
渡辺棋王「凄いですね。今は中継もあるしそんなこと起こらないですけどね。
昔は密室だからいろんなことできたと思うんですけど、
相手が二歩を打ったことがあるんですよ、佐々木慎さんなんですけど。
もう詰みだったんで、詰みってことでいいんじゃないですかと言ったんですけど、
中継されてるからだめだってことになりました。
さっきの電話もね、昔だったら出ないでしょ。今は気が抜けないですよ」
室谷女流「対局中は実際どうなんですか?」
渡辺棋王「もう慣れましたよねニコ生に関してはね。
無人カメラは昔からあるじゃないですか。でもそれは放送枠が決まってるじゃないですか。
なので放送開始の4時に姿勢を正すとか。でも今はずっとなので逆に気にしないとか。
3時くらいで敗勢なんだけど4時まで持たせるかとかも考えてましたけど、
今は全部映ってるから、おやつ食べる時とかもね。
ニコ生のスタッフとは最初の頃打ち上げで、
僕がおやつ食べるとこ映さないでくださいよって言ったら間に受けられたことがあります。
最初はニコ生のスタッフは新参者という意識があって遠慮していたんですよ。
運営スタッフの人とかとも話すんですけど、
そしたら間に受けて、おやつ映すのNGだからとか、
そんなん間に受けてたんですかって驚きました」

室谷女流「局面の方が進まないのでこの辺で一旦休憩に」
羽生名人「▲6四角!」
室谷女流「あ!」
渡辺棋王「見なかった事にして見なかった事に」
ということで休憩に。

休憩中に△同銀▲3五歩と進行。

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▲3五歩は意外な手とのこと。
いろいろ検討後、多分△同歩に▲4六歩ということだと思うが、
これを△同歩は先手の攻めが早いので後手は攻め合いに行く。
ただそれだと後手の攻めが早いような、
先手が一手負けてるような気がしなくもないのだが。
ということで先手は馬を作って、
後手の攻め駒を攻めるみたいな手も考えられるとのこと。

室谷女流「どちらを持って指してみたいですか」
渡辺棋王「うーん難しいですねえ。まあどちらも持ちたくない。
どっちを持ってもこの将棋は嫌ですね。
どっちが攻めてるのかわかんないですもんこれは」

アンケートどっちを持ってみたいか
先手:羽生名人27.5%、後手:行方八段21.0%、なんとも言えないニャン51.5%。
室谷女流「なんとも言えないニャンが多いですか」
渡辺棋王「まあこのパターンも飽きたよねー」

羽生名人は▲2六銀。

渡辺棋王「あ、また意外な手が。意外な手ばっかですよね」
室谷女流「棒銀ですよね。昨日の時点でここまでだったら、
加藤先生大喜びだったんですけど」
渡辺棋王「どうやったら先手が成功するのかが分からないんですけど。
後手から見たら、どうやったら悪くなるのかな、
どの手をやっても1局以上の形勢になりそうな。
そこを突く作戦なのかな?これは。
どの手も後手が少しいいんだけど迷わせるみたいな」

ところが△3四金、△4四金は先手の攻めもうるさそうで、
△3四銀で普通は先手無理。あ、△5一角の筋で無理じゃないか、とのこと。

室谷女流「手になっちゃうんですねえ」
渡辺棋王「手になるんですねえ。だから先手が警戒するのは△3四金なんですねえ。
でも結構先手が上手くいくパターンが多いんですね。
なるほど棒銀最強説が。こんな強引な棒銀でもいけるんですね」

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最強棒銀の図。△4四金や△3四銀だと攻めが続く。
ただし△3四金だと受かっているかも。

渡辺棋王「これは昼食休憩まで入ってもおかしくないです」
室谷女流「意外でしたか」
渡辺棋王「いや意外でしょうこれは行方八段にとっては」
両者席を外して対局室は記録係りだけになってしまいました。

質問メール
渡辺先生への質問です。
王将戦でおやつを注文されないことが多かったですが、理由は?
午前中のおやつも抜かれることも気になります。
渡辺棋王「あー頼まないことありましたかね確かに。
それは単純に体重調整です。その日の朝に食べるかどうかを決めます。
ちょっと体重が多いなと思えば頼まないし、
朝になってみないとわかんないですしね、体重が。
前の日の夜ご飯の量も旅館によって違うし。
思考には影響しないんじゃないですか?
糖分とると頭にいくとか聞きますけど、自分はそういう理由で食べてるわけではなくて、
ただ単に好きだから食べてます。
朝食べないで対局にいくとおなかが鳴ったら困るんで、
でもめんどくさいと思えば食べないし。早く起きないといけないんでその分。
普通食べるんですか?」
室谷女流「私は対局のときだけ食べますね」
渡辺棋王「まあ朝が遅いからなんでしょうね将棋指しは。
対局は10時だし、研究会だって10時でしょ?
そうすると8時代起床ですよね。7時代に起きるのは今日の解説のときくらいですよ。
目覚まし9時もよくありますよ。
普段将棋10時からだし、8時40分に起きて、8時50分のニコ生に備えてね。
昨日はもたもたしてて遅れましたけどね1分くらい」
室谷女流「コメントは書き込んだりするんですか」
渡辺棋王「昨日はしなかったです。たまに拾ってくれるとコメント流れてたかって」
渡辺棋王が朝のアリーナ最前列争いに参戦していることが発覚。
ニコニコ動画のプレミアム会員なことは以前の記事で紹介しましたが、
まさか8時50分に備えているとは。

渡辺棋王「頭を使って考えるから、
甘いものはいいってなってるんでしょこの業界は。
本来変でしょ将棋盤の前でケーキを食べるとか。
でも割と昔からそうなってるってことはいいんでしょうね頭には」

室谷女流に、3月の北九州将棋フェスティバルに行かれた方からです。
ファッションにおけるこだわりがあれば教えてください。
室谷女流「初めての質問きました」
渡辺棋王「でも女流の場合は服代かかりますよね。衣装代とか出ないでしょ?
男性の場合はスーツだから誰も見ないでしょ?実際どうなんですか?」
室谷女流「私は結構物を買うのが好きなんですけど、ほとんど服ですね。
必要な物じゃないですか。
スーツと違ってネクタイを変えればいいという感じじゃないので」
渡辺棋王「10パターン以上、相当散らしていかないとばれるでしょ?」
室谷女流「仕事と私服は一応分けています。
私服とかこだわりとかはないですか?」
渡辺棋王「僕は男性の中でも相当無頓着な方なので無いですね。
まあスーツとかは買いますけど、
昔中川さんにダメ出しされて、一緒に買いに行ったことはあります。
僕が竜王のタイトルを取った時なんですけど、
中川先生は研究会とかでもずいぶんお世話になっていたんです。
そこで渡辺君も竜王だから、そんな安い服きててもだめだから買いに行くよって。
中川さんがスーツを選んで僕が後ろで見ててお金出すだけで。
間違いないものを中川さんが全部選んでくれました。
テレビの時はこれを着るんだよとか、対局のときはこれ着ちゃだめだよとか。
本来スーツって正座するものじゃないでしょ。
ずぼんは1回でクリーニングってことも多いんですけど、
しわになって結構困りますよね」
好きなブランドとコメントに流れて
室谷女流「好きなブランドはあんまりこだわってないんですよね」
渡辺棋王「僕は言うのもはばかれるくらいわかんないんですよ。
でもそれは言ったら分かるものなんですか?
さっきから佐藤天彦君のコメントでてますけど、
彼と服の話をしても僕はふーんくらいしか答えられなくて、
そんな対等に彼と服の話できる人いるのかなって。
周りの人が分かってくれない趣味ですよね」
室谷女流「女流棋士は結構服を買うお店がかぶるんですよ。
それに同じ服がかぶる時があります。私は飯野さんとかぶったことがあります。
なので一緒の仕事の時は確認しようと。
高浜女流とは10個くらいかぶってて、趣味が一緒なんですね。
小物ならいいんですけどワンピースが全部かぶってるとか」
渡辺棋王「世間のみんなに人気のある本筋の服とかならかぶるんですかね。
対戦相手の服とかは見ないでしょ?
解説とかで一緒になっても…、まあ和服の色はちょっと見るかなあ。
それも袴とかも全部かぶるとかはないんで」

そろそろ昼食休憩ということで、
室谷女流「少し前に休憩に入りそうですかね?」
渡辺棋王「タイトル戦ではあまりないですかね。
普段は12時10分に休憩ですけど、出前を頼んでると12時とかに来るじゃないですか。
12時にねって頼むと11時55分とかに来るじゃないですか。
なので出前とってて自分の手番だと早めに休憩にってことはあります。
タイトル戦だと副立会いの人とか仕事を奪っちゃうので、
はいそれでは昼食休憩に入りますとか言うんですよ。
それでのどをうんうんってやって準備してるのに、
こっちでじゃあ休憩にって言うのもね」

素朴な疑問ですが、段位は何で九段までなんでしょうか。
渡辺棋王「そうですね、九段までしかないですからね。
例えば竜王戦は1期防衛で九段かな?他の棋戦だと3期とか。
何でですかねえ。でも十段ていうのは囲碁でも将棋でもタイトルなんですよ。
だから十段がタイトルだから?
加藤先生はそれこそ九段になってから何百勝もしてるから、
十段に移ったらとか総会でもでるんですけどなかなかそうはならなくて」
室谷女流「某先生が、
十段のタイトルを失ったら十段から九段に段位が下がったみたいって言ってました」
渡辺棋王「確かに十段から九段じゃ下がったようになりますね。」
室谷女流「もし作るとしたら加藤先生なんか何段になるんですかね」
渡辺棋王「十五段くらいになるんですかね?でも喜ぶんじゃないですか?
同じ九段ていうのがちょっと不満なんでしょうやっぱり。
あ、橋本君が入ってきましたね。宣言するために」

昼食アンケートの流れになって、
渡辺棋王「何でこれ各自でってならないの?
だってうな重食べたくないのに加藤先生がうな重って言ったら断れないじゃないですか」
室谷女流「ということはうなぎ?」
渡辺棋王「いや違うんですけど、
昔記録のときに、加藤先生が3000円くらい用意して待ってるんですけど、
じゃあ僕もうな重で、じゃあ僕もってなって、
一人違う人がいて君もうな重にしなさいってジョーク言われてました。
まだやってるんすか昼飯アンケートって。
これ2011年くらいからやってますっけ?まだやってるのアンケート。
でももうさあユーザーさんの方が詳しくなっちゃってるし、
ぶっちゃけ飽きてるでしょ?」

アンケート解説者二人のお昼ごはんを予想して下さい
ぶっちゃけ飽きてる39.6%、毎回楽しみにしてる60.4%。
渡辺棋王「楽しみにしてるんだー。毎回?しかも毎回?
あ、橋本君の発言を待たずに休憩に入りましたね。
人によるでしょうね何のために来たんだろうとか、
むしろ緊張してて助かったみたいな」

といったところで昼食休憩に。

室谷女流「ということで局面なんですけどまったく変わってないですね」
渡辺棋王「昼休憩明けから30分たってるんですよね?
考えどころですけど残り3時間でしたっけ?」
室谷女流「それではお昼何を食べたか」
渡辺棋王「あ!」
行方八段が△3四金。
室谷女流「今日の私タイミング悪いですね」

昼食は松永

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渡辺棋王「こんな写真撮ってたんだ」

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渡辺棋王「中継を見て勉強してるんですよ。
控え室ではどんな手を検討してるのかなーとか」

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渡辺棋王「森下先生がニコ生で勧めてたので一度来てみたかったんです」

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渡辺棋王「どうしても撮るって言うんで、まあ仕事だから仕方なく。
変だからお店でカメラ目線ではいって。周りの視線が耐えられないです」

羽生名人はお寿司。

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室谷女流「どれから食べればいいかわかんないですね」
渡辺棋王「僕は好きなものは残すタイプなので」
室谷女流「それじゃイチゴショートのイチゴは残すんですか」
渡辺棋王「僕はショートケーキのイチゴはいらない派なので、
むしろ邪魔だから最初に食べるみたいな」

行方八段はうな重。

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室谷女流「今日もうな重食べるって話もありましたよね」
渡辺棋王「昨日食べてるんですよ加藤先生が。
だから予算オーバーだということで」
室谷女流「棋士の方はうな重食べられる方多いですよね」
渡辺棋王「加藤先生の影響じゃないですか?
やっぱり強い人の真似をするっていうね」

詰め将棋の解答の後にプレゼントのコーナー。渡辺明の思考。

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色紙「勇躍」

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扇子「闊達」
今期の棋王戦の就位式用に作ったもので非売品とのこと。

室谷女流「一手進みました。▲1五銀と」
渡辺棋王「あ!ほんとだ!」

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渡辺棋王「これが成立するようだといよいよ棒銀最強説が」
▲6一角の筋を絡めてもそこまで先手がいいとも思えなく、
しかも手番が後手なので△8二飛とかわされたらどう指すんだろうとのこと。
行方八段は△8二飛。
渡辺棋王「あ、解説通り」

質問メール
以前ニコ生で本田小百合さんが、渡辺さんは料理教室に通ってるんです、
あ、言っちゃだめだったのかなあと言ってました。得意料理を教えてください。
渡辺棋王「月に1回か2回くらい作ってます。
料理教室には行ってますけど、それとは別に家で料理するのはそれくらい。
直接的なきっかけは妻の漫画が始まったからですね。
今までは基本的に自分が作る必要がなかったんで、
漫画は締め切りがあるから、忙しい時に惣菜とか外食だけじゃ飽きるから。
今3年目ですかね」
室谷女流「どんなレパートリーがあるんですか」
渡辺棋王「教室で習ったものをそのまま作るってだけです」
室谷女流「私も行きたいなとは思うんですけどちょっと面倒くさくて」
渡辺棋王「僕は普段男性だけのクラスに行ってるんですけど、
女性もいるとカテゴリは初心者教室なのに、
女性はど素人ってあんまりいないじゃないですか。
男性だけだと本当に包丁ってどうやって持つんだろうとか。
1回振り替えで行った事があるんですけどひどい目に会いました。
同じ7級クラスなのに女性は初段くらいあって平手で戦わせるみたいな。
なので男性は若い女性がいるから混合クラスがいいなんていうと大変ですよ」

私は将棋が難しそうだったのでまずはどうぶつ将棋から、
という理由でどうぶつ将棋を始めて、2級までは行けたのですが1級になれません。
室谷女流はどうぶつ将棋トーナメントに出場されていましたが、
何かこつのようなものや、よい勉強方法があれば教えてください。
室谷女流「私に聞くのは多分間違ってて、2級とか1級って十分ですよ?
女流棋士に会うたびに勉強してるって聞くとしてないよって言うんですけど、
すごい強いんですよ。これは定跡でとか言われても会話についていけなくて」
渡辺棋王「最近はやってないですね。一時期かなり研究したんですけど。
研究したら分かりそうじゃないですか小さいから。
後手を持つと引き分け以上という感じなんですけど、
素人同士だったら将棋に近い要素があって、結構頭使うのでいいですよ。
捨て駒があったり面白いです。
いい勉強方法は難しいですよね。何か本とかあるんですか?
この人は2級っていうのは十分強いんですね?
もう将棋の方に行かれてもいいんじゃないでしょうか、
ていうのが答えでいいんじゃないでしょうか」

その後飛車厨対角厨の話が出て、
渡辺棋王「やらないよ?でも飛車の守備力が強いんじゃないかな」

渡辺先生に質問なのですが、
現在の矢倉は▲4六銀▲3七桂の形になる前に△4五歩と反発して、
後手が有力だとのことですが、
今までより先手が攻勢に出れないからなのでしょうか。
細かいニュアンスをお願いします。
渡辺棋王「長いなあそれはー。
じゃあ飛車対角やろうか!15分くらいかかりますよ?これもあれも。
矢倉の解説か飛車対角をどっちか15分で。両方は無理だから」

アンケートどっちがいいか
飛車vs角41.0%、マニアックな矢倉解説59.0%。
渡辺棋王「矢倉の解説かあ」

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これが基本形。ここから▲1六歩が加藤流。
しかし▲4六銀が圧倒的に大流行してて、ずっとこれに対しては

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この対抗形が指されてた。
名人戦だと2年前の羽生さんと森内さんの、
ちょっとタイミングをずらした△3七銀がでたやつとか。

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この△4五歩は元々あったがすぐ下火になった。
子供の頃に覚えた定跡は△4五歩が良くないってほとんどやる人がいなかった。
2、3年前に塚田九段がこの△4五歩を指して、
コンピュータに指されてそれの影響とも言ってた。

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先手の▲4八飛に△5五歩。
これが菅井六段が去年のタッグマッチで指した超斬新な手。
割と後手が上手くいって勝った。
僕も直後A級順位戦で使って勝ったんですよ。

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△5五歩にかえて△9四歩が僕がJT杯で羽生さん相手に指して快勝した手。
でも△5五歩の発想がなかったら△9四歩はなかった。

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ここでの△7三桂の発見が流行している原因。
角がぶつかってる時に桂馬を跳ねるっていうのが。
角交換に△同銀ととって、▲7一角が怖くないというのが発見。

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今はこうなる。ここで後手に手が広い。

見直すきっかけは塚田九段。2年くらい前。
タッグマッチの菅井六段の△5五歩が流行するきっかけ。去年の秋。
僕がやった△9四歩がたまたまうまくいって流行加速。
この後どうなるかわからない。
ただ先手の▲4六銀が凄く減って、先手は角換わりが流行している。

室谷女流「先手として最も有力な作戦はありますかということなんですけど」
渡辺棋王「それが今日の脇システムとか第1局の早囲いとか、森下システムとか。
矢倉は今は後手が前例の通りに指していれば悪くならないということですね」

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対局者はフルーツ盛り合わせ?
渡辺棋王「行方さんど急所の局面だから食べてる場合じゃないのかもしれないですね」

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ニコ生のおさんじはDEMEL JAPANのザッハトルテ
室谷女流「家でおやつは食べられますか」
渡辺棋王「スナック菓子の食べすぎで口内炎できたもん」
室谷女流「嫌いな食べ物はありますか」
渡辺棋王「辛いもの全般、わさび」
室谷女流「タイトル戦で辛いものは出てきますよね」
渡辺棋王「出てきますお寿司とか」
室谷女流「お寿司のときはわさびは」
渡辺棋王「言いますよね」

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渡辺棋王はザッハトルテ秒殺。
渡辺棋王「このまま寝る勢いですよね」
午前のおやつも頼めば来るらしい。
棋戦によって午前のメニューが飲み物だけのものとケーキも入ってるのとあるらしい。

盤上では羽生名人が渡辺棋王の解説通りの▲6一角と指したところ。
この攻めじゃ寂しいとの解説でしたがどうなりますか。

休憩中に行方八段は△4三角。
▲同角成り△同金で後手の金が上ずるので解説していなかったと渡辺棋王。
しかし先手は歩を2枚損しているのでもう攻めるしかなく、
金が上部に厚いということなのだろうとのこと。
羽生名人は▲2六銀。いくら羽生さんでも失敗を認めた手だと思うと渡辺棋王。
これで△4四銀、▲1五歩、△3三銀、▲2六銀、と戻って、
後手番だからこれで千日手もありうる、
積極的に良くしていくなら△4四金が候補、
△4四銀▲1五銀に△2五歩も候補、良くしに行きたいとのこと。

両者のおやつ

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渡辺棋王「おー。食べすぎじゃないですか?」

その後両者席を外し、
室谷女流「両者いなくなって記録係りが一人」
渡辺棋王「屈伸とかあくびとか昔ならしたんじゃないですか?
今は映ってるから出来ないですよねかわいそうに」

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渡辺棋王「お、差し入れ」
両対局者が席を外した好きに救援物資を届ける気配りの大内九段。

質問メール
ナリキンという漫画を描いていた鈴木大四郎と申します。
渡辺棋王モデルのキャラクターを勝手に作ってしまいすみませんでした。
奥様の単行本発行が待ち遠しいかぎりなのですが、漫画は読まれますか。
また、ダメだしとかはされますか。ナリキンの感想もお願いします。
渡辺棋王「チェックはしています事前に。
将棋マンガ書かれてる方でも棋力は人それぞれですよね。
ハチワンダイバーの柴田先生とかは超強い。飛車落ちで負かされて内容も強かったし。
ナリキンも僕をモデルにしたキャラクターを登場させていただいて、
こちらこそありがとうございます」
室谷女流「読まれてましたか」
渡辺棋王「普通に出たら買って読んでました」
室谷女流「感想をとのことですが」
渡辺棋王「いやなんかねえ、自分がでてくると変な感じですよ。
名前は本名ではないんですけど、本名だとまずいんですかね?わたせみたいな感じで。
誰がどう見ても分かりますよねわたせ竜王とかだから。
米長先生とかもでてきてね、主要キャラで台詞も多かったですし」
室谷女流「奥様の漫画はどんなことを見るんですか」
渡辺棋王「これって将棋界では普通にあるのとか聞いてきたときに、
微妙なことは言いますけど、基本的には無いですね。
まずこの話を出していいのとかを見て、
出来上がったら符号とか図面とかおかしかったら困るから見てます」

電王戦最終局で室谷女流は読み上げをされていました。
序盤早々の投了にも冷静に対応しているように見えましたが、内心はどうでしたか。
渡辺棋王「室谷さんの『まで』とかでみんな混乱してましたよね」
室谷女流「3秒から4秒くらい対局者が映っていて、
横で記録係りの杉本三段と、『え!?』っていうのをやって、
一応言っておいたほうがいいよねということで投了と言ったんですけど、
内心すごいびっくりしました」
渡辺棋王「でも普通に読んでましたね」
室谷女流「最近NHK杯の読み上げもさせていただいているので
割と落ち着いてできたかなーと思いますけど、
それが無かったら動揺して何も言えなかったんじゃないかなと思います」

行方八段は△4四銀。
渡辺棋王「これで先手困ってるんじゃないでしょうか」

NHK杯の二歩の話になり、
渡辺棋王「わかりました?すぐ」
室谷女流「対局者の先生の反応を見て分かりました。
先日二歩を打ちそうになってびっくりしました。
残り2秒であわてて打とうとした手が二歩なことに気がついて、
とっさにかえました」
渡辺棋王「秒読みだとね。秒読みじゃないととりあえずその列確認しますけど。
僕も秒読みで二歩じゃなかったんですけど、
二歩を打っちゃったんじゃないかと思って『ああっ!』とか言っちゃったことがあって、
相手藤井さんだったんですけど終わってから謝りました。
その後こっち逆転模様になっちゃって申し訳なかったなと。
読みの中で二歩打っちゃってることは結構ありますよね」

羽生名人は▲3七銀。2歩損のうえ銀が1五から撤退してしまいました。

全棋士の中で渡辺棋王の解説が一番好きなので楽しみにしてました。
少し前から後手番で振り飛車を積極的に採用されていますが、
きっかけや手ごたえなどを教えてください。
渡辺棋王「振り飛車をやり始めたのは、
去年の王将戦とか棋王戦の防衛戦をやってたあたりなんですけど、
相居飛車の後手番が厳しかったんですね・
しかも相手が二人とも居飛車党で、
ずっと同じだと辛いので違う球を投げるという意味でやったというか。
昔から居飛車党が後手の番だけ振り飛車をっていうのは、
羽生さんも谷川さんもあったんですけど。
どれくらい戦果があがったかといわれると、
覚えてないってことはだめだったということだと思います。
振り飛車やればもっと勝てるかもってずっと思っているのも良くないので、
だからいろんなことをやってみるという意味でやったんですけど」
室谷女流「振り飛車党が居飛車党になるのは最近ありますけど、
居飛車の方が振り飛車になるのは珍しいですよね」
渡辺棋王「対抗形はただ裏返すだけだから指せるんですけど、
相振り飛車とかはいきなりやれと言われても難しいです。
タイトル戦で普通にやると後手の角換わりで45手目の局面くらいになって、
火曜日も金曜日もこっから受けに回るのかよーというのが嫌になるんですよ。
矢倉も角換わりも後手が苦戦となると振り飛車もと思うんですけど、
矢倉は後手もいけるとなったらじゃあ角換わりくらい何とかするか、
という気持ちになるんです」

盤上の解説に戻って、▲4六歩と突くしかないけど、
先手がちょっと困っているような気がする、具体的な攻めが無いとのこと。
室谷女流「押さえ込むこつとかあるんですか?」
渡辺棋王「丁寧に指すことじゃないですか?
さっきの△4三角みたく、丁寧に読んで大丈夫だとみるような」
羽生名人は▲4六歩。
渡辺棋王「結構手つきは力強いんですよねえ。
悪くないってことなんですか?もしかして」
しかし行方八段が席を外すと
羽生名人「いやー」
渡辺棋王「やっぱ無言の時間が長すぎて、何かしゃべりたいんですよ。
それで相手がいない時に声を出すっていうのはみんなやってます」
室谷女流「記録をとっていると、
はっきり言われる先生といやーくらいの先生がいますよね」
渡辺棋王「いやーくらいが多いんじゃないですか。
どっちでも良さそうに見えるんだけどなあとか具体的に言われる先生もいますよね」

プレーオフ渡辺久保戦のときに、田中寅彦先生が隣から盤面を凝視していました。
気がついたり気になったりはしましたか。
渡辺棋王「全然気がつきませんでしたよ。
後でいろんな人に言われて。写真とか見せられて」
室谷女流「渡辺先生は隣の対局を気になったりすることはありますか」
渡辺棋王「それはありますよ見ているときはあります。
こっちが盤面見てるから見るんです向こうも。
こっちがきょろきょろしていると目が合ったら気まずいんで」

羽生名人は怪しげな▲2三歩。

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渡辺棋王「言い方は悪いですけどミス待ちなんですよ。
正しく指せるかどうかっていうのが後手の問題なんです。
勝負としてはこういう感じで、後手が間違いそうな手を選ぶしかないですよね」

しかしその後の解説で先手が成功するパターンも結構あることが分かり、
渡辺棋王「これ時間があっても正しく対応できるかわかんないですよ。
正解は何だろう。あるはずなんですけど」
検討を進めて
渡辺棋王「変な手だけど△5三金?
でもこれで負けたら後からみんなに言われちゃいますよね。
普通に指せばいいのに何でこんな変な手指して負けちゃったのなんて。
その普通が分かんないんだよってことなんですけど」

meijin4-29
渡辺棋王「おっと何でこんなに人が?5時って休憩じゃないですよね。
休憩というと昼食休憩は棋戦によって違うんですよ。
1日制は12時で、2日制が12時半なんです。
それで2日制なのに11時50分とかに立会人が入ってくると、あ、これやばいぞとかなって、
観戦記者の方とかが小声で立会人に教えて慌てて戻っていくとかもあります。
うっかり12時で宣言しちゃったこともあるみたいですよ。
で、羽生さんに『ええー↑?』って言われちゃうんです。
多分羽生さんと藤井さんの対局だったんで藤井さんに聞くと面白いですよ。
羽生さんの物真似つきで。
後ろの女性?今スタッフの方が一生懸命検索してるんじゃないですか?
一人は朝吹さんで、初めてじゃないですよね名人戦は。
3年位前にNHKのニュースで芥川賞を受賞されて、趣味が将棋って出てびっくりしました。
若い女性で趣味が将棋って珍しいじゃないですか。
もう一人は青山七恵さんみたいです。
両方朝日新聞なんですか。朝日新聞で観戦記を書くのかな」

一旦休憩に。
休憩中に行方八段が普通じゃんの△3三金寄。

質問メール
解説のお二人に質問です。
今月両親が銀婚式を迎えました。夫婦茶碗を送ります。
お二人はご両親の銀婚式に何か送りましたか。
渡辺棋王「何周年でしたっけ?25周年?とっくに過ぎてるね自分は。
その上は?50年?それは無理じゃないかなあ。
うちは父親が結婚したの30代だと思うんで、80代はそれはそれで。
まったく忘れてたというか発想がなかったですね」
室谷女流「私は1年前くらいにありまして、
父親が母親に銀婚式に何かしたいんだけど、
食事に誘ったら娘達が一緒じゃないとやだって言われたって言われて、
それで銀婚式なんだと知ってお花とか贈りました。
メールの方はお茶碗を贈るみたいで、いいですねそれは。
その時は電車で4人で出かけることになって、2次会に行ったんですね」
渡辺棋王「家族でご飯食べるの2次会って言うの?」
室谷女流「2件目の居酒屋さんにいったんですけど、
その時に母親に渡した花を駅のトイレに忘れてしまったんです。
次の日駅に電話したら見つかって、取りに行きました」

室谷さんに、お勧めの映画を語ってくださいってきてます。
室谷女流「最近一個だけ見まして、今流行のビリギャルっていうのです」
渡辺棋王「で?語ってください」
室谷女流「すごく泣きました」
渡辺棋王「泣く系なんですか?」
室谷女流「楽しい感じの映画なのかと思ったら、映画館中の女性がしくしく泣いてました。
私は開始40分でもう泣いてたんですけど」
渡辺棋王「泣きに来てるんじゃないですかみんな」
室谷女流「あとコナンも見ました。一番新しいやつですね」
渡辺棋王「コナン一人で見に行きますかね?成人女性が」
室谷女流「対局があって空きの日があってイベントがあったので、
空きの日にコナン見に行きました。
漫画は見ないんですけど暇だから見に行こうかなと思って。
あ、でましたね、名探偵コナン業火の向日葵
あとは見ないですね。怖いのがだめなんで」
渡辺棋王「僕も怖いのがだめなんですね。ちょっとでも戦闘シーンがあるとダメ。
血とか絶対ダメ。射ち合いとかでもダメ。
クレヨンしんちゃんは見ましたよ子供の付き添いで。
ドラえもんは今年見てないですね」
室谷女流「ドラえもんは泣いたことありますね」
渡辺棋王「ドラえもんで泣くんですか?」
室谷女流「ジャイアンやっつけるシーンとかで」
ジャイアンやっつけて泣けるシーンって何だろう。

渡辺棋王は本局と同じ会場で、女流タイトル戦の立会人を勤められていました。
その時の話をお願いします。
渡辺棋王「あれ来てましたよね。応援でしたっけ?」
室谷女流「聞き手で行ってました。第2局ですよねあれは」
渡辺棋王「去年の秋くらいですか」
室谷女流「西山さんの中飛車だったと思うんですけど。
渡辺先生の立会いは初めてでしたよね」
渡辺棋王「やっぱりタイトル持っていると来ないのかな?
自分が正立会いだと副立会いの人が年上だと変だから、
それで人選が難しいんでしょうね」
室谷女流「どうでしたか実際されてみて」
渡辺棋王「自分が対局者で行くのと比べると気楽ですよね。
その分対局者が力を発揮できるような、後はスポンサーさんとが主な仕事なので。
でも自分が将棋指すわけじゃないので気楽で、楽しかったというとあれだけど。
裏話?そんなのありましたっけ。将棋も普通に終わって」
室谷女流「奨励会員同士でかなり話題になりましたよね」
渡辺棋王「三段に上がりそうだったけどちょっと残念だったってところですよね。
っていうくらいですか?
僕も立会いとして困るということも起きなかったし。そういうとこで」

meijin4-30
渡辺棋王「先手苦戦」

夕食アンケート
うなぎ11.1%、おにぎり13.9%、寿司18.2%、
チャコ(ステーキ)42.4%、その他14.3%。
室谷女流「チャコは私食べた事が無いんですよ。5回行って5回ともいっぱいで」
渡辺棋王「おおーチャコねえ。でも時間が無いんじゃないかなあ」

ここで夕食休憩に。
休憩前で行方八段は残り44分。

休憩明けて残り行方八段の残り時間は32分。
△3六歩は強い手だが反動も厳しいからやりにくいかなあと解説していたら、
行方八段はびしっと△3六歩。
渡辺棋王「いえー。勝ちましたって手つきでしたね。一番強い手で行きましたね」

室谷女流「私たちの夕食の結果が出ました!」

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室谷女流「じゃーん。チャコも惹かれましたけど」
渡辺棋王「チャコは本当に予算オーバーでしょう」

両対局者はおにぎり。

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渡辺棋王「わさびですかー。わさびのおにぎりなんて僕は超NGですけど。
まあわさび丼とか羽生さんが食べてましたけど。
僕は前の日メニュー見ててこんなの食べる人いるんすかねーとか言ってたら(笑」
コメントを見て
室谷女流「カツサンド4時って頼んだ人いるんですか」
渡辺棋王「丸山さんじゃないですか?」

解説に戻ると羽生名人の攻めが決まってしまい、
渡辺棋王「あれれおかしいですよ?になっちゃう…なんだろこれ」
その後王様が4三に逃げれば大丈夫かなとの解説で、行方八段もばしっと△4三玉。
羽生名人が▲4四歩で、取ると先手よし、△5三玉も先手勝勢、
△5二玉で後手が一手勝ってるかなあとのこと。急に追い上げ始めた羽生名人。
行方八段は▲同玉。

室谷女流「形勢が分からなくなってきたんですけど」
渡辺棋王「分からなくなってきましたねえ。
今までの流れで後手がいいとは思うんですけど、
ここからの3手であれってなるかもしれないです。
先手が駒得になってるんですいつのまにか。
これで先手が飛車を逃げた後に、後手にどれだけ大きな手があるかで、
無ければ先手がよくなったということかもしれないです。
いやー何があるんだろう」

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室谷女流「どうですか?様子は」
渡辺棋王「羽生さんも▲2四飛指したらどうするんだろう。あれー?
みたいに思ってるんじゃないですか?」
といったところで羽生名人が席を立ちました。
渡辺棋王「早く▲2四飛に何を指すのか見たいけど、ここでじっとね」
行方八段は激しく咳き込んだ後退席。
両者戻った後▲2四飛に△3五銀打。
渡辺棋王「追い込んだように見えましたがやはり足りないですね」

ところが行方八段が入玉を急いで△3五玉と指した手について、
ちょっと怪しくなってきたと渡辺棋王。

渡辺棋王「とりあえず▲1七銀で、いやー入れるとは思えないんですけど。
あ!銀打ちましたよ?あれれれれ?」
室谷女流「本日2回目の」
渡辺棋王「さっき作っても先手勝ちって変化無かったんですけど、
今普通に作れるから。実戦レベルでは相当迫ったんじゃないですか?
どうするんだろう。あれ?
ほらもうね、羽生さんも揺れ始めてますから。
先手が勝ちになってる?気のせいかしら。あれ?
駒割は損得無くなってるんですよ。先手は飛車取られてるのに。
代償ではっきり入玉できるとか、先手玉に詰めろがかかってるとかがないと。
もう1手も見えないんですけど後手の手が」

羽生名人は解説の▲3四金ではなく▲3三桂成。
渡辺棋王「ほら、▲3四金でも後手まずそうなのに、もっといい手ってことでしょ?
羽生さんが指したんだから」
ところがその後羽生名人の手が止まり
渡辺棋王「あれ?やっぱり間違ったってことなのかな?」
渡辺棋王の羽生名人信用度も結構高め。
また後手が良くなったか?というところで行方八段は残り10分に。

どちらが勝つと思いますか?
後手:行方八段20.4%、先手:羽生名人79.6%。
圧倒的信用度。
渡辺棋王「これは何でだろう。勝ってるように見えるんですかね。
どちらかと言えば後手が残してると私は思いますけどね」

その後△9六歩に▲9八歩で先手玉の詰みが1手伸びることが分かり、
渡辺棋王「後手が残してると思うけど分からないです。
これは対局者も分からないと思います。まだ。
△9六歩▲9八歩でまだ局面が複雑です」

羽生名人は▲3六香。
渡辺棋王「あ、取りました。ちょっと震え気味に」
その後渡辺棋王は先手持ちに手のひら返し。
羽生名人が席を外すとぼやく行方八段。

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羽生名人は苦悶の表情。しかし…。

渡辺棋王「▲5七金で先手勝ちが濃厚じゃないですか。ついに。
震えながら▲5七金じゃないですかね」
室谷女流「分かりやすいですね」
羽生名人は他の候補に挙がっていた▲5九香。
そこから羽生名人は城を構築しなおす激辛流の指しまわし。
渡辺棋王「逆転の可能性はほぼほぼ無いです」
そして羽生名人の王様が8八に再入城したところで、行方八段無念の投了となりました。

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渡辺棋王
一時は行方さんのほうがかなり良しなんじゃないかと思ったんですけれども、
羽生名人も▲3七桂△3六歩のところは、
どうにか形を作れればという心境だったと思います。
先手が▲1七銀と打ったあたりでかなり差が詰まったなと。
終盤は最後▲6八銀から▲9九歩で先手の受けきりが確定しました。
優劣不明の局面が続いて、将棋の面白さを堪能できる将棋だったと思います。

ということで羽生名人の大逆転勝利ということで第4局が終わりました。
羽生名人が棒銀に行って、行方八段に歩を2枚損したうえで銀を追い返されて、
再アタックを行方八段が跳ね返して、
やっと王様を入玉して勝ちだと思って王様を上がったらそれが落とし穴だった、
というなんとも不思議な将棋で、羽生マジックが炸裂した将棋でした。
渡辺棋王も度々加藤一二三九段みたいな悲鳴を上げていましたね。
羽生名人怖いっす。

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かなりの高評価。
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